JP2007078811A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自分を撮影する状況において、顔認証用画像の撮影をより適切に行うことが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、リモートコントローラを用いてセルフ撮影することが可能である。撮像装置1は、被写体人物に所持されたリモートコントローラの投光部からの高指向性の光線を受光する受光部6と、受光部6による受光状態に基づいて、被写体人物の位置ずれの有無を判定する判定手段とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置1は、リモートコントローラを用いてセルフ撮影することが可能である。撮像装置1は、被写体人物に所持されたリモートコントローラの投光部からの高指向性の光線を受光する受光部6と、受光部6による受光状態に基づいて、被写体人物の位置ずれの有無を判定する判定手段とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置に関し、特に顔認証用画像の撮影に適した撮像装置に関する。
近年、ネットワーク技術等の発展によって電子化された様々なサービスが普及し、人に頼らない非対面での本人認証技術の必要性が高まっている。これに伴い、人物の生体特徴によって自動的に個人の識別を行うバイオメトリクス認証技術(生体認証技術)の研究が盛んに行われている。バイオメトリクス認証技術の一つである顔認証技術は、非接触型の認証方法であり、監視カメラによるセキュリティ或いは顔をキーとした画像データベース検索等、様々な分野での応用が期待されている。
上述の顔認証はコンピュータによって行われるため、顔認証に用いられる顔認証用写真には、コンピュータの認証動作に影響を及ぼさない精度で撮影されたものを用いる必要がある。そのため、認証動作に影響を及ぼさない写真を得るためには、顔画像を適切な構図で撮影することが求められる。特に、専門のカメラ店で撮影してもらうのではなく、家庭あるいはオフィス等でカメラを用いて顔認証用の画像を撮影する場合には、顔画像を適切な構図で撮影することは容易ではない。
このような顔画像の撮影技術としては、たとえば特許文献1の技術が存在する。特許文献1では、顔画像撮影時に目の標準位置をライブビュー画像に重畳して表示する技術が記載されている。
ところで、顔認証用画像の撮影に際しては、被写体となる被撮影者と撮影者とが同一人物である状況と、別人物である状況とが存在する。換言すれば、撮影者が他人を撮影する状況と自分を撮影する状況とが存在する。
しかしながら、上記の顔認証用画像の撮影技術においては、被写体となる被撮影者と撮影者とが別人物である状況(すなわち撮影者が他人を撮影する状況)のみが想定されており、他方の状況(すなわち自分を撮影する状況)に適切に対応できないことがある。
そこで、この発明の課題は、自分を撮影する状況において、顔認証用画像の撮影をより適切に行うことが可能な撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、リモートコントローラを用いてセルフ撮影することが可能な撮像装置であって、被写体人物に所持された前記リモートコントローラの投光部からの光線を受光する受光手段と、前記受光手段による前記光線の受光状態に基づいて、標準位置に対する被写体人物の位置ずれの有無を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る撮像装置において、前記受光手段は、撮影レンズの周辺に配置された複数の受光領域を有しており、前記判定手段は、前記複数の受光領域における各受光状態に基づいて、前記位置ずれの向きを判定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る撮像装置において、前記判定手段による判定結果を前記被写体人物に報知する報知手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明に係る撮像装置において、前記報知手段は、前記受光手段による前記光線の受光状態に基づいて所定期間にわたって前記被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに、撮影準備完了を報知することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る撮像装置において、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記被写体人物の位置ずれを補正するための動作を当該被写体人物に指示する指示手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項1ないし請求項5に記載の発明によれば、被写体人物に所持されたリモートコントローラの投光部からの光線が受光手段によって受光され、その受光状態に基づいて被写体人物の位置ずれの有無が判定されるので、被写体人物の位置の適否を適切に判定することが可能である。
