JP2010185688A - 温度検出用回路体 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検出体の配置や形態に応じて柔軟に屈曲させ、しかも集熱板に起因するコストアップを解消し、加えて温度検出精度を高める。
【解決手段】可撓性の絶縁シート2に回路3,4を形成し、回路の途中に温度センサ6を接続配置した回路体1であって、回路の温度センサ接続部7に回路よりも幅広の集熱パターン部5を一体に形成し、集熱パターン部を介して温度センサを被検出体8に接触させる。回路3,4と集熱パターン部5とを絶縁シート2の表面側に一体にプリント形成した。絶縁シート2の裏面側に集熱パターン部5と対称位置に第二の集熱パターン部5’を形成した。集熱パターン部5,5’を絶縁シート2と一体に屈曲させた状態で、集熱パターン部を介して温度センサを被検出体に接触させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば電気自動車のバッテリ等の温度を検出するための温度検出用回路体に関するものである。
図5は、従来の温度検出用回路体の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この温度検出用回路体31は、電気自動車用のバッテリにおける直列接続された複数の単電池32に対して、温度センサ33と導電金属製の集熱板34とを交互に配置し、温度センサ33と集熱板34の脚部34aとを相互に接続させ、両端末の温度センサ33にリード線35を接続して成るものである。
温度センサ33としてはPTC素子又はサーミスタが使用される。何れも温度に対して抵抗値を変化させるものであり、PTC素子の抵抗変化は急激で、サーミスタの抵抗変化は緩やかである。
温度センサ33の配置されていない単電池32の熱を集熱板34で集めて温度センサ33に伝え、直列接続された各温度センサ33の総抵抗値をリード線35で制御部(図示せず)に送って、複数の単電池32の温度異常(規定よりも高温になっていないか)を検出する。
特許第3670907号公報(図1〜図2)
しかしながら、上記従来の温度検出用回路体31においては、剛性の集熱板34を用いるために屈曲性に劣り、例えば高低差のある各単電池(図示せず)に温度センサ33を配置することが困難であるという問題や、集熱板34自体のコストが高くつくという問題があった。また、集熱板34を配置した電池32には温度センサ33が配置されないので、温度センサ33を配置する場合に較べて温度検出精度が低下し兼ねないという懸念があった。また、集熱板34の端部に温度センサ33が配置されるために、集熱板34の放熱が起こりやすく、温度検出精度が低下し兼ねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、電池(被検出体)の配置や形態に応じて柔軟に屈曲させることができ、しかも集熱板に起因するコストアップを解消することができ、加えて温度検出精度を高めることのできる温度検出用回路体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る温度検出用回路体は、可撓性の絶縁シートに回路を形成し、該回路の途中に温度センサを接続配置した回路体であって、該回路の温度センサ接続部に該回路よりも幅広の集熱パターン部を一体に形成し、該集熱パターン部を介して該温度センサを被検出体に接触させることを特徴とする。
上記構成により、温度センサと集熱パターン部と絶縁シートとが絶縁シート厚み方向に重なって配置され、温度センサが集熱パターン部と絶縁シートとを介して電池等の被検出体に接触し、集熱パターン部が被検出体の熱を集熱して温度センサに効率的に伝え、温度センサが被検出体の温度を迅速且つ正確に検出する。集熱パターン部を回路と一体に薄箔状に形成することで、絶縁シートが回路や集熱パターンと共に屈曲自在となる。
請求項2に係る温度検出用回路体は、請求項1記載の温度検出用回路体において、前記回路と前記集熱パターン部とが前記絶縁シートの表面側に一体にプリント形成されたことを特徴とする。
上記構成により、回路と集熱パターン部とが同時に印刷形成され、集熱パターン部の形成が簡単且つ低コストで行われる。集熱パターン部を回路よりも厚く形成する場合は、集熱パターン部を複数回(複数層に)印刷すればよい。
