JP2010188834A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量軽減を図ることができ、成形性が良好で、高周波焼き入れによって軌道輪に必要な表面硬さを得られる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】
車輪用軸受装置を構成するフランジ付き軸部材1は、丸棒状の鋼材を所要長さに切断した軸状素材60を冷間鍛造することにより形成され、外径方向へ放射状に延出された複数のフランジ部21を有する。このフランジ部21は、冷間鍛造により中心部端面に鍛造凹部33が形成される際の側方押出加工によって形成される。そして、軸状素材60には、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppm、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%、硫黄の質量含有率が0.005%以下の全ての条件を満たす鋼材を使用する。
【選択図】図4

Description

この発明は車輪用軸受装置に関する。
車輪用軸受装置においては、転がり軸受が組み付けられる軸部と、この軸部の一端に形成されかつ前記軸部よりも大径で車輪の中心孔が嵌め込まれる嵌合軸部と、軸部と嵌合軸部との間に位置する外周面に外径方向へ放射状に延出されかつ車輪を締め付けるハブボルトが配置されるボルト孔が貫設された複数のフランジ部とを有するフランジ付き軸部材(ハブホイールと呼ばれることもある)を備えた構造のものがある。
このような構造の車輪用軸受装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
その構成は、フランジ付き軸部材(ハブホイール)が円筒管を母材として冷間鍛造により整形されると共に、この冷間鍛造した母材の一方の軸端部の円周方向複数箇所が径方向外向きに切り起こされることにより、複数のフランジ部(切り起こし片)が形成される。さらに、母材の一方の軸端部には、複数のフランジ部の間に軸方向に沿った形状で残存する複数の舌片よりなる嵌合軸部(車輪が嵌め込まれて位置決めされる)が設けられる。
特開2003−25803号公報
ところで、特許文献1に開示されたような車輪用軸受装置においては、円筒管を母材として冷間鍛造により整形された鍛造品の一方の軸端部に切り起こし片よりなる複数のフランジ部が形成されて、フランジ付き軸部材が構成される。
これによって、車輪用軸受装置(主にフランジ付き軸部材)の重量軽減を図ることが可能となる。
しかしながら、フランジ付き軸部材の各部の肉厚が均一となり、複数のフランジ部の根元部近傍の強度を高めることが困難となる場合がある。
そこで、フランジ付き軸部材の製造においてはフランジ部の根元部近傍の強度を高めることができる成形性の良さが求められる。また、フランジ付き軸部材は内輪側の軌道面を提供するため、成形後の高周波焼き入れによって軌道輪としての表面硬さを得られることが必要である。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、重量軽減を図ることができ、成形性が良好で、高周波焼き入れによって軌道輪に必要な表面硬さを得ることができる車輪用軸受装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明にかかる車輪用軸受装置は次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、転がり軸受が組み付けられる軸部と、この軸部の一端側に形成されかつ車輪の中心孔が嵌め込まれる嵌合軸部と、前記軸部と前記嵌合軸部との間に位置する外周面に外径方向へ放射状に延出されかつ前記車輪を締め付けるハブボルトが配置されるボルト孔が貫設された複数のフランジ部とを有するフランジ付き軸部材を備えた車輪用軸受装置であって、
前記フランジ付き軸部材が、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%の鋼材で構成されており、
前記フランジ部は、冷間鍛造によって前記嵌合軸部の中心部端面に鍛造凹部が形成される際の側方押出加工によって形成されることを特徴とする。
この第1の発明によれば、冷間鍛造により複数のフランジ部を放射状に延出する構成のため、車両用軸受装置の軽量化を図ることができる。そして、冷間鍛造ではフランジ部の根元部近傍を肉厚に成形することが容易であり、フランジ部の根元部近傍の強度を高めることができる。
