JP2008029418A - 運動支援装置 - Google Patents

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秀武 大島
Riichi Shiga
利一 志賀
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Abstract

【課題】運動のペース配分や時間配分の組み立てを利用者の自由に任せながらも、利用者が実際に実施した運動量に応じて適切な目標を提示することのできる運動支援装置を提供する。
【解決手段】運動支援装置は、所定期間あたりの目標運動量を通常歩行によって達成するのに必要な運動時間を算出する運動時間算出手段と、算出された運動時間を初期値として残運動時間を表示する表示手段と、利用者の運動を検知する検知手段と、検知手段の検知結果に基づいて表示手段に表示されている残運動時間を減じていく残運動時間更新手段と、を備える。残運動時間更新手段は、検知手段の検知結果に基づいて利用者が実施した運動の運動強度を算出し、その実施運動強度に応じて残運動時間の減少幅を変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、利用者の運動を支援するための運動支援装置に関する。
目標を提示することによって、運動の実施及び継続を支援する装置が知られている。
例えば、特許文献1には、目標達成までの残り歩数を表示する歩数計が開示されている。また、特許文献2には、歩行回数と基礎代謝量から消費カロリーを算出し、目標達成までの残り消費カロリーを表示したり、残り消費カロリーを消費するための残り歩行回数を表示したりする歩行運動器具が開示されている。また、特許文献3には、測定した運動量と基礎代謝量に基づいて消費カロリーを計算し、目標体脂肪率を達成するのに必要な減量カロリーから消費カロリーを差し引いた残り消費カロリーを表示したり、さらに、残り消費カロリーを運動形態別の残り運動時間に換算して表示したりする体脂肪測定機能付き運動量測定装置が開示されている。
特開2005−92496号公報 特開2001−276009号公報 特開2001−204715号公報
しかしながら、特許文献1、2の装置のように、残り歩数や残り消費カロリーが目標として提示されても、一般の利用者は、その目標を達成するためにどの程度の強さの運動をどのくらいの時間行う必要があるのか、直感的に把握できない。
とはいえ、特許文献3の装置のように、「通常の歩行の場合は5000分、速足の場合は3000分」(段落0024参照)と提示されても、目標があまりに遠いために、日々の運動の努力目標としては役に立たない。しかも、「通常の歩行」とか「速足」といっても人によってペース感覚が異なるし、そもそも長時間変わらぬペースで運動を続けること自体難しいので、運動形態別の時間表示はほとんど参考にならない。むしろ利用者に望まれるのは、体調や空き時間などに応じて運動のペース配分や時間配分を柔軟に組み立てられるような仕組みであると考えられる。
このように、従来の目標提示方法は、一般の利用者にとって不親切かつ不適切なものとなっていた。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、運動のペース配分や時間配分の組み立てを利用者の自由に任せながらも、利用者が実際に実施した運動量に応じて適切な目標を提示することのできる運動支援装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用する。
本発明の運動支援装置は、所定期間あたりの目標運動量を通常歩行によって達成するのに必要な運動時間を算出する運動時間算出手段と、前記算出された運動時間を初期値として残運動時間を表示する表示手段と、利用者の運動を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に基づいて前記表示手段に表示されている残運動時間を減じていく残運動時間更新手段と、を備える。そして、前記残運動時間更新手段は、前記検知手段の検知結果に
基づいて利用者が実施した運動の運動強度を算出し、その実施運動強度に応じて前記残運動時間の減少幅を変化させる。
この構成によれば、利用者は、残運動時間の表示を見るだけで、目標達成までにあとどれくらいの時間歩行すればよいのか容易に理解できる。この残運動時間は、利用者が運動を実施すると減っていくが、運動をしなければ変化しない。よって、利用者としては、体調や空き時間などを考慮しながら、現在時刻から所定期間終了までのあいだに残運動時間を自由に配分すればよい。
