JP2010178204A - A/d変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーモメータコードにおけるバブル発生を低減してA/D変換精度の向上を図る。
【解決手段】複数の参照電圧のそれぞれとアナログ入力信号Ainとをサンプル時間でサンプリングして比較時間で比較する複数のコンパレータC1〜C7を有するA/D変換器であって、前記複数のコンパレータの出力信号O1〜O7から得られるサーモメータコードにおけるバブルを検出し、該バブルを低減するように前記複数のコンパレータの前記サンプル時間と前記比較時間の比率を調整するように構成する。
【選択図】図4

Description

この出願は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器に関する。
近年、A/D変換器は、様々な電子機器に使用されており、その変換速度および変換精度の向上が要望されている。
図1は、従来のA/D変換器の一例を示すブロック図であり、3ビット並列型A/D変換器の一例を示している。
図1に示されるように、A/D変換器は、制御信号発生回路101,エンコーダ102,参照電圧生成回路103,および,複数のコンパレータC1〜C7を有する。
制御信号発生回路101は、基準クロックCLKを受け取って、コンパレータC1〜C7に対するコンパレータ制御信号CNT1、および、エンコーダ102に対するエンコーダ制御信号CNT2を発生する。
A/D変換器は、Nビット(3ビット)並列型A/D変換器であり、2N−1個(7個)のコンパレータC1〜C7の出力信号O1〜O7をサーモメータコードへ変換した後、エンコーダ102によってデジタル信号(バイナリーコード)に変換して出力する。
ここで、参照電圧生成回路103は、高電位の参照電圧VRHと低電位の参照電圧VRLとの間に直列接続された8個の抵抗Rを有し、隣接する2つの抵抗の接続ノードからそれぞれコンパレータC1〜C7に対する参照電圧が取り出されている。なお、8個の抵抗Rのうち、参照電圧VRHおよびVRLが直接印加される両端の抵抗は、例えば、抵抗値が他の抵抗の1/2に設定されている。
図2は、図1に示すA/D変換器におけるコンパレータの動作を説明するための図である。
図2に示されるように、図1のA/D変換器における制御信号発生回路101からのコンパレータ制御信号CNT1は、基準クロックCLKと同じ50%(0.5)のデューティ比(デューティ)となっている。なお、デューティ比は、1周期におけるパルスの高レベル『H』となる期間の割合として定義される。
従って、コンパレータC1〜C7は、1周期の半分の期間でサンプル処理を行い、残りの半分の期間で比較処理を行うことになる。
ところで、上述したA/D変換器において、2N−1個(7個)のコンパレータC1〜C7の間には、相対バラツキ(例えば、製造バラツキ)が存在するため、コンパレータ毎にサンプル精度と比較精度が異なる。
サンプル処理および比較処理は、それらの処理時間(サンプル時間および比較時間)が長いほど精度は向上する。しかしながら、サンプル時間および比較時間が十分でない場合には、コンパレータC1〜C7における相対バラツキに起因してサーモメータコードにバブルが発生し、A/D変換器の特性が劣化する虞がある。
図3は図1に示すA/D変換器におけるバブルの発生を説明するための図であり、左半分はバブルが発生していない場合を示し、右半分はコンパレータC5の出力O5にバブルが発生した場合を示している。
すなわち、コンパレータC1〜C7から出力されるサーモメータコードO1〜O7は、バブルが発生しない場合、『1110000』となって、エンコーダ102から出力される3ビットのデジタル信号D0〜D2は、『110』と正しく出力される。
これに対して、コンパレータC1〜C7から出力されるサーモメータコードO5にバブルが発生した場合、サーモメータコードO1〜O7は、『1110100』となって、エンコーダ102からはデジタル信号D0〜D2が出力されない。
なお、従来、このようなバブル発生時には、そのバブルが発生したサーモメータコードを無視して、すなわち、『0』として、デジタル信号D0〜D2を出力する手法が知られている。
すなわち、従来、入力されるサーモメータコードに含まれるバブルエラーの訂正機能を有するエンコーダを有するA/D変換器が提案されている。このエンコーダは、サーモメータコードの論理境界を検出することにより、グレーコードのデジタル信号を生成するエンコード部、および、エンコード部から出力されるグレーコードをバイナリーコードのデジタル信号に変換するグレー・バイナリー変換部を有する。
エンコード部は、グレーコードの2つのビットの値が特定の関係にあるか否かを検出することにより、そのグレーコードに含まれるエラーコードを検出するエラー検出部、および、エラー検出部で検出されたエラーコードを訂正するエラー訂正部を有する。
さらに、従来、サンプリングクロックのデューティ比を条件に応じて制御するA/D変換器も提案されている。
