JP2005506632A - 大容量記憶装置用セキュリティ装置 - Google Patents
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Abstract
記憶管理装置(5,12)は、例えばハードディスク(5)のような大容量記憶装置のデータ記憶領域(DSB)を管理することが意図される。大容量記憶装置の関連するデータ記憶領域(ID1,ID2,ID3)は連結データ(VD)によって連結される。記憶管理装置(5,12)は、連結データ(VD)に修正された連結データ(GVD)を上書きする前に、バックアップデータ(SD)を判別するためにバックアップ手段(12)を含み、バックアップデータ(SD)は大容量記憶装置に格納される修正された連結データ(GVD)を識別する。修正された連結性(GVD)の格納プロセスが予定外に割り込まれた場合に、記憶管理装置(5,12)は、有効な連結データ(VD,GVD)を判別するように形成される。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、大規模記憶装置の記憶領域を管理する記憶管理装置であって、管理記憶領域に連結データを格納することは前記大規模記憶装置を利用することで行なわれ、連結データはデータ記憶領域の連結性を定め、関連する情報データは前記大規模記憶装置に格納されることが可能な記憶管理装置に関連し、当該装置は、前記連結データによって未割当として識別されるデータ格納領域を決定し、且つ格納される情報データを未割当のデータ格納領域に書き込むことによって修正される連結性を識別する修正された連結データを決定する記憶制御手段と、修正された連結データをバッファリングして格納するバッファ格納手段と、格納される前記情報データを、前記記憶制御手段により決定される未割当のデータ格納領域に書き込み、且つ管理記憶領域の第1連結サブ領域及び第2連結サブ領域に修正された連結データを全て書き込む書込手段とを有する。
【0002】
更に本発明は、大規模記憶装置の記憶領域を管理する記憶管理方法であって、管理記憶領域に連結データを格納することは前記大規模記憶装置を利用することで行なわれ、連結データはデータ記憶領域の連結性を定め、関連する情報データは前記大規模記憶装置に格納されることが可能な方法に関連し、当該方法は:
前記連結データにより識別されるデータ記憶領域を未割当として判別するステップ;
格納される情報データを未割当のデータ記憶領域に書き込むことで修正される連結性を識別する、修正された連結データを決定するステップ;
前記修正された連結データをバッファして格納するステップ;
格納される前記情報データを決定された未割当のデータ格納領域に書き込むステップ;
前記修正された連結データ全てを、前記管理記憶領域の第1連結サブ領域に及び第2連結サブ領域に書き込むステップ;
より成る。
【背景技術】
【0003】
そのような記憶管理装置及び記憶管理用法は、文献US6,205,558(特許文献1)に開示されており、コンピュータに設けられるハードディスクの格納領域を管理するように設計されるものである。既存のハードディスクの記憶領域は、情報データが格納されるクラスタに分割された複数のデータ格納領域を含む。既存のハードディスクの管理記憶領域は、いわゆる「ファイル割当テーブル」と呼ばれるディレクトリデータ及び連結(concatenation)データを含む。連結データは、第1連結サブ領域に格納され、第2連結サブ領域内のバックアップコピーとして格納される。ブート(boot)格納領域では、ブートデータも格納され、それらは、コンピュータオペレーティングシステムプログラムを起動するために、コンピュータの電源投入後速やかにコンピュータによって読み取られる。
【0004】
ハードディスクに格納される各ファイルの情報データ(例えば、テキストファイル、図形ファイル、音声ファイル、...)は、複数の関連するデータ格納領域に格納され、その領域は、ディレクトリデータにより識別される介しアドレスによって、及び連結データにより予め定められる連結性によってリンクされる。
【0005】
既存の記憶管理装置は格納制御手段を含み、その手段は、格納されるべきファイルの情報データが格納されることの可能な未使用(未割当)データ格納領域を識別するために、ハードディスクの管理格納領域からディレクトリデータ及び連結データが読み出されることが可能であることを利用する。そのような未使用格納領域が発見されると、格納されるファイルからの情報データは、書込手段によってその未使用データ格納領域に書き込まれる又は記憶される。書き込みによって修正された情報データ中のディレクトリデータ及び修正された連結データは、既存のコンピュータのバッファ格納手段に格納され、そのバッファ格納手段はランダムアクセスメモリ(RAM)の形式を採用する。
【特許文献1】
米国特許第6,205,558号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
情報データを書き込んだ後に、書込手段は、以前に格納したディレクトリデータ及び連結データを、修正されたディレクトリデータ及び修正された連結データで上書きする。これら修正されたディレクトリデータ及び連結データを書き込む際に予定外の割り込みのイベントが生じると(例えば、電源不具合のイベント、リセット、...)、以前の格納されたディレクトリデータ及び連結データは、おそらくは部分的に上書きされ、格納されるデータ格納領域の全ての連結性を一時的に喪失することとなり、従ってハードディスクに格納される情報データ全体を一時的に喪失することになりかねない。連結性の一時的な喪失は、いわゆるチェックディスクプログラムによって復元されることが可能であるが、これは非常に時間がかかり、大規模なハードディスク記憶容量には事実上不可能である。ブートデータ格納領域に格納されるブートデータの場合におけるそのような喪失を抑制するために、既存の記憶管理装置はバックアップ手段を備える。
【0007】
既存のバックアップ手段は、ブートデータを上書きする前に、ブート格納領域に格納される全てのブートデータをハードディスクの別の格納領域に格納し、ブート格納領域に復元プログラムを格納するように設計される。ブートデータが予測外の割り込みなしに良好に上書きされると、ブート格納領域中の復元プログラムは、修正されたブートデータによって最終的に上書きされる。一方、ブートデータの格納中に予定外の割り込みが生じると、次回コンピュータが起動される際に、復元プログラムが起動し、そのプログラムは、ハードディスクの他の格納領域に格納された当初のブート格納領域からのデータを、再びブート格納領域に格納する。これは、コンピュータが、少なくとも、修正されたブートデータの格納前に、ブート格納領域に格納されていたオペレーティングシステムプログラムを用いることで起動されることを可能にする。
【0008】
既存の記憶管理装置及び既存の記憶管理方法では、復元プログラムを走らせることが可能な1種類のプロセッサ(インテル、マッキントッシュ、...)に関してのみ従来復元プログラムの格納が動作しているということは、不都合であることが分かる。ハードディスクが交換可能な媒体であるならば、例えば、修正された連結データを書き込むことへの予定外の割り込みは、コンピュータからハードディスクの取り外しの結果として生じ、その後ハードディスクが挿入される別の種類のプロセッサを有する他のコンピュータは、もはやそのハードディスクに格納された情報データを読み取ることができない。
【0009】
更に、ハードディスクに格納された情報データを読み出す際に問題が生じるならば、一般にチェックディスクプログラムがアクティブにされ、そのプログラムは管理格納領域に格納されたディレクトリデータ及び連結データに関する関連データ格納領域を探索し、少なくともこれらの情報データが依然として読み取られることができるように、これらのデータ格納領域はポインタによって連結されることになる。ここでの更なる利点は、ブート格納領域に対する復元プログラムの格納中の予想外の割り込みの後に、チャックディスクプログラムは、連結性を復元して情報データを読み取り可能にするために何らの設備も有しないことが分かる。
【0010】
このチェックディスクプログラムに関する別の欠点は、2ギガバイトの連結性を検査及び復元するのに約15分かかり、10テラバイトのハードディスクには事実上利用できず、これは例えば、特に、チェックプログラムを走らせるのに要する時間は線形に増えるのではなく、ハードディスクの格納容量の少なくとも二乗で増えることに起因することが分かる。
【0011】
本発明の課題は、上記の欠点を回避する、冒頭に説明される一般形式の記憶管理装置、及び冒頭の2番目に説明される一般形式の記憶管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するために、書き込まれる修正された連結データを識別するバックアップデータを決定するために、そのような記憶管理装置にバックアップ手段が設けられ、前記書込手段は、前記第1及び前記第2連結サブ領域に修正された連結データを書き込む前に、前記バックアップデータを前記管理記憶領域のバックアップサブ領域に書き込むように形成され、前記バックアップ手段は、前記修正された連結データの書き込み中の予定外の割り込みに続いて、前記バックアップデータを参照することで、前記第1連結サブ領域内に又は前記第2連結サブ領域内に格納された前記連結データが、有効な連結データを形成するか否かを判別するように形成される。
【0013】
上記の改題を解決するために、そのような記憶管理方法は、更に:
書き込まれた前記修正された連結データを識別するバックアップデータを決定するステップ;
