JP2010189594A - 高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)有機過酸化物硬化型又は付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物:100質量部、
(B)シリコーンレジン:3〜80質量部、
(C)平均粒子径が20μm以下の水酸化アルミニウム:30〜400質量部
を含有してなることを特徴とする高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
【選択図】なし
Description
〔請求項1〕
(A)有機過酸化物硬化型又は付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物:
100質量部、
(B)シリコーンレジン: 3〜80質量部、
(C)平均粒子径が20μm以下の水酸化アルミニウム: 30〜400質量部
を含有してなることを特徴とする高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
〔請求項2〕
(A)成分が、
(イ)下記平均組成式(I)
RaSi(4-a)/2 (I)
(式中、Rは非置換又は置換の一価炭化水素基であるが、Rの0.001〜10モル%は脂肪族不飽和炭化水素基であり、かつ90モル%以上はメチル基である。aは1.9〜2.4の正数である。)
で示される1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:
100質量部、
(ロ)有機過酸化物: 触媒量
からなる有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物である請求項1記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
〔請求項3〕
(A)成分が、
(ハ)下記平均組成式(I)
RaSi(4-a)/2 (I)
(式中、Rは非置換又は置換の一価炭化水素基であるが、Rの0.001〜10モル%は脂肪族不飽和炭化水素基であり、かつ90モル%以上はメチル基である。aは1.9〜2.4の正数である。)
で示される1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:
100質量部、
(ニ)1分子中に珪素原子に直接結合する水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン: 0.1〜30質量部、
(ホ)付加反応触媒: 触媒量
からなる付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物である請求項1記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
〔請求項4〕
(B)成分のシリコーンレジンが、R2 3SiO1/2単位(式中、R2は非置換又は置換の一価炭化水素基)とSiO2単位を主成分とし、R2 3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比[R2 3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5であり、アルケニル基含有量が1×10-5〜5×10-3モル/gであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
〔請求項5〕
(C)成分の水酸化アルミニウムが、予め表面疎水化処理されたもの又は(A)、(B)成分との配合時に表面疎水化処理されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
〔請求項6〕
(C)成分の水酸化アルミニウムが、シラザン類及び/又はシラン類で表面疎水化処理されたものであることを特徴とする請求項5記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
〔請求項7〕
(C)成分の水酸化アルミニウムが、平均粒子径5μm未満のものと、5μm以上のものとの2種類を、質量比で90/10〜10/90の範囲で混合したものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
(イ)下記平均組成式(I)
RaSi(4-a)/2 (I)
(式中、Rは非置換又は置換の一価炭化水素基であるが、Rの0.001〜10モル%は脂肪族不飽和炭化水素基であり、かつ90モル%以上はメチル基である。aは1.9〜2.4の正数である。)
で示される1分子中に少なくとも平均2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン、
(ロ)有機過酸化物
からなるシリコーンゴム組成物が好適に使用される。
RaSi(4-a)/2 (I)
で示される1分子中に少なくとも平均2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサンである。
上記式(I)中のRは、基本的には上記のいずれであってもよいが、脂肪族不飽和炭化水素基としては、好ましくはビニル基、その他の置換基としては、メチル基、フェニル基の導入が望ましい。
(ハ)上記(I)式で示されるアルケニル基含有オルガノポリシロキサン、
(ニ)1分子中に珪素原子に直接結合する水素原子を少なくとも2個、好ましくは3個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(ホ)付加反応触媒
からなるシリコーンゴム組成物が好ましく、これは常温下で放置するか、加熱すると硬化してゴム状弾性体になるものである。
R1 bHcSiO(4-b-c)/2 (II)
(式中、R1は炭素数1〜10の非置換又は置換の一価炭化水素基である。またbは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0を満足する正数である。)
