JP2019041223A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度かつ安定して自己位置推定の精度を向上することができる撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置100は、第1の被写体を撮像する第1撮像部101と、前記第1撮像部で撮像した画像データから第1自己位置姿勢の推定を行う第1位置姿勢推定手段105と、第1撮像部101と異なる第2の被写体を撮像する第2撮像部103と、第2撮像部102で撮像した画像データから第2自己位置姿勢の推定を行う第2位置姿勢推定手段106と、第1自己位置姿勢の推定と第2自己位置姿勢の推定に基づいて、撮像装置100の自己位置姿勢を決定する第3位置姿勢推定手段107とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法に関し、特に、自己位置姿勢推定可能な撮像装置に関する。
カメラで撮影した画像から自己位置姿勢を推定する技術の応用分野は多岐にわたる。ロボットの自己位置認識、車の走行経路や実写映像にアニメを重畳させるARなどが挙げられる。自己位置姿勢推定では、異なる時刻に撮影した画像に写った同じ被写体の画像内における位置の変化からカメラの位置と姿勢を算出している。このため、異なる画像間で同一被写体の対応が精度よく取れていることが、自己位置姿勢推定を精度よく行うために必要となる。自己位置姿勢推定の精度が下がってしまう例として、被写体のテクスチャが低い場合には対応点が適切に取れなかったり、動的被写体が写っている場合には被写体とカメラのどちらが動いているのかが判別できないといったものがある。また、自己位置推定そのものができない例として、カメラの向きが急に変わった場合に被写体がフレームアウトして、対応点自体がなくなってしまうといったものがある。
特許文献1では、車の前方に前向き、後方に後ろ向きの2台のカメラを設定して、それぞれのカメラが自己位置推定を行い画像を蓄積しておく。これによって、車が急に進行方向を変えて、前方カメラから注目被写体がフレームアウトし、前方カメラが新たに捉えた被写体が、後方のカメラによって蓄積された画像に写っていれば車の位置を見失わない。
特開2012−173834号公報
しかしながら、特許文献1が開示している、2台のカメラを用いて、自己位置推定に用いる被写体を見失わないようにする方法では、車が急に向きを変えたときに、前方カメラで新たに捉えた被写体が、後方カメラが蓄積した画像にも写っている必要がある。しかし、前方カメラと後方カメラの向きと画角によってはその限りではない。複数のカメラで自己位置姿勢推定を行う場合、少なくとも1つのカメラが被写体を見失うことなくいつも捉えるためには、超広角のカメラを用いたり、カメラを複数取り付ければよい。しかし、超広角カメラでは歪曲収差によって被写体の形がひずんだり、解像力が下がったりして画像間の対応づけが難しくなったり、カメラを多数取りつけると撮影する画像の枚数が大量になって処理に時間がかかってしまう恐れがある。
本発明は、上記課題を鑑みて、高精度かつ安定して自己位置推定の精度を向上することができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の撮像装置は、第1の被写体を撮像する第1撮像部と、前記第1撮像部で撮像した画像データから第1自己位置姿勢の推定を行う第1位置姿勢推定手段と、前記第1撮像部と異なる第2の被写体を撮像する第2撮像部と、前記第2撮像部で撮像した画像データから第2自己位置姿勢の推定を行う第2位置姿勢推定手段と、前記第1自己位置姿勢の推定と前記第2自己位置姿勢の推定に基づいて、撮像装置の自己位置姿勢を決定する第3位置姿勢推定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、高精度かつ安定して自己位置推定の精度を向上することができる撮像装置を提供することができる。
撮像装置の側面外観図と機能的構成を示す図である。 自己位置姿勢推定の原理と、画像の対応づけを示す図である。 撮像装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る撮像装置の側面外観を示す外観図である。 第3実施形態に係る撮像装置の側面外観を示す外観図である。 第3実施形態に係る撮像装置の背面外観図と機能的構成を示す図である。 第4実施形態に係る撮像装置の背面外観図と機能的構成を示す図である。 第5実施形態に係る撮像装置の背面外観図と機能的構成を示す図である。 第6実施形態に係る撮像装置の側面外観を示す外観図である。 第6実施形態に係る撮像装置の自己位置姿勢推定の原理を示す図である。 第7実施形態に係る撮像装置の側面外観図である。 第7実施形態に係る撮像装置の自己位置姿勢推定の原理を示す図である。 第8実施形態に係る撮像装置の側面外観図である。 第8実施形態に係る撮像装置の背面外観図と機能的構成を示す図である。 第9実施形態に係る撮像装置の背面外観図と機能的構成を示す図である。 第10実施形態に係る撮像装置の機能的構成を示す図である。 第11実施形態に係る撮像装置の背面外観図と機能的構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
図1(A)は、本実施形態に係る撮像装置100の側面外観を示す図である。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。第1撮像部101と第2撮像部102は、互いに他方が撮影していない被写体を含むように撮影できるような光学系の位置、向きや画角が設定されている。
