JP2010180306A - 活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】表面硬度が高く、硬化収縮が小さく及び耐擦傷性に優れるだけでなく、透明性にも優れる硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物を提供すること。
【解決手段】(メタ)アクリロイル基を側鎖に有する(メタ)アクリル系共重合樹脂、(B)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート及び(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、表面硬度が高く、硬化収縮が小さく、且つ耐擦傷性及び透明性に優れる硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物に関する。
プラスチックシートやプラスチックフィルムなどの表面は比較的柔軟であることから、表面硬度を高めるために、材料の表面にハードコート層を設けることが行われている。従来、このようなハードコート層には多官能アクリレートが使用されていたが、硬化収縮及び熱劣化、湿熱劣化による収縮が大きいため、プラスチックシートやプラスチックフィルムの端部の巻き上がり(カール現象)が発生し易かった。
このような問題は、ハードコート層の厚みを薄くしたり、ハードコート層のベースとなる多官能アクリレートに単官能の化合物を配合することにより改善される。しかしながら、これらの手法は、ハードコート層の表面硬度を低下させてしまうため、本来の目的を達成することができない。
そこで、低硬化収縮性、高表面硬度及び高耐擦傷性を同時に達成しようとする技術として、多官能ウレタンアクリレート、コロイダルシリカ及び分子中にテトラヒドロフルフリル基と(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を含有する組成物や、多官能ウレタンアクリレート、コロイダルシリカ及び分子中に2個の(メタ)アクリロイル基を有する2官能(メタ)アクリレートを含有する放射線硬化型樹脂組成物が提案されている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
特開2002−67238号公報 特開2002−69333号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の放射線硬化型樹脂組成物では、コロイダルシリカが配合されているために硬化被膜の透明性が劣るという問題があった。そのため、このような樹脂組成物は、高い透明性が要求される光学用途には適さないものであった。
従って、本発明の目的は、表面硬度が高く、硬化収縮が小さく及び耐擦傷性に優れるだけでなく、透明性にも優れる硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物を提供することである。
本発明者は、(メタ)アクリロイル基を側鎖に多数有する(メタ)アクリル系共重合樹脂をジペンタエリスリトールヘキサアクリレートに配合することで、低硬化収縮性、高表面硬度、高耐擦傷性及び高透明性を兼ね備えた塗膜を形成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)下記一般式(1)〜(4)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリル系共重合樹脂、(B)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート及び(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物。
Figure 2010180306
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(式中、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素またはメチル基であり、R2及びR3は、それぞれ独立して、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基または環状構造を有する脂環族炭化水素基であり、nは、10〜500の数である)
本発明において、(A)成分は、400〜5,000の二重結合当量、60〜100℃のガラス転移温度及び50,000〜200,000の重量平均分子量を有する(メタ)アクリル系共重合樹脂であることが好ましい。
本発明において、(A)成分と(B)成分との質量比は20:80〜50:50の範囲であることが好ましい。
本発明において、(C)成分は、(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対して、2質量部〜10質量部配合されることが好ましい。
本発明によれば、表面硬度が高く、硬化収縮が小さく、且つ耐擦傷性及び透明性に優れる硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物は、(A)下記一般式(1)〜(4)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリル系共重合樹脂、(B)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート及び(C)光重合開始剤を含有することを特徴とするものである。
Figure 2010180306
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(式中、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素またはメチル基であり、R2及びR3は、それぞれ独立して、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基または環状構造を有する脂環族炭化水素基であり、nは、10〜500の数である)
一般式(1)で表される(メタ)アクリロイル基を含む(メタ)アクリル系共重合体は、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体と、それ以外のエチレン性不飽和単量体とをラジカル共重合して得られた(メタ)アクリル系共重合体の側鎖に存在するカルボキシル基に対し、グリシジル基含有エチレン性不飽和単量体を付加させることにより製造することができる。
一般式(2)で表される(メタ)アクリロイル基を含む(メタ)アクリル系共重合体は、グリシジル基含有エチレン性不飽和単量体と、それ以外のエチレン性不飽和単量体とをラジカル共重合して得られた(メタ)アクリル系共重合体の側鎖に存在するグリシジル基に対し、カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体を付加させることにより製造することができる。
一般式(3)で表される(メタ)アクリロイル基を含む(メタ)アクリル系共重合体は、ヒドロキシル基含有エチレン性不飽和単量体と、それ以外のエチレン性不飽和単量体とをラジカル共重合して得られた(メタ)アクリル系共重合体の側鎖に存在するヒドロキシル基に対し、イソシアネート基含有エチレン性不飽和単量体を付加させることにより製造することができる。
一般式(4)で表される(メタ)アクリロイル基を含む(メタ)アクリル系共重合体は、イソシアネート基含有エチレン性不飽和単量体と、それ以外のエチレン性不飽和単量体とをラジカル共重合して得られた(メタ)アクリル系共重合体の側鎖に存在するイソシアネート基に対し、ヒドロキシル基含有エチレン性不飽和単量体を付加させることにより製造することができる。
カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、2−メチルマレイン酸、イタコン酸、フタル酸、テトラヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物、それらの金属塩、アンモニウム塩などが挙げられる。これらの中でも、アクリル酸及びメタクリル酸が好ましい。これらのカルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
グリシジル基含有エチレン性不飽和単量体としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、メチルグリシジルアクリレート、メチルグリシジルメタクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチルメタクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、グリシジル(メタ)アクリレートが好ましい。これらのグリシジル基含有エチレン性不飽和単量体は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
イソシアネート基含有エチレン性不飽和単量体としては、2−イソシアナートエチル(メタ)アクリレート、3−イソシアナートプロピル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、2−イソシアナートエチル(メタ)アクリレートが好ましい。これらのイソシアネート基含有エチレン性不飽和単量体は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ヒドロキシル基含有エチレン性不飽和単量体としては、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、ポリテトラメチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールポリテトラメチレングリコールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールポリテトラメチレングリコールモノアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート、ポリテトラメチレングリコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコールポリテトラメチレングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールポリテトラメチレングリコールモノメタクリレートなどが挙げられる。これらの中でも、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。これらのヒドロキシル基含有エチレン性不飽和単量体は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
共重合成分として用いることのできる上記以外のエチレン性不飽和単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートのような(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロカクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのような水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、イソオクチルオキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレートのような(メタ)アクリレート類、スチレンなどが挙げられる。これらの中でも、メチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート及びスチレンが好ましい。これらのラジカル重合性モノマーは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ラジカル共重合反応は、反応安定性の点から有機溶媒中で行うことが好ましい。有機溶媒としては、通常使用されているものであれば特に限定されず、例えば、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトンのようなケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類、トルエン、キシレンのような芳香族化合物、ジエチルエーテル、テトラヒドロフランのようなエーテル類、メタノール、エタノール、イソプロパノールのようなアルコール類などが挙げられる。これらの中でも、メチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトンが好ましい。これらの有機溶媒は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ラジカル共重合反応は、60℃〜120℃、好ましくは70℃〜100℃の温度で、好ましくは不活性ガス雰囲気下で行われる。このラジカル共重合反応では重合開始剤が用いられる。重合開始剤としては、通常使用されているものであれば特に限定されず、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、過酸化ベンゾイルなどが挙げられる。重合法としては、全ての成分を一括して仕込んでから重合する方法、各成分を連続供給しながら重合する方法などが適用できる。
付加反応は、50℃〜130℃、好ましくは90℃〜120℃の温度で行われる。50℃未満であると実用上十分な反応速度が得られないことがあり、一方、130℃を超えると熱によるラジカル重合によって二重結合部が架橋し、ゲル化物が生じることがある。付加反応は、分子状酸素含有ガス雰囲気下で行うことが好ましい。分子状酸素の濃度は、安全面を考慮して適宜決定される。
また、付加反応は、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、フェノチアジンなどの重合禁止剤の存在下で行うことが好ましい。
付加反応では、十分な反応速度を得るために、触媒を用いてもよい。グリシジル基とカルボキシル基との反応の場合、ジメチルベンジルアミン、トリエチルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、トリ−n−オクチルアミンのような3級アミン、テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイドのような4級アンモニウム塩、テトラメチル尿素のようなアルキル尿素、テトラメチルグアニジンのようなアルキルグアニジン、トリフェニルホスフィンのような3級ホスフィンなどを用いることができる。これらの中でも、トリエチルアミンが好ましい。イソシアネート基とヒドロキシル基との反応の場合、ジブチルスズジラウレート、オクチル酸スズ、塩化スズなどを用いることができる。これらの中でも、ジブチルスズジラウレートが好ましい。
上記した触媒は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
(A)成分の(メタ)アクリル系共重合樹脂は、好ましくは400〜5,000、より好ましくは400〜1,000の二重結合当量を有する。二重結合当量が400未満であると硬化が過剰に進行しカール現象を発生させる場合があり、一方、二重結合当量が5,000を超えると十分な表面硬度が得られない場合がある。
(A)成分の(メタ)アクリル系共重合樹脂は、好ましくは60℃〜100℃、より好ましくは80℃〜100℃のガラス転移温度を有する。ガラス転移温度が60℃未満であると十分な表面硬度が得られない場合があり、一方、ガラス転移温度が100℃を超えると硬化塗膜の耐屈曲性が低下する場合がある。