特に、請求項2に記載の発明によれば、複数の受光領域における各受光状態に基づいて、被写体人物の位置ずれの向きが判定されるので、位置ずれ補正が可能になる。
また特に請求項3に記載の発明によれば、判定手段による判定結果が被写体人物に報知されるので、撮影者でもある被写体人物が位置ずれに関する状態を把握することができる。
また特に、請求項4に記載の発明によれば、受光状態に基づき所定期間にわたって被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに、撮影準備完了が報知されるので、位置ずれの不存在がより確実に検出された状態で撮影することができる。
また特に、請求項5に記載の発明によれば、判定手段による判定結果に基づいて、被写体人物の位置ずれを補正するための動作が指示されるので、当該指示に従って動作を行うことによって適切な状態で撮影を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下では、撮像装置の一例としてデジタルカメラを例示する。
<1.構成>
<構成概要>
図1はこの実施形態に係るデジタルカメラ1を示す正面図である。また、図2はデジタルカメラ1の上面図である。
<構成概要>
図1はこの実施形態に係るデジタルカメラ1を示す正面図である。また、図2はデジタルカメラ1の上面図である。
図1に示すように、デジタルカメラ1の前面側には、リモコン受光部(以下単に受光部とも称する)6とLED表示部7と撮影レンズ11とフラッシュ発光部12とが設けられている。撮影レンズ11の内側には撮影レンズ11から得られる被写体像を光電変換するための撮像手段としてCCD撮像素子40が設けられている。
受光部6は、撮影レンズ11の周辺、より詳細には撮影レンズ11の上下左右に設けられた4つの受光領域6U,6D,6L,6Rを有している。受光部6は、リモートコントローラ20(後述)からの光線を受光し、その受信状態によって、顔認証用画像の撮影時における被写体人物の位置ずれ等を検知する。この位置ずれ検出動作については後述する。
LED表示部7は、上下左右に配置された4つのLED7U,7D,7L,7Rとこれらの中央に配置されたLED7Eとの合計5つのLEDを有している。後述するように、LED表示部7は、顔認証用画像の撮影時における被写体人物の位置ずれ等を報知する。なお、詳細には、LED7U,7D,7L,7Rのいずれかの点滅によって位置ずれの存在等を報知し、LED7Eの点灯によって位置ずれの不存在等を報知する。
また、図2に示すように、デジタルカメラ1の上面側には、電源のオンオフを切り替える電源ボタン2と、光学ズームを行うためのズームレバー5と、レリーズボタン(シャッタボタンとも称する)8と、撮影条件設定ダイヤル14とが配置されている。
ズームレバー5は拡大ボタン5aと縮小ボタン5bとの2つのボタンを備えて構成され、ユーザが拡大ボタン5a又は縮小ボタン5bのいずれか一方を操作することにより、CCD撮像素子40に結像される被写体像の大きさを光学的に変更することができるように構成されている。
レリーズボタン8は被写体像の撮影を行うときにユーザが押し込み操作するボタンである。レリーズボタン8は、半押し状態S1と全押し状態S2とを検出することが可能な2段階スイッチになっている。
撮影条件設定ダイヤル14はデジタルカメラ1における動作モードを「撮影モード」や「再生モード」等への切り替え設定を手動操作で行うためのスイッチである。
撮影モードにおけるサブモードとしては、近距離の被写体を撮影するのに適した撮影パラメータを設定する「マクロモード」、人物撮影等の通常の撮影に適した撮影パラメータを設定する「人物モード」、動作の早い被写体を撮影するのに適した撮影パラメータを設定する「スポーツモード」、および顔認証用画像の撮影に適した「顔認証撮影モード」等が存在し、これらの設定も撮影条件設定ダイヤル14によって手動設定可能となっている。
また、デジタルカメラ1の側面部には画像データ等を記録するための記録メディアであるメモリカード9を装着する装着部15(図1)が形成されており、交換可能なメモリカード9を装着することができる。
デジタルカメラ1の背面側には、液晶表示部3(図2)が設けられている。液晶表示部3は、複数の画素を有し任意のカラー画像を表示することが可能である。液晶表示部3にはCCD撮像素子40で得られた画像を表示することができるとともに、他の任意の画像を表示することができる。
図3および図4に示すように、このデジタルカメラ1は、リモートコントローラ(以下、「リモコン」とも称する)20を有している。デジタルカメラ1は、リモコン20からの信号を受光部6(図1)で受信して撮影動作を行うことが可能である。
図3はリモコン20の表(おもて)面側を中心に示す斜視図であり、図4はリモコン20の裏面側を中心に示す斜視図である。
