JP5407685B2 - 逐次比較型ad変換器及び逐次比較型ad変換器の動作クロック調整方法 - Google Patents

逐次比較型ad変換器及び逐次比較型ad変換器の動作クロック調整方法 Download PDF

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Description

本願開示は、一般に電子回路に関し、詳しくは逐次比較型AD変換器に関する。
逐次比較型AD(Analog−to−Digital)変換器は、比較的簡単な回路構成で実現され、CMOSプロセスとの整合性が高く、比較的高速な変換時間を実現できる。そのため、逐次比較型AD変換器は、広く様々な用途において用いられる。逐次比較型AD変換器は、一般的な構成として、DAC(Digital−to−Analog Converter)、コンパレータ、及びDAC制御回路を含む。全体動作としては、まずサンプリング期間において入力電圧をサンプルしてサンプル電圧として保持し、次の比較期間においてサンプル電圧と比較対象電圧とを逐次比較する。この逐次比較においては、基準電圧Vrefに基づいて、1/2Vref、1/4Vref、1/8Vref、・・・の刻み幅に対応する複数の比較対象電圧を、DACがDAC制御回路からのデジタルコードに応じて生成する。コンパレータによる1回の比較動作で、1つのデジタルコードに対応する1つの比較対象電圧とサンプル電圧とを比較し、比較対象電圧とサンプル電圧との大小関係を判定する。コンパレータの比較結果出力に応じてDAC制御回路がデジタルコードを変化させることにより、比較対象電圧値を大きな刻み幅のものから小さな刻み幅のものに変化させていき、比較動作を逐次的にN回実行する。N回の逐次比較により、サンプル電圧の電圧値に対応するNビットのデジタルコードを求めることができる。なおサンプル電圧と比較対象電圧との大小関係が分かればよいので、例えばDACにより比較対象電圧とサンプル電圧との差を生成し、コンパレータでDAC出力とグランド電圧とを比較する構成等でもよい。
逐次比較型AD変換器のDACとしては、容量DACを用いたり、或いは容量主DACと抵抗副DACとを用いたりするのが一般的である。容量DACにおいては、サンプリング期間において、複数の容量素子の各々に並列に入力電圧を印加し、各容量素子を入力電圧に等しい電圧値に充電する。サンプリング終了後、複数の容量素子の接続をスイッチ回路により切り替えることにより、複数の容量素子の一端を例えばVrefとGNDとの何れかに選択的に接続し、他端を共通の端子に接続する。これにより電荷が再分配され、共通の端子にはVrefとGNDとの間を容量分割した電圧と入力電圧とに応じた電位が現れる。この共通の端子に現れる電位が、コンパレータへの入力となる。上記のスイッチ回路の接続をDAC制御回路からのデジタルコードにより制御することで、所望の比較対象電圧を生成する。
同期式の逐次比較型AD変換器では、DAC、コンパレータ、及びDAC制御回路が外部クロック信号に同期して動作する。この外部クロック信号は、サンプリングのためのクロック信号よりも高速であり、AD変換がNビット分解能の場合、サンプリング周波数のN倍以上の周波数のクロック信号となる。動作周波数が高速化しているシステムチップにおいては、高速な動作周波数よりも更に大幅に高い周波数のクロック信号が存在することは稀である。そのような高速クロック信号が存在しない場合には、PLL(Phase Looked Loop)等を用いたADC専用のクロック発生源を設けることが必要となり、消費電力や回路面積の増大を招く。
上記の問題を解決する手法として、非同期式の逐次比較型AD変換器が提案されている。非同期式の逐次比較型AD変換器では、コンパレータからの1回の比較結果出力が1パルスに対応する動作クロック信号をコンパレータの出力信号の変化を基にして生成し、このクロック信号に同期して、DAC、コンパレータ、及びDAC制御回路を動作させる。コンパレータの出力が非同期クロック生成回路の入力となり、非同期クロック生成回路の出力がコンパレータのリセット入力となることによりループが形成され、このループにより自励動作してクロック信号が生成される。具体的には、コンパレータの出力に基づいて生成したパルス信号を遅延回路により遅延させ、この遅延したパルス信号をコンパレータのリセット端子に入力すればよい。