前記修正された連結データを前記第1及び前記第2連結サブ領域に書き込む前に、前記バックアップデータを前記管理記憶領域のバックアップサブ領域に書き込むステップ;
前記修正された連結データを書き込む際の予定外の割り込みの後に、前記第1連結サブ領域に又は前記第2連結サブ領域に格納された前記連結データが有効な連結データを形成するか否かを、前記バックアップデータを参照することで判別するステップ;
より成る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明による特徴は、修正された連結データを書き込む前に−即ち、連結サブ領域に格納された連結データを修正された連結データで上書きする前に−バックアップ手段が、修正された連結データを識別するバックアップデータを判別することを表す。修正された連結データ全てを書き込む際に、第1連結サブ領域に及び第2連結サブ領域に一時的な予想外の割り込みがあったならば、バックアップデータが第1の連結領域に格納された連結領域に合致するか否かを、格納されたバックアップデータから判別することがコンピュータをリスタートする際に可能である。
【0015】
バックアップデータが第1連結領域に格納された連結データに合致するならば、その書き込みデータは、第1連結領域における修正連結データの有効な完了後に割り込まれたに過ぎず、第1連結データ領域に格納された修正された連結データは、第2連結データ領域にも格納されることが可能である。これは、新たなファイルにたとえ最近格納された情報データでも再び有効に読み出されることが可能であり、予定外の割り込みに起因する何らの情報喪失もないようにする、という利点を与える。
【0016】
一方、バックアップデータが第1連結領域に格納された連結データに合致しないならば、修正された連結データの書き込みは、第1連結データ領域における予定外の割り込みに既に委ねられており、第1連結データ領域に格納された連結データは有効でない。この場合に、第2連結データに格納された当初の連結データは、第1連結データ領域にコピーされることが可能である。これは、最近格納された新ファイル中の情報データを除いて、ハードディスクに保存された情報データ全てが再び有効に読み出されることが可能であるという利点、及び予定外の割り込みに起因して事実上何らの情報データも失わずに済むという利点を与える。
【0017】
何れの場合でも、ハードディスクのデータ格納領域全体の連結性を検査する必要がないという更なる利点があり、本発明による記憶管理方法は、Tバイト(テラバイト)の格納容量を備えるハードディスクに使用されることも可能になる。
【0018】
何れの場合でも、占有されるものとして区別され続ける何らのデータ格納領域も残らない−即ちもはや未割当ではない−という更なる利点があり、大規模記憶装置の格納容量の効果的な利用がなされる。
【0019】
請求項2に記載の手段は、例えば、FAT12、FAT16又はFAT32のように既知の市場で非常に一般的な構造が管理記憶領域に使用される、という利点を与える。
【0020】
請求項3に記載の手段は、バックアップデータが簡易且つ確実に決定されるという利点を与える。
【0021】
請求項4及び請求項9に記載の手段は、限定された管理格納領域が効果的に使用され、様々なオペレーティングシステムで定められる管理格納領域と全体的に両立可能である、という利点を与える。
【0022】
請求項5及び10に記載の手段は、“ハードウエアホワイトペーパFAT(Hardware White Paper FAT)”(バージョン1.02、1999年5月5日、マイクロソフトコーポレーション)により、完全なデータを形成する“ビットシンシャットビットマスク(Bit CInShutBitMask)”が規定されるという利点を与え、それは連結データの書き込みが有効に完了した場合に値「1」を有し、連結データの書き込みが有効に完了しなかった場合に値「0」を有する。従って、バックアップ手段は、予定外の割り込みに続いてこのビットを検査することができ、それが値「0」を有する場合にのみバックアップデータに関する上述の検査を実行することができる。
【0023】
請求項6に記載の手段は、先ず、予定外の割り込みイベントによる喪失に対してデータが保護されるという利点を与える。更に、連結データが有効な連結データとして認識されたことに従って、関連するディレクトリデータが有効なディレクトリデータとして判別される。これは、バックアップ手段及び有効なディレクトリデータによって判別される有効な連結データが常に合致し、同一の情報データ格納状態に関連する、という利点を与える。
【0024】
本発明は、図面に示される実施例を参照しながら更に説明されるが、本発明はそれらに限定されない。
【実施例】
【0025】
図1はコンピュータ1を示し、コンピュータにはモニタ2及びキーボード3が接続される。コンピュータ1は、例えばワードプロセッサプログラム、スプレッドシートプログラム又はデータバンクプログラム等のような市販のコンピュータプログラムを格納及び実行するように設計される。また、コンピュータ1は、そのようなコンピュータプログラムを走らせるための所謂ファイル(例えば、音声ファイル、テキストファイル、データバンクファイル、...)を処理及び格納するようにも設計される。
【0026】
この目的のため、コンピュータ1は、コンピュータプログラムを走らせ及びフィルを処理する処理手段4、及びコンピュータプログラム及びファイルを格納するハードディスク部5を有する。処理手段4は、標準的な市販のプロセッサ(例えば、インテルペンティアムIII(登録商標))及びバッファ格納手段6を形成するRAM(ランダムアクセスメモリ)を含み、これらの要素には通常配線が附随するが、ここでは更には説明されない。
【0027】
バッファ格納手段6の一部はハードディスク部5に割り当てられ、ハードディスク部5は更に格納制御手段を備える入力/出力手段7、格納ディスク9、モータ10及びモータ制御部11を含む。格納ディスク9は大容量記憶部を形成し、当該技術分野で一般に知られているように、そこにデータはオペレーティブコネクションWを通じて入力/出力手段7により磁気的に書き込まれ又は格納され、また、再び読み出される。格納ディスク9の特定の格納領域にデータを書き込むこと及びそれを読み出すことに関し、モータ10を制御するモータ制御部11は、磁気ヘッドに関連する対応する位置(図1には図示せず)に格納ディスク9を動かす。
【0028】
ハードディスク部5は記憶管理装置を形成し、記憶管理法を実行する。ハードディスク部5は格納ディスク9の格納領域の管理用に設計され、格納ディスク9により管理格納領域VSBに連結データVDを格納することが可能であり、記憶管理領域はデータ格納領域DSBの連結性を規定し、そこに格納ディスク9における関連情報データIDが格納されることが可能である。ここで情報データIDは、ファイルに格納されるデータ、及び以下に更に説明される、情報を含む任意の他のデータを有するコンピュータプログラムのプログラムコードの双方を含む。
【0029】
格納ディスク9の格納領域は、FAT32格納システム(ファイル割当テーブル32)に従う所謂フォーマットシーケンスに、各々32kバイトのクラスタに分割される。FAT32格納システムは、FAT12及びFAT16格納システムの更なる改良として普及しているであり、例えば「ハードウエアホワイトペーパFAT」(バージョン1.02、5月5日、マイクロソフトコーポレーション)に記載されている。FAT32格納システムは、あるクラスタを管理格納領域VSBに、残りのクラスタをデータ格納領域DSBに割り当てる。
【0030】
図2は、管理格納領域VSBに格納されることの可能なデータ例を示し、図3及び図4はデータ格納領域DSBに格納されることの可能な情報データ例を示し、これらはコンピュータ1の具体的なアプリケーションを参照しながら以下により詳細に説明される。
【0031】
格納制御手段8は、連結データVDにより未割当として識別されたデータ格納領域DSBを決定するために、及び修正された連結データGVDを決定するように設計され、修正された連結データは、未割当データ格納領域DSBに格納される情報データIDを書き込むことによって修正される連結性を識別する。これは、アプリケーション例を参照しながら以下に詳細に説明される。
【0032】
入力/出力手段7は書込手段を形成し、その書込手段は、格納制御手段8により決定される未割当データ格納領域DSBに格納される情報データIDを書き込み、修正された連結データGVD全体を、管理格納領域VSBの第1連結サブ領域VTB1及び第2連結サブ領域VTB2に書き込む。これも同様にアプリケーション例を参照しながら以下により詳細に説明される。
【0033】
ハードディスク部5に加えて、本発明による記憶管理装置は、処理手段4の一部により形成されるバックアップ手段12も含む。バックアップ手段は、書き込まれる修正された連結データGVDを識別するバックアップデータSDを判別することが意図される。本発明による記憶管理装置の入力/出力手段7は、更に、修正された連結データGVDを第1連結サブ領域VTB1及び/又は第2連結サブ領域VTB2に書き込む前に、バックアップデータSDを管理格納領域VSBのバックアップサブ領域に書き込むように設計され、加うるに、バックアップ手段12は、修正された連結データGVDを書き込む際の予定外の割り込みに続いて、バックアップデータSDを参照することで、第1連結サブ領域VTB1又は第2連結サブ領域VTB2から有効な連結データVD又はGVDを判別するように設計される。有利なことに、本発明による記憶管理装置は、特に、ハードディスク部5に格納された又は格納される情報データIDに関する高いデータ整合性を与え、これは以下にアプリケーション例を参照しながら以下により詳細に説明される。
