JP4236091B2 - ターンシグナルスイッチ - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二輪車等の車両に設けられたハンドルバーの把持グリップ近傍に取り付けられ、当該車両が具備する左右何れかのウィンカを選択的に点滅させ得るターンシグナルスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、二輪車のハンドルバーには、その左右先端に把持グリップが取り付けられ、該把持グリップ近傍にはターンシグナルスイッチが固定されている。かかるターンシグナルスイッチは、二輪車の左右それぞれに配設されたウィンカを操作して、所望の側のウィンカを点滅或いは消灯させるためのスイッチであり、従来、ハンドルバーに固定されたケースと、該ケースから突出しつつ揺動操作可能な操作ノブと、該操作ノブの揺動動作に応じて移動する可動接点と、ケース側に固定され可動接点と接触又は離間可能な固定接点とを有して構成されている(例えば、特許文献1にて開示されたものが挙げられる)。
【0003】
そして、中立位置にある操作ノブを左方向に揺動操作して可動接点を移動させると、例えば右側の固定接点に可動接点が接触して一の回路が形成され、二輪車の左側のウィンカを点滅させる一方、中立状態にある操作ノブを右方向に揺動操作して可動接点を移動させると、例えば左側の固定接点に可動接点が接触して他の回路が形成され、二輪車の右側のウィンカを点滅させることができる。また、操作ノブを突出方向に押し込み操作すると、点滅しているウィンカが消灯して強制的にキャンセルさせ得るよう構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−254328号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のターンシグナルスイッチにおいては、所定の固定接点に可動接点を接触させて電気的な導通を行わせしめ、左右何れかのウィンカを点滅させるべき回路を形成するようにしていたので、当該可動接点と固定接点との間の磨耗により、スイッチとしての寿命に限界があった。特に、ターンシグナルスイッチの場合、操作ノブは、左右方向への揺動操作に加え、点滅しているウィンカを強制的に消灯させるべく、その突出方向への押し込み操作があり、固定接点と可動接点との摺動動作が他のものに比べて多く行われることが予想され、スイッチの寿命向上の要求が大きいものとなっていた。
【0006】
また、二輪車やスノーモービル等ハンドルバーを具備した車両の場合、可動接点及び固定接点を内在するケースが外部に露出しているため、当該ケース内への浸水は避けられず、この浸水によってスイッチに電気的不具合が生じる虞があった。然るに、かかる浸水による不具合を回避すべく、ケース内に水が入り込まないようシール部材を介在させることも行われているが、そのようなシール部材の性能の限界や操作ノブの揺動を確保するクリアランス等を考慮すると、完全に浸水を遮断するのは困難であって、根本的な解決には至っていないのが実情である。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、接点の磨耗に起因する寿命低下を回避できるとともに、ケース内への浸水等による電気的不具合を確実に回避することができるターンシグナルスイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から突出方向と逆方向に押し込み操作可能とされた操作ノブと、該操作ノブに設けられ、当該操作ノブの揺動動作及び押し込み動作に基づいて移動可能な磁石と、前記ケース内に固定され、前記磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部と、該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させる判定ロジック部とを備え、前記操作ノブの揺動操作により、所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、その点滅をキャンセルさせ得るよう構成され、且つ、前記磁気検出部は、磁石から付与される磁力線の向きに応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせる1つの角度センサから成るとともに、前記操作ノブが中立位置にあるとき当該角度センサと対向する位置に前記磁石を形成し、前記操作ノブの揺動操作で前記磁石の前記角度センサに対する角度を変化させる一方、当該操作ノブの押し込み操作で前記磁石が移動することにより当該磁石から前記角度センサに及ぼされる磁気を遮断することを特徴とする。
【0012】
請求項記載の発明は、請求項記載のターンシグナルスイッチにおいて、磁気を遮断するシールド板を前記磁石の側面に配設することにより、前記操作ノブの押し込み操作で磁石が移動することにより当該磁石から前記角度センサに及ぼされる磁気を遮断することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、参考例及び本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
