JP2010188071A - 遊技球振分け装置 - Google Patents

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雅 齋藤
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Abstract

【課題】役物に遊技球が入賞してもすぐに遊技球の振り分け先を予測することが困難で面白みのある遊技球振分け装置を提供する。
【解決手段】入賞口18に入賞した遊技球が転動する通路21と、通路21の出口21bの下流側に設けられたV入賞口23と、V入賞口23に隣接して設けられたハズレ口24と、通路21の入口21aよりも上流側に設けられ、遊技球の衝突により回転して当該遊技球を入口へ案内する羽根車25と、通路21の出口21bとV入賞口23との間に設けられ、羽根車25の回転に伴って移動するV入賞導入部材26とを備え、このV入賞導入部材26の変移により出口21bから出てきた遊技球をV入賞口23とハズレ口24とに振り分けるものであり、通路21は、入口21aから入った遊技球が出口21bに到達するまでの時間を変更させる到達時間変更手段22を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ機に用いられる遊技球振分け装置に関し、特に、役物の内部に入賞した遊技球を振り分ける遊技球振分け装置に関する。
一般に、羽根モノと称されるパチンコ機では、始動口に遊技球が入賞すると、遊技領域の中央部に設けられた役物(センター役物、可変入賞装置等とも称される)の羽根(可動部材、可動片)が開閉して、入賞口から遊技球が役物内に入賞することが可能となる。そして、入賞した遊技球は、役物の内部に設けられた遊技球振分け装置によりV入賞口かハズレ口のいずれかに振り分けられる。V入賞口に遊技球が入ると大当たり遊技状態に移行し、羽根が所定期間開閉して遊技球を受け入れるため、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。一方、ハズレ口に遊技球が入った場合は、数個の賞球があるだけで大当たり遊技状態には移行しない。
このような遊技球振分け装置として、例えば、特許文献1に示すような装置がある。すなわち、特許文献1では、可変入賞装置の可動片が開いてその内部に入賞した遊技球は、直ちに傾斜棚の上を転がって人形の前を落下するか、進退動型電動部材により人形の内部に取り込まれるか、あるいは、人形の両サイドに設けられた回転型電動部材に取り込まれるかのいずれかへと振り分けられる。そして、遊技球が人形に取り込まれると、この人形の股下部に開設された放出口へと導かれ、この放出口から出た遊技球は、そのまままっすぐ転がって特定入賞口(V入賞口)に入るようになっている。そのため、遊技者は遊技球が人形に取り込まれる(振り分けられる)ことを期待しながら遊技を行うことができる。
特開2005−34501号公報(段落0010〜0014、図2等)
上記従来の技術では、人形の前を落下した遊技球は普通入賞口(ハズレ口)へ入る確率が高くなっており、また、人形の両サイドの回転型電動部材へ振り分けられた遊技球は、サブ放出口へと導かれて殆どの場合は普通入賞口(ハズレ口)に入るようになっており、この遊技球が特定入賞口(V入賞口)に入ることは稀である。つまり、可変入賞装置内に入賞した遊技球が人形の内部に取り込まれた場合は特定入賞口に入る確率が高いが、それ以外の場合は殆ど普通入賞口に入るのである。そして、この従来技術では、可変入賞装置内に入賞した遊技球が傾斜棚を転がる時間は極めて短いため、入賞したとほぼ同時に、遊技球の振分け先が予測できてしまう。そのため、上記従来の技術では、もはや遊技者にとってドキドキすることはなく、面白みに欠けるものとなっている。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、役物に遊技球が入賞してもすぐに遊技球の振り分け先を予測することが困難であり、遊技者がドキドキしながら面白みを抱いて遊技を行うことができる遊技球振分け装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技球振分け装置は、入賞口と、この入賞口を開閉する可動部材とを有する役物の内部に配置され、前記入賞口に入賞した遊技球を振分ける遊技球振分け装置であって、前記入賞口に入賞した遊技球が転動する通路と、前記通路の出口の下流側に設けられ、その内部に遊技球が入ることで通常と比べて遊技者に有利な遊技状態に移行するV入賞口と、前記V入賞口に隣接して設けられたハズレ口と、前記通路の入口よりも上流側に設けられ、遊技球の衝突により回転して当該遊技球を前記入口へ案内する羽根車と、前記通路の出口と前記V入賞口との間に設けられ、前記羽根車の回転に伴って移動するV入賞導入部材とを備え、前記V入賞導入部材は、通常状態では、自重により、前記V入賞口に遊技球が入ることを阻止して当該遊技球を前記ハズレ口へと導くハズレ位置にてその姿勢が維持されており、前記羽根車の回転に伴って移動するとき、前記ハズレ位置から、遊技球を前記V入賞口へと導くことが可能なV入賞位置へと変移することにより、前記通路の出口から出た遊技球を前記V入賞口と前記ハズレ口とに振り分けるものであり、前記通路は、入口から入った遊技球が出口に到達するまでの時間を変更させる到達時間変更手段を有していることを特徴としている。
