JP2010098629A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
セルフタイマ撮影時の失敗写真を防止する。
【解決手段】
液晶表示パネル14が被写体側に向けられ、静止画記録モードでの操作スイッチ58のレリーズボタンによるレリーズ操作の場合、画像処理回路50は、撮影視野内に含まれるように設定された人数(同時撮影人数)と人物の動きを判別する。規定人数が撮影視野内にあり、且つ,人物の動きが少ない場合に、セルフタイマ撮影を始動し、セルフタイマ時間の経過後に、静止画撮影を実行する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関し、より具体的には、セルフタイマ撮影機能を有する撮像装置に関する。
撮影映像及び再生映像を表示可能であって、表示画面の向きを変更可能な液晶表示パネルからなる画像表示手段を具備するビデオカメラは、広く知られている。画像表示手段の表示画面の向きを変更することで、様々な姿勢での撮影が可能となる。
例えば、表示画面を被写体側に向けることで、撮影者自らを被写体として、画角や露出を確認しながら撮影する、いわゆる「自分撮り」を行うこともできる。また、カメラを三脚などに固定することで、カメラから離れた位置に立ち、自分撮りを行うことも可能である。この場合、直接レリーズを操作することはできないので、セルフタイマ機能を利用したり、赤外線式リモートコントロールのような遠隔操作手段を使用することになる。
特許文献1には、リモコンからの赤外線を受光する受信部を液晶表示パネル面に設け、液晶表示パネルの表示画面を被写体側に向けると、セルフタイマモードに切り替わる撮像装置が記載されている。
特許文献2には、セルフタイマ機能を備えた撮像装置において、液晶表示パネルが被写体側に向いた時に、撮影実行又は開始までの残り時間を液晶表示パネルに表示する構成が記載されている。
また、ビデオカメラでも、静止画を撮影することが可能なものが商品化され、スチルカメラでも、動画を撮影可能なものがある。
特開2005−134847号公報 特開2005−257869号公報
セルフタイマモードで撮影する場合に、撮影実行又は開始までの時間を表示画面上又は、専用の時間表示手段で表示して撮影者に知らせるにしろ、撮影実行時又は撮影中に、被写体となる人物が移動して、ブレた撮影画像になってしまうことがある。
また、被写体となる人物が撮影視野内に適切に入っているか否かは、被写体となる撮影者自身が、液晶表示パネルの画面に表示される画像を見て確認するしかない。これは、液晶表示パネルを被写体側に向けたとしても、ある程度以上,離れていると難しい。また、複数人を一緒に撮影する場合には、尚更、難しい。
本発明は、このような不都合を解消する撮像装置を提示することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、被写体の光学像を光電変換する撮像手段と、前記撮像手段の撮影画像を表示する画像表示手段の向きを検出する向き検出手段と、レリーズ操作に応じて、前記撮像手段の撮影画像に含まれる人数を検出する画像処理手段と、前記画像処理手段の処理結果に従い、セルフタイマ撮影の計時を開始し、セルフタイマ時間の経過により前記撮像手段に静止画撮影を実行させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像情報から撮影したい人数になったか、また動きの程度により、セルフタイマ撮影を始動するようにしたので、セルフタイマ撮影の失敗の可能性を低減できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置の一実施例の外観図を示す。図1(a)は、画像表示手段としての液晶表示パネルの表示画面を背面方向に向けた状態の背面図を示す。図1(b)は、液晶表示パネルの表示画面を被写体方向に向けた状態の正面図を示す。図2は、本実施例の概略機能ブロック図を示す。
カメラ本体10の上面にレリーズボタン12が配置されている。レリーズボタン12を押下して、内蔵のスイッチがオンになると、撮影動作が開始される。本体10の背面に、ヒンジ16により回動自在に液晶表示パネル14が取り付けられている。液晶表示パネル14は初期的にはその表示画面を背面方向に向けているが、ヒンジ16により、図1(b)に示すように、表示画面を被写体側に向けることができる。ヒンジ16には、液晶表示パネル14の表示画面が背面方向を向いているか被写体方向を向いているかを検出する向き検出器59が組み込まれている。ヒンジ16により、液晶表示パネル14は、その表示画面を背面方向に向けた位置(図1(a))と、被写体方向に向けた位置(図1(b))との間で回動可能である。液晶表示パネル14の画面には、設定メニュー、撮影モードでの被写体画像及び再生画像を表示可能である。