上記遅延回路をインバータ等のゲート回路を用いた遅延素子列のみで構成する場合は、プロセス、温度、電源電圧の変動により、遅延量が変動する。この変動により遅延量が大きくなると、自励クロックの1サイクルが長くなり、所定のサンプリング周期内で所定の回数(Nビット分解能ならN回)の比較動作が実行できなくなる。また変動により遅延量が小さくなると、自励クロックの1サイクルが短くなり、DAC、コンパレータ、及びDAC制御回路の動作がクロックの速度に追従できなくなる。従って、遅延素子列のみで構成した単純な遅延回路を用いたのでは、実用的に適切な動作が期待できない。
遅延回路の遅延変動を調整するために、PLLやDLL(Delay Locked Loop)を用いることが考えられる。しかしPLLやDLLなどで遅延量の安定化を図る構成としたのでは、消費電力や回路面積が大きく増加してしまい、電力や面積の増加を避けるためにADC専用のクロック発生源を設けないという非同期式の構成の元々の意図が損なわれてしまう。
特開2001−144616号公報 特開平7−264071号公報
以上を鑑みると、非同期式の逐次比較型AD変換器において動作クロックの周期を定める遅延量を単純な構成で調整できる方式が望まれる。
逐次比較型AD変換器は、デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するDACと、前記DACの出力である前記アナログ電圧を入力とするコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記デジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路と、前記コンパレータの出力の信号状態変化を遅延させて生成した信号遷移により前記コンパレータをリセットする遅延回路と、前記外部クロック信号の前記サイクルの間に発生する前記信号遷移の個数を計数し、前記信号遷移の計数値に応じて前記遅延回路の遅延量を調整する遅延量調整回路とを含むことを特徴とする。
また、デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するDACと、前記DACの出力である前記アナログ電圧を入力とするコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記デジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路とを含む逐次比較型AD変換器において、前記コンパレータの出力の信号状態変化をある遅延量分遅延させて信号遷移を生成し、前記信号遷移により前記コンパレータをリセットし、前記外部クロック信号の前記サイクルの間に発生する前記信号遷移の個数を計数し、前記信号遷移の計数値に応じて前記遅延量を調整する各段階を含むことを特徴とする逐次比較型AD変換器の動作クロック調整方法が提供される。
本願開示の少なくとも1つの実施例によれば、非同期式の逐次比較型AD変換器において動作クロックの周期を定める遅延量を単純な構成で調整することができる。
逐次比較型AD変換器の構成の一例を示す図である。 非同期クロック生成回路の構成の一例を示す図である。 図1の逐次比較型AD変換器の動作の一例を示す図である。 逐次比較型AD変換器の動作の流れを示すフローチャートである。 逐次比較型AD変換器が適切に動作する状況を示す図である。 遅延量調整回路の構成の一例を示す図である。 遅延回路の構成の一例を示す図である。 図7の遅延回路による遅延量の粗調整と微調整とを示す図である。 論理回路の構成の一例を示す図である。 図6に示す遅延量調整回路による遅延量調整動作の流れを示すフローチャートである。 遅延量調整動作における各信号の変化を示すタイミング図である。 遅延量調整動作の別の例における各信号の変化を示すタイミング図である。 遅延回路の構成の別の一例を示す図である。 調整コードと電流量との関係を示す図である。 調整コードと遅延量との関係を示す図である。
