JP2007264870A - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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亮吾 伊藤
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Abstract

【課題】管理情報の記録構成の改良によりセクタ破損に起因してアクセスが不能となるデータ量を削減した構成を提供する。
【解決手段】情報記録媒体に対する情報記録処理に際して、記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報、例えばディレクトリエントリの書き込み処理を行なう場合、各セクタに1つのディレクトリエントリ情報を記録する。本構成により、万が一、ディレクトリエントリを記録したセクタが破損した場合、失われるディレクトリエントリ情報は1つのみとなり、アクセスができなくなる実データは、その1つのディレクトリエントリにアクセス情報が記録されたデータに限定されることになり、従来の構成に比較してセクタ破損によるデータ消失の量を大幅に削減することが可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、記録媒体の記録情報に対応する管理情報の記録を実行する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
例えばデジタルビデオカメラやその他の情報処理機器において、ハードディスクなどのメディア(情報記録媒体)に対して情報記録を行なう場合、記録データファイルの管理情報、例えばFAT(File Allocation Table)を適用した処理が行なわれる。
FATには、例えばFAT16、FAT32などがある。これらのファイルシステムは、メディア(情報記録媒体)に対して記録されるデータファイル各々についての記録位置情報、記録位置連鎖情報等を管理している。
例えば、情報記録媒体に記録される各ファイルには、ファイル名や記録日時などのファイル管理情報(ディレクトリエントリ)が設定される。ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)には、情報記録媒体に記録されたファイルやディレクトリの実態的な構成データのアクセス情報(先頭クラスタ番号)などが記録され、情報記録媒体からのデータ読み取りを行なう場合、情報処理装置は、まず、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)を記録媒体から読み取って、アクセスに必要な情報を取得することになる。
従って、例えばハードディスクのセクタ破損などにより、ファイル管理情報の読み取りが行なえない状況になると、その読み取り不能となったファイル管理情報にアクセス情報が記録されたファイルやディレクトリに対応する実データの読み取りが不可能となるという問題が発生する。
このような管理情報の読み取りエラーに対する対応策を示す従来例として、例えば特許文献1に記載の構成がある。特許文献1には、階層的なファイルシステムに基づいてデータを記録媒体に記録する構成において、ファイルシステムの階層構造を管理する管理情報を記録媒体上の特定領域に記録する構成とし、実データを記録した場所を示す情報を正規情報と予備情報として二重に記録する構成が記載されている。また、特許文献2には、記録装置に記録されたファイル更新の際に、ファイルの先頭データの記録位置情報等を含むファイル情報を記録装置の異なる領域に記録して、正規のファイル情報の復旧を可能とした構成を開示している。
特許文献1,2は、いずれも管理情報を複数記録することで、管理情報の1つが読み取れない状態となった場合でも、他の管理情報をバックアップデータとして利用する構成である。しかし、このような処理を実行するためには、同一管理情報の記録処理を複数回、繰り返して実行することが必要となりデータ処理効率の低下が発生する。
特開2003−006017号公報 特開2005−050073号公報
本発明は、同一の管理情報を繰り返し記録するという処理を行なうことなく、ハードディスクのセクタ破損などにより、ファイル管理情報の読み取りが行なえない状況となった場合でも、実データの読み取りが不可能になるという被害を最小限とすることを可能とした情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御部を有し、
前記記録制御部は、
前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なう構成であることを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリであり、前記記録制御部は、前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリ、および、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリを含み、前記記録制御部は、前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリ、または、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としての1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記記録制御部は、前記管理情報を記録した前記データ記録単位領域の空き領域に無効データを記録する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ記録単位領域は、情報記録媒体のセクタに対応する領域であり、前記記録制御部は、前記情報記録媒体のセクタ領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報処理装置においてデータ記録制御を実行する情報処理方法であり、
記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御ステップを有し、
前記記録制御ステップは、
前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なうステップであることを特徴とする情報処理方法にある。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリであり、前記記録制御ステップは、前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なうステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリ、および、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリを含み、前記記録制御ステップは、前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリ、または、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としての1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なうステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記記録制御ステップは、前記管理情報を記録した前記データ記録単位領域の空き領域に無効データを記録する制御を行なうステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記データ記録単位領域は、情報記録媒体のセクタに対応する領域であり、前記記録制御ステップは、前記情報記録媒体のセクタ領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なうステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置においてデータ記録制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行させる記録制御ステップを有し、
前記記録制御ステップは、
