JP2010183030A - Iii族窒化物半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】p電極とのコンタクトを良好にとることができ、駆動電圧が低減されたIII 族窒化物半導体発光素子を実現すること。
【解決手段】p型コンタクト層16は、p型クラッド層15側から第1p型コンタクト層16a、第2p型コンタクト層16b、第3p型コンタクト層16cの順に積層された3層構造である。第1p型コンタクト層16aは、Mg濃度が3×1019/cm3 以下である。第2p型コンタクト層16bは、Mg濃度が4×1019〜9×1019/cm3 で、厚さは10〜60nmである。第3pコンタクト層は、Mg濃度が1×1020/cm3 以上で、厚さは2〜10nmである。また、第1p型コンタクト層16aと第2p型コンタクト層16bの厚さの合計は、20〜300nmである。
【選択図】図1

Description

本発明は、p電極のコンタクト抵抗が低減され、駆動電圧が低減されたIII 族窒化物半導体発光素子、およびその製造方法に関する。
従来より、III 族窒化物半導体発光素子では、p電極のコンタクト抵抗を低減するために、p電極に接するp型コンタクト層にMgを高濃度にドープしている。しかし、Mgを高濃度にドープすると、イオン化不純物散乱によってホールの移動度が低下したり、点欠陥が生じるなどの問題が生じてしまう。その結果、p電極から注入されたホールは発光層側に進みにくくなり、駆動電圧の上昇を招いてしまう。
そこで特許文献1に示された技術では、p型コンタクト層のMg濃度をクラッド層側から電極側に向かって連続的、または階段的に増加させることで、p型コンタクト層の結晶性を維持しつつコンタクト抵抗を低減している。
特開平11−274556
しかしながら、特許文献1ではp型コンタクト層の厚さや、その厚さ方向におけるMg濃度の分布について十分な考察がなされておらず、これらを考慮すればさらなるコンタクト抵抗の低減を図れる可能性があった。
そこで本発明の目的は、p型コンタクト層の厚さや、そのMg濃度の分布を適化することで、コンタクト抵抗がより低減された発光素子、およびその製造方法を提供することである。
第1の発明は、III 族窒化物半導体からなるp型クラッド層上に、III 族窒化物半導体からなるp型コンタクト層を有し、p型コンタクト層上にp電極が形成されたIII 族窒化物半導体発光素子において、p型コンタクト層は、p型クラッド層側から順に第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層、第3p型コンタクト層の3層構造であり、第1p型コンタクト層は、Mg濃度が3×1019/cm3 以下、第2p型コンタクト層は、Mg濃度が4×1019〜9×1019/cm3 で、厚さが10〜60nm、第3p型コンタクト層は、Mg濃度が1×1020/cm3 以上で、厚さが2〜10nmであり、第1p型コンタクト層と第2p型コンタクト層の厚さの合計が20〜300nmである、ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子である。
ここでIII 族窒化物半導体とは、一般式Alx Gay Inz N(x+y+z=1、0≦x、y、z≦1)で表される化合物半導体であり、Al、Ga、Inの一部を他の第13族元素であるBやTlで置換したもの、Nの一部を他の第15族元素であるP、As、Sb、Biで置換したものをも含むものとする。通常は、Gaを必須とするGaN、AlGaN、InGaN、AlGaInNを示す。
また第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層、および第3p型コンタクト層のMg濃度は、各層における平均の値が上記の範囲であればよく、層の一部領域に上記範囲外のMg濃度の領域が生じていてもよいし、濃度勾配があってもよい。
第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層、第3p型コンタクト層は、それぞれ組成比が異なっていてもよいが、製造の容易さなどのため同一組成であることが望ましい。また、第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層、第3p型コンタクト層は、それぞれ単層であっても複層であってもよい。
第1p型コンタクト層は、ドーパントガスを供給せずに結晶成長させることで、メモリー効果によってMgがドープされるようにしてもよい。
第1p型コンタクト層および第2p型コンタクト層は、900℃以上の温度で成長させるとよい。結晶性がよくなるからである。ただし、第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層よりもMg濃度を高くする必要のある第3p型コンタクト層については必ずしも900℃以上とする必要はない。成長温度が高いほど結晶にMgが入り込みにくくなるためである。