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は、逐次比較型AD変換器の構成の一例を示す図である。図1に示す逐次比較型AD変換器10は、DAC11、コンパレータ12、DAC制御回路13、及び非同期クロック生成回路14を含む。DAC11は、DAC制御回路13からのデジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成する。コンパレータ12は、DAC11の出力であるアナログ電圧を入力として、比較動作を実行する。DAC制御回路13は、コンパレータ12の比較結果を示す出力に基づいてデジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号のあるサイクルにおいてサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成する。図1に示す逐次比較型AD変換器10において、DAC11は容量DACを想定している。また図1において、DAC11とコンパレータ12とは、単相信号ではなく差動信号を入出力とする構成を想定している。但しDAC11は、容量DACではなく例えば抵抗DACでもよいし、或いは容量主DACと抵抗副DACとを含むDAC回路でもよい。またDAC11とコンパレータ12とは、単相信号を入出力とする構成であってもよい。
容量DAC11は、外部クロック信号ΦsがHIGHである期間(サンプリング期間)において、アナログ入力電圧Vin+及びVin−を内部の容量素子に蓄える。具体的には、正側の複数の容量素子の各々に並列に入力電圧Vin+を印加し、各容量素子を入力電圧Vin+に等しい電圧値に充電する。サンプリング終了後、正側の複数の容量素子の接続をスイッチ回路により切り替えることにより、複数の容量素子の一端を例えば正側の参照電圧Vref+とGND(信号グラウンド)との何れかに選択的に接続し、他端を正側の共通の端子に接続する。これにより電荷が再分配され、正側の共通の端子にはVref+とGNDとの間を容量分割した電圧と入力電圧Vin+とに応じた電位が現れる。同様に、負側の複数の容量素子の各々に並列に入力電圧Vin−を印加し、各容量素子を入力電圧Vin−に等しい電圧値に充電する。サンプリング終了後、負側の複数の容量素子の接続をスイッチ回路により切り替えることにより、複数の容量素子の一端を例えば負側の参照電圧Vref−とGND(信号グラウンド)との何れかに選択的に接続し、他端を負側の共通の端子に接続する。これにより電荷が再分配され、負側の共通の端子にはVref−とGNDとの間を容量分割した電圧と入力電圧Vin−とに応じた電位が現れる。この正側の共通の端子と負側の共通の端子との2つの端子に現れる電位が、コンパレータ12の2つの入力端子への入力となる。上記のスイッチ回路の接続をDAC制御回路13からのデジタルコードにより制御することで、所望の比較対象電圧を生成する。なおコンパレータ12の2つの入力端子は、サンプリング期間において互いに短絡されてよい。
コンパレータ12のリセット端子には、非同期クロック生成回路14が生成するパルス信号Φcが入力される。このパルス信号ΦcはDAC制御回路13にも供給され、逐次比較型AD変換器10の各部の逐次比較動作を同期させるクロック信号として機能する。但しこのパルス信号Φcは外部クロック信号Φsとは同期していない。その意味で、パルス信号Φcを生成する回路14は、非同期クロック生成回路と名前が付けられている。コンパレータ12は、パルス信号Φcの例えばHIGHの期間に比較動作を実行し、パルス信号Φcの例えばLOWの期間にはリセットされる(比較動作を停止する)。従って、コンパレータ12の2つの出力VQP及びVQMは、パルス信号Φcの例えばHIGHの期間には比較結果に応じた異なる電位となり、パルス信号Φcの例えばLOWの期間には同一の電位となる。
このコンパレータ12の出力VQP及びVQMに応じて、DAC制御回路13が、パルス信号Φc(厳密にはパルス信号Φcの信号遷移)に同期してデジタルコードを逐次変化させる。これにより、DAC11の内部のスイッチの接続状態を順次変化させながら、コンパレータ12による比較動作を逐次行なう。逐次比較を行ないながらデジタルコードを変化させていくことで、参照電圧の1/2、1/4、1/8、・・・に対応する刻み幅で、DAC11の2つの出力電圧の差を小さくしていく。このようにして、アナログ入力電位Vin+及びVin−の差に対応したデジタルコード(スイッチの状態)を、DAC制御回路13が検索する。