このA/D変換器は、サンプル・ホールド回路、A/D変換回路、A/D出力判定回路、および、サンプルクロック生成回路を有する。サンプル・ホールド回路は、アナログ入力信号が入力され、サンプルクロックに基づいて動作し、また、A/D変換回路は、サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成する。
A/D出力判定回路は、デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力し、そして、サンプルクロック生成回路は、デューティ制御信号に基づいて、サンプリングクロックのデューティ比を調整し、該サンプルクロックをサンプル・ホールド回路へと供給する。
特許第3756638号公報 特開2006−074415号公報
上述したように、従来、例えば、コンパレータ間の相対バラツキに起因してコンパレータ毎にサンプル精度と比較精度が異なり、それによりバブルエラーが発生するA/D変換器があった。
また、コンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードにバブルが発生した場合、そのバブルが発生したサーモメータコードを無視してバイナリーコードを出力するものも知られていたが、変換精度の低下を招くことになっていた。
この出願は、上述した課題に鑑み、サーモメータコードにおけるバブル発生を低減してA/D変換精度を向上させたA/D変換器の提供を目的とする。
第一実施形態によれば、複数の参照電圧のそれぞれとアナログ入力信号とをサンプル時間でサンプリングして比較時間で比較する複数のコンパレータを有するA/D変換器が提供される。
このA/D変換器は、複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードにおけるバブルを検出し、該バブルを低減するように複数のコンパレータのサンプル時間と比較時間の比率を調整する。
第二実施形態によれば、複数の参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、複数のコンパレータと、制御信号発生回路と、エンコーダと、を有するA/D変換器が提供される。
それぞれのコンパレータは、各参照電圧およびアナログ入力信号をサンプリングして比較し、また、制御信号発生回路は、基準クロックに従って、複数のコンパレータを制御するコンパレータ制御信号を発生する。
エンコーダは、複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードをエンコードして所定ビットのデジタル信号を出力すると共に、そのサーモメータコードにおけるバブルを検出してバブル検出信号を出力する。そして、制御信号発生回路は、バブル検出信号を受け取ってコンパレータ制御信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路を有する。
各実施形態によれば、サーモメータコードにおけるバブル発生を低減してA/D変換精度を向上させたA/D変換器を提供することができる。
従来のA/D変換器の一例を示すブロック図である。 図1に示すA/D変換器におけるコンパレータの動作を説明するための図である。 図1に示すA/D変換器におけるバブルの発生を説明するための図である。 A/D変換器の一実施例を示すブロック図である。 図4に示すA/D変換器におけるデューティ調整回路の一例を示すブロック図である。 図5に示すデューティ調整回路の入出力信号を示す図である。 図5に示すデューティ調整回路におけるデューティ調整処理を説明するためのフローチャートである。 図7に示すデューティ調整処理を実現するデューティ調整制御ロジックの一例を示すブロック図である。 図8に示すデューティ調整制御ロジックにおけるN分周器の出力波形の一例を示す図である。 図4に示すA/D変換器における動作を従来例と比較して示す図である。 A/D変換器の他の実施例におけるデューティ調整回路の一例を示すブロック図である。 図11に示すデューティ調整回路の入出力信号を示す図である。 エンコーダの一例を概略的に示す図である。 図13に示すエンコーダにおける第一のエンコード部の一例を示す回路図である。 図13に示すエンコーダにおける第二のエンコード部の一例を示す回路図である。 図13に示すエンコーダにおける第三のエンコード部の一例を示す回路図である。 図13に示すエンコーダにおける第四のエンコード部の一例を示す回路図である。 図13に示すエンコーダにおけるエラー信号生成部の一例を示す回路図である。 図13に示すエンコーダにおけるエラー訂正部の一例を示す回路図である。 図13に示すエンコーダにおけるグレー・バイナリー変換部の一例を示す回路図である。
以下、A/D変換器の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図4はA/D変換器の一実施例を示すブロック図であり、3ビット並列型A/D変換器の一例を示している。
図4に示されるように、A/D変換器は、制御信号発生回路1,エンコーダ(および、バブル検出回路)2,参照電圧生成回路3,および,複数のコンパレータC1〜C7を有する。