本体10の正面の中央にはレンズ鏡筒18が配置されている。本体10の正面側には更に、ストロボ発光部20、発光ダイオード(LED)22、光学ファインダ24、及びリモコン受光素子(又は受光窓)26が配置されている。
本体10の背面には、操作手段として、メニュースイッチ28と設定キー30が配置され、マイク32が配置されている。メニュースイッチ28と設定キー30により、カメラ本体10の撮影動作モードを選択でき、各種設定値を設定できる。例えば、メニュースイッチ28を押すと、液晶表示パネル14にメニューが表示され、その中の撮影モードや設定項目を設定キー30で選択して、設定が可能となる。マイク32により、静止画に付加する音声を入力でき、動画撮影時には、周囲の音声を入力できる。
図2を参照して、本実施例の機能又は動作を説明する。撮影レンズ40はレンズ鏡筒18に組み込まれており、ピントを合わせるためのフォーカシングレンズを具備する。絞り42は、撮像素子44に入射する光量を制限する。撮像素子44は、撮影レンズ40及び絞り42を通過した被写体の光学像を電気信号に光電変換する。撮像素子44は、タイミングジェネレータ(TG)46からの基準クロック信号に従って画像信号をA/D変換器48に出力する。A/D変換器48は、TG46からの基準クロック信号に従い撮像素子44からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換し、デジタル画像信号を画像処理回路50に供給する。
画像処理回路50は、A/D変換器48からのデジタル画像信号に種々のカメラ信号処理を施し、所定形式及び解像度の画像データを生成する。画像処理回路50は汎用又はカメラ用のデジタル信号処理回路(DSP)からなり、他に,フォーカス制御及び露出制御のための演算、並びに、人物検出(顔検出)及び動き検出の演算機能を具備する。フレームメモリ(RAM)52は、画像処理回路50の処理途中の画像データ及び処理後の画像データを一時的に保存するために使用される。
液晶表示パネル14は、画像処理回路50で処理された画像データを映像として表示する。メモリカード等の外部メモリ54は、画像処理回路50で処理された画像データを蓄積保存するために使用される。
システム制御回路(CPU)56は、図2に示す構成の各部を統括的に制御する。画像処理回路50は、撮影レンズ40のフォーカス制御、及び絞り42の制御に必要な制御情報(フォーカス制御値及び絞り制御値)をシステム制御回路56に供給する。システム制御回路56は、画像処理回路50の処理結果であるこの制御情報に従い、撮影レンズ40のフォーカスを制御し、絞り42の開度を制御する。これにより、フォーカスと露光量が適切に自動制御される。システム制御回路56と画像処理回路50は、シリアル通信でお互いを制御できる。
画像処理回路50はまた、マイク32からの音声信号を圧縮処理することができる。動画の記録の際には、画像処理回路50は、マイク32からの音声情報と撮像素子44による動画情報とを一定形式で多重して外部メモリ54に記録する。
操作スイッチ58は、レリーズボタン12、メニュースイッチ28及び設定キー30の他に、電源スイッチを具備する。システム制御回路56は、操作スイッチ58の操作に応じて、撮像装置の各種の設定を実行し、状態を検出する。
システム制御回路56は、発光ダイオード(LED)22を点灯又は点滅させることで、種々の動作状態を撮影者に通知する。リモコン受光素子26は、遠隔制御用リモコンからの赤外制御信号を受光し、その電気制御信号をシステム制御回路56に供給する。
システム制御回路56は、向き検出器59の出力により、液晶表示パネル14の表示画面が背面方向を向いているか、被写体方向を向いているかを識別する。
図3は、セルフタイマ撮影の動作フローチャートを示す。図3を参照して、本実施例によるセルフタイマ撮影の動作を説明する。なお、本実施例の撮像装置は、静止画の撮影(記録)と動画の撮影(記録)が可能である。電源がオンされた状態で、メニュースイッチ28と設定キー30の操作でセルフタイマ撮影を選択すると、セルフタイマ撮影モードに移行し、図3に示すフローがスタートする。
