JP2010179672A - ターンシグナルスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウィンカ操作に加え、操作ノブでハザード操作可能とすることにより、部品点数を削減し装置の小型化を図るとともに、ハザード操作時の操作性を向上させる。
【解決手段】車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から押し込み操作可能とされた操作ノブ2とを具備し、操作ノブ2の揺動操作により、車両に配設された所望の側のウィンカ13を点滅させるとともに、当該操作ノブ2の押し込み操作により、当該所望の側のウィンカ13の点滅を停止させ得るターンシグナルスイッチ装置において、ウィンカ13の点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブ2の押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方のウィンカ13を同時に点滅させる制御手段12を具備したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作ノブの揺動操作により車両に配設された所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、その点滅を停止させ得るターンシグナルスイッチ装置に関するものである。
一般に、二輪車のハンドルバーの左右先端には、運転者が把持するための把持グリップが固定されており、その把持グリップの基端側近傍にはターンシグナルスイッチ装置が固定されている。かかるターンシグナルスイッチ装置は、二輪車の左右それぞれに配設されたウィンカを操作して、所望の側のウィンカを点滅させるためのスイッチであり、従来、ハンドルバーに固定されたケースと、該ケースから突出して形成された操作ノブと、該操作ノブの揺動動作に応じて移動する可動接点と、ケース側に固定されて操作ノブと共に動作する可動接点と接触又は離間可能な固定接点とを有して構成されている(例えば、特許文献1で開示されているものが挙げられる)。
そして、中立位置にある操作ノブを左右何れかの方向に揺動させると、その方向に位置する固定接点に可動接点が接触して所定の回路が形成され、二輪車が具備する左右何れかのウィンカが選択的に点滅し得るよう構成されている。また、操作ノブをその突出方向に対して押し込み操作すると、当該操作ノブが中立位置に戻り、ウィンカの点滅が強制的に停止(選択されたウィンカの点滅がキャンセル)されることとなる。
ところで、ハンドルバーに固定されたケースには、上記の如きターンシグナルスイッチの他、左右両方のウィンカを同時に点滅させてハザード操作を行うべきハザードスイッチが配設されているものがある。かかるハザードスイッチは、一般には、プッシュロック式のものが採用されており、押圧操作することにより両側のウィンカが同時に点滅するとともに、再度押圧操作することにより消灯するよう構成されている。
然るに、上記したターンシグナルスイッチ装置においては、ハンドルバーに固定されたケースにターンシグナルスイッチ及びハザードスイッチの両方を配設しなければならず、ケース全体が大型化してしまうことから、本出願人は、ケースの小型化を図るべく、特許文献2で開示されているように、押し込み操作されつつ左右いずれかの方向に揺動可能とされ、その揺動状態にてケースに係止可能とされる操作ノブを有したターンシグナルスイッチ装置を提案するに至った。かかるターンシグナルスイッチ装置においては、操作ノブを押し込み操作しつつ揺動させ、当該揺動状態にてケースに係止することにより、車両に配設された両側のウィンカを同時に点滅させてハザード操作可能とされている。
特開平7−254328号公報 特開2004−299655号公報
しかしながら、上記従来のターンシグナルスイッチ装置においては、ハザード操作するために、操作ノブを押し込み操作されつつ左右いずれかの方向に揺動させ、その揺動状態にてケースに係止させる必要があったので、ハザード操作時の操作性が悪化してしまう虞があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウィンカ操作に加え、操作ノブでハザード操作可能とすることにより、部品点数を削減し装置の小型化を図ることができるとともに、ハザード操作時の操作性を向上させることができるターンシグナルスイッチ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から押し込み操作可能とされた操作ノブとを具備し、前記操作ノブの揺動操作により、車両に配設された所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、当該所望の側のウィンカの点滅を停止させ得るターンシグナルスイッチ装置において、前記ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、前記操作ノブの押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