制御信号発生回路1は、基準クロックCLKを受け取って、コンパレータC1〜C7に対するコンパレータ制御信号CNT1、および、エンコーダ2に対するエンコーダ制御信号CNT2を発生する。
制御信号発生回路1は、エンコーダ2のバブル検出回路からのバブル検出信号ERRを受け取って、コンパレータ制御信号CNT1のデューティ比を調整するデューティ調整回路10を有する。
図4に示すA/D変換器は、Nビット(3ビット)並列型A/D変換器であり、2N−1個(7個)のコンパレータC1〜C7の出力信号O1〜O7をサーモメータコードへ変換した後、エンコーダ2によってバイナリーコード信号に変換する。これにより、エンコーダ2からは3ビットのデジタル信号D0〜D2が出力される。
ここで、参照電圧生成回路3は、高電位の参照電圧VRHと低電位の参照電圧VRLとの間に直列接続された8個の抵抗Rを有し、隣接する2つの抵抗の接続ノードからそれぞれコンパレータC1〜C7に対する参照電圧が取り出されている。なお、8個の抵抗Rのうち、参照電圧VRHおよびVRLが直接印加される両端の抵抗は、例えば、抵抗値が他の抵抗の1/2に設定されている。
そして、コンパレータC1〜C7は、参照電圧生成回路3からの異なる参照電圧とアナログ入力信号Ainとをサンプル時間でサンプリングして比較時間で比較し、それぞれ出力信号O1〜O7を出力する。
エンコーダ2(バブル検出回路)は、コンパレータC1〜C7の出力信号から得られるサーモメータコードO1〜O7のバブル発生を検出し、バブル検出信号ERRを出力する。
図5は図4に示すA/D変換器におけるデューティ調整回路の一例を示すブロック図である。
図5に示されるように、デューティ調整回路10は、デューティ調整制御ロジック11、スイッチA−SW,B−SW,C−SW,D−SW、遅延バッファ121〜123、および、アンドゲート13を有する。
なお、スイッチの数および遅延バッファの段数等は、基準クロックCLKの周波数や遅延バッファの遅延時間、および、デューティ調整の精度等に応じて様々に変更することができる。
スイッチA−SW,B−SW,C−SW,D−SWは、それぞれデューティ調整制御ロジック11からのスイッチ制御信号S3,S2,S1,S0によってオン/オフ制御される。
そして、スイッチ制御信号S3,S2,S1,S0のいずれかの信号を活性化して対応するスイッチを選択(オン)することにより、コンパレータC1〜C7を制御するコンパレータ制御信号CNT1のサンプル時間と比較時間の比率を制御する。
ここで、コンパレータC1〜C7がラッチ機能を有する場合、比較時間の処理としては、サンプル時間でサンプリングされたアナログ入力信号Ainおよび参照電圧を保持(ホールド)して判別(比較)する処理も含まれることになる。
図5に示すデューティ調整回路は、デューティ調整結果に関わらず、サンプルエッジが前後しないので、A/D変換器の動作中に適用することが可能である。また、サンプルエッジは、入出力の経路にアンドゲート13が1段しか存在しないため、ジッタが小さく高精度・広帯域が求められるA/D変換器にとって都合がよい。さらに、デューティ調整開始のトリガは、例えば、A/D変換器のリセット信号等を用いることができる。
なお、図5に示すデューティ調整回路は単なる一例であり、バブル検出信号ERRのカウント数が少なくなる方向にスイッチA−SW〜D−SWを制御する様々な回路を適用することができる。
図6は図5に示すデューティ調整回路の入出力信号を示す図である。
図6に示されるように、例えば、スイッチ制御信号S3を活性化してスイッチA−SWをオンすると、コンパレータ制御信号CNT1は、サンプル時間と比較時間の比率が等しい基準クロックCLKと同じ50%のデューティ比となる。
さらに、1段の遅延バッファ123,2段の遅延バッファ123,122、3段の遅延バッファ123,122,121を通過した信号に切り替えることで、順次、サンプル時間を短くして比較時間を長くするようにコンパレータ制御信号CNT1を調整する。
なお、サンプルエッジ(サンプル処理から比較処理へ切り替わるタイミング)は、いずれのスイッチA−SW〜D−SWをオンした場合でも、基準クロックCLKに同期した一定のタイミングとなっている。
このように、本実施例によれば、コンパレータ制御信号のデューティ比を調整することにより、複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードにおけるバブル発生を低減してA/D変換精度を向上させることができる。
さらに、本実施例によれば、A/D変換器(半導体装置)のプロセス(加工レシピ)や電源電圧、周囲温度等に応じて、コンパレータ制御信号のデューティ比を最適な値に調整することができるため、より高速で高精度なA/D変換器を実現することができる。
なお、上述したコンパレータ制御信号のデューティ比の調整は、A/D変換器のキャリブレーションとして、例えば、A/D変換器が設けられた電子機器の初期化処理としてそのA/D変換器の動作前に行うことができる。