図4に示すように、リモコン20は、レリーズボタン21と拡大ボタン22aと縮小ボタン22bとを有している。リモコン20のレリーズボタン21は本体側に設けられたレリーズボタン8と同等の機能を有する。同様に、拡大ボタン22aは拡大ボタン5aと同等の機能を有し、縮小ボタン22bは縮小ボタン5bと同等の機能を有する。
また、図3に示すように、リモコン20は、投光部23と投光ボタン24とを有している。投光ボタン24が押下されると、投光部23から高指向性の光線が出射される。
<内部構成>
次に、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図5はデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。
次に、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図5はデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図である。
図5に示すように、撮影光学系30が撮影レンズ11と絞り板36とを備えており、撮影光学系30は被写体像をCCD撮像素子40に導くように構成される。撮影レンズ11はレンズ駆動部47によって駆動され、CCD撮像素子40に結像される被写体像の倍率を可変することが可能である。また、絞り板36も絞り駆動部46によって駆動され、絞り板36の絞り状態(開口径)を可変することが可能である。なお、絞り駆動部46及びレンズ駆動部47はマイクロコンピュータ50から与えられる制御信号に基づいて絞り板36及び撮影レンズ11を駆動するように構成されている。
CCD撮像素子40は、光軸Lに垂直な面に複数の画素を有する撮像手段であり、光学系により結像された被写体像を、R(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。CCD撮像素子40はタイミングジェネレータ45によってシャッタースピードに相当する電荷蓄積時間(具体的には露光開始タイミング及び露光終了タイミング)が制御されることにより、被写体の撮影が行われる。また、CCD撮像素子40は、露光によって蓄積された電荷の出力タイミング等がタイミングジェネレータ45によって制御される。
タイミングジェネレータ45は、マイクロコンピュータ50からの基準クロックに基づき、上記のようなCCD撮像素子40対する駆動制御信号を生成するものである。
アナログ信号処理回路41は、CCD撮像素子40から得られる画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ信号処理を施すものである。アナログ信号処理回路41は、ゲイン調整手段として機能するAGC(オートゲインコントロール)回路41aを備えており、マイクロコンピュータ50がAGC回路41aのゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行なうことができるように構成される。なお、アナログ信号処理回路41には、画像信号のノイズの低減を行うためのCDS(相関二重サンプリング)回路等も設けられる。
A/D変換器43は、アナログ信号処理回路41から得られる画像信号の各画素信号を例えば10ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器43は、図示しないA/Dクロック発生回路から入力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を所定ビット数のデジタル信号に変換する。
画像メモリ44は、デジタル信号化された画像データを記憶するメモリである。画像メモリ44は、1フレーム分の記憶容量を有している。
マイクロコンピュータ50は内部にプログラムや変数等を格納するRAM及びROMを備え、予め格納されたプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。例えば、マイクロコンピュータ50は、液晶表示部3およびLED表示部7における表示内容を制御する表示制御部51、種々の画像処理(ホワイトバランス調整やγ補正等)を施す画像処理部52、撮影画像をメモリカード9に記録する画像記録制御部53、および、被写体像の標準状態に対する「ずれ」を検出するずれ検出部54等として機能する。
マイクロコンピュータ50は液晶表示部3における表示画像を任意の画像に制御することができ、またカードドライバ49に対してアクセスすることも可能であり、メモリカード9との間でデータの入出力を行うことができる。さらにデジタルカメラ1にはメモリ48が設けられており、マイクロコンピュータ50がメモリカード9等から入力したデータをメモリ48に格納することで保存することができる。
また、マイクロコンピュータ50は、リモコン受光部6で受信したリモコン20からの光信号を解析して入力し、当該光信号に応じた処理を実行することができる。