本発明において、(メタ)アクリル系共重合樹脂のガラス転移温度(Tg)は、下記式を用いて計算される値である。
100/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+・・・+Wn/Tgn
(式中、W1、W2、・・・、Wnは、各エチレン性不飽和単量体の質量割合(質量%)であり、Tg1、Tg2、・・・、Tgnは、各エチレン性不飽和単量体の単独重合体のガラス転移温度(絶対温度)である)
上記計算に用いる単独重合体のガラス転移温度は、文献に記載されている値を用いることができ、例えば、Polymer Handbookなどに記載されている。
(A)成分の(メタ)アクリル系共重合樹脂は、好ましくは50,000〜200,000、より好ましくは70,000〜120,000の重量平均分子量を有する。重量平均分子量が50,000未満であると十分な表面硬度が得られない場合があり、一方、重量平均分子量が200,000を超えると溶媒等への溶解性が低下し作業性が低下する場合がある。
なお、本発明における共重合樹脂の重量平均分子量の値は、ゲル・パーミッション・クロマトグラフィー(昭和電工株式会社製Shodex SYS−11)を用いて、下記条件にて常温で測定し、ポリスチレン換算にて算出されるものである。
カラム:昭和電工製KF−806L
カラム温度:40℃
試料:共重合体の0.2質量%テトラヒドロフラン溶液
流量:2ml/分
溶離液:テトラヒドロフラン
(B)成分のジペンタエリスリトールヘキサアクリレートは、1分子中にアクリロイル基を6個有するので、硬化塗膜に十分な硬度を付与することができる。
(C)成分の光重合開始剤としては、例えば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジクロロチオキサンソン、2,4−ジエチルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサンソン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフインオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、カンファーキノンなどが挙げられる。これらの中でも、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン及び2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オンが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物において、(A)成分と(B)成分との質量比は、好ましくは20:80〜50:50、より好ましくは30:70〜40:60である。(B)成分に対して(A)成分が少な過ぎるとカール現象が発生する場合があり、一方、(B)成分に対して(A)成分が多過ぎると十分な表面硬度が得られない場合がある。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物において、(C)成分は(A)成分と(B)成分との合計100質量部に対して、好ましく2質量部〜10質量部、より好ましくは4質量部〜8質量部配合される。(C)成分の配合量が2質量部未満であると硬化が不十分になる場合があり、一方、10質量部を超えると硬化物の物性に悪影響が出る場合があるので好ましくない。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、他の架橋性モノマーまたはオリゴマーを含むことができる。
架橋性モノマーまたはオリゴマーとしては、公知の(メタ)アクリロイル基を有するモノマーまたはオリゴマーを使用することができる。(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとしては、例えば、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、アクリロイルモルフォリン、1,6−ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンの3モルプロピレンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンの6モルプロピレンオキサイド付加物のトリ(メタ)アクリレート、グリセリンプロポキシトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールのカプロラクトン変性物のヘキサ(メタ)アクリレートのような多官能モノマー、グリシジル(メタ)アクリレート、グリシドキシブチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートのようなエポキシ基を有する(メタ)アクリレートのような単官能モノマーなどが挙げられる。
(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーとしては、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
これらの架橋性モノマー及びオリゴマーは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物には、必要に応じて、種々の添加剤を配合することができる。このような添加剤としては、例えば、フィラー、染顔料、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、消泡剤、分散剤、チクソトロピー性付与剤などが挙げられる。これらの添加剤の添加量は、活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物100質量部に対して、通常、0質量部〜10質量部の範囲であり、好ましくは0.05質量部〜5質量部の範囲である。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物は、これを対象物である光学用フィルムに塗布した後、紫外線または電子線等の活性エネルギー線を照射することにより極めて短時間で硬化させることができる。活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物の塗布量は、通常、乾燥塗膜として5μm〜50μm程度となる量である。紫外線照射を行う時の光源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、キセノン灯、メタルハライド灯などが用いられる。照射時間は、光源の種類、光源と塗布面との距離、その他の条件により異なるが、長くても数十秒であり、通常は数秒である。通常、ランプ出力80W/cm2〜300W/cm2程度の照射源が用いられる。電子線照射の場合は、50KeV〜1,000KeVの範囲のエネルギーを持つ電子線を用い、2Mrad〜5Mradの照射量とすることが好ましい。活性エネルギー線照射後は、必要に応じて加熱処理を施して硬化を促進させてもよい。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物を成型品(例えば、プラスチックフィルムなど)に塗布する場合、塗布方法としては、特に限定されず、吹き付け法、エアレススプレー法、エアスプレー法、ロールコート法、バーコート法、グラビア法などを適用することができる。これらの中でも、美観性、コスト、作業性などの観点から、グラビア法が最も好ましく用いられる。なお、塗布は、プラスチックフィルムなどの製造工程中で行うインラインコート法でもよいし、既に製造された成型品に別工程で塗布を行うオフラインコート法でもよい。生産効率の観点から、オフラインコートが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物に活性エネルギーを照射することによって得られる硬化塗膜は、低硬化収縮性、高表面硬度及び高耐擦傷性が要求される用途に広く適用することができ、特に、高い透明性が要求される光学用途に好適である。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