また、フランジ付き軸部材が、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%の鋼材で構成されているので、冷間鍛造時の成形性が良好であり、高周波焼き入れ後は軌道輪に必要な表面硬さを得ることができる。
なお、炭素の質量含有率が0.47%未満の場合は、鋼材が軟らかで、冷間鍛造時の成形性は良好であるが、高周波焼き入れをしても軌道輪に必要な表面硬さが得られない。そして、炭素の質量含有率が0.58%を越えると、鋼材が硬くもろくなるため、冷間鍛造による加工に適さない。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る車輪用軸受装置であって、前記フランジ付き軸部材が、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppmの鋼材で構成されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、フランジ付き軸部材が、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppmの鋼材で構成されており、鋼材の結晶粒度の粗大化が防止されるので、冷間鍛造時の成形性が良好となる。
なお、チタンの質量含有率が30ppmを越えると、チタンが析出して軸受のボールを傷つけてしまうことがあるので好ましくない。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る車輪用軸受装置であって、前記フランジ付き軸部材が、銅、ニッケル及びモリブデンの質量含有率について、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%の少なくともいずれか1つを満たし、かつ、いずれの質量含有率も前記の範囲の上限を越えない鋼材で構成されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、フランジ付き軸部材が、銅、ニッケル及びモリブデンの質量含有率について、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%の少なくともいずれか1つを満たし、かつ、いずれの質量含有率も前記の範囲の上限を越えない鋼材で構成されており、鋼材の結晶粒度が細かくなるため、冷間鍛造時の成形性が良好となる。
なお、銅、ニッケル、モリブデンのいずれかの含有率が上記の範囲の上限を超えると、添加する金属のコストアップとなり、高周波焼き入れによって必要な表面硬さが得られにくくなるため好ましくない。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれかの発明に係る車輪用軸受装置であって、前記フランジ付き軸部材が、硫黄の質量含有率が0.005%以下の鋼材で構成されていることを特徴とする。
この第4の発明によれば、前記フランジ付き軸部材が、硫黄の質量含有率が0.005%以下の鋼材で構成されており、鋼材がもろく割れやすくなることがないので、冷間鍛造時の成形性が良好となる。
上述の本発明の各発明によれば、次の効果が得られる。
まず、上述の第1の発明によれば、冷間鍛造により複数のフランジ部を放射状に延出する構成のため、車両用軸受装置の軽量化を図ることができる。そして、フランジ部の根元部近傍を肉厚に成形することが容易でありランジ部の根元部近傍の強度を確保することができる。
また、フランジ付き軸部材が、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%の鋼材で構成されているので、冷間鍛造時の成形性が良好で、高周波焼き入れ後は軌道輪に必要な表面硬さを得ることができる。
次に上述の第2の発明によれば、フランジ付き軸部材が、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppmの鋼材で構成されており、鋼材の結晶粒度の粗大化を防止されるので、冷間鍛造時の成形性が良好となる。
次に上述の第3の発明によれば、フランジ付き軸部材が、銅、ニッケル及びモリブデンの質量含有率について、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%の少なくともいずれか1つを満たし、かつ、いずれの質量含有率も前記の範囲の上限を越えない鋼材で構成されており、鋼材の結晶粒度が細かくなるため、冷間鍛造時の成形性が良好となる。
次に上述の第4の発明によれば、前記フランジ付き軸部材が、硫黄の質量含有率が0.005%以下の鋼材で構成されており、鋼材がもろく割れやすくなることがないので、冷間鍛造時の成形性が良好となる。