前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なわせるステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記録媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例構成によれば、情報記録媒体に対する情報記録処理に際して、記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報、例えばディレクトリエントリの書き込み処理を行なう場合、データ記録単位領域すなわち各セクタに1つのディレクトリエントリ情報を記録する構成とした。この構成により、万が一、ディレクトリエントリを記録したセクタが破損した場合、失われるディレクトリエントリ情報は1つのみとなり、アクセスができなくなる実データは、その1つのディレクトリエントリにアクセス情報が記録されたデータに限定されることになり、従来の構成に比較してセクタ破損によるデータ消失の量を大幅に削減することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。説明は、以下の各項目に従って行なう。
1.ファイルシステムの概要
2.情報処理装置の構成および処理例
(2.1)データ記録構成
(2.2)システム構成およびデータ記録シーケンス
3.情報処理装置のハードウェア構成例
[1.ファイルシステムの概要]
前述したように、例えばデジタルビデオカメラやPC、その他の情報処理機器において、ハードディスクなどのメディア(情報記録媒体)に対して情報記録を行なう場合、記録データファイルの管理情報、例えばFAT(File Allocation Table)を適用した処理が行なわれる。FATには、例えばFAT16、FAT32などがあり、これらのファイルシステムは、メディア(情報記録媒体)に対して記録されるデータファイル各々についての記録位置情報、記録位置連鎖情報等を管理する。なお、FAT16/32の詳細については、例えば、「Microsoft Extensible Firmware Initiative FAT32 File System Specification」などに説明がある。
図1を参照して、ハードディスクにパーティションを1つ設け、FAT16およびFAT32でフォーマットした場合のデータ構造について説明する。図1(a)がFAT16、(b)がFAT32によるフォーマットを示している。
FAT16のデータ構造は、図1(a)に示すように、先頭セクタ(LBA=0)から順に、マスターブートレコード(MBR)、パーティションブートレコード(PBR)に続き、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)と、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)が記録され、さらにルートディレクトリエントリに続いて、データ領域としてのクラスタが複数設定される。
FAT32のデータ構造は、図1(b)に示すように、先頭セクタ(LBA=0)から順に、マスターブートレコード(MBR)、パーティションブートレコード(PBR)、ファイルシステム情報(FSinfo)に続いて、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)と、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)が記録され、その後、データ領域としてのクラスタが複数設定される。
マスターブートレコード(MBR)は、図2(a)に示すように、起動情報と、パーティション情報、すなわち、各パーティションの開始アドレスとサイズ情報を含むパーティションテーブルを保持している。なお、図1に示すFAT16,FAT32のデータ構造では、パーティションを1つのみとした例を示しているが、ハードディスクなどの記録媒体を複数のパーティションに区切って管理することが可能であり、この場合には、図2に示すように、複数のパーティションの各パーティションの開始アドレスとサイズ情報が含まれるパーティションテーブルが設定される。
起動時においては、まず、MBRの起動コード領域から起動コード(プログラム)が読み出される。この読み出されたMBRの起動コードは、図2(a)に示す起動コードの直後に形成されるパーティションテーブル領域のパーティションテーブルを参照し、目的とするパーティションのブートセクタの情報を読み出し、このブートセクタのコード(プログラム)によって、OS(Operating System)が起動される。
パーティションテーブルは複数個(例えば4個)設けることができるようにされる。各パーティションテーブルは、上述したように、例えばハードディスクの記録領域を分割して形成される各パーティション領域の位置(開始アドレス)と大きさ(パーティションサイズ)を示す情報を保持する。なお、パーティションテーブル領域に続く2バイト(0E,0F)には、パーティションテーブルに対する署名が付与される。
16バイト(128ビット)データ長のパーティションテーブルのデータ構造を図2(b)に示す。0バイト目から7バイト目までの8バイト分のエリアがCHS方式でアドレスを指定する場合に用いる情報の格納エリアであり、8バイト目から15バイト目までの8バイト分のエリアがLBA方式でアドレスを指定する場合に用いる情報の格納エリアである。
CHS方式は、シリンダ(Cylinder)、ヘッド(Head)、セクタ(Sector)の3つのパラメータを1組として用いて、記録媒体(ハードディスク)上のアドレス(位置)を指定するようにするものである。また、LBA方式は、ハードディスクの記録領域上のアクセス可能な単位ブロック(例えば、1セクタ単位)それぞれについて、例えば0番から順番に数字(ブロックアドレス(論理アドレス))を割り当てておき、その数字を指定することにより、ハードディスクの記録領域上のアドレス(位置)を指定するようにするものである。
図2(b)に示すように、CHS方式でアクセスする場合に用いる情報の格納エリアは、0バイト目がアクティブフラグ情報(以下、単にフラグ情報という。)の格納エリア、1バイト目から3バイト目までの3バイト分がCHS方式でアクセスする場合に用いる開始セクタ情報の格納アリア、4バイト目がパーティションタイプ情報(以下、単にタイプ情報という。)の格納エリア、5バイト目から7バイト目までの3バイト分がCHS方式でアクセスする場合に用いる終了セクタ情報の格納エリアである。
また、図2(b)に示すように、LBA方式でアクセスする場合に用いる情報の格納エリアは、8バイト目から11バイト目までの4バイト分がLBA方式で用いられる開始セクタ情報の格納エリア、12バイト目から15バイト目までの4バイト分がLBA方式で用いられるパーティションサイズの格納エリアである。
なお、CHS方式は、ハードディスクの物理的構造をそのまま流用しており、シリンダ、ヘッド、セクタというアドレス指定のためのパラメータが3つあることから、ソフトウェア的な処理が複雑になってしまう。これに対し、LBA方式の場合には、ブロックアドレスという単一のパラメータで指定するので、アクセス時のアドレス指定が極めて簡単である。このため、ハードディスクにおけるアドレス指定方式としてはLBA方式が主流になっており、その他の記録媒体、例えば、いわゆるリムーバブルメディアとして広く用いられるようになってきている種々のメモリーカードなどにおいても、LBA方式でアドレス指定ができるものが多くなってきている。なお、本発明の情報処理装置において適用する方式は、CHS方式、LBA方式いずれでもよい。
情報記録媒体に記録される各ファイルには、ファイル名や記録日時などのファイル管理情報が設定される。図3に各パーティションに設けられるディレクトリに格納される情報であって、ファイル毎に形成されるファイル管理情報であるディレクトリエントリの情報構造を示す。このディレクトリエントリは、パーティション内にファイルが形成された場合に、その形成されたファイルに応じてディレクトリに形成されるファイル管理情報であり、形成されたファイルの詳細情報を管理するものである。
各ファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリは、図3に示すように、名前(ファイル名)欄、拡張名欄、属性欄、予約欄、作成時刻欄、作成日欄、最終アクセス日付欄、先頭クラスタ番号の指示情報(High)欄、記録時刻欄、記録日付欄、先頭クラスタ番号の指示情報(Low)欄、ファイルサイズ欄を備え、それぞれ対応する情報、すなわち、ファイル名、拡張名、属性、作成時刻、作成日、最終アクセス日付、先頭クラスタ番号(High)、記録時刻、記録日付、先頭クラスタ番号(Low)、ファイルサイズを管理する。このディレクトリエントリの情報を用いることにより、ファイル名によって特定されるファイルは、(1)どのような属性のものであり、(2)開始クラスタはどこで、(3)どの位の大きさのファイルであり、(4)いつ作成され、(5)最終アクセスはいつで、(6)データの記録はいつ行われたか等について管理することができる。
開始クラスタ番号は、ファイルのデータ記録が開始されたパーティションのデータ領域のクラスタ単位の記憶領域を特定する情報である。換言すれば、開始クラスタ番号は、当該パーティションのデータ領域をクラスタ単位に分割した各記憶領域の内の何番目の記憶領域から当該ファイルのデータの記録が行われたかを示している。そして、この例の場合には、図3に示すように、先頭クラスタ番号は、上位側(high側)の2バイトと、下位側(Low側)の2バイトとに分けて管理される。
クラスタは、図1に示すように、データ領域に含まれ、FATにおけるデータを管理できる最小単位であり、複数のセクタをまとめた、1ファイル当たりの最小記録単位を意味する。1クラスタは、セクタ(ハードディスクの場合、セクタサイズ=512バイト)をn個(n=1,2,4,・・・64,128)集めた構成になる。ハードディスクの最小単位であるセクタは、ファイルを管理するための単位としては小さすぎるので、複数のセクタをまとめたクラスタという単位領域を用いることによって、ファイルの管理が容易となるようにしている。クラスタの具体的な大きさは、例えば、FAT16の場合には32キロバイト、FAT32の場合には4キロバイトである。
図1に示すFATのデータ構造には、図2を参照して説明したマスターブートレコード(MBR)に続いて、パーティションに対応する起動コードを含むパーティションブートレコード(PBR)が設定され、その後、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)と、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)が格納される。
ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)は、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)の予備データとして利用される。すなわち、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)には、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)のコピーデータを格納している。
一般的なファイルアロケーションテーブル(FAT)のデータ構成例について、図4を参照して説明する。ファイルアロケーションテーブル(FAT)は、メディア(情報記録媒体)に対して記録されるデータファイル各々についての記録位置情報、記録位置連鎖情報を管理するテーブルである。
前述したように、各データファイルの構成データは、1つ以上のクラスタに分散されて情報記録媒体に記録される。ファイルアロケーションテーブル(FAT)は、各ファイルの構成データを格納したクラスタのクラスタ番号の連鎖情報を格納している。
図4に示すFATは、2つに分割して示してある。2重線で示す項目は、インデックスであり、データエントリとして、
[00000000h]〜[0000000Fh]
[00000010h]〜[0000001Fh]
[00000020h]〜[0000002Fh]
[00000030h]〜[0000003Fh]
のクラスタ番号を示している。なお、図に示すテーブルでは[h]を省略しているが、上記[h]は前の8桁の0〜Fの数値で示されるクラスタ番号が16進数表記であることを示している。
各ファイルの構成データを格納したクラスタ番号の位置に、ファイル構成データの次のデータを格納したクラスタ番号が記録され、最終クラスタ番号の位置にはEOF(エンドオブファイル)を示すコード[0FFFFFFFh]が記録される。先頭クラスタ番号は、図3を参照して説明した各ファイルのディレクトリエントリに記録されている。
例えば、各ファイルのディレクトリエントリに記録された先頭クラスタ番号を、
第1ファイル:00000007h
第2ファイル:0000000Ah
第3ファイル:0000001Bh
第4ファイル:0000002Ch
とする。
第1ファイルの先頭クラスタ番号は、[00000007h]であるので、まず、クラスタ番号[00000007h]のクラスタを読み取ることで、第1ファイルの最初のデータが取得できる。第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は、図4に示すFATのクラスタ番号[00000007h]の位置の記録情報に基づいて知ることができる。図4に示すFATのクラスタ番号[00000007h]の位置にはクラスタ番号[00000008h]が記録され、第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は[00000008h]であることが判明し、クラスタ番号[00000008h]のクラスタからデータを読み取ることができる。
さらに、第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は、図4に示すFATのクラスタ番号[00000008h]の位置に記録されている。図4に示すFATのクラスタ番号[00000008h]の位置にはクラスタ番号[00000009h]が記録され、第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は[00000009h]であることが判明し、クラスタ番号[00000009h]のクラスタからデータを読み取ることができる。さらに、次の構成データの記録されたクラスタ番号を取得するため、FATのクラスタ番号[00000009h]の位置の記録情報を参照すると、EOF(エンドオブファイル)の対応コード[0FFFFFFFh]が記録されており、後続データはないことが判明する。
結果として、第1ファイルは、
クラスタ番号:[00000007h]→[00000008h]→[00000009h]によって指定されるクラスタに格納されていることが判明する。
同様に、
第2ファイルは、
クラスタ番号:[0000000Ah]→[0000001Fh]→[00000025h]→[00000031h]→[00000030h]
第3ファイルは、
クラスタ番号:[0000001Bh]→[00000011h]→[00000012h]→[00000013h]→[00000014h]→[00000003h]
第4ファイルは、
クラスタ番号:[0000002Ch]→[0000002Dh]→[0000002Eh]→[0000002Fh]→[00000038h]→[00000039h]→[0000003Ah]→[0000003Bh]
によって指定されるクラスタに格納されていることが判明し、これらのクラスタからデータを取得することが可能となる。
なお、図4に示すFATは、FAT32に対応するデータ例である。FAT32では、EOF(エンドオブファイル)の対応コードは[0FFFFFFFh]であるが、FAT16では、EOF(エンドオブファイル)の対応コードは[FFFFh]である。このEOF(エンドオブファイル)の対応コードを検出することで、ファイル構成データが終了することを判別することができる。
このように、情報記録媒体に記録される各ファイルは、
(a)ファイル名や作成日時、ファイルサイズなどを保持する「ディレクトリエントリ」
(b)クラスタの連鎖情報を保持する「FAT」
(c)クラスタ単位で記録されている「データ(ファイルの実体)」
の3要素を有し、これらがハードディスクなどの情報記録媒体上に記録され、「ディレクトリエントリ」と、「FAT」に基づいて、各ファイルの構成クラスタを識別して、データを読み取ることができる。
なお、これらの3要素はハードディスクなどのメディア上に記録されるが、記録位置としては、3要素がひとまとまりになっているわけではなく、点在している。具体的な記録データのディレクトリ構成例について説明する。図5には、デジタルカメラにおいてハードディスクなどの記録媒体にデータ記録を行なう際に適用されるディレクトリ構成例を示している。