で示される常温で液状のオルガノハイドロジェンポリシロキサンであることが好ましい。
また、bは0.7〜2.1、好ましくは0.8〜2.0、cは0.001〜1.0、好ましくは0.01〜1.0で、かつb+cは0.8〜3.0、好ましくは0.9〜2.7を満足する正数である。
なお、付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物の場合、上記(ハ)成分中のSi−H基は、(ハ)成分及び(B)成分のアルケニル基の総量1モル当たり0.5〜5モル、特に0.8〜3モル、更には1〜2.5モル程度の割合とすることが好ましい。
Al2O3・3H2O
で表わされ、平均粒子径が20μm以下、通常0.1〜20μmのもの、好ましくは0.5〜15μmで、BET比表面積が1.0〜10m2/gのものが好ましく使用される。水酸化アルミニウムの平均粒子径が20μmより大きいとゴム物性が低下してしまうと共に、耐コロナ性にも劣ったものとなる。なお、平均粒子径は、レーザー光回折法等による粒度分布測定装置を用いて、累積重量平均値D50(又はメジアン径)として求めることができる。
このようにして得られたシリコーンゴム組成物は、高電圧電気絶縁体として用いることができ、この場合、成形方法としては、コンプレッション成形(圧縮成形)、押出成形、射出成形、トランスファー成形、注入成形など、材料の粘性や型の大きさ等に応じて、従来公知のいずれの方法を選択してもよい。
また、シリコーンゴム組成物の硬化条件は、室温(25℃±10℃)から250℃程度まで広い温度範囲を採用できるが、有機過酸化物硬化型の場合には、使用する有機過酸化物の分解温度以上の温度条件下で、例えば120〜220℃、好ましくは150〜200℃程度であり、付加反応硬化型の場合には、好ましくは60〜200℃、より好ましくは80〜180℃程度である。硬化時間(1次硬化)は温度により異なるが、10秒〜数時間(例えば1〜4時間)の範囲で可能であり、高温ほど短時間で成形できる。なお、このような条件で成形(1次硬化)した硬化物を、更に170〜220℃、特に180〜200℃程度で1〜6時間、特に2〜4時間程度の条件でポストキュア(2次硬化)することは任意である。
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が500であるジメチルポリシロキサン(1)60質量部、(CH3)3SiO1/2単位,CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位及びSiO2単位からなるシリコーンレジン[〔(CH3)3SiO1/2単位+CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位〕/SiO2単位=0.95(モル比)、ビニル基含有量=0.00045mol/g、重量平均分子量2,200]18質量部、BET比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル200)22質量部、ヘキサメチルジシラザン5質量部、水2.0質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却した。更に、これに平均粒子径が8μmであるヘキサメチルジシラザンにより表面処理された水酸化アルミニウム(カーボン量0.9質量%)70質量部、平均粒子径が1μmであるメチルトリメトキシシランにより表面処理された水酸化アルミニウム(カーボン量0.2質量%)100質量部を配合し、3本ロールに1回通してシリコーンゴムベースを得た。
更に、この2mmシートについて、中心に直径約0.5mmのピンホールを空けて、図1に示す装置で、10kVで導通する距離に電極を配置して、200時間、コロナ放電試験を実施し、同様に硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定した。結果を表1に示した。
ジメチルシロキサン単位99.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約8,000である両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のゴム状オルガノポリシロキサン(3)100質量部に、分散剤として両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度10)5質量部、エチルトリアルコキシシラン5質量部、BET比表面積が200m2/gであるフュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル200)10質量部、平均粒子径が8μmである水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、ハイジライトH32M)90質量部、平均粒子径が1μmである水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、ハイジライトH42M)70質量部、(CH3)3SiO1/2単位,CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位,SiO2単位及び(CH3)2SiO単位から成るシリコーンレジン[〔(CH3)3SiO1/2単位+CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位〕/SiO2単位=0.72(モル比)、(CH3)2SiO単位含有率15質量%、ビニル基含有量=0.00015mol/g、重量平均分子量8,100]30質量部を添加し、加圧ニーダーにて配合し、ゴムコンパウンドを調製した。
更に、この2mmシートについて、中心に直径約0.5mmのピンホールを空けて、図1に示す装置で、10kVで導通する距離に電極を配置して、200時間、コロナ放電試験を実施し、同様に硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定した。結果を表1に示した。
