JP2004299655A - ターンシグナルスイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンドルバーに固定可能なケース1と、該ケース1に設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から突出方向に押し込み操作可能とされた操作ノブ2とを具備し、操作ノブ2の揺動操作により、二輪車に配設された所望の側のウィンカを点滅させるとともに、操作ノブ2の押し込み操作により、その点滅をキャンセルさせ得るターンシグナルスイッチにおいて、操作ノブ2は、押し込み操作されつつ右側に揺動可能とされ、その揺動状態にてケース1に係止可能とされるとともに、当該係止状態において両側のウィンカを同時に点滅させ得るものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二輪車等の車両に設けられたハンドルバーの把持グリップ近傍に取り付けられ、当該車両が具備する左右何れかのウィンカを選択的に点滅させ得るターンシグナルスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、二輪車のハンドルバーの左右先端には、運転者が把持するための把持グリップが固定されており、その把持グリップの基端側近傍にはターンシグナルスイッチが固定されている。かかるターンシグナルスイッチは、二輪車の左右それぞれに配設されたウィンカを操作して、所望の側のウィンカを点滅させるためのスイッチであり、従来、ハンドルバーに固定されたケースと、該ケースから突出して形成された操作ノブと、該操作ノブの揺動動作に応じて移動する可動接点と、ケース側に固定されて操作ノブと共に動作する可動接点と接触又は離間可能な固定接点とを有して構成されている(例えば、特許文献1にて開示されているものが挙げられる)。
【0003】
そして、中立位置にある操作ノブを左右何れかの方向に揺動させると、その方向に位置する固定接点に可動接点が接触して所定の回路が形成され、二輪車が具備する左右何れかのウィンカが選択的に点滅し得るよう構成されている。また、操作ノブをその突出方向に対して押し込み操作すると、当該操作ノブが中立位置に戻り、ウィンカの点滅が強制的にキャンセル(選択されたウィンカが消灯)されることとなる。
【0004】
ところで、ハンドルバーに固定されたケースには、上記の如きターンシグナルスイッチの他、左右両側のウィンカを同時に点滅させてハザード操作を行うべきハザードスイッチが配設されているものもある。かかるハザードスイッチは、一般には、プッシュロック式のものが採用されており、押圧操作することにより両側のウィンカが同時に点滅するとともに、再度押圧操作することにより消灯するよう構成されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−254328号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のターンシグナルスイッチにおいては、ハンドルバーに固定されたケースにターンシグナルスイッチ及びハザードスイッチの両方を配設しなければならず、ケース全体が大型化してしまうという問題があった。更に、ケースにターンシグナルスイッチ及びハザードスイッチの両方が配設されると、それぞれから延設されるコード配線が多くなり、その取り回しが複雑となって組み付けの際の作業性が悪化するとともに、部品点数が多くなり、その分、部品管理に労力が必要となるため、製造コストが嵩んでしまうという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハザードスイッチを兼用させることにより、ケースを小型化するとともに、組み付けの際の作業性を向上しつつ製造コストを低下させることができるターンシグナルスイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から突出方向に押し込み操作可能とされた操作ノブとを具備し、前記操作ノブの揺動操作により、車両に配設された所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、その点滅をキャンセルさせ得るターンシグナルスイッチにおいて、前記操作ノブは、押し込み操作されつつ左右いずれかの方向に揺動可能とされ、その揺動状態にて前記ケースに係止可能とされるとともに、当該係止状態において車両に配設された両側のウィンカを同時に点滅させ得ることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のターンシグナルスイッチにおいて、前記ケースの内壁面には、前記操作ノブを押し込み動作させつつ左右いずれかの方向に揺動させた状態まで案内するとともに、その揺動状態にて当該操作ノブを係止することにより前記係止状態とする溝部が設けられたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のターンシグナルスイッチにおいて、前記操作ノブに設けられ、当該操作ノブの動作に基づいて移動可能な磁石と、前記ケース内に固定され、前記磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部と、該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させる判定ロジック部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のターンシグナルスイッチにおいて、前記磁気検出部は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせる3つのホール素子から成るとともに、当該ホール素子は、前記操作ノブが右方向に揺動されたことを検出する第1ホール素子、前記操作ノブが左方向に揺動されたことを検出する第2ホール素子、及び前記操作ノブが前記ケースに係止された状態であることを検出する第3ホール素子から構成されたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るターンシグナルスイッチは、二輪車の側方にそれぞれ配設された左右何れか一方のウィンカを点滅又は消灯(キャンセル)させ得るとともに、左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯操作することができるハザードスイッチを兼用させたものである。
【0013】
具体的には、図1及び図2に示すように、本ターンシグナルスイッチは、二輪車が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定されたケース1に操作ノブ2が突出形成され、該操作ノブ2がケース1に対して、左右方向(図1中a方向)への揺動操作及び突出方向(同図中b方向)への押し込み操作が行われ得るよう構成されている。
【0014】
ケース1は、図2に示すように、第1ケース1aと第2ケース1bとを組み合わせて構成されており、このうち第1ケース1aにおける上部には、操作ノブ2を揺動自在に支持するための揺動軸1aaが一体形成されており、この揺動軸1aaの下部には揺動空間Sが形成されている。かかる揺動空間Sは、第2ケース1bの第1ケース1aと対向した部位に設けられた第1凹部1baと連通し、揺動空間S及び第1凹部1baが成す空間内で操作ノブ2の基端側が揺動され得るよう構成されている。
【0015】
一方、第2ケース1bには、後述する3つのホール素子3a〜3cを有した基板4を内在し得る第2凹部1bbが形成されているとともに、該第2凹部1bbには基板4が位置決めされた後、所定の樹脂が充填されている。かかる基板4から延びる端子5の先端は、第2ケース1bの下部に形成されたコネクタ部1bcまで達しており、当該端子5に配線コード(不図示)を接続することにより、各ホール素子3a〜3cが検出した出力電圧の変化を電気信号として外部に送信し得るよう構成されている。
【0016】
操作ノブ2は、図3に示すように、運転者が把持又は指を当接させ得る樹脂製のつまみ部2aと、該つまみ部2aから下方に延設された揺動部材2bとから主に構成されており、揺動部材2bには縦方向に延びる長孔2baが形成されている。かかる長孔2baに第1ケース1aの揺動軸1aaが嵌め込まれることにより、操作ノブ2がケース1に対して揺動自在に支持されるよう構成されている。
【0017】
また、図2に示すように、操作ノブ2における揺動部材2の基端(同図において下端)から縦方向に向かって、スチールボール6及びコイルスプリング7を収容するための切欠部9が形成されており、かかるスチールボール6が常時下方に付勢され、収容空間Sの底面に配設された節度付与部材8の上面に押圧されるようになっている。尚、節度付与部材8は、操作ノブ2の揺動方向に向かって傾斜した下に凸の略円弧状に形成されている。
【0018】
これにより、つまみ部2aを左右何れかに揺動操作すると、操作ノブ2全体が揺動軸1aaを中心として揺動動作するとともに、スチールボール6が節度付与部材8の上面に沿って摺動しつつコイルスプリング7の付勢力に抗して切欠部8内に没入する方向に移動する。そして、運転者がつまみ部2aから指を離すと、コイルスプリング7の付勢力によりスチールボール6が切欠部8から突出する方向に移動しようとし、その節度付与部材8の上面(傾斜面)に対する分力で操作ノブ2全体が中立位置(即ち、図3で示した状態)まで戻ることとなる。