デジタルカメラにおいては、DCF(Design rule for Camera File system)に従ってファイル名を自動的に生成し、撮影した静止画ファイル又は動画ファイルを記録媒体に記録する。DCFにおいては、3文字のディレクトリ番号に任意の文字列を加えてディレクトリ名を設定し、また3文字の任意文字、4文字のファイル番号、拡張子を順次配置してファイル名を設定する。図5に示す例では、ルートディレクトリ(Root)の下位ディレクトリ(DCIM)に、さらに複数の下位ディレクトリ(101MSDCF〜103MSDCF)が設定され、これらの各ディレクトリにファイルDSC00001.JPG〜が設定される。
先に図3を参照して説明したファイル管理情報としてのディレクトリエントリは、図5に示すディレクトリに設定された各ファイルに対応して個別に記録される。たとえば、図6に示すDCIMファイルに対応するディレクトリエントリ情報、101MSDCF〜103MSDCF各ファイルに対応するディレクトリエントリ、さらに、実データを格納したファイルDSC00001.JPG〜の各々に対応するディレクトリエントリが設定され、これらが、情報記録媒体に記録される。実データを格納したファイルDSC00001.JPG〜各々の実データも管理情報としてのディレクトリエントリとは別領域に情報記録媒体に記録される。
ハードディスクなどの記録媒体(メディア)上における、従来の一般的なデータ配置構成例について、図6を参照して説明する。ハードディスクなどの記録媒体(メディア)上にはデータ記録読み取り単位としてのセクタ(512B(バイト))が64個を単位としたクラスタ(32KB)が設定される。データ記録を行なう場合、例えば、図6(A)に示すような配置でクラスタを消費していく。
具体的には、図5に示す「DCIM」というディレクトリに関するディレクトリエントリは、図6(A)に示すクラスタ番号2の位置に記録され、図5に示す「101MSDCF」というディレクトリに関するディレクトリエントリは、図6(A)に示すクラスタ番号3の位置に記録され、「DSC00001.JPG」などのファイルに関するディレクトリエントリは、クラスタ番号4に記録され、「DSC00001.JPG」のデータ実体は、クラスタ番号5から記録される。
図5に示すディレクトリにおいて、「101MSDCF」の下位に記録される「DSC00001.JPG」〜「DSC09999.JPG」の各ディレクトリエントリは、離散的に複数のクラスタを利用して記録される。例えば、図6(B)に示すように、離散的に10個のクラスタに分かれて記録される。図6(B)には、
(1)クラスタ番号=4の記録データ、DSC00001.JPG〜DSC01022.JPG対応のディレクトリエントリ
(2)クラスタ番号=11の記録データ、DSC01023.JPG〜DSC02046.JPG対応のディレクトリエントリ
以下、計10個の異なるクラスタ番号の位置に離散的に記録されるディレクトリエントリの設定例を示している。
先に、図3を参照して説明した各ファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリ1つあたりのサイズは32バイトであるので、セクタサイズが512バイトの場合、図7に示すように、1セクタ(512バイト)あたり16個のディレクトリエントリ(32*16=512)が記録されることになる。もしもセクタ破損が起こってしまった場合、情報はセクタ単位で失われてしまうので、その場合、最大16個のディレクトリエントリ情報を消失してしまう可能性がある。
上述したように、ディレクトリエントリ情報を記録したセクタが破損すると、その破損したセクタに記録されていたディレクトリエントリ情報を読み取ることが不可能となり、そのディレクトリエントリ情報に従ってアクセスが可能となる実データをアクセスすることが不可能となり、結果として多くのデータが失われることになる。
特に、例えば、図5に示す「101MSDCF」、「102MSDCF」などに対応するディレクトリエントリ、すなわち、「DSC00001.JPG」などのファイルの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリが失われると、その下位に設定された多くのファイルに対するアクセスが不可能となる。従って、「101MSDCF」、「102MSDCF」などのディレクトリに対応するディレクトリエントリは、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するディレクトリエントリより、消失による影響が大きくなる。本発明の情報処理装置においては、このようなディレクトリエントリの記録セクタの破損が発生した場合にも、実データアクセスに対する影響を最小限とする構成を有する。
[2.情報処理装置の構成および処理例]
次に、本発明の情報処理装置の構成および処理例について説明する。先に、図6、図7を参照して説明したように、従来のデータ記録処理では、1セクタ(512バイト)ごとに16個のディレクトリエントリ(32*16=512)を記録していたため、ディレクトリ記録セクタ破損が発生すると、情報はセクタ単位で失われてしまうので、最大16個のディレクトリエントリ情報を消失してしまう。本発明の情報処理装置は、情報記録媒体に記録するファイル管理情報としてのディレクトリエントリを記録する場合、情報記録媒体のデータ記録単位領域すなわち1つのセクタに対して1つの1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する(ディレクトリエントリ情報)を記録する構成とした。
(2.1)データ記録構成
図8を参照して、本発明の情報処理装置におけるディレクトリエントリの記録構成について説明する。図8には、図6、図7と同様、図5に示すディレクトリ構成のデータを、本発明のデータ記録構成に従ってハードディスクなどの記録媒体(メディア)上に記録した場合のデータ配置構成例を示している。ハードディスクなどの記録媒体(メディア)上にはデータ記録読み取り単位としてのセクタ(512B(バイト))を64個含むクラスタ(32KB)が設定される。
本発明のデータ記録構成は、図8に示すように、1つのセクタに対して1つのディレクトリエントリ情報を記録する。図8に示す例は、図5に示す「101MSDCF」、「102MSDCF」などに対応するディレクトリエントリ、すなわち、個別のファイルである「DSC00001.JPG」などのファイルの上位ディレクトリにとして設定されるディレクトリである「101MSDCF」、「102MSDCF」などに対応するディレクトリエントリを1セクタに1つ記録する構成とした例である。「DSC00001.JPG」などの個別ファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリについては、従来と同様の記録処理構成としてある。
前述したように、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリが失われると、その下位に設定された多くのファイルに対するアクセスが不可能となり、これらのディレクトリに対応するディレクトリエントリは、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するディレクトリエントリより、消失による影響が大きいため、これらのディレクトリ対応のディレクトリエントリを1セクタごとに記録したものである。なお、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリについても1セクタに1つ記録した構成例については後述する。
図8に示すデータ記録構成例では、クラスタ番号=3の最初のセクタ(512バイト)である第1セクタに、「101MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報を記録する。なお、第1セクタの先頭には、フォーマットで規定された情報記録領域、すなわち図に示す領域[・]、[・・]が設定され、その後に、「101MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報を記録する。第1セクタの残り領域は、[無効]セクタ、すなわち[無効ディレクトリエントリ]として設定する。