図2は、非同期クロック生成回路14の構成の一例を示す図である。図2に示す非同期クロック生成回路14は、XOR(排他的論理和)回路16、遅延回路17、論理回路18、及び遅延量調整回路19を含む。XOR回路16は、コンパレータ12の比較結果出力VQP及びVQMを入力とし、比較結果出力のアサートに応じて第1の信号値(例えばHIGH)を出力し、比較結果出力のネゲートに応じて第2の信号値(例えばLOW)を出力する。即ち、XOR回路16は、VQP及びVQMが比較結果に応じた異なる電位となるとHIGHを出力し、VQP及びVQMが同一の電位となるとLOWを出力する。遅延回路17は、コンパレータ12の出力の信号状態変化を遅延させて生成した信号遷移によりコンパレータ12をリセットする。図2に示す例では、遅延回路17は、コンパレータ12の出力に応じた信号(XOR回路16の出力)Saを遅延させて反転することによりパルス信号Sbを生成する。論理回路18は、ready信号がHIGHからLOWに変化すると、パルス信号ΦcをHIGHにする。それ以降、ready信号がLOWの状態に留まると、論理回路18は、遅延回路17が出力するパルス信号Sbをそのまま素通りさせて、パルス信号Φcとして出力する。この例では、パルス信号Φcの立ち下がりエッジによりコンパレータ12はリセットされる。即ち、パルス信号ΦcがLOWになるとコンパレータ12の出力はネゲート状態となる(VQP及びVQMが同一の電位となる)。このように、パルス信号Φcの信号遷移は、コンパレータ12の出力の信号状態変化(XOR回路16の出力のエッジ)を遅延回路17により遅延させて生成したものとなっており、パルス信号Φcの立ち下がりの信号遷移によりコンパレータ12をリセットする。
遅延量調整回路19は、外部クロック信号Φsの1サイクルの間に発生するパルス信号Φcの立ち下がりの信号遷移(立ち下がりエッジ)の個数を計数し、信号遷移の計数値に応じて遅延回路17の遅延量を調整する。具体的には、遅延量調整回路19は、エッジ計数値が所定の数より大きい場合は遅延回路17の遅延量を長くし、エッジ計数値が所定の数より小さい場合は遅延回路17の遅延量を短くする。
図3は、図1の逐次比較型AD変換器10の動作の一例を示す図である。図4は、逐次比較型AD変換器10の動作の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、外部クロック信号ΦsがHIGHの期間がサンプリング期間であり、逐次比較型AD変換器10はサンプル状態にある。その後、外部クロック信号ΦsがLOWになると、逐次比較期間となる。逐次比較期間においては、まずready信号がLOWになり、パルス信号ΦcがHIGHに立ち上がる(図4のステップS1)。具体的には、ready信号がLOWの期間において、図3に示される遅延回路17の出力するパルス信号Sbをそのままパルス信号Φcとすればよい。遅延回路17の出力するパルス信号Sbは、図3に示すように初期状態においてHIGHとなっており、これに応じてパルス信号ΦcもHIGHとなる。このようにパルス信号Φcを最初にHIGHに設定することにより、逐次比較期間の最初にコンパレータ12による比較動作を実行させることができる。
パルス信号ΦcのHIGHの期間にコンパレータ12が比較動作を実行することにより、図3に示すようにコンパレータ12の出力電圧VQP及びVQMが比較結果に応じて互いに異なる電位となる(図4のステップS2)。これに応答して、XOR回路16の出力信号SaがLOWからHIGHとなる(図4のステップS3)。このXOR回路16の出力信号Saを遅延回路17によりΔtだけ遅延させることにより、遅延回路17の出力パルス信号Sbが生成される。即ち、信号SaのHIGHへの状態変化のΔt後にパルス信号SbがLOWへと状態変化する(図4のステップS4)。なお図3の例では、パルス信号Sbは、XOR回路16の出力信号Saを遅延させて反転したものとなっている。前述のように、図3の例ではready信号がLOWの期間において遅延回路17の出力するパルス信号Sbをそのままパルス信号Φcとしているので、パルス信号SbのLOWへの状態変化がパルス信号ΦcのLOWへの状態変化として現れる(図4ステップS5)。パルス信号ΦcのLOWの期間にコンパレータ12が比較動作を停止することにより、コンパレータ12の出力電圧VQP及びVQMが同一電位となる(図4のステップS2)。これに応答して、XOR回路16の出力信号SaがHIGHからLOWとなる(図4のステップS3)。その後、信号SaのLOWへの状態変化のΔt後にパルス信号SbがHIGHへと状態変化する(図4のステップS4)。このパルス信号SbのHIGHへの状態変化がパルス信号ΦcのHIGHへの状態変化として現れる(図4ステップS5)。以降、図4のステップS2からステップS5の動作を繰り返すことにより、逐次比較動作が順次実行される。