このように構成された遊技球振分け装置では、羽根車に衝突した遊技球は、通路の入口に案内され、そのまま通路を転動しながら出口まで到達すると、V入賞導入部材によってV入賞口かハズレ口のどちらかに振り分けられる。このV入賞導入部材は、通常状態では、自重により遊技球がV入賞口に入ることを阻止するハズレ位置にその姿勢が維持されており、羽根車が遊技球の衝突により回転すると、この回転に伴ってハズレ位置から遊技球がV入賞口へと導くことが可能なV入賞位置へと変移する。そして、しばらくするとV入賞導入部材は自重によりハズレ位置に復帰する。したがって、通路内に入った遊技球が、V入賞導入部材がハズレ位置に戻ってくるタイミングより早く出口に到達した場合には、この遊技球はV入賞口へと振り分けられることとなる。一方、通路内を転動する遊技球が、V入賞導入部材がちょうどハズレ位置に戻ってくるタイミングで出口に到達するか、あるいは、それより遅く出口に到達した場合には、この遊技球は、V入賞導入部材によりV入賞口への進路が妨げられてハズレ口へと振り分けられる。さらに、到達時間変更手段によって入口から通路内に入った遊技球が出口に到達するまでの時間が変更されるため、遊技者は、遊技球が通路の出口に到達するまで、V入賞口とハズレ口のどちらに振り分けられるのかを予測することが非常に困難となる。したがって、役物内に遊技球が入賞しても、最後まで遊技球の振り分け先が分からないので、遊技者はハラハラ、ドキドキしながら遊技を楽しむことができる。
ここで、本発明における到達時間変更手段は、通路を転動する遊技球に対して何らかの作用をすることにより遊技球が入口から出口まで到達する時間が変化するものであれば全て含まれ、例えば、次のような構成とすることができる。
すなわち、上記構成において、前記到達時間変更手段は、前記通路の入口から入った遊技球が衝突する突起と、この突起を分岐点として前記通路内に形成された複数の分岐路とを備え、前記複数の分岐路は互いに異なる長さを有するようにしても良い。また、上記構成において、前記到達時間変更手段は、前記通路内に形成された複数の分岐路を備え、前記複数の分岐路は互いに遊技球の転動する面の摩擦係数が異なるようにしても良い。また、上記構成において、前記到達時間変更手段は、前記通路内で遊技球が転動する面に対して出没する障害物と、この障害物を出没させる駆動装置とを備えるようにしても良い。これらの構成によれば、通路の入口に入った遊技球が出口に到達するまでの時間を簡単な構成で確実に変更することができる。
また、上記構成において、前記羽根車の回転軸と前記V入賞導入部材とは線状部材で繋がれており、前記羽根車が遊技球の衝突により一方向へ回転するとき、前記線状部材が前記回転軸に巻き取られることにより、前記V入賞導入部材が前記ハズレ位置から前記V入賞位置に向かって上方向へ移動するようにしても良い。かかる構成によれば、線状部材を羽根車の回転軸で巻き取るだけの簡易な構成でV入賞導入部材を上下移動させることができるうえ、V入賞導入部材が上下移動するため、このV入賞導入部材が下がってくる過程で遊技球がその下をすり抜けるといった演出を遊技者に見せることができる。
また、上記構成において、前記羽根車の前記回転軸に、前記V入賞位置まで移動した前記V入賞導入部材が前記ハズレ位置へ向かって移動する速度を遅くさせる減速手段が設けられていても良い。かかる構成によれば、V入賞導入部材がV入賞位置からゆっくりとハズレ位置まで戻ってくるようになるので、遊技球が通路の入口から出口まで到達する時間を長くすることができる。よって、遊技者は、より一層ハラハラ、ドキドキしながら遊技を行うことができる。
本発明の遊技球振分け装置によれば、遊技球が転動する通路が到達時間変更手段を有しているため、通路に遊技球が入っただけでは、遊技者は、遊技球がV入賞口とハズレ口のどちらに振り分けられるかの予測をすることは困難であり、ドキドキしながら面白みを抱いて遊技を行うことができる。
パチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開けた状態の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 図1に示すパチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示すパチンコ機のセンター役物の概略構成を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態例に係る遊技球振分け装置の外観斜視図である。 図6に示す遊技球振分け装置が遊技球をV入賞口に導いている状態を示す外観斜視図である。 本発明の第2実施形態例に係る遊技球振分け装置の外観斜視図である。 図8の遊技球振分け装置が遊技球をV入賞口に導いている状態を示す外観斜視図である。