図9に「無効ディレクトリエントリ」のデータ構成を示す。「無効ディレクトリエントリ」とは、FATファイルシステムにおいて、削除済みディレクトリエントリと扱われる設定としたエントリであり、図9に示すように、先頭1バイトに、16進数で「E5」という値をセットしたデータである。以降の2〜32バイト目にセットする情報に関しては、非参照[don't care]領域とされるので、どんな値を設定しても構わない。図9に示す例においては、一例として、16進数で「00」をセットしている。
図8に示す[無効]領域には、図9に示す「無効ディレクトリエントリ」が設定されることになる。このように、図8に示すクラスタ番号=3の最初のセクタ(512バイト)である第1セクタには、「101MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報が記録され、次の第2セクタには、「101MSDCF」の次のディレクトリである「102MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報が記録される。なお、第2セクタ以降は、セクタの先頭にディレクトリエントリ情報が記録される。その他の領域は、図9に示すデータ構成を持つ「無効ディレクトリエントリ」のデータが設定されることになる。以下、第3セクタには、「103MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報、第4セクタには、「104MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報が順次、記録される。
このように、各セクタに1つのディレクトリ対応のディレクトリエントリ情報を記録することで、万が一、これらのディレクトリエントリを記録したセクタ破損が発生した場合でも、失われるディレクトリエントリ情報は1つのみとなり、アクセスができなくなる実データは、その1つのディレクトリエントリに対応する情報に限定されることになり、従来の構成に比較してセクタ破損によるデータ消失の量を大幅に削減することが可能となる。
なお、前述したように、ディレクトリエントリ情報は、図5に示す「DSC00001.JPG」などのファイルに対しても、その上位の「101MSDCF」などのディレクトリに対しても、同様の情報構造(図3参照)で必ず存在するものであるが、図8に示す構成では、DSC00001.JPG」などのファイルについては、従来と同様の記録構成とし、「101MSDCF」などのディレクトリに関するディレクトリエントリ情報のみを「1セクタあたり1個に限定する」処理を適用するものになっている。技術的には、同じ処理を、ファイルに関するファイル管理情報としてのディレクトリエントリの記録にも適用可能ではあるが、図5に示すような階層構造でファイル及びディレクトリを記録していく場合、例えば、「101MSDCF」のディレクトリエントリ情報がアクセスできなくなった場合、その下の階層の、「DSC00001.JPG」〜「DSC09999.JPG」に対するアクセスが不可能になり、上位層のディレクトリに対応するディレクトリエントリは、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するディレクトリエントリより、消失による影響が大きいため、これらのディレクトリ対応のディレクトリエントリを優先的に救うというスタンスに基づいて、これらのディレクトリエントリを1セクタごとに1つ記録する設定としたものである。
「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリについても1セクタに1つ記録する設定とすることも可能である。このデータ記録構成例を図10に示す。図10に示すデータ記録例において、クラスタ番号=3のデータ記録構成は、図8を参照して説明したと同様の構成であり、クラスタを構成する各セクタに1つずつ、ディレクトリに対応するディレクトリエントリ情報を記録する構成となっている。すなわち、
第1セクタに「101MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報、
第2セクタに「102MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報、
第3セクタに「103MSDCF」に対応するディレクトリエントリ情報、
という様に、各セクタに1つのディレクトリに対応するディレクトリエントリ情報を記録している。
さらに、このデータ記録例では、図8に示す構成と異なり、クラスタ番号=4において、クラスタを構成する各セクタに1つずつ、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するディレクトリエントリ情報を記録する構成となっている。すなわち、クラスタ4において、
第1セクタにファイル「DSC00001.JPG」に対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリ情報、
第2セクタにファイル「DSC00002.JPG」に対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリ情報、
第3セクタにファイル「DSC00003.JPG」に対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリ情報、
という様に、各セクタに各ファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリ情報を記録している。
なお、各セクタにおいて示す[無効]領域は、先に図9を参照して説明したと同様の構成を持つデータであり、ファイルシステムは、これらのデータを無効データとして処理する。図10に示すように、ファイル対応のディレクトリエントリについても1つのセクタに1つのディレクトリエントリの記録を行なう構成とすることで、ファイル対応のディレクトリエントリが記録されたセクタが破損した場合、アクセス不能となるデータは1つのファイルに限定されることになる。
なお、上述した例は、図5に示した階層構造及び命名規則、すなわちDCF(Design rule for Camera File system)に従った構成に対応するが、本発明はDCFに限らず、様々なファイルシステムにおいて適用可能である。
(2.2)システム構成およびデータ記録シーケンス
次に、図8〜図10を参照して説明したデータ記録構成に従ったデータ記録処理を実行する情報処理装置の構成およびデータ記録シーケンスについて説明する。情報記録媒体に対するデータ記録や、情報記録媒体からのデータ取得、再生処理は、情報処理装置である例えばデジタルビデオカメラ、PCなどにおいて、データ処理部として機能するCPUによるデータ処理プログラムの実行によって行なわれる。
図11に示すように、ハードディスク等の情報記録媒体204に対してデータを記録したり、記録媒体に記録されているデータを読み出して利用したりする場合には、ユーザとの窓口となるアプリケーションプログラム201の下層に情報記録媒体204上のファイルを管理するためのファイルシステム(ファイル管理プログラム)202とファイルシステムからの情報に基づいて情報記録媒体204を制御するデバイスドライバ203とが存在する。
情報記録媒体204に対してデータを記録、または情報記録媒体204からデータを再生する場合には、ファイルシステム202、デバイスドライバ203の機能によりデータの書き込み、再生が実行される。従来と同様の処理によって、ファイルシステム⇔デバイスドライバ⇔記録媒体(ハードディスク)といった構成で処理は行なわれる。
データ記録を行なう場合に、複数の異なるファイルを継続記録ファイルとして適用する場合は、ファイルシステムによって適用されるファイルアロケーションテーブル(FAT)に対する特殊コードの記録を行なう。また、データ再生を実行する場合に複数の異なるファイルを継続記録ファイルとして適用する場合は、FATからの特殊コードの検出を条件として、ファイルの切り替えを実行する。
図11に示すシステム構成中のファイルシステムをさらに詳細に示した構成図を図12に示す。図12に示す構成は、図11と同様、情報記録媒体に対するデータ記録および情報記録媒体からのデータ取得、再生処理を実行する情報処理装置のシステム構成を示す図であり、ハードディスク等の情報記録媒体304に対してデータを記録したり、記録媒体に記録されているデータを読み出して利用する処理を実行する情報処理装置のシステム構成を示している。