【0034】
アプリケーション例では、テレビジョン記録の音声及び映像データが、ソケット13を通じてコンピュータ1に配信され、そのデータは、MPEG規格に従って符号化され、情報データIDを形成することが想定される。コンピュータ1のユーザは、テレビジョン記録から受信した情報データIDをハードディスク部5に格納することを希望する。
【0035】
ブート格納領域BB中のブートデータBDは、格納ディスク9の管理格納領域VSBのクラスタに格納される。これらのブートデータBDは、オペレーティングシステムプログラム(例えば、ウインドウズ(登録商標))を起動するために、コンピュータ1の電源投入後速やかに処理手段4によって読み出される。格納ディスク9の管理格納領域VSBには完了データADも含まれており、これは「ハードウエアホワイトペーパFAT」で記述される「ビットシンシャットビットマスク」で形成される。完了データADは、修正された連結データGVDが有効に完了したならば値「1」を有し、修正された連結データGVDが有効に完了しなかったならば値「0」を有する。ディレクトリデータDIRは、管理格納領域VSBの第1連結サブ領域VTB1内に更に格納される。ディレクトリデータDIRは、名称、サイズに関する情報及びデータ格納領域DSBの第1セクタの開始アドレスを含み、これらは、格納ディスク9に格納されたファイル又はコンピュータプログラム内の可憐する情報データID全てについて、これらに属するものとして連結データVDによって識別される。
【0036】
図3に示されるデータ格納領域DSBは、テキストファイルの第1情報データID1及び音声ファイルの第2情報データID2を格納する。テキストファイルのサイズは80kバイトであり、このためテキストファイルの第1情報データID1は3つの関連するデータ格納領域に格納される。「予算2001」というテキストファイルの名称、80kバイトのサイズ及び第1開始アドレスAP1(図3に示されるデータ格納領域DSBの第1セクタを示す)は、ディレクトリデータDIRに格納される。第1情報データの第1部分ID1−1はこの第1セクタに格納され、第1情報データの第2部分ID1−2はデータ格納領域DSBの第7セクタに、第1情報データの第3部分はデータ格納領域DSBの第5セクタに格納される。
【0037】
第1連結サブ領域VTB1に格納され、バックアップコピーとして第2連結サブ領域VTB2に再び格納される連結データVDは、第1ポインタP1及び第2ポインタP2を含み、それらは第1情報データID1の関連するデータ格納領域の連結性を形成する。第1ポインタP1は、データ格納領域DSBにおける、第1セクタと第7セクタを連結し、第2ポインタは第7セクタを第5セクタに連結する。
【0038】
ユーザが、ワードプロセッサプログラムを用いてテキストファイル「予算2001」の文字を編集することを希望するならば、その目的のために、ファイル−>開く−>「予算2001」を選択し、処理手段4は対応する命令を入力/出力手段7に発行する。その結果、格納制御手段8は、格納ディスク9からディレクトリデータDIR及び連結データVDを読み出すためにモータ制御部11を起動し、そして、入力/出力手段7は、オペレーティブコネクションを通じて格納ディスク9からディレクトリデータDIR及び連結データVDを読み出す。
【0039】
ディレクトリデータDIRにより、入力/出力手段7は、名称「予算2001」に関して格納された第1開始アドレスを判別し、連結データVDにより第1ポインタP1及び第2ポインタを判別する。その結果、格納制御手段8はモータ制御部11を起動し、第1セクタから第1情報データの第1部分ID1−1を読み出し、第7セクタから第1情報データの第2部分ID1−2を読み出し、第5セクタから第1情報データの第3部分ID1−3を読み出す。入力/出力手段7は、第1情報データID1のこれら3つの部分を収集し、テキストファイル「予算2001」の第1情報データID1を処理手段4に配信する。
【0040】
サイズがテキストファイルに比較して小さいことに起因して、音声ファイルの第2情報データID2は2つの部分にしか分割されず、それらは関連するデータ格納領域DSBとして第6セクタ及び第10セクタに格納される。第2情報データID2は、ディレクトリデータDIRに格納された第2開始アドレスAP2及び連結データVDに格納された第4ポインタP4と共に読み出される。
【0041】
このアプリケーション例では、ユーザは、名称「フィルム1」にてソケット13にて受信した情報データIDに関する格納を活性化することが想定され、以下に説明されるように、これらのデータは格納ディスク9にて第3情報データID3として格納される。さし当たり、処理手段4は、受信した第3情報データID3に関する必要な処理を実行し、処理された第3情報ID3を格納するために入力/出力手段7に配信する。そして、格納制御手段8は、連結データVDを検査することで、データ格納領域DSBのどのクラスタが依然として未割当であるか、即ち情報データIDを格納していないかを判別する。このプロセスでは、入力/出力手段は、第2セクタが未割当であることを検出し、制御手段8はバッファ格納手段6に修正されたディレクトリデータGDIRを格納する。修正されたディレクトリデータGDIRは、名称「フィルム1」及び第3開始アドレスAP3に関する付加的な第3入力を含む。
【0042】
そして、入力/出力手段7は、図4に示されるように、第2セクタに処理済みの第3情報データID3を格納し始める。もはや第2セクタに第3情報データID3をそれ以上格納することができなくなる前に、格納制御手段8は第3セクタがまだ未割当であることを検出し、格納制御手段8はバッファ格納手段8に修正された連結データGVDを格納する。第1連結サブ領域VTB1に及び第2連結サブ領域VTB2にバックアップコピーとして格納された連結データに加えて、修正された連結データGVDは第5ポインタP5を含む。
【0043】
図4は、第3情報データID3が第2,第3、第4及び第8セクタに格納された後の格納ディスク9のデータ格納領域DSBを表す。このアプリケーション例では、遅くとも情報データIDの格納直後に、入力/出力手段7は、格納ディスク9の管理格納領域VSB内の4つのクラスタに、修正されたディレクトリデータGDIR及び修正された連結データGVDを格納する。このことは必須である、というのは、例えば、電源不具合時に、バッファ格納手段6はバッファ格納手段6に格納されたデータ全てを失うからである。従って、ディスク9に格納された情報データIDにアクセスすることはもはや可能ではなく、修正されたディレクトリデータGDIR及び修正された連結データGVDによって識別される。
【0044】
第1連結データ領域VTB1内のディレクトリデータDIRを修正されたディレクトリデータGDIRで上書きする前に、入力/出力手段7は、管理格納領域VSBの未割当格納領域にディレクトリデータDIRをコピーする。これは、第1連結データ領域VTB1内のディレクトリデータDIRを修正されたディレクトリデータGDIRで上書きする際に、たとえ予想外の割り込みが生じたとしても、当初のディレクトリデータDIRを復元できるという利点を与える。有利なことに、これは、そのような予定外の割り込みイベント時に、格納ディスク9に格納された情報データIDの開始アドレス全てを喪失することを回避可能にする。
【0045】
更に、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDをバッファ格納手段6に格納された修正連結データGVDで上書きする前に、連結データVDのバックアップコピーは第2連結サブ領域VTB2に格納される。加うるに、バックアップ手段12は、修正された連結データGVDに関するチェックサムを判別し、第2連結サブ領域VTB2内にバックアップデータSDとしてそれを格納する。
【0046】
ディレクトリデータDIRのバックアップコピーが、管理格納領域VSBに及び第2連結サブ領域VTB2内の連結データVDのバックアップコピーに格納されるならば、修正された連結データGVD及び修正されたディレクトリデータGDIRを格納することの開始前に、値「0」が完了データADに格納される。入力/出力手段7は、第1連結サブ領域VTB1内のディレクトリデータDIRを修正されたディレクトリデータGDIRで一時的に上書きする。更に、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDは、修正された連結データGVDで上書きされ、その上書きは、第2連結サブ領域VTB2に格納された連結データVDのバックアップが修正された連結データGVDで上書きされた後であって、管理格納領域VSBに格納されたディレクトリデータDIRのバックアップコピーが修正されたディレクトリデータGDIRで最終的に上書きされる前に行なわれる。修正された連結データGVD及び修正されたディレクトリデータGDIRの首尾よく完了した格納の完了として、入力/出力手段7は、完了データADに値「1」を格納する。
【0047】
アプリケーション例にて、入力/出力手段7が修正した連結データGVDを第1連結サブ領域VTB1に格納しつつあるときに、コンピュータ1の電源が落ちたと仮定する。コンピュータ1の再起動後に、入力/出力手段7は、管理格納領域VSBから完了データADを読み出し、これらが値「0」を含んでいることを判別し、即ち修正された連結データVD及び修正されたディレクトリデータGDIRの書き込みが良好に終了しなかったことを判別する。
【0048】