この発明の実施例1に係る車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 同じくフランジ付き軸部材を示す縦断面図である。 同じくフランジ付き軸部材を嵌合軸部側から示す平面図である。 同じくフランジ付き軸部材の製造工程を示す説明図である。 同じく冷間鍛造の第1、第2の両成形型のキャビティに一次成形品がセットされて型閉じした状態を示す縦断面図である。 同じくパンチによって一次成形品の嵌合軸部の端面に鍛造凹部を形成しながら複数のフランジ部を側方押出加工によって形成する状態を示す縦断面図である。 同じく第1、第2の両成形型のキャビティのフランジ成形部を拡大して示す縦断面図である。 同じく冷間鍛造の二次成形品を嵌合軸部側から示す平面図である。 変形例1のフランジ付き軸部材の側面図である。 図9のA−A位置における断面図である。 変形例2のフランジ付き軸部材の平面図である。 図11のB−B位置における断面図である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
先ず、この発明の実施例1に係る車輪用軸受装置とその製造方法を図1〜図8にしたがって説明する。
図1に示すように、車輪用軸受装置としての車輪用ハブユニットは、フランジ付き軸部材(ハブホイール)1と、転がり軸受としての複列のアンギュラ玉軸受41とを一体状に有してユニット化されている。
フランジ付き軸部材1は、外周面に転がり軸受としての複列のアンギュラ玉軸受41が組み付けられる軸部10と、この軸部10の一端側に形成されかつ軸部10よりも大径で車輪(図示しない)の中心孔が嵌め込まれる嵌合軸部30と、軸部10と嵌合軸部30との間に位置するフランジ基部20aと、このフランジ基部20aの外周面に外径方向へ放射状に延出されかつ車輪を締め付けるハブボルト27が圧入によって配置されるボルト孔24が先端寄り部分に貫設された複数のフランジ部21とを一体に有する。
また、嵌合軸部30には、フランジ部21側にブレーキロータ用嵌合部31が形成され、先端側にブレーキロータ用嵌合部31よりも若干小径の車輪用嵌合部32が形成されている。
この実施例1において、フランジ付き軸部材1の軸部10の外周面には環状の隙間を保って外輪部材45が配置され、この外輪部材45の内周面の軸方向に所定間隔を保って形成された両軌道面46、47と、軸部10側の両軌道面43、44との間に転動体としての複数個の玉50、51が保持器52、53によって保持されてそれぞれ組み込まれることで複列のアンギュラ玉軸受41が構成されている。
また、この実施例1においては、フランジ付き軸部材1の軸部10は、フランジ部21側が大径で先端側が小径に形成された段軸状に形成され、軸部10の大径部11の外周面に一方の軌道面43が形成されている。
また、軸部10の小径部12の外周面には内輪体42が嵌め込まれ、この内輪体42の外周面に他方の軌道面44が形成されている。
さらに、軸部10の先端部には、小径部12と同径の端軸部15が延出されている。この端軸部15の端面中心部には軸端凹部16が形成され、端軸部15の先端部が径方向外方へかしめられてかしめ部17が形成されることによって小径部12の外周面に内輪体42が固定される。
また、外輪部材45の外周面の軸方向中央部には車体側フランジ48が一体に形成され、車輪用ハブユニットは、車体側フランジ48において、車体側部材、例えば、車両の懸架装置(図示しない)に支持されたナックル、又はキャリアの取付面にボルトによって連結される。
図2と図3に示すように、フランジ付き軸部材1の複数のフランジ部21は、冷間鍛造によって嵌合軸部30の中心部端面に鍛造凹部33が形成される際の側方押出加工によって形成される。また、フランジ部21の根元部(基部)及びその近傍(以下、単に根元部近傍という)の一側(フランジ部21のローター支持面22を車外側面としたときに車内側面をなる側)には車内側に向けて突出された厚肉部23が形成されている。
さらに、厚肉部23はフランジ部21の根元部(基部)側から同フランジ部21のボルト孔24側に向かって漸次減少する傾斜状に形成されている。この厚肉部23の傾斜面23aの傾斜角度(フランジ付き軸部材1の回転中心軸Sと直交する円環状平坦面23cに対する角度)θ1は冷間鍛造時の材料流れや成形後の脱型を考慮すると、20°≦θ1≦45°の関係に設定されることが望ましい。
また、図3に示すように、各フランジ部21の幅方向両側面の根元部に応力が集中して作用することがないように、各フランジ部21の幅方向両側面の根元部はフランジ基部20aの外周面に向かってしだいに幅広となる湾曲面(円弧面も含む)21bをなして、フランジ基部20aの外周面に連続している。