或いは、コンパレータ制御信号のデューティ比の調整は、デューティ比を変化させてもサンプルエッジが基準クロックCLKに同期した一定のタイミングとなっているため、A/D変換器の動作中にバックグラウンドで行うことも可能である。
なお、例えば、任意のサーモメータコードにバブルが発生した場合には、そのバブルが発生したサーモメータコードを無視してデジタル変換を行い、デジタル信号D0〜D2を出力することになる。
図7は図5に示すデューティ調整回路におけるデューティ調整処理を説明するためのフローチャートであり、また、図8は図7に示すデューティ調整処理を実現するデューティ調整制御ロジックの一例を示すブロック図である。
図7に示されるように、デューティ調整処理を開始すると、まず、ステップST1において、スイッチA−SWを選択(オン)し、一定期間(例えば、1024クロックサイクルの期間)でのバブル検出信号ERRの数をカウントしてステップST2に進む。ステップST2では、バブル検出信号ERRの数をERRカウンタ111でカウントし、そのカウント結果(A個)をレジスタ113に記憶する。
さらに、ステップST3に進んで、スイッチB−SWを選択し、一定期間におけるバブル検出信号ERRの数をカウントしてステップST4に進む。ステップST4では、バブル検出信号ERRの数をERRカウンタ111でカウントし、そのカウント結果(B個)をレジスタ113に記憶する。
このとき、ステップST2においてレジスタ113に記憶されたカウント結果(A個)は、レジスタ114にシフトして記憶される。
そして、ステップST5に進んで、A≧Bかどうかを判別する。すなわち、図8において、比較器115により、レジスタ113の出力(B)とレジスタ114の出力(A)を比較する。
ステップST5において、A≧Bが成立しない、すなわち、サンプル時間を短くして比較時間を長くするとバブル検出信号ERRの数が多くなる(A<B)と判別すると、ステップST15に進み、スイッチA−SWを選択してデューティ調整処理を終了する。
この場合、デューティ比(1クロックサイクルに対するサンプル処理の時間)は50%のままとなり、従って、1クロックサイクルに対する比較処理の時間も50%のままとなる。
一方、ステップST5において、A≧Bが成立すると判別すると、ステップST6に進んで、スイッチC−SWを選択し、一定期間におけるバブル検出信号ERRの数をカウントしてステップST7に進む。ステップST7では、バブル検出信号ERRの数をERRカウンタ111でカウントし、そのカウント結果(C個)をレジスタ113に記憶する。
このとき、ステップST4においてレジスタ113に記憶されたカウント結果(B個)は、レジスタ114にシフトして記憶され、そして、レジスタ114に記憶されたカウント結果(A個)は、破棄される。
そして、ステップST8に進んで、B≧Cかどうかを判別する。すなわち、図8において、比較器115により、レジスタ113の出力(C)とレジスタ114の出力(B)を比較する。
ステップST8において、B≧Cが成立しない、すなわち、サンプル時間をさらに短くして比較時間をさらに長くするとバブル検出信号ERRの数が多くなる(B<C)と判別すると、ステップST14に進む。ステップST14では、スイッチB−SWを選択してデューティ調整処理を終了する。この場合、1クロックサイクルに対する比較処理の時間は、50%よりも大きくなる(例えば、60%となる)。
一方、ステップST8において、B≧Cが成立すると判別すると、ステップST9に進んで、スイッチD−SWを選択し、一定期間バブル検出信号ERRの数をカウントしてステップST10に進む。ステップST10では、バブル検出信号ERRの数をERRカウンタ111でカウントし、そのカウント結果(D個)をレジスタ113に記憶する。
このとき、ステップST7においてレジスタ113に記憶されたカウント結果(C個)は、レジスタ114にシフトして記憶され、そして、レジスタ114に記憶されたカウント結果(B個)は、破棄される。
そして、ステップST11に進んで、C≧Dかどうかを判別する。すなわち、図8において、比較器115により、レジスタ113の出力(D)とレジスタ114の出力(C)を比較する。
ステップST11において、C≧Dが成立しない、すなわち、サンプル時間をさらに短くして比較時間をさらに長くするとバブル検出信号ERRの数が多くなる(C<D)と判別すると、ステップST13に進む。ステップST13では、スイッチC−SWを選択してデューティ調整処理を終了する。この場合、1クロックサイクルに対する比較処理の時間は、60%よりも大きくなる(例えば、70%となる)。
一方、ステップST11において、C≧Dが成立すると判別すると、ステップST12に進んで、スイッチD−SWを選択してデューティ調整処理を終了する。この場合、1クロックサイクルに対する比較処理の時間は、70%よりもさらに大きくなる(例えば、80%となる)。
図8において、N分周器112は、基準クロックCLKをN分周(例えば、8分周)した信号をERRカウンタ111、レジスタ113,114、および、カウンタ116に供給する。ここで、N分周器112は、バブル検出信号ERRをカウントする期間を決定するものであり、Nの値は8に限定されるものではなく、例えば、前述した1024等の任意の値に設定される。