参考例に係るターンシグナルスイッチは、二輪車のハンドルバーにおける把持グリップ近傍に取り付けられ、当該二輪車が具備するウィンカを点滅又は消灯させるべく切り換え操作可能なもので、図1乃至図4に示すように、ケース1と、操作ノブ2と、プラスチック磁石3と、磁気検出部としてのホール素子4と、判定ロジック部5とから主に構成されている。
【0014】
ケース1は、図示しない二輪車が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能な樹脂成形品から成るものであり、図2に示すように、操作ノブ2の基端側に対する揺動スペースSが内部に形成された第1ケース1aと、ホール素子4を有する基板6を内在した第2ケース1bとを同図の如く連結させて構成されている。
【0015】
第1ケース1aにおける揺動スペースSの上部には、操作ノブ2を揺動自在に支持する揺動軸1cが一体成形されているとともに、その下部には、上面がアクション山を構成する節度付与部材8が配設されている。即ち、節度付与部材8の上面が下に凸の略放物線形状とされていて、操作ノブ2が揺動軸1cを中心とした揺動動作すると、当該操作ノブ2に操作時の節度を付与するよう構成されている。
【0016】
第2ケース1bには、その上部に収容凹部M1が形成されるとともに、下部に穴部M2が形成されている。このうち、収容凹部M1には、ホール素子4や端子7が形成された基板6が収容されつつ樹脂が充填されており、これにより基板6全体が樹脂モールドされている。また、基板6に形成された端子7の先端側は穴部M2まで延び、当該穴部M2とともにコネクタ9を形成している。
【0017】
操作ノブ2は、ケース1から上方へ突出形成されるとともに、第1ケース1aに設けられた揺動軸1cを中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から突出方向と逆方向(図1における下方)に押し込み操作可能とされたものである。具体的には、操作ノブ2は、操作者が把持又は指を当接させ得る樹脂製のつまみ部2aと、該つまみ部2aから下方に延設された揺動部材2bから構成されている。
【0018】
揺動部材2bの長手方向における略中央には、上下方向に延びた長孔2baが形成されており、該長孔2ba内に揺動軸1cが挿通して組み付けられている一方、揺動部材2bの下端から上方に切欠き2bbが形成されており、該切欠き2bbにコイルスプリング10を介してスチールボール11が挿入されている。スチールボール11は、コイルスプリング10により常時下方に付勢されており、節度付与部材8の上面に押圧されている。
【0019】
これにより、つまみ部2aを左右何れかに揺動操作すると、図5又は図6に示すように、操作ノブ2全体が揺動軸1cを中心として揺動動作するとともに、スチールボール11が節度付与部材8の上面に沿って摺動しつつコイルスプリング10の付勢力に抗して切欠き2bbに没入する方向に移動する。操作者がつまみ部2aから指を離すと、コイルスプリング10の付勢力によりスチールボール11が切欠き2bbから突出する方向に移動しようとし、その節度付与部材8の上面(傾斜面)に対する分力で操作ノブ2全体が中立位置(即ち、図4で示した状態)まで戻ることとなる。
【0020】
一方、つまみ部2aを下方に押し込み操作すると、図7に示すように、長孔2baが操作ノブ2全体の下方への移動を許容しているので、コイルスプリング10の付勢力に抗して当該操作ノブ2が下方へ移動する。操作者がつまみ部2aから指を離すと、コイルスプリング10の付勢力により操作ノブ2が上方に移動して中立位置まで戻ることとなる。
【0021】
ここで、操作ノブ2には、従来の可動接点に代わるプラスチック磁石3が形成されている。このプラスチック磁石3は、磁気を帯びた磁性体粉をプラスチックに混合して成形されるべきものであり、操作ノブ2の下部から左右方向にそれぞれ突出形成されている。即ち、操作ノブ2を揺動操作又は押し込み操作すると、その動作に基づいて一対のプラスチック磁石3が左右方向へ移動又は上下方向へ移動し得るよう構成されている。尚、便宜上、図4で示すように、操作ノブ2の左側に突出形成したプラスチック磁石3を第1プラスチック磁石3a、右側に突出形成したプラスチック磁石3を第2プラスチック磁石3bとおく。
【0022】
ホール素子4は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるものであり、図4に示すように、第1ホール素子4a及び第2ホール素子4bの2つが基板6上に固定されている。それぞれのホール素子4a及び4bは、操作ノブ2が中立位置にあるとき各プラスチック磁石3a及び3bと対向する如き基板6の所定の位置にそれぞれ固定されている。
【0023】
これら第1ホール素子4a及び第2ホール素子は、図3で示すように、電源Vccに対して並列に接続されているとともに、それぞれが出力端子OUTPUT−L、OUTPUT−Rに接続されている。これらの出力端子は、判定ロジック部5と接続されており、操作ノブ2が操作されてプラスチック磁石3が移動するのに伴い、当該プラスチック磁石3から各ホール素子4に及ぼされる磁気の強弱に応じた出力電圧が判定ロジック部5に出力されるよう構成されている。