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1と図2に示すように、本発明の遊技球振分け装置が適用されるパチンコ機Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、前面枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられたハンドル7等を具備している。また、図3に示すように、このパチンコ機Pは、背面側に、主制御処理装置11と、副制御処理装置12(12a〜12c)と、賞球払出装置14等を備えている。
次に、図1〜図4を参照して、このパチンコ機Pの構成を詳しく説明する。
遊技盤3は、その盤面に遊技領域31を有しており、前面枠2に装着した後、ガラス板10から遊技領域31を観察することができる。遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されており、発射装置9によって打ち出された遊技球はこの遊技領域31内を流下する。また、遊技領域31内には、センター役物(役物)17と、始動口37a,37bと、一般入賞口38と、アウト口39と、遊技釘(図示せず)と、風車(図示せず)等が設けられている。なお、詳しくは後述するが、始動口37aに遊技球が入賞すると、センター役物17の羽根(可動部材)19が2回開閉し、始動口37bに遊技球が入賞すると、羽根19が1回開閉するようになっている。
また、一般入賞口38に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。そして、始動口37a,37bおよび一般入賞口38に入らなかった遊技球は、アウト口39から回収される。なお、始動口37a,37bおよび一般入賞口38の内部には、それぞれ遊技球の通過を検知するためのセンサ43a,43b,44(図4参照)が設けられている。
前面ボード6には遊技球を収容するとともに、外部に排出可能な受皿5が取り付けられている。この受皿5は、遊技者が投入した遊技球を収容するだけでなく、賞球払出装置14から賞球として払い出された遊技球も収容可能となっている。そして、前面ボード6の右下に取り付けられたハンドル7を回動させると、その回動量に応じた発射強度で受皿5内の遊技球が1球ずつ遊技領域31へと発射する。
主制御処理装置11は、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられている。この主制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)11aと、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)11bと、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)11c等とにより構成され、遊技に関する主要な処理を行っている。具体的には、始動口37a,37bに遊技球が入賞したことを検知して、センター役物17の羽根19を所定回数開閉するように制御したり、センター役物17の内部に入賞した遊技球がV入賞口23(図6参照)に入った場合には、大当たり遊技としてセンター役物17の羽根19を複数ラウンドに亘って開閉するようセンター役物17の動作の制御を行っている。また、始動口検知センサ43a,43bおよび一般入賞口検知センサ44が遊技球の通過を検知したことに応じて、賞球払出装置14に賞球の払い出し命令を行う処理等を行っている。それ以外にも、副制御処理装置12に対する様々な指令を行う役割も果たしている。
副制御処理装置12(12a〜12c)は、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられ、主制御処理装置11が生成した処理情報に従って演出装置(ランプ、スピーカー等)の制御を行う装置である。そして、内部にCPU、ROM、RAM等を備えている。
賞球払出装置14は、遊技球を1個ずつ保持する切欠きが形成されたスプロケット(図示せず)と、このスプロケットを回転させるモータ(図示せず)とを備えて構成されている。そして、モータの回転を制御することにより、必要な数だけ賞球を払い出すことができるようになっている。また、発射制御処理装置13は、発射装置9に対して通電させたり、通電を停止したり、あるいは、ハンドル7の回動量に応じて通電電流を変化させるといった制御処理を行う。