図1(B)は、本実施形態に係る撮像装置100の構成例を表すブロック図である。第1撮像部101は、レンズと撮像素子からなる。レンズは被写体から放たれた光を集光し、撮像素子上に光学像を作る。撮像素子は、光学像を電子像に変換して画像データを出力する。記憶装置103は、第1撮像部101が出力した画像データを記憶する。第1自己位置姿勢推定演算部105は、記憶装置103が記憶した撮影位置の異なる2枚の画像に対して、第1自己位置姿勢推定を算出する。2枚の画像は、連続フレームとして撮影されたものでもよく、2フレーム以上離れた画像でもよい。ただし、2枚の画像中に同じ被写体が写っている必要がある。第2撮像部102に対しても第1撮像部101と同様な構成を有し、第2自己位置姿勢推定演算部106は、第2撮像部102から出力された画像に対して、第2自己位置姿勢推定を演算する。なお、不図示であるが、撮像装置100は、各構成部品を制御する制御部を有する。
次に、第1自己位置姿勢推定の算出方法を説明する。図2(A)は、撮像装置100が異なる時刻で撮影するときの位置姿勢を示す。位置姿勢301はある時刻での撮像装置100の位置姿勢を表し、位置姿勢302は、それとは異なる時刻での撮像装置100の位置姿勢を表す。位置姿勢301と位置姿勢302は、第1撮像部101が撮影する連続フレームに対応する撮像装置の位置姿勢であってもよく、離れたフレームに対するものであってもよい。ただし、位置姿勢301での撮影と位置姿勢302での第1撮像部101の撮影において、同一の被写体が写っている必要がある。同一被写体が写っている2フレームは、第1撮像部101の設置位置、撮影範囲W、撮影フレームレートと撮像装置100の動く速度から決まる。ここで、位置姿勢301を基準位置姿勢として、位置姿勢302での基準位置に対する撮像装置100の位置ベクトルを
Figure 2019041223
基準姿勢に対する姿勢の回転行列を
Figure 2019041223
と表す。ただし、Rは3次元の回転行列であり、例えばz軸の周りの回転角がθのときには
Figure 2019041223
と表せる。基準位置姿勢は、空間上のどの位置やどの向きに取ってもよいが、その状態での基準位置ベクトルを
Figure 2019041223
とし、基準姿勢を表す回転行列を
Figure 2019041223
と決める。
図2(B)は、位置姿勢301と位置姿勢302のときに撮影した画像を示す。位置姿勢301で撮影した画像が画像401、位置姿勢302で撮影した画像が画像402であり、特徴点403と特徴点404は被写体中の対応点である。特徴点403と特徴点404の世界座標を
Figure 2019041223
とし、この点の位置姿勢301と位置姿勢302において撮影した画像上での2次元座標をそれぞれ
Figure 2019041223
とすると、
Figure 2019041223
が成り立つ。ここで、
Figure 2019041223
はカメラ行列、f、fはそれぞれ本撮像装置のレンズの焦点距離のx、y成分であり、c、cはそれぞれ本撮像装置のレンズの光軸位置のx、y成分であるが、これらは事前にキャリブレーションを行うことで既知とすることができる。tとRの算出方法の一つとして、線形計算がある。(式1)から
Figure 2019041223
を消し去ると、
Figure 2019041223
が得られる。ここで、C−Tは行列Cの逆行列の転置行列を表す。特徴点403と特徴点404の組み合わせを8組以上とって(式2)を8個作り、
Figure 2019041223
を計算した後、特異値分解などによってtとRを分解すればよい。また、特徴点403と特徴点404の組み合わせを7組以上とって非線形解法により算出することも可能である。目的関数は
Figure 2019041223
であり、(式3)を最小にするようなtとRを反復計算により求めればよい。
ここで、
Figure 2019041223
はそれぞれ位置姿勢301と位置姿勢302において撮影した画像上での対応点の2次元座標である。添え字のjは特徴点403と特徴点404のような対応点を複数取ったときにj番目の対応点であることを示し、Nはその組み合わせ数である。特徴点403と特徴点404のような対応点は、画像401からFAST、SIFT、SURFなどの手法によって画像中から特徴点を見つけて(抽出して)、その特徴点が画像402内のどこに位置するかを探索すればよい。例えば、SSD(Sum of Squared Difference)、ZNCC(Zero−mean Normalized Cross−Correlation)などの手法によって探索すればよい。特に、非線形解法では特徴点に限らずN=画素数として全画素に対して(式3)を最小にするtとRを算出してもよい。
次に、第2自己位置姿勢推定の算出方法を説明する。第1撮像部101での撮影と同様に、位置姿勢301での撮影と位置姿勢302での撮影において同一の被写体が写っている必要がある。同一被写体が写っている2フレームは、第2撮像部102の設置位置、撮影範囲W、撮影フレームレートと撮像装置100の動く速度から決まる。また、第1撮像部101の撮影と第2撮影部102の撮影とで、異なる被写体を含んでいる必要がある。これは、第1撮像部101の設置位置と第2撮像部102の設置位置、第1撮像部の撮影範囲W、第2撮像部の撮影範囲Wなどから決まる。その他の第2自己位置姿勢推定の算出方法は第1自己位置姿勢推定の算出方法と同じである。
次に、第3自己位置姿勢推定の算出方法を説明する。第3自己位置姿勢推定演算部107は第1自己位置姿勢推定tとRと第2自己位置姿勢推定tとRから撮像装置100の自己位置姿勢推定tとRを唯一に決定する。第3自己位置姿勢推定演算部107が自己位置姿勢推定tとRを決定するには、第1自己位置姿勢推定tとRと第2自己位置姿勢推定tとRに対して、それぞれ(式4)、(式5)によりエラー(第1誤差、第2誤差)を計算する。