【0024】
具体的には、操作ノブ2が中立位置にあるときは、第1プラスチック磁石3a及び第2プラスチック磁石3bの両者が第1ホール素子4a、第2ホール素子4bとそれぞれ対向して最も近接した状態とされており、各ホール素子4に及ぼされる磁気が強い状態とされている。従って、両ホール素子4の抵抗値が低い値となるので、図8からも分かるように、出力端子OUTPUT−L、OUTPUT−Rの出力電圧は両方共低い値(L)となる。
【0025】
その中立位置から操作ノブ2を右方向へ揺動させると、図5の状態となり、第1プラスチック磁石3aと第1ホール素子4aとの近接状態が維持されるとともに、第2ホール素子4bから第2プラスチック磁石3bが離間することとなる。従って、第1ホール素子4aに及ぼされる磁気の強さは維持される一方、第2ホール素子4bに及ぼされる磁気の強さは弱くなるので、出力端子OUTPUT−Lの出力電圧は高い値(H)となるとともに、出力端子OUTPUT−Rの出力電圧は低い値(L)となる。
【0026】
反対に、中立位置から操作ノブ2を左方向へ揺動させると、図6の状態となり、第2プラスチック磁石3bと第2ホール素子4bとの近接状態が維持されるとともに、第1ホール素子4aから第1プラスチック磁石3aが離間することとなる。従って、第2ホール素子4bに及ぼされる磁気の強さは維持される一方、第1ホール素子4aに及ぼされる磁気の強さは弱くなるので、出力端子OUTPUT−Rの出力端子は高い値(H)となるとともに、出力端子OUTPUT−Lの出力電圧は低い値(L)となる。
【0027】
更に、操作ノブ2を押し込み操作して図7の状態とすると、第1プラスチック磁石3a及び第2プラスチック磁石3bの両者が第1ホール素子4a、第2ホール素子4bとそれぞれ対向して最も離間した状態とされており、各ホール素子4に及ぼされる磁気が弱い状態とされている。従って、両ホール素子4の抵抗値が高い値となるので、出力端子OUTPUT−L、OUTPUT−Rの出力電圧は両方共高い値(H)となる。
【0028】
上記出力電圧の変化は、判定ロジック部5に伝達される。かかる判定ロジック部5は、当該出力電圧に基づいて、二輪車が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきかを所定の判定ロジックに従って判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させるものである。即ち、図8に示すように、ホール素子4からの出力電圧に応じて左右何れのウィンカを点滅させるべきか、或いはウィンカの点滅をキャンセルすべきかが判定され、その結果に基づいて所定の電気回路が構成又は遮断されるのである。
【0029】
同図によれば、操作ノブ2を左側に揺動操作すれば左側のウィンカが点滅し、右側に揺動動作すれば右側のウィンカが点滅するとともに、操作ノブ2を押し込み操作すればウィンカの点滅がキャンセルされることが分かる。また、操作ノブ2が中立位置では、前の状態が維持されるので、操作後に当該操作ノブ2が中立位置に戻っても、操作に基づく点滅又は消灯が維持される。
【0030】
尚、図3に示すように、基板6上の回路において、ホール素子4a側に抵抗素子R1〜R3が接続されるとともに、ホール素子4b側に抵抗素子R4〜R6が接続されている。かかる抵抗素子により、各ホール素子4からの出力電圧を所定範囲とすることができ、例えば電源Vccの電圧が5Vの場合、出力電圧は0.5Vから4.5Vまでの範囲に制限される。
【0031】
これにより、端子7に対するコード(不図示)の接続が外れた場合や、電源や出力端子が断線した場合には出力電圧が0Vとなるとともに、GNDが断線した場合には出力電圧が5V(電源Vccの電圧が5Vの場合)となるので、出力電圧が上記の如き0.5Vから4.5Vまでの範囲を超え、その場合には断線等の異常が生じていることを認識することができる。
【0032】
上記参考例によれば、2つのホール素子4(第1ホール素子4a及び第2ホール素子4b)にて左側のウィンカの点滅操作、右側のウィンカの点滅操作、及びキャンセル操作といった3つの操作を行わせることができる。従って、操作ノブ2の3つの操作をそれぞれ検知すべく3つの磁気検出部を備えたものに比べて、ターンシグナルスイッチの製造コストを削減することができる。
【0033】
次に、本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチについて説明する。尚、参考例と同様の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略することとする。
【0034】
本実施形態に係るターンシグナルスイッチは、参考例と同様、二輪車のハンドルバーにおける把持グリップ近傍に取り付けられ、当該二輪車が具備するウィンカを点滅又は消灯させるべく切り換え操作可能なもので、図9乃至図12に示すように、ケース1と、操作ノブ2と、プラスチック磁石3と、磁気検出部としての角度センサ12と、判定ロジック部5と、シールド板14とから主に構成されている。