第2の発明は、第1の発明において、第1pコンタクト層は、Mg濃度が高い層とMg濃度が低い層が交互に繰り返し積層された構造である、ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子である。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、p型コンタクト層は、p−GaNであることを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子である。
第4の発明は、III 族窒化物半導体からなるp型クラッド層上に、III 族窒化物半導体からなり、Mg濃度が3×1019/cm3 以下の第1p型コンタクト層を形成する工程と、第1p型コンタクト層上に、III 族窒化物半導体からなり、Mg濃度が4×1019〜9×1019/cm3 で、厚さが10〜60nmの第2p型コンタクト層を形成する工程と、第2p型コンタクト層上に、III 族窒化物半導体からなり、Mg濃度が1×1020/cm3 以上で、厚さが2〜10nmの第3pコンタクト層を形成する工程と、第3pコンタクト層上に、p電極を形成する工程と、を備え、第1p型コンタクト層と第2p型コンタクト層は、その厚さの合計が20〜300nmとなるように形成する、ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法である。
第5の発明は、第4の発明において、第1p型コンタクト層は、ドーパントガスを供給せずに形成する、ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法である。
第6の発明は、第4の発明において、第1p型コンタクト層は、ドーパントガスの供給とその供給の停止を交互に繰り返して形成する、ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法である。
第7の発明は、第4の発明から第6の発明において、第1p型コンタクト層および第2p型コンタクト層は、900℃以上で形成する、ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法である。
第8の発明は、第4の発明から第7の発明において、第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層および第3p型コンタクト層は、p−GaNであることを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法である。
第1の発明のようにp型コンタクト層を構成すると、コンタクト抵抗の低減と駆動電圧の低減を同時に達成することができる。特に、大電流駆動時の駆動電圧を大きく低減することができる。
実施例1の発光素子1の構造を示した図。 実施例1の発光素子1の製造工程を示した図。 実施例2の発光素子2の第1p型コンタクト層26aの構造を示した図。
以下、本発明の具体的な実施例について図を参照に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1の発光素子1の構造を示した図である。発光素子1の構成を以下に説明する。サファイア基板10上に、バッファ層(図示しない)を介して、n−GaNからなるn型コンタクト層11、i−GaNとn−GaNからなるn型ESD層12、i−GaNとi−InGaNが交互に繰り返し形成された超格子構造であるn型クラッド層13、InGaNとAlGaNが交互に繰り返し積層されたMQW層14、p−InGaNとp−AlGaNが交互に繰り返し形成された超格子構造であるp型クラッド層15、p−GaNからなるp型コンタクト層16が順に積層されている。この積層された半導体層の一部はp型コンタクト層16表面側からn型コンタクト層11に達する深さまでエッチングされて除去されており、これにより露出したn型コンタクト層11上にはn電極18が形成されている。また、p型コンタクト層16上にはp電極17が形成されている。p電極17は、たとえばp型コンタクト層16上のほぼ全面に形成されたITO電極と、ITO電極上に配線状に形成されたNi/Auからなる配線電極である。また、n電極18は、たとえばTi/Alなどである。
p型コンタクト層16は、p型クラッド層15側から第1p型コンタクト層16a、第2p型コンタクト層16b、第3p型コンタクト層16cの順に積層された3層構造である。第1p型コンタクト層16aは、Mg濃度が3×1019/cm3 以下である。第2p型コンタクト層16bは、Mg濃度が4×1019〜9×1019/cm3 で、厚さは10〜60nmである。第3pコンタクト層は、Mg濃度が1×1020/cm3 以上で、厚さは2〜10nmである。また、第1p型コンタクト層16aと第2p型コンタクト層16bの厚さの合計は、20〜300nmである。
このようにp型コンタクト層16を構成した理由について、以下に説明する。
まず、p電極17のコンタクト抵抗を低減するには、p電極17と接する層のMg濃度を高濃度にし、ある程度以上の厚さとする必要があるので、第3pコンタクト層16cのMg濃度を1×1020/cm3 以上とした。しかし、Mg濃度をこのような高い濃度とすると、結晶欠陥が多くなり、キャリア移動度が低下してしまう。そこで、第3pコンタクト層16cを2〜10nmと薄くした。さらに、第3pコンタクト層16cを薄くした分の厚さを補い、コンタクトがとれる厚さとするために、結晶品質が良好な範囲で最も高いMg濃度(4×1019〜9×1019/cm3 )で厚さが10〜60nmの第2p型コンタクト層16bを導入した。