レリーズ操作を待機する(S1)。ここでは、液晶パネル14には撮像素子44で撮像した画像がライブビューされている。この状態で、ユーザがレリーズボタン12を全押しすると(S1)、システム制御回路56は、レリーズ信号がレリーズボタン12からかリモコン受光素子26からかを判断する(S2)。レリーズボタン12からのレリーズ信号である場合(S2)、撮影モードとして動画記録か静止画記録かを確認する(S3)。動画記録モードの場合には(S3)、動画撮影を開始する(S4)。また、リモコン受光素子26からのレリーズ信号の場合も(S2)撮影モードを確認する(S5)。動画記録モードの場合には(S5)、動画撮影を開始する(S4)。
静止画記録モードでのリモコン装置によるレリーズ操作の場合(S5)、システム制御回路56は、画像処理回路50からのフォーカス制御値及び絞り制御値に従い、撮影レンズ40のフォーカスと絞り42の開度を制御する(S6)。いわゆるAF/AE制御が実行される。
そして、システム制御回路56は、内蔵するタイマに時間aをセットし、計時、たとえば、カウントダウンを開始する(S14)。システム制御回路56は、液晶表示パネル14の表示画面の周縁部の色を例えば緑色に変更し(S15)、LED22も点滅表示させることで(S16)、セルフタイマ撮影のカウントダウン中を撮影者に通知する。内蔵タイマが時間aだけ経過するまで(S17)、ステップS15,S16を繰り返す。内蔵タイマが時間aだけ経過すると(S17)、静止画撮影を実行する。
図3に示すフローでは、ステップS6の後、ステップS14に移行しているが、実際の静止画撮影までの間、AF/AE制御を継続的に実行しても良い。
静止画記録モードでのレリーズボタン12によるレリーズ操作の場合(S3)、システム制御回路56は、向き検出器59の検出出力により、液晶表示パネル14の向きを識別する(S7)。液晶表示パネル14の表示画面が被写体側に向いていない場合には(S7)、ステップS6に移行する。
液晶表示パネル14の表示画面が被写体側に向いている場合(S7)、人物認識を利用するか否かを判断する(S8)。具体的には、撮影視野(又はその中の規定エリア)内に含まれる人数(同時撮影人数X)を判別する。画像処理回路50には、撮影画像中の人物を判定する機能と、その人数をカウントする機能に組み込まれている。撮影者は予め、メニュースイッチ28と設定キー30を使って、セルフタイマ撮影で同時に撮影する人数(設定人数A)を設定する。その同時撮影人数が0人の場合(S8)、人物認識を利用しないということになり、ステップS6に移行する。
同時撮影人数が一人以上の場合(S8)、人物認識を利用する。具体的には、システム制御回路56は、まず、ステップS6と同様のAF/AE動作を実行する(S9)。画像処理回路50が、撮影画像から人物の顔部分を検出し、この結果により、撮影視野内の人数も検出する(S10)。画像処理回路50は、被写体の動きを検出する(S11)。画像処理回路50は、ステップS10で検出された顔部分から当該顔部分に関連付けされる人物部分を検知し、ステップS11の被写体の動き検出結果を参照して、その検知された人物部分の動きを判定する。図4に示すように一人の人物が撮影視野に含まれる場合、その顔部分60から、顔部分60に関連付けられる人物部分62(斜線を付した部分)を検出する。そして、人物部分62とは異なる動きを示す部分、例えば,背景の乗り物や他の動く被写体を除外する。
液晶表示パネル14に人物検出中を表示する(S12)。図5は、その表示の一例を示す。液晶表示パネル14の表示画面の周縁部分64を所定色、例えば,赤色等で表示する。このような目立つ表示を付加することで、被写体となった撮影者にも、検出中を知らせることができる。
ちなみに、従来の顔検出動作中の表示例を図6に示す。被写体となる人物66の顔部分68を囲む枠70が付加的に表示される。図6に示すような表示に比べ,図5に示す表示は、遠方からも容易に視認できる。即ち,視認性が向上する。
画像処理回路50は、人物検出及び動き検出の結果から、撮影視野内の人数Xが設定人数Aに達したか否か、人数の顔が他の被写体や人物により隠れていないか、及び人物部分に動きがないかを総合的に画像判定する(S13)。
ステップS13による画像判定の結果がX<Aの場合には、設定した人数の顔検出できていないか、顔が隠れているか、人物が動いているなどの状況を示す。このような場合は、ステップS9に戻り、ステップS19〜ステップS13を繰り返す。画像判定の結果がX≧Aになると、ステップS14に進む。
ステップS14で、システム制御回路56は、内蔵するタイマに時間aをセットし、カウントダウンする。続けて、システム制御回路56は、液晶表示パネル14の表示画面の周縁部の色を例えば緑色に変更することで、ステップS13の画像判定結果をクリアしたことを撮影者に通知する(S15)。同時にLED22も点滅表示させる(S16)。