これは、以下に説明されるように、有効な連結データVD及び有効なディレクトリデータDIRの判定が、実際に必要な場合にのみ行なわれ、通常の動作では、コンピュータ1のユーザは何らの付加的な待ち時間も要しないという利点を与える。
【0049】
有効な連結データVDを決定するために、バックアップ手段12は、管理格納領域VSBに格納されたバックアップデータSDが、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDに関し、バックアップ手段12によって検出されたバックアップデータSDに対応するか否かを検査する。格納されたバックアップデータSDが検出されたバックアップデータSDに対応するならば、修正された連結データGVDの格納は、第1連結サブ領域VTB1内の修正された連結データGVDの格納に関する良好な終了後にのみ予想外に割り込まれており、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDは修正された連結データGVDであり、有効な連結データVDを形成する。
【0050】
修正されたディレクトリデータGDIRは、修正された連結データGVDの前に第1連結サブ領域VTB1に格納されているので、第1連結サブ領域VTB1に格納されたディレクトリデータは、有効なディレクトリデータDIRとしてバックアップ手段12によって認識される。
【0051】
これは、修正された連結データGVDの格納中の予定外の割り込みにもかかわらず、格納ディスク9に格納された情報データID全てに対するフルアクセス及び従って4つのクラスタに格納されるこの時点までの、テレビジョン記録の格納された第3情報データID3に対するフルアクセスが維持される、という利点を与える。この場合に、入力/出力手段7は、修正された連結データGVDを格納し、これは、第1連結データ領域VTB1に、第2連結サブ領域VTB2にも、有効な連結データVDの判定結果として格納されるものである。第1連結サブ領域VTB1に格納されるディレクトリデータDIRは、バックアップコピーと同様に管理格納領域にコピーされ、入力/出力手段7は完了データADに完了としての値「1」を格納する。
【0052】
一方、格納されるバックアップデータSDが検出されたバックアップデータに対応しない場合には、修正された連結データGVDの格納は、第1連結サブ領域VTB1に修正された連結データGVDを格納することの良好な完了前に予定外に割り込まれており、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDは有効ではない。この場合に、バックアップ手段12は、第2連結サブ領域VTB2に格納された連結データVD及び有効であるとして管理格納領域VSBに格納されたディレクトリデータDIRを認識する。目下の入力/出力手段7は、これらの有効な連結データVD及びディレクトリデータDIRを第1連結サブ領域VTB1に格納し、入力/出力手段7は完了データADに完了としての値「1」を格納する。
【0053】
これは、修正された連結データGVDが有効な連結データVDとして未だ決定されていない場合に、予定外の割り込み前に格納された少なくとも連結データVDが、有効な連結データVDとして認識されるという利点を与える。これら有効な連結データVDに合致するディレクトリデータDIRは、これらの未修整ディレクトリデータDIRが有効なデータDIRとして定められることに起因して、依然として未修整のディレクトリデータDIRである。その結果、入力/出力手段7は、4つのクラスタに至るまで、最も最近格納された情報データIDを除いて、格納ディスク9に格納された情報データID全てに再アクセスすることができる。ディレクトリデータDIR中の項目は、更に、格納ディスク9に全て実際に格納されたファイルに対応する。
【0054】
本発明による記憶管理装置及び本発明による記憶管理方法の特に有利な特徴は、有効なディレクトリデータDIR及び連結データVDを復元するために、所謂スキャンディスクプログラムを走らせる必要が無いということであり、そのプログラムでは、格納ディスク9に格納された情報データIDの全ての連結性が再定義される必要があり、これは事実上不可能であり、特に大規模記憶装置の大記憶容量の場合には不可能である。
【0055】
特に有利なことに、入力/出力手段7は、バックアップデータSDを、管理格納領域VSBの未割当格納領域に格納し、これにより、限られた管理格納領域を効果的に利用し、様々なオペレーティングシステムで定められる管理格納装置と充分に両立可能にする。
【0056】
上記のアプリケーション例では、修正されたデータのバックアップコピーは、修正連結データGVD及び修正ディレクトリデータGDIR双方の格納前に、格納の完了として格納される。しかしながら、修正連結データGVD及び修正ディレクトリデータGDIRを第1連結サブ領域VTB1に格納する前又は後の−これらの場合の一方のみにバックアップコピーを格納することが可能であろう。
【0057】
大規模記憶装置はDVD−RW又はリードオンリメモリによって形成されることも可能である。
【0058】
本発明による記憶管理装置は、既存の任意のオペレーティングシステムに使用されることが可能である。
【0059】
本発明による恩恵は、例えば、ユーザがコンピュータから抽出し別のコンピュータに挿入することが可能な、ハードディスクのような交換可能な媒体の場合に特に大きくなる。この理由は、交換可能な媒体は、格納が進行中であってもコンピュータからしばしば取り出され、それは格納プロセスの予想外の割り込みに対応するからである。管理格納領域でデータの互換性を維持することは、交換可能な媒体が、本発明による記憶管理装置を何ら備えていないコンピュータに挿入される場合であっても、そのコンピュータが、例えば、たとえ良好的ではなく長時間を要したとしても、チェックディスクプログラムの支援により、連結データVD及びディレクトリデータDIRを復元する機能を備えることを保証することである。
【0060】
修正された連結データGVDの格納に関する予定外の割り込みには多くの形態の可能性がある。電源不具合や交換可能な媒体の取り外し以外に、予定外の割り込みは、ハードディスクの突然の不具合時に生じる虞がある。
【0061】
ディレクトリデータ用のバックアップ手段は、予定外の割り込みイベント時にバックアップデータから有効なディレクトリデータを決定するために、バックアップデータを判別することも可能である。更に、データ領域に関するバックアップデータの判別についての複数の可能な計算法(例えば、水平チェックサムの形成又はハッシュテーブルの計算等)が、当業者に既知である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】大容量記憶装置としてのハードディスクを有するコンピュータを示し、コンピュータは連結データの書き込み中の予定外の割り込みによる情報データの喪失を防ぐバックアップ手段を有する。
【図2】連結データが格納される、図1のコンピュータのハードディスクに格納される管理格納領域を示す。
【図3】情報データが格納される、図1のコンピュータのハードディスクに格納されるデータ格納領域を示す。
【図4】第3情報データも付加的に格納される、図1のコンピュータのハードディスクに格納されるデータ格納領域を示す。
【0001】
本発明は、大規模記憶装置の記憶領域を管理する記憶管理装置であって、管理記憶領域に連結データを格納することは前記大規模記憶装置を利用することで行なわれ、連結データはデータ記憶領域の連結性を定め、関連する情報データは前記大規模記憶装置に格納されることが可能な記憶管理装置に関連し、当該装置は、前記連結データによって未割当として識別されるデータ格納領域を決定し、且つ格納される情報データを未割当のデータ格納領域に書き込むことによって修正される連結性を識別する修正された連結データを決定する記憶制御手段と、修正された連結データをバッファリングして格納するバッファ格納手段と、格納される前記情報データを、前記記憶制御手段により決定される未割当のデータ格納領域に書き込み、且つ管理記憶領域の第1連結サブ領域及び第2連結サブ領域に修正された連結データを全て書き込む書込手段とを有する。
【0002】
更に本発明は、大規模記憶装置の記憶領域を管理する記憶管理方法であって、管理記憶領域に連結データを格納することは前記大規模記憶装置を利用することで行なわれ、連結データはデータ記憶領域の連結性を定め、関連する情報データは前記大規模記憶装置に格納されることが可能な方法に関連し、当該方法は:
前記連結データにより識別されるデータ記憶領域を未割当として判別するステップ;
格納される情報データを未割当のデータ記憶領域に書き込むことで修正される連結性を識別する、修正された連結データを決定するステップ;
前記修正された連結データをバッファして格納するステップ;
格納される前記情報データを決定された未割当のデータ格納領域に書き込むステップ;
前記修正された連結データ全てを、前記管理記憶領域の第1連結サブ領域に及び第2連結サブ領域に書き込むステップ;
より成る。
【背景技術】
【0003】
そのような記憶管理装置及び記憶管理用法は、文献US6,205,558(特許文献1)に開示されており、コンピュータに設けられるハードディスクの格納領域を管理するように設計されるものである。既存のハードディスクの記憶領域は、情報データが格納されるクラスタに分割された複数のデータ格納領域を含む。既存のハードディスクの管理記憶領域は、いわゆる「ファイル割当テーブル」と呼ばれるディレクトリデータ及び連結(concatenation)データを含む。連結データは、第1連結サブ領域に格納され、第2連結サブ領域内のバックアップコピーとして格納される。ブート(boot)格納領域では、ブートデータも格納され、それらは、コンピュータオペレーティングシステムプログラムを起動するために、コンピュータの電源投入後速やかにコンピュータによって読み取られる。