また、図3に示すように、各フランジ部21の先端面は、嵌合軸部30のブレーキローター用嵌合部31(図1参照)の直径寸法の約半分の半径をもつ円弧面21aに形成されている。すなわち、ブレーキローター用嵌合部31の直径寸法をφPとし、フランジ部21の先端の円弧面21aの半径寸法をrQとしたときに、φP/2≒rQとなるように形成されている。
上述したように構成されるこの発明の実施例1に係る車輪用軸受装置において、冷間鍛造の側方押出加工によって軸部10と嵌合軸部30との間に位置するフランジ基部20aの外周面に複数のフランジ部21を放射状に形成することによって、重量軽減を図ることができる。
また、図2に示すように、フランジ部21の根元部近傍の一側に厚肉部23を形成することによって、フランジ部21の根元部近傍の強度を良好に高めることができ、耐久性に優れる。
次に、前記実施例1に係る車輪用軸受装置の製造方法を図4〜図7にしたがって説明する。
図4に示すように、構造用炭素鋼(例えば、S45C、S50C、S55C等の炭素量0.5%前後の炭素鋼が望ましい)の丸棒状の鋼材を所要長さに切断して軸状素材60を形成する。
実施例1では、軸状素材60には、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppm、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%、硫黄の質量含有率が0.005%以下の全ての条件を満たした鋼材を使用している。炭素等の含有率が上記の範囲の鋼材は、冷間鍛造時の成形性が良好で、高周波焼き入れ後は軌道輪に必要な表面硬さを得ることができるので、フランジ付き軸部材1を構成する鋼材として好ましい。
次に、軸状素材60を、例えば800℃前後に加熱した後、冷却し焼鈍する。
その後、冷間鍛造の前方押出加工の鍛造型装置(図示しない)を用いて軸状素材60を前方押出加工し、これによって、軸部10(大径部11、小径部12及び端軸部15(この状態では軸端凹部16が形成されていない)を含む)と、中間軸部20と、嵌合軸部30(この状態では鍛造凹部33やブレーキロータ用嵌合部31が形成されていない)を形成し、冷間鍛造の前方押出加工による一次成形品61を製作する。
次に、図4〜図7に示すように、冷間鍛造の側方押出加工の鍛造型装置70によって嵌合軸部30の中心部端面に鍛造凹部33を形成しながら一次成形品61の軸部10と嵌合軸部30との間に位置する中間軸部20の外周面に複数のフランジ部21を放射状に形成し、二次成形品62を製作する。
図5〜図7に示すように、冷間鍛造の側方押出加工の鍛造型装置70において、第1、第2の両成形型71、72の間には、一次成形品61がセットされかつ複数のフランジ部21を側方押出加工によって形成するための複数のフランジ成形部78を放射状に有するキャビティ75が形成される。
このフランジ成形部78は、第1、第2の両成形型71、72にそれぞれ形成された成型溝部76、77によって構成されている。
すなわち、第1、第2の両成形型71、72の成型溝部76、77の上下両壁面の案内面80、81の対向間隔がフランジ部21の板厚寸法と同等の大きさに設定され、両側壁面の案内面(図示しない)の対向間隔がフランジ部21の幅寸法と同等の大きさに設定されている。そして、フランジ成形部78の横断面形状は、フランジ部21の横断面形状と同じ形状に形成されている。
また、図7に示すように、この実施例1において、第1成形型71の成型溝部76の材料流入側には、フランジ部21の厚肉部23を形成するための厚肉部成形用溝部82が形成されている。この厚肉部成形用溝部82の底面は、フランジ部21の根元部側からボルト孔24側に向かって漸次減少する傾斜面82aに形成されて案内面80に連続している。
また、厚肉部成形用溝部82底面の傾斜面82aの傾斜角度θ2は、フランジ部21の肉厚部23の傾斜面23aの傾斜角度θ1と同じ、すなわち「20°≦θ2≦45°」の関係に設定される。
また、図6及び図7に示すように、成型溝部76、77によって構成されるフランジ成形部78の径方向の長さ寸法は、フランジ部21の先端の円弧面21aが当たらない長さ寸法をもって設定されている。
ここで、実施例1におけるフランジ部21及びフランジ基部20aの軸方向から見た面積に関する特徴について説明する。図8の斜線部は、冷間鍛造の二次成形において、フランジ部21が延出される外径円の範囲内で第1成形型71と第2成形型72が接触する範囲を示す。言い換えれば、フランジ部21が肉抜きされた部分である。
ここで、フランジ部21の外径をφA、フランジ部21の根元のフランジ基部20aの外径をφB、フランジ部21の周方向の幅をC、フランジ部21の数をNとし、フランジ部21及びフランジ基部20aの軸方向から見た面積(フランジ投影部の面積)をSf、フランジ部21の外径円の面積をSaとすると、