また、残運動時間の減少幅は、利用者が実施した運動の強度に応じて変化する。具体的には、通常歩行の場合は実時間と同じ速度で残運動時間が減少するが、通常歩行の2倍の強度の運動を実施すれば2倍の減少幅で残運動時間が減少することになる。よって、利用者がどのようなペースで運動しようとも、常に適切で正確な目標値(残運動時間)が表示される。
このように、本発明によれば、利用者が運動のペース配分や時間配分を自由に組み立てることができる。したがって、目標の達成が容易になるし、運動の実施及び継続のモチベーションを維持することもできる。
所定期間の長さとしては、数時間〜数日程度が望ましい。所定期間を長くしすぎると、目標が遠くなりすぎる(残運動時間が大きくなりすぎる)ため、運動のペース配分や時間配分を組み立てるのが難しくなるし、運動継続のモチベーションを維持するのが困難になるからである。また、所定期間の長さは、利用者の生活サイクルに一致しているとよい。生活サイクルと所定期間とが一致していると運動計画の組み立てや目標管理がやりやすくなるからである。これらを考慮すると、所定期間としては、1日又は1週間が最も好ましいといえる。
前記検知手段として、加速度センサを採用することが好ましい。加速度センサの出力波形を解析すれば、歩数だけでなく、歩行運動のより詳細な情報を得ることができる。例えば、前記残運動時間更新手段が、前記出力波形の周期から歩行ピッチを求め、前記歩行ピッチから前記実施運動強度を算出するとよい。これにより、実施運動強度を精度良く求めることができる。さらに、前記残運動時間更新手段が、前記出力波形の振幅から歩幅を求め、前記歩行ピッチ及び前記歩幅から前記実施運動強度を算出してもよい。歩幅も考慮することで、実施運動強度のより正確な算出が可能となる。
前記運動時間算出手段は、通常歩行に相当する標準運動強度と前記目標運動量とから前記運動時間を算出し、前記残運動時間更新手段は、前記標準運動強度に対する前記実施運動強度の比率に応じて前記残運動時間の減少幅を変化させることが好ましい。これにより、簡単な処理で残運動時間の算出及び更新が可能となる。
運動強度としては、代謝当量(METs;metabolic equivalents)を用いることが好
ましい。代謝当量(METs)とは運動時の酸素摂取量が安静時の酸素摂取量の何倍であるかを表す単位である。安静時酸素摂取量(つまり、1MET)は個人差が小さく、体重にほぼ比例するとみなせるので、運動強度を計算するにあたり予め安静時酸素摂取量を測定しておく必要がないという利点がある。また、代謝当量は基本が酸素摂取量におかれているので、エネルギー消費量との換算が容易であるという利点もある。
同じ内容の運動であっても、人によってエネルギー消費量に違いがあるため、実際に得られる運動効果にバラツキが生じる。そこで、利用者の性別、年齢、身長、BMI、体組成値、若しくは基礎代謝量、又は、これらのうち2以上の組み合わせに基づいて、前記実
施運動強度あるいは前記標準運動強度を補正することが好ましい。これにより、個人の属性や特徴によるエネルギー消費量の差異が補正され、運動強度をより正確に算出できるようになる。
また、人によって通常歩行のピッチや歩幅が異なり、標準運動強度にバラツキがある。そこで、利用者が実施した運動の運動強度の履歴に基づいて、当該利用者の標準運動強度を推定するとよい。これにより、当該利用者の標準運動強度を正確に求めることができ、残運動時間の算出及び更新の精度を向上することができる。
本発明は、上記手段の少なくとも一部を有する運動支援装置として捉えてもよいし、また、本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む運動支援装置における目標提示方法若しくは運動支援方法、または、かかる方法を実現するためのプログラムやそのプログラムを記録した記録媒体として捉えることもできる。なお、上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、運動のペース配分や時間配分の組み立てを利用者の自由に任せながらも、利用者が実際に実施した運動量に応じて適切な目標を提示することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
<第1実施形態>
(歩数計の構成)
図1は、運動支援装置としての歩数計の外観を示す図であり、図2は、歩数計の内部構成を示すブロック図である。図1及び図2に示すように、歩数計1は、制御部10、操作部11、I/F12、加速度センサ13、メモリ14、表示部15、報音部16、電源17などを備えている。