Figure 2019041223
Figure 2019041223
ここで、
Figure 2019041223
であり、
Figure 2019041223
はそれぞれ第1撮像部101と第2撮像部102のカメラ行列である。
Figure 2019041223
はそれぞれ位置姿勢301と位置姿勢302において第1撮像部101が撮影した画像上でのj番目の対応点の2次元座標であり、
Figure 2019041223
はそれぞれ位置姿勢301と位置姿勢302において第2撮像部102が撮影した画像上でのj番目の対応点の2次元座標である。ここで、第1撮像部101が撮影した画像上での特徴点の個数をN、第2撮像部102が撮影した画像上での特徴点の個数をNとした。
こうして、算出したエラーE(R,t)、E(R,t)で大小を比較して、
Figure 2019041223
であるならt=t、R=Rとして撮像装置100の自己位置姿勢推定tおよびRを唯一に決定する。一方、E(R,t)>E(R,t)であるならt=t、R=Rとして撮像装置100の自己位置姿勢推定tおよびRを唯一に決定する。エラーが小さいほうの自己位置姿勢推定値を採用することによって、より高精度な自己位置姿勢推定値に決定することができる。
また、次のように第3自己位置姿勢推定演算部107が自己位置姿勢推定tおよびRを決定することもできる。つまり、目的関数として(式3)の代わりに
Figure 2019041223
を用いて、第1目的関数と第2目的関数を統合した第3目的関数である(式6)を最小にするようなtとRを反復計算により求める。
ここで、
Figure 2019041223
は上述の通りであり、α、αは正の数である。この場合には第1自己位置姿勢推定演算部105と第2自己位置姿勢推定演算部106は、自己位置姿勢推定を行わずに、それぞれ第1撮像部101と第2撮像部102で撮影した画像から特徴点403と特徴点404のような対応点を見つけて、
Figure 2019041223
の設定のみを行う。
α、αの決め方は例えば、α=α=1とすれば、第1撮像部101と第2撮像部102から得られる画像中の特徴点をすべて同等に扱って自己位置姿勢推定を行うことができる。この場合には、両撮像部を合わせた広い視野角で自己位置姿勢推定を行うことに相当し、単一の光学系を広角にした場合よりも歪曲収差や解像力の低下を抑えることができる。また、
Figure 2019041223
とすれば、第1撮像部101と第2撮像部102でそれぞれ撮影した画像中の対応点の個数によらずに、両者を対等に扱って自己位置姿勢推定を行うことができる。この場合には、例えば視野角が狭く対応点の個数が少ないが高精度に自己位置姿勢推定ができているの撮像部に対しても、他方の撮像部と同等に自己位置姿勢推定演算に寄与させることができる。
その他、次式で表わされる目的関数を用いて第3自己位置姿勢推定演算部107が自己位置姿勢推定tおよびRを決定することもできる。
Figure 2019041223
このときには、位置姿勢301と位置姿勢302において撮影した画像の位置合わせ精度によって特徴点ごとにα、αを決める。例えば、上述の位置合わせ手法ZNCCを用いて特徴点403と特徴点404の対応付けの精度からα、αを決める方法について説明する。まず、画像401内に特徴点403を含むようにウィンドウ405を設定する。ウィンドウ405は特徴点403の周辺のテクスチャを表現できるサイズに設定する。画像402内にウィンドウ405と同じサイズのウィンドウ406を設定する。ウィンドウ406の初期位置は画像内のどこにとってもよいが、あらかじめ特徴点404のおおよその位置が分かっているならばその付近の設定すると計算を高速化することができる。以下の式によってウィンドウ405とウィンドウ406のZNCCを計算する。
Figure 2019041223
ここで、A(x,y)はウィンドウ405内の水平方向x番目、垂直方向y番目の画素値であり、N、Mはそれぞれ水平方向と垂直方向の画素値である。B(x,y)は画像402内の水平方向x番目、垂直方向y番目の画素値であり、ウィンドウ406の開始画素位置は水平方向x番目、垂直方向y番目である。
Figure 2019041223
はそれぞれウィンドウ405とウィンドウ406内の画素値の平均値であり、以下の式で表わされる。
Figure 2019041223
(式8)のC(x,y)は
Figure 2019041223
の範囲の値を取り、ウィンドウ405内のテクスチャとウィンドウ406内のテクスチャが似ているほど大きい値をとる。x、yを変化させて、ウィンドウ406を図2(B)に示した矢印のごとく水平方向と垂直方向にずらしていき、(式8)のC(x,y)の値が最大となるときの(x,y)がウィンドウ405に対するウィンドウ406の位置ずれ量である。このときのC(x,y)をCmax=C(x,y)と表す。ここから特徴点404も特徴点403に対して(x,y)だけずれたところにあると対応付けすることができる。ここで、第1撮像部101が撮影した画像内のj番目の特徴点のCmaxをCmax,1,j、第2撮像部102に対する特徴点をCmax,2,jと表す。この時に、(式7)でα1,j=Cmax,1,j、α2,j=Cmax,2,jとすることで、特徴点の対応付けの精度を反映した目的関数を作ることができる。この場合には、対応付けの精度が高い特徴点ほど大きく自己位置姿勢推定演算に寄与するため、高精度に自己位置姿勢推定が行える。