【0019】
一方、つまみ部2aを下方に押し込み操作すると、図4に示すように、長孔2baが操作ノブ2全体の下方への移動を許容しているので、コイルスプリング7の付勢力に抗して当該操作ノブ2が下方へ移動する。運転者がつまみ部2から指を離すと、コイルスプリング7の付勢力により操作ノブ2が上方に移動して中立位置(図3の状態)まで戻ることとなる。
【0020】
更に、操作ノブ2における基板4と対向する面(図2中右側の面)には、従来の可動接点に代わるプラスチック磁石10が形成されている(図9参照)。このプラスチック磁石10は、磁気を帯びた磁性体粉をプラスチックに混合して成形されたものであり、操作ノブ2を構成する揺動部材2bの下部に位置している。これにより、プラスチック磁石10は、操作ノブ2の動作に基づいて移動可能とされている。
【0021】
ここで、操作ノブ2におけるプラスチック磁石10が形成された面とは反対の面(図2中左側の面)には、突出したピン部11が形成されている一方、第1ケース1aにおけるピン部11と対向する内壁面には、操作ノブ2を押し込み動作させつつ同図中左の方向に揺動させた状態まで案内するとともに、その揺動状態にて操作ノブ2を係止するための溝部12が形成されている。
【0022】
即ち、溝部12は、図7で示すように、ピン部11を揺動方向に案内する略円弧状の部位が上部に形成されている一方、該円弧状部位から下方に垂下しつつ左方向へ屈曲し、その端部が上方を向いた形状とされており、その上方を向いた部位にピン部11が係止されることにより、操作ノブ2全体がケース1に対して係止されることとなる。かかる係止状態においては、操作ノブ2は、図8の如き状態とされる。
【0023】
一方、基板4には、図3〜図6に示すように、磁気検出部としての3つのホール素子(第1ホール素子3a、第2ホール素子3b及び第3ホール素子3c)が形成されており、プラスチック磁石10の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせることが可能とされている。ここで、ホール素子とは、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせるものであり、本実施形態においては、プラスチック磁石10に近接すると出力電圧が低い値(L)となり、離間すると高い値(H)となる。
【0024】
そして、操作ノブ2が中立位置にあるとき(図3の状態)、プラスチック磁石10は何れのホール素子3a〜3cとも近接しない状態とされるとともに、操作ノブ2を左方向へ揺動させると(図5の状態)、プラスチック磁石10が第2ホール素子3bと近接し、当該操作ノブ2を右方向へ揺動させると(図6の状態)、プラスチック磁石10が第1ホール素子3aと近接するよう構成されている。
【0025】
更に、ウィンカの点滅をキャンセルすべく操作ノブ2を下方へ押し込み操作すると(図4の状態)、プラスチック磁石10は、第1ホール素子3a及び第2ホール素子3bの両者に近接した状態とされる一方、ウィンカを左右同時に点滅させてハザードとすべく、押し込み状態から操作ノブ2を左方向へ揺動させることにより、溝部12にピン部11を係止させると(図8の状態)、プラスチック磁石10は、第1ホール素子3a及び第3ホール素子3cの両者に近接した状態とされる。
【0026】
ここで、各ホール素子3a〜3cは、図10に示すように、基板4上において電源Vccに対して並列に接続されているとともに、それぞれが出力端子OUTPUT−L、OUTPUT−R、及びOUTPUT−HZに接続されている。これら出力端子は、判定ロジック部13と接続されており、操作ノブ2が上記の如く操作されてプラスチック磁石10が移動するのに伴い、当該プラスチック磁石10から各ホール素子3a〜3cに及ぼされる磁気の強弱に応じた出力電圧が判定ロジック部13に出力されるよう構成されている。
【0027】
上記判定ロジック部13は、各ホール素子3a〜3cからの出力電圧に基づいて、二輪車が具備する左右いずれかのウィンカを点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させるものである。具体的には、図11に示すロジックに従い、ホール素子3a〜3cからの出力電圧に応じて左右何れのウィンカを点滅させるべきか、ウィンカの点滅をキャンセルすべきか、或いは左右のウィンカを同時に点滅させてハザードとすべきかが判定され、その結果に基づいて所定の電気回路が構成又は遮断される。
【0028】
