JP2010181377A5 - - Google Patents

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体重管理装置、体重管理方法、および体重管理プログラム
この発明は、例えば日内変動する利用者の体重を管理するような体重管理装置、体重管理方法、および体重管理プログラムに関する。
従来、体重計で体重を測定し、体重が増加しているか減少しているかを確認するといったことが行われている。ここで、体重は、起床から就寝までに増加し、就寝から起床までに減少する日内変動が生じることが知られている。このため、測定時刻が違うと日内変動の影響を受け、体重が増加しているのか減少しているのか正確に解らないという問題が生じる。
この問題に対し、測定体重から日内変動を除去して健康状態を判定する健康状態判定装置が提案されている(特許文献1参照)。この健康状態判定装置は、1日の内に複数回の体重値の測定が行われた過去の複数日における体重値のうち、略同時刻に測定された測定値に基づいて基準値を設定し、該基準値と現在値とを比較して減量傾向にあるかを判断するものである。
また、グラフ表示機能付き生体測定装置も提案されている(特許文献2参照)。この生体測定装置は、過去の体重測定結果を時系列的に表示する際に、利用者が測定結果の履歴を容易に理解できるように工夫したものである。
しかし、いずれの装置も過去の経緯と現状を把握するに留まるものであり、測定結果に基づいて短期的な目標を立てられるようなものではなかった。
特開2005−218582号公報 特許第3818488号公報
この発明は、上述の問題に鑑み、その日内の体重変動をどの程度に留めれば良いかを示す日内目標を利用者が確認することができる体重管理装置を提供し、利用者が日内の体重変動の管理を計画的に行えるようにし、利用者の満足度を向上させることを目的とする。
この発明は、利用者の体重測定値を取得する体重取得手段と、利用者の体重の標準的な日内変動を示す標準日内変動量を取得する標準日内変動量取得手段と、前記標準日内変動量に基づいて、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値に対して就寝側の第2タイミングで就寝側体重測定値を測定する際の目標となる日内目標値を算出する演算手段とを備え、前記標準日内変動量は、前記利用者の前記就寝側体重測定値から前記利用者の前記起床側体重測定値を減算した就寝中体重変動量に基づいて算出される構成である体重管理装置であることを特徴とする。
前記体重取得手段は、ロードセルを有する荷重検知部などの荷重検出装置で構成する、あるいは体重測定値データを受信する通信装置で構成するなど、体重を取得する適宜の装置で構成することができる。
前記標準日内変動量は、就寝側体重測定値から起床側体重測定値までの体重変動量に基づく就寝中体重変動量、基礎代謝量から求めた日内変動量、あるいは予め定めた一定値とするなど、適宜の値にすることができる。
前記標準日内変動量取得手段は、夜体重から朝体重までの体重変動量を複数日数分取得してこの複数の体重変動量の平均値を算出する演算手段、利用者の身体情報やインピーダンスから基礎代謝を算出して日内変動量を算出する演算手段、あるいは予め定めた一定値を記憶部から読み出す情報処理手段など、適宜の手段により構成することができる。
前記第1タイミングは、一般的な人が起床する可能性のある時間帯に所定時間を加えた時間内のタイミングとすることができ、好ましくは起床から朝食までの間とすることができる。
前記第2タイミングは、前記第1タイミング以外のタイミング、あるいは一般的な人が就寝する可能性のある時間帯に所定時間を加えた時間内に測定されたタイミングとすることができ、好ましくは夕食から就寝までの間とすることができる。
前記日内目標値は、就寝時の目標体重値、あるいは起床時の体重と就寝時の体重との差分の目標値など、1日の中で起床時の体重に対して就寝時の体重をどの程度の測定値とすれば良いかを認識できる値とすることができる。
前記体重管理装置は、体重測定を行う体重計で構成する、体重と体組成を測定する体重体組成計で構成する、あるいは体重計や体重体組成計から情報を取得する情報処理装置で構成することができる。情報処理装置は、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、あるいは携帯電話機など、情報処理を行う携帯型や卓上型の装置で構成することができる。
この発明により、日内の体重変動をどの程度に留めれば良いかを示す日内目標を利用者に確認させることが可能になる。従って、利用者は、日内の体重変動の管理を計画的に行うことができる。
この発明の態様として、目標とする日内の体重増減量を示す日内目標増減量を得る手段を備え、該日内目標増減量と前記標準日内変動量とに基づいて前記日内目標値を定めることができる。
またこの発明の態様として、前記日内目標値を出力する出力手段を備え、前記起床側体重測定値を記憶する記憶手段を備え、前記演算手段は、前記体重取得手段により前記就寝側体重測定値を取得し、該就寝側体重測定値と前記日内目標値と前記起床側体重測定値とに基づいて、日内の目標を達成したか否か判定する目標達成判定処理を実行し、該目標達成判定処理の判定結果を前記出力手段に出力する構成とすることができる。
前記出力手段は、文字や数字や図などの画像を表示する表示装置、発光するLEDやランプなどの発光装置、あるいはデータを送信する通信装置など、日内目標値を出力する手段により構成することができる。
前記目標達成判定処理は、体重を増加させる方向の判定であれば目標値以上の増加ができたか否か判定する、体重を減少させる方向の判定であれば目標値以上の減少ができたか否か判定する、体重を維持する方向の判定であれば目標値と同一あるいは目標値から所定範囲内であるか否かを判定するなど、目標達成に関する判定処理で構成することができる。