Sf=N×C×(1/2)×(φA−φB)+(φB/2)×(φB/2)×π
Sa=(φA/2)×(φA/2)×π
と表すことができ、実施例1では、二次成形品62のSf/Saが0.53〜0.56の範囲とされている。
このSf/Saは、フランジ部21が延出される外径円の範囲内における第1成形型71と第2成形型72が非接触となる面積の外径円の面積に対する比率を表している。
このSf/Saが大きいほど、フランジ投影部の比率が大きくなるため鋼材の流動面積が大きくなり、押出加工による鋼材の流動性が良くなるため成形性が向上する。一方、Sf/Saが大きいほど、第1成形型71と第2成形型72が接触面積が小さくなり狭い面積で型圧を支えることが必要となるため型に対する負荷が増大する。
また、Sf/Saが小さいほど、フランジ投影部の割合が大小さくなるため鋼材の流動面積が狭くなり、押出加工による鋼材の流動性が悪くなるため成形性が低下する。一方、Sf/Saが小さいほど、第1成形型71と第2成形型72の接触面積が大きくなるため広い面積で型圧を支えればよいので型に対する負荷が減少する。
なお、Sf/Saが異なる構成について試験した結果、Sf/Saが0.6より大きい場合は、金型の接触面積が狭く、狭い面積で型圧を支えることが必要となり型が割れやすくなることがわかった。また、Sf/Saが0.5より小さい場合は、鋼材の流動面積が狭くなり鋼材の流動性が悪くなるためフランジ部の成形性が悪くなり、フランジ部が予定した形状に成形されにくくなることがわかった。よって、Sf/Saは0.5以上かつ0.6以下のとすることが好ましい。
次に、二次成形の手順を説明する。先ず、図5に示すように、鍛造型装置70の第1成形型(下型)71と第2成形型(上型)72のうち、第1成形型71に一次成形品61をセットし、第1成形型71に対し第2成形型72を型閉じする。
その後、図6と図7に示すように、パンチ73を一次成形品61の嵌合軸部30の中心部端面に向けて下降し、パンチ73の先端部74によって嵌合軸部30の中心部端面に鍛造凹部33を形成しながら一次成形品61の軸部10と嵌合軸部30との間に位置する中間軸部20の外周面を、第1、第2の両成形型71、72に形成されたキャビティ75のフランジ成形部78に側方押出することによって複数のフランジ部21を形成すると共に、フランジ部21の根元部近傍の一側に厚肉部23を形成し、これによって側方押出加工による二次成形品62を製作する。
次に、二次成形品62の旋削が必要な各部を旋削加工する。そして、旋削加工によって、例えば、図2に示される各フランジ部21にボルト孔24を形成すると共に、ボルト孔24の両端開口部に第1、第2の両面取り部25、26を形成する。さらに、軸部10の端軸部15に軸端凹部16を形成する。
その後、二次成形品62を焼き入れした後、軸部10の大径部11の軌道面43やフランジ部21のローター支持面22等を旋削加工、または、研磨加工することで完成品となるフランジ付き軸部材1を製作する。
最後に、図1に示すように、フランジ付き軸部材1の軸部10の外周面に、複数個の玉50、51と保持器52、53と外輪部材45とがそれぞれ組み込まれる。
そして、軸部10の小径部12の外周面に内輪体42が嵌め込まれた後、端軸部15の先端部が径方向外方へかしめられてかしめ部17が形成されることによって小径部12の外周面に内輪体42が固定される。
また、図2に示すように、フランジ付き軸部材1の軸部10の外周面にアンギュラ玉軸受41が組み付けられる前、又は後において、フランジ部21のボルト孔24の第1面取り部25側からハブボルト27の軸部29が挿入され、軸部29のセレーション軸部29aがボルト孔24に圧入されることによってフランジ部21にハブボルト27が固定される。
これをもって車輪用軸受装置が製造される。
なお、図1に示すように、内輪体42の外周面には、速度センサ90に対応する被検出部95を周方向に有するパルサーリング96が必要に応じて圧入固定される。この場合、外輪部材45の端部内周面には、有蓋筒状のカバー部材91が圧入固定され、このカバー部材91の蓋板部92に速度センサ90が、その検出部をパルサーリング96の被検出部95に臨ませて取り付けられる。
前記したように構成されるこの発明の実施例1に係る車輪用軸受装置の製造方法において、フランジ部21の根元部近傍の厚肉部23側と反対側に対応する部分にフランジ部21と第2成形型72の成型溝部77との間に隙間S2を保持する逃がし部84が形成される。このため、パンチ73の先端部74によって嵌合軸部30の中心部端面に鍛造凹部33を形成しながらフランジ部21を形成する際の冷間鍛造の材料流動時における材料と第2成形型72の成型溝部77との間の接触摩擦力を逃がし部84に相当する分だけ軽減することができる。これによって、成形型、特に、第2成形型72の摩耗を軽減して型寿命の向上を図ることが可能となる。