これにより、バブル検出信号ERRをカウントするERRカウンタ111は、N分周器112からの出力信号による所定間隔でリセットされる。また、レジスタ113,114は、例えば、N分周器112からの出力信号の立ち上がりエッジに同期して後段へデータを転送すると共に、供給されたデータを取り込んで記憶する。
ここで、カウンタ116は、例えば、N分周器112からの出力信号の立ち上がりエッジをカウントし、いずれのスイッチA−SW〜D−SWをオンしているかをモニタし、デコーダ117に出力信号を供給する。
また、N分周器112には、比較器115の出力も供給され、その比較器115の比較結果によって、コンパレータ制御信号のデューティ調整処理を終了する。そして、デコーダ117は、比較器115の出力およびカウンタ116の出力に応じたスイッチ制御信号S0〜S3をデコードして出力する。
なお、バブル検出信号ERRは、基準クロックCLK(コンパレータ制御信号CNT1)の1サイクルに対して、サーモメータコードのいずれかにバブルが発生しているときに出力される。従って、例えば、1024クロックサイクルの期間において、バブル検出信号ERRが出力される回数を小さくすることにより、A/D変換精度を向上させることができる。
図9は図8に示すデューティ調整制御ロジックにおけるN分周器の出力波形の一例を示す図であり、N=8のときのN分周器112の出力波形の一例を示している。
なお、前述したように、N分周器112に設定されるNの値(分周数)は、バブル検出信号ERRをカウントする期間を決定するものであり、その値は8に限定されるものではなく、例えば、1024等の任意の値に設定される。
上述した実施例では、アナログ入力信号をデジタル変換して3ビットの出力D0〜D2を出力する場合を説明したが、これは説明を簡略化するための単なる例であり、様々な構成とすることができる。また、上記の所定の期間に関しても1024クロックサイクルである必要はなく、様々な値に設定可能である。
図10は図4に示すA/D変換器における動作を従来例と比較して示す図である。ここで、図10(a)はデューティ調整前のコンパレータ制御信号による動作を示し、また、図10(b)はデューティ調整後のコンパレータ制御信号による動作を示している。
すなわち、コンパレータ制御信号の1周期時間に対するサンプル時間の割合(デューティ比)は、図10(a)の場合は50%で、図10(b)の場合は33%(1/3)の場合を示している。
図10(a)に示されるように、サンプル時間のデューティ比が50%のとき、すなわち、比較時間が1周期の半分の時間のとき、比較時間の不足によりコンパレータC6によるサーモメータコードにバブルが発生している。
これに対して、図10(b)に示されるように、サンプル時間のデューティ比が33%のとき、すなわち、比較時間が1周期の2/3の時間のとき、その比較時間内にコンパレータC6を含む全てのコンパレータC1〜C7の比較処理が終了する。これにより、全てのコンパレータC1〜C7によるサンプル処理および比較処理が正しく行われ、バブルを含まないサーモメータコードが出力されることになる。
上述した実施例では、サンプル時間のデューティ比を50%よりも小さく(比較時間の比率を50%よりも長く)する場合を説明した。
しかしながら、コンパレータの処理は、比較時間が1周期の半分よりも長時間を要する場合だけでなく、サンプル時間が1周期の半分よりも長時間を要する場合もあり、その両方の場合に対応した実施例を、図11および図12を参照して説明する。
図11はA/D変換器の他の実施例におけるデューティ調整回路の一例を示すブロック図である。
図11に示されるように、本実施例のA/D変換器のデューティ調整回路は、デューティ調整ロジック110、2つのデューティ調整ブロック130,140、および、セレクタ150を有する。
デューティ調整ブロック130は、遅延バッファ131,132、インバータ133、オアゲート134およびスイッチa−SW,b−SWを有する。また、デューティ調整ブロック140は、遅延バッファ141,142、アンドゲート143およびスイッチc−SW,d−SW,e−SWを有する。
なお、デューティ調整ブロック130および140において、スイッチの数および遅延バッファの段数等は、基準クロックCLKの周波数や遅延バッファの遅延時間、および、デューティ調整の精度等に応じて様々に変更することができるのは前述した通りである。
デューティ調整ブロック130において、基準クロックCLKはインバータ134によって反転され、その反転された基準クロックは、遅延バッファ132および131で遅延される。スイッチa−SWおよびb−SWの一端は、基準クロックCLKと共にオアゲート134に入力され、論理和出力がセレクタ150の第1入力IN1に供給される。なお、スイッチa−SWおよびb−SWの他端は、ノードX1およびX2に接続されている。
デューティ調整ブロック140において、基準クロックCLKは遅延バッファ142および141で遅延される。スイッチc−SW〜e−SWの一端は、基準クロックCLKと共にアンドゲート143に入力され、論理積出力がセレクタ150の第2入力IN2に供給される。なお、スイッチd−SWおよびe−SWの他端は、ノードY1およびY2に接続され、また、スイッチc−SWの他端は高レベル『H』とされている。