前記判定結果は、達成できたか否かの結果、達成度がどの程度であるかの結果など、適宜の結果で構成することができる。
この態様により、利用者に目標を達成できたか否か明確に認識させることができる。
また、日内目標値を出力することができる。
またこの発明の態様として、前記演算手段は、過去に複数日測定した就寝側体重測定値と翌日の起床側体重測定値との差である複数の就寝中体重変動量に基づいて前記標準日内変動量を算出する構成とすることができる。
前記就寝中体重変動量は、複数の就寝中体重変動量の平均値、中央値、あるいは最頻値とするなど、複数の就寝中体重変動量に基づいて算出することができる。この算出は、測定毎に直近から所定個数(例えば一週間分や二週間分など)の就寝中体重変動量を用いて行う、あるいは全ての就寝中体重変動量を用いて行うことができる。
この態様により、実際に測定した利用者の体重変動に基づいて標準日内変動量を算出することができる。特に、就寝中の体重変動を利用して準日内変動量を算出するため、体重が増加傾向や減少傾向にあっても、この影響を受けずに標準日内変動量を求めることができる。すなわち、仮に起床側体重測定値からその日の就寝側体重測定値までの体重変動量を用いて算出すると、体重が増加傾向にある場合であれば、本来の日内変動量よりも体重増加分だけ大きな変動量を標準日内変動量としてしまうことになるが、体重の増減傾向に影響されない就寝中の体重変動を用いることでこれを防止できる。
またこの発明の態様として、前記利用者の身体に関する身体情報と該利用者の身体のインピーダンスとに基づく該利用者の基礎代謝量を取得する基礎代謝量取得手段を備え、前記演算手段は、前記基礎代謝量に基づいて前記標準日内変動量を算出する構成とすることができる。
前記基礎代謝量取得手段は、利用者の身体に関する身体情報を取得する身体情報取得手段と、該利用者の身体のインピーダンスを取得するインピーダンス取得手段と、該身体情報とインピーダンスとに基づいて該利用者の基礎代謝量を算出する演算手段とで構成する、あるいは、基礎代謝量情報を受信する通信手段で構成するなど、適宜の手段で構成することができる。
前記身体情報は、利用者の性別、年齢、および身長、あるいはこれらと体重で構成することができる。
前記身体情報取得手段は、利用者の操作入力を受け付ける操作入力手段、身体情報を受信する通信手段、体重などを測定する測定手段、あるいはこれらの複数で構成することができる。
前記インピーダンス取得手段は、電極から利用者に電流を流してインピーダンスを検知するインピーダンス検知手段など、インピーダンスを取得する手段で構成することができる。
この態様により、基礎代謝量に基づいて標準日内変動量を算出することができる。従って、体重が増加傾向や減少傾向にあっても、この影響を受けずに標準日内変動量を求めることができる。
またこの発明の態様として、前記演算手段は、前記起床側体重測定値の測定が行われた第1タイミングから所定時間内に体重が再測定され、この再測定された体重測定値が前記起床側体重測定値よりも低い場合、前記起床側体重測定値を再測定された体重測定値に更新する起床側体重測定値更新処理を実行する構成とすることができる。
前記第1タイミングから所定時間は、例えば30分あるいは1時間とするなど、適宜定めた時間とすることができる。この所定時間は、運動によって体重減となる可能性が低い時間に設定することが好ましい。
前記起床側体重測定値更新処理は、既に記憶されている起床側体重測定値を再測定された体重測定値に上書き更新する処理、あるいは、既に記憶されている起床側体重測定値と再測定された体重測定値の両方を記憶しておき再測定された体重測定値の方に起床側体重測定値であることを示すフラグあるいは情報を付与しておく処理など、最終的な起床側体重測定値を認識できるように記憶する処理で構成することができる。
この態様により、利用者が起床側体重の測定後に用便して再測定した場合に、用便によって減少した体重を起床側体重測定値とすることができる。従って、用便後の体重を起床側体重測定値とすることができ、起床側体重測定値を安定化することができる。また、更新可能な再測定を所定時間に限っているため、測定後に運動等を行って体重減少してから再測定される可能性を減少することができる。
またこの発明の態様として、前記演算手段は、前記就寝側体重測定値として認定する所定時間内に複数回体重が測定された場合、該所定時間内で最後に測定された体重測定値を前記就寝側体重測定値として採用する就寝側体重測定値決定処理を実行する構成とすることができる。
前記就寝側体重測定値として認定する所定時間は、起床側体重測定値として認識する時間範囲以外の時間とする、夕食後と想定できる時間とするなど、適宜定めることができる。この所定時間は、起床側体重測定値として認識する時間範囲と重ならない時間にすることが好ましい。
前記就寝側体重測定値決定処理は、既に記憶されている就寝側体重測定値を再測定された体重測定値に上書き更新する処理、あるいは、既に記憶されている就寝側体重測定値と再測定された体重測定値の両方を記憶しておき再測定された体重測定値の方に就寝側体重測定値であることを示すフラグあるいは情報を付与しておく処理など、最終的な就寝側体重測定値を認識できるように記憶する処理で構成することができる。
この態様により、利用者が1日の間に複数回の体重測定を行っても、就寝前の最終の体重測定値を就寝側体重測定値とすることができる。従って、利用者は就寝側体重測定値として記憶されることを意識せずにいつでも体重測定を行うことができ、利便性を損なわずに利用することができる。