請求項3に係る温度検出用回路体は、請求項1又は2記載の温度検出用回路体において、前記絶縁シートの裏面側において前記集熱パターン部と対称位置に第二の集熱パターン部を形成したことを特徴とする。
上記構成により、第二の集熱パターン部が被検出部に直接接触し、被検出部の熱を迅速且つ正確に集熱し、第二の集熱パターン部の熱が厚み方向の絶縁シートと第一の集熱パターン部を経て温度センサに正確に伝えられる。
請求項4に係る温度検出用回路体は、可撓性の絶縁シートの表面側に回路を形成し、該回路の途中に温度センサを接続配置した回路体であって、該絶縁シートの裏面側において該回路の温度センサ接続部と対称位置に該回路よりも幅広の集熱パターン部を形成し、該集熱パターン部を介して該温度センサを被検出体に接触させることを特徴とする。
上記構成により、集熱パターン部と絶縁シートと温度センサとが絶縁シート厚み方向に重なって配置され、集熱パターン部が電池等の被検出体に直接的に接触して、被検出体の熱を確実且つ迅速に集熱し、集熱パターン部の熱が絶縁シートを経て温度センサに伝えられる。集熱パターン部を回路と同様に薄箔状に形成することで、絶縁シートが回路や集熱パターンと共に屈曲自在となる。
請求項5に係る温度検出用回路体は、請求項1〜4の何れかに記載の温度検出用回路体において、前記集熱パターン部を前記絶縁シートと一体に屈曲させた状態で、該集熱パターン部を介して前記度センサを被検出体に接触させることを特徴とする。
上記構成により、集熱パターンが回路と同様に可撓性を有して絶縁シートと一体に屈曲自在であり、被検出体の段差状の配置や曲面形状に沿って回路体が柔軟に配索される。
請求項1記載の発明によれば、絶縁シートを回路や集熱パターン部と共に屈曲させることで、被検出体の種々の配置や形態に対応して温度センサを確実に配置することができる。また、集熱パターン部を回路と一体に形成することで、従来の集熱板に起因するコストアップを解消することができ、低コストな温度検出用回路体を提供することができる。また、温度センサと集熱パターン部と絶縁シートとを絶縁シート厚み方向に重ねて配置したことで、従来の集熱板のような放熱を起こしにくく、温度検出精度を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、回路と集熱パターン部とを同時に印刷形成することで、集熱パターン部の形成を簡単且つ低コストで行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、第二の集熱パターン部を被検出体に直接的に接触させることで、被検出体の温度検出精度を一層高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、絶縁シートを回路や集熱パターン部と共に屈曲させることで、被検出体の種々の配置や形態に対応して温度センサを確実に配置することができる。また、集熱パターン部を絶縁シートの回路形成と同時にプリント成形等で形成することで、従来の集熱板に起因するコストアップを解消することができ、低コストな温度検出用回路体を提供することができる。また、温度センサと絶縁シートと集熱パターン部とを絶縁シート厚み方向に重ねて配置したことで、従来の集熱板のような放熱を起こしにくく、温度検出精度を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、集熱パターンを絶縁シートや回路と共に柔軟に屈曲させることができるので、被検出体の種々の配置や形態に対応して温度センサを確実に配置することができる。
本発明に係る温度検出用回路体の一実施形態を示す、(a)は平面図、(b)は正面図である。 回路体の温度センサ部分の集熱パターン部の他の形態を示す正面図である。 回路体の温度センサ部分を被検出体に接触させた状態を示す正面図である。 温度検出用回路体の一適用例を示す縦断面図である。 従来の温度検出用回路体の一形態を示す斜視図である。
図1(a)(b)は、本発明に係る温度検出用回路体の一実施形態を示すものである。
図1(a)の如く、この温度検出用回路体1は、可撓性の長形の絶縁シート2の表面(上面)に可撓性の薄箔状の導電金属製の二本の回路3,4を形成し、二本の回路3,4の対向する端末に幅広な各集熱パターン部5を一体形成し、両集熱パターン部5に温度センサ6の両端の端子部(図示せず)をハンダ等で接続して成るものである。