また、この実施例1において、図5〜図7に示すように、第1成形型71は、その成型溝部76に逃がし部がない型構造とすることによって、冷間鍛造のファイバーフローに沿う材料流動性によるフランジ部21の厚肉部23側へ向かう「そり」の発生を良好に抑制することができる。
すなわち、冷間鍛造においては、ファイバーフローに沿う材料流動性によってフランジ部21に、厚肉部23側へ向かうそりが発生しやすくなる特性がある。このフランジ部21の厚肉部23側へ向かうそりによって、例えば、フランジ部21のローター支持面22の全面を平坦面に仕上げ加工することが困難となる恐れがある。フランジ部21のローター支持面22の全面が平坦面に仕上げ加工されていない場合、例えば、ブレーキロータ55の取り付けが不安定となることが想定される。しかしながら、前述したようにフランジ部21の厚肉部23側へ向かう「そり」の発生を抑制することで、フランジ部21のローター支持面22の全面を平坦面に仕上げ加工すること容易となり、ブレーキロータ55を安定よく取り付けることが可能となる。
また、実施例1において、フランジ付き軸部材1の素材となる軸状素材60には、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppm、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%、硫黄の質量含有率が0.005%以下の全ての条件を満たした鋼材を使用している。そのため、軸状素材60は、冷間鍛造による成形性が良好である。また、フランジ付き軸部材1に成形し、必要な旋削加工を施し高周波焼き入れをした後は、軌道輪に必要な表面硬さを得ることができる。
ここで、炭素の質量含有率が0.47%未満の場合は、鋼材が軟らかで、冷間鍛造時の成形性は良好であるが、高周波焼き入れをしても軌道輪に必要な表面硬さが得られない。そして、炭素の質量含有率が0.58を越えると、鋼材が硬くもろくなるため、冷間鍛造による加工に適さない。そのため、少なくとも、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%であることが必要である。
そして、チタンは、鋼材の結晶粒度の粗大化を防止する性質があり、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppmであれば、鋼材の結晶粒度の粗大化を防止されるので、冷間鍛造時の成形性が良好となり、好ましい。
なお、チタンの質量含有率が30ppmを越えると、チタンが析出して軸受のボールを傷つけてしまうことがあり、好ましくない。
そして、銅、ニッケル、モリブデンについては、含有量が多いほど鋼材の結晶粒度が細かくなり鋼材が軟らかくなる性質がある。そこで、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%の少なくともいずれか1つを満たせば、鋼材の結晶粒度が細かくなるため、冷間鍛造時の成形性が良好となる。なお、銅、ニッケル、モリブデンのいずれかの含有率が上記の範囲の上限を超えると、添加する銅、ニッケル、モリブデンによりコストアップとなり、高周波焼き入れによって必要な表面硬さが得られ難くなるため好ましくない。
また、硫黄は、含有量が多いほど鋼材がもろくなり割れやすくなる性質がある。硫黄の質量含有率が0.005%以下であれば、鋼材がもろく割れやすくなることがないので、冷間鍛造時の成形性が良好となる。なお、硫黄の質量含有量が0.005%を越えると、鋼材がもろく割れやすくなるため好ましくない。
[変形例1]
次に、変形例1に係る車輪用軸受装置について説明する。変形例1では、図9に示すとおり、フランジ付き軸部材1Aのフランジ部21Aの形状が実施例1と異なっている。変形例1では、図10に示すとおり、フランジ部21Aは周方向の断面が凸型形状とされ、ハブボルト27の座面の幅の範囲が肉厚部63とされ、周方向の両端は肉薄部64とされている。これにより、ハブボルト27の必要嵌合長さを確保し、かつ、車輪外側のブレーキロータのバックアップとして必要な当たり面の面積を確保して、フランジ部21Aの体積の削減を図っている。また、図10に示すとおり、フランジ部21Aの周方向断面に現れる角部は全てR2以上の鋳造Rとし、金型の寿命向上を図っている。なお、フランジ付き軸部材1Aの材質、フランジ部21A以外の形状及びフランジ付き軸部材1Aの製造方法は実施例1のフランジ付き軸部材1と共通であるため、詳細な説明は省略する。