【0004】
ハードディスクに格納される各ファイルの情報データ(例えば、テキストファイル、図形ファイル、音声ファイル、...)は、複数の関連するデータ格納領域に格納され、その領域は、ディレクトリデータにより識別される介しアドレスによって、及び連結データにより予め定められる連結性によってリンクされる。
【0005】
既存の記憶管理装置は格納制御手段を含み、その手段は、格納されるべきファイルの情報データが格納されることの可能な未使用(未割当)データ格納領域を識別するために、ハードディスクの管理格納領域からディレクトリデータ及び連結データが読み出されることが可能であることを利用する。そのような未使用格納領域が発見されると、格納されるファイルからの情報データは、書込手段によってその未使用データ格納領域に書き込まれる又は記憶される。書き込みによって修正された情報データ中のディレクトリデータ及び修正された連結データは、既存のコンピュータのバッファ格納手段に格納され、そのバッファ格納手段はランダムアクセスメモリ(RAM)の形式を採用する。
【特許文献1】
米国特許第6,205,558号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
情報データを書き込んだ後に、書込手段は、以前に格納したディレクトリデータ及び連結データを、修正されたディレクトリデータ及び修正された連結データで上書きする。これら修正されたディレクトリデータ及び連結データを書き込む際に予定外の割り込みのイベントが生じると(例えば、電源不具合のイベント、リセット、...)、以前の格納されたディレクトリデータ及び連結データは、おそらくは部分的に上書きされ、格納されるデータ格納領域の全ての連結性を一時的に喪失することとなり、従ってハードディスクに格納される情報データ全体を一時的に喪失することになりかねない。連結性の一時的な喪失は、いわゆるチェックディスクプログラムによって復元されることが可能であるが、これは非常に時間がかかり、大規模なハードディスク記憶容量には事実上不可能である。ブートデータ格納領域に格納されるブートデータの場合におけるそのような喪失を抑制するために、既存の記憶管理装置はバックアップ手段を備える。
【0007】
既存のバックアップ手段は、ブートデータを上書きする前に、ブート格納領域に格納される全てのブートデータをハードディスクの別の格納領域に格納し、ブート格納領域に復元プログラムを格納するように設計される。ブートデータが予測外の割り込みなしに良好に上書きされると、ブート格納領域中の復元プログラムは、修正されたブートデータによって最終的に上書きされる。一方、ブートデータの格納中に予定外の割り込みが生じると、次回コンピュータが起動される際に、復元プログラムが起動し、そのプログラムは、ハードディスクの他の格納領域に格納された当初のブート格納領域からのデータを、再びブート格納領域に格納する。これは、コンピュータが、少なくとも、修正されたブートデータの格納前に、ブート格納領域に格納されていたオペレーティングシステムプログラムを用いることで起動されることを可能にする。
【0008】
既存の記憶管理装置及び既存の記憶管理方法では、復元プログラムを走らせることが可能な1種類のプロセッサ(インテル、マッキントッシュ、...)に関してのみ従来復元プログラムの格納が動作しているということは、不都合であることが分かる。ハードディスクが交換可能な媒体であるならば、例えば、修正された連結データを書き込むことへの予定外の割り込みは、コンピュータからハードディスクの取り外しの結果として生じ、その後ハードディスクが挿入される別の種類のプロセッサを有する他のコンピュータは、もはやそのハードディスクに格納された情報データを読み取ることができない。
【0009】
更に、ハードディスクに格納された情報データを読み出す際に問題が生じるならば、一般にチェックディスクプログラムがアクティブにされ、そのプログラムは管理格納領域に格納されたディレクトリデータ及び連結データに関する関連データ格納領域を探索し、少なくともこれらの情報データが依然として読み取られることができるように、これらのデータ格納領域はポインタによって連結されることになる。ここでの更なる利点は、ブート格納領域に対する復元プログラムの格納中の予想外の割り込みの後に、チャックディスクプログラムは、連結性を復元して情報データを読み取り可能にするために何らの設備も有しないことが分かる。
【0010】
このチェックディスクプログラムに関する別の欠点は、2ギガバイトの連結性を検査及び復元するのに約15分かかり、10テラバイトのハードディスクには事実上利用できず、これは例えば、特に、チェックプログラムを走らせるのに要する時間は線形に増えるのではなく、ハードディスクの格納容量の少なくとも二乗で増えることに起因することが分かる。
【0011】
本発明の課題は、上記の欠点を回避する、冒頭に説明される一般形式の記憶管理装置、及び冒頭の2番目に説明される一般形式の記憶管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するために、書き込まれる修正された連結データを識別するバックアップデータを決定するために、そのような記憶管理装置にバックアップ手段が設けられ、前記書込手段は、前記第1及び前記第2連結サブ領域に修正された連結データを書き込む前に、前記バックアップデータを前記管理記憶領域のバックアップサブ領域に書き込むように形成され、前記バックアップ手段は、前記修正された連結データの書き込み中の予定外の割り込みに続いて、前記バックアップデータを参照することで、前記第1連結サブ領域内に又は前記第2連結サブ領域内に格納された前記連結データが、有効な連結データを形成するか否かを判別するように形成される。
【0013】
上記の改題を解決するために、そのような記憶管理方法は、更に:
書き込まれた前記修正された連結データを識別するバックアップデータを決定するステップ;
前記修正された連結データを前記第1及び前記第2連結サブ領域に書き込む前に、前記バックアップデータを前記管理記憶領域のバックアップサブ領域に書き込むステップ;
前記修正された連結データを書き込む際の予定外の割り込みの後に、前記第1連結サブ領域に又は前記第2連結サブ領域に格納された前記連結データが有効な連結データを形成するか否かを、前記バックアップデータを参照することで判別するステップ;
より成る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明による特徴は、修正された連結データを書き込む前に−即ち、連結サブ領域に格納された連結データを修正された連結データで上書きする前に−バックアップ手段が、修正された連結データを識別するバックアップデータを判別することを表す。修正された連結データ全てを書き込む際に、第1連結サブ領域に及び第2連結サブ領域に一時的な予想外の割り込みがあったならば、バックアップデータが第1の連結領域に格納された連結領域に合致するか否かを、格納されたバックアップデータから判別することがコンピュータをリスタートする際に可能である。
【0015】
バックアップデータが第1連結領域に格納された連結データに合致するならば、その書き込みデータは、第1連結領域における修正連結データの有効な完了後に割り込まれたに過ぎず、第1連結データ領域に格納された修正された連結データは、第2連結データ領域にも格納されることが可能である。これは、新たなファイルにたとえ最近格納された情報データでも再び有効に読み出されることが可能であり、予定外の割り込みに起因する何らの情報喪失もないようにする、という利点を与える。
【0016】
一方、バックアップデータが第1連結領域に格納された連結データに合致しないならば、修正された連結データの書き込みは、第1連結データ領域における予定外の割り込みに既に委ねられており、第1連結データ領域に格納された連結データは有効でない。この場合に、第2連結データに格納された当初の連結データは、第1連結データ領域にコピーされることが可能である。これは、最近格納された新ファイル中の情報データを除いて、ハードディスクに保存された情報データ全てが再び有効に読み出されることが可能であるという利点、及び予定外の割り込みに起因して事実上何らの情報データも失わずに済むという利点を与える。
【0017】
何れの場合でも、ハードディスクのデータ格納領域全体の連結性を検査する必要がないという更なる利点があり、本発明による記憶管理方法は、Tバイト(テラバイト)の格納容量を備えるハードディスクに使用されることも可能になる。
【0018】
何れの場合でも、占有されるものとして区別され続ける何らのデータ格納領域も残らない−即ちもはや未割当ではない−という更なる利点があり、大規模記憶装置の格納容量の効果的な利用がなされる。
【0019】
請求項2に記載の手段は、例えば、FAT12、FAT16又はFAT32のように既知の市場で非常に一般的な構造が管理記憶領域に使用される、という利点を与える。
【0020】
請求項3に記載の手段は、バックアップデータが簡易且つ確実に決定されるという利点を与える。
【0021】
請求項4及び請求項9に記載の手段は、限定された管理格納領域が効果的に使用され、様々なオペレーティングシステムで定められる管理格納領域と全体的に両立可能である、という利点を与える。
【0022】