制御部10は、マイコンなどで構成されるもので、予め記憶されたプログラムに従って、歩数の計測、歩行ピッチや歩幅の算出、目標運動量に対する残運動時間の算出・更新などの各種演算処理、並びに、表示部15や報音部16の制御などを実行する機能を担っている。制御部10の機能の詳細については後述する。
操作部11は、歩数のリセット、目標運動量の設定、各種設定値の入力などの操作を行うためのユーザインターフェイスである。I/F12は、体組成計やパーソナル・コンピュータなどの外部機器と無線通信又は有線通信でデータを送受信するための外部インターフェイスである。加速度センサ13は、歩行や走行などの身体運動を検知するための検知手段である。メモリ14は、各種設定値、歩数、目標運動量、残運動時間、利用者に関する情報などのデータを記憶する不揮発性の記憶媒体である。表示部15は、LCD(液晶ディスプレイ)などで構成される表示手段であり、歩数、残運動時間などの情報が表示される。報音部16は、制御部10の制御に従って操作音、歩行ピッチ音、警告音などを鳴らす機能である。
(歩数計の動作)
(1)目標運動量の設定
歩数計1の利用者は、操作部11を操作して、1日分の目標運動量を設定することができる。
目標運動量の設定方法としては、1日の運動で消費すべきエネルギー(カロリー)を入
力する方法、1日分の歩数を入力する方法、1日で減量すべき脂肪量を入力する方法など、どのような方法を採用してもよい。利用者に具体的な数値を入力させるのではなく、表示部15に「目標運動量は? 多/標準/少」というようなメニューを表示して利用者に選択させるようにしてもよい。また、1日よりも長い期間の中長期的な目標を利用者に入力させ、制御部10がその中長期的な目標から1日分の目標運動量を算出してもよい。
(2)必要運動時間の算出
目標運動量が設定されると、制御部10が、その目標運動量を通常歩行によって達成するにはどれだけの運動時間が必要になるかを算出する。
本実施形態では、運動強度として代謝当量(METs)を用いる。METsとは運動時の酸素摂取量が安静時の酸素摂取量の何倍であるかを表す単位であり、次式によって表すことができる。
METs=運動時酸素摂取量÷安静時酸素摂取量
安静時酸素摂取量(つまり、1MET)は個人差が小さく、体重にほぼ比例するとみなせるので、運動強度を計算するにあたり予め安静時酸素摂取量を測定しておく必要はない。具体的には、体重1kgあたり1分間あたりの安静時酸素摂取量を、3.5mL/kg/分と置くことができる。また、1L(1000mL)の酸素摂取量は、5kcalのエネルギー消費量に換算できる。
従って、目標運動量としてエネルギー消費量が設定された場合、制御部10は、次式を用いて運動時間を求めることができる。
運動時間〔分〕=エネルギー消費量〔kcal〕÷(標準運動強度〔METs〕×体重〔kg〕×3.5〔mL/kg/分〕×0.005〔kcal/mL〕)
標準運動強度は、通常歩行に相当する運動強度を表している。利用者の標準運動強度及び体重は、メモリ14に予め設定されているものとする。
なお、目標運動量として脂肪量が設定された場合には、次式でエネルギー消費量に換算すればよい。
エネルギー消費量〔kcal〕=脂肪量〔kg〕×7000〔kcal/kg〕
また、目標運動量として歩数が設定された場合には、メモリ14に予め設定されている標準歩行ピッチを用いて運動時間を算出したり、所定の換算式を用いて歩数をエネルギー消費量に換算すればよい。
(3)残運動時間の表示
制御部10は、上記(2)で算出した運動時間を表示部15に表示する(図1参照)。これは、1日分の目標運動量を通常歩行によって達成するのに必要な運動時間(残運動時間)を表している。
(4)歩行の検知
利用者が、歩数計1を装着又は携帯して歩行を行うと、その振動が加速度センサ13によって検知される。図3は、歩行時の加速度センサ13の出力波形の一例を示している。図3の横軸の単位は「秒」、縦軸の単位は「g(重力加速度)」である。この出力波形をみると、ほぼ一定の周期でピークが現れることがわかる。このピークの数が歩数に相当し、単位時間あたりの歩数(周期の逆数)が歩行ピッチに相当する。また、振幅(加速度の変化量)は、歩幅の大きさに比例している。このように、制御部10は、加速度センサ13からの出力波形を解析することによって、歩数、歩行ピッチ及び歩幅を求めることがで
きる。
制御部10が計測した歩数は、表示部15に表示される(図1参照)。