操作入力部60は、上述したレリーズボタン8等の操作部材を含む操作入力手段であり、ユーザによって入力される操作情報は操作入力部60からマイクロコンピュータ50に与えられる。この結果、マイクロコンピュータ50はユーザによる操作に応じた処理を行うことができる。
<2.動作>
<動作概要>
次に、デジタルカメラ1の動作について図6等を参照しながら説明する。図6は、デジタルカメラ1の顔認証用画像の撮影動作を示すフローチャートである。なお、このデジタルカメラ1を用いることによって、撮影者が他人の顔認証用画像を撮影すること(「ノーマル撮影」)も可能であるが、ここでは、撮影者が自分自身の顔認証用画像を撮影する「セルフ撮影」の場合、すなわち撮影者が被写体人物でもある場合について説明する。
<動作概要>
次に、デジタルカメラ1の動作について図6等を参照しながら説明する。図6は、デジタルカメラ1の顔認証用画像の撮影動作を示すフローチャートである。なお、このデジタルカメラ1を用いることによって、撮影者が他人の顔認証用画像を撮影すること(「ノーマル撮影」)も可能であるが、ここでは、撮影者が自分自身の顔認証用画像を撮影する「セルフ撮影」の場合、すなわち撮影者が被写体人物でもある場合について説明する。
このセルフ撮影時には デジタルカメラ1は、被写体人物から、所定距離(例えば2,3メートル程度)離れた位置において三脚等を用いて固定される。また、撮影条件設定ダイヤル14によって、デジタルカメラ1は顔認証撮影モードに設定される。
撮影者は、リモコン20を用いて撮影動作を行う。具体的には、図7に示すように、人物HM(被写体人物でもある撮影者)は、投光部23をデジタルカメラ1側に向けた状態で当該リモコン20を所持して、リモコン20を顔の略中央位置(たとえば額の位置)に構え、投光ボタン24を押下する。すると、リモコン20が人物HMの顔の略中央位置に配された状態でリモコン20の投光部23からの光線が出射される。
デジタルカメラ1は、ステップSP11において受光部6によって投光部23からの出射光が受光されていることを確認すると、ステップSP12に進み、被写体人物HMの標準位置に対する標準被写体人物HMの位置ずれの有無および当該位置ずれの向きを求める。
図8は、正規の位置(標準位置)に存在する被写体人物に保持されたリモコン20からの光がデジタルカメラ1に照射されている標準状態(「基準状態」ないし「正規状態」とも称する)ST1を示している。図8の破線で示す円CL1は、リモコン20からの光の照射範囲を示している。
投光部23からの出射光は、非常に高い指向性を有しており、図8に示すように、標準状態ST1においては、所定距離(例えば2〜3メートル程度)離れたデジタルカメラ1の4つの受光領域6U,6D,6L,6Rの全てをちょうど含む程度の広がりを有する状態となるように調整されている。投光部23からの出射光は、当該所定距離における照射範囲の直径が例えば数センチメートルとなる程度に、高い指向性を有している。
デジタルカメラ1は、4つの受光領域6U,6D,6L,6Rの全てにおいて、所定強度以上の光(閾値TH1以上の強度を有する光)が受光されたときには、人物HMが正規の位置(標準位置)に存在するものと判定する。すなわち、位置ずれが存在しないと判定する。
一方、4つの受光領域6U,6D,6L,6Rのうち少なくとも1つの受光領域において所定強度以上の光が受光されていないときには、デジタルカメラ1は、人物HMが標準位置に存在しない(すなわち位置ずれが存在する)と判定する。
図9は、標準位置からずれた位置に存在する被写体に保持されたリモコン20からの光がデジタルカメラ1に照射されている状態ST2を示している。状態ST2においては、デジタルカメラ1の方を向いた被写体人物HMから見て、被写体人物HMの顔が標準位置に対して左側(デジタルカメラ1から見て右側)にずれており、リモコン20からの光の照射範囲を示す円CL2は、円CL1(図8)よりも左側にずれている。このとき、受光領域6U,6D,6L,6Rのうち、受光領域6Lは所定強度以上の光を受光しているが、少なくとも受光領域6Rは所定強度以上の光を受光していない。そのため、デジタルカメラ1は、人物HMの顔が標準位置に対して左側にずれていると判定する。
逆に、受光領域6Lが所定強度以上の光を受光していないときには、デジタルカメラ1の方を向いた被写体人物HMから見て、当該人物HMの顔が標準位置に対して右側(デジタルカメラ1から見て左側)にずれていると判定される。
また、図10に示すように、照射領域CL3が下にずれて受光領域6Uによって所定強度以上の光が受光されていないときには、人物HMの顔が標準位置に対して下側にずれていると判定される。
逆に、受光領域6Dによって所定強度以上の光が受光されていないときには、人物HMの顔が標準位置に対して上側にずれていると判定する。