図3は、第3自己位置姿勢推定演算部107が、エラーE(R,t)、E(R,t)の大小によって本撮像装置の自己位置姿勢推定を決定する場合の処理のフローを示す。ステップS501で、第1撮像部101と第2撮像部102の撮影フレームのループを開始する。次に、ステップS502で、第1撮像部101で撮影をする。次に、ステップS503で、現在のフレームが第2フレーム以降である場合に、第1撮像部101が出力した現在のフレームと過去のフレームの2枚の画像を用いて、第1自己位置姿勢推定演算部105が自己位置姿勢算出を行う。そして、自己位置姿勢推定値(R,t)を得る。過去のフレームは直前のフレームでもよいし、2フレーム以上前のものであってもよい。ただし、2枚の画像内に同じ被写体が写っている必要がある。
次に、ステップS504で、第1自己位置姿勢推定演算部105が処理503で算出した自己位置姿勢推定値(R,t)に対して(式4)によりE(R,t)を算出する。次に、ステップS505で、第2撮影部102で撮影をする。第1撮像部101と第2撮像部102の撮影時刻は揃っていることが望ましいが、必ずしも揃っていることが必要ではない。両者の撮影時刻が揃っていない場合、例えば、第1撮影部101の撮影時刻に最も近い撮影時刻で撮影した第2撮像部102の撮影画像を用いる方法採用してもよい。また、第2撮像部102の複数の撮影画像から補完処理などで同一時刻の撮影画像を仮想的に作り出す方法を採用してもよい。本実施形態では、第1撮像部101と第2撮像部102の撮影時刻は揃っている場合を扱う。
次に、ステップS506で、現在のフレームが第2フレーム以降である場合に、第2撮像部102が出力した現在のフレームと過去のフレームの2枚の画像を用いて、第2自己位置姿勢推定演算部106が自己位置姿勢算出を行う。そして、自己位置姿勢推定値(R,t)を得る。次に、ステップS507で、第2自己位置姿勢推定演算部106が処理506で算出した自己位置姿勢推定値(R,t)に対して(式4)によりE(R,t)を算出する。次に、ステップS508で、E(R,t)とE(R,t)の大小を判定する。そして、E(R,t)の方が大きい場合、ステップS509に進み、E(R,t)の方が大きい場合、ステップS510に進む。
次に、ステップS509で、第3自己位置姿勢推定演算部107がステップS503で算出した自己位置姿勢推定値(R,t)を本撮像装置の自己位置姿勢推定値(R,t)に決定する。一方、ステップS510で、第3自己位置姿勢推定演算部が処理506で算出した自己位置姿勢推定値(R,t)を本撮像装置の自己位置姿勢推定値(R,t)に決定する。そして、ステップS511でフレームのループを終了する。
(第2実施形態)
図4は、第2の実施形態の撮像装置100の側面外観と、撮影者が撮像装置100を手で持って撮影している様子を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。第1撮像部101が撮影する方向1と第2撮像部102が撮影する方向2を図中に矢印で示す。お互いが正反対の方向を撮影するように第1撮影部101と第2撮影部102が設置されている。これによって、撮影者が撮像装置100を手で持って第1撮像部101によって撮影した場合には、第2撮像部102は撮影者自身を撮影することができる。
第1撮像部で撮影する被写体が遠方にあったり、霧などの環境下では特徴点を精度よく抽出できなかったり、特徴点の対応点の検出を精度よくできなかったりしてしまう。また、被写体に動的被写体を含んでいるときには被写体が動いているのか、撮像装置100が動いているのかの判別ができず、自己位置姿勢推定が正しく行えない。しかし、第1撮像部101による撮影がこのような場合でも、第2撮像部102が撮影者を撮影していれば自己位置姿勢推定を精度よく行える。例えば、第1撮像部101が遠方を撮影していて霧などの環境化で解像力の高い画像が得られない場合でも、第2撮像部102と撮影者の距離は20cm〜70cm程度であるため霧の影響が少なく解像力の高い画像が得られる。本実施形態では、方向1と方向2が正反対である例を挙げたが、第1撮像部101を用いて撮影中に、第2撮像部102が撮影者を撮影できる位置、撮影方向、視野角であれば第2撮像部102はどのように設定されていてもよい。また、本実施形態の構成によって、撮影に不向きな環境下でも良好に自己位置姿勢推定を行える。人は特徴点抽出のための十分なテクスチャを持っているため、特徴点の抽出や特徴点の対応点の検出が精度よく行える。なお、本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図5は、第3の実施形態の撮像装置100の側面外観と、撮影者が撮像装置100を手で持って撮影している様子を示す。図6(A)は、本実施形態に係る撮像装置100の背面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102と第1撮像部101が撮影する画像の表示部701を備えている。第2撮像部102が撮影する方向2と表示部601が表示する方向3を図中に矢印で示す。お互いが同じ方向となるように第2撮影部102と表示部701が設置されている。
これによって、撮影者が撮像装置100を手で持って表示部701を見ながら、第1撮像部101によって撮影する場合には、第2撮像部102は撮影者自身を撮影することができる。撮影者を撮影することによる自己位置姿勢推定の効果は第2実施形態に記載の通りである。図6(B)は、本実施形態に係る撮像装置100の構成例を表すブロック図である。第1撮像部101で出力する画像データを表示部701で表示する。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