方の前記ウィンカを同時に点滅させる制御手段を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のターンシグナルスイッチ装置において、前記制御手段は、車両に搭載されてエンジンを制御するためのECUに形成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のターンシグナルスイッチ装置において、前記制御手段は、前記ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、前記操作ノブの押し込み操作が所定回数連続してなされたことを条件として、又は当該ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、前記操作ノブの押し込み操作が所定時間継続してなされたことを条件として、左右両方の前記ウィンカを同時に点滅させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載のターンシグナルスイッチ装置において、前記操作ノブに設けられ、当該操作ノブの操作に基づいて移動可能な磁石と、前記ケース内に固定され、前記磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部とを具備し、前記制御手段は、当該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のターンシグナルスイッチ装置において、前記磁気検出部は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるホール素子から成ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブの押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方のウィンカを同時に点滅させる制御手段を具備したので、ウィンカの点滅が停止状態のとき単に操作ノブを押し込み操作すれば、ハザード操作がなされることとなる。従って、ウィンカ操作に加え、操作ノブでハザード操作可能とすることにより、部品点数を削減し装置の小型化を図ることができるとともに、ハザード操作時の操作性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、制御手段は、車両に搭載されてエンジンを制御するためのECUに形成されたので、既存のECUのプログラム(ソフト)を変更することにより、ウィンカ操作に加え、操作ノブでハザード操作可能とすることができる。
請求項3の発明によれば、制御手段は、ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブの押し込み操作が所定回数連続してなされたことを条件として、又は当該ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブの押し込み操作が所定時間継続してなされたことを条件として、左右両方の前記ウィンカを同時に点滅させるので、操作ノブの誤操作を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、操作ノブの操作に基づいて移動可能な磁石と、磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部とを具備し、制御手段は、当該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させるので、従来の如く接点を用いず非接触にてウィンカの操作を行うことができる。従って、接点の磨耗に起因する寿命低下を回避することができる。
請求項5の発明によれば、磁気検出部は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるホール素子から成るので、操作ノブの各操作状態を確実に把握することができ、スイッチの信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチ装置を示す全体概念図 同ターンシグナルスイッチ装置におけるターンユニットがハンドルスイッチ装置内に組み付けられた状態を示す斜視図 同ターンユニットを示す3面図 同ターンユニットにおける磁石及びホール素子の位置関係を示すための模式図 図3におけるV−V線断面図 操作ノブを右側に揺動操作した状態を示す図であって、(a)ターンユニットにおける操作ノブを示す模式図(b)ターンユニットにおける磁石及びホール素子の位置関係を示すための模式図 操作ノブを左側に揺動操作した状態を示す図であって、(a)ターンユニットにおける操作ノブを示す模式図(b)ターンユニットにおける磁石及びホール素子の位置関係を示すための模式図 操作ノブを押し込み操作した状態を示す図であって、(a)ターンユニットにおける操作ノブを示す模式図(b)ターンユニットにおける磁石及びホール素子の位置関係を示すための模式図 同ターンシグナルスイッチ装置が適用されたハンドルスイッチ装置の車両への組み付け状態を示す模式図 同ターンシグナルスイッチ装置における制御手段の作用を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るターンシグナルスイッチ装置は、二輪車の側方にそれぞれ配設された左右何れか一方のウィンカを点滅又は消灯(キャンセル)させ得るとともに、左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯操作することができるハザードスイッチを兼用させたものであり、図9に示すように、二輪車が具備するハンドルバーHの把持グリップG近傍に固定されたハンドルスイッチケースC内に形成されたものである。
