JP2010181490A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影者が自分撮りを行う際に、撮影者自身が周囲の雰囲気と調和した表情を見せている瞬間を的確に捉えて撮影することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像部2が撮像する画像中に存在する人物の顔を検出する顔検出部31と、自分撮りモードで顔検出部が検出した顔の位置および/または大きさに関する情報を少なくとも用いることによって画像中の撮影者の顔を特定する撮影者特定部32と、撮影者特定部32が特定した撮影者の顔の表情を判定する表情判定部33と、表情判定部33の判定結果に応じて自分撮りモードにおける撮像部2の撮影動作を制御する制御部14と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像を撮像して該画像の電子的な画像データを生成する撮像装置に関する。
近年、インターネット上でブログを開設し、自分の日常生活を公開する人が増えてきている。ブログでは写真が欠かすことのできない構成要素となっており、ブログの作成者本人が自分を被写体として自分自身で撮影した写真を載せるケースも多い。このような状況の下、自分撮りを容易に行うことを可能にする様々な技術が開示されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
特開2003−224761号公報 特開2007−36492号公報 特開2008−118276号公報
自分撮りを行う際、撮影者は撮影することに夢中で自分の表情にまで気が回らないため、表情がこわばってしまいがちである。このため、自分撮りによって撮影者を含む複数の人物の写真を撮影すると、撮影者だけが周囲の雰囲気と調和せずに硬い表情をしている写真が撮影されてしまうことがあった。このような写真は、単に人物間の表情のバランスが悪いだけでなく、その場の和やかな雰囲気や人物同士の親密度が伝わらなくなってしまうおそれもあるため、何らかの対策を施すことが望ましい。しかしながら、上述した従来技術では、撮影者の表情に関する対策が施されてはいなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影者が自分撮りを行う際に、撮影者自身が周囲の雰囲気と調和した表情を見せている瞬間を的確に捉えて撮影することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、光学系を介して撮像した画像を光電変換することによって電子的な画像データを生成する撮像部を備え、該撮像部による撮影の動作モードとして撮影者が前記光学系を自分に向けて撮影する場合に設定する自分撮りモードを有する撮像装置であって、前記撮像部が撮像する画像中に存在する人物の顔を検出する顔検出部と、前記自分撮りモードで前記顔検出部が検出した顔の位置および/または大きさに関する情報を少なくとも用いることによって前記画像中の撮影者の顔を特定する撮影者特定部と、前記撮影者特定部が特定した撮影者の顔の表情を判定する表情判定部と、前記表情判定部の判定結果に応じて前記自分撮りモードにおける前記撮像部の撮影動作を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記光学系の一部が表出する面の裏側に位置する面に設けられ、前記撮像部が生成した画像データに対応する画像を表示する表示部と、前記表示部の表面に設けられ、外部からの押圧による接触を検知するタッチパネルと、前記タッチパネルが検知した接触の位置を含む接触状態を検出する接触状態検出部と、前記接触状態検出部が検出した接触状態が所定時間継続している場合、前記動作モードを前記自分撮りモードに設定するモード設定部と、さらに備え、前記撮影者特定部は、前記顔検出部が検出した顔の位置および/または大きさに関する情報とともに前記接触状態を用いることによって前記画像中の撮影者の顔を特定することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記タッチパネルが検知する接触の位置と前記画像中の撮影者の顔の位置との相関関係を記憶する位置相関記憶部をさらに備え、前記撮影者特定部は、前記位置相関記憶部が記憶する相関関係を参照することによって前記画像中の撮影者の顔を特定することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記表情判定部は、前記撮影者の表情が笑顔であるか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置は、上記発明において、前記画像に含まれる色を判定する色判定部をさらに備え、前記色判定部は、前記撮影者の顔と同じ色を有する部分が非撮影者の近傍にあるか否かを判定し、前記制御部は、前記表情判定部の判定結果および前記色判定部の判定結果に応じて前記自分撮りモードにおける前記撮像部の撮影動作を制御することを特徴とする。