またこの発明の態様として、前記演算手段は、目標とする体重増減量である長期目標増減量を、該目標を達成するまでの目標日数で除算して日内目標増減量を算出し、該日内目標増減量と前記標準日内変動量とに基づいて前記日内目標値を定めることができる。
前記長期目標増減量は、操作入力手段によって入力された増減量とする、あるいは予め定めた増減量とすることができる。操作入力手段による入力は、数値入力、あるいは複数候補からの選択入力など、適宜の方法によって受け付けることができる。
前記目標日数は、操作入力手段によって入力された日数とする、あるいは予め定めた日数とすることができる。操作入力手段による入力は、数値入力、あるいは複数候補からの選択入力など、適宜の方法によって受け付けることができる。
この態様により、利用者は、長期的な増減目標を立て、この長期的な増減目標を達成するために1日の体重増減量をどの程度にすれば良いかを把握することができる。従って、例えばダイエットをする場合に、一日単位で目標の達成/不達成を認識して体重管理でき、長期目標を達成できるように細かく体重管理することができる。
またこの発明の態様として、前記第1タイミングは、利用者の起床から朝食前までとし、前記第2タイミングは、利用者の夕食後から就寝前までとすることを特徴とすることができる。
これにより、起床側体重測定値と就寝側体重測定値とを安定して精度よく取得することができる。なお、これを解りやすくするため、入力装置や表示装置を利用し、起床後朝食前の測定、夕食後就寝前の測定などを選択入力できるように構成してもよい。
またこの発明は、利用者の体重測定値を取得する体重取得手段と、情報処理を行う情報処理手段と、画面の表示を行う表示手段とを備え、該情報処理手段は、前記体重取得手段により取得した利用者の体重測定値が、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値であれば起床側体重表示画面を前記表示手段に表示し、就寝側の第2タイミングで測定した就寝側体重測定値であれば前記起床側体重表示画面と異なる就寝側体重表示画面を前記表示手段に表示する構成である体重管理装置とすることができる。
前記情報処理手段は、利用者の体重測定値の測定タイミングを判定するタイミング判定処理を実行する構成とすることができる。このタイミング判定処理は、前記第1タイミングか第2タイミングかの2者択一の判定をする構成とする、あるいは第1タイミングか第2タイミングかそれ以外のタイミングかを判定する構成とすることができる。
前記起床側体重表示画面は、次の(1)から(7)までのいずれか1つを含む構成にすることができる。
(1)当日の第1タイミングの測定体重値と、当日の第2タイミングの目標体重値。
(2)当日の第1タイミングの測定体重値と、当日の起床時から就寝時までの体重の差分の目標値。
(3)当日の第1タイミングの測定体重値と、前日の第1タイミングの測定体重値。
(4)当日の第1タイミングの測定体重値と、前日の第2タイミングから当日の第1タイミングまでの体重減少値。
(5)当日の第1タイミングの測定体重値と、前日の第2タイミングから当日の第1タイミングまでの体重減少値と、前日の第1タイミングから前日の第2タイミングまでの体重増加値。
(6)当日の第1タイミングの測定体重値と、前日の第2タイミングから当日の第1タイミングまでの体重減少値と、当日の第1タイミングから第2タイミングまでの体重の差分の目標値。
(7)第1タイミングの測定体重値と第2タイミングの測定体重値の増減傾向を示すグラフ(折れ線グラフや棒グラフ等)あるいはメータ。
前記就寝側体重表示画面は、次の(1)から(7)までのいずれか1つを含む構成にすることができる。
(1)当日の第2タイミングの測定体重値と、当日の第1タイミングの測定値体重。
(2)当日の第2タイミングの測定体重値と、当日の目標を達成したか否かを示す達成確認表示(達成確認表示は、グラフやメータ、あるいは達成可否表示など、適宜の表示とすることができる)。
(3)当日の第2タイミングの測定体重値と、前日の第2タイミングの測定体重値。
(4)当日の第2タイミングの測定体重値と、当日の第1タイミングから当日の第2タイミングまでの体重増加値。
(5)当日の第2タイミングの測定体重値と、当日の第1タイミングから当日の第2タイミングまでの体重増加値と、前日の第2タイミングから当日の第1タイミングまでの体重減少値。
(6)当日の第2タイミングの測定体重値と、当日の第1タイミングから当日の第2タイミングまでの体重増加値と、当日の目標を達成したか否かを示す達成確認表示。
(7)第1タイミングの測定体重値と第2タイミングの測定体重値の増減傾向を示すグラフ(折れ線グラフや棒グラフ等)あるいはメータ。
この発明により、利用者は、起床側の第1タイミングの体重測定値に当日の目標を確認し、就寝側の第2タイミングの体重測定値に目標達成できたか否かを明瞭に確認することができる。特に、このように測定タイミングによって表示内容を異ならせることで、日内変動により短期間の体重増減傾向を把握し難い生体の体重管理について、体重増減傾向を明瞭に示して体重管理の利便性を向上させることができる。また、前記起床側体重表示画面や就寝側体重表示画面の各表示内容によって、利用者は、前日の測定体重値との適切な比較、当日内での測定体重値の比較、目標の認識、あるいは目標達成したか否かの確認等を行うことができる。
またこの発明は、利用者の体重測定値を体重取得手段により取得し、利用者の体重の標準的な日内変動を示す標準日内変動量を標準日内変動量取得手段により取得し、前記標準日内変動量に基づいて、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値に対して就寝側の第2タイミングで就寝側体重測定値を測定する際の目標となる日内目標値を演算手段で算出する構成であり、前記標準日内変動量を、前記利用者の前記就寝側体重測定値から前記利用者の前記起床側体重測定値を減算した就寝中体重変動量に基づいて算出する体重管理方法とすることができる。