内蔵タイマが時間aだけ経過するまで(S17)、ステップS15,S16を繰り返す。内蔵タイマが時間aだけ経過すると(S17)、静止画撮影を実行する。
このように、本実施例では、撮影視野内に予め設定した人数が含まれ、且つ,人物の動きが実質的に無くなった時から、セルフタイマ撮影のタイマを進行させ、セルフタイマ撮影を実行する。これにより、例えば,撮影者が撮像装置の側で撮影視野を確認した後でセルフタイマ撮影の被写体になる場合でも、撮影視野内に格別に急いで入る必要がなくなる。
図7及び図8は、本実施例の別のセルフタイマ撮影動作のフローチャートを示す。電源がオンされた状態で、メニュースイッチ28と設定キー30の操作でセルフタイマ撮影を選択すると、セルフタイマ撮影モードに移行し、図7及び図8に示すフローがスタートする。
レリーズ操作を待機する(S101)。ここでは、液晶パネル14には撮像素子44で撮像した画像がライブビューされている。この状態で、ユーザがレリーズボタン12を全押しすると(S101)、システム制御回路56は、レリーズ信号がレリーズボタン12からかリモコン受光素子26からかを判断する(S102)。レリーズボタン12からのレリーズ信号である場合(S102)、撮影モードとして動画記録か静止画記録かを確認する(S103)。動画記録モードの場合には(S103)、動画撮影を開始する(S104)。また、リモコン受光素子26からのレリーズ信号である場合も(S102)、撮影モードを確認する(S105)。動画記録モードの場合には(S105)、動画撮影を開始する(S104)。
静止画記録モードでのリモコン装置によるレリーズ操作の場合(S105)、システム制御回路56は、画像処理回路50からのフォーカス制御値及び絞り制御値に従い、AF/AE制御が実行する(S106)。そして、システム制御回路56は、内蔵するタイマに時間cをセットし、カウントダウンする(S116)。システム制御回路56は、液晶表示パネル14の表示画面の周縁部の色を所定色に変更し(S117)、LED22も点滅表示させることで(S118)、セルフタイマ撮影のカウントダウン中を撮影者に通知する。内蔵タイマが時間cだけ経過するまで(S119)、ステップS117,S118を繰り返す。内蔵タイマが時間cだけ経過すると(S119)、静止画撮影を実行する(S120)。
図7及び図8に示すフローでは、ステップS106の後、ステップS116に移行しているが、実際の静止画撮影までの間、AF/AE制御を継続的に実行しても良い。
静止画記録モードでのレリーズボタン12によるレリーズ操作の場合(S103)、システム制御回路56は、向き検出器59の検出出力により、液晶表示パネル14の向きを識別する(S107)。液晶表示パネル14の表示画面が被写体側に向いていない場合には(S107)、ステップS106に移行する。
液晶表示パネル14の表示画面が被写体側に向いている場合(S107)、人物認識を利用するか否かを判断する(S108)。具体的には、撮影視野(又はその中の規定エリア)内に含まれるように設定された人数(同時撮影人数)を判別する。画像処理回路50には、撮影画像中の人物を判定する機能と、その人数をカウントする機能に組み込まれている。撮影者は予め、メニュースイッチ28と設定キー30を使って、セルフタイマ撮影での撮影でのカウントダウン時間を決定するための設定人数A、B(B<A)を設定する。その同時撮影人数が0人の場合(S108)、人物認識を利用しないということになり、ステップS106に移行する。
同時撮影人数が一人以上の場合(S108)、人物認識を利用する。具体的には、システム制御回路56は、内蔵タイマに時間bをセットし,カウントダウンを開始する(S109)。内蔵タイマがゼロになるまで、すなわち、時間bが経過するまで(S114)、AF/AE動作(S110)、顔検出(S111)、動き検出(S112)、及び検出中の表示(S113)を繰り返す。AF/AE動作(S110)はステップS9の動作と同じである。顔検出(S111)はステップS10の動作と同じである。動き検出(S112)は、ステップS11の動作と同じである。検出中の表示(S113)の動作は、ステップS12の動作と同じである。
ステップS13と同様に、人物検出及び動き検出の結果から、顔検出された人数Xと設定人数A、Bとの関係を判定する(S115)。
画像判定の結果がX≧Aの場合には(S115)、ステップS116に進み、B<X<Aの場合には,ステップS121に進み、X≦Bの場合には、ステップS125に進む。
X≦Aの場合(S115)、設定した人数の顔検出が出来ている、顔が隠れていない、人物も動いていないことを示す。この場合は、先に説明したように、タイマ時間cのセルフタイマ撮影が実行される(S116〜S119)。