(5)残運動時間の更新
利用者の歩行を検知したら、制御部10がその検知結果に基づいて表示部15に表示されている残運動時間を減じていく。このとき、制御部10は、利用者が実際に実施した運動の運動強度を算出し、その実施運動強度に応じて残運動時間の減少幅を変化させる。
以下、N分に1回の頻度で残運動時間を更新する例について、具体的な処理を説明する。なお、更新間隔「N分」は、0.1分〜5分程度に設定するとよい。
まず、制御部10は、加速度センサ13の出力波形からN分間の歩行ピッチの平均値を求める。
歩行ピッチ〔歩/分〕=N分間の歩数〔歩〕÷N〔分〕
次に、制御部10は、下記式に基づいて、歩行ピッチから実施運動強度を算出する。
男性の場合:
実施運動強度〔METs〕=−7.065+(0.105×歩行ピッチ〔歩/分〕)
女性の場合:
実施運動強度〔METs〕=−8.805+(0.110×歩行ピッチ〔歩/分〕)
次に、制御部10は、標準運動強度に対する実施運動強度の比率から、残運動時間の減少幅を算出する。
減少幅〔分〕=N〔分〕×(実施運動強度〔METs〕÷標準運動強度〔METs〕)
そして、制御部10は、現在の残運動時間から上記減少幅を差し引き、表示部15の残運動時間表示を更新する。例えば、更新間隔が1分、標準運動強度が3METs、実施運動強度が6METsの場合は、減少幅が2分となるので、1分間の歩行運動を行うことで残運動時間が2分カウントダウンされる。
(作用効果)
本実施形態の歩数計によれば、利用者は、残運動時間の表示を見るだけで、目標達成までにあとどれくらいの時間歩行すればよいのか容易に理解できる。この残運動時間は、利用者が運動を実施すると減っていくが、運動をしなければ変化しない。よって、利用者としては、体調や空き時間などを考慮しながら、現在時刻から1日の終わりまでの間に残運動時間を自由に配分すればよい。
また、残運動時間の減少幅は、利用者が実施した運動の強度に応じて変化する。具体的には、通常歩行の場合は実時間と同じ速度で残運動時間が減少するが、通常歩行の2倍の強度の運動を実施すれば2倍の減少幅で残運動時間が減少することになる。よって、利用者がどのようなペースで運動しようとも、常に適切で正確な目標値(残運動時間)が表示される。
このように、本実施形態の歩数計によれば、利用者が運動のペース配分や時間配分を自由に組み立てることができる。したがって、目標の達成が容易になるし、運動の実施及び継続のモチベーションを維持することもできる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、歩行ピッチだけから実施運動強度を求めたが、歩行ピッチと歩幅か
ら実施運動強度を算出することもできる。
例えば、制御部10が、図3に示すような加速度センサ13の出力波形からN分間の歩行ピッチの平均値を求めるとともに、振幅(歩幅に相当する)の平均値を求める。
歩行ピッチ〔歩/分〕=N分間の歩数〔歩〕÷N〔分〕
振幅〔g〕=(Σ振幅〔g〕)÷N分間の歩数〔歩〕
そして、制御部10が、下記式に基づいて、歩行ピッチ及び振幅から実施運動強度を算出する。なお、下記式は、男性と女性で共通である。
実施運動強度〔METs〕=0.015×歩行ピッチ〔歩/分〕×振幅〔g〕+1.599
これ以外の処理は、第1実施形態のものと同様である。
一般に、歩行ピッチが速くなるほど、また歩幅が大きくなるほど、運動強度が増すが、本実施形態の処理によれば、歩行ピッチと歩幅の両方を考慮することにより、利用者が実際に実施した運動の強度をより正確に算出することができる。
<第3実施形態>
同じ内容の運動であっても、人によってエネルギー消費量に違いがあるため、実際に得られる運動効果にバラツキが生じる可能性がある。そこで第3実施形態では、利用者の個人属性に基づき運動強度を補正する処理を行う。その他の構成は前述の実施形態と同様のため、ここでは詳しい説明を割愛する。
エネルギー消費量に影響を与え得る個人属性としては、性別、年齢、身長、BMI、体組成値、基礎代謝量などが想定される。個人属性の値がエネルギー消費量に与える影響の大きさについては、臨床試験によって確定することができる。そして、個人属性の値若しくは層別ごとの補正係数を定め、前述した計算式に盛り込めば、個人属性の違いによる運動効果の相違を適切に補正することができる。
表1は、30歳以下の女性を基準とした場合の、年齢及び性別の違いによる補正係数テーブルの例である。また表2は、BMIが25以下の女性を基準とした場合の、BMI及び性別の違いによる補正係数テーブルの例である。