これにより、日内の体重変動をどの程度に留めれば良いかを示す日内目標を利用者に確認させることが可能になる。従って、利用者は、日内の体重変動の管理を計画的に行うことができる。
またこの発明は、コンピュータを、利用者の体重測定値を取得する体重取得手段と、利用者の体重の標準的な日内変動を示す標準日内変動量を取得する標準日内変動量取得手段と、前記標準日内変動量に基づいて、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値に対して就寝側の第2タイミングで就寝側体重測定値を測定する際の目標となる日内目標値を算出する演算手段として機能させ、前記標準日内変動量を、前記利用者の前記就寝側体重測定値から前記利用者の前記起床側体重測定値を減算した就寝中体重変動量に基づいて算出する体重管理プログラムとすることができる。
これにより、体重管理プログラムをコンピュータにインストールするだけで、日内の体重変動をどの程度に留めれば良いかを示す日内目標を利用者に確認させることが可能になる。従って、利用者は、日内の体重変動の管理を計画的に行うことができる。
この発明により、利用者は、その日内の増加体重をどの程度に留めれば良いかを示す日内目標を確認することができ、日内の体重変動の管理を計画的に行うことができる。これにより、利用者の満足度を向上させることができる。
体組成計の外観を示す斜視図。 体組成計とサーバとの構成を示すブロック図。 記憶部に記憶する各種データの構成図。 体組成計の制御部が実行する動作を示すフローチャート。 記憶・分析処理の動作を示すフローチャート。 表示部に表示する画面を説明する表示画面説明図。 体重の日内変動を説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
この実施例では、体重だけでなく体脂肪率も測定することができる体組成計の例で説明する。
図1は、体重体組成計3の外観を示す斜視図であり、図2は、体重体組成計3と、該体重体組成計3と通信可能なサーバ5とで構成する体重管理システム1の構成を示すブロック図である。
体重体組成計3は、図1に示すように、利用者が手で持つ第1の筐体である表示操作部10、利用者が乗る第2の筐体である体重測定部30とで主に構成されている。
表示操作部10は、図2に示すように通信部11、記憶部12、計時部13、操作部14、表示部15、定電流回路部16、電源部17、制御部18、二重積分AD部19、インピーダンス検知部20、および電極部21が設けられている。
通信部11は、制御部18に接続されており、該制御部18の制御信号に従ってサーバ5と通信を行う。なお、この通信部11は、サーバ5に限らず、歩数計などの他の生体情報取得装置と通信する、あるいはパーソナルコンピュータや携帯情報端末(PDAあるいは携帯電話機等)と通信するなど、適宜の装置と通信する構成にしてもよい。
記憶部12は、不揮発性のメモリやハードディスクなどの情報を記憶できる装置で構成されており、接続された制御部18の制御信号に従って情報の読み出しや書き込みを行う。
計時部13(計時手段)は、現在日時などの時刻を計時する装置であり、必要に応じて時刻を制御部18へ送る。
操作部14は、押下操作される複数のボタン(図1参照)により構成されており、性別、年齢、身長、体重といった利用者の身体情報の入力など、利用者に押下操作された入力情報を制御部18へ送る。
表示部15は、液晶画面(図1参照)などの表示装置によって構成され、制御部18から送られる画像信号に従って文字や図形といった画像を表示する。
定電流回路部16は、制御部18の制御に基づいて、電源部17から供給される高周波(交流)電流を電流印加用の電極部21に一方向に流す。
電源部17は、制御部18を含め各部に動作電力を供給する。
制御部18は、CPUとROMとRAMあるいはマイコン(マイクロコンピュータ)により構成されており、ROM等に記憶されているプログラムに従って各部の制御動作や演算動作を実行する。このプログラムとしては、体重管理プログラムの記憶されている。
二重積分AD部19は、二重積分型のAD(アナログ/デジタル)変換部であり、インピーダンス検知部20から供給されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
インピーダンス検知部20は、体重測定部30に設けられている電極部36と表示操作部10に設けられている電極部21との電位差に基づいて利用者のインピーダンスを検出する。
電極部21は、利用者が手で持つ表示操作部10のグリップ部分(図1参照)の表面に設けられており、グリップ部分を握っている利用者の手のひらへ電源部17から供給される高周波(交流)電流を印加する。
体重測定部30は、操作部31、電池32、荷重検知部33、および電極部36により構成されている。
操作部31は、電源のON/OFFを切り替えるための入力スイッチとして機能し、入力された入力信号を制御部18へ送る。
電池32は、電源部17を中心に各部へ電力供給を行う。
荷重検知部33は、ロードセル34を内蔵しており、筐体の上面カバーを兼ね備える上面カバー部35(図1参照)の上に乗った利用者の体重を測定する。このとき測定した体重は、二重積分AD部19へ送られる。
電極部36は、利用者が上に乗る体重測定部30の上面部分(図1参照)の表面に設けられており、利用者の足裏から流れてくる電流を受け取る電流測定用の電極である。この電極部36は、利用者の左足指側、左足踵側、右足指側、右足踵側の4つの電極により構成されている。
サーバ5は、通信部51、制御部52、操作部53、表示部54、および記憶部55により構成されている。