そして、デューティ調整制御ロジック110によりスイッチa−SW〜e−SWのいずれかがオンされると共に、セレクタ150の第1または第2入力の一方が選択され、セレクタ150の出力としてコンパレータ制御信号が出力される。
図12は図11に示すデューティ調整回路の入出力信号を示す図である。
図11のデューティ調整回路における基準クロックCLK,各ノードY1,X1,Y2,X2、および、各スイッチa−SW〜e−SWを選択したときのコンパレータ制御信号CNT1は、図12のようになる。
すなわち、コンパレータ制御信号CNT1は、サンプル時間のデューティ比が50%を跨いで、例えば、17%,33%,50%,67%,83%といったように調整することができるようになっている。従って、比較時間の比率も50%を跨いで調整されることになる。
なお、図12に示すデューティ調整回路も、デューティ調整結果に関わらず、サンプルエッジが前後しないので、A/D変換器の動作中に適用することが可能である。また、図11および図12では、説明を簡略化するために、サンプル時間と比較時間の比率を5段階で調整するようになっているが、これは必要に応じて様々に変更することができるのはいうまでもない。
次に、図13〜図20を参照して、本実施例のA/D変換器に適用されるエンコーダの一例を説明する。
ここで、図4に示す実施例では、コンパレータC1〜C7の出力O1〜O7による7ビットのサーモメータコードを処理して3ビットのデジタル信号を出力するエンコーダ2を示した。これに対して、図13〜図20で説明するエンコーダは、31ビットのサーモメータコードe1〜e31を処理して5ビットのデジタル信号B0Z〜B4Zを出力するものを示している。
図13はエンコーダの一例を概略的に示す図である。
図13に示されるように、エンコーダ200は、第一のエンコード部211、第二のエンコード部212、第三のエンコード部213、第四のエンコード部214、エラー信号生成部215、エラー訂正部216およびグレー・バイナリー変換部217を有する。
ここで、第一〜第四のエンコード部211〜214は、サーモメータコードe1〜e31に従って5ビットのグレーコードを生成する。エラー信号生成部215は、生成されたグレーコードに従ってサーモメータコードe1〜e31におけるバブルを検出してバブル検出信号ERRを出力する。
図14に示されるように、第一のエンコード部211は、奇数番のサーモメータコードe1,e3,…,e31を受け取る論理境界検出回路18a〜18q、および、ROMセル21a〜21qを有する。各ROMセル21a〜21qの第1入力Aは対応する論理境界検出回路18a〜18qの出力に接続され、第2入力Bは接地(GND)されている。そして、ROMセル21a〜21qが接続されたビット線BL0a,BL0b,BL0Xa,BL0Xbを介してグレーコードg0a,g0b,g0Xa,g0Xbが取り出される。
図15に示されるように、第二のエンコード部212は、偶数番のサーモメータコードe2,e4,…,e30を受け取る論理境界検出回路22a〜22i、および、ROMセル23a〜23iを有する。各ROMセル23a〜23iの第1入力Aは対応する論理境界検出回路22a〜22iの出力に接続され、第2入力Bは接地され、そして、ROMセル23a〜23iが接続されたビット線BL1,BL1Xを介してグレーコードg1,g1Xが取り出される。
図16に示されるように、第三のエンコード部213は、サーモメータコードe2を除く偶数番のサーモメータコードe4,e8,…e30を受け取る論理境界検出回路24a〜24h、および、ROMセル25a〜25hを有する。各ROMセル25a〜25hの第1入力Aは対応する論理境界検出回路24a〜24hの出力に接続され、第2入力Bは接地され、そして、ROMセル25a〜25hが接続されたビット線BL2a,BL2bを介してバイナリーコードg2a,g2bが取り出される。なお、論理境界検出回路24a〜24hの出力信号は、論理境界検出信号ga〜ghとして取り出される。
図17に示されるように、第四のエンコード部214は、インバータ28a,28b、ナンドゲート27a〜27e、および、ノアゲート26a〜26eを有する。
第四のエンコード部214は、第一のエンコード部211からのグレーコード信号g0a,g0b,g0Xa,g0Xbを論理処理して最下位のグレーコードg0,g0Xを生成する。さらに、第四のエンコード部214は、第三のエンコード部213からの論理境界検出信号gb〜ghを論理処理して下位から3番目〜5番目のグレーコードg2〜g4を生成する。
図18に示されるように、エラー信号生成部215は、インバータ28c〜28f、ナンドゲート29a〜29f、および、オアゲート210を有し、第一のエンコード部211からのグレーコード信号g0a,g0b,g0Xa,g0Xbを受け取る。