【0035】
ケース1は、参考例と同様、揺動軸1c及び揺動スペースSが内部に形成された第1ケース1aと、角度センサ12を有する基板6を内在した第2ケースとを図10の如く連結して構成されたもので、基板6は、樹脂モールドされている。また、揺動スペースS内には、節度付与部材8が形成されており、コイルスプリング10にて付勢されたスチールボール11が摺動可能とされている。これにより、揺動操作時の節度が得られるとともに、操作者が操作ノブ2から指を離すと、当該操作ノブ2が常に中立位置に戻ることとなる。
【0036】
操作ノブ2は、揺動軸1cを中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされたもので、その揺動軸1cと対応した部位であって当該揺動軸1c先端を覆った位置には、第2ケース1b側に突出したプラスチック磁石3が形成されている。これにより、操作ノブ2を揺動操作させると、その揺動中心に形成されたプラスチック磁石3が回転することとなる。
【0037】
また、プラスチック磁石3の側面には磁気を遮断するシールド板14が配設されており、当該プラスチック磁石3の磁気が及ぶ範囲を規制している。即ち、プラスチック磁石3の側面がシールド板14で囲まれているので、その磁気はプラスチック磁石3と対向する位置に限定されているのである。
【0038】
また、基板6上のプラスチック磁石3と対向する位置には、1つの角度センサ12が固定されている。この角度センサ12は、磁石から付与される磁力線の向きに応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるものであり、操作ノブ2の揺動操作に伴ってプラスチック磁石3が回転すると、その磁力線の向きの変化に応じて抵抗値が変化するよう構成されている。
【0039】
かかる角度センサ12は、図11に示すように、基板6上に配設されたアンプ13と接続されており、角度センサ12の出力電圧がアンプ13を介して増幅された後、その増幅された値が判定ロジック部5に送られるようになっている。アンプ13を介して増幅された出力電圧は、例えば図13で示すような出力波形となるよう設定され、操作ノブ2が中立位置にあるときはA点、左側に揺動操作するとB点、右側に揺動操作するとC点、及び操作ノブ2を押し込み操作するとD点となるようになっている。
【0040】
特に、操作ノブ2の押し込み操作に伴ってプラスチック磁石14が下方に移動すると、当該プラスチック磁石14が角度センサ12から離間して対向しなくなるので、シールド板14により角度センサ12に対して磁気が及ばなくなる。これにより、操作ノブ2を押し込み操作すると、最小の出力電圧(本実施形態の場合、図13で示すように約0.5V)となるのである。
【0041】
判定ロジック部5は、角度センサ12からの出力電圧に基づいて二輪車が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきかを所定の判定ロジックに従って判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させるものである。即ち、図14に示すように、角度センサ12からの出力電圧に応じて左右何れのウィンカを点滅させるべきか、或いはウィンカの点滅をキャンセルすべきかが判定され、その結果に基づいて所定の電気回路が構成又は遮断されるのである。
【0042】
同図によれば、操作ノブ2を左側に揺動操作すれば左側のウィンカが点滅し、右側に揺動動作すれば右側のウィンカが点滅するとともに、操作ノブ2を押し込み操作すればウィンカの点滅がキャンセルされることが分かる。また、操作ノブ2が中立位置では、前の状態が維持されるので、操作後に当該操作ノブ2が中立位置に戻っても、操作に基づく点滅又は消灯が維持される。
【0043】
記実施形態によれば、1つの角度センサ12にて左側のウィンカの点滅操作、右側のウィンカの点滅操作、及びキャンセル操作といった3つの操作を行わせることができる。従って、3つ或いは2つの磁気検出部を備えたものに比べて、ターンシグナルスイッチの製造コストを削減することができる。また、磁気を遮断するシールド板14をプラスチック磁石3の側面に配設することにより、操作ノブ2の押し込み操作時に、角度センサに及ぼされるプラスチック磁石からの磁気を確実に遮断できるので、キャンセル操作時の判定ロジック部での判定をより正確にすることができ、より確実にウィンカの点滅をキャンセルすることができる。
【0044】
以上、実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばプラスチック磁石に代えて、操作ノブに永久磁石を接着させるようにしてもよい。
【0045】