実施例2のジメチルシロキサン単位99.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約8,000である両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のゴム状オルガノポリシロキサン(3)100質量部に、分散剤として両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度10)5質量部、BET比表面積が300m2/gであるフュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル300)10質量部、メチルトリエトキシシランにより表面処理された平均粒子径が3μmである水酸化アルミニウム(カーボン量0.4質量%)40質量部、ビニルトリメトキシシラン及びメチルトリエトキシシシランにより表面処理された平均粒子径12μmの水酸化アルミニウム(カーボン量0.5質量%、ビニル基含有量0.0001mol/g)40質量部を加圧ニーダーにて30分混合した。
これに更に、(CH3)3SiO1/2単位,CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位及びSiO2単位からなるシリコーンレジン[〔(CH3)3SiO1/2単位+CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位〕/SiO2単位=1.10(モル比)、ビニル基含有量=0.00077mol/g、重量平均分子量1,500]28質量部を加えて、更に30分混合を続けた。
更に、この2mmシートについて、中心に直径約0.5mmのピンホールを空けて、図1に示す装置で、10kVで導通する距離に電極を配置して、200時間、コロナ放電試験を実施し、同様に硬さ、引張り強度、切断時伸びを測定した。結果を表1に示した。
実施例1の両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が500であるジメチルポリシロキサン(1)60質量部、両末端及び側鎖にビニル基を有し、平均重合度が450であるジメチルポリシロキサン(4)[ビニル基含有量0.00038mol/g]18質量部、BET比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル200)22質量部、ヘキサメチルジシラザン5質量部、水2.0質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却した。更に、これに平均粒子径が8μmであるヘキサメチルジシラザンにより表面処理された水酸化アルミニウム(カーボン量0.9質量%)70質量部、平均粒子径が1μmであるメチルトリメトキシシランにより表面処理された水酸化アルミニウム(カーボン量0.2質量%)100質量部を配合し、3本ロールに1回通してシリコーンゴムベースを得た。
このシリコーンゴムベース270質量部に、前記ジメチルポリシロキサン(1)60質量部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に架橋剤として両末端及び側鎖にSi−H基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(2)(重合度25、Si−H量0.0048mol/g)を4.2質量部[Si−H/アルケニル基=1.5(モル比)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05質量部を添加し、15分撹拌を続けてシリコーンゴム組成物を得た。このシリコーンゴム組成物に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃/10分のプレスキュアにより厚さ2mm及び6mmのゴムシートを作製後、オーブン内で200℃×4時間のポストキュアを行った。この硬化物について、実施例1と同様にコロナ放電試験前後で各種物性を測定した。結果を表1に示した。
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された平均重合度が500であるジメチルポリシロキサン(1)60質量部、(CH3)3SiO1/2単位,CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位及びSiO2単位からなるシリコーンレジン[〔(CH3)3SiO1/2単位+CH2=CH(CH3)2SiO1/2単位〕/SiO2単位=0.95(モル比)、ビニル基含有量=0.00045mol/g、重量平均分子量2,200]18質量部、BET比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル200)22質量部、ヘキサメチルジシラザン5質量部、水2.0質量部を室温で30分混合後、150℃に昇温し、3時間撹拌を続け、冷却し、シリコーンゴムベースを得た。
このシリコーンゴムベース100質量部に、前記ジメチルポリシロキサン(1)60質量部を入れ、30分撹拌を続けた後、更に架橋剤として両末端及び側鎖にSi−H基を有するメチルハイドロジェンポリシロキサン(2)(重合度25、Si−H量0.0048mol/g)を4.6質量部[Si−H/アルケニル基=1.5(モル比)]、反応制御剤としてエチニルシクロヘキサノール0.05質量部を添加し、15分撹拌を続けてシリコーンゴム組成物を得た。このシリコーンゴム組成物に、白金触媒(Pt濃度1質量%)0.1質量部を混合し、120℃/10分のプレスキュアにより厚さ2mm及び6mmのゴムシートを作製後、オーブン内で200℃×4時間のポストキュアを行った。この硬化物について、実施例1と同様にコロナ放電試験前後で各種物性を測定した。結果を表1に示した。
