JP2010189144A - 乗客コンベア - Google Patents

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Shoji Kai
昭二 甲斐
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Abstract

【課題】スカートガードと踏段の間の異物の挟まりを、異物の挟まり位置に関わらずに迅速に検出して踏段の移動を停止することのできる乗客コンベアを得る。
【解決手段】この発明のエスカレータ1Aは、踏段11と、踏段11を移動させる駆動力を発生する電動機5と、踏段11の幅方向の両側に延設されたスカートガード22と、スカートガード22の裏面との間に間隔を保って延設された圧力受け部31aと、スカートガード22の裏面と圧力受け部31aとの間に、連続して配線された光ファイバ37aと、光ファイバ37aに光を投光する投光器と、光ファイバ37aを伝搬した光の強度に応じた信号を出力する受光器36と、を備え、スカートガード22は、踏段11との間の異物の挟まりにより、光ファイバ37aを圧力受け部31aに押しつけて歪ませるように構成され、受光器36の出力が規定値より低下すると電動機5の駆動が停止するように構成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、乗客の荷物などの異物が、踏段とスカートガードとの間に挟まれたことを検出して踏段の移動を停止する乗客コンベアに関する。
従来の乗客コンベアにおいては、踏段との間に隙間をあけて設置されたスカートガードの裏面との間に隙間を隔てて固定され、乗客の荷物等の異物が踏段とスカートガードとの間に挟まれたときに発生するスカートガードの変位を検出して動作する検出スイッチを有し、検出スイッチの動作に連動させて踏段の移動を停止する安全装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−315485号公報
特許文献1には、検出スイッチの配設数について記載されていないが、検出スイッチは、踏段の移動方向に沿って互いの間に間隔をあけて複数配設されることになる。
ここで、乗客の荷物が踏段とスカートガードとの間に挟まれると、踏段との間に荷物を挟みこむスカートガードの部位が踏段と反対側に大きく変位するが、荷物から離れたスカートガードの部位の変位量は小さなものとなる。つまり、踏段の移動方向に関し、隣接する検出スイッチの中間部で、荷物が踏段とスカートガードとの間に挟まれた場合、検出スイッチと相対するスカートガードの部位の変位量は小さい。従って、荷物が踏段とスカートガードとの間に挟まれても、すぐに検出スイッチが動作せず、荷物が踏段の移動に伴って検出スイッチに近づくまで、検出スイッチが動作しない場合がある。このため、荷物が踏段とスカートガードとの間に挟まれたまま踏段が走行し、荷物を必要以上に損傷させたり、スカートガードに掻き傷を負わせたりする問題がある。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、スカートガードと踏段の間の異物の挟まりを、異物の挟まり位置に関わらずに迅速に検出して踏段の移動を停止することのできる乗客コンベアを得ることを目的とする。
この発明の乗客コンベアは、一方の乗降口と他方の乗降口との間を循環移動可能に構成された踏段と、踏段を循環移動させる駆動力を発生する電動機と、踏段の幅方向の両側に、踏段と所定の隙間を保って一方の乗降口から他方の乗降口に至るように踏段の移動方向に沿って隙間なく延設されたスカートガードと、スカートガードの裏面との間に所定の間隔を保って一方の乗降口から他方の乗降口に至るように踏段の移動方向に沿って隙間なく延設された圧力受け部と、スカートガードの裏面と圧力受け部との間に、一方の乗降口から他方の乗降口に至るように踏段の移動方向に沿って連続して配線された光ファイバと、光ファイバに光を投光する投光器と、光ファイバを伝搬した光を受光して、受光した光の強度に応じた信号を出力する受光器と、を備え、スカートガードは、踏段との間の異物の挟まりにより圧力受け部側に変位し、光ファイバを圧力受け部に押しつけて歪ませるように構成され、受光器の出力が規定値より低下すると電動機の駆動を停止するように構成されている。
本発明に係る乗客コンベアによれば、圧力受け部が、スカートガードの裏面との間に所定の間隔を保って一方の乗降口から他方の乗降口に至るように踏段の移動方向に沿って隙間なく延設され、光ファイバが、スカートガードの裏面と圧力受け部との間に、一方の乗降口から他方の乗降口に至るように踏段の移動方向に沿って連続して配線されている。これにより、乗客の荷物等の異物が、踏段とスカートガードとの間に挟まると、異物の挟み込み位置に関わらず、スカートガードが光ファイバを圧力受け部に押しつけて光ファイバを歪ませて受光器の出力を迅速に規定値より低下させるので、迅速に異物の挟み込みを検出して踏段の移動を停止させることができる。これにより、異物が踏段とスカートガードとの間に挟まれたまま踏段が移動することが回避され、乗客の荷物を必要以上に損傷させたり、スカートガードに掻き傷を負わせたりすることを防止できる。