当該ハンドルスイッチケースCは、図1に示すように、本ターンシグナルスイッチ装置における操作ノブ2の他、二輪車が搭載するホーンを作動し得るホーンスイッチノブ14、及び前照灯のハイビームとロービームとの切り替え操作を行い得るディマースイッチノブ15等が形成されており、把持グリップGを把持した運転者がその指を伸ばして所望ノブを操作することにより二輪車における各種電装品の操作が可能とされている。
本実施形態におけるターンシグナル装置は、図1〜5に示すように、ハンドルスイッチケースC内のターンユニットYと、該ターンユニットYと電気的に接続された制御手段12とから主に構成されている。ターンユニットYは、ハンドルスイッチケースC内に固定されたケース1と、操作ノブ2と、該操作ノブ2に形成された第1磁石5a及び第2磁石5bと、ケース1内に形成された基板4と、該基板4に形成された第1ホール素子3a及び第2ホール素子3b(磁気検出部)とから主に構成されている。
ケース1は、ハンドルバーHの把持グリップG近傍に固定可能とされるとともに、図5に示すように、内部にスプリング8、10及びボール7、9が配設されており、操作ノブ2の揺動操作に対して付勢力を付与し得るよう構成されている。即ち、スプリング8で付勢されたボール7は、操作ノブ2の基端2aと当接し、当該操作ノブ2を常時中立位置(初期位置)に付勢し得るよう構成されているとともに、スプリング10で付勢されたボール9は、操作ノブ2の長孔2b内周縁部と当接し、当該操作ノブ2に対して節度を付与し得るよう構成されているのである。尚、本実施形態においては、ターンユニットYにホーンスイッチノブ14が形成されて一体化されているが、かかるホーンスイッチノブ14をターンユニットYとは別体構成としてもよい。
操作ノブ2は、ケース1から突出形成されるとともに、当該ケース1に設けられた揺動軸6を中心として中立位置から左右に(図3中a方向に)揺動操作可能とされ、且つ中立位置から同図中b方向に押し込み操作可能とされている。かかる操作ノブ2には、その長手方向に延びた長孔2bが形成されており、当該長孔2b内で揺動軸6が突出形成されている。そして、操作ノブ2を押し込み操作すると、長孔2bが操作ノブ2全体のb方向への移動を許容することとなり、スプリング8の付勢力に抗して当該操作ノブ2が同方向へ移動することとなる。尚、押し込み操作後、当該操作ノブ2から指を離すと、スプリング8の付勢力により操作ノブ2が移動して中立位置(図3の状態)まで戻ることとなる。
また、操作ノブ2には、第1磁石5a及び第2磁石5bがそれぞれ設けられており、当該操作ノブ2の操作に基づいて当該第1磁石5a及び第2磁石5bが移動可能とされている。かかる第1磁石5a及び第2磁石5bは、操作ノブ2の左右に一対形成されてそれぞれ磁気を帯びていれば足り、例えば磁気を帯びた磁性体粉をプラスチックに混合して成形されたもの、或いは汎用的な永久磁石から成るものであってもよい。
一方、基板4には、図4に示すように、磁気検出部としての3つのホール素子(第1ホール素子3a及び第2ホール素子3b)が形成されており、第1磁石5a及び第2磁石5bの移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせることが可能とされている。ここで、ホール素子とは、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるものであり、本実施形態においては、第1磁石5a又は第2磁石5bに近接すると出力電圧が低い値(L)となり、離間すると高い値(H)となる。尚、基板4からは配線が延設されており、各ホール素子3a、3bが検出した出力電圧の変化を電気信号として外部の制御手段12(図1参照)に送信し得るよう構成されている。
然るに、操作ノブ2が中立位置にあるとき(図4の状態)、第1磁石5a及び第2磁石5bは第1ホール素子3a及び第2ホール素子3bと対向して近接した状態とされるとともに、操作ノブ2を右方向へ揺動させると(図6の状態)、第1磁石5aが第1ホール素子3aとの近接状態を維持しつつ第2磁石5bが第2ホール素子3bから離間し(同図(b)参照)、当該操作ノブ2を左方向へ揺動させると(図7の状態)、第2磁石5bが第2ホール素子3bとの近接状態を維持しつつ第1磁石5aが第1ホール素子3aから離間(同図(b)参照)するよう設定されている。更に、ウィンカの点滅をキャンセルすべく操作ノブ2を押し込み操作すると(図8の状態)、第1磁石5a及び第2磁石5bは共に第1ホール素子3a及び第2ホール素子3bから離間した状態(同図(b)参照)とされる。