図12に示すように、ユーザとの窓口となるアプリケーションプログラム301の下層に情報記録媒体304上のファイルを管理するためのファイルシステム(ファイル管理プログラム)302とファイルシステムからの情報に基づいて情報記録媒体304を制御するデバイスドライバ303とが存在する。デバイスドライバ303には、記録デバイスである情報記録媒体304に対応するデバイスドライバ351が含まれる。
アプリケーション301、ファイルシステム302、デバイスドライバ303は、各構成部の処理に必要なプログラムやパラメータの格納、データ処理におけるワーク領域としてメモリ341をアクセスして利用する。
ファイルシステム302は、記録媒体の種別やフォーマット情報などを含むマウントドライブ情報311を保持し、マウントドライブ情報311に従って、ハードディスク等の情報記録媒体304を適用したデータ記録、再生制御を実行する。ファイルシステム302は、データ記録再生制御を実行する記録再生制御部320と、メディア制御を実行するメディア制御部330を有する。
記録再生制御部320は、ファイルアロケーションテーブル(FAT)の記録、参照処理を実行するFAT制御部321と、データ記録位置情報としてのクラスタの決定処理、クラスタ番号に基づく再生位置決定処理を実行するクラスタ制御部322と、ファイルに対応する情報を格納したディレクトリエントリ(図3参照)を生成、または参照する処理を実行するディレクトリエントリ制御部323を有する。ディレクトリエントリ制御部323は、アプリケーション301からの指示に基づいて特定のファイルに対応するディレクトリエントリを取得し、例えばファイル再生の場合は、ディレクトリエントリから先頭クラスタ番号を取得し、クラスタ制御部322に提供する。
メディア制御部330は、位置算出部331を有し、クラスタ制御部322の決定するクラスタ情報やFATのクラスタ連鎖情報に基づいて、デバイスドライバ303を制御し、クラスタ番号によってデータ記録、またはデータ再生を実行するディスクの位置を決定し、決定した位置情報に従って、デバイスドライバ303を介してデータ記録、または当該ディスク位置からのデータ再生を実行する。
ファイルシステム320の記録再生制御部320およびデバイスドライバ303は、記録情報がディレクトリエントリなどの管理情報である場合、情報記録媒体に対する記録処理において、1セクタあたり1つのディレクトリエントリを記録する処理を実行する。すなわち、情報処理装置のデータ処理部の1つとして設定されるファイルシステムの制御により、記録情報がディレクトリエントリなどの管理情報であるか否かを判定し、ディレクトリエントリなどの管理情報である場合、1セクタあたり1つのディレクトリエントリを記録する制御が行なわれる。
次に、図13および図14に示すフローチャートを参照して、メディアに対するデータ記録処理の実行シーケンスについて説明する。図13は、図8を参照して説明したデータ記録構成、すなわち、図5に示すディレクトリ構成において、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリのみを1セクタに1つ記録する設定とし、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するディレクトリエントリについては、従来の記録処理構成とした場合のデータ記録処理シーケンスを説明するフローチャートである。
図14は、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリのみならず、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリについても1セクタに1つ記録する構成とした場合のデータ記録処理シーケンスを説明するフローチャートである。
なお、ディレクトリエントリを作成または更新して情報記録媒体に記録する処理を実行するのは、例えば、
フォーマット(初期化)処理の実行時、
動画や静止画の記録処理実行時、
記録済みの動画や静止画を編集する際、
記録済みの動画や静止画を再生集する際、
これらの処理の実行時であり、これらの処理の実行に際して、図134、または図14に示すフローに従った処理が情報処理装置の記録制御部において実行されることになる。
まず、図13を参照して、ディレクトリ対応のディレクトリエントリのみを1セクタに1つ記録する構成におけるデータ記録処理シーケンスについて説明する。まず、ステップS101において、情報処理装置のデータ処理部、例えば、ファイルシステムにおける記録制御部は、書き込みデータが、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリであるか否かを判別する。
書き込みデータが、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリでない場合は、ステップS102に進み、従来どおりのデータ記録処理を実行する。
一方、ステップS101の判定において、書き込みデータが、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリであると判定すると、ステップS103に進み、第1番目のディレクトリエントリ情報の書き込みであるか否かを判定する。
第1番目のディレクトリエントリ情報の書き込みである場合は、ステップS104に進み、先に図8を参照して説明したように、フォーマットで規定された情報記録領域、すなわち図8に示す第1セクタのデータ領域[・]、[・・]の後に、第1番目のディレクトリエントリ情報を記録する。第1セクタの残り領域は、先に図9を参照して説明したデータ構成を持つ[無効ディレクトリエントリ]として設定する。なお、この[無効ディレクトリエントリ]の設定処理は、例えばフォーマット(初期化)処理などにおいて一度実行されればよく、ディレクトリエントリ情報の書き込みごとに行なうことは必須ではない。
ステップS103において、第1番目のディレクトリエントリ情報の書き込みでないと判定された場合は、ステップS105に進み、現在、ディレクトリ記録用に確保しているクラスタの空き状態をチェックする。ステップS106において、データ書き込み可能な空きセクタが存在すると判定された場合は、ステップS107に進み、空きセクタにディレクトリエントリ情報を記録し、セクタの残り領域に対して、先に図9を参照して説明したデータ構成を持つ[無効ディレクトリエントリ]を設定する。
ステップS106において、データ書き込み可能な空きセクタが存在しないと判定された場合は、ステップS108に進み、新たなディレクトリエントリ書き込み用のクラスタを確保する処理を実行し、ステップS109において、クラスタ確保に成功したと判定されると、ステップS107に進み、空きセクタにディレクトリエントリ情報を記録し、セクタの残り領域に対して、先に図9を参照して説明したデータ構成を持つ[無効ディレクトリエントリ]を設定する。ステップS109において、クラスタ確保に成功しなかった場合は、書き込みエラーメッセージの提示などの警告処理を実行して処理を終了する。
以上のデータ書き込み処理によって、先に図8を参照して説明したように、各セクタに1つのディレクトリ対応のディレクトリエントリ情報の記録が行なわれ、万が一、これらのディレクトリエントリを記録したセクタ破損が発生した場合でも、失われるディレクトリエントリ情報は1つのみとなり、アクセスができなくなる実データは、その1つのディレクトリエントリに対応する情報に限定されることになり、従来の構成に比較してセクタ破損によるデータ消失の量を大幅に削減することが可能となる。
次に、図14に示すフローチャートを参照して、例えば図5に示すディレクトリ設定において、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリのみならず、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリについても1セクタに1つ記録する構成とした場合のデータ記録処理シーケンスについて説明する。
図14に示すフローチャートと、図13に示すフローチャートの差異は、ステップS101においてNoと判定された場合にステップS101−2を実行する点のみである。その他のステップについては図13において説明したと同様の処理となる。