同図によれば、操作ノブ2を右側に揺動操作すれば右側のウィンカが点滅、左側に揺動操作すれば左側のウィンカが点滅、押し込み操作すればウィンカの点滅がキャンセルされるとともに、当該操作ノブ2を押し込み操作しつつ左側へ揺動操作し係止させれば左右両方のウィンカが点滅してハザードとなることが分かる。また、操作ノブ2が中立位置では直前の状態が維持されるので、操作後に当該操作ノブ2が中立位置に戻っても、操作に基づく点滅又は消灯が維持される。
【0029】
尚、図10に示すように、ホール素子3c側に抵抗素子R1〜R3、ホール素子3a側に抵抗素子R4〜R6、及びホール素子3b側に抵抗素子R7〜R9が接続されている。かかる抵抗素子により、各ホール素子3a〜3cからの出力電圧を所定範囲とすることができ、例えば電源Vccの電圧が5Vの場合、出力電圧は0.5V〜4.5Vまでの範囲に制限されるようになっている。
【0030】
上記ターンシグナルスイッチによれば、操作ノブ2が押し込み操作されつつ左側に揺動可能とされ、その揺動状態にてケース1に係止可能とされるとともに、当該係止状態において二輪車に配設された両側のウィンカを同時に点滅させるので、ターンシグナルスイッチにハザードスイッチを兼用させることにより、ケース1を小型化するとともに、組み付けの際の作業性を向上しつつ製造コストを低下させることができる。
【0031】
また、第1ケース1aの内側に設けられた図7に示した如き溝部12に沿ってピン部11が動作して係止されることにより、操作ノブ2が係止状態とされるので、操作ノブ2をケース1に対して容易に係止させることができ、二輪車に配設された両側のウィンカを確実に点滅させることができる。
【0032】
更に、操作ノブ2の動作に基づいて移動するプラスチック磁石10の磁気をホール素子3a〜3cにて検出し、該検出結果に基づいて判定ロジック部13が所定のウィンカに対して点滅又は消灯をさせるので、従来の如く接点を用いず非接触にてウィンカの操作を行うことができる。従って、接点の磨耗に起因する寿命低下を回避できる。また更に、ケース1に固定された第1ホール素子3a、第2ホール素子3b及び第3ホール素子3cにて操作ノブ2の操作状態を検出することができるので、当該操作ノブ2の各操作状態を確実に把握することができ、スイッチの信頼性を向上させることができる。
【0033】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば操作ノブを押し込み操作しつつ左側へ揺動することにより、当該操作ノブが揺動状態にてケースに係止可能とされる溝部の形状としてもよい。即ち、操作ノブを押し込み操作しつつ左右何れかの方向に揺動して当該操作ノブを係止させるようにすれば、二輪車の両側のウィンカを同時に点滅させてハザードとする構成であればよい。
【0034】
また、本実施形態においては、ホール素子を用いてスイッチング操作しているが、従来の接点構造にてスイッチング操作するようにしてもよい。また更に、ホール素子に代えて、他の磁気検出部(操作ノブに形成された磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせるもの)としてもよい。尚、本実施形態においては二輪車のハンドルバーに取り付けられたターンシグナルスイッチに適用されているが、スノーモービルや3輪又は4輪バギーなど、ハンドルバーを具備した他の車両においても適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、操作ノブは、押し込み操作されつつ左右いずれかの方向に揺動可能とされ、その揺動状態にてケースに係止可能とされるとともに、当該係止状態において車両に配設された両側のウィンカを同時に点滅させるので、ターンシグナルスイッチにハザードスイッチを兼用させることにより、ケースを小型化するとともに、組み付けの際の作業性を向上しつつ製造コストを低下させることができる。
【0036】
請求項2の発明によれば、ケースの内壁面には、操作ノブを押し込み動作させつつ左右いずれかの方向に揺動させた状態まで案内するとともに、その揺動状態にて当該操作ノブを係止するための溝部が設けられているので、操作ノブをケースに対して容易に係止させることができ、車両に配設された両側のウィンカを確実に点滅させることができる。
【0037】
請求項3の発明によれば、操作ノブの動作に基づいて移動する磁石の磁気を磁気検出部にて検出し、該検出結果に基づいて判定ロジック部が所定のウィンカに対して点滅又は消灯をさせるので、従来の如く接点を用いず非接触にてウィンカの操作を行うことができる。従って、接点の磨耗に起因する寿命低下を回避できる。
【0038】