この発明の実施の形態1に係るエスカレータの模式図である。 図1のII−II矢視要部断面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係るエスカレータのシステム構成図である。 この発明の実施の形態1に係るエスカレータの動作を説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係るエスカレータのシステム構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの模式図、図2は図1のII−II矢視要部断面図であり、エスカレータの踏段の幅方向の一側周辺を示している。図3は図2のIII−III矢視断面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータのシステム構成図、図5はこの発明の実施の形態1に係るエスカレータの動作を説明する要部断面図である。
なお、図1では説明の便宜上、トラス内、及び欄干下部の内部に配置される構成を透視して図示している。
図1において、乗客コンベアとしてのエスカレータ1Aは、上下階床間に架設されたトラス2と、トラス2の下階側に設けられた下部機械室3Aと、トラス2の上階側に設置された上部機械室3Bと、上部機械室3Bに配設された電動機5と、電動機5を駆動する駆動装置12と、上部機械室3Bに配設された駆動スプロケット6と、電動機5と駆動スプロケット6との間を連結し、電動機5の駆動に連動させて駆動スプロケット6を回転せしめる駆動鎖7と、駆動スプロケット6と同軸に連結され、駆動スプロケット6の回転に連動して回転する上部スプロケット8と、下部機械室3Aに配設された下部スプロケット9と、を備えている。
また、エスカレータ1Aは、上部スプロケット8及び下部スプロケット9に無端状に巻き掛けられ、上部スプロケット8の回転により循環移動する踏段鎖10と、踏段鎖10に無端状に連結された踏段11と、踏段11の幅方向の両側で対向するように立設された一対の欄干20と、一対の欄干20のそれぞれの周縁を踏段11と同期して走行する一対の移動手すり15と、エスカレータ1Aの運転全般を制御する制御装置としてのエスカレータ制御盤16と、を備えている。なお、図1では一部の踏段11のみを図示している。
また、エスカレータ1Aは、以下に説明する一対の欄干20のスカートガードと踏段11との間の隙間に異物が挟まれたことを検出する挟み込み検出装置30を備えている。
一対の欄干20は、図2に示されるように、踏段11の移動方向に沿って踏段11の幅方向の両側に立設された欄干パネル21、踏段11の幅方向の両側に踏段11との間の隙間を保って踏段11の移動方向に沿って一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るように延設されたスカートガード22、欄干パネル21の踏段11側の下部とスカートガード22との間の隙間を閉塞するインナレッジ23、及び欄干パネル21の踏段11と反対側の下部に連結されたアウタデッキ24などを有している。
エスカレータ制御盤16は、演算制御手段としてのCPU(図示せず)、CPUにエスカレータ1Aの動作を制御させるプログラムが書き込まれたROM(図示せず)、及びCPUが行う各種演算のワーキングエリアに用いられるRAM(図示せず)などを有し、ROMに格納されたプログラムに基づいてエスカレータ1Aの運転を制御している。
駆動装置12は、電動機5への給電を制御して電動機5のトルクを調整するためのものであり、インバータ装置等などで構成されている。
次いで、挟み込み検出装置30の構成について説明する。
図1〜図3において、挟み込み検出装置30は、踏段11の両側に配置されたスカートガード22のそれぞれの裏面と相対するように、踏段11の移動方向に沿って一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るように一列に延設された複数のファイバ当接部材31と、踏段11の両側のそれぞれのスカートガード22の裏面との間に所定の隙間をあけ、ファイバ当接部材31に接するように踏段11の移動方向に沿って一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るように配線された光ファイバ37aと、を備える。また、挟み込み検出装置30は、下部機械室3Aに設置され、光ファイバ37aに光を投光する投光器35と、光ファイバ37aを伝搬した投光器35からの光を受光する受光器36と、エスカレータ制御盤16と、を備えている。
ファイバ当接部材31は、圧力受け部31a及び取付固定部31bからなる断面L字の長尺体に形成されている。