各ホール素子3a、3bは、既述の如く、制御手段12と接続されており、操作ノブ2が上記の如く操作されて第1磁石5a及び第2磁石5bが移動するのに伴い、当該第1磁石5a及び第2磁石5bから各ホール素子3a、3bに及ぼされる磁気の強弱に応じた出力電圧が制御手段12に出力されるよう構成されている。制御手段12は、二輪車のエンジンを制御するためのECU11(エンジン・コントロール・システム)に形成されており、当該ECU11は、ウィンカ13と電気的に接続されている。
而して、制御手段12は、各ホール素子3a、3bからの出力電圧に基づいて、二輪車が具備する左右いずれかのウィンカ13を点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させるものである。具体的には、ホール素子3a、3bからの出力電圧に応じて左右何れのウィンカを点滅させるべきか、ウィンカの点滅をキャンセルすべきかが判定され、その結果に基づいて所定の電気回路(ウィンカ13を点滅させ得る電気回路)が形成又は遮断される。
ここで、本実施形態における制御手段12は、ウィンカ13の点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブ2の押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方のウィンカ13を同時に点滅させてハザードとするようになっている。即ち、左右のウィンカ13のうち何れかが点滅している状態で操作ノブ2を押し込み操作した場合、上述の如くその点滅しているウィンカ13を消灯させてウィンカ表示をキャンセルさせる一方、左右の何れのウィンカ13も点滅しておらず両方のウィンカ13が停止状態で操作ノブ2を押し込み操作した場合、左右両方のウィンカ13を同時に点滅(ハザード表示)させるよう制御されるのである。
次に、本実施形態に係るターンシグナルスイッチ装置の制御手段12における制御内容について図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、操作ノブ2が押し込み操作されたか否かが判定され(S1)、押し込み操作があると判定されると、S2に進んで、ウィンカ13が停止状態か否かが判定される。そして、ウィンカ13が停止状態であると判定されると、ハザード表示すべく左右両方のウィンカ13を同時に点滅させる(S3)一方、ウィンカ13が停止状態ではない(即ち、左右何れかのウィンカ13が点滅された状態或いは左右両方のウィンカ13が点滅された状態)と判定されると、その点滅したウィンカ13を消灯させ、当該ウィンカ13を停止状態とする(S4)。
上記実施形態によれば、ウィンカ13の点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブ2の押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方のウィンカ13を同時に点滅させる制御手段12を具備したので、ウィンカ13の点滅が停止状態のとき単に操作ノブ2を押し込み操作すれば、ハザード操作がなされることとなる。従って、ウィンカ操作に加え、操作ノブ2でハザード操作可能とすることにより、部品点数を削減し装置の小型化を図ることができるとともに、ハザード操作のための別個の操作が不要とされ、ハザード操作時の操作性を向上させることができる。
また、制御手段12は、車両に搭載されてエンジンを制御するためのECU11に形成されたので、既存のECUのプログラム(ソフト)を変更することにより、ウィンカ操作に加え、操作ノブ2でハザード操作可能とすることができる。尚、かかる制御手段12に代えて、ECU11とは別個独立した手段(例えば、基板4に形成されたマイコンやハンドルスイッチケースC内に形成されたマイコン等)で構成されるものとしてもよい。
更に、本実施形態によれば、操作ノブ2の操作に基づいて移動可能な磁石(第1磁石5a及び第2磁石5b)と、磁石(5a、5b)の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部(第1ホール素子3a及び第2ホール素子3b)とを具備し、制御手段12は、当該磁気検出部(第1ホール素子3a及び第2ホール素子3b)からの出力電圧に基づいて、二輪車が具備する左右何れのウィンカ13を点滅又は消灯させる(ウィンカ表示機能)べきか、或いは左右両方のウィンカ13を同時に点滅又は消灯させる(ハザード表示機能)べきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカ13を点滅又は消灯させるので、従来の如く接点を用いず非接触にてウィンカの操作を行うことができる。従って、接点の磨耗に起因する寿命低下を回避することができる。