さらに、エラー信号生成部215は、第二のエンコード部212からのグレーコードg1,g1X、および、エラー信号生成部215は、第三のエンコード部213からのバイナリーコードg2a,g2bを受け取る。そして、これらの信号を論理処理してバブル検出信号ERRを生成する。なお、バブル検出信号ERRは、オアゲート210により、バブルエラー信号er1およびer2の論理和を取った信号である。
図19に示されるように、エラー訂正部216は、インバータ33a〜33g、ナンドゲート30a〜30c、ノアゲート31、および、エクスクルーシブオアゲート32a〜32eを有する。
エラー訂正部216は、エラー信号生成部215からのバブルエラー信号er1,er2、第二のエンコード部212からのグレーコードg1,g1X、および、第四のエンコード部214からのグレーコードg2を受け取る。そして、エラー訂正部216は、これらの信号を論理処理して訂正グレーコードg0Z〜g4Zを生成する。
このエラー訂正部216は、例えば、A/D変換器のバックグラウンドで前述したコンパレータ制御信号のデューティ調整処理を行っているときにバブルを検出した場合、そのバブルを無視してグレーコード中のエラーを訂正する。
図20に示されるように、グレー・バイナリー変換部217は、インバータ34a,34b、および、エクスクルーシブオアゲート35a〜35dを有する。そして、グレー・バイナリー変換部217は、エラー訂正部216を介して供給される訂正されたグレーコードg0Z〜g4ZからバイナリーコードB0Z〜B4Zを生成する。
なお、図13〜図20を参照して説明したエンコーダは、単なる一例であり、様々な構成のエンコーダを適用することができるのはいうまでもない。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに、以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の参照電圧のそれぞれとアナログ入力信号とをサンプル時間でサンプリングして比較時間で比較する複数のコンパレータを有するA/D変換器であって、
前記複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードにおけるバブルを検出し、該バブルを低減するように前記複数のコンパレータの前記サンプル時間と前記比較時間の比率を調整することを特徴とするA/D変換器。
(付記2)
付記1に記載のA/D変換器において、さらに、
前記複数のコンパレータの前記サンプル時間と前記比較時間を規定するコンパレータ制御信号を発生する制御信号発生回路を有し、該コンパレータ制御信号を前記複数のコンパレータに供給することを特徴とするA/D変換器。
(付記3)
付記2に記載のA/D変換器において、前記制御信号発生回路は、
前記コンパレータ制御信号の所定サイクル期間において発生する前記バブルの数をカウントし、該バブルのカウント値が小さくなるように前記コンパレータ制御信号を調整することを特徴とするA/D変換器。
(付記4)
付記1〜3のいずれか1項に記載のA/D変換器において、さらに、
前記複数の参照電圧を生成する参照電圧生成回路を有することを特徴とするA/D変換器。
(付記5)
付記1〜4のいずれか1項に記載のA/D変換器において、さらに、
前記サーモメータコードをエンコードして所定ビットのデジタル信号を出力するエンコーダを有することを特徴とするA/D変換器。
(付記6)
付記5に記載のA/D変換器において、
前記エンコーダは、前記サーモメータコードにおけるバブルを検出して前記制御信号発生回路に供給することを特徴とするA/D変換器。
(付記7)
複数の参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、
前記各参照電圧およびアナログ入力信号をサンプリングして比較する複数のコンパレータと、
基準クロックに従って、前記複数のコンパレータを制御するコンパレータ制御信号を発生する制御信号発生回路と、
前記複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードをエンコードして所定ビットのデジタル信号を出力するエンコーダと、を有するA/D変換器であって、
前記エンコーダは、前記サーモメータコードにおけるバブルを検出してバブル検出信号を出力するバブル検出回路を有し、
前記制御信号発生回路は、前記バブル検出信号を受け取って前記コンパレータ制御信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路を有することを特徴とするA/D変換器。
(付記8)
付記7に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路は、前記コンパレータ制御信号の1周期におけるサンプル時間と比較時間との比率を調整することを特徴とするA/D変換器。
(付記9)
付記8に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路は、前記コンパレータ制御信号において、前記サンプル時間から前記比較時間に切り替わるサンプルエッジを常に同じタイミングとして前記1周期におけるサンプル時間と比較時間との比率を調整することを特徴とするA/D変換器。