本発明によれば、自分撮りモードで検出した顔の位置および/または大きさに関する情報を少なくとも用いることによって撮影者を特定し、この特定した撮影者の顔の表情に応じて撮影動作を行うため、撮影者が自分撮りを行う際に、撮影者自身が周囲の雰囲気と調和した表情を見せている瞬間を的確に捉えて撮影することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態1に係る撮像装置の前面側の構成を示す斜視図である。図3は、本実施の形態1に係る撮像装置の背面側の構成を示す斜視図である。
図1〜図3に示す撮像装置1は、画像を撮像し、この画像の電子的な画像データを生成する撮像部2と、撮像部2が生成した画像データに対して画像処理を施す画像処理部3と、画像処理部3で処理が施された画像データに対応する画像を表示する表示部4と、明るさを含む撮像部2の視野領域の状態を検知するセンサ部5と、撮像装置1の表面に設けられた各種ボタンからなり、操作信号等の入力を受け付ける入力ボタン6と、表示部4に積層して設けられ、外部からの押圧による接触を検知するタッチパネル7と、タッチパネル7で検知した接触の発生領域に関する情報を含む接触状態を検出する接触状態検出部8と、入力ボタン6による入力や接触状態検出部8の検出結果に基づいて撮像装置1が行う動作モードを設定するモード設定部9と、LED(Light Emitting Diode)を用いて実現され、撮像装置1が所定の撮影モード(後述する自分撮りモード)に設定されていることを少なくとも報知する報知部10と、撮影日時の判定機能やタイマー機能を有する時計11と、撮像部2の視野領域へ補助光を投射する補助光投射部12と、撮像部2が撮影した画像データを含む各種情報を記憶する記憶部13と、入力ボタン6やタッチパネル7から入力される操作信号などに応じて撮像装置1の動作を制御する制御部14と、を備える。
撮像部2は、一または複数のレンズによって構成され、所定の視野領域に存在する被写体からの光を集光する光学系と、光学系が集光した光の入射量を調整する絞りと、レリーズ入力に応じて動作するシャッタと、絞りおよびシャッタを通過した光を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子と、撮像素子から出力されるアナログ信号に増幅やホワイトバランス等の信号処理を施した後、A/D変換を行うことによってデジタルの画像データを生成する信号処理回路とを有する。
画像処理部3は、撮像部2が生成した画像データに含まれる人物の顔をパターンマッチングによって検出する顔検出部31と、顔検出部31が検出した顔の位置および接触状態検出部8が検出した接触状態に基づいて画像中に存在する人物の顔のうち撮影者の顔を特定する撮影者特定部32と、撮影者特定部32が特定した撮影者の顔の表情を判定する表情判定部33と、を有する。顔検出部31は、記憶部13のパターン情報記憶部132が記憶している顔のパターン情報を用いてパターンマッチングを行うことにより、撮像部2が撮像している画像(スルー画像)中の人物の顔の有無を検出する。表情判定部33は、撮影者特定部32が特定した撮影者の顔の表情が笑顔であるか否かをパターン情報に基づいて判定する。撮影者特定部32は、タッチパネル7への外部からの接触位置と撮影者の顔の位置との対応関係に基づいて撮影者を特定する。
表示部4は、撮像部2の光学系が表出する面(前面)の裏側に位置する面(背面)に設けられ、画像データのほかに撮像装置1の操作情報や撮影に関する情報を適宜表示する。表示部4は、液晶、プラズマまたは有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて実現される。
入力ボタン6は、レリーズ信号を入力するレリーズボタン6aと、各種操作信号を入力する十字キー6bとを有する。