Figure 2008029418
Figure 2008029418
例えば、年齢が55歳で、BMIが28の女性の場合、上記計算式により算出された実施運動強度が4METsであったら、
4METs×0.9×0.9=3.2METs
のように運動強度の補正を行うことができる。
なお、身長、体組成値、基礎代謝量についても、同様の方法により補正を行うことが可能である。表3は、体脂肪率が10%以上20%未満の男性を基準とした場合の、体脂肪率の違いによる補正係数テーブル(男性用)の例である。表4は、体脂肪率が20%以上30%未満の女性を基準とした場合の、体脂肪率の違いによる補正係数テーブル(女性用)の例である。表5は、基礎代謝量が1230以上1380未満の男性を基準とした場合の、基礎代謝量の違いによる補正係数テーブル(男性用)の例である。表6は、基礎代謝量が1030以上1100未満の女性を基準とした場合の、基礎代謝量の違いによる補正係数テーブル(女性用)の例である。
Figure 2008029418
Figure 2008029418
Figure 2008029418
Figure 2008029418
以上述べた本実施形態の構成によれば、個人の属性や特徴によるエネルギー消費量の差異が補正され、より正確な運動強度の算出が可能となる。なお、上述した全ての個人属性を用いて補正を行う必要はなく、いずれか1つ若しくは2以上の組み合わせを用いて補正を行うようにしてもよい。ここでは実施運動強度を補正する例を説明したが、同様の方法で標準運動強度を補正することもできる。
<第4実施形態>
歩数計1のメモリ14には、標準運動強度の一般的な値(デフォルト値)が予め設定されている。しかし、通常歩行のピッチや歩幅は人によって異なるので、標準運動強度も人によってバラツキがある。もし、利用者自身の標準運動強度の値(以下、個人値とよぶ。)がデフォルト値から大きく外れたものであった場合には、残運動時間の誤差が大きくなるという問題が生じる。そこで、第4実施形態では、利用者が実際に実施した運動の運動強度の履歴に基づいて、当該利用者の標準運動強度の個人値を推定(学習)する処理を行う。その他の構成は前述の実施形態と同様のため、ここでは詳しい説明を割愛する。
具体的には、制御部10が、残運動時間の更新と並行して、利用者の実施運動強度をメモリ14に記録していく。このとき、制御部10は、運動強度(METs)そのものではなく、歩行ピッチのように運動強度に換算可能なデータを記録してもよい。
利用者の継続使用によってメモリ14内に実施運動強度の履歴(実績)が蓄積されたら、制御部10は、その履歴を統計的に処理することによって標準運動強度の個人値を算出する。例えば、実施運動強度の平均値を標準運動強度の個人値とする方法、出現頻度の高い実施運動強度の値を標準運動強度の個人値とする方法、実施運動強度の最小値を標準運動強度の個人値とする方法などを用いることができる。制御部10は、算出した個人値をメモリ14に設定し、次回からその個人値を標準運動強度として用いる。
以上述べた本実施形態の構成によれば、当該利用者の標準運動強度を正確に求めることができ、残運動時間の算出及び更新の精度を向上することができる。
<第5実施形態>
図4は、歩数計1と体組成計2から構成される運動支援システムを示している。
体組成計2は、概略、表示パネル及び操作部を有する保持部(表示操作部)20と、体重計を内蔵する本体30とから構成される。保持部20には手用の電極21が設けられ、本体30には足用の電極31が設けられている。体組成計2は、これらの電極を介して体内に電流を流してインピーダンスを測定し、その測定値に基づいて体組成を推定する(生体インピーダンス法)。体組成としては、例えば、体脂肪率、体脂肪量、内臓脂肪率、内臓脂肪量、皮下脂肪率、皮下脂肪量、筋肉率、筋肉量などを算出可能である。またこれらの算出結果に基づいて、さらに、基礎代謝量、肥満度、体年齢、BMIなどの健康管理やダイエットに有益な指針情報を生成することもできる。体組成の推定や指針情報の算出は公知の手法を用いればよいので、ここでは具体的な説明を割愛する。
本実施形態の運動支援システムでは、体組成計2の保持部20において目標運動量の設定が行われる。目標運動量の具体的な設定方法については、第1実施形態で述べたものと同様である。体組成計2で設定された目標運動量は、無線通信又は有線通信によって、歩数計1に送信される。また、測定された体重、体組成、指針情報などのデータも歩数計1に送信される。歩数計1は、これらのデータを利用して、前述の実施形態と同様、残運動時間の算出及び更新を実行する。
