JP2008196936A - 温度センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリント基板22を筐体21内に支持する金属ネジの接触部から、プリント基板22上に実装された温度検出素子23の近傍まで伝熱パターン22aを形成した。具体的に、伝熱パターン22aを、プリント基板22上における、温度検出素子23に最も近い金属ネジがプリント基板22に接する部分から、温度検出素子23に向かって放射状に形成し、更に、温度検出素子23の近傍において、温度検出素子23の外周を円環状にとり囲む形状とした。更に、伝熱パターン22aを、温度検出素子23の底部がプリント基板22に面する位置にも形成した。
【選択図】図2
Description
図3は、従来の軸受装置の一部および軸受センサの径方向の断面図である。
軸受装置1は、図3に示すように、転がり軸受10と、転がり軸受10を収容する軸箱2とで構成されている。
軸箱2の外周面2aには、温度センサ80が取り付けられている。
温度センサ80は、伝熱性を有する材質の筐体81内に、温度検出素子85の実装されたプリント基板82が配設された構成となっている。
筐体81には、ボルト91を通過させるためのボルト穴92が形成されている。外周面2aには、ボルト穴92の位置に合せてネジ穴93が形成されている。温度センサ80は、ボルト穴92を介してボルト91を軸箱2に設けられたネジ穴に螺合することにより外周面2aに取り付けられている。
図4は、従来の温度センサ80における、温度検出素子85の実装されたプリント基板82を示す図である。
図4に示すように、プリント基板82には、温度検出素子85が実装されている。
上記のような構成の温度センサ80は、転がり軸受10の発熱によって軸箱2に伝わる熱を、筐体81における軸箱2との接触面を介して筐体81内に伝え、この熱を、温度検出素子85で検出することで、転がり軸受10の温度を測定している。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、センサ筐体の温度を精度良く検出するのに好適な温度センサを提供することを目的としている。
前記回路基板に、前記筐体の熱を前記実装された温度検出素子の近傍まで伝える伝熱パターンを形成したことを特徴とする。
このような構成であれば、筐体に発した熱を、伝熱パターンを介して温度検出素子の近傍まで伝えることが可能である。
ここで、熱的に接している部分とは、筐体の発する熱が回路基板に接している部分であり、筐体が回路基板に直接接している部分、伝熱性を有する部材等を介して筐体の熱が接している部分などが該当する。
このような構成であれば、筐体から支持部材を介して伝わる熱を、伝熱パターンを介して温度検出素子の近傍まで伝えることが可能である。
このような構成であれば、筐体に発した熱を、伝熱パターンを介して、回路基板上の温度検出素子の底部が面する位置まで伝えることが可能である。
このような構成であれば、筐体に発した熱を、回路基板上の温度検出素子の外周を囲んだ状態の伝熱パターンによって伝えることが可能である。
このような構成であれば、伝熱パターンと、他の電気回路のパターンとを、熱的且つ電気的に分離することが可能である。
更に、発明6の温度センサによれば、伝熱パターンを伝わる熱が他の電気回路へと与える悪影響を軽減することができるという効果が得られる。
本実施の形態は、本発明に係る温度センサを、鉄道車両や自動車等の車両の軸受装置に適用したものである。
図1は、本実施の形態に係る軸受装置の一部および温度センサの径方向の断面図である。
転がり軸受10は、内輪11と、外輪12と、内輪11および外輪12の間で転動自在に配設された複数のボール(不図示)とを備え、内輪11が車両の車軸3を回転可能に支持し、外輪12が軸箱2に固定されている。なお、図示しないが、転がり軸受10は、車軸3の軸方向に少なくとも2つ設けられ、車軸3は、複数の転がり軸受10により回転可能に支持されている。
温度センサ20は、伝熱性を有する筐体21内に、温度検出素子23の実装されたプリント基板22が配設されている。本実施の形態において、プリント基板22は、図1に示すように、筐体21の軸箱2との接触面と、プリント基板22のプリント面とが平行に支持されている。また、プリント基板22は、温度検出素子23の実装面と反対側の面が、筐体21の前記接触面と対向するように支持されている。
図2に示すように、プリント基板22には、温度検出素子23が実装されている。