タッチパネル7は、酸化インジウムスズの薄膜(ITO膜)からなる透明抵抗膜を用いて実現され、外部からの押圧による透明抵抗膜の変化に応じた電圧変化を検出することによって押圧された位置を特定し、この特定した位置に応じた信号を入力する。
モード設定部9は、撮像装置1の動作モードとして、画像を撮影する撮影モードと、撮影済み画像を表示部4で再生表示する再生モードとを少なくとも設定する。このうち、撮影モードとしては、「通常撮影モード」および「自分撮りモード」の2種類を設定することができる。これら2種類の撮影モードの違いはレリーズ信号の入力方法にある。すなわち、通常撮影モードはレリーズボタン6aを押下することによってレリーズ信号の入力を行うモードである一方、自分撮りモードはスルー画像中で撮影者と特定された人物の表情に応じてレリーズ信号の入力を行うモードである。モード設定部9は、通常撮影モードに設定されている状態でタッチパネル7に所定の押圧力が継続して加えられた場合、動作モードを自分撮りモードへ切り換える。
記憶部13は、撮像部2が撮影し、画像処理部3によって処理が施された撮影済みの画像データを記憶する画像データ記憶部131と、顔検出部31がパターンマッチングによって顔を検出する際に参照する顔のパターン情報を記憶するパターン情報記憶部132と、タッチパネル7が検知する外部からの接触の位置とスルー画像中の撮影者の顔の位置との相関関係を記憶する位置相関記憶部133と、撮像装置1が実行する各種プログラムを記憶するプログラム記憶部134とを有する。記憶部13は、撮像装置1の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリやRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて実現される。なお、記憶部13に、外部から装着されるメモリカード等の記録媒体に対して情報を記録する一方、記録媒体が記録する情報を読み出す記録媒体インターフェースとしての機能を具備させてもよい。
図4は、位置相関記憶部133が記憶する相関関係を示す図である。図5は、タッチパネル7の接触領域の区分を示す図である。図4に示すテーブル200は、タッチパネル7の左半分の領域S1に外部からの接触がある場合、スルー画像中で一番左側の人物を撮影者とする一方、タッチパネル7の右半分の領域S2に外部からの接触がある場合、スルー画像中で一番右側にいる人物を撮影者とすることを示している。テーブル200に示す相関関係は、複数の人物が並んだ状態でそのうちの一人が撮影を行う場合、両端に位置する人物のどちらかが撮影者となりやすいことに鑑みて定められたものである。
制御部14は、MPU(Micro Processing Unit)等を用いて実現され、制御対象である撮像装置1の各構成部位とバスラインを介して接続されている。
図6は、以上の構成を有する撮像装置1を自分撮りモードに設定して自分撮りを行う状況を示す図である。また、図7は、図6に示す状態のスルー画像の表示例を示す図である。図6に示す状況において、顔検出部31がスルー画像に含まれる顔を検出した後、撮影者特定部32がタッチパネル7への撮影者101の手101hの接触位置に応じて、二人の人物101、102のうち左側に位置する人物101が撮影者であることを特定する(以後、人物101を「撮影者101」といい、人物102を「非撮影者102」という)。その後、表情判定部33が撮影者101の表情を判定し、図6および図7に示すように撮影者101の表情が笑顔でない場合には、報知部10が所定のパターンでLEDを点滅することによって警告を出力する。LEDの点滅を見た撮影者101は、自分の表情を変えて笑顔にする。図8は、図6に示す状況の後、報知部10によって警告を受けた撮影者101が表情を変えた後の状況を示す図である。また、図9は、図8に示す状態のスルー画像の表示例を示す図である。制御部14は、撮影者101の表情が笑顔になった場合に自動的に撮影を行う。
このように、本実施の形態1では、撮像装置1を自分撮りモードに設定して自分撮りを行う場合、撮影者101が操作に集中するあまり表情をこわばらせてしまっている場合であっても、撮像装置1がその状態を報知することによって撮影者101の表情を笑顔に変化させてから撮影することができる。なお、報知部10に音声出力機能を具備させ、撮影者101の表情が笑顔でない場合には、「笑ってください。」等のメッセージを音声で出力するようにしてもよい。