請求項5及び10に記載の手段は、“ハードウエアホワイトペーパFAT(Hardware White Paper FAT)”(バージョン1.02、1999年5月5日、マイクロソフトコーポレーション)により、完全なデータを形成する“ビットシンシャットビットマスク(Bit CInShutBitMask)”が規定されるという利点を与え、それは連結データの書き込みが有効に完了した場合に値「1」を有し、連結データの書き込みが有効に完了しなかった場合に値「0」を有する。従って、バックアップ手段は、予定外の割り込みに続いてこのビットを検査することができ、それが値「0」を有する場合にのみバックアップデータに関する上述の検査を実行することができる。
【0023】
請求項6に記載の手段は、先ず、予定外の割り込みイベントによる喪失に対してデータが保護されるという利点を与える。更に、連結データが有効な連結データとして認識されたことに従って、関連するディレクトリデータが有効なディレクトリデータとして判別される。これは、バックアップ手段及び有効なディレクトリデータによって判別される有効な連結データが常に合致し、同一の情報データ格納状態に関連する、という利点を与える。
【0024】
本発明は、図面に示される実施例を参照しながら更に説明されるが、本発明はそれらに限定されない。
【実施例】
【0025】
図1はコンピュータ1を示し、コンピュータにはモニタ2及びキーボード3が接続される。コンピュータ1は、例えばワードプロセッサプログラム、スプレッドシートプログラム又はデータバンクプログラム等のような市販のコンピュータプログラムを格納及び実行するように設計される。また、コンピュータ1は、そのようなコンピュータプログラムを走らせるための所謂ファイル(例えば、音声ファイル、テキストファイル、データバンクファイル、...)を処理及び格納するようにも設計される。
【0026】
この目的のため、コンピュータ1は、コンピュータプログラムを走らせ及びフィルを処理する処理手段4、及びコンピュータプログラム及びファイルを格納するハードディスク部5を有する。処理手段4は、標準的な市販のプロセッサ(例えば、インテルペンティアムIII(登録商標))及びバッファ格納手段6を形成するRAM(ランダムアクセスメモリ)を含み、これらの要素には通常配線が附随するが、ここでは更には説明されない。
【0027】
バッファ格納手段6の一部はハードディスク部5に割り当てられ、ハードディスク部5は更に格納制御手段を備える入力/出力手段7、格納ディスク9、モータ10及びモータ制御部11を含む。格納ディスク9は大容量記憶部を形成し、当該技術分野で一般に知られているように、そこにデータはオペレーティブコネクションWを通じて入力/出力手段7により磁気的に書き込まれ又は格納され、また、再び読み出される。格納ディスク9の特定の格納領域にデータを書き込むこと及びそれを読み出すことに関し、モータ10を制御するモータ制御部11は、磁気ヘッドに関連する対応する位置(図1には図示せず)に格納ディスク9を動かす。
【0028】
ハードディスク部5は記憶管理装置を形成し、記憶管理法を実行する。ハードディスク部5は格納ディスク9の格納領域の管理用に設計され、格納ディスク9により管理格納領域VSBに連結データVDを格納することが可能であり、記憶管理領域はデータ格納領域DSBの連結性を規定し、そこに格納ディスク9における関連情報データIDが格納されることが可能である。ここで情報データIDは、ファイルに格納されるデータ、及び以下に更に説明される、情報を含む任意の他のデータを有するコンピュータプログラムのプログラムコードの双方を含む。
【0029】
格納ディスク9の格納領域は、FAT32格納システム(ファイル割当テーブル32)に従う所謂フォーマットシーケンスに、各々32kバイトのクラスタに分割される。FAT32格納システムは、FAT12及びFAT16格納システムの更なる改良として普及しているであり、例えば「ハードウエアホワイトペーパFAT」(バージョン1.02、5月5日、マイクロソフトコーポレーション)に記載されている。FAT32格納システムは、あるクラスタを管理格納領域VSBに、残りのクラスタをデータ格納領域DSBに割り当てる。
【0030】
図2は、管理格納領域VSBに格納されることの可能なデータ例を示し、図3及び図4はデータ格納領域DSBに格納されることの可能な情報データ例を示し、これらはコンピュータ1の具体的なアプリケーションを参照しながら以下により詳細に説明される。
【0031】
格納制御手段8は、連結データVDにより未割当として識別されたデータ格納領域DSBを決定するために、及び修正された連結データGVDを決定するように設計され、修正された連結データは、未割当データ格納領域DSBに格納される情報データIDを書き込むことによって修正される連結性を識別する。これは、アプリケーション例を参照しながら以下に詳細に説明される。
【0032】
入力/出力手段7は書込手段を形成し、その書込手段は、格納制御手段8により決定される未割当データ格納領域DSBに格納される情報データIDを書き込み、修正された連結データGVD全体を、管理格納領域VSBの第1連結サブ領域VTB1及び第2連結サブ領域VTB2に書き込む。これも同様にアプリケーション例を参照しながら以下により詳細に説明される。
【0033】
ハードディスク部5に加えて、本発明による記憶管理装置は、処理手段4の一部により形成されるバックアップ手段12も含む。バックアップ手段は、書き込まれる修正された連結データGVDを識別するバックアップデータSDを判別することが意図される。本発明による記憶管理装置の入力/出力手段7は、更に、修正された連結データGVDを第1連結サブ領域VTB1及び/又は第2連結サブ領域VTB2に書き込む前に、バックアップデータSDを管理格納領域VSBのバックアップサブ領域に書き込むように設計され、加うるに、バックアップ手段12は、修正された連結データGVDを書き込む際の予定外の割り込みに続いて、バックアップデータSDを参照することで、第1連結サブ領域VTB1又は第2連結サブ領域VTB2から有効な連結データVD又はGVDを判別するように設計される。有利なことに、本発明による記憶管理装置は、特に、ハードディスク部5に格納された又は格納される情報データIDに関する高いデータ整合性を与え、これは以下にアプリケーション例を参照しながら以下により詳細に説明される。
【0034】
アプリケーション例では、テレビジョン記録の音声及び映像データが、ソケット13を通じてコンピュータ1に配信され、そのデータは、MPEG規格に従って符号化され、情報データIDを形成することが想定される。コンピュータ1のユーザは、テレビジョン記録から受信した情報データIDをハードディスク部5に格納することを希望する。
【0035】
ブート格納領域BB中のブートデータBDは、格納ディスク9の管理格納領域VSBのクラスタに格納される。これらのブートデータBDは、オペレーティングシステムプログラム(例えば、ウインドウズ(登録商標))を起動するために、コンピュータ1の電源投入後速やかに処理手段4によって読み出される。格納ディスク9の管理格納領域VSBには完了データADも含まれており、これは「ハードウエアホワイトペーパFAT」で記述される「ビットシンシャットビットマスク」で形成される。完了データADは、修正された連結データGVDが有効に完了したならば値「1」を有し、修正された連結データGVDが有効に完了しなかったならば値「0」を有する。ディレクトリデータDIRは、管理格納領域VSBの第1連結サブ領域VTB1内に更に格納される。ディレクトリデータDIRは、名称、サイズに関する情報及びデータ格納領域DSBの第1セクタの開始アドレスを含み、これらは、格納ディスク9に格納されたファイル又はコンピュータプログラム内の可憐する情報データID全てについて、これらに属するものとして連結データVDによって識別される。
【0036】
図3に示されるデータ格納領域DSBは、テキストファイルの第1情報データID1及び音声ファイルの第2情報データID2を格納する。テキストファイルのサイズは80kバイトであり、このためテキストファイルの第1情報データID1は3つの関連するデータ格納領域に格納される。「予算2001」というテキストファイルの名称、80kバイトのサイズ及び第1開始アドレスAP1(図3に示されるデータ格納領域DSBの第1セクタを示す)は、ディレクトリデータDIRに格納される。第1情報データの第1部分ID1−1はこの第1セクタに格納され、第1情報データの第2部分ID1−2はデータ格納領域DSBの第7セクタに、第1情報データの第3部分はデータ格納領域DSBの第5セクタに格納される。
【0037】
第1連結サブ領域VTB1に格納され、バックアップコピーとして第2連結サブ領域VTB2に再び格納される連結データVDは、第1ポインタP1及び第2ポインタP2を含み、それらは第1情報データID1の関連するデータ格納領域の連結性を形成する。第1ポインタP1は、データ格納領域DSBにおける、第1セクタと第7セクタを連結し、第2ポインタは第7セクタを第5セクタに連結する。
【0038】
ユーザが、ワードプロセッサプログラムを用いてテキストファイル「予算2001」の文字を編集することを希望するならば、その目的のために、ファイル−>開く−>「予算2001」を選択し、処理手段4は対応する命令を入力/出力手段7に発行する。その結果、格納制御手段8は、格納ディスク9からディレクトリデータDIR及び連結データVDを読み出すためにモータ制御部11を起動し、そして、入力/出力手段7は、オペレーティブコネクションを通じて格納ディスク9からディレクトリデータDIR及び連結データVDを読み出す。
【0039】