図5に示すように、前記センター役物17は、遊技球が入賞することが可能な入賞口18と、この入賞口18を開閉する一対の羽根(可動部材)19と、本発明の第1実施形態例に係る遊技球振分け装置20を内装するハウジング52と、ハウジング52を上下に仕切る傾斜板53とを備えて構成されている。傾斜板53の中央には遊技球が1個ずつ通過可能な開口54が設けられており、この開口54の真下には、回転体50が遊技盤3に直交する軸を中心に一方向(図5の矢印方向)に回転自在に軸支されている。
回転体50には、遊技球を1個収納できるだけの切欠き55が1個形成されており、図示しないモータにより一方向に一定速度で回転している。開口54に入った遊技球は、回転体50の側面により落下が阻止されることで開口54内に一時的に貯留されるが、回転体50が回転していき切欠き55が開口54の真下に位置したときに、この遊技球は落下して切欠き55の内部に取り込まれる。そして、切欠き55の内部に遊技球を収納した状態で、回転体50がそのまま180度回転して切欠き55が真下の位置までくると、回転体50の下方に設けられた遊技球振分け装置20へ向けて遊技球が1個ずつ送り出される(落下する)ようになっている。なお、入賞口18から入賞した遊技球が、開口54に一時的に貯留されずに傾斜板53の左右に転がった場合には、回収口51a、51bを介して島設備に回収されるようになっている。
図6と図7に示すように、前記遊技球振分け装置20は、入賞口18に入賞した遊技球が転動する通路21と、通路21の出口21bの下流側に設けられたV入賞口23と、このV入賞口23に隣接して設けられたハズレ口24と、通路21の入口21aよりも上流側に設けられた羽根車25と、通路21の出口21bとV入賞口23との間に設けられたV入賞導入部材26と、到達時間変更手段22とを備えて構成されている。
V入賞口23は、その内部に遊技球が入ることで通常と比べて遊技者に有利な遊技状態に移行することができる入賞口であり、内部には遊技球の通過を検知するV入賞口検知センサ45(図4参照)が設けられている。一方、ハズレ口24は、その内部に遊技球が入っても上記有利な遊技状態に移行することはなく、単に数個の賞球が遊技者に払出されるだけの入賞口である。なお、ハズレ口23にも、遊技球の通過を検知するハズレ口検知センサ46(図4参照)が内装されている。
羽根車25は、円柱状のハブ25eの周面に回転方向に沿って90度ずつ間隔を空けて設けられた4枚のブレード25a〜25dと、この円柱状のハブ25eの側端面から中心軸線上に延在する回転軸25fとを備えて構成されており、図示しない軸受によって回転軸25fが支持されている。かかる構成により、羽根車25は、回転軸25fを中心に自在に回転することができるようになっている。また、これら4枚のブレード25a〜25dは、遊技球が衝突することが可能な程度の大きさを有しており、遊技球が衝突すると図6中のA方向(減速手段27の側から見て時計方向)に回転して遊技球を通路21の入口21aに案内する。また、回転軸25fのうちハブ25eと連結していない方の端部側には紐(線状部材)29を巻き取るための紐巻き取りローラ25gが形成されており、さらに、回転軸25fの端部には後述する減速手段27が設けられている。
なお、羽根車25は、図6に示すようにV入賞導入部材26がハズレ位置にある状態において、ブレード25bが通路21の入り口21aの上方で水平姿勢となるようにバランスが取られている。
V入賞導入部材26は、矩形板状の遮蔽板26aと、この遮蔽板26aの上下移動を規制する一対のガイド26bとを備えて構成されており、通路21の出口21bとV入賞口23の間に配置されている。ガイド26bは断面コ字状のレール部材であり、遮蔽板26aの両側部を移動自在に支持するように配置されている。すなわち、一対のガイド26bは、コ字状の部材の開放部分が対面するように配置され、一対のガイド26bの内側空間の部分に遮蔽板26aが上下移動自在に収納されているのである。この一対のガイド26bにより、遮蔽板26aはスムーズに上下移動することができる。そして、遮蔽板26aがV入賞口23の手前で遊技球の進入を遮断している位置、すなわちハズレ位置(図6の状態)では、遮蔽板26aが邪魔をして遊技球がV入賞口23に入ることはない(遊技球はハズレ口24に入る)が、遮蔽板26aが上方向に移動したV入賞位置(図7の状態)にある場合には、遊技球が通過することができる程度の隙間が出来るため、この隙間を通過して遊技球がV入賞口23に入ることが可能となるようになっている。
また、V入賞導入部材26の遮蔽板26aは、プーリ28を介して紐巻き取りローラ25gと紐(線状部材)29で繋がっている。そして、遮蔽板26aは、通常状態では、自重により、遊技球がV入賞口23に入ることを阻止するハズレ位置にてその姿勢が維持されており(図6の状態)、羽根車25が図6中のA方向に回転するのに伴って、紐巻き取りローラ25gが回転して紐(線状部材)29を巻き取ることにより、遮蔽板26aは上方向に移動する(図7の状態)。この上方向に移動した状態では、通路21の出口21bとV入賞口23とが連通するので、遊技球がV入賞口23に入ることが可能となる。つまり、遮蔽板26aが上方向に吊り上げられた位置がV入賞位置である。そして、上方向に移動した遮蔽板26aは、紐29を引き出しながら自重で徐々に落下していき元の位置(図6の状態)まで戻る。このように、遮蔽板26aは紐29により吊り上げられ、自重で落下するようになっている。