図10は、撮像装置1が自分撮りモードによる撮影を行う場合の処理の概要を示すフローチャートである。図10では、撮像装置1が初期状態として通常撮影モードに設定されているものとする。
まず、表示部4がスルー画像を表示(ステップS1)し、制御部14がスルー画像に対してピントの調整を自動的に行う(ステップS2)。
その後、タッチパネル7への外部からの押圧による接触があり(ステップS3:Yes)、かつその接触が所定時間継続した場合(ステップS4:Yes)、モード設定部9は、撮像装置1の動作モードを自分撮りモードへ切り換える(ステップS5)。この後、報知部10は、LEDを点灯することによって自分撮りモードに設定されていることを報知する(ステップS6)。報知部10は、自分撮りモードに設定されている間、LEDを点灯し続ける。なお、タッチパネル7への外部からの接触があり(ステップS3:Yes)、かつその接触が所定時間継続していない場合(ステップS4:No)、撮像装置1はステップS3に戻る。
ステップS3においてタッチパネル7への外部からの押圧による接触がない場合(ステップS3:No)、レリーズボタン6aが押下されれば(ステップS7:Yes)、撮像装置1はステップS15へ進む一方、レリーズボタン6aが押下されなければ(ステップS7:No)、撮像装置1はステップS1へ戻る。
以下、ステップS6で報知部10が自分撮りモードに設定されていることを報知した後の処理を説明する。顔検出部31は、スルー画像に含まれる顔を検出する(ステップS8)。この際、顔検出部31は、パターン情報記憶部132が記憶する顔のパターン情報を参照してパターンマッチングを行うことにより、スルー画像に含まれる顔を検出する。
顔検出部31が所定時間内に顔を検出した場合(ステップS9:Yes)、制御部14は顔にピントが合うように再調整する(ステップS10)。なお、顔検出部31が検出した顔の中に、顔の一部しか検出しないものが含まれている場合には、報知部10を介して警告を出力するようにしてもよい。
続いて、撮影者特定部32は、テーブル200を参照して撮影者を特定する(ステップS11)。撮影者特定部32が撮影者を特定できた場合(ステップS12:Yes)、表情判定部33は撮影者の表情を判定する(ステップS13)。表情判定部33が判定した結果、撮影者が笑顔である場合(ステップS14:Yes)、撮像部2は制御部14の制御のもとで画像の撮影を行う(ステップS15)。この撮影動作の瞬間または直後に、報知部10がLEDを点滅させて撮影動作を報知し、所定時間経過後にLEDを消灯するようにすればより好ましい。
その後、制御部14は、撮像部2によって生成され、画像処理部3によって画像処理が施された画像データに対し、時計11の出力を参照してデータ生成日時等の情報を付加し、画像データ記憶部131に記録する(ステップS16)。
ステップS16の後、撮影を終了する終了指示が入力ボタン6によって入力された場合(ステップS17:Yes)、撮像装置1は一連の処理を終了する。一方、ステップS16の後、撮影の終了指示が入力ボタン6によって入力されない場合(ステップS17:No)、撮像装置1はステップS1に戻る。
ステップS9で顔検出部31が所定時間内に顔を検出しなかった場合(ステップS9:No)、およびステップS12で撮影者特定部32が撮影者を特定できなかった場合(ステップS12:No)、報知部10は所定のパターンでLEDを点滅することによって撮像装置1がエラー状態にあることを報知する(ステップS18)。続いて、モード設定部9は、撮像装置1の動作モードを通常撮影モードへ切り換える(ステップS19)。通常撮影モードへ切り換わると、報知部10のLEDは消灯する。その後、撮像装置1はステップS17へ進む。
ステップS13で表情判定部33が判定した結果、撮影者が笑顔でない場合(ステップS14:No)、報知部10がステップS19とは異なるパターンで点滅することによって警告を出力する(ステップS20)。報知部10は、警告に相当するパターンでLEDを所定時間点滅した後、LEDを消灯する。その後、撮像装置1はステップS17へ進む。
なお、撮像装置1が初期状態として再生モードに設定されている場合にも、撮影者がタッチパネル7を所定時間継続して押圧することによって自分撮りモードへ移行することができるようにしてもよい。
また、撮像装置1に電源が入っていない状態でタッチパネル7を所定時間継続して押圧した場合、自分撮りモードに設定した状態で電源をオンするようにしてもよい。