更に、判定ロジック部による判定は、上記実施形態の如き方法に限定されず、任意の設計とすることができる。また更に、本実施形態においては何れも二輪車のハンドルバーに取り付けられるターンシグナルスイッチを示しているが、スノーモービルや3輪又は4輪バギーなど、ハンドルバーを具備した他の車両においても適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、操作ノブの揺動操作及び押し込み操作に基づいて磁石を移動させ、その移動に伴う磁気の変化に応じて所望の側のウィンカを点滅させるとともに、その点滅をキャンセルさせ得るので、接点を用いず非接触にてウィンカの操作を行うことができる。従って、接点の磨耗に起因する寿命低下を回避できるとともに、ケース内への浸水等による電気的不具合を確実に回避することができる。
【0049】
更に、請求項の発明によれば、1つの角度センサにて左側のウィンカの点滅操作、右側のウィンカの点滅操作、及びキャンセル操作といった3つの操作を行わせることができる。従って、3つ或いは2つの磁気検出部を備えたものに比べて、ターンシグナルスイッチの製造コストを削減することができる。
【0050】
請求項の発明によれば、磁気を遮断するシールド板を磁石の側面に配設することにより、操作ノブの押し込み操作時に、角度センサに及ぼされる磁石からの磁気を確実に遮断できるので、キャンセル操作時の判定ロジック部での判定をより正確に行わせることができ、より確実にウィンカの点滅をキャンセルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)参考例に係るターンシグナルスイッチを示す正面図(b)同右側面図
【図2】 図1(a)におけるII―II線断面図
【図3】 参考例に係るターンシグナルスイッチにおける基板の構成及び判定ロジック部との接続状態を示す回路図
【図4】 図1(b)におけるIV−IV線断面図であって操作ノブが中立位置にある図
【図5】 同操作ノブを右側に揺動操作した状態を示す断面図
【図6】 同操作ノブを左側に揺動操作した状態を示す断面図
【図7】 同操作ノブを押し込み操作した状態を示す断面図
【図8】 本発明の参考例に係るターンシグナルスイッチにおける判定ロジック部でのロジックを示す図
【図9】 (a)本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチを示す正面図(b)同右側面図
【図10】 図9(a)におけるX−X線断面図
【図11】 本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける基板の構成及び判定ロジック部との接続状態を示す回路図
【図12】 図9(b)におけるXII―XII線断面図
【図13】 本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける角度センサからの出力波形を示す図
【図14】 本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける判定ロジック部でのロジックを示す図
【符号の説明】
1…ケース
1c…揺動軸
2…操作ノブ
3…プラスチック磁石(磁石)
4…ホール素子(磁気検出部)
5…判定ロジック部
6…基板
7…端子
8…節度付与部材
9…コネクタ
10…コイルスプリング
11…スチールボール
12…角度センサ(磁気検出部)
13…アンプ
14…シールド板

Claims (2)

  1. 車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、
    該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から突出方向と逆方向に押し込み操作可能とされた操作ノブと、
    該操作ノブに設けられ、当該操作ノブの揺動動作及び押し込み動作に基づいて移動可能な磁石と、
    前記ケース内に固定され、前記磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部と、
    該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させる判定ロジック部と、
    を備え、前記操作ノブの揺動操作により、所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、その点滅をキャンセルさせ得るよう構成され、且つ、
    前記磁気検出部は、磁石から付与される磁力線の向きに応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせる1つの角度センサから成るとともに、前記操作ノブが中立位置にあるとき当該角度センサと対向する位置に前記磁石を形成し、前記操作ノブの揺動操作で前記磁石の前記角度センサに対する角度を変化させる一方、当該操作ノブの押し込み操作で前記磁石が移動することにより当該磁石から前記角度センサに及ぼされる磁気を遮断することを特徴とするターンシグナルスイッチ。
  2. 磁気を遮断するシールド板を前記磁石の側面に配設することにより、前記操作ノブの押し込み操作で磁石が移動することにより当該磁石から前記角度センサに及ぼされる磁気を遮断することを特徴とする請求項記載のターンシグナルスイッチ。
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