ディレクトリデータDIRにより、入力/出力手段7は、名称「予算2001」に関して格納された第1開始アドレスを判別し、連結データVDにより第1ポインタP1及び第2ポインタを判別する。その結果、格納制御手段8はモータ制御部11を起動し、第1セクタから第1情報データの第1部分ID1−1を読み出し、第7セクタから第1情報データの第2部分ID1−2を読み出し、第5セクタから第1情報データの第3部分ID1−3を読み出す。入力/出力手段7は、第1情報データID1のこれら3つの部分を収集し、テキストファイル「予算2001」の第1情報データID1を処理手段4に配信する。
【0040】
サイズがテキストファイルに比較して小さいことに起因して、音声ファイルの第2情報データID2は2つの部分にしか分割されず、それらは関連するデータ格納領域DSBとして第6セクタ及び第10セクタに格納される。第2情報データID2は、ディレクトリデータDIRに格納された第2開始アドレスAP2及び連結データVDに格納された第4ポインタP4と共に読み出される。
【0041】
このアプリケーション例では、ユーザは、名称「フィルム1」にてソケット13にて受信した情報データIDに関する格納を活性化することが想定され、以下に説明されるように、これらのデータは格納ディスク9にて第3情報データID3として格納される。さし当たり、処理手段4は、受信した第3情報データID3に関する必要な処理を実行し、処理された第3情報ID3を格納するために入力/出力手段7に配信する。そして、格納制御手段8は、連結データVDを検査することで、データ格納領域DSBのどのクラスタが依然として未割当であるか、即ち情報データIDを格納していないかを判別する。このプロセスでは、入力/出力手段は、第2セクタが未割当であることを検出し、制御手段8はバッファ格納手段6に修正されたディレクトリデータGDIRを格納する。修正されたディレクトリデータGDIRは、名称「フィルム1」及び第3開始アドレスAP3に関する付加的な第3入力を含む。
【0042】
そして、入力/出力手段7は、図4に示されるように、第2セクタに処理済みの第3情報データID3を格納し始める。もはや第2セクタに第3情報データID3をそれ以上格納することができなくなる前に、格納制御手段8は第3セクタがまだ未割当であることを検出し、格納制御手段8はバッファ格納手段8に修正された連結データGVDを格納する。第1連結サブ領域VTB1に及び第2連結サブ領域VTB2にバックアップコピーとして格納された連結データに加えて、修正された連結データGVDは第5ポインタP5を含む。
【0043】
図4は、第3情報データID3が第2,第3、第4及び第8セクタに格納された後の格納ディスク9のデータ格納領域DSBを表す。このアプリケーション例では、遅くとも情報データIDの格納直後に、入力/出力手段7は、格納ディスク9の管理格納領域VSB内の4つのクラスタに、修正されたディレクトリデータGDIR及び修正された連結データGVDを格納する。このことは必須である、というのは、例えば、電源不具合時に、バッファ格納手段6はバッファ格納手段6に格納されたデータ全てを失うからである。従って、ディスク9に格納された情報データIDにアクセスすることはもはや可能ではなく、修正されたディレクトリデータGDIR及び修正された連結データGVDによって識別される。
【0044】
第1連結データ領域VTB1内のディレクトリデータDIRを修正されたディレクトリデータGDIRで上書きする前に、入力/出力手段7は、管理格納領域VSBの未割当格納領域にディレクトリデータDIRをコピーする。これは、第1連結データ領域VTB1内のディレクトリデータDIRを修正されたディレクトリデータGDIRで上書きする際に、たとえ予想外の割り込みが生じたとしても、当初のディレクトリデータDIRを復元できるという利点を与える。有利なことに、これは、そのような予定外の割り込みイベント時に、格納ディスク9に格納された情報データIDの開始アドレス全てを喪失することを回避可能にする。
【0045】
更に、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDをバッファ格納手段6に格納された修正連結データGVDで上書きする前に、連結データVDのバックアップコピーは第2連結サブ領域VTB2に格納される。加うるに、バックアップ手段12は、修正された連結データGVDに関するチェックサムを判別し、第2連結サブ領域VTB2内にバックアップデータSDとしてそれを格納する。
【0046】
ディレクトリデータDIRのバックアップコピーが、管理格納領域VSBに及び第2連結サブ領域VTB2内の連結データVDのバックアップコピーに格納されるならば、修正された連結データGVD及び修正されたディレクトリデータGDIRを格納することの開始前に、値「0」が完了データADに格納される。入力/出力手段7は、第1連結サブ領域VTB1内のディレクトリデータDIRを修正されたディレクトリデータGDIRで一時的に上書きする。更に、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDは、修正された連結データGVDで上書きされ、その上書きは、第2連結サブ領域VTB2に格納された連結データVDのバックアップが修正された連結データGVDで上書きされた後であって、管理格納領域VSBに格納されたディレクトリデータDIRのバックアップコピーが修正されたディレクトリデータGDIRで最終的に上書きされる前に行なわれる。修正された連結データGVD及び修正されたディレクトリデータGDIRの首尾よく完了した格納の完了として、入力/出力手段7は、完了データADに値「1」を格納する。
【0047】
アプリケーション例にて、入力/出力手段7が修正した連結データGVDを第1連結サブ領域VTB1に格納しつつあるときに、コンピュータ1の電源が落ちたと仮定する。コンピュータ1の再起動後に、入力/出力手段7は、管理格納領域VSBから完了データADを読み出し、これらが値「0」を含んでいることを判別し、即ち修正された連結データVD及び修正されたディレクトリデータGDIRの書き込みが良好に終了しなかったことを判別する。
【0048】
これは、以下に説明されるように、有効な連結データVD及び有効なディレクトリデータDIRの判定が、実際に必要な場合にのみ行なわれ、通常の動作では、コンピュータ1のユーザは何らの付加的な待ち時間も要しないという利点を与える。
【0049】
有効な連結データVDを決定するために、バックアップ手段12は、管理格納領域VSBに格納されたバックアップデータSDが、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDに関し、バックアップ手段12によって検出されたバックアップデータSDに対応するか否かを検査する。格納されたバックアップデータSDが検出されたバックアップデータSDに対応するならば、修正された連結データGVDの格納は、第1連結サブ領域VTB1内の修正された連結データGVDの格納に関する良好な終了後にのみ予想外に割り込まれており、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDは修正された連結データGVDであり、有効な連結データVDを形成する。
【0050】
修正されたディレクトリデータGDIRは、修正された連結データGVDの前に第1連結サブ領域VTB1に格納されているので、第1連結サブ領域VTB1に格納されたディレクトリデータは、有効なディレクトリデータDIRとしてバックアップ手段12によって認識される。
【0051】
これは、修正された連結データGVDの格納中の予定外の割り込みにもかかわらず、格納ディスク9に格納された情報データID全てに対するフルアクセス及び従って4つのクラスタに格納されるこの時点までの、テレビジョン記録の格納された第3情報データID3に対するフルアクセスが維持される、という利点を与える。この場合に、入力/出力手段7は、修正された連結データGVDを格納し、これは、第1連結データ領域VTB1に、第2連結サブ領域VTB2にも、有効な連結データVDの判定結果として格納されるものである。第1連結サブ領域VTB1に格納されるディレクトリデータDIRは、バックアップコピーと同様に管理格納領域にコピーされ、入力/出力手段7は完了データADに完了としての値「1」を格納する。
【0052】
一方、格納されるバックアップデータSDが検出されたバックアップデータに対応しない場合には、修正された連結データGVDの格納は、第1連結サブ領域VTB1に修正された連結データGVDを格納することの良好な完了前に予定外に割り込まれており、第1連結サブ領域VTB1に格納された連結データVDは有効ではない。この場合に、バックアップ手段12は、第2連結サブ領域VTB2に格納された連結データVD及び有効であるとして管理格納領域VSBに格納されたディレクトリデータDIRを認識する。目下の入力/出力手段7は、これらの有効な連結データVD及びディレクトリデータDIRを第1連結サブ領域VTB1に格納し、入力/出力手段7は完了データADに完了としての値「1」を格納する。
【0053】
これは、修正された連結データGVDが有効な連結データVDとして未だ決定されていない場合に、予定外の割り込み前に格納された少なくとも連結データVDが、有効な連結データVDとして認識されるという利点を与える。これら有効な連結データVDに合致するディレクトリデータDIRは、これらの未修整ディレクトリデータDIRが有効なデータDIRとして定められることに起因して、依然として未修整のディレクトリデータDIRである。その結果、入力/出力手段7は、4つのクラスタに至るまで、最も最近格納された情報データIDを除いて、格納ディスク9に格納された情報データID全てに再アクセスすることができる。ディレクトリデータDIR中の項目は、更に、格納ディスク9に全て実際に格納されたファイルに対応する。