次に、通路21の構造について詳しく説明する。通路21は、羽根車25の下方に設けられ、上方が開口した四角形の箱状部材21cと、この箱状部材21cの底面に設けられた三角錐状の突起22cと、この突起22cを分岐点としてV入賞口23に向かってそれぞれ湾曲しながら延びた二つの分岐路22a,22bと、これら二つの分岐路22a,22bの先端が合流した部分に形成された出口21bとで構成されている。箱状部材21cの上方を開口した部分が、遊技球が通路21内に入るための入口21aである。また、二つの分岐路である第1分岐路22aと第2分岐路22bは、遊技球が1個転動することができる程度の幅を有し、上方を開放した断面略コ字状の部材で形成されており、その底面が遊技球の転動する面となっていると共に、底面から上方に延びた両側の側壁が遊技球の落下を防止している。なお、通路21の出口21b付近の側壁は一部切り欠かれており、この切り欠かれた部分から遊技球がハズレ口24に向かって落下するようになっている。
また、第1分岐路22aと第2分岐路22bは、底面が同じように滑らかに仕上げられているが、互いに長さが異なっており、具体的には、第1分岐路22aの方が第2分岐路22bよりも長くなっている。そのため、入口21aから入った遊技球が突起22cに衝突した後に出口21bまで到達する時間が異なることとなる。より詳細には、入口21aから第1分岐路を経由して出口21bまで到達する時間は、第2分岐路を経由して出口21bまで到達する時間よりも長くなる。このように、本実施形態例では、第1分岐路22aと第2分岐路22bと突起22cとにより到達時間変更手段22が構成されている。
さらに、本実施形態例において、回転軸25fには、上方向にV入賞位置まで移動した遮蔽板26aがハズレ位置へ戻る速度を遅くさせる減速手段27が設けられている。この減速手段自体は公知であるので詳細の説明は省略するが、簡単に構造を説明すると、回転軸25fに取り付けられたギアの一方向への回転に対して爪が噛んでトルクを与えることにより、遮蔽板26aがハズレ位置へ戻る速度が遅くなる。しかし、他方向への回転に対しては爪が噛まないような構造となっているので、遮蔽板26aがV入賞位置に向かって上方向に移動するときには、その速度は遅くならない。
ここで、減速手段27によって遮蔽板26aがV入賞位置からハズレ位置に戻るまでの時間は、遊技球が入口21aから第1分岐路22aを経由して出口21bに到達する時間に比べて僅かに長い時間に調整されている。よって、遊技球が第1分岐路22aを経由して出口21bから遊技球が出てきたときには、遮蔽板26aがハズレ位置に丁度戻ってくる瀬戸際のタイミングなので、遊技球はハズレ口24に入る確率が高くなっている(V入賞口23に入ることも時々はある)。その一方で、遊技球が第2分岐路22bを経由して出口21bから出てきたときには、まだ遮蔽板26aはハズレ位置に戻っている途中であるため、遊技球が遮蔽板26aに邪魔されることが少ない。よって、遊技球が第2分岐路22bを経由してV入賞口23に入る確率は、第1分岐路22aを経由した場合に比べて高くなる。
次に、上記のように構成された遊技球振分け装置20を組み込んだパチンコ機Pの作用について説明する。遊技を行おうとする遊技者は、ハンドル7を操作して遊技球を遊技領域31に向けて発射する。始動口37aに遊技球が入賞すると、一対の羽根19が0.9秒間開いて閉じる動作を2回繰り返す。また、始動口37bに遊技球が入賞すると、一対の羽根19が0.9秒間開いて閉じる動作を1回行う。
遊技領域31内を流下している遊技球が、一対の羽根19が開いているタイミングで入賞口18からセンター役物17内に入賞すると、まず傾斜板53を転動する。そして、遊技球が開口54に入って一時的に貯留された場合には、回転体50が回転していき、切欠き55が遊技球の真下の位置にきたときに、その遊技球は切欠き55の内部に取り込まれる。回転体50は遊技球を内部に保持した状態で回転を続け、遊技球を取り込んだ位置から180度回転したときに遊技球振分け装置20に向けて遊技球を落下させる。
落下した遊技球は、羽根車25のブレード25a〜25dのいずれか1つに衝突すると、羽根車25が回転軸25fの回りに図6中A方向に回転することによって通路21の入口21aへと案内される。すると、この羽根車25の回転に伴って紐29が紐巻き取りローラ25gによって巻き取られる。これにより、遮蔽板26aはガイド26bに案内されながら上方向に変移して図7に示す状態となる。その後、遮蔽板26aは自重により下方向に落下するが、減速手段27があるので、ゆっくりと回転軸25fを図7中B方向に回転させながら紐29を引き出して下降していき、最終的には図6の状態(元の状態)に復帰する。