温度計、撹拌棒、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた反応容器に、メチルエチルケトン(以下、MEKと略記する) 113.4質量部を入れた後、約80℃に加熱した。ここに、メチルメタクリレート(以下、MMAと略記する) 279.9質量部、アクリル酸(以下、Aaと略記する) 45.4質量部、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIBNと略記する) 2.3質量部、2−エチルヘキシルチオグリコレート(以下、OTGと略記する) 1.1質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を2時間掛けて滴下した。滴下終了から1時間後、AIBN 2質量部及びMEK 13.6質量部を加え、約90℃で2時間攪拌した。80℃まで冷却後、メトキノン 0.4質量部及び付加単量体としてのグリシジルメタクリレート(以下、GMAと略記する) 68質量部を添加し、80℃で9時間攪拌した。不揮発分が50質量%になるようにMEKで希釈した後、冷却し、一般式(1)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:820、ガラス転移温度:92℃、重量平均分子量:93,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液 40質量部に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(以下、DPHAと略記する) 30質量部、MEK 30質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
<実施例2>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、MMA 279.9質量部、Aa 45.4質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 0.2質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(1)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:820、ガラス転移温度:92℃、重量平均分子量:139,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例3>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、MMA 257.2質量部、2−エチルヘキシルアクリレート 22.7質量部、Aa 45質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 0.9質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(1)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:820、ガラス転移温度:75℃、重量平均分子量:87,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例4>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、MMA 249.5質量部、Aa 68質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 0.9質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(1)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:540、ガラス転移温度:85℃、重量平均分子量:102,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例5>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、スチレン 279.9質量部、Aa 45.4質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 0.2質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(1)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:820、ガラス転移温度:92℃、重量平均分子量:70,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例6>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、シクロヘキシルメタクリレート 249.5質量部、Aa 68質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 0.9質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(1)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:540、ガラス転移温度:77℃、重量平均分子量:88,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例7>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、MMA 279.9質量部、GMA 68質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 1.1質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用い、付加単量体としてAa 34.5質量部を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(2)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:794、ガラス転移温度:92℃、重量平均分子量:72,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例8>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、MMA 279.9質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(以下、2HEAと略記する)73.1質量部、AIBN 2.3質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用い、付加単量体として2−イソシアナートエチルメタクリレート(以下、MOIと略記する) 74.2質量部を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(3)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:820、ガラス転移温度:70℃、重量平均分子量:72,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<実施例9>