画像判定の結果がB<X<Aである場合(S115)、検出人数、顔の隠れ、及び人物の動きに関して若干の問題がある場合である。この場合、セルフタイマ時間dだけ待って(S121〜S124)、静止画撮影(S120)が実行される。セルフタイマ時間dをセルフタイマ時間cよりも長い時間に設定する。セルフタイマ時間dの間の判定表示(S122)が、ステップS117の場合とは異なり、例えば、液晶表示パネル14の表示画面内の周縁部分を青色で表示する。
画像判定の結果がX≦Bの場合には、顔検出、顔の隠れ及び人物の動きにより問題があると判断された場合である。この場合、セルフタイマ時間eだけ待って(S125〜S128)、静止画撮影(S120)が実行される。セルフタイマ時間eをセルフタイマ時間dよりも長い時間に設定する。セルフタイマ時間eの間の判定表示(S126)が、ステップS117,S122の場合とは異なり、例えば、液晶表示パネル14の表示画面内の周縁部分を赤色の点滅で表示する。
本実施例では、セルフタイマ時間c,d,eがc<d<eとなっている。画像判定の結果、検出される人数が設定人数Aに近いほど、すなわち、撮影時の信頼性が高いほど、セルフタイマ時間を短くする。画像判定の結果、検出される人数が設定人数Aから遠いほど、セルフタイマ時間を長くして、被写体となる人物に注意を促すようにしている。
図7及び図8に示すフローでも、セルフタイマのカウントダウン中であることを、液晶表示パネル14の表示画面内の周縁部分でユーザに知らせるようにしたが、液晶表示パネル上にセルフタイマのカウントダウンを表示してもよい。また、LEDの点滅と同時に発音部材による発音を周期的に行うようにしてもよい。
また、上記各実施例で、顔検出動作や動き検出動作及び画像判定動作などの動作を行なわない場合とその理由は、以下の通りである。
(1)セルフタイマ撮影でリモコンからのレリーズ信号の場合は、すばやく撮影動作に移行するような仕様になっている事が多く、検出動作にかかる時間をなくしたい。
(2)撮影モードが動画撮影に設定されていた場合、本発明では被写体がきちんと静止しているかを判断するが、本効果とは異なる。
(3)液晶表示パネルが被写体側に向いていない場合、検出中表示及び判定表示は確認できない。
(4)被写体人数が0人、すなわち撮影する被写体は人物ではなく静物等である場合は、顔や動きを検出する必要が無い。
以上のケース(1)〜(4)を判定する処理も実施することにより、使用者にとって使い易いセルフタイマ撮影を提供できる。
本発明の一実施例の背面図(a)と、正面図(b)である。 本実施例の概略機能ブロック図である。 本実施例のセルフタイマ撮影の動作フローチャートである。 本実施例における被写体の動き検出領域を示す模式図である。 本実施例の表示画面例である。 従来の顔検出時における表示例を示す図である。 本実施例のセルフタイマ撮影の別の動作フローチャートの一部である。 本実施例のセルフタイマ撮影の別の動作フローチャートの残りである。
符号の説明
10:カメラ本体
12:レリーズボタン
14:液晶表示パネル
16:ヒンジ
18:レンズ鏡筒
20:ストロボ発光部
22:発光ダイオード(LED)
24:光学ファインダ
26:リモコン受光素子(又は受光窓)
28:メニュースイッチ
30:設定キー
32:マイク
40:撮影レンズ
42:絞り
44:撮像素子
46:タイミングジェネレータ(TG)
48:A/D変換器
50:画像処理回路
52:フレームメモリ
54:外部メモリ
56:システム制御回路(CPU)
58:操作スイッチ
59:向き検出器

Claims (2)

  1. 被写体の光学像を光電変換する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮影画像を表示する画像表示手段の向きを検出する向き検出手段と、
    レリーズ操作に応じて、前記撮像手段の撮影画像に含まれる人数を検出する画像処理手段と、
    前記画像処理手段の処理結果に従い、セルフタイマ撮影の計時を開始し、セルフタイマ時間の経過により前記撮像手段に静止画撮影を実行させる制御手段
    とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段が、前記セルフタイマ時間として、前記画像処理手段により検出される人数に応じて異なる時間を設定する手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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