図5は、逐次比較型AD変換器10が適切に動作する状況を示す図である。図5に示す動作例は、逐次比較型AD変換器10が8ビット分解能を有する場合のものである。前述のように、遅延量調整回路19は、外部クロック信号Φsの1サイクルの間に発生するパルス信号Φcの立ち下がりエッジの個数を計数し、エッジの計数値に応じて遅延回路17の遅延量を調整する。具体的には、エッジの計数値が所定の値になるように、遅延回路17の遅延量を調整する。逐次比較型AD変換器10が8ビット分解能のものである場合、外部クロック信号Φsの1サイクルの間(より厳密には1サイクルからサンプル期間を除いた逐次比較期間)に、8回の逐次比較動作を実行することが望ましい。即ち、コンパレータ12の8回目の比較動作が完了してリセット状態となる迄の一連の動作が行なわれることが望ましい。図5に示す最適動作例では、エッジ計数期間(=逐次比較期間)に、コンパレータ12をリセットさせるパルス信号Φcの立ち下がりエッジが8回発生している。このようにエッジ計数値が8となるように制御することで、MSB(bit8)からLSB(bit1)までの8つのビット値の全てを、比較動作により判定することができる。
図6は、遅延量調整回路19の構成の一例を示す図である。図6に示す遅延量調整回路19は、カウンタ21、スイッチ22、レジスタ23、エッジ計数値判定回路24、加算器25、スイッチ26、及びレジスタ27を含む。カウンタ21は、パルス信号Φcの立ち下がりエッジに応答してカウント動作する。クロック信号ΦsがHIGHの間はカウンタ21はリセットされており、カウンタ動作を実行しない。クロック信号ΦsがLOWの間において、カウンタ21はカウンタ動作を実行する。スイッチ22は、クロック信号ΦsのLOWで導通しており、エッジ計数値即ちカウンタ21のカウント値がレジスタ23に順次格納される。スイッチ22はクロック信号ΦsのHIGHで非導通となり、サンプリング期間において、レジスタ23には前回のサイクルのエッジ計数値が保持される。なおレジスタ23とレジスタ27は、動作開始時にpower_down信号によりそれぞれ初期値に設定されている。エッジ計数値判定回路24は、レジスタ23に格納されているカウンタのカウンタ値が所定の数に等しいか否かを判定する。エッジ計数値判定回路24は、カウンタ値が所定の数に等しい場合は出力ADJをゼロにする。カウンタ値が所定の数より大きい場合は出力ADJを+1にする。またカウンタ値が所定の数より小さい場合は出力ADJを−1にする。加算器25は、レジスタ27に格納される現在の調整コードOUTとエッジ計数値判定回路24の出力ADJとを加算して、加算結果をスイッチ26を介してレジスタ27に格納する。なおレジスタ27は、クロック信号ΦsがHIGHになると導通し、サンプリング期間の間にレジスタ27の更新動作が実行される。このようにして、エッジ計数値判定回路24の判定結果に応じて、遅延回路17に供給する調整コードOUTを変化させることにより、遅延回路17の遅延量を調整する。
図7は、遅延回路17の構成の一例を示す図である。図7に示す遅延回路17は、直列に接続された複数個の遅延素子(インバータ)31、選択回路32、及び容量付加回路33を含む。選択回路32は、複数のスイッチを含み、選択信号SR0乃至SR3の何れか1つをアサートすることにより1つのスイッチを導通させる。この選択信号SR0乃至SR3は、例えば図6の遅延量調整回路19のレジスタ27の出力調整コードOUTをデコードした信号である。このようにして、選択回路32は、複数個の遅延素子31のうちで遅延量調整回路19の出力に応じて選択した遅延素子の出力を選択出力する。これにより、遅延量の粗調整を行なう。容量付加回路33は、複数の容量素子及びスイッチを含み、選択信号SF0乃至SF1の組み合わせをアサートすることにより、1つ又は複数の容量素子をスイッチを介して信号線に接続する。この選択信号SR0乃至SR3は、例えば図6の遅延量調整回路19のレジスタ27の出力調整コードOUTの下位ビットである。このようにして遅延量調整回路19の出力に応じた容量値を信号線に負荷として接続することにより、遅延量の微調整を行なう。
図8は、図7の遅延回路17による遅延量の粗調整と微調整とを示す図である。図8の横軸は調整コード(例えば図6の調整コードOUT)であり、縦軸は遅延量Δtである。直線上に並ぶプロット点が示すように、調整コードが増加すると遅延量Δtが増加する。図7の選択回路32により遅延量の粗調整を行なうことにより、図8の大きな黒丸のプロット点で示す遅延量を実現することができる。また図7の容量付加回路33により遅延量の微調整を行なうことにより、図8の小さな黒丸のプロット点で示す遅延量を実現することができる。