各回路3,4は絶縁シート2にプリント成形され、各集熱パターン部5は回路3,4と同時にプリント成形され、回路3,4と同様の可撓性の薄箔状の導電金属材で形成されている。本例の集熱パターン部5は回路3,4よりも厚肉に形成され、図1(b)の如く絶縁シート2の表面上にやや突出している(図1(b)では回路3,4の図示を省略している)。
各回路3,4は絶縁シート2の幅方向(左右方向)に離間し、且つ絶縁シート2の長手方向(前後方向)に分離されている。各回路3,4の端末に続く各集熱パターン部5は左右対称に配置され、各集熱パターン部5の前後端5a,5bは絶縁シート幅方向の同一線上に位置している。なお、明細書で前後左右上下の方向性は説明の便宜上のものであり、必ずしも回路体1の取付方向と一致するとは限らない。
集熱パターン部5の厚みは回路3,4の厚みと同一としてもよい。回路3,4と集熱パターン部5とをプリント成形以外に銅箔の接着や蒸着等で形成することも可能である。集熱パターン部5の厚みは絶縁シート2と一体に撓み自在なものであることが回路体1の屈曲性を確保する上で好ましい。
回路体1はフレキシブルなフラット回路体である。各回路3,4は合成樹脂製の絶縁膜(図示せず)で覆われて保護されることが好ましい。集熱パターン部5は回路3,4の導電作用をも担うものであり、言うなれば回路3,4の一部であり、回路3,4を回路本体と呼称すれば、回路本体(3,4)と集熱パターン部5とで回路が構成される。
本例の集熱パターン部5は絶縁シート2の長手方向に沿って長方形状に形成されている。各集熱パターン部5の形状を正方形や円形等とすることも可能である。何れの場合も、各集熱パターン部5の幅Wは各回路3,4の幅wよりも複数倍(本例では三倍程度)大きく形成される。
両集熱パターン部5の中央に長方形状の温度センサ6の絶縁シート幅方向(左右)の両端の端子部がハンダ接続されている(各ハンダ接続部を符号7で示す)。各ハンダ接続部7は各回路3,4の延長上に位置している。両集熱パターン部5の間に絶縁シート2の細幅部分2aが位置し、両集熱パターン部5は細幅部分2aで左右に絶縁分離され、細幅部分2aの上側に温度センサ6が横断配置されている。本例の温度センサ6は絶縁シート幅方向に長く配置されている。各集熱パターン部5は各ハンダ接続部7と共に弾性の絶縁樹脂材等(図示せず)で覆われて保護絶縁されることが好ましい。
温度センサ6の左右の各端6aは各集熱パターン部5の幅方向中央ないし幅方向中央よりもやや内側に位置し、各集熱パターン5の外端5cは各回路3,4よりも外側に大きく突出して、絶縁シート2の左右の側端2bの近傍まで延長され、各集熱パターン部5の内端5dは各回路3,4よりも内側に突出している。各集熱パターン部5の前後方向長さLは温度センサ6の前後方向幅よりも長く設定され、温度センサ6は各集熱パターン部5の長手方向中央に配置され、温度センサ6の前後端から各集熱パターン5の前後端5a,5bまでの距離は等しい。各集熱パターン部5の投影面積は温度センサ6の投影面積よりも大きい。
各集熱パターン部5の幅Wは各回路3,4の幅wよりも十分大きく設定され、各集熱パターン部5で図3の電池(被検出体)8の熱を迅速且つ確実に効率的に集熱することができる。電池8に接触しない各回路3,4は各集熱パターン部5よりも十分に細いので、電池8の熱を集熱しにくく、加熱されにくい(熱抵抗が高められている)。これらによって、電池8に対する温度検出精度が高められている。
図1の例では、集熱パターン部5を絶縁シート1の上面のみに設けているが、図2の如く、薄箔状の金属製の集熱パターン部5,5’を絶縁シート2の上下両面に設けることも可能である。図2において、上面側の集熱パターン部5の形成方法は図1の例と同様である。下側の第二の集熱パターン部5’は上面側の回路3,4(図1)とは分離してプリント成形や接着や蒸着等で形成する。下側の集熱パターン部5’は集熱のみの目的であるので導電性を有していなくてもよい。
上下の集熱パターン部5,5’は上下対称に配置されている。図1(a)の左右の各集熱パターン部5の下側に同一形状の左右の各集熱パターン部5’が形成されている。なお、上下の集熱パターン部5,5’を異なる形状や大きさとすることも可能である。下側の集熱パターン部5’を合成樹脂製の絶縁膜(図示せず)で覆うことも可能であるが、集熱性を高める上では下側の集熱パターン部5’は露出させることが好ましい。