通信部51は、制御部52の制御に従って体重体組成計3とデータの送受信を行う。
制御部52は、CPUとROMとRAMにより構成されており、ROM等に記憶されているプログラムに従って各部の制御動作や演算動作を実行する。
操作部53は、キーボードやマウスといった操作入力装置で構成されており、操作入力された入力信号を制御部52へ送る。
表示部54は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイといった表示装置で構成されており、制御部52の制御信号に従って表示を行う。
記憶部55は、ハードディスクなどの記憶装置により構成され、体重体組成計3で測定した体組成データ(体脂肪データや体重データ)、および利用者の氏名や住所といった個人情報など、利用者に関する種々のデータが記憶されている。
このように構成された体重体組成計3とサーバ5とによって体重管理システム1が構成されている。
図3は、記憶部12に記憶する各種データの構成図である。
図3(A)に示す測定データ40は、測定体重を測定日時と共に記憶する。この測定データ40には、朝(起床側)に測定された朝体重か夜(就寝側)に測定された夜体重かを示す朝夜フラグも共に記憶する。測定データ40としては、1週間分や2週間分を記憶できるように構成すればよく、さらに長期間記憶できるように構成してもよい。
図3(B)に示す標準日内変動量データ41は、利用者の標準的な日内変動量を記憶する。この標準日内変動量は、過去の測定データ40(1週間分あるいは2週間分)を基に算出する。この算出は、次のように算出すると良い。
すなわち、夜体重から翌日の朝体重を減算することで、就寝中に変動した体重を示す就寝中体重変動量を算出し、この就寝中体重変動量を複数日分算出してその平均値を算出し、該平均値を標準日内変動量とすることができる。
ここで、日内とは、利用者の起床から就寝までを一日として設定する。従って、厳密には24時を過ぎてから利用者が夜体重を測定して就寝する場合でも、翌日の夜体重とはせずに同日内の夜体重として取り扱うことが好ましい。
なお、標準日内変動量を算出する他の方法として、インピーダンス検知部20で検出する利用者のインピーダンスから求めた基礎代謝量を利用することができる。この場合、検出したインピーダンスと、記憶部12に適宜記憶する利用者の身長、年齢、性別と、荷重検知部33により検出した体重をもとに、公知の方法によって基礎代謝量などの体組成を算出する。このとき算出する体組成は、基礎代謝量に限らず、体脂肪率、BMI、内臓脂肪レベル、骨格筋率、および、体年齢などを含めてもよい。この算出した基礎代謝量に基づいて、就寝中にカロリー消費して体重変動する就寝中体重変動量を公知の手法により算出することができ、この寝中体重変動量を標準日内変動量とすることができる。
これらの方法により標準日内変動量を算出すれば、利用者の体重が増加傾向や減少傾向にある場合でも、体重の増減がなく安定している状態と仮定した標準日内変動量を求めることができる。
なお、標準日内変動量は、予め定められた一般人の日内変動量に固定しておく簡潔な構成にすることも可能である。
図3(C)に示す目標設定日データ42は、体重増減の目標を利用者が操作部14で入力設定した年月日を記憶する。
図3(D)に示す長期目標増減量データ43は、利用者に操作部14で入力設定された体重増減量の目標値を記憶する。例えばダイエットで減量したい場合であればマイナス値が入力設定され、体重維持したい場合であれば0が入力設定され、体重を増量したい場合であればプラス値が入力設定される。
図3(F)に示す目標達成期間データ44は、利用者が操作部14で入力設定した目標達成期間を記憶する。目標達成期間は、長期目標増減量の達成をどれくらいの期間で実現したいかを示す期間である。この目標達成期間が入力設定されるとき、長期目標増減量を目標達成期間の日数で除算した一日のノルマとなる日内増減量が所定の範囲内に収まるか否か適正判定を実行するとよい。そして、適正判定で所定範囲外と判定した場合、表示部15にエラー表示をする、あるいは登録禁止するといった処理を行うとよい。これにより、体に負担のかかる無理なダイエットなどを抑制することができる。
図3(G)に示す日内目標増減量データ45は、標体重増減量を目標達成期間で除算した値が設定されている。この日内目標増減量データ45により、目標どおりに体重の増減が進んでいるか否かを1日単位で確認することや、その日の夜の目標体重を算出することができる。
図4は、体重体組成計3の制御部18が実行する動作を示すフローチャートである。
制御部18は、利用者による電源ONを受けて起動し(ステップS1)、上面カバー部35(図1参照)に乗った利用者の体重を荷重検知部33により測定する(ステップS2)。このとき、制御部18は、体重測定部30に設けられている電極部36と表示操作部10に設けられている電極部21を通じて、インピーダンス検知部20(図2参照)による体組成の測定も実行する。
制御部18は、記憶・分析処理を実行し(ステップS3)、電源をOFFして(ステップS4)、処理を終了する。
図5は、体重体組成計3の制御部18が実行する記憶・分析処理の動作を示すフローチャートである。
制御部18は、前述のステップS2で体重測定した日時である現在日時を計時部13から取得し、現在日時が朝時間に該当するか否か判定する(ステップS21)。この実施例では、午前4時から午前11時59分までを朝時間とし、それ以外の時間である午後12時から翌朝3時59分までを夜時間としている。