図7(A)は、第4の実施形態の撮像装置100の背面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102と通知部901を備えている。通知部901は、第2撮像部102に撮影者が写っていないときに警告902を撮影者に知らせる。通知部901は、第3実施形態の表示部701であって、警告902を第1撮像部101が撮影する画像に重畳表示してもよい。また、通知部901は、音源であって警告音を出すことにより警告902を撮影者に知らせてもよく、通知部901は、光源であって点灯または点滅することにより警告902を撮影者に知らせてもよい。図7(B)は、本実施形態に係る撮像装置100の構成例を表すブロック図を示す。演算装置903は、第2撮像部102が撮影した画像から顔認識を行い、顔が検出されたか否かを通知部901に出力する。この顔認識処理の結果、顔認識ができない撮影者が写っていないことを撮影者に伝える。これによって、撮影者は、本撮像装置100の位置や向きを変えるなどの手段によって撮影者自身を撮影することができる。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第5実施形態)
図8(A)は、第5実施形態の撮像装置100の背面を示す。撮像装置100は、撮影倍率操作部1101を備える。そして、撮影者がこの撮影倍率操作部1101を操作することで第1撮像部101のレンズを光学ズームさせたり、もしくは記憶装置103に記憶されている第1撮像部101が撮影した画像に対してデジタルズームさせる等の処理をすることができる。図8(B)は、本実施形態に係る撮像装置100の構成例を表すブロック図を示す。撮影者が撮影倍率操作部1101を操作して、光学ズームまたはデジタルズームさせて倍率変化させた第1撮像部101の撮影倍率は、記憶装置1201に記憶される。
記憶装置1201は、事前に決定してある第1撮像部101の撮影倍率の閾値も記憶している。撮影倍率の閾値は、例えば、第1撮像部101のシャッタースピードから手ぶれによるボケを無視できる撮影倍率とする等の方法で決定しておく。また、記憶装置1201は、第1撮像部101の撮影倍率と撮影倍率の閾値を第3自己位置姿勢推定演算部107に出力する。第3自己位置姿勢推定演算部107は、第1撮像部101の撮影倍率が撮影倍率の閾値よりも大きいならば、第2自己位置姿勢推定演算部106で算出した自己位置姿勢推定値(R,t)を本撮像装置の自己位置姿勢推定値(R,t)に決定する。逆に、第1撮像部101の撮影倍率が撮影倍率の閾値よりも大きくない場合、第1実施形態に示した通りの方法で自己位置姿勢推定値(R,t)を決定する。
第1撮像部101を光学ズームまたはデジタルズームによって高倍率で撮影する場合には、本撮像装置100のわずかな動きでも自己位置姿勢推定演算に用いていた被写体がフレームアウトしてしまう。このときに、第2撮像部102を用いて自己位置姿勢推定を行うように切り替えることで安定して自己位置姿勢推定を行うことができる。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第6実施形態)
図9は、第6実施形態の撮像装置100の側面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。第1撮像部101が撮影する方向1と第2撮像部102が撮影する方向2と地面の方向0を図中に矢印で示す。方向1から方向0へ向かう方向に角度を定義したときに、方向1と方向2のなす角θを135°以上にする。また、方向1と方向2が張る面内での第2撮像部102の視野角Wを90°以上にする。
図10(A)は、方向1と方向0が垂直になるように本実施形態の撮像装置の姿勢を設定して撮影した場合を示し、図10(B)は、方向1と方向0が正反対になるように本実施形態の撮像装置の姿勢を設定して撮影した場合を示す。どちらの場合にも第2撮像装置102は、視野の範囲に地面が含まれるため、方向1が方向0に対して90°以上の向きに対して第2撮像装置102はいつも地面を撮影することができる。
第1撮像部で撮影する被写体が遠方にあったり、霧などの環境下では特徴点を精度よく抽出できなかったり、特徴点の対応点の検出を精度よくできなかったりしてしまう。また、被写体に動的被写体を含んでいるときには被写体が動いているのか、撮像装置100が動いているのかの判別ができず、自己位置姿勢推定が正しく行えない。しかし、このような状況下でも、本撮像装置100を撮影者が手で持って撮影し、第2撮像部102が地面を撮影していれば自己位置姿勢推定を精度よく行える。
例えば、第1撮像部101が遠方を撮影していて霧などの環境化で解像力の高い画像が得られない場合でも、第2撮像部102と撮影者の距離は50cm〜160cm程度であるため霧の影響が少なく解像力の高い画像が得られる。本実施例ではθが135°以上、Wを90°以上である例を挙げたが、第1撮像部101を用いて撮影中に、第2撮像部102が地面を撮影できる位置、撮影方向、視野角であれば第2撮像部102はどのように設定されていても構わない。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第7実施形態)
図11は、第7実施形態の撮像装置100の側面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。方向1、方向2、方向3やθ、Wの定義は第6実施形態と同じであるため、その説明を省略する。なお、θを90°以上、Wを180°以上にする。図12(A)は、方向1と方向0が同じ向きになるように本実施形態の撮像装置の姿勢を設定して撮影した場合を示し、図12(B)は、方向1と方向0が正反対になるように本実施形態の撮像装置の姿勢を設定して撮影した場合を示す。どちらの場合にも第2撮像装置102は、視野の範囲に地面が含まれるため、方向1がどの方向を向いていても第2撮像装置102は、いつも地面を撮影することができる。第2撮像部102が地面を撮影することによる効果は第6実施形態と同じである。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第8実施形態)