図9は、論理回路18の構成の一例を示す図である。図9に示す論理回路18は、インバータ41とAND回路42を含む。ready信号をインバータ41により反転し、AND回路42によりインバータ41の出力と遅延回路17の出力信号SbとのANDをとる。AND回路42の出力がパルス信号Φcとなる。これにより図3に示すように、ready信号と信号Sbとに基づいて、パルス信号Φcを生成することできる。
図10は、図6に示す遅延量調整回路19による遅延量調整動作の流れを示すフローチャートである。図11は、遅延量調整動作における各信号の変化を示すタイミング図である。図6、図10、及び図11を参照しながら、遅延量調整動作について説明する。
図10のステップS1で、図6に示すレジスタ23(レジスタA)とレジスタ27(レジスタB)とを、power_down信号により初期値に設定する。即ち、図11に示すように、HIGHのpower_down信号により、レジスタBを0に設定し、レジスタAを初期値(例えば最大遅延量に対応する値)に設定する。図10のステップS2で、AD変換動作を開始する。即ち、図11に示すように、power_down信号をLOWに設定することにより、サンプリング動作及び逐次比較動作からなるAD変換動作が開始される。
ステップS3で、エッジ計数期間であるか否かを判定する。即ち図6に示すカウンタ21のリセット入力であるクロック信号ΦsがHIGHであるか否かを判定する。クロック信号ΦsがHIGHであれば、サンプリング期間であり、カウンタ21はリセットされている。このサンプリング期間の間に、図1のDAC11に入力電位がサンプリングされる。図11に示すように、クロック信号ΦsがLOWになると、逐次比較期間即ちエッジ計数期間が開始される。
エッジ計数期間では、ステップS4において、コンパレータ12がリセットを開始するクロック(パルス信号Φc)のエッジ(立ち下がりエッジ)を計数する。即ち、図6のカウンタ21が、パルス信号Φcの立ち下がりエッジに応答して例えばカウントアップ動作を行なう。これにより、図11にCNT1として示すように、カウンタ21のカウント値が1ずつ増加していく。このカウンタ値は、CNT2として示すようにレジスタB(図6のレジスタ23)の格納値(出力値)に直ちに反映される。
図10のステップS5で、計数値がN(逐次比較型AD変換器10の分解能のビット数)に等しいか否かを判定する。即ち図6のエッジ計数値判定回路24が、レジスタ23に格納されているカウンタのカウンタ値CNT2が分解能ビット数Nに等しいか否かを判定する。更に、ステップS6で、計数値がNより大きいか否かを判定する。計数値がNに等しい場合にはステップS7で、変化量をゼロに設定する。即ち、図6のエッジ計数値判定回路24がADJをゼロに設定する。計数値がNより大きい場合にはステップS8で、変化量を+1に設定する。即ち、図6のエッジ計数値判定回路24がADJを+1に設定する。計数値がNより小さい場合にはステップS9で、変化量を−1に設定する。即ち、図6のエッジ計数値判定回路24がADJを−1に設定する。なお図11に示される例では、ADJの更新をクロック信号Φsの立ち上がりに同期して行なっている。この動作例では、最初のエッジ計数期間の終了時点においてエッジ計数値即ちカウント値CNT2が2であるので、ADJが−1に設定される。なお、ADJの更新をクロック信号Φsの立ち上がりに同期して行なうのではなく、エッジ計数値判定回路24が常時ADJを更新出力してもよい。
以上の処理が、エッジ計数期間においてパルス信号Φcの各立ち下がりエッジに対して実行される。エッジ計数期間が終了すると、ステップS3での判定結果がnoとなり、ステップS10進む。ステップS10で、変化量と調整コードとの加算結果をレジスタAに上書きし格納する。即ち、図6において、スイッチ26がサンプリング期間(クロック信号ΦsのHIGH期間)において導通することにより、ADJの値と現在の調整コードOUTとの和が、更新後の調整コードOUTとしてレジスタ27に格納される。図11に示す例では、ADJが−1であるので、現在のOUT(nサイクルのOUT)から1を減算した値(OUT−1)が更新後のOUT(n+1サイクルのOUT)となる。