朝時間であれば(ステップS21:Yes)、制御部18は、記憶部12を参照して本日の朝体重が既に記憶されているか否か確認する(ステップS22)。この確認は、例えば体重と共に測定日時を記憶する構成にしてこの測定日時から朝体重か否かを判定する、体重と共に朝体重か否かを示す朝体重フラグを記憶する構成にしてこの朝体重フラグを参照して判定する、あるいは、朝体重を格納する記憶部12のアドレスを定めておきこのアドレスに記憶されている体重を朝体重とするなど、適宜の方法によって実行するとよい。
朝体重が記憶されていなければ(ステップS22:Yes)、制御部18は、ステップS2で測定した体重を朝体重として記憶部12に記憶する。このとき、測定日時も共に記憶する。なお、記憶した体重が朝体重か否かを示す朝体重フラグも共に記憶してもよく、また朝体重として記憶する記憶部12のアドレスを定めておいてこのアドレスに記憶してもよい。
制御部18は、夜体重の目標を算出する(ステップS24)。この目標の算出は、朝体重として記憶部12に記憶した測定体重と、記憶部12に記憶されている標準日内変動量データ41および日内目標増減量データ45とを読み出し、これらに基づいて実行する。目標としては、1日の体重変動量を何グラム程度にするかを示す目標日内変動量、あるいは夜体重を何キロ程度にするかを示す目標夜体重を求める。
目標日内変動量は、図3(B)の標準日内変動量に図3(G)の日内目標増減量を加算することで求めることができる。
目標夜体重は、朝体重に図3(B)の標準日内変動量と図3(G)の日内目標増減量を加算することで求めることができる。
制御部18は、図6(A)に示すように、算出した夜体重の目標と、ステップS2で測定した測定体重とを含む朝測定時表示画面Aを表示部15に表示する(ステップS25)。この朝測定時表示画面Aは、朝体重であることを示す朝体重タイトル表示61と、朝体重の測定値を示す測定体重表示62と、夜体重の目標値を示す目標表示63と、夜体重の目標値であることを示す目標タイトル表示64とを有している。この例では、夜体重の目標として目標夜体重を表示している。
ステップS22で記憶部12に本日の朝体重が記憶されていた場合(ステップS22:No)、制御部18は、本日の朝体重の1回目の測定から所定時間内か否かを判定する(ステップS26)。この所定時間は、例えば30分や1時間など、仮に運動しても体重にそれほど影響が出ない程度の時間に設定すると良い
所定時間内であれば(ステップS26:Yes)、本日の朝体重内で最軽量の測定値か否かを判定する(ステップS27)。これは、例えば本日の朝体重として記憶部12に記憶されている朝体重データとステップS2での測定体重データとを比較して判定できる。
最軽量の測定値であれば(ステップS27:Yes)、記憶部12に記憶されている前回値の朝体重データをステップS2で測定した測定体重データに更新して上書き記憶する(ステップS28)。ここで軽いほうの体重測定値が朝体重として記憶されるようにするのは、例えば起床直後に体重測定し、すぐに用便して再測定した場合に、軽い方の体重を採用することで、一日の最低体重を朝体重として基準にするためである。これにより、基準となる朝体重を安定させることができると共に、一定時間に限ることで運動等によって朝体重が本来より低い状態で登録されることを防止できる。
このようにして朝体重を更新したのち、制御部18は、上述したステップS24〜S25を実行する。
ステップS26で本日の最初の朝体重の測定時刻から所定時間が経過していた場合(ステップS26:No)、あるいは再測定した測定体重が最軽量でなかった場合(ステップS27:No)、制御部18は、図6(B)に示す測定体重表示画面Bを表示部15に表示する(ステップS29)。
測定体重表示画面Bには、測定体重を表示していることを示す測定体重タイトル表示71と、測定体重を表示する測定体重表示72とが表示されている。
ステップS21で朝時間ではなかった(夜時間であった)と判断された場合(ステップS21:No)、制御部18は、当日の夜体重データが記憶部12に記憶されているか否かを確認する(ステップS30)。
夜体重データが記憶されていなければ(ステップS30:Yes)、制御部18は、ステップS2で取得した測定体重を夜体重として記憶部12に新たに記憶する(ステップS31)。夜体重データが記憶されていれば(ステップS30:No)、制御部18は、記憶部12に記憶している夜体重をステップS2で取得した測定体重に更新して上書き記憶する(ステップS32)。これにより、就寝前の最後の測定体重を夜体重として記憶することを確実にしており、夜体重を安定化させている。
制御部18は、記憶部12を参照し、達成度を算出する(ステップS33)。この達成度は、例えば夜体重から朝体重を減算した当日体重変動量から、標準日内変動量を減算し、さらに日内目標増減量を減算し、この値がプラスかマイナスか、あるいはどの程度プラスかマイナスかによって算出できる。
目標達成していた場合(ステップS34:Yes)、制御部18は、図6(C)に示す目標達成結果画面Cを表示部15に表示する(ステップS35)。
この目標達成結果画面Cは、夜体重であることを示す夜体重タイトル表示81と、夜体重の測定値を示す測定体重表示82と、目標夜体重と実際の夜体重との差分体重を示す差分表示83と、目標を達成したか否かを示す目標達成結果表示84とを有している。この例では、目標夜体重よりも0.3kg軽かったこと、目標を達成したことを差分表示83および目標達成結果表示84により示している。
目標達成していなかった場合(ステップS34:No)、制御部18は、図6(D)に示す目標達成結果画面Dを表示部15に表示する(ステップS36)。
この目標達成結果画面Dは、目標達成結果画面Cと同一項目を表示するため、同一項目に同一符号を付してその詳細な説明を省略する。図示の例では、目標夜体重よりも0.2kg重かったこと、目標未達成であったことを差分表示83および目標達成結果表示84により示している。