図13は、第8実施形態の撮像装置100の側面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。第2撮像部102には可動部1701が備えてあり、第1撮像部101の撮影方向に対する第2撮像部102の撮影方向を変化させることができる。変化させる方法は、撮影者が可動部1701を手動で動かしてもよく、撮像装置100に可動部1701を動かすための駆動が備えてあって、撮影者がそれを操作してもよい。以上の方法によって、撮影者が第2撮像部102で十分なテクスチャを持つ静的被写体を撮影するように第2撮像部102の撮影方向を設定することができる。これによって、精度の高い自己位置姿勢推定を行うことができる。さらに、第2撮像部102の撮影方向を設定後に、第2撮像部102が撮影する被写体の中で自己位置姿勢推定に用いる被写体を撮影者が選択できる構成にすることも可能である。
図14(A)は、第8実施形態の撮像装置100の背面外観を示し、図14(B)は第2撮像部102の撮影方向を変化させた後に、自己位置姿勢推定に用いる被写体を撮影者が選択できる構成例を示す。撮像装置100には、第2自己位置姿勢推定演算部106が自己位置姿勢推定を行う際に使用する被写体を撮影者が選択する入力部1901が備えてある。例えば、表示部801が設けてあり、表示部801中に第2撮像部が撮影する画像を表示する表示領域1802を持っており、撮影者が表示領域1802内の被写体を選択することができる。選択の方法としては、表示部801がタッチパネルになっていて、撮影者が被写体をタッチしてもよく、表示領域1802内にカーソルが表示されていて、撮影者がボタン操作などによってカーソルで被写体を選択してもよい。
表示領域1802として第1撮像で撮影する画像を表示する表示部801を利用する場合には、表示部801内が表示領域1802と第1撮像部で撮影する画像を表示する表示領域1801に分割されていてもよい。また、第2自己位置姿勢推定演算部106が抽出した画像内の特徴点の指示1803を表示領域1802に重畳表示させることで撮影者が被写体を選択しやすくすることができる。例えば、対応付けのしやすさによって指示1803の色や大きさを変えるとさらに選択しやすくなる。第2撮像部が撮影する被写体が撮影者である場合、自己位置姿勢推定を行うためには撮影者は静止していなければならない。被写体が地面である場合には、特徴点を抽出しにくいこともある。十分なテクスチャを持っている静的被写体を撮影者が選択して自己位置姿勢推定を行うことで、精度の高い自己位置姿勢推定を行うことができる。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第9実施形態)
図15(A)は、第9実施形態の撮像装置100の背面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。また、第1撮像部101で撮影した画像を表示する表示部901を備えており、その画像にオブジェクト2001を合成して表示することができる。図15(B)は、第9実施形態による撮像装置100の構成例を表すブロック図を示す。記憶装置2101は、合成させるオブジェクト2001の3次元データを記憶している。演算装置2102は、第3自己位置推定演算部107が決定した自己位置姿勢推定値によって、オブジェクト2001をその位置姿勢から見た状態に変化(変形)させて、表示部801に第1撮像部が撮影している画像にリアルタイムで重ねて表示させる。
例えば、第1撮像部101によって標準マクロ撮影を行う場合には、ピントが合いにくく、解像力の高い画像が得られないことがある。しかし、第2撮像部102が撮影者、地面、静的被写体などを撮影していれば、解像力の高い画像が得られ、高精度で安定した自己位置姿勢推定が行える。これによって、リアリティのあるオブジェクトの合成が可能になる。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第10実施形態)
図16は、第10実施形態による撮像装置100の構成例を表すブロック図を示す。記憶装置103は、第1撮像部101が撮影した画像とそれを撮影した時刻を記憶している。記憶装置2103は、第3自己位置推定演算部107が決定した自己位置姿勢推定値とそのときの時刻を記憶している。ここで、時刻とは、画像と自己位置姿勢推定値の対応付けができる情報であるなら、絶対的な時刻でもあってもよく、撮影開始時からの撮影枚数でもよい。
また、撮像装置100には、第1撮像部101が撮影した複数の画像の中から、オブジェクトを重ねて表示したい画像を選択する入力部2104を備える。選択の方法としては表示部801がタッチパネルになっていて、サムネイル表示された複数の画像の中から操作者が選択したい画像をタッチしてもよく、表示部801内にカーソルが表示されていて、操作者がボタン操作などによってカーソルで画像を選択してもよい。演算装置2102は、操作者によって選出された画像が撮影された時刻における、第3自己位置推定演算部107が決定した自己位置姿勢推定値によって、オブジェクト2001をその位置姿勢から見た状態に変化させる。そして、それを操作者によって選出された画像に重ねて表示部801に表示させる。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