また、自分撮りモードで撮像部2が撮影を行う際に補助光投射部12が補助光を投射する場合、制御部14が通常撮影モードの撮影時よりも補助光の光度を低くする制御を行ってもよい。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、自分撮りモードで検出した顔の位置および/または大きさに関する情報を少なくとも用いることによって撮影者を特定し、この特定した撮影者の顔の表情に応じて撮影動作を行うため、撮影者が自分撮りを行う際に、撮影者自身が周囲の雰囲気と調和した表情を見せている瞬間を的確に捉えて撮影することが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、撮影者は撮像装置1の前面を自分の方へ向けた状態でタッチパネル7を接触するだけで自分撮りモードへ移行することができるため、とっさの判断に応じて迅速かつ容易に自分撮りを行うことができる。
また、本実施の形態1によれば、自分撮りモードではタッチパネルに接触するように撮像装置を把持すればよいため、持ち方の自由度が大きく、不自然な体勢で撮像装置1を持たないで済む。その結果、撮影時に手ブレを生じたり、手で撮像部や補助光投射部を覆ってしまうような不具合を防止することができる。また、レリーズボタンを押して撮影する場合と比較して、撮像装置から自分自身までの距離を遠くすることができるため、撮影者が自分撮りを行う際のアングルの選択の自由度が大きくなり、背景も含めて多様な構図で自分撮りを行うことができる。
なお、本実施の形態1では、タッチパネル7の外部からの接触位置に応じてテーブル200を参照して撮影者の特定を行ったが、撮影者特定部32は他の方法で撮影者を特定するようにしてもよい。例えば、複数の人が並んで撮影する場合には、図11に示すように、撮像装置1から撮影者101の顔までの距離L1の方が撮像装置1から非撮影者102の顔までの距離L2よりも小さくなってしまう傾向にある。この場合のスルー画像は、図12に示すように、撮影者101の顔が非撮影者102の顔よりも大きくなる。そこで、撮影者特定部32は、画像に含まれる人物の顔のうち最も大きい顔を撮影者の顔と特定するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図に示す撮像装置21は、画像処理部22を除いて撮像装置1と同じ構成を有する。画像処理部22は、顔検出部31、撮影者特定部32、表情判定部33に加えて、撮像部2が撮像した画像に含まれる色を判定する色判定部34をさらに有する。
図14は、撮像装置21を自分撮りモードに設定して自分撮りを行う状況を示す図である。図15は、図14に示す状態のスルー画像の表示例を示す図である。図14に示す状況において、被写体である二人の人物のうち、撮像装置21から見て右側に位置する撮影者103は、その左側に位置する非撮影者104の肩を抱きながら自分と非撮影者104を撮影しようとしている。撮像装置21は、撮影者103の特定、撮影者103の表情の判定を行った後、色判定部34によって撮影者103の顔と同じ色の部位(図14に示す場合には撮影者103の手103h)が非撮影者104の近傍に存在するか否かを判定する。
図16は、撮像装置21が自分撮りモードによる撮影を行う場合の処理の概要を示すフローチャートである。図16では、撮像装置21が初期状態として通常撮影モードに設定されているものとする。図16において、ステップS31〜S43の処理は、図10におけるステップS1〜S13の処理に順次対応している。なお、ステップS37でレリーズボタン6aが押下された場合には、後述するステップS47へ進む。以下、ステップS44以降の処理を説明する。
ステップS43において表情判定部33が判定した結果、撮影者103が笑顔である場合(ステップS44:Yes)、色判定部34は撮影者103の顔の色を判定する(ステップS45)。その後、非撮影者104の近傍に撮影者103の顔の色と同じ色の領域があれば(ステップS46:Yes)、撮像部2が制御部14の制御のもとで画像の撮影を行い(ステップS47)、制御部14が画像データを画像データ記憶部131へ記録する(ステップS48)。本実施の形態2においても、ステップS47の撮影動作の瞬間または直後に、報知部10がLEDを点滅させて撮影動作を報知し、所定時間経過後にLEDを消灯するようにすればより好ましい。