以上の構成および動作により、利用者は、日内の体重変動をどの程度に留めれば良いかを示す日内目標を確認することができ、この目標達成に向けて日内の体重変動の管理を計画的に行える。従って、例えばダイエットする場合、一日単位という非常に短期間でダイエットが順調に進んでいるか否かを判断することができる。
特に、標準日内変動量を、図7(A)に示すように、夜体重から朝体重を減算して就寝中体重変動量を算出し、複数日分の就寝中体重変動量の平均値を算出することで、実際の体重増減量に基づいて標準日内変動量を定めることができる。その上、この算出方法を用いることで、体重が増加傾向であるか減少傾向であるかに関わらず正しい標準日内変動量を定めることができる。すなわち、就寝中の体重変動は基礎代謝による変動のみとなるため、体重の増減に関係なく安定した日内変動量を得ることができる。
また、人の体重は、図7(B)に示すように、朝から夜にかけて増加し、夜から朝にかけて減少する。これに対して、朝に測定した朝体重から、夜体重までの増加量をどの程度に抑えれば良いか目標を知ることで、利用者は、1日単位で体重の増減を管理することができる。すなわち、従来であれば夜に測定した体重が朝に測定した体重より増加した場合に、実際は体重が減少傾向にある場合でも、利用者は体重が増加したと認識するしかなかった。しかし、上述したように日内変動を加味して夜体重の目標を明示することで、夜体重が朝体重より増加していても、翌朝測定すれば朝体重が減少するはずの状態であれば、体重が減少傾向であることを利用者が知ることができる。
また、朝体重は、所定時間内の再測定時に体重減少していればその減少した体重測定値に更新できるため、用便後の体重にして安定化させることができる。すなわち、日によって朝体重の測定が用便の前後で異なっていれば朝体重にばらつきが出るが、できる限り用便後の体重測定値を朝体重として採用することで、朝体重のばらつきを抑制することができる。
また、夜体重は、朝体重とする時間外に測定した体重測定値を採用し、しかも再測定がある毎に最新の体重測定値を夜体重とするため、利用者が特別な意識をせずとも就寝に最も近い時点での体重測定値を採用することができる。従って、夜体重を安定して精度よく取得することができる。
なお、上述の実施形態では、体重体組成計3が全ての演算を行ったが、サーバ5が各種演算や出力を行う構成にしてもよい。
この場合、体重体組成計3は、ステップS3でサーバ5へ体重測定値を測定日時とともにサーバ5へ送信する構成にすればよい。そして、サーバ5の制御部52は、体重体組成計3から体重測定値および測定日時を受け取ると、朝体重や夜体重を含む体重測定値を体重体組成計3から取得し、ステップS21〜S36の処理を実行し、記憶は記憶部55で行い、表示は表示部54で行う構成にすればよい。
この場合、サーバ5の制御部52は、ステップS25,S29,S35,S36で、表示部54の画面に表示する情報を体重体組成計3に送信する構成にしてもよい。体重体組成計3は、この情報を受信して、朝測定時表示画面A、測定体重表示画面B、目標達成結果画面C,Dのいずれかを表示部15に表示する構成にしても良い。
この場合でも、一日の体重増減の目標を計算することができ、利用者などに通知することができる。またこのようにサーバ5を用いる場合は、例えばインストラクターなどが確認し、利用者にアドバイスするといった利用も可能になる。
また、ステップS1とステップS2の間で利用者に操作部14で朝/夜ボタンを選択入力させる構成にしてもよい。この場合は、入力によって朝体重の測定か夜体重の測定かを判別できる。このため、昼夜逆転の生活をしている利用者であっても利用できる。
このように構成した場合、朝/夜ボタンが押下されなければ目標などを表示せずに体重だけを表示するなど、朝/夜ボタンの押下の有無によって表示内容を異ならせるとよい。これにより、朝/夜ボタンの押し忘れを防止することができる。
また、朝測定時表示画面A、測定体重表示画面B、目標達成結果画面C、目標達成結果画面Dに表示する内容は、上述した例に限らず、様々にすることができる。例えば、朝測定時表示画面Aには、目標表示63に目標の夜体重を表示したが、夜体重と朝体重の差分を目標値として表示する構成にしてもよい。
また、目標達成結果画面C,Dは、差分表示83と目標達成結果表示84により目標達成できたか否かを表示したが、これに限らずグラフ表示によって目標ラインを超えているか否かを図示する、あるいは目標達成マークと目標不達成マークのどちらかを表示するなど、適宜の表示にすることができる。
また、表示タイミングについても、朝の測定体重と目標値との両方を同時表示し、夜の測定体重と目標達成結果を同時表示することに限らず、様々なタイミングとすることができる。例えば、体重測定完了時点で測定体重を表示し、その後に所定時間経過や利用者が上面カバー部35から降りる等のタイミングで目標表示や目標達成結果の表示に切り替える構成にしてもよい。この場合でも、朝の測定で一日の目標を確認でき、夜の測定で目標達成したか否かの結果を確認できる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の体重管理装は、実施形態の体重体組成計3またはサーバ5に対応し、
以下同様に、
記憶手段は、記憶部12または記憶部55に対応し、
身体情報取得手段は、記憶部12から読み出す制御部18または記憶部55から読み出す制御部52に対応し、
出力手段および表示手段は、表示部15または表示部54に対応し、
演算手段は、制御部18または制御部52に対応し、
標準日内変動値取得手段は、ステップS24で標準日内変動量を読み出す制御部18または制御部52に対応し、
インピーダンス取得手段は、インピーダンス検知部20に対応し、
体重取得手段は、荷重検知部33または通信部51に対応し、