ステップS101において、情報処理装置のデータ処理部、例えば、ファイルシステムにおける記録制御部は、書き込みデータが、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリであるか否かを判別する。
書き込みデータが、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリでない場合は、ステップS101−2に進み、書き込みデータが、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリであるか否かを判定する。
書き込みデータが、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリでない場合は、ステップS102に進み、従来どおりのデータ記録処理を実行する。
本処理例では、ステップS101において、書き込みデータが、「101MSDCF」、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリであると判定した場合、および、ステップS101−2において、書き込みデータが、「DSC00001.JPG」などのファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリである場合のいずれも、ステップS103に進む。ステップS103以下の処理は、先に図13を参照して説明した処理と同様であり、1つのセクタに対して1つのディレクトリエントリを記録する処理である。
本処理例では、「102MSDCF」などの上位ディレクトリに関するディレクトリエントリのみならず、「DSC00001.JPG」などのファイル対応のディレクトリエントリについても1つのセクタに1つのディレクトリエントリの記録を行ない、先に図10を参照して説明した構成を持つデータ記録を行なうことで、ファイル対応のディレクトリエントリが記録されたセクタが破損した場合、アクセス不能となるデータは1つのファイルに限定されることになる。
[3.情報処理装置のハードウェア構成例]
次に、上述した処理を実行する情報処理装置の構成例として、デジタルビデオカメラと、PCの装置構成例について、図15、図16を参照して説明する。
まず、図15を参照してデジタルビデオカメラの構成例について説明する。デジタルビデオカメラは、画像を撮像して、撮像することにより得た画像データをドライブ432を介して磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の各種情報記録媒体に記録する撮像モードと、画像入出力部414や音声入出力部416あるいは通信部431を通じて供給を受けたデータを記録媒体に記録したり、記録媒体に記録されているデータを再生したりするVTRモードとを備えたものである。
撮像モードは、動画を撮像すると共に、これと同時に収音するようにした音声とを記録媒体に記録する動画撮像モードと、静止画を撮像する静止画撮像モードとを備えている。また、VTRモード時においては、記録ボタンスイッチなどによって構成される操作入力部420を操作することにより供給されるデータの記録が行われるようにされ、再生ボタンスイッチを操作することにより記録媒体に記録されている目的とするデータを再生することができる。
図15に示すように、デジタルビデオカメラは、光学レンズ部411、光電変換部412、カメラ機能制御部402、画像信号処理部413、画像入出力部414、液晶ディスプレイ415、音声入出力部416、音声信号処理部417、通信部431、制御部(CPU)401、内蔵メモリ(RAM)418、内蔵メモリ(ROM)419、操作入力部420、情報記録媒体に対するドライブ432、さらに、各構成部に対する電力供給を行なう電源441を備えたものである。
制御部(CPU)401は、ROM419に格納された各種の処理プログラムに従って処理を実行する。RAM418は、各処理において途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられる。前述した管理情報の記録処理に際しても、RAM418を作業領域としてデータの更新などが実行される。
操作入力部401は、動画撮影モード、静止画撮影モード、VTRモードなどの動作モードを切り換えるモード切り換えキー、静止画の撮影のためのシャッターキー、動画を撮影するための撮影開始キー、録画キー、再生キー、停止キー、早送りキー、早戻しキーなどの種々の操作キーや機能キーなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力に応じた電気信号を制御部(CPU)401に供給する。
制御部(CPU)401は、ユーザからの操作入力に応じて、目的とする処理を行うためのプログラムをROM419から読み出して実行し、各部を制御することによって、ユーザからの指示に応じた処理の制御を行う。デジタルビデオカメラは、情報記録媒体として、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の各種情報記録媒体を装着可能であり、これらの情報記録媒体にドライブ432を介して各種の情報を記録し、また、これらの情報記録媒体に記録された情報を再生する。
次に、図16を参照して、上述した処理を実行する情報処理装置の一例としてのPCのハードウェア構成例について説明する。CPU(Central Processing Unit)501は、OS(Operating System)に対応する処理や、上述の実施例において説明した異なるファイルを利用したデータ記録、あるいはデータ再生処理などを実行するデータ処理部として機能する。これらの処理は、情報処理装置のROM、ハードディスクなどのデータ記憶部に格納されたコンピュータ・プログラムに従って実行される。
ROM(Read Only Memory)502は、CPU501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)503は、CPU501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス504により相互に接続されている。前述した管理情報の記録処理に際しても、RAM503を作業領域としてデータの更新などが実行される。
ホストバス504は、ブリッジ505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス506に接続されている。
キーボード508、ポインティングデバイス509は、ユーザにより操作される入力デバイスである。ディスプレイ510は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。
HDD(Hard Disk Drive)511は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU501によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ハードディスクは、例えば、画像データファイルの格納領域として利用されるとともに、データ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体521に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース507、外部バス506、ブリッジ505、およびホストバス504を介して接続されているRAM503に供給する。
接続ポート514は、外部接続機器522を接続するポートであり、USB,IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート514は、インタフェース507、および外部バス506、ブリッジ505、ホストバス504等を介してCPU501等に接続されている。通信部515は、ネットワークに接続され、その他の情報処理装置との通信を実行する。
なお、図15、図16に示す情報処理装置の構成例は、装置の一例であり、情報処理装置は、図15、図16に示す構成に限らず、上述した実施例において説明した処理を実行可能な構成であればよい。