(付記10)
付記7〜9のいずれか1項に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路は、
前記基準クロックの所定サイクル期間において発生する前記バブル検出信号の数をカウントし、該バブル検出信号のカウント値が小さくなるように前記コンパレータ制御信号のデューティ比を調整することを特徴とするA/D変換器。
(付記11)
付記7〜10のいずれか1項に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路による前記コンパレータ制御信号のデューティ比の調整は、前記A/D変換器のキャリブレーションとして該A/D変換器の動作前に行うことを特徴とするA/D変換器。
(付記12)
付記7〜10のいずれか1項に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路による前記コンパレータ制御信号のデューティ比の調整は、前記A/D変換器の動作中にバックグラウンドで行うことを特徴とするA/D変換器。
1,101 制御信号発生回路
2,102,200 エンコーダ
3,103 参照電圧生成回路
10 デューティ調整回路
11,110 デューティ調整制御ロジック
130,140 デューティ調整ブロック
150 セレクタ

Claims (9)

  1. 複数の参照電圧のそれぞれとアナログ入力信号とをサンプル時間でサンプリングして比較時間で比較する複数のコンパレータを有するA/D変換器であって、
    前記複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードにおけるバブルを検出し、該バブルを低減するように前記複数のコンパレータの前記サンプル時間と前記比較時間の比率を調整することを特徴とするA/D変換器。
  2. 請求項1に記載のA/D変換器において、さらに、
    前記複数のコンパレータの前記サンプル時間と前記比較時間を規定するコンパレータ制御信号を発生する制御信号発生回路を有し、該コンパレータ制御信号を前記複数のコンパレータに供給することを特徴とするA/D変換器。
  3. 請求項2に記載のA/D変換器において、前記制御信号発生回路は、
    前記コンパレータ制御信号の所定サイクル期間において発生する前記バブルの数をカウントし、該バブルのカウント値が小さくなるように前記コンパレータ制御信号を調整することを特徴とするA/D変換器。
  4. 複数の参照電圧を生成する参照電圧生成回路と、
    前記各参照電圧およびアナログ入力信号をサンプリングして比較する複数のコンパレータと、
    基準クロックに従って、前記複数のコンパレータを制御するコンパレータ制御信号を発生する制御信号発生回路と、
    前記複数のコンパレータの出力信号から得られるサーモメータコードをエンコードして所定ビットのデジタル信号を出力するエンコーダと、を有するA/D変換器であって、
    前記エンコーダは、前記サーモメータコードにおけるバブルを検出してバブル検出信号を出力するバブル検出回路を有し、
    前記制御信号発生回路は、前記バブル検出信号を受け取って前記コンパレータ制御信号のデューティ比を調整するデューティ調整回路を有することを特徴とするA/D変換器。
  5. 請求項4に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路は、前記コンパレータ制御信号の1周期におけるサンプル時間と比較時間との比率を調整することを特徴とするA/D変換器。
  6. 請求項5に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路は、前記コンパレータ制御信号において、前記サンプル時間から前記比較時間に切り替わるサンプルエッジを常に同じタイミングとして前記1周期におけるサンプル時間と比較時間との比率を調整することを特徴とするA/D変換器。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路は、
    前記基準クロックの所定サイクル期間において発生する前記バブル検出信号の数をカウントし、該バブル検出信号のカウント値が小さくなるように前記コンパレータ制御信号のデューティ比を調整することを特徴とするA/D変換器。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路による前記コンパレータ制御信号のデューティ比の調整は、前記A/D変換器のキャリブレーションとして該A/D変換器の動作前に行うことを特徴とするA/D変換器。
  9. 請求項4〜7のいずれか1項に記載のA/D変換器において、前記デューティ調整回路による前記コンパレータ制御信号のデューティ比の調整は、前記A/D変換器の動作中にバックグラウンドで行うことを特徴とするA/D変換器。
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