標準日内変動値は、標準日内変動量データ41に対応し、
長期目標増減量は、長期目標増減量データ43に対応し、
目標日数は、目標達成期間データ44に対応し、
日内目標増減量は、日内目標増減量データ45に対応し、
日内目標値は、目標表示63に示す夜体重の目標値に対応し、
判定結果は、目標達成結果表示84に表示する結果に対応し、
起床側体重測定値更新処理は、ステップS26〜S28に対応し、
就寝側体重測定値決定処理は、ステップS30〜S32に対応し、
目標達成判定処理は、ステップS34に対応し、
第1タイミングは、朝時間に対応し、
第2タイミングは、夜時間に対応し、
起床側体重測定値は、朝体重に対応し、
就寝側体重測定値は、夜体重に対応し、
身体情報は、性別、年齢、身長、体重に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、生体の体重を管理する分野に利用することができ、人に限らず動物の体重管理にも利用可能である。
3…体重体組成計、5…サーバ、12…記憶部、15…表示部、18…制御部、20…インピーダンス検知部、33…荷重検知部、41…標準日内変動量データ、43…長期目標増減量データ、44…目標達成期間データ、45…日内目標増減量データ、51…通信部、52…制御部、54…表示部、55…記憶部、63…目標表示、84…目標達成結果表示

Claims (10)

  1. 利用者の体重測定値を取得する体重取得手段と、
    利用者の体重の標準的な日内変動を示す標準日内変動量を取得する標準日内変動量取得手段と、
    前記標準日内変動量に基づいて、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値に対して就寝側の第2タイミングで就寝側体重測定値を測定する際の目標となる日内目標値を算出する演算手段とを備え、
    前記標準日内変動量は、
    前記利用者の前記就寝側体重測定値から前記利用者の前記起床側体重測定値を減算した就寝中体重変動量に基づいて算出される構成である
    体重管理装置。
  2. 目標とする日内の体重増減量を示す日内目標増減量を得る手段を備え、
    該日内目標増減量と前記標準日内変動量とに基づいて前記日内目標値を定める
    請求項1記載の体重管理装置。
  3. 前記日内目標値を出力する出力手段と、
    前記起床側体重測定値を記憶する記憶手段を備え、
    前記演算手段は、
    前記体重取得手段により前記就寝側体重測定値を取得し、該就寝側体重測定値と前記日内目標値と前記起床側体重測定値とに基づいて、日内の目標を達成したか否か判定する目標達成判定処理を実行し、該目標達成判定処理の判定結果を前記出力手段に出力する構成である
    請求項2記載の体重管理装置。
  4. 前記演算手段は、
    過去に複数日測定した就寝側体重測定値と翌日の起床側体重測定値との差である複数の就寝中体重変動量に基づいて前記標準日内変動量を算出する構成である
    請求項記載の体重管理装置。
  5. 前記演算手段は、
    前記起床側体重測定値の測定が行われた第1タイミングから所定時間内に体重が再測定され、この再測定された体重測定値が前記起床側体重測定値よりも低い場合、前記起床側体重測定値を再測定された体重測定値に更新する起床側体重測定値更新処理を実行する構成である
    請求項1からのいずれか1つに記載の体重管理装置。
  6. 前記演算手段は、
    前記就寝側体重測定値として認定する所定時間内に複数回体重が測定された場合、該所定時間内で最後に測定された体重測定値を前記就寝側体重測定値として採用する就寝側体重測定値決定処理を実行する構成である
    請求項記載の体重管理装置。
  7. 前記演算手段は、
    目標とする体重増減量である長期目標増減量を、該目標を達成するまでの目標日数で除算して日内目標増減量を算出し、
    該日内目標増減量と前記標準日内変動量とに基づいて前記日内目標値を定める
    請求項記載の体重管理装置。
  8. 前記第1タイミングは、利用者の起床から朝食前までとし、
    前記第2タイミングは、利用者の夕食後から就寝前までとすることを特徴とする
    請求項記載の体重管理装置。
  9. 利用者の体重測定値を体重取得手段により取得し、
    利用者の体重の標準的な日内変動を示す標準日内変動量を標準日内変動量取得手段により取得し、
    前記標準日内変動量に基づいて、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値に対して就寝側の第2タイミングで就寝側体重測定値を測定する際の目標となる日内目標値を演算手段で算出する構成であり、
    前記標準日内変動量を、
    前記利用者の前記就寝側体重測定値から前記利用者の前記起床側体重測定値を減算した就寝中体重変動量に基づいて算出する
    体重管理方法。
  10. コンピュータを、
    利用者の体重測定値を取得する体重取得手段と、
    利用者の体重の標準的な日内変動を示す標準日内変動量を取得する標準日内変動量取得手段と、
    前記標準日内変動量に基づいて、利用者の起床から就寝までのうち起床側の第1タイミングで測定した起床側体重測定値に対して就寝側の第2タイミングで就寝側体重測定値を測定する際の目標となる日内目標値を算出する演算手段として機能させ
    前記標準日内変動量を、
    前記利用者の前記就寝側体重測定値から前記利用者の前記起床側体重測定値を減算した就寝中体重変動量に基づいて算出する
    体重管理プログラム。
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