その後、撮影を終了する終了指示が入力ボタン6によって入力された場合(ステップS49:Yes)、撮像装置21は一連の処理を終了する。一方、ステップS49で撮影の終了指示が入力ボタン6によって入力されない場合(ステップS49:No)、撮像装置21はステップS1に戻る。
ステップS39で顔検出部31が所定時間内に顔を検出しなかった場合(ステップS39:No)、およびステップS42で撮影者特定部32が撮影者を特定できなかった場合(ステップS42:No)、報知部10は所定のパターンでLEDを点滅することによって撮像装置21がエラー状態にあることを報知する(ステップS50)。続いて、モード設定部9は、撮像装置21の動作モードを通常撮影モードへ切り換える(ステップS51)。通常撮影モードへ切り換わると、報知部10のLEDは消灯する。その後、撮像装置21はステップS49へ進む。
ステップS44で表情判定部33が判定した結果、撮影者が笑顔でない場合(ステップS44:No)、およびステップS45で色判定部34が判定した結果、非撮影者の近傍に撮影者の顔と同じ色の領域がない場合(ステップS46:No)、報知部10がステップS50とは異なるパターンでLEDを点滅することによって警告を出力する(ステップS52)。報知部10は、警告に相当するパターンでLEDを所定時間点滅した後、LEDを消灯する。その後、撮像装置21はステップS49へ進む。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、自分撮りモードで検出した顔の位置および/または大きさに関する情報を少なくとも用いることによって撮影者を特定し、この特定した撮影者の顔の表情に応じて撮影動作を行うため、撮影者が自分撮りを行う際に、撮影者自身が周囲の雰囲気と調和した表情を見せている瞬間を的確に捉えて撮影することが可能となる。
また、本実施の形態2によれば、撮影者の手が非撮影者の近傍にある状態を検知して撮影するため、人物間の親密度をより的確に表現することができる。
また、本実施の形態2によれば、手のパターンでなく色を判定するため、手のように形状が複雑で動きが多く、パターンマッチングが困難な部分であっても容易に検出することが可能となる。
また、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様、とっさの判断に応じて迅速かつ容易に自分撮りを行うことができ、撮影時の不具合を防止しつつ多様な構図で自分撮りを行うことができる。
なお、本実施の形態2において、非撮影者が肌を露出している場合などには誤検知してしまうおそれもあるため、このような場合を想定して、色判定とともに該当する色領域の動き判定を行い、動きが多い領域を手と見なすようにしてもよい。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための最良の形態として実施の形態1、2を詳述してきたが、本発明はそれら2つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、自分撮りモードにおけるレリーズ信号を撮影者が入力するようにしてもよい。この場合には、タッチパネル7をさらに強く押圧することによってレリーズ信号を入力するようにしてもよいし、通常のレリーズボタン6aを押下することによってレリーズ信号を入力するようにしてもよい。前者の場合、レリーズ信号の入力時の押圧力は、撮影者が意識して強く押圧する程度の大きさを有していることが望ましい。
また、本発明において、撮影した画像をブログなどに掲載するために、撮像装置に通信部を設け、撮影済みの画像を通信ネットワークを介して送受信可能な構成としてもよい。
また、本発明において、スルー画像中の全ての人物の表情が笑顔になったタイミングで撮影動作を行うようにしてもよい。
本発明の実施の形態1に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の前面側の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る撮像装置の背面側の構成を示す斜視図である。 タッチパネルの接触領域と画像中の撮影者の位置との相関関係を示す図である。 タッチパネルの接触領域の区分を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る撮像装置が自分撮りモードに設定されている場合に自分撮りを行う状況を示す図である。 図6に示す状況で撮像部が撮像する画像を示す図である。 