(第11実施形態)
図17(A)は、第11実施形態の撮像装置100の背面外観を示す。撮像装置100は、第1撮像部101、第2撮像部102を備えている。また、第1撮像部101で撮影した画像を表示する表示部901を備えており、第1撮像部が過去に撮影した被写体をユーザーが指定した方向から見た像2201に変換して表示することができる。ユーザーが方向を指定する方法は、例えば、見たい位置と方向に本撮像装置を移動または傾けるなどがある。このときにも、移動量や傾き角の算出にも本発明の自己位置姿勢推定を用いることができる。また、表示部901がタッチパネルになっている場合には、それを指でなぞるなどして見たい方向に変えることもできる。
図17(B)は、第11実施形態による撮像装置100の構成例を表すブロック図を示す。記憶装置2301は、第3自己位置姿勢推定演算部107で使用した被写体の画素位置
Figure 2019041223
と被写体の3次元データである世界座標(3次元座標)
Figure 2019041223
のうち少なくとも一方を記憶している。
演算装置2302では、ユーザーが指定した位置tと姿勢Rに本発明の撮像装置があるとした場合に、被写体の世界座標
Figure 2019041223
の画像上の画素位置
Figure 2019041223
を次式により算出する。
Figure 2019041223
ここで、記憶装置2301に世界座標
Figure 2019041223
が記憶されていない場合には、第3自己位置推定演算部107が決定した自己位置姿勢推定値(R,t)と画素位置
Figure 2019041223
から、逆投影によって世界座標
Figure 2019041223
を(式10)の計算をする前に算出する。
以上の処理によって(式10)で計算された画素位置
Figure 2019041223
の画素値を
Figure 2019041223
として画像を生成して記憶装置2303に記憶する。ここで、画素値
Figure 2019041223
の3成分はそれぞれ画素位置
Figure 2019041223
における赤、緑、青成分である。生成した画像は、本実施形態に係る撮像装置100に設置された表示部に即座に表示してもよく、後に外部の表示装置に表示させてもよい。例えば、第1撮像部101によって標準マクロ撮影を行う場合には、ピントが合いにくいことがあり、解像力の高い画像が得られない場合がある。しかし、第2撮像部102が撮影者、地面、静的被写体などを撮影していれば、解像力の高い画像が得られ、高精度で安定した自己位置姿勢推定が行える。これによって、リアリティのある自由視点画像の表示が可能になる。本実施形態においても、その他の構成や処理については第1実施形態と同様である。
また、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
100 撮像装置
101 第1撮像部
102 第2撮像部
105 第1自己位置姿勢推定演算部
106 第2自己位置姿勢推定演算部
107 第3自己位置姿勢推定演算部

Claims (19)

  1. 第1の被写体を撮像する第1撮像部と、
    前記第1撮像部で撮像した画像データから第1自己位置姿勢の推定を行う第1位置姿勢推定手段と、
    前記第1撮像部と異なる第2の被写体を撮像する第2撮像部と、
    前記第2撮像部で撮像した画像データから第2自己位置姿勢の推定を行う第2位置姿勢推定手段と、
    前記第1自己位置姿勢の推定と前記第2自己位置姿勢の推定に基づいて、撮像装置の自己位置姿勢を決定する第3位置姿勢推定手段と
    を備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第2撮像部は、前記第2の被写体として静止している撮影者を撮像する
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記第2撮像部の撮影方向と前記第1撮像部の撮影方向は反対である
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記第1撮像部によって撮影された画像データを表示する第1表示手段
    をさらに備え、
    前記第1表示手段が表示する方向と前記第2撮像部の撮影方向は同一である
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記第2撮像部は、
    前記第2の被写体である前記撮影者の顔認識を行う顔認識処理手段と、
    前記顔認識処理手段により顔認識ができない場合、前記撮影者に通知する通知部と
    を備える
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記通知部は、前記第1表示手段に通知を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1撮像部は、
    撮影の倍率変化を判定する倍率変化手段と、
    予め決定された第1撮像部の撮影倍率の閾値を記憶する記憶手段と
    をさらに備え、
    前記倍率変化手段により前記記憶手段が記憶している閾値よりも前記第1撮像部の撮影倍率が大きくなったと判定された場合、前記第1位置姿勢推定手段は、前記第1自己位置姿勢の推定を行わず、第2位置姿勢推定手段が行う第2自己位置姿勢の推定に基づいて前記第3位置姿勢推定手段が前記己位置姿勢を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記第2撮像部は、前記第2の被写体として地面を撮像する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記第1撮像部と前記第2撮像部の撮影方向のなす角が前記第1撮像部の撮影方向から地面の方向に向かう角度で135°以上であり、前記第1撮像部と前記第2撮像部の撮影方向が張る面内の前記第2撮像部の視野角が90°以上である