図11に示すn+1サイクルにおいては、エッジ計数期間終了時のエッジ計数値CNT2が4となっている。この例では、分解能ビット数Nが4の場合を想定しており、計数値がNと等しくなることにより、変化量ADJは0となっている。即ち、既に適切な遅延量に遅延回路17が設定されているので、n+2サイクルにおいては、遅延量を示す調整コードOUTを変化させずにそのままの値を維持する。
図12は、遅延量調整動作の別の例における各信号の変化を示すタイミング図である。図12の動作例は、調整コードOUTの初期値が適切値よりも小さいために、遅延回路17の遅延量の初期設定が適切な遅延量よりも短い場合を示している。遅延回路17の遅延量の初期設定が適切な遅延量よりも短いので、パルス信号Φcの各パルス間の間隔(即ち動作クロックの周期)が短すぎ、エッジ計数期間でのエッジ計数結果CNT2=6が分解能ビット数N(=4)よりも大きくなっている。このような場合でも、DAC11、コンパレータ12、及びDAC制御回路13が高速な動作クロックに追従して動作していれば、正しいAD変換結果を得ることができる。しかし動作クロックが設計想定値に比べて必要以上に高速となっているために、DAC11、コンパレータ12、及びDAC制御回路13が追従できなかったり、表面上は追従しているように見えても精度低下により誤った結果が紛れ込んだりする可能性がある。従って、エッジ計数値を適切な値4に調整することが望ましい。図12に示す例では、ADJが+1となることにより、調整コードOUTが1増加するように更新されている。その結果、n+1サイクルにおいては、エッジ計数期間終了時のエッジ計数値CNT2が4となる。即ち適切な遅延量に遅延回路17が設定されているので、n+2サイクルにおいては、遅延量を示す調整コードOUTを変化させずにそのままの値を維持する。
以上の遅延量調整動作を、逐次比較型AD変換器10のAD変換動作と並行して常時実行させてよい。これにより、時間経過とともに例えば温度変動や電源電圧変動などにより遅延回路17の遅延量が変動しても、動的に遅延量を調整して、適切なタイミングのパルス信号Φcを生成することができる。
図13は、遅延回路17の構成の別の一例を示す図である。図13に示す遅延回路17は、1つ又は複数個の遅延素子(インバータ)51と、インバータ51に対応して設けられたPMOSトランジスタ52及びNMOSトランジスタ53を含む。一対のPMOSトランジスタ52及びNMOSトランジスタ53により、対応するインバータ51に流れる駆動電流の量を調整する。遅延回路17は更に、PMOSトランジスタ54、NMOSトランジスタ55、PMOSトランジスタ56、スイッチ回路57、及び複数の電流源58を含む。スイッチ回路57は、複数のスイッチを含み、例えば図6の遅延量調整回路19のレジスタ27の出力である調整コードOUTに応じて、1つ又は複数のスイッチの組み合わせを導通状態にする。これにより、1つ又は複数の選択された電流源58をPMOSトランジスタ56に接続し、選択された電流源58の電流量の総和に相当する電流量IbをPMOSトランジスタ56に流す。PMOSトランジスタ56とPMOSトランジスタ54とはゲートが共通となっておりカレントミラー回路を構成しているので、PMOSトランジスタ56に流れる電流量と等しい電流量がPMOSトランジスタ54に流れる。PMOSトランジスタ54に直列に接続されているNMOSトランジスタ55にも、これに等しい量の電流が流れる。また各インバータ51を駆動するPMOSトランジスタ52とPMOSトランジスタ54とはゲートが共通であり、NMOSトランジスタ53とNMOSトランジスタ55とはゲートが共通である。従って、調整コードOUTに応じて設定された電流量Ibが、各インバータ51に駆動電流として供給される。
図14は、調整コードと電流量との関係を示す図である。図15は、調整コードと遅延量との関係を示す図である。図14に示すように、調整コードの値を増大させると、電流量Ibが線形に減少するように、図13のスイッチ回路57及び電流源58が設計されている。インバータ51の応答速度即ち入力信号遷移に応答する出力信号遷移の速度は、駆動電流が多いほど速くなる。従って、図14に示すように調整コードの値が大きくなり駆動電流が小さくなると、各インバータ51の応答速度は遅くなり遅延量が大きくなる。これにより、図15に示すように、調整コードの値を増大させると、遅延量Δtが増大するような特性を実現することができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
10 逐次比較型AD変換器
11 DAC
12 コンパレータ
13 DAC制御回路