また、プリント基板22の4隅には、基板取付ネジ部50がそれぞれ形成されており、この基板取付ネジ部50を介して、筐体21に設けられたネジ穴に、伝熱性を有する金属ネジを螺合することによって、プリント基板22が筐体21内に支持されている。
具体的に、伝熱パターン22aは、図2に示すように、プリント基板22上における、温度検出素子23に最も近い金属ネジがプリント基板22に接する部分(図2における丸で囲った基板取付ネジ部50のネジ穴の外周部)から、温度検出素子23に向かって放射状に形成され、更に、温度検出素子23の近傍において、温度検出素子23の外周を円環状にとり囲む形状となっている。従って、図2中の丸で囲った基板取付ネジ部50のネジ穴を介して筐体21のネジ穴に螺合された金属ネジは伝熱パターン22aと接することになる。また、温度検出素子23では、周囲(360°)の伝熱パターンから放射される熱が検出されることになる。
上記構成の温度センサ20が軸箱2に取り付けられた軸受装置1は、車軸3の回転によって発する熱で転がり軸受10が発熱し、更に、この熱は、軸箱2を介して、当該軸箱2に接している温度センサ20の筐体21へと伝わる。筐体21に伝わった熱は、筐体21内に放熱されると共に、プリント基板22を筐体21内に支持している金属ネジへと伝わる。
一方、伝熱パターン22aに伝わる熱は、筐体21との間に伝熱性を有する金属ネジが介在するのみであり、プリント基板22及び空間を介在する場合よりも温度の降下が少ない。従って、伝熱パターン22aを伝わってきた熱も検出する本発明の構成の方が、転がり軸受10の温度を、より高精度に測定することが可能である。
また、伝熱パターン22aを、プリント基板22の他の電気回路のパターンとは独立して形成したので、例えば、ネジ部で筐体21に導通しても、他の電気回路とは絶縁されているため、他の電気回路に悪影響が及ぶのを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態においては、温度センサ20を、センサ素子として、温度検出素子23のみを有する構成としたが、これに限らず、温度検出素子23に加えて、振動検出素子等を有するマルチセンサとして構成しても良い。これによって、温度による軸受の異常検出だけでなく、振動など他の要素による異常検出を行うことができる。
また、上記実施の形態においては、プリント基板22を筐体21に支持する金属ネジを介して、伝熱パターン22aへと筐体21の熱を伝える構成としたが、これに限らず、筐体21の熱を効率よく伝熱パターン22aへと伝えることができる構成であれば、他の構成としても良い。
2 軸箱
11 内輪
12 外輪
2a 軸箱外周
81 筐体
22、82 プリント基板
23、85 温度検出素子
43、86 ケーブル
50、90 基板取付ネジ部
41、91 ボルト
42、92 ボルト穴
20,80 温度センサ
22a 伝熱パターン
Claims (6)
- 伝熱性を有する筐体内に、温度検出素子の実装された回路基板を配設した構成の温度センサであって、
前記回路基板に、前記筐体の熱を前記実装された温度検出素子の近傍まで伝える伝熱パターンを形成したことを特徴とする温度センサ。 - 前記回路基板における、前記筐体と前記回路基板とが熱的に接している部分から前記実装された温度検出素子の近傍まで、前記伝熱パターンを形成したことを特徴とする請求項1記載の温度センサ。
- 前記熱的に接している部分は、前記回路基板を前記筐体内に支持する伝熱性を有した支持部材が、前記回路基板と接している部分であることを特徴とする請求項2記載の温度センサ。
- 前記伝熱パターンを、前記回路基板における、前記実装された温度検出素子の底部が面する位置まで形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の温度センサ。
- 前記伝熱パターンを、当該伝熱パターンの一部が、前記実装された温度検出素子の外周を囲むように形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の温度センサ。
- 前記伝熱パターンを、他の電気回路のパターンとは独立に形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の温度センサ。
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