羽根車25の回転により遮蔽板26aが吊り上げられてゆっくりと下降している間に、遊技球は通路21を通って出口21bへと向かうが、その途中でまず入口21aに落下して突起22cに衝突することにより、ランダムに(時の運で)第1分岐路22aと第2分岐路22bのどちらかに遊技球の進路が決定される。第1分岐路22aを経由して遊技球が出口21bに到達したときには、遮蔽板26aがハズレ位置に戻るかどうかの瀬戸際であるので、遊技球が実際に出口21bに到達したタイミングでV入賞口23かハズレ口24のどちらに入るかが決まるが、ハズレ口24に入る方が多い。つまり、本実施形態例では、長い時間をかけて遊技球が通路21内を転動すると、ハズレ口24に遊技球が入る可能性が高く、遊技者にとって必ずしも有利とは言えない。
一方、遊技球が第2分岐路22bを経由した場合には、遮蔽板26aはV入賞位置からハズレ位置に戻ってきている途中であるため、出口21bから出てきた遊技球は遮蔽板26aによる妨げを受けることなく、V入賞口23に入る可能性が高くなる。つまり、本実施形態例では、通路21内を遊技球が転動している時間が短いと、V入賞口23に遊技球が入る可能性が高く、遊技者にとって有利となるのである。
そして、遊技球が残念ながらハズレ口24に入った場合には、賞球払出装置14から所定個数(例えば10個)の賞球が遊技者に払出されるが、V入賞口23に遊技球が入った場合には、主制御処理装置11が通常状態から大当り遊技に移行する。この大当り遊技では、一対の羽根19が18回以下の開放動作(開放時間の合計は30秒以下)、または遊技球がセンター役物17に10個入賞すると終了となる1回のラウンドを複数ラウンド(例えば15ラウンド)実行して大当たり遊技が終了となる。この大当たり遊技中に遊技者は多くの賞球を獲得できることとなる。
以上、説明したように、第1実施形態例に係る遊技球振分け装置20を備えたパチンコ機Pによれば、遊技球が通路21の出口21bに到達するまでは、その後の遊技球の振分け先を予測し難く、少なくともセンター役物17に入賞した時点で遊技球の振分け先の予測は非常に困難である。そのため、ドキドキ、ワクワクしながら遊技を楽しむことができる。
次に、本発明の第2実施形態例に係る遊技球振分け装置200について図8と図9を参照して説明する。この遊技球振分け装置200は、前述した第1実施形態例と同様に、図2に示すパチンコ機Pのセンター役物17の内部に取り付けられているが、第1実施形態例に係る遊技球振分け装置20と比べて、通路221および到達時間変更手段222の構成が相違している。そこで、以下、この相違点を中心に説明を行うこととし、遊技球振分け装置200のうち第1実施形態例に係る遊技球振分け装置20と同一構成のものについては、図中に同一符号を付すことでその説明を簡略化している。
本実施形態例に係る遊技球振分け装置200においては、通路221が、一つの入口221aから分岐する二つの分岐路222a,222bを経由して一つの出口221bに出る構成となっている。より詳細に説明すると、通路221は、羽根車25の下方に設けられて上方を開口した四角形の箱状部材221cと、この箱状部材221cの底面からV入賞口23に向かって並行に延びた二つの分岐路222a,222bと、これら二つの分岐路222a,222bの先端が合流した部分に形成された出口221bとで構成されている。箱状部材221cの上方を開口した部分が、遊技球が通路221内に入るための入口221aである。また、二つの分岐路である第1分岐路222aと第2分岐路222bは、遊技球が1個転動することができる程度の幅を有し、上方を開放した断面略コ字状の部材で形成されており、その底面が遊技球の転動する面となっていると共に、底面から上方に延びた両側の側壁が遊技球の落下を防止している。なお、通路221の出口221b付近の側壁は一部切り欠かれており、この切り欠かれた部分から遊技球がハズレ口24に向かって落下するようになっている。
そして、第1分岐路222aと第2分岐路222bは、互いに同じ長さで形成されているが、底面の摩擦係数が互いに異なっており、この摩擦係数の相違により入口221aから入った遊技球が出口221bまで到達する時間が異なるようになっている。より具体的には、第1分岐路222aの底面には凹凸が形成されており、この凹凸により遊技球の滑らかな転動が困難となるように(別言すると、遊技球の通過に時間がかかるように)なっている。一方、第2分岐路222bの底面は、遊技球が滑らかに転動することができるように平滑に仕上げられている。そのために、入口221aに入った遊技球が第1分岐路222a経由して出口221bに到達する時間は、入口221aに入った遊技球が第2分岐路222bを経由して出口221bに到達する時間よりも長く(遅く)なる。このように、本実施形態例では、摩擦係数の互いに異なる第1分岐路222aおよび第2分岐路222bが到達時間変更手段222として機能している。