以上のように、デジタルカメラ1は、リモコン20からの照射光を受光部6によって受光し、受光部6の受光状態に応じて人物HMの位置ずれ(より詳細には、位置ずれの有無および位置ずれの向き)を判定して検知することができる。
また、この実施形態においては、受光部6による受光強度によって、人物HMとデジタルカメラ1との距離(被写体距離)Dをも判定する。具体的には、受光部6による受光強度が閾値TH2(>TH1)よりも大きいときには距離Dが小さすぎる(すなわち近すぎる)と判定し、受光部6による受光強度が閾値TH3(<TH2)よりも小さいときには距離Dが大きすぎる(すなわち遠すぎる)と判定する。
そして、ステップSP13において人物HMが標準位置に存在するか否かに応じて分岐処理が行われる。人物HMが標準位置に存在しない場合にはステップSP14に進み、人物HMが標準位置に存在する場合にはステップSP15に進む。
ステップSP14においては、LED表示部7を用いて、位置ずれを補正するための動作を示唆する表示等が行われる。
例えば、デジタルカメラ1の方を向いた被写体人物HMから見て、当該人物HMの顔が標準位置に対して左側にずれていると判定(ステップSP12)されているときには、LED表示部7のうち右側のLED7Rが点滅する(図11参照)。これによって、この位置ずれを補正するためには人物HMが右側に移動すべきであることが示される。
逆に、デジタルカメラ1の方を向いた被写体人物HMから見て、人物HMの顔が標準位置に対して右側にずれていると判定されているときには、LED表示部7のうち左側のLED7Lが点滅する。これによって、この位置ずれを補正するためには人物HMが左側に移動すべきであることが示される。
同様に、人物HMの顔が標準位置に対して下側にずれていると判定されているときには、LED表示部7のうち上側のLED7Uが点滅する(図12参照)。これによって、この位置ずれを補正するためには人物HMが上側に移動すべきであることが示される。
逆に、人物HMの顔が標準位置に対して上側にずれていると判定されているときには、LED表示部7のうち下側のLED7Dが点滅する。これによって、この位置ずれを補正するためには人物HMが下側に移動すべきであることが示される。
人物HMは、以上のような表示に応じて、その位置を調整することが可能である。
また、人物HMがデジタルカメラ1に対して近すぎるときには、LED表示部7のうち上側のLED7Uと下側のLED7Dとが点滅する(図13参照)。この場合には、人物HMは、距離Dが大きくなるようにその存在位置を後方に移動するか、あるいは、リモコン20の縮小ボタン22bを押下する。これによれば、人物HMの顔の画面内での大きさを調整することができる。
逆に、人物HMがデジタルカメラ1に対して遠すぎるときには、LED表示部7のうち左側のLED7Uと右側のLED7Rとが点滅する(図14参照)。この場合には、人物HMは、距離Dが小さくなるようにその存在位置を前方に移動するか、あるいは、リモコン20の拡大ボタン22aを押下する。これによれば、人物HMの顔の画面内での大きさを調整することができる。
また、ステップSP15においては、撮影OK表示が行われる。具体的には、図15に示すように、LED表示部7のうち中央のLED7Eが点灯し、撮影準備が整ったこと(撮影準備完了)が、当該人物HMに対して報知される。
人物HMは、撮影OK表示を目視で確認すると、当該人物HMの顔の位置をそのまま維持しつつ、リモコン20を顔から外しデジタルカメラ1の視野内から引き離した後に、レリーズボタン21を押下する。
ステップSP16では、撮影が終了したか否かが判定される。撮影が未だ終了していない間はステップSP15に戻り、撮影が終了すると本処理は終了する。
以上のような処理によれば、被写体人物に所持されたリモートコントローラの投光部23からの光線が受光され、その受光状態に基づいて被写体人物の位置ずれの有無が判定されるので、被写体人物の位置の適否を適切に判定することが可能である。また、画像認識処理により画像内での被写体位置を検出する場合に比べて、簡易に被写体人物の位置を簡易に把握することができる。
また、複数の受光領域6U,6D,6L,6Rにおける各受光状態に基づいて、被写体人物の位置ずれの向きが判定されるので、位置ずれ補正が可能になる。
また、位置ずれに関する判定結果がLED表示部7を用いて被写体人物HMに報知されるので、撮影者でもある被写体人物が位置ずれに関する状態を把握することができる。
また、被写体人物HMの位置ずれを補正するための動作がLED表示部7を用いて指示されるので、被写体人物HMは、当該指示に従って動作を行うことによって適切な状態で撮影を行うことが可能になる。
<3.変形例>