この第2p型コンタクト層16bと第3pコンタクト層16cのMg濃度、厚さであれば、p電極17とのコンタクトを良好にとることができるが、信頼性やESD特性などの低下を防止するため、または発光素子1をフリップチップ型とする場合の配光性の制御のためには、第2p型コンタクト層16bと第3pコンタクト層16cの厚さだけでは不十分な場合がある。そこで、Mg濃度が3×1019/cm3 以下の第1p型コンタクト層16aを導入し、この第1p型コンタクト層16aの厚さによって、第1p型コンタクト層16aと第2p型コンタクト層16bの厚さの合計を20〜300nmの範囲で制御することで、p型コンタクト層16全体の厚さを制御することとした。第1p型コンタクト層16aのMg濃度を3×1019/cm3 以下とするのは、3×1019/cm3 より高濃度とすれば、結晶欠陥が生じやすくなり、かつ、大電流で駆動する場合にキャリアの動きがMgのイオン化不純物散乱や欠陥などの散乱によって抑制され、駆動電圧の上昇の原因となるからである。また、イオン化不純物散乱や欠陥などによる散乱によって発生する熱が、駆動電圧のさらなる上昇や信頼性の低下を引き起こすからである。このようにして第1p型コンタクト層16aを導入し、第1p型コンタクト層と第2p型コンタクト層の厚さの合計が20〜300nmとなる範囲で第1p型コンタクト層16aの厚さを調整することで、信頼性やESD特性などの低下を防止することができ、配光性を制御することができる。
以上のようにpコンタクト層16を構成したことにより、コンタクト抵抗を低減することができるとともに、駆動電圧を低減することができる。特に、大電流駆動時において駆動電圧の低減効果が顕著である。
さらにコンタクト抵抗を低減し、駆動電圧を低減するためには、第1p型コンタクト層16a、第2p型コンタクト層16b、および第3p型コンタクト層16cの、厚さ、Mg濃度を次の値とすることが望ましい。第1p型コンタクト層16aのMg濃度は1×1018〜3×1019/cm3 、第2p型コンタクト層16bのMg濃度は4×1019〜9×1019/cm3 、第3p型コンタクト層16cのMg濃度は1×1020〜1×1022/cm3 が望ましい。第2p型コンタクト層16bの厚さは10〜60nm、第3p型コンタクト層16aの厚さは10〜290nm、第1p型コンタクト層16aと第2p型コンタクト層16bの厚さの合計は20〜300nmが望ましい。
次に、発光素子1の製造方法について図2を参照に説明する。
まず、サファイア基板10を水素雰囲気中で加熱してクリーニングを行い、サファイア基板10表面の付着物を除去した。その後、MOCVD法によって、サファイア基板10上にバッファ層(図示しない)を介してn型コンタクト層11、n型ESD層12、n型クラッド層13、MQW層14、p型クラッド層15、を順に積層させた。キャリアガスには水素と窒素、窒素源にはアンモニア、Ga源にはTMG(トリメチルガリウム)、Al源にはTMA(トリメチルアルミニウム)、In源にはTMI(トリメチルインジウム)、n型ドーパント源にはSiH4 (シラン)、p型ドーパント源にはCp2 Mg(ビスシクロペンタジエニルマグネシウム)を用いた(図2(a)))。また、p型クラッド層15のMg濃度は1×1020〜1×1021/cm3 とした。
次に、p型クラッド層15上に、第1p型コンタクト層16a、第2p型コンタクト層16b、第3pコンタクト層16cをMOCVD法によって順に積層させた(図2(b))。成長温度は900℃以上とし、結晶性が損なわれないようにした。第1p型コンタクト層16aの形成時にはp型ドーパントガスを供給せず、メモリー効果によってMgがドープされるようにした。これにより、第1p型コンタクト層16aのMg濃度が1×1016〜3×1019/cm3 となる。また、第2p型コンタクト層16aおよび第3pコンタクト層16cの形成時にはp型ドーパントガスを供給し、第2p型コンタクト層16aのMg濃度は4×1019〜9×1019/cm3 、第3pコンタクト層16cのMg濃度は1×1020/cm3 以上となるようにp型ドーパントガスの供給量を調整した。また、第2p型コンタクト層16bの厚さが10〜60nm、第3pコンタクト層16cの厚さが2〜10nm、第1p型コンタクト層と第2p型コンタクト層の厚さの合計が20〜300nmとなるようにした。
なお、第1p型コンタクト層16aの形成時にp型ドーパントガスを供給してMg濃度が3×1019/cm3 以下となるようにしてもよい。
次に、熱処理によってMgを活性化した後、第3pコンタクト層16c表面側からドライエッチングを行ってn型コンタクト層11に達する溝を形成した。そして、第3pコンタクト層16c上の全面にITO電極を形成し、ITO電極上にNi/Auからなる配線電極を形成してp電極17を形成した。また、ドライエッチングによる溝底面に露出したn型コンタクト層16上にTi/Alからなるn電極18を形成した(図2(c))。以上の製造工程によって発光素子1が製造される。
実施例2の発光素子2は、発光素子1の第1p型コンタクト層16aを、第1p型コンタクト層26aに替えたものであり、他の構成については発光素子1と同様である。