圧力受け部31aの一面側は、図3に示されるように、山(凸部)と谷(凹部)が繰り返し連続する波状に形成されている。このとき、山の頂部または谷の底部が延在する方向は、圧力受け部31aの短手方向に一致している。なお、圧力受け部31aの山及び谷は、所定の曲率を有する曲面により構成されている。また、山と山の間の間隔は、踏段11の踏み面の短手方向の長さより十分に短い長さであり、例えば1cm程度の間隔で形成されている。
次いで、挟み込み検出装置30、及びスカートガード22の設置状態の詳細について説明する。
まず、踏段11の幅方向の一方に配設されたファイバ当接部材31及びスカートガード22の設置状態について説明する。
ファイバ当接部材31は、その長手方向を踏段11の移動方向に一致させ、圧力受け部31aの一面を踏段11の一方の側面に相対させ、取付固定部31bが、圧力受け部31aの下端から踏段11と反対側に延出するように配置されている。そして、詳細には図示しないが、取付固定部31bの延出端側がトラス2に固定されて、ファイバ当接部材31がトラス2に安定して支持されている。このとき、踏段11の側面と圧力受け部31aの山の頂部との間は、所定の間隔に保たれ、また、山の頂部に沿った方向は、踏段11の移動方向かつ踏段11の幅方向に直交している。そして、複数のファイバ当接部材31が、一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るまで隙間なく一列に連なるように延設されている。
また、スカートガード22は、ファイバ当接部材31の圧力受け部31aにスカートガード取付金具45を介して固定されている。
スカートガード取付金具45は、矩形形状の金属板の長手方向の両端を相反する方向に折り曲げて形成されている。そして、スカートガード取付金具45の一端側が、圧力受け部31aの他面に固定されて、スカートガード取付金具45がファイバ当接部材31に支持されている。このとき、スカートガード取付金具45の他端側は、一端側より上方に延在している。
そして、複数のスカートガード22が、スカートガード取付金具45の他端側に固定されて一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るまで隙間なく一列に連なるように延設されている。このとき、スカートガード22は、その一面及び他面が、踏段11の側面及び圧力受け部31aの一面と相対するようにスカートガード取付金具45に固定されている。そして、所定の第1隙間が、スカートガード22と踏段11との間に形成され、所定の第2隙間が、スカートガード22と圧力受け部31aの一面側に形成された山の頂部との間に形成されている。
なお、踏段11の幅方向の他側にも、同様に複数のファイバ当接部材31及び複数のスカートガード22が設置されている。
また、一対の光ファイバ37aのそれぞれが、一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るように、踏段11の両側に延設された圧力受け部31aの一面に沿って連続して配線されている。このとき、圧力受け部31aの山の頂部に沿った方向は、踏段11の移動方向かつ踏段11の幅方向に直交するので、踏段11の幅方向から見て、圧力受け部31aの一面側に形成されている山のそれぞれが、光ファイバ37aを横切る。以下、一方の乗降口4を下階側の乗降口4として説明する。
投光器35はレーザダイオードなどであり、また、受光器36は、受光した光の強度に比例する大きさの電圧を出力するものである。そして、投光器35は、中継光ファイバ37b及び光カプラ38aを介して一対の光ファイバ37aの下階側の端部に連結されている。また、受光器36は、中継光ファイバ37c及び光カプラ38bを介して一対の光ファイバ37aの上階側の端部に連結されている。つまり、投光器35から投光された光は、光カプラ38aで分岐されて一対の光ファイバ37aのそれぞれを伝搬した後、光カプラ38bで合流して受光器36で受光される。
このとき、光ファイバ37aのいずれかの外周面が押圧されて断面形状が歪むと、光ファイバ37aの光の伝搬損失が増大し、同じ条件で投光器35から光を投光しても、受光器36で受光される光の強度が、光ファイバ37aの断面形状が歪んでいない場合に比べて低下する。
次いで、エスカレータ1Aのシステム構成について図4を参照しつつ説明する。
前述したように投光器35と受光器36とは光ファイバ37a、中継光ファイバ37b,37c、及び光カプラ38a,38bを介して接続されている。
また、受光器36が、エスカレータ制御盤16に電線にて接続され、エスカレータ制御盤16は、受光器36が出力する電圧の大きさを認識可能である。
また、駆動装置12は商用電源50から給電され、駆動装置12が電動機5に電線にて接続されている。そして、駆動装置12は、エスカレータ制御盤16から入力される駆動指令信号に基づいて電動機5の駆動を制御する。言い換えれば、エスカレータ制御盤16が、駆動装置12を制御することで踏段11の移動を制御する。