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第1撮像部と前記第2撮像部の撮影方向のなす角が前記第1撮像部の撮影方向から地面の方向に向かう角度で90°以上であり、前記第1撮像部と前記第2撮像部の撮影方向が張る面内の前記第2撮像部の視野角が180°以上である
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  11. 前記第2撮像部の位置、撮影方向を変える可動部と、
    前記第2撮像部が撮影する前記第2の被写体のうち、前記第2位置姿勢推定手段が前記第2自己位置姿勢の推定に用いる静的被写体を選択する選択手段と
    をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記第2撮像部によって出力された画像データを表示する第2表示手段
    をさらに備え、
    前記選択手段は、前記第2表示手段が表示する画像データに写った被写体から選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記第2位置姿勢推定手段は、前記第2撮像部によって出力された前記画像中から特徴点を抽出する抽出手段と、
    前記第2表示手段は、前記画像データに、前記抽出手段により抽出された特徴点を重畳表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記第1位置姿勢推定手段は、前記第1自己位置姿勢の推定の第1誤差を算出し、前記第2位置姿勢推定手段は、前記第2自己位置姿勢の推定の第2誤差を算出し、
    前記第3位置姿勢推定手段は、前記第1誤差と前記第2誤差のうち小さい方に対応する自己位置姿勢の推定に基づいて前記撮像装置の自己位置姿勢を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. 前記第1位置姿勢推定手段による第1自己位置姿勢の推定の第1目的関数を算出する第1算出手段と、
    前記第2位置姿勢推定手段による第2自己位置姿勢の推定の第2目的関数を算出する第2算出手段と、
    前記第1目的関数と前記第2目的関数に基づいて第3目的関数を算出する第3算出手段と
    をさらに備え、
    前記第3位置姿勢推定手段は、前記第1目的関数と前記第2目的関数を統合した前記第3目的関数が最小になるように前記撮像装置の自己位置姿勢を決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記第1表示手段に表示するオブジェクトを記憶する記憶装置と、
    前記第3位置姿勢推定手段により決定された前記撮像装置の自己位置姿勢に基づいて前記オブジェクトを変形する演算部と
    をさらに備え、
    前記第1表示手段は、前記演算部により変形したオブジェクトを重畳表示する
    ことを特徴とする請求項4乃至15のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記第1撮像部によって撮像された画像データと撮影した時刻を記憶する第1記憶装置と、
    前記第3位置姿勢推定手段により決定された前記撮像装置の自己位置姿勢を対応する前記画像データの撮影した時刻とともに記憶する第2記憶装置と、
    前記画像データのうち、前記第1表示手段に表示させる画像データを選択する選択手段と
    をさらに備え、
    前記演算部は、前記選択手段で選択された画像データの撮影した時刻に対応する前記自己位置姿勢に基づいて前記オブジェクトを変形する
    ことを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記第1撮像部によって撮影された画像データを表示する第1表示手段と、
    過去の前記第3位置姿勢推定手段による前記撮像装置の自己位置姿勢の決定で使用された被写体の3次元座標と、前記3次元座標に対する画像上の画素位置のうち少なくとも一方を記憶する記憶装置と、
    前記撮像装置の自己位置姿勢を指定する指定手段と、
    前記被写体の3次元座標の前記指定手段により指定された自己位置姿勢で撮影したときの
    画素位置を計算する演算部と
    をさらに備え、
    前記演算部は、前記記憶装置に前記3次元座標が記憶されていない場合に、前記第1表示手段の前記画素位置の画素値を前記画素値として画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  19. 第1の被写体を撮像する第1撮像部と、前記第1撮像部と異なる第2の被写体を撮像する第2撮像部とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記第1撮像部で撮像した画像データから第1自己位置姿勢の推定を行う第1位置姿勢推定工程と、
    前記第2撮像部で撮像した画像データから第2自己位置姿勢の推定を行う第2位置姿勢推定工程と、
    前記第1自己位置姿勢の推定と前記第2自己位置姿勢の推定に基づいて、撮像装置の自己位置姿勢を決定する第3位置姿勢推定工程と
    を有する
    ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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