また、上側の集熱パターン部5を排除し、下側の集熱パターン部5’のみ形成することも可能である。この場合、温度センサ6は回路3,4の端末部に直接ハンダ接続される。下側の集熱パターン部5’は上側の回路3,4と同時ないし別個にプリント形成や銅箔の接着等で容易に形成可能である。下側の集熱パターン部5’の厚みは回路3,4と同程度ないしそれ以上にすることができ、下側の集熱パターン部5’は回路3,4と同様に可撓性を有することが好ましい。
図3は、温度検出用回路体1を被検出体である電池8に接触させた状態を示すものである。回路体1の集熱パターン部5は図1の片側に設けた例で図示している。
温度センサ6を支点にフラット回路体1を上向きに屈曲させた状態で、絶縁シート2と集熱パターン部5を介して温度センサ6を電池8の上面8aに押接させることで、集熱パターン部5が電池8の熱を集熱(吸収)して加熱され、その集熱を温度センサ6に直接伝えて、温度センサ6が電池8の熱を誤差(ばらつき)なく正確に検出する。
集熱パターン部5は絶縁シート2や回路3,4と一体的に屈曲する。集結パターン部5は屈曲時にその弾性反力である程度平坦に戻ろうとする力を発揮して、電池8に対して絶縁シート2を介して点接触や線接触ではなく大きな面積で面接触する。これにより、集熱が効率良く行われる。集熱パターン部5を平坦な状態で電池8に接触させることも可能である。
図2の両面に集熱パターン部5,5’を有する回路体1’を用いた場合は、図3と同様に、温度センサ6を支点にフラット回路体1’を上向きに屈曲させた状態で、下側の集熱パターン部5’が電池8の上面8aに接触し、絶縁シート2と上側の集熱パターン部5を介して温度センサ6が電池8の上面8aに押接され、下側の集熱パターン部5’が電池6の熱を迅速に集熱(吸収)し、その熱が絶縁シート2を経て上側の集熱パターン部5に伝えられ、上側の集熱パターン部5がその集熱を温度センサ6に伝えて、温度センサ6が電池8の熱を誤差(ばらつき)なく正確に検出する。
上下の集熱パターン部5,5’は絶縁シート2や回路3,4と一体的に屈曲する。両集熱パターン部5,5’は屈曲時にその弾性反力である程度平坦に戻ろうとする力を発揮して、電池8に対して下側の集熱パターン部5’が点接触や線接触ではなく大きな面積で面接触しつつ、上側の集熱パターン部5が絶縁シート2を介して点接触や線接触ではなく大きな面積で面接触する。これにより、集熱が効率良く行われる。両集熱パターン部5,5’を平坦な状態で電池8に接触させることも可能である。
図3の例では、フラット回路体1を大きな半径で湾曲(屈曲)させ、絶縁シート2の屈曲(弾性)反力で温度センサ6をある程度の圧力で電池8に押し付けている。電池8への温度センサ6の押圧力を高めるには、絶縁シート2を波形状に屈曲させ、その突出部分(図4で後述する)の内面に温度センサ6や集熱パターン部5を配置することが好ましい。
図1では温度センサ6を一つ配置した例で図示しているが、例えばハイブリッド車を含む電気自動車用のバッテリを構成する複数の電池8を検出するためには、長形(帯状)の絶縁シート2の長手方向に複数の温度センサ6を直列に接続配置することが必要である。集熱パターン部5,5’は各温度センサ6ごとに配置される(集熱パターン部5,5’の配置は絶縁シート2の片面でも両面でもよい)。
複数の温度センサ6を配置する場合、図1の温度センサ6の一方の端子部を+極、他方の端子部を−極とすると、絶縁シート2の長手方向に複数の温度センサ6が間隔をあけて配置され、前後二本の回路3,4は絶縁シート2の長手方向に延長されつつ内向きにクランク状に屈曲配索され、一方の回路3の屈曲部分(図示せず)が右隣の温度センサ(図示せず)の−極の端子部にハンダ接続され、他方の回路4の屈曲部分(図示せず)が左隣の温度センサ(図示せず)の+極の端子部にハンダ接続されて、各温度センサ6が直列に接続される。
図4は、複数の温度センサ6を直列に接続配置したフラット回路体1を、ハイブリッド車を含む電気自動車のバッテリ11の各電池8の温度検出に適用した例を示すものである。回路体1の集熱パターン部5は上側のみ図示している。