【0054】
本発明による記憶管理装置及び本発明による記憶管理方法の特に有利な特徴は、有効なディレクトリデータDIR及び連結データVDを復元するために、所謂スキャンディスクプログラムを走らせる必要が無いということであり、そのプログラムでは、格納ディスク9に格納された情報データIDの全ての連結性が再定義される必要があり、これは事実上不可能であり、特に大規模記憶装置の大記憶容量の場合には不可能である。
【0055】
特に有利なことに、入力/出力手段7は、バックアップデータSDを、管理格納領域VSBの未割当格納領域に格納し、これにより、限られた管理格納領域を効果的に利用し、様々なオペレーティングシステムで定められる管理格納装置と充分に両立可能にする。
【0056】
上記のアプリケーション例では、修正されたデータのバックアップコピーは、修正連結データGVD及び修正ディレクトリデータGDIR双方の格納前に、格納の完了として格納される。しかしながら、修正連結データGVD及び修正ディレクトリデータGDIRを第1連結サブ領域VTB1に格納する前又は後の−これらの場合の一方のみにバックアップコピーを格納することが可能であろう。
【0057】
大規模記憶装置はDVD−RW又はリードオンリメモリによって形成されることも可能である。
【0058】
本発明による記憶管理装置は、既存の任意のオペレーティングシステムに使用されることが可能である。
【0059】
本発明による恩恵は、例えば、ユーザがコンピュータから抽出し別のコンピュータに挿入することが可能な、ハードディスクのような交換可能な媒体の場合に特に大きくなる。この理由は、交換可能な媒体は、格納が進行中であってもコンピュータからしばしば取り出され、それは格納プロセスの予想外の割り込みに対応するからである。管理格納領域でデータの互換性を維持することは、交換可能な媒体が、本発明による記憶管理装置を何ら備えていないコンピュータに挿入される場合であっても、そのコンピュータが、例えば、たとえ良好的ではなく長時間を要したとしても、チェックディスクプログラムの支援により、連結データVD及びディレクトリデータDIRを復元する機能を備えることを保証することである。
【0060】
修正された連結データGVDの格納に関する予定外の割り込みには多くの形態の可能性がある。電源不具合や交換可能な媒体の取り外し以外に、予定外の割り込みは、ハードディスクの突然の不具合時に生じる虞がある。
【0061】
ディレクトリデータ用のバックアップ手段は、予定外の割り込みイベント時にバックアップデータから有効なディレクトリデータを決定するために、バックアップデータを判別することも可能である。更に、データ領域に関するバックアップデータの判別についての複数の可能な計算法(例えば、水平チェックサムの形成又はハッシュテーブルの計算等)が、当業者に既知である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】大容量記憶装置としてのハードディスクを有するコンピュータを示し、コンピュータは連結データの書き込み中の予定外の割り込みによる情報データの喪失を防ぐバックアップ手段を有する。
【図2】連結データが格納される、図1のコンピュータのハードディスクに格納される管理格納領域を示す。
【図3】情報データが格納される、図1のコンピュータのハードディスクに格納されるデータ格納領域を示す。
【図4】第3情報データも付加的に格納される、図1のコンピュータのハードディスクに格納されるデータ格納領域を示す。
Claims (10)
- 大規模記憶装置の記憶領域を管理する記憶管理装置であって、管理記憶領域に連結データを格納することは前記大規模記憶装置を利用することで行なわれ、連結データはデータ記憶領域の連結性を定め、関連する情報データは前記大規模記憶装置に格納されることが可能であり、当該記憶管理装置は、
前記連結データによって未割当として識別されるデータ格納領域を決定し、且つ格納される情報データを未割当のデータ格納領域に書き込むことによって修正される連結性を識別する修正された連結データを決定する記憶制御手段と、
修正された連結データをバッファリングして格納するバッファ格納手段と、
格納される前記情報データを、前記記憶制御手段により決定される未割当のデータ格納領域に書き込み、且つ管理記憶領域の第1連結サブ領域及び第2連結サブ領域に修正された連結データを全て書き込む書込手段と
を備え、書き込まれる修正された連結データを識別するバックアップデータを決定するためにバックアップ手段が設けられ、前記書込手段は、前記第1及び前記第2連結サブ領域に修正された連結データを書き込む前に、前記バックアップデータを前記管理記憶領域のバックアップサブ領域に書き込むように形成され、前記バックアップ手段は、前記修正された連結データの書き込み中の予定外の割り込みに続いて、前記バックアップデータを参照することで、前記第1連結サブ領域内に又は前記第2連結サブ領域内に格納された前記連結データが、有効な連結データを形成するか否かを判別するように形成される
ことを特徴とする記憶管理装置。 - 前記第1及び前記第2連結サブ領域が、所謂ファイル割当テーブルの連結データを含む
ことを特徴とする請求項1記載の記憶管理装置。 - 前記バックアップ手段が、バックアップデータとして修正された連結データのチェックサムを判別するように形成される
ことを特徴とする請求項1記載の記憶管理装置。 - 前記書込手段が、前記バックアップデータを、ファイル割当テーブルで占有されていない前記第1連結サブ領域の一部及び/又は前記第2連結サブ領域の一部に書き込むように形成される
ことを特徴とする請求項2記載の記憶管理装置。 - 前記バックアップ手段が、前記修正された連結データの書き込み中の予定外の割り込みに続いて、前記ファイル割当テーブルに格納された完了データを検査するように形成され、その完了データは前記修正された連結データの書き込みが前記予定外の割り込みの前に有効に完了したか否かを識別し、前記バックアップ手段は、前記バックアップデータを参照することで、前記修正された連結データの書き込みの良好でない終了後にのみ前記連結サブ領域に格納された有効な連結データを判別するように形成される
ことを特徴とする請求項2記載の記憶管理装置。 - ディレクトリデータが前記管理記憶領域に格納されることが可能であり、ディレクトリデータはそれらに所属するものとしての連結性により識別されるデータ記憶領域全てについて何れの場合も開始アドレスを含み、格納される情報データに書き込むことによって修正されるディレクトリデータは前記バッファ記憶手段によって格納されることが可能であり、前記バッファ記憶手段に格納された前記修正されたディレクトリデータを前記管理記憶領域に書き込む前に、前記書込手段は、前記管理記憶領域に既に格納された前記ディレクトリデータを前記管理記憶領域の未割当部分にコピーし、前記バックアップ手段は、前記修正された連結データの書き込み中の予定外の割り込みの後に、有効な連結データを判別したことの結果により、前記有効なディレクトリデータを判別するように形成される
ことを特徴とする請求項1記載の記憶管理装置。 - 前記記憶管理装置が、記憶管理法を実行するコンピュータにより形成される
ことを特徴とする請求項1記載の記憶管理装置。 - 大規模記憶装置の記憶領域を管理する記憶管理方法であって、管理記憶領域に連結データを格納することは前記大規模記憶装置を利用することで行なわれ、連結データはデータ記憶領域の連結性を定め、関連する情報データは前記大規模記憶装置に格納されることが可能であり、当該方法は:
前記連結データにより識別されるデータ記憶領域を未割当として判別するステップ;
格納される情報データを未割当のデータ記憶領域に書き込むことで修正される連結性を識別する、修正された連結データを決定するステップ;
前記修正された連結データをバッファして格納するステップ;
格納される前記情報データを決定された未割当のデータ格納領域に書き込むステップ;
前記修正された連結データ全てを、前記管理記憶領域の第1連結サブ領域に及び第2連結サブ領域に書き込むステップ;
より成り、当該方法は、更に:
書き込まれた前記修正された連結データを識別するバックアップデータを決定するステップ;
前記修正された連結データを前記第1及び前記第2連結サブ領域に書き込む前に、前記バックアップデータを前記管理記憶領域のバックアップサブ領域に書き込むステップ;
前記修正された連結データを書き込む際の予定外の割り込みの後に、前記第1連結サブ領域に又は前記第2連結サブ領域に格納された前記連結データが有効な連結データを形成するか否かを、前記バックアップデータを参照することで判別するステップ;
より成ることを特徴とする記憶管理方法。 - 更に:
ファイル割当テーブルにて占有されていない第1連結サブ領域の及び/又は第2連結サブ領域の一部に前記バックアップデータを書き込むステップより成る
ことを特徴とする請求項8記載の記憶管理方法。 - 更に:
前記修正された連結データを書き込む際の予定外の割り込みに続いて、前記ファイル割当テーブルに格納された完了データを検査するステップより成り、完了データは、前記修正された連結データの書き込みが予定外の割り込み前に有効に完了したか否かを識別し、前記バックアップデータを参照することで、前記連結サブ領域に格納された前記連結データが有効に格納されている前記修正された連結データの書き込みの良好でない終了後にのみ判別される
ことを特徴とする請求項9記載の記憶管理方法。
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