図6に示す状況から報知部の報知によって撮影者が笑顔になった状況を示す図である。 図8に示す状況で撮像部が撮像する画像を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る撮像装置が自分撮りモードによる撮影を行う場合の処理の概要を示すフローチャートである。 撮影者特定部における撮影者特定処理の別な例を示す図である。 図11に示す状況で撮像部が撮像する画像を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る撮像装置が自分撮りモードに設定されている場合に自分撮りを行う状況を示す図である。 図14に示す状況で撮像部が撮像する画像を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る撮像装置が自分撮りモードによる撮影を行う場合の処理の概要を示すフローチャートである。
1、21 撮像装置
2 撮像部
3、22 画像処理部
4 表示部
5 センサ部
6 入力ボタン
6a レリーズボタン
6b 十字キー
7 タッチパネル
8 接触状態検出部
9 モード設定部
10 報知部
11 時計
12 補助光投射部
13 記憶部
14 制御部
31 顔検出部
32 撮影者特定部
33 表情判定部
34 色判定部
101、103 撮影者
101h、103h 手
102、104 非撮影者
131 画像データ記憶部
132 パターン情報記憶部
133 位置相関記憶部
134 プログラム記憶部
200 テーブル

Claims (5)

  1. 光学系を介して撮像した画像を光電変換することによって電子的な画像データを生成する撮像部を備え、該撮像部による撮影の動作モードとして撮影者が前記光学系を自分に向けて撮影する場合に設定する自分撮りモードを有する撮像装置であって、
    前記撮像部が撮像する画像中に存在する人物の顔を検出する顔検出部と、
    前記自分撮りモードで前記顔検出部が検出した顔の位置および/または大きさに関する情報を少なくとも用いることによって前記画像中の撮影者の顔を特定する撮影者特定部と、
    前記撮影者特定部が特定した撮影者の顔の表情を判定する表情判定部と、
    前記表情判定部の判定結果に応じて前記自分撮りモードにおける前記撮像部の撮影動作を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光学系の一部が表出する面の裏側に位置する面に設けられ、前記撮像部が生成した画像データに対応する画像を表示する表示部と、
    前記表示部の表面に設けられ、外部からの押圧による接触を検知するタッチパネルと、
    前記タッチパネルが検知した接触の位置を含む接触状態を検出する接触状態検出部と、
    前記接触状態検出部が検出した接触状態が所定時間継続している場合、前記動作モードを前記自分撮りモードに設定するモード設定部と、
    さらに備え、
    前記撮影者特定部は、
    前記顔検出部が検出した顔の位置および/または大きさに関する情報とともに前記接触状態を用いることによって前記画像中の撮影者の顔を特定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記タッチパネルが検知する接触の位置と前記画像中の撮影者の顔の位置との相関関係を記憶する位置相関記憶部をさらに備え、
    前記撮影者特定部は、
    前記位置相関記憶部が記憶する相関関係を参照することによって前記画像中の撮影者の顔を特定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表情判定部は、
    前記撮影者の表情が笑顔であるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記画像に含まれる色を判定する色判定部をさらに備え、
    前記色判定部は、
    前記撮影者の顔と同じ色を有する部分が非撮影者の近傍にあるか否かを判定し、
    前記制御部は、
    前記表情判定部の判定結果および前記色判定部の判定結果に応じて前記自分撮りモードにおける前記撮像部の撮影動作を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置。
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