実施例1で用いた単量体溶液の代わりに、MMA 279.9質量部、MOI 97.7質量部、AIBN 2.3質量部及びMEK 124.8質量部からなる単量体溶液を用い、付加単量体として2HEA 55.5質量部を用いた以外は、実施例1と同様の操作を行い、一般式(4)で表される(メタ)アクリル系共重合体樹脂(二重結合当量:820、ガラス転移温度:74℃、重量平均分子量:76,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液を用い、実施例1と同様にしてハードコート剤組成物を調製した。
<比較例1>
温度計、撹拌棒、還流冷却器及び滴下漏斗を備えた反応容器に、MEK 113.4質量部を入れた後、約80℃に加熱した。ここに、MMA 279.9質量部、Aa 45.4質量部、AIBN 2.3質量部、OTG 1.1質量部、MEK 124.8質量部からなる単量体溶液を2時間掛けて滴下した。滴下終了から1時間後、AIBN 2質量部及びMEK 13.6質量部を加え、約90℃で2時間攪拌した。不揮発分が50%になるようにMEKで希釈した後、冷却し、(メタ)アクリル系共重合体樹脂(ガラス転移温度:100℃、重量平均分子量:93,000)のMEK溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系共重合体樹脂のMEK溶液 40質量部に、DPHA 30質量部、MEK 30質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
<比較例2>
ペンタエリスリトールトリアクリレート(共栄社化学株式会社製、ライトアクリレートPE−3A) 20質量部、DPHA 30質量部、MEK 50質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
<比較例3>
ペンタエリスリトールテトラアクリレート(共栄社化学株式会社製、ライトアクリレートPE−4A) 20質量部、DPHA 30質量部、MEK 50質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
<比較例4>
ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート(荒川化学工業株式会社製、ビームセット730) 20質量部、DPHA 30質量部、MEK 50質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
<比較例5>
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(大阪有機化学工業株式会社製、V#230) 20質量部、DPHA 30質量部、MEK 50質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
<比較例6>
6官能ウレタンアクリレート(ダイセル・サイテック株式会社製、EBECRYL220) 12質量部、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(共栄社化学株式会社製、ライトアクリレートPE−4A) 12質量部、ジシクロペンタニルジメチレンジアクリレート(日本化薬株式会社製KAYARAD(登録商標) R−684) 4質量部、コロイダルシリカのメチルエチルケトン分散液(日産化学工業株式会社製、オルガノシリカゾルMEK−ST:固形分30%、粒径10〜20ナノメートル) 70質量部及び光開始剤としての2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製、DAROCUR(登録商標) 1173) 3質量部を添加し、攪拌混合してハードコート剤組成物を調製した。
実施例1〜9及び比較例1〜6で得られたハードコート剤組成物を用い、下記(1)に示した方法に従ってハードコートフィルムを作製した。ハードコートフィルムを、下記(2)〜(6)に示した方法に従い、硬化収縮性、密着性、硬度、耐擦傷性及び透明性の評価を行った。評価結果を表1〜3に示す。
(1)ハードコートフィルムの作製方法
ハードコート剤組成物を、乾燥塗膜として10μmの厚さになるように易接着PETフィルム(東洋紡株式会社製コスモシャインA4100、厚さ100μm)上に塗布し、80℃で3分乾燥させた後、UV照射器(ウシオ電機株式会社製超高圧水銀ランプUSH−250SC)にて、積算照度300mJ/cm2になるよう紫外線照射して硬化させた。
(2)硬化収縮性の評価
ハードコートフィルムから10cm角の試験片を作製し、フィルムの浮きを確認した。5mm以下が必要性能値である。
(3)密着性の評価
ハードコートフィルムの硬化塗膜表面に1mm間隔で切れ込みをいれ、1mm2の碁盤目を100個作った。その上にセロテープ(登録商標)を貼り付け、一気に引き剥がし、下記基準で評価した。
○:剥離無し
×:剥離発生
(4)硬度の評価
鉛筆硬度計(株式会社東洋精機製作所製の鉛筆硬度試験器)及び硬度測定用鉛筆(三菱鉛筆株式会社製)を用い、JIS K5400に準じて鉛筆硬度を測定した。鉛筆硬度3H以上が必要性能値である。
(5)耐擦傷性の評価
スチールウール(#0000)に250gの荷重をかけてハードコートフィルムの硬化塗膜表面を10往復擦傷した。傷の有無を目視にて確認し、下記基準で評価した。
○:傷無し
×:傷発生
(6)透明性の評価
日本電色工業株式会社製ヘイズメーター(NDH2000)を使用し、JIS K7361に準じて全光線透過率を測定し、下記基準で評価した。
○:全光線透過率85%以上
×:全光線透過率85%以下
Figure 2010180306
Figure 2010180306
Figure 2010180306

Claims (4)

  1. (A)下記一般式(1)〜(4)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリル系共重合樹脂、(B)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート及び(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物。
    Figure 2010180306
    Figure 2010180306
    Figure 2010180306
    Figure 2010180306
    (式中、R1及びR4は、それぞれ独立して、水素またはメチル基であり、R2及びR3は、それぞれ独立して、1〜20個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基または環状構造を有する脂環族炭化水素基であり、nは、10〜500の数である)
  2. 前記(A)成分が、400〜5,000の二重結合当量、60℃〜100℃のガラス転移温度及び50,000〜200,000の重量平均分子量を有する(メタ)アクリル系共重合樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物。
  3. 前記(A)成分と前記(B)成分との質量比が20:80〜50:50の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物。
  4. 前記(C)成分が、前記(A)成分と前記(B)成分との合計100質量部に対して、2質量部〜10質量部含有されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化性ハードコート剤組成物。
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