14 非同期クロック生成回路
16 XOR回路
17 遅延回路
18 論理回路

Claims (10)

  1. デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するDACと、
    前記DACの出力である前記アナログ電圧を入力とするコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づいて前記デジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路と、
    前記コンパレータの出力の信号状態変化を遅延させて生成した信号遷移により前記コンパレータをリセットする遅延回路と、
    前記外部クロック信号の前記サイクルの間に発生する前記信号遷移の個数を計数し、前記信号遷移の計数値に応じて前記遅延回路の遅延量を調整する遅延量調整回路と
    を含むことを特徴とする逐次比較型AD変換器。
  2. 前記遅延量調整回路は、
    前記信号遷移に応答してカウント動作するカウンタと、
    前記カウンタのカウンタ値が所定の数に等しいか否かを判定する判定回路と、
    を含み、前記判定回路の判定結果に応じて前記遅延回路の遅延量を調整することを特徴とする請求項1記載の逐次比較型AD変換器。
  3. 前記DAC制御回路は、前記信号遷移に同期して前記デジタルコードを逐次変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の逐次比較型AD変換器。
  4. 前記コンパレータの比較結果出力を入力とし、前記比較結果出力のアサートに応じて第1の信号値を出力し、前記比較結果出力のネゲートに応じて第2の信号値を出力するゲート回路をさらに含み、前記ゲート回路の出力が前記遅延回路に入力されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の逐次比較型AD変換器。
  5. 前記遅延回路は、
    直列に接続された複数個の遅延素子と、
    前記複数個の遅延素子のうちで前記遅延量調整回路の出力に応じて選択した遅延素子の出力を選択出力する選択回路と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の逐次比較型AD変換器。
  6. 前記遅延回路は、
    1つ又は複数個の遅延素子と、
    前記遅延量調整回路の出力に応じて前記遅延素子の駆動電流量を調整する電流量調整回路と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の逐次比較型AD変換器。
  7. 前記DACは容量DACであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項記載の逐次比較型AD変換器。
  8. 前記遅延量調整回路は、前記計数値が所定の数より大きい場合は前記遅延回路の遅延量を長くし、前記計数値が所定の数より小さい場合は前記遅延回路の遅延量を短くすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項記載の逐次比較型AD変換器。
  9. デジタルコードに基づいてアナログ電圧を生成するDACと、前記DACの出力である前記アナログ電圧を入力とするコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記デジタルコードを逐次変化させていくことにより、外部クロック信号からサンプルした入力電圧のデジタルコードを生成するDAC制御回路とを含む逐次比較型AD変換器において、
    前記コンパレータの出力の信号状態変化をある遅延量分遅延させて信号遷移を生成し、
    前記信号遷移により前記コンパレータをリセットし、
    前記外部クロック信号の前記サイクルの間に発生する前記信号遷移の個数を計数し、
    前記信号遷移の計数値に応じて前記遅延量を調整する
    各段階を含むことを特徴とする逐次比較型AD変換器の動作クロック調整方法。
  10. 前記計数値が所定の数より大きい場合は前記遅延量を長くし、
    前記計数値が所定の数より小さい場合は前記遅延量を短くする
    各段階を含むことを特徴とする請求項9記載の逐次比較型AD変換器の動作クロック調整方法。
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