請求項4の発明によれば、ケースに固定された3つのホール素子(第1ホール素子、第2ホール素子及び第3ホール素子)にて操作ノブの操作状態を検出することができるので、当該操作ノブの各操作状態を確実に把握することができ、スイッチの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチを示す正面図
【図2】図1におけるII―II線断面図
【図3】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチの内部構造を示す模式図(操作ノブが中立位置にある状態)
【図4】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチの内部構造を示す模式図(操作ノブが押し込み操作された状態)
【図5】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチの内部構造を示す模式図(操作ノブを左側に揺動操作した状態)
【図6】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチの内部構造を示す模式図(操作ノブを右側に揺動操作した状態)
【図7】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける溝部及びそれに係止されたピン部を示す模式図
【図8】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチの内部構造を示す模式図(操作ノブをケースに係止させた状態)
【図9】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける操作ノブを示す正面図
【図10】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける基板の構成及び判定ロジック部との接続状態を示す回路図
【図11】本発明の実施形態に係るターンシグナルスイッチにおける判定ロジック部でのロジックを示す図
【符号の説明】
1…ケース
2…操作ノブ
3a…第1ホール素子(磁気検出部)
3b…第2ホール素子(磁気検出部)
3c…第3ホール素子(磁気検出部)
4…基板
5…端子
6…スチールボール
7…スプリング
8…節度付与部材
9…切欠部
10…プラスチック磁石
11…ピン部
12…溝部
13…判定ロジック部
Claims (4)
- 車両が具備するハンドルバーの把持グリップ近傍に固定可能なケースと、
該ケースから突出形成されるとともに、当該ケースに設けられた揺動軸を中心として中立位置から左右に揺動操作可能とされ、且つ中立位置から突出方向に押し込み操作可能とされた操作ノブと、
を具備し、前記操作ノブの揺動操作により、車両に配設された所望の側のウィンカを点滅させるとともに、当該操作ノブの押し込み操作により、その点滅をキャンセルさせ得るターンシグナルスイッチにおいて、
前記操作ノブは、押し込み操作されつつ左右いずれかの方向に揺動可能とされ、その揺動状態にて前記ケースに係止可能とされるとともに、当該係止状態において車両に配設された両側のウィンカを同時に点滅させ得ることを特徴とするターンシグナルスイッチ。 - 前記ケースの内壁面には、前記操作ノブを押し込み動作させつつ左右いずれかの方向に揺動させた状態まで案内するとともに、その揺動状態にて当該操作ノブを係止することにより前記係止状態とする溝部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のターンシグナルスイッチ。
- 前記操作ノブに設けられ、当該操作ノブの動作に基づいて移動可能な磁石と、
前記ケース内に固定され、前記磁石の移動に伴う磁気の変化に応じて出力電圧を異ならせる磁気検出部と、
該磁気検出部からの出力電圧に基づいて、車両が具備する左右何れのウィンカを点滅又は消灯させるべきか、或いは左右両方のウィンカを同時に点滅又は消灯させるべきかを判定し、その判定結果に基づいて所定のウィンカを点滅又は消灯させる判定ロジック部と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のターンシグナルスイッチ。 - 前記磁気検出部は、磁石から付与される磁力の強弱に応じて抵抗値が変化し出力電圧を異ならせる3つのホール素子から成るとともに、当該ホール素子は、前記操作ノブが右方向に揺動されたことを検出する第1ホール素子、前記操作ノブが左方向に揺動されたことを検出する第2ホール素子、及び前記操作ノブが前記ケースに係止された状態であることを検出する第3ホール素子から構成されたことを特徴とする請求項3記載のターンシグナルスイッチ。
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