フラット回路体1は、略波形に屈曲されて絶縁樹脂製のケース12に収容され、且つ波形の各突出部分1aがケース12の底壁13の矩形状の各開口14から導出され、突出部分1aの先端部の内面に温度センサ6と集熱パターン部5が位置する。図2の上下両側の集熱パターン部5,5’を有する回路体1’を使用した場合は、突出部分1aの先端部の外面に下側の集熱パターン部5’が位置する。
図4でフラット回路体1の突出部分1aは各電池8のない時の初期状態を図示しており、実際には突出部分1aの先端1bが電池8の上面8aに接触する。突出部分1aは上方向に圧縮されて撓み、その復元反力で突出部分1aの先端部、すなわち温度センサ6が絶縁シート2(図1)と集熱パターン部5を介して電池8の上面8aに弾性的に当接する。突出部分1aの先端1bは電池8に図4の如く平面的に接触してもよく、湾曲状(円弧状)に接触してもよい。
ケース12は左右と底部との三方を壁部15,13で囲まれて樋状に構成され、底壁13の開口14は上側の傾斜壁13aに続き、底壁13の上向きの突起16が絶縁シート2の小孔(図示せず)を貫通して熱加締めされて絶縁シート2を固定している。この絶縁シート1の固定手段やケース12の形状等は適宜設定可能である。図4で符号17はバッテリ11における各電池間の絶縁隔壁を示す。絶縁シート2の長手方向の前後端部において各回路3,4が端子(図示せず)を介して制御部側の回路(図示せず)に接続され、制御部は異常表示部等(図示せず)に接続される。
なお、上記実施形態においては、絶縁シート2の湾曲部分2c(図2)や突出部分1aに温度センサ6を配置した例で説明したが、例えば曲面形状の被検出体(図示せず)に沿って絶縁シート2を二次元ないし三次元的に屈曲させた状態で、被検出体の温度を温度センサ6で検出することも可能である。この場合も、フラット回路体1,1’の集熱パターン部5,5’は絶縁シート2と共に弾性的に撓んで被検出体の曲面に面接触する。
また、上記実施形態においては、絶縁シート2の表面に回路3,4と集熱パターン部5を印刷等で形成し、回路3,4を薄い絶縁膜で覆う方法で回路体を形成したが、例えば柔軟な絶縁シート(2)の厚み方向中間部に銅箔等の回路3,4と集熱パターン部5とをインサート成形等で形成し、集熱パターン部5の中央上部の絶縁シート(2)を剥離して集熱パターン部5に温度センサ6の端子部をハンダ接続することも可能である。
また、本発明は、温度検出用回路体として以外に、温度検出部構造や温度検出方法等としても有効なものである。
各本発明に係る温度検出用回路体は、ハイブリッド車を含む電気自動車のバッテリの温度を各電池ごとに検出して、異常な温度上昇を報知させるために利用することができる。バッテリ以外では、例えば車両搭載用の電気接続箱の制御回路部やリレー等の部品の異常な温度上昇を報知させるために利用することができる。
1,1’ 温度検出用回路体
2 絶縁シート
3,4 回路
5 集熱パターン部
5’ 第二の集熱パターン部
6 温度センサ
7 接続部
8 電池(被検出体)

Claims (5)

  1. 可撓性の絶縁シートに回路を形成し、該回路の途中に温度センサを接続配置した回路体であって、該回路の温度センサ接続部に該回路よりも幅広の集熱パターン部を一体に形成し、該集熱パターン部を介して該温度センサを被検出体に接触させることを特徴とする温度検出用回路体。
  2. 前記回路と前記集熱パターン部とが前記絶縁シートの表面側に一体にプリント形成されたことを特徴とする請求項1記載の温度検出用回路体。
  3. 前記絶縁シートの裏面側において前記集熱パターン部と対称位置に第二の集熱パターン部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の温度検出用回路体。
  4. 可撓性の絶縁シートの表面側に回路を形成し、該回路の途中に温度センサを接続配置した回路体であって、該絶縁シートの裏面側において該回路の温度センサ接続部と対称位置に該回路よりも幅広の集熱パターン部を形成し、該集熱パターン部を介して該温度センサを被検出体に接触させることを特徴とする温度検出用回路体。
  5. 前記集熱パターン部を前記絶縁シートと一体に屈曲させた状態で、該集熱パターン部を介して前記度センサを被検出体に接触させることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の温度検出用回路体。
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