実施例2のジメチルシロキサン単位99.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約8,000である両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のゴム状オルガノポリシロキサン(3)100質量部に、分散剤として両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度10)5質量部、エチルトリアルコキシシラン5質量部、BET比表面積が200m2/gであるフュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル200)10質量部、平均粒子径が8μmである水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、ハイジライトH32M)90質量部、平均粒子径が1μmである水酸化アルミニウム(昭和電工(株)製、ハイジライトH42M)70質量部、ジメチルシロキサン単位99.225モル%、メチルビニルシロキサン単位0.75モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約8,000である両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のゴム状オルガノポリシロキサン(5)30質量部を添加し、加圧ニーダーにて配合し、ゴムコンパウンドを調製した。
実施例2のジメチルシロキサン単位99.825モル%、メチルビニルシロキサン単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位0.025モル%からなり、平均重合度が約8,000である両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のゴム状オルガノポリシロキサン(3)100質量部に、分散剤として両末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン(平均重合度10)5質量部、BET比表面積が300m2/gであるフュームドシリカ(日本アエロジル(株)製、アエロジル300)10質量部、メチルトリエトキシシランにより表面処理された平均粒子径が3μmである水酸化アルミニウム(カーボン量0.4質量%)40質量部、ビニルトリメトキシシラン及びメチルトリエトキシシシランにより表面処理された平均粒子径12μmの水酸化アルミニウム(カーボン量0.5質量%、ビニル基含有量0.0001mol/g)40質量部を添加し、加圧ニーダーにて30分混合した。
2 電極
3 ゴムシート
4 ギヤーオーブン
Claims (7)
- (A)有機過酸化物硬化型又は付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物:
100質量部、
(B)シリコーンレジン: 3〜80質量部、
(C)平均粒子径が20μm以下の水酸化アルミニウム: 30〜400質量部
を含有してなることを特徴とする高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。 - (A)成分が、
(イ)下記平均組成式(I)
RaSi(4-a)/2 (I)
(式中、Rは非置換又は置換の一価炭化水素基であるが、Rの0.001〜10モル%は脂肪族不飽和炭化水素基であり、かつ90モル%以上はメチル基である。aは1.9〜2.4の正数である。)
で示される1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:
100質量部、
(ロ)有機過酸化物: 触媒量
からなる有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサン組成物である請求項1記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。 - (A)成分が、
(ハ)下記平均組成式(I)
RaSi(4-a)/2 (I)
(式中、Rは非置換又は置換の一価炭化水素基であるが、Rの0.001〜10モル%は脂肪族不飽和炭化水素基であり、かつ90モル%以上はメチル基である。aは1.9〜2.4の正数である。)
で示される1分子中に平均2個以上のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン:
100質量部、
(ニ)1分子中に珪素原子に直接結合する水素原子を少なくとも2個有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン: 0.1〜30質量部、
(ホ)付加反応触媒: 触媒量
からなる付加反応硬化型オルガノポリシロキサン組成物である請求項1記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。 - (B)成分のシリコーンレジンが、R2 3SiO1/2単位(式中、R2は非置換又は置換の一価炭化水素基)とSiO2単位を主成分とし、R2 3SiO1/2単位とSiO2単位とのモル比[R2 3SiO1/2/SiO2]が0.5〜1.5であり、アルケニル基含有量が1×10-5〜5×10-3モル/gであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
- (C)成分の水酸化アルミニウムが、予め表面疎水化処理されたもの又は(A)、(B)成分との配合時に表面疎水化処理されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
- (C)成分の水酸化アルミニウムが、シラザン類及び/又はシラン類で表面疎水化処理されたものであることを特徴とする請求項5記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
- (C)成分の水酸化アルミニウムが、平均粒子径5μm未満のものと、5μm以上のものとの2種類を、質量比で90/10〜10/90の範囲で混合したものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の高電圧電気絶縁体用シリコーンゴム組成物。
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