上記実施形態においては、ステップSP13における1回の判定結果に基づき撮影状態を判定するようにしたが、これに限定されない。例えば、図16に示すように、位置ずれが存在しないと判定(ステップSP13)されてから一定時間(例えば2〜3秒)が経過したと判定(ステップSP21)されるまで位置ずれの判定動作を継続して行い(ステップSP11〜SP13)、当該一定時間にわたって継続的に(連続的に)位置ずれが存在しないと判定され続けたときに、撮影準備完了(ステップSP15)を報知するようにしてもよい。より詳細には、位置ずれが最初に検出されなくなってから一定時間が経過するまではLED7Eを点滅させておき、一定時間にわたって被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに当該点滅を終了させLED7Eを点灯させて、撮影準備完了を報知するようにすればよい。これによれば、位置調整が完了してから一定時間が経過するまで被写体人物の位置ずれの有無等が継続して検出され、所定期間にわたって被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに、撮影準備完了が報知されるので、位置ずれの不存在がより確実に検出された状態で撮影することが可能である。
上記実施形態においては、ステップSP13における1回の判定結果に基づき撮影状態を判定するようにしたが、これに限定されない。例えば、図16に示すように、位置ずれが存在しないと判定(ステップSP13)されてから一定時間(例えば2〜3秒)が経過したと判定(ステップSP21)されるまで位置ずれの判定動作を継続して行い(ステップSP11〜SP13)、当該一定時間にわたって継続的に(連続的に)位置ずれが存在しないと判定され続けたときに、撮影準備完了(ステップSP15)を報知するようにしてもよい。より詳細には、位置ずれが最初に検出されなくなってから一定時間が経過するまではLED7Eを点滅させておき、一定時間にわたって被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに当該点滅を終了させLED7Eを点灯させて、撮影準備完了を報知するようにすればよい。これによれば、位置調整が完了してから一定時間が経過するまで被写体人物の位置ずれの有無等が継続して検出され、所定期間にわたって被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに、撮影準備完了が報知されるので、位置ずれの不存在がより確実に検出された状態で撮影することが可能である。
また、上記実施形態等においては、人物HMがレリーズボタン21を押下する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、図17に示すように、人物HMの位置調整が完了して一定時間が経過した後に、自動的に撮影(露光動作等)を行うようにしてもよい。図17においては、図6と同様のステップSP11〜SP15が行われた後に、位置調整が完了して一定時間(例えば2〜3秒)が経過したと判定(ステップSP21)された後に露光動作を含む撮影動作(ステップSP22)が自動的に行われる場合が示されている。これによれば、適切に自動セルフ撮影を行うことができる。また特に、位置調整が完了してから一定時間が経過するまで被写体人物の位置ずれの有無等が継続して検出され、所定期間にわたって被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに、撮影が行われるので、位置ずれの不存在がより確実に検出された状態で撮影することが可能である。
また、上記実施形態においては、位置ずれが存在しなくなったときに撮影画像を1枚取得する場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、位置ずれが存在しなくなったときに、複数の撮影画像を連写により取得するようにしてもよい。より詳細には、位置ずれが存在しないことが確認されると撮影を自動的に開始し、一定時間間隔で撮影を継続するようにしてもよい。また、その場合において、レリーズボタン21が全押し状態S2になる時点までは、バッファメモリに撮影画像データを一時記憶しておき、レリーズボタン21が全押し状態S2になったときに、レリーズボタン21の全押し時点の前後に撮影された所定枚数の撮影画像をメモリカード9に記録することによって、レリーズボタン21の押下タイミングと連動させた複数の画像を取得することもできる。
さらに、上記実施形態においては、LED表示部7によって位置ずれに関する判定結果を表示する場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、被写体側にその表示面を向けるように回動することが可能な液晶表示部をデジタルカメラ1に設け、当該液晶表示部に判定結果および/または補正動作指示等を表示することによって、被写体人物に判定結果および/または補正動作指示等を報知するようにしてもよい。