次いで、エスカレータ1Aの動作について説明する。
エスカレータ1Aの運転中、投光器35は、所定の強度の光を投光するように設定され、常時投光している。
そして、エスカレータ制御盤16は、通常運転においては、電動機5への給電を継続させ、踏段11を所定の速度で移動させるように電動機5の駆動制御を行っている。また、エスカレータ制御盤16は、受光器36の出力を常時監視し、受光器36の出力(出力電圧の大きさ)が以下に説明する規定値より低下したか否かを判断している。
ここで、規定値は、周囲温度の変動など、通常起こり得る変動要因によって、投光器35から投光される光の強度が変動したり、受光器36の感度が変動したりしたときの受光器36の出力の最小値より小さく、かつ、当該最小値近傍の値に設定されている。なお、光ファイバ37aが、スカートガード22により圧力受け部31aに押しつけられて歪まされたときは、周囲温度の変動などによる受光器36の出力変動に比べて大きなものとなる。つまり、周囲温度の変動などによって、受光器36の出力が低下した場合には、受光器36の出力が規定値より低下することはないが、光ファイバ37aが、スカートガード22により圧力受け部31aに押しつけられて歪まされたときは、受光器36の出力が規定値より低下する。
そして、図5に示されるように、例えば、乗客の荷物55が、踏段11とスカートガード22との間に挟まると、荷物55と相対するスカートガード22の部位は、踏段11と反対側に大きく変位する。そして、スカートガード22が、光ファイバ37aを圧力受け部31aに押しつけて、光ファイバ37aの断面形状を歪ませる。これにより、光ファイバ37aの伝搬損失が増大し、受光器36で受光される光強度が大きく減少するので、受光器36の出力が規定値より低下する。
エスカレータ制御盤16は、受光器36の出力が規定値より低下したと判断すると、荷物55などが踏段11とスカートガード22との間に挟まったものとみなして電動機5の駆動を駆動装置12に停止させ、踏段11の移動を停止させる。
上記のように構成されたエスカレータ1Aによれば、圧力受け部31aが、スカートガード22の裏面との間に所定の間隔を保って一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るように踏段11の移動方向に沿って隙間なく延設され、光ファイバ37aが、スカートガード22の裏面と圧力受け部31aとの間に、一方の乗降口4から他方の乗降口4に至るように踏段11の移動方向に沿って連続して配線されている。これにより、乗客の荷物等の異物が、踏段11とスカートガード22との間に挟まると、異物の挟み込み位置に関わらず、スカートガード22が光ファイバ37aを圧力受け部31aに押しつけて光ファイバ37aを歪ませるので、受光器36の出力が迅速に低下する。つまり、エスカレータ制御盤16は、受光器37の出力の低下から異物の挟み込みを迅速に検出して踏段11の移動を停止させることができる。これにより、異物が踏段11とスカートガード22との間に挟まったまま移動することがなくなり、乗客の荷物を必要以上に損傷させたり、スカートガード22に掻き傷を負わせたりすることを防止できる。
また、スカートガード22と相対する圧力受け部31aの面は、山(凹部)と谷(凸部)が連続し、かつ、山のそれぞれが、踏段11の幅方向から見て、光ファイバ37aを横切るように形成されている。これにより、スカートガード22が、光ファイバ37aを圧力受け部31aに押しつけるとき、スカートガード22の押しつけ力が、圧力受け部31aの山の頂部に集中する。つまり、光ファイバ37aが、圧力受け部31aに押しつけられると光ファイバ37aの断面形状が迅速に歪むので、異物が踏段11とスカートガード22との間に挟まれたことを検出するまでの時間をより一層短縮できる。
但し、スカートガード22と相対する圧力受け部31aの面が、例えば、平面に構成されていた場合でも、異物が踏段11とスカートガード22との間に挟まれたことを検出するまでに長時間を要するわけではなく、受光器37の出力の低下から異物の挟み込みを迅速に検出して踏段11の移動を停止させるという効果がすべて損なわれるわけではない。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係るエスカレータのシステム構成図である。
なお、図6において、上記実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図6において、エスカレータ1Bは、駆動装置12と電動機5との間の電源ラインに組み込まれた遮断回路51を備えている。