なお、本発明は、ランダムアクセス可能なメディア全般に適用可能であるが、特に、HDD(ハードディスクドライブ)に対して適用した場合が効果的であると言える。また、ファイルシステムに関しては、FAT16/32に限定されるものではない。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、情報記録媒体に対する情報記録処理に際して、記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報、例えばディレクトリエントリの書き込み処理を行なう場合、データ記録単位領域すなわち各セクタに1つのディレクトリエントリ情報を記録する構成とした。この構成により、万が一、ディレクトリエントリを記録したセクタが破損した場合、失われるディレクトリエントリ情報は1つのみとなり、アクセスができなくなる実データは、その1つのディレクトリエントリにアクセス情報が記録されたデータに限定されることになり、従来の構成に比較してセクタ破損によるデータ消失の量を大幅に削減することが可能となる。
FAT16およびFAT32でフォーマットした場合のデータ構造について説明する図である。 マスターブートレコード(MBR)のデータ構成について説明する図である。 ディレクトリエントリの情報構造を説明する図である。 一般的なファイルアロケーションテーブル(FAT)のデータ構成例について説明する図である。 情報記録媒体に記録されるデータのディレクトリ構成例を示す図である。 情報記録媒体に記録されるデータの一般的な配置およびディレクトリエントリの記録例について説明する図である。 情報記録媒体に記録されるデータの一般的な配置および各セクタに記録されるディレクトリエントリの記録例について説明する図である。 本発明の一実施例に従って各セクタに記録されるディレクトリエントリの記録構成例を説明する図である。 本発明の一実施例に従って各セクタに記録される無効データのデータ構成例について説明する図である。 本発明の一実施例に従って各セクタに記録されるディレクトリエントリの記録構成例を説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置のシステム構成について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置のシステム構成について説明する図である。 情報記録処理シーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 情報記録処理シーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 本発明の情報処理装置の一実施例としてのデジタルビデオカメラの構成例について説明する図である。 本発明の情報処理装置の一実施例としてのPCの構成例について説明する図である。
符号の説明
201 アプリケーション
202 ファイルシステム
203 デバイスドライバ
204 情報記録媒体
301 アプリケーション
302 ファイルシステム
303 デバイスドライバ
304 情報記録媒体
311 マウントドライブ情報
320 記録再生制御部
321 FAT制御部
322 クラスタ制御部
323 ディレクトリエントリ制御部
330 メディア制御部
331 位置算出部
341 メモリ
351 デバイスドライバ
401 制御部(CPU)
402 カメラ機能制御部
411 光学レンズ部
412 光電変換部
413 画像信号処理部
414 画像入出力部
415 液晶ディスプレイ
416 音声入出力部
417 音声処理部
418 内蔵メモリ(RAM)
419 内蔵メモリ(ROM)
420 操作入力部
431 通信部
432 ドライブ
441 電源
501 CPU(Central Processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器

Claims (11)

  1. 情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御部を有し、
    前記記録制御部は、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なう構成であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリであり、
    前記記録制御部は、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリ、および、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリを含み、
    前記記録制御部は、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリ、または、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としての1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記記録制御部は、
    前記管理情報を記録した前記データ記録単位領域の空き領域に無効データを記録する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記データ記録単位領域は、情報記録媒体のセクタに対応する領域であり、
    前記記録制御部は、
    前記情報記録媒体のセクタ領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なう構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置においてデータ記録制御を実行する情報処理方法であり、
    記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御ステップを有し、
    前記記録制御ステップは、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なうステップであることを特徴とする情報処理方法。
  7. 前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリであり、
    前記記録制御ステップは、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なうステップであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記管理情報は、複数の実データファイルの上位ディレクトリに設定されるディレクトリ対応の管理情報であるディレクトリエントリ、および、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリを含み、
    前記記録制御ステップは、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに、前記ディレクトリ対応の1つのディレクトリエントリ、または、個別の実データファイルに対応するファイル管理情報としての1つのディレクトリエントリを記録する制御を行なうステップであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  9. 前記記録制御ステップは、
    前記管理情報を記録した前記データ記録単位領域の空き領域に無効データを記録する制御を行なうステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  10. 前記データ記録単位領域は、情報記録媒体のセクタに対応する領域であり、
    前記記録制御ステップは、
    前記情報記録媒体のセクタ領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なうステップであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  11. 情報処理装置においてデータ記録制御を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行させる記録制御ステップを有し、
    前記記録制御ステップは、
    前記情報記録媒体のデータ記録単位領域ごとに1つのディレクトリまたはファイル対応の管理情報を記録する制御を行なわせるステップであることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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