図3は、第1p型コンタクト層26aの構成について示した図である。第1p型コンタクト層26aは、高濃度にMgがドープされたGaN層26a1と、GaN層26a1よりも低濃度にMgがドープされたGaN層26a2が交互に繰り返し積層された構造である。この第1p型コンタクト層26aの平均のMg濃度は3×1019/cm3 以下である。また、第1p型コンタクト層26aは、MOCVD法においてp型ドーパントガスの供給と、供給の停止を交互に繰り返すことで形成した。このような周期的な構造とすることで、Mgドープによる結晶性の悪化が緩和され、第1p型コンタクト層26aの結晶性を高めることができる。その結果、駆動電圧の上昇をより抑制することができる。
なお、実施例1、2では、pコンタクト層をp−GaNとしたが、本発明はこれに限るものではなく、p型のIII 族窒化物半導体であればよい。たとえば、p−InGaN、p−AlGaN、p−AlGaInNなどであってもよい。また、本発明はp型コンタクト層に特徴を有するものであり、他の構造については従来より知られている種々の構造を採用可能である。たとえば、上下に電極を設けて縦方向に導通をとる構造の発光素子や、フリップチップ型、フェイスアップ型などである。
また、実施例2では第1p型コンタクト層を周期的な構造としたが、第2p型コンタクト層や第3p型コンタクト層についても同様の周期的な構造としてもよい。
本発明の発光素子は、大電流での駆動電圧が低減されているため、照明などの用途に好適である。
10:サファイア基板
11:n型コンタクト層
12:n型ESD層
13:n型クラッド層
14:MQW層
15:p型クラッド層
16:p型コンタクト層
16a、26b:第1p型コンタクト層
16b:第2p型コンタクト層
16c:第3p型コンタクト層
17:p電極
18:n電極

Claims (8)

  1. III 族窒化物半導体からなるp型クラッド層上に、III 族窒化物半導体からなるp型コンタクト層を有し、前記p型コンタクト層上にp電極が形成されたIII 族窒化物半導体発光素子において、
    前記p型コンタクト層は、前記p型クラッド層側から順に第1p型コンタクト層、第2p型コンタクト層、第3p型コンタクト層の3層構造であり、
    前記第1p型コンタクト層は、Mg濃度が3×1019/cm3 以下、
    前記第2p型コンタクト層は、Mg濃度が4×1019〜9×1019/cm3 で、厚さが10〜60nm、
    前記第3p型コンタクト層は、Mg濃度が1×1020/cm3 以上で、厚さが2〜10nmであり、
    前記第1p型コンタクト層と前記第2p型コンタクト層の厚さの合計が20〜300nmである、
    ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子。
  2. 前記第1pコンタクト層は、Mg濃度が高い層とMg濃度が低い層が交互に繰り返し積層された構造である、ことを特徴とする請求項1に記載のIII 族窒化物半導体発光素子。
  3. 前記p型コンタクト層は、p−GaNであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のIII 族窒化物半導体発光素子。
  4. III 族窒化物半導体からなるp型クラッド層上に、III 族窒化物半導体からなりMg濃度が3×1019/cm3 以下の第1p型コンタクト層を形成する工程と、
    前記第1p型コンタクト層上に、III 族窒化物半導体からなりMg濃度が4×1019〜9×1019/cm3 で、厚さが10〜60nmの第2p型コンタクト層を形成する工程と、
    前記第2p型コンタクト層上に、III 族窒化物半導体からなりMg濃度が1×1020/cm3 以上で、厚さが2〜10nmの第3pコンタクト層を形成する工程と、
    前記第3pコンタクト層上に、p電極を形成する工程と、
    を備え、
    前記第1p型コンタクト層と前記第2p型コンタクト層は、その厚さの合計が20〜300nmとなるように形成する、
    ことを特徴とするIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記第1p型コンタクト層は、ドーパントガスを供給せずに形成する、ことを特徴とする請求項4に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記第1p型コンタクト層は、ドーパントガスの供給とその供給の停止を交互に繰り返して形成する、ことを特徴とする請求項4に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記第1p型コンタクト層および前記第2p型コンタクト層は、900℃以上で形成する、ことを特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記第1p型コンタクト層、前記第2p型コンタクト層および前記第3p型コンタクト層は、p−GaNであることを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体発光素子の製造方法。
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