なお、減速手段27によって遮蔽板26aがV入賞位置からハズレ位置に戻るまでの時間は、遊技球が入口221aから第1分岐路222aを経由して出口221bに到達する時間に比べて僅かに長い時間に調整されていることは、前述した第1実施形態例の場合と同様である。したがって、遊技球が第1分岐路222aを経由して出口221bから遊技球が出てきたときには、遮蔽板26aがハズレ位置に丁度戻ってくる瀬戸際のタイミングなので、遊技球はハズレ口24に入る確率が高くなっている。一方、遊技球が第2分岐路222bを経由して出口221bから出てきたときには、まだ遮蔽板26aはハズレ位置に戻っている途中であるため、遊技球が遮蔽板26aに邪魔されることは少ない。そのため、第2分岐路222bを経由して遊技球がV入賞口23に入る確率は、第1分岐路222aを経由した場合に比べて高くなる。
次に、上記のように構成された遊技球振分け装置200を組み込んだパチンコ機Pの作用について説明するが、タイミング良く遊技球振分け装置200に遊技球が落下するところまでは前述した第1実施形態例と同様であるため、そこまでの説明は省略し、遊技球振分け装置200に遊技球が落下してきて以降の部分についてのみ説明する。
落下した遊技球は、羽根車25のブレード25a〜25dのいずれか1つに衝突すると、羽根車25が回転軸25fの回りに図8中A方向に回転することによって、通路221の入口221aへと案内される。すると、この羽根車25の回転に伴って紐29が紐巻き取りローラ25gによって巻き取られる。これにより、遮蔽板26aはガイド26bに案内されながら上方向に変移して図8に示す状態となる。その後、遮蔽板26aは自重により下方向に落下するが、減速手段27があるのでゆっくりと回転軸25fを図9中B方向に回転させながら紐29を引き出して下降していき、最終的には図8の状態(元の状態)に復帰する。
羽根車25の回転により遮蔽板26aが吊り上げられてゆっくりと下降している間に、遊技球は通路221を転動しながら出口221bへと向かうが、箱状部材221Cの底面に衝突して、ランダムに(時の運で)第1分岐路222aと第2分岐路222bのどちらかに遊技球の進路が決定される。第1分岐路222aを経由して遊技球が出口221bに到達したときには、遮蔽板26aがハズレ位置に戻るかどうかの瀬戸際であるので、遊技球が実際に出口221bに到達したタイミングでV入賞口23かハズレ口24のどちらに入るかが決まるが、ハズレ口24に入る方が多い。つまり、本実施形態例では、長い時間をかけて遊技球が通路221内を転動すると、ハズレ口24に遊技球が入る可能性が高く、遊技者にとって必ずしも有利とは言えない。
一方、遊技球が第2分岐路222bを経由した場合には、遮蔽板26aはV入賞位置からハズレ位置に戻ってきている途中であるため、出口221bから出てきた遊技球は遮蔽板26aによる妨げを受けることなくV入賞口23に入る可能性が高くなる。つまり、本実施形態例では、通路221内を遊技球が転動している時間が短いと、V入賞口23に遊技球が入る可能性が高く、遊技者にとって有利となるのである。なお、その後の処理は第1実施形態例と同様に行われる。
以上、説明したように、第2実施形態例に係る遊技球振分け装置200を備えたパチンコ機Pにおいても、遊技球が通路221の出口221bに到達するまでは、その後の遊技球の振分け先は予測が難しくなり、ドキドキ、ワクワクしながら遊技を楽しむことができる。
なお、上述した到達時間変更手段22,222に代えて次のような構成を採用しても良い。すなわち、到達時間変更手段として、遊技球が転動する転動面である通路の底面に対して出没するピン(障害物)と、このピンを駆動するソレノイド(駆動装置)を設けるようにしても良い。このピンは、パチンコ機Pの主制御処理装置11からの指令によりソレノイドが通電すると、底面から突出して遊技球の転動を妨げるようになっている。ピンの出没動作は、遊技中に所定条件が成立したことに応じて主制御処理装置11によって制御されるようにする。
例えば、初期状態においてピンは通路の底面から退避した状態に制御されており、始動口37aに遊技球が入賞(所定条件の成立)した場合には、主制御処理装置11はソレノイドへの通電は行わず、ピンを通路の底面から退避した状態に制御する。一方、始動口37bに遊技球が入賞した場合には、主制御処理装置11がソレノイドに通電してピンを通路の底面から突出させ、遮蔽板26aがV入賞位置まで上方向に変移した後にハズレ位置に戻ってくる間際まで、ピンが突出した状態を維持するようにピンの動作を制御する。この構成によっても、ピンが通路の底面に対して突出していると遊技球の転動が阻止されるため、ピンの出没によって通路の入口から入った遊技球が出口に到達するまでの時間を変更することができる。