特に、本実施形態においては、磁気検出部は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるホール素子(第1ホール素子3a及び第2ホール素子3b)から成るので、操作ノブ2の各操作状態を確実に把握することができ、スイッチの信頼性を向上させることができる。尚、当該ホール素子に代えて、磁石から付与される磁力の変化に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせる他の形態の磁気検出部(例えば角度センサ等)としてもよい。
以上、本実際形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば制御手段12は、ウィンカ13の点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブ2の押し込み操作が所定回数連続してなされたことを条件として、又は当該ウィンカ13の点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブ2の押し込み操作が所定時間継続してなされた(長押しされた)ことを条件として、左右両方のウィンカ13を同時に点滅させ、ハザード表示させるものとしてもよい。かかる構成によれば、操作ノブ2の誤操作を抑制することができる。
また、本実施形態においては、ホール素子(第1ホール素子3a及び第2ホール素子3b)を用いてスイッチング操作しているが、従来の接点構造(操作ノブ側に可動接点、ケース側に固定接点をぞれぞれ形成しておき、当該操作ノブの操作に伴って可動接点が固定接点と接触又は離間して所定の電気回路を形成するもの)にてスイッチング操作するようにしてもよい。尚、本実施形態においては二輪車のハンドルバーに取り付けられたターンシグナルスイッチに適用されているが、スノーモービルや3輪又は4輪バギーなど、ハンドルバーを具備した他の車両においても適用することができる。
ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、操作ノブの押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方のウィンカを同時に点滅させる制御手段を具備したターンシグナルスイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 ケース
2 操作ノブ
3a 第1ホール素子(磁気検出部)
3b 第2ホール素子(磁気検出部)
4 基板
5a 第1磁石
5b 第2磁石
6 揺動軸
7 ボール
8 スプリング
9 ボール
10 スプリング
11 ECU
12 制御手段
13 ウィンカ
14 ホーンスイッチノブ
15 ディマースイッチノブ
C ハンドルスイッチケース
Y ターンユニット
H ハンドルバー
G 把持グリップ

Claims (5)

  1. 車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、
    該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から押し込み操作可能とされた操作ノブと、
    を具備し、前記操作ノブの揺動操作により、車両に配設された所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、当該所望の側のウィンカの点滅を停止させ得るターンシグナルスイッチ装置において、
    前記ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、前記操作ノブの押し込み操作がなされたことを条件として、左右両方の前記ウィンカを同時に点滅させる制御手段を具備したことを特徴とするターンシグナルスイッチ装置。
  2. 前記制御手段は、車両に搭載されてエンジンを制御するためのECUに形成されたことを特徴とする請求項1記載のターンシグナルスイッチ装置。
  3. 前記制御手段は、前記ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、前記操作ノブの押し込み操作が所定回数連続してなされたことを条件として、又は当該ウィンカの点滅が停止状態であって、且つ、前記操作ノブの押し込み操作が所定時間継続してなされたことを条件として、左右両方の前記ウィンカを同時に点滅させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のターンシグナルスイッチ装置。
  4. 前記操作ノブに設けられ、当該操作ノブの操作に基づいて移動可能な磁石と、
    前記ケース内に固定され、前記磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部と、
    を具備し、前記制御手段は、当該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載のターンシグナルスイッチ装置。
  5. 前記磁気検出部は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるホール素子から成ることを特徴とする請求項4記載のターンシグナルスイッチ装置。
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