以上述べた本実施形態の構成によれば、目標運動量、体組成、指針情報などのデータを歩数計1に手入力する必要がなくなるので、操作性及び利便性の向上を図ることができる。
<変形例>
以上、第1〜第5実施形態を挙げて本発明を説明したが、これらの実施形態は本発明の一具体例を例示したものにすぎない。本発明の範囲は上記実施形態に限られるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、目標運動量及び残運動時間を管理する単位期間は「1日」でなくてもよい。6時間とか12時間のように1日より短くてもよいし、3日とか1週間のように1日より長くてもよい。ただし、この単位期間の長さとしては、数時間〜数日程度の範囲が望ましい。単位期間を長くしすぎると、目標が遠くなりすぎる(残運動時間が大きくなりすぎる)ため、運動のペース配分や時間配分を組み立てるのが難しくなるし、運動継続のモチベーションを維持するのが困難になるからである。また、単位期間の長さは、利用者の生活サイクルに一致しているとよい。生活サイクルと単位期間とが一致していると運動計画の組み立てや目標管理がやりやすくなるからである。これらを考慮すると、単位期間としては、1日又は1週間が最も好ましいといえる。単位期間の長さを利用者が変更できることも好ましい。
残運動時間の表示態様は、図1のような数字でなくてもよい。例えば、プログレスバーや円グラフのような図形で、初期値に対する残運動時間の割合を表現してもよい。
図1は、歩数計の外観を示す図である。 図2は、歩数計の内部構成を示すブロック図である。 図3は、歩行時の加速度センサの出力波形の一例を示す図である。 図4は、歩数計と体組成計から構成される運動支援システムの外観を示す図である。
符号の説明
1 歩数計
10 制御部
11 操作部
12 I/F
13 加速度センサ
14 メモリ
15 表示部
16 報音部
17 電源
2 体組成計
20 保持部
21 電極
30 本体
31 電極

Claims (7)

  1. 所定期間あたりの目標運動量を通常歩行によって達成するのに必要な運動時間を算出する運動時間算出手段と、
    前記算出された運動時間を初期値として残運動時間を表示する表示手段と、
    利用者の運動を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて前記表示手段に表示されている前記残運動時間を減じていく残運動時間更新手段と、を備え、
    前記残運動時間更新手段は、前記検知手段の検知結果に基づいて利用者が実施した運動の運動強度を算出し、その実施運動強度に応じて前記残運動時間の減少幅を変化させることを特徴とする運動支援装置。
  2. 前記所定期間は、1日又は1週間であることを特徴とする請求項1に記載の運動支援装置。
  3. 前記検知手段は、加速度センサであり、
    前記残運動時間更新手段は、前記加速度センサの出力波形の周期から歩行ピッチを求め、前記歩行ピッチから前記実施運動強度を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の運動支援装置。
  4. 前記検知手段は、加速度センサであり、
    前記残運動時間更新手段は、前記加速度センサの出力波形の周期から歩行ピッチを求めるとともに前記出力波形の振幅から歩幅を求め、前記歩行ピッチ及び前記歩幅から前記実施運動強度を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の運動支援装置。
  5. 前記運動時間算出手段は、前記通常歩行に相当する標準運動強度と前記目標運動量とから前記運動時間を算出し、
    前記残運動時間更新手段は、前記標準運動強度に対する前記実施運動強度の比率に応じて前記残運動時間の減少幅を変化させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の運動支援装置。
  6. 利用者の性別、年齢、身長、BMI、体組成値、若しくは基礎代謝量、又は、これらのうち2以上の組み合わせに基づいて、前記実施運動強度あるいは前記標準運動強度を補正することを特徴とする請求項5に記載の運動支援装置。
  7. 利用者が実施した運動の運動強度の履歴に基づいて、当該利用者の前記標準運動強度を推定することを特徴とする請求項5又は6に記載の運動支援装置。
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