遮断回路51は、電動機5への給電のON/OFFを切り替えるためのスイッチ端子51aを有している。そして、受光器37の出力端子とスイッチ端子51aとが電線にて接続され、受光器37の出力がスイッチ端子51aに入力されている。遮断回路51は、スイッチ端子51aの入力電圧が、規定値以上のときに、駆動装置12と電動機5との間を導通させ、規定値より低下したときに、駆動装置12と電動機5との間を遮断するようになっている。
他のエスカレータ1Bの構成は、エスカレータ1Aと同様である。
エスカレータ1Bの動作は、受光器37の出力が規定値より低下したときに、遮断回路51が電動機5への給電経路を遮断して電動機5の駆動を停止する他は、エスカレータ1Aと同様である。
この実施の形態2のエスカレータ1Bは、異物が踏段11とスカートガード22との間に挟まれると、異物の挟み込み位置に関わらず、スカートガード22が光ファイバ37aを圧力受け部31aに押しつけられて、受光器37の出力が規定値より低下し、受光器36の出力が入力される遮断回路51が、電動機5への給電経路を遮断して電動機5の駆動を停止するようになっている。従って、エスカレータ1Bによれば、エスカレータ1Aと同様の効果が得られる。
なお、この実施の形態2では、遮断回路51は、駆動装置12と電動機5の間の電源ラインに組み込まれるものとして説明したが、駆動装置12と電動機5の間の電源ラインに組み込むものに限定されず、電動機5への給電経路のいずれかに組み込まれているものであればよい。
また、上記各実施の形態において、光ファイバ37aは、スカートガード22の裏面と所定の隙間をあけ、踏段11の移動方向に沿って、ファイバ当接部材31の圧力受け部31aに接するように配線されるものとして説明した。しかし、光ファイバ37aが、踏段11とスカートガード22との間の異物の挟まりによるスカートガード22の変位により圧力受け部31aに押しつけられて歪むものであれば、隙間が光ファイバ37aと圧力受け部31aとの間にあいていてもよい。
また、スカートガード22は、スカートガード取付金具45を介して、ファイバ当接部材31に取り付けるものとして説明したが、スカートガードは、取付金具を介してトラスに支持されるように取り付けてもよい。
また、本発明は、エスカレータ1A,1Bに適用するものとして説明しているが、例えば、乗客コンベアとしての動く歩道に適用しても、同様の効果を得ることができる。
1A,1B エスカレータ(乗客コンベア)、4 乗降口、5 電動機、11 踏段、16 制御装置(エスカレータ制御盤)、22 スカートガード、圧力受け部31a、35 投光器、36 受光器、37a 光ファイバ、51 遮断回路。

Claims (4)

  1. 一方の乗降口と他方の乗降口との間を循環移動可能に構成された踏段と、
    上記踏段を循環移動させる駆動力を発生する電動機と、
    上記踏段の幅方向の両側に、上記踏段と所定の隙間を保って上記一方の乗降口から上記他方の乗降口に至るように上記踏段の移動方向に沿って隙間なく延設されたスカートガードと、
    上記スカートガードの裏面との間に所定の間隔を保って上記一方の乗降口から上記他方の乗降口に至るように上記踏段の移動方向に沿って隙間なく延設された圧力受け部と、
    上記スカートガードの裏面と上記圧力受け部との間に、上記一方の乗降口から上記他方の乗降口に至るように上記踏段の移動方向に沿って連続して配線された光ファイバと、
    上記光ファイバに光を投光する投光器と、
    上記光ファイバを伝搬した光を受光して、受光した光の強度に応じた信号を出力する受光器と、
    を備え、
    上記スカートガードは、上記踏段との間の異物の挟まりにより上記圧力受け部側に変位し、上記光ファイバを上記圧力受け部に押しつけて歪ませるように構成され、
    上記受光器の出力が規定値より低下すると上記電動機の駆動を停止するように構成されていることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 上記スカートガードと相対する上記圧力受け部の面は、凹部と凸部が連続し、かつ、上記凸部のそれぞれが、上記踏段の幅方向から見て、上記光ファイバを横切るように形成されていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
  3. 上記受光器からの出力が入力され、かつ、上記電動機の駆動を制御可能に構成された制御装置を備え、
    上記制御装置は、上記受光器の出力が上記規定値より低下すると上記電動機の駆動を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 上記受光器からの出力が入力され、上記受光器の出力が規定値より低下すると上記電動機への給電経路を遮断して上記電動機の駆動を停止するように上記電動機への給電経路に組み込まれた遮断回路を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の乗客コンベア。
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