あるいは、「右へ動いてください」、「もう少し近づいてください」などの音声出力などによって、判定結果および/または補正動作指示等を被写体人物に報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、人物HMとデジタルカメラ1との距離Dと、人物HMの左右上下方向の位置ずれとの双方を、受光部6による受光状態に基づいて判断する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、人物HMの位置ずれを受光部6による受光状態に基づいて求める一方で、距離DをAF用の測距機能によって取得するようにしてもよい。より詳細には、アクティブ方式あるいはパッシブ方式の測距センサによって取得される被写体距離を当該距離Dとして求めることができる。あるいは、いわゆる山登り法(レンズ位置が異なる複数の画像におけるコントラスト等の評価値を最適化する手法)によって得られる合焦レンズ位置に対応する被写体距離を当該距離Dとして求めるようにしてもよい。
1 デジタルカメラ
2 電源ボタン
3 液晶表示部
6 リモコン受光部
6U,6D,6L,6R 受光領域
7 LED表示部
7U,7D,7L,7R,7E LED
8 レリーズボタン
11 撮影レンズ
14 撮影条件設定ダイヤル
20 リモートコントローラ(リモコン)
21 レリーズボタン
22a 拡大ボタン
22b 縮小ボタン
23 投光部
24 投光ボタン
HM 被写体人物
2 電源ボタン
3 液晶表示部
6 リモコン受光部
6U,6D,6L,6R 受光領域
7 LED表示部
7U,7D,7L,7R,7E LED
8 レリーズボタン
11 撮影レンズ
14 撮影条件設定ダイヤル
20 リモートコントローラ(リモコン)
21 レリーズボタン
22a 拡大ボタン
22b 縮小ボタン
23 投光部
24 投光ボタン
HM 被写体人物
Claims (5)
- リモートコントローラを用いてセルフ撮影することが可能な撮像装置であって、
被写体人物に所持された前記リモートコントローラの投光部からの光線を受光する受光手段と、
前記受光手段による前記光線の受光状態に基づいて、標準位置に対する被写体人物の位置ずれの有無を判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記受光手段は、撮影レンズの周辺に配置された複数の受光領域を有しており、
前記判定手段は、前記複数の受光領域における各受光状態に基づいて、前記位置ずれの向きを判定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
前記判定手段による判定結果を前記被写体人物に報知する報知手段、
をさらに備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項3に記載の撮像装置において、
前記報知手段は、前記受光手段による前記光線の受光状態に基づいて所定期間にわたって前記被写体人物の位置ずれが存在しないと判定されるときに、撮影準備完了を報知することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の撮像装置において、
前記判定手段による判定結果に基づいて、前記被写体人物の位置ずれを補正するための動作を当該被写体人物に指示する指示手段、
をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005263695A JP2007078811A (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005263695A JP2007078811A (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | 撮像装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007078811A true JP2007078811A (ja) | 2007-03-29 |
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ID=37939245
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041050A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Nec Corp | 撮影装置、撮影支援方法及び撮影支援プログラム |
JP2011252954A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Nikon Corp | デジタルカメラ |
CN104935824A (zh) * | 2015-07-30 | 2015-09-23 | 苏州寅初信息科技有限公司 | 一种用于盲拍时的取景方法及其拍摄装置 |
-
2005
- 2005-09-12 JP JP2005263695A patent/JP2007078811A/ja active Pending
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