この変形例1によれば、フランジ部の強度を損なわずに、さらに軽量化が可能である。
[変形例2]
次に、変形例2に係る車輪用軸受装置について説明する。変形例2では、図11に示すとおり、フランジ付き軸部材1Bの嵌合軸部30Bの形状及び、フランジ部21Bの根元部近傍の形状が実施例1と異なっている。変形例2では、嵌合軸部30Bは、フランジ部21Bの根元部付近が肉厚とされ、他の部分は肉薄とされている。そして、嵌合軸部30Bの内径面がフランジ部21Bの数に対応した多角形状とされている。そして、嵌合軸部30Bの内径面を形成する鍛造凹部33Bの隅部32aは円弧状とされており、隅部32aの半径r1と、嵌合軸部30Bのブレーキロータ用嵌合部31Bの外径側の半径r2をほぼ等しく設定して、冷間鍛造におけるパンチ寿命の確保を図っている。
そして、嵌合軸部30Bの外径側でフランジ部21Bが形成されない位置には鍔状のフランジ基部20bが形成されており、フランジ部21Bの根元部近傍はフランジ基部20bと滑らかに接続されてフランジ基部20bと一体化されている。なお、フランジ付き軸部材1Bの材質、フランジ部21Bとその根元部近傍を除いた部分の形状は実施例1と共通であり、フランジ付き軸部材1Bの製造方法も実施例1のフランジ付き軸部材1と共通であるため、詳細な説明は省略する。
この変形例2によれば、フランジ部21Bへの鋼材の流動性を確保し、かつ、比較的繰り返し応力のかかりにくいフランジ部21Bの根元部近傍以外の部分で嵌合軸部30Bを肉薄化することが可能であり、フランジ付き軸部材1Bの強度確保と軽量化の両立が可能である。また、フランジ部21Bの根元部近傍とフランジ基部20bを一体化することにより、フランジ部21Bの根元部にかかる応力の分散をはかることができる。
なお、この発明は前記実施例や変形例に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。
1、1A、1B フランジ付き軸部材
10 軸部
11 大径部
12 小径部
20 中間軸部
20a、20b フランジ基部
21、21A、21B フランジ部
22 ローター支持面
23 厚肉部
24 ボルト孔
27 ハブボルト
30、30B 嵌合軸部
33、33B 鍛造凹部
41 アンギュラ玉軸受(転がり軸受)
45 外輪部材
61 一次成形品
62 二次成形品
63 肉厚部
64 肉薄部
70 鍛造型装置
71 第1成形型
72 第2成形型
73 パンチ
75 キャビティ
78 フランジ成形部
80、81 案内面
84 逃がし部
φA フランジ部の外径
φB フランジ基部の外径
C フランジ部の周方向の幅

Claims (4)

  1. 転がり軸受が組み付けられる軸部と、この軸部の一端側に形成されかつ車輪の中心孔が嵌め込まれる嵌合軸部と、前記軸部と前記嵌合軸部との間に位置する外周面に外径方向へ放射状に延出されかつ前記車輪を締め付けるハブボルトが配置されるボルト孔が貫設された複数のフランジ部とを有するフランジ付き軸部材を備えた車輪用軸受装置であって、
    前記フランジ付き軸部材が、炭素の質量含有率が0.47%〜0.58%の鋼材で構成されており、
    前記フランジ部は、冷間鍛造によって前記嵌合軸部の中心部端面に鍛造凹部が形成される際の側方押出加工によって形成されることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1に記載の車輪用軸受装置であって、
    前記フランジ付き軸部材が、チタンの質量含有率が20ppm〜30ppmの鋼材で構成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車輪用軸受装置であって、
    前記フランジ付き軸部材が、銅、ニッケル及びモリブデンの質量含有率について、銅の質量含有率が0.10%〜0.20%、ニッケルの質量含有率が0.10%〜0.20%、モリブデンの質量含有率が0.75%〜0.85%の少なくともいずれか1つを満たし、かつ、いずれの質量含有率も前記の範囲の上限を越えない鋼材で構成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかの請求項に記載の車輪用軸受装置であって、
    前記フランジ付き軸部材が、硫黄の質量含有率が0.005%以下の鋼材で構成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
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