このような到達時間変更手段によれば、始動口37aに遊技球が入賞して羽根19が開閉したことに起因して遊技球振分け装置に遊技球が取り込まれた場合には、ピンが退避したままであるので、通路の入口から入った遊技球はピンに邪魔されることなく転動して早く出口に出てくる。このとき、遮蔽板26aはV入賞位置からハズレ位置に戻ってくる途中であるため、遊技球が遮蔽板26aに邪魔されることなくV入賞口23に入る可能性は高い。しかし、始動口37bに遊技球が入賞して羽根19が開閉したことに起因して遊技球振分け装置に遊技球が取り込まれた場合には、遮蔽板26aがハズレ位置に戻ってくる間際まで通路の底面にピンが突出しているため、遊技球の転動が阻止される。この間に遮蔽板26aがハズレ位置に戻ってきてV入賞口23がほぼ遮断される。そのため、遊技球はハズレ口24に入る可能性が高い。ただし、いずれにしても、遊技球が出口に到達するまでは、遊技球の振分け先の予測が困難であることには変わりないため、到達時間変更手段22,222を採用した遊技球振分け装置と同様に、遊技者にハラハラ、ドキドキした遊技を提供できる。
なお、到達時間変更手段として、符号22,222および上記のピンを用いた例を挙げたが、これらの構成は相互に組み合わせることも可能である。例えば、到達時間変更手段22の第1分岐路22aおよび/または第2分岐路22bの底面にピンを出没自在に取り付けることができる。また、到達時間変更手段222の第1分岐路222aに形成された凹凸の代わりにピンを出没させるようにしても構わない。また、到達時間変更手段222の第1分岐路222aと第2分岐路222bの長さを、第1実施形態例に係る到達時間変更手段22の如く異なる長さとすることもできる。これらのいずれの構成を採用しても、遊技球の振分け先の予測が最後まで困難となり、従来にない興奮を遊技者に与えることができることとなる。
3 遊技盤
17 センター役物(役物)
19 羽根(可動部材)
18 入賞口
20,200 遊技球振分け装置
21,221 通路
21a,221a 入口
21b,221b 出口
21c,221c 箱状部材
22,222 到達時間変更手段
22a,222a 第1分岐路
22b,222b 第2分岐路
22c 突起
23 V入賞口
24 ハズレ口
25 羽根車
25a,25b,25c,25d ブレード
25e ハブ
25f 回転軸
25g 紐巻き取りローラ
26 V入賞導入部材
26a 遮蔽板
26b ガイド
27 減速手段
28 プーリ
29 紐(線状部材)

Claims (6)

  1. 入賞口と、この入賞口を開閉する可動部材とを有する役物の内部に配置され、前記入賞口に入賞した遊技球を振分ける遊技球振分け装置であって、
    前記入賞口に入賞した遊技球が転動する通路と、前記通路の出口の下流側に設けられ、その内部に遊技球が入ることで通常と比べて遊技者に有利な遊技状態に移行するV入賞口と、前記V入賞口に隣接して設けられたハズレ口と、前記通路の入口よりも上流側に設けられ、遊技球の衝突により回転して当該遊技球を前記入口へ案内する羽根車と、前記通路の出口と前記V入賞口との間に設けられ、前記羽根車の回転に伴って移動するV入賞導入部材とを備え、
    前記V入賞導入部材は、通常状態では、自重により、前記V入賞口に遊技球が入ることを阻止して当該遊技球を前記ハズレ口へと導くハズレ位置にてその姿勢が維持されており、前記羽根車の回転に伴って移動するとき、前記ハズレ位置から、遊技球を前記V入賞口へと導くことが可能なV入賞位置へと変移することにより、前記通路の出口から出た遊技球を前記V入賞口と前記ハズレ口とに振り分けるものであり、
    前記通路は、入口から入った遊技球が出口に到達するまでの時間を変更させる到達時間変更手段を有していることを特徴とする遊技球振分け装置。
  2. 請求項1の記載において、前記到達時間変更手段は、前記通路の入口から入った遊技球が衝突する突起と、この突起を分岐点として前記通路内に形成された複数の分岐路とを備え、前記複数の分岐路は互いに異なる長さを有することを特徴とする遊技球振分け装置。
  3. 請求項1の記載において、前記到達時間変更手段は前記通路内に形成された複数の分岐路を備え、前記複数の分岐路は互いに遊技球の転動する面の摩擦係数が異なることを特徴とする遊技球振分け装置。
  4. 請求項1の記載において、前記到達時間変更手段は、前記通路内で遊技球が転動する面に対して出没する障害物と、この障害物を出没させる駆動装置とを備えることを特徴とする遊技球振分け装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記羽根車の回転軸と前記V入賞導入部材とは線状部材で繋がれており、前記羽根車が遊技球の衝突により一方向へ回転するとき、前記線状部材が前記回転軸に巻き取られることにより、前記V入賞導入部材が前記ハズレ位置から前記V入賞位置に向かって上方向へ移動するようにしたことを特徴とする遊技球振分け装置。
  6. 請求項5の記載において、前記羽根車の前記回転軸に、前記V入賞位置まで移動した前記V入賞導入部材が前記ハズレ位置へ向かって移動する速度を遅くさせる減速手段が設けられていることを特徴とする遊技球振分け装置。
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