JP2006074415A - A/d変換器およびサンプリングクロックのデューティ制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来のA/D変換器では、そのサンプリングクロックのデューティは、条件に応じての制御はされていなかった。したがって、使用状況などに応じて高速に動作させることが困難であった。
【解決手段】
A/D変換器は、アナログ入力信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて動作するサンプル・ホールド回路と、サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成するA/D変換回路と、デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力するA/D出力判定回路と、デューティ制御信号に基づいて、サンプリングクロックのデューティを調整し、該サンプリングクロックをサンプル・ホールド回路へと供給するサンプリングクロック生成回路とを有している。
【選択図】 図1
従来のA/D変換器では、そのサンプリングクロックのデューティは、条件に応じての制御はされていなかった。したがって、使用状況などに応じて高速に動作させることが困難であった。
【解決手段】
A/D変換器は、アナログ入力信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて動作するサンプル・ホールド回路と、サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成するA/D変換回路と、デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力するA/D出力判定回路と、デューティ制御信号に基づいて、サンプリングクロックのデューティを調整し、該サンプリングクロックをサンプル・ホールド回路へと供給するサンプリングクロック生成回路とを有している。
【選択図】 図1
Description
本発明はA/D変換器に関わり、特にサンプリングクロックのデューティを調整して、高速に動作するA/D変換器およびそのデューティの制御方法に関する。
A/D変換器はアナログ入力信号をサンプル・ホールド回路でサンプリングした後、サンプリングしたアナログ入力信号をA/D変換回路でデジタル信号に変換するものである。A/D変換器ではサンプル・ホールド回路にサンプリングクロックを供給し、例えばサンプリングクロックが”H”レベルの間はサンプル期間とされ、サンプル・ホールド回路内のサンプリング容量が入力されたアナログ信号に対応する電圧に充電される。一方、”L”レベルの間はホールド期間とされ、その電圧を保持して出力する。ここで、ホールド期間からサンプル期間に移行すると、容量に充電された電圧が入力電圧と等しくなるまでの時間を要する。また、サンプル期間からホールド期間に移行した場合にも過渡応答により、そのホールドした電圧値に出力が落ち着くまでの時間を要する。このサンプル期間に、充電された電圧が入力電圧と等しくなるまでの時間を、アクイジションタイムTaqといい、ホールド期間に出力電圧がホールド電圧値に落ち着くまでの時間をセトリングタイムTstと言う。
従来のA/D変換器ではサンプリングクロックのデューティは50%とされ、サンプル期間とホールド期間が等しく設定されていることが多い。そのためサンプリングクロックの最小の周期はアクイジションタイムTaqあるいはセトリングタイムTstの大きい方の時間に基づいて決定され、その周期はTmin=2*(TaqもしくはTstの大きい方の値)とされていた。
つまり、従来のA/D変換器では、アクイジションタイムTaqとセトリングタイムTstが異なるため、仮にアクイジションタイムTaqが2.5nsecであったとしてもセトリングタイムTstが5nsecであれば、サンプリングクロックの最小周期は2*5=10nsec(最高周波数で100M_Sample/sec:以下MS/secと略す)とされ、高速化を図ることが困難であった。
これに対し、特許文献1に記載の技術ではサンプリングクロックのデューティを50%ではない設定とすることが開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、一律にサンプリングクロックのデューティを変化させたのみであり、サンプリングクロックのデューティを環境変動などに合わせて調整することは不可能である。
特開平5−244001
上述のように、従来のA/D変換器では、そのサンプリングクロックのデューティは、条件に応じての制御はされていなかった。したがって、使用状況などに応じて高速に動作させることが困難であった。
上記の課題を解決するために、本発明のA/D変換器は、アナログ入力信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて動作するサンプル・ホールド回路と、前記サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成するA/D変換回路と、前記デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力するA/D出力判定回路と、前記デューティ制御信号に基づいて、前記サンプリングクロックのデューティを調整し、該サンプリングクロックを前記サンプル・ホールド回路へと供給するサンプリングクロック生成回路とを有している。
また、A/D出力判定回路は、予め定められたトレーニング信号を生成し、該トレーニング信号を前記サンプル・ホールド回路へと出力するトレーニング信号生成回路と、前記A/D変換回路から、前記トレーニング信号をデジタル化したデジタル出力信号を受け取り、該デジタル出力信号を測定する出力信号測定回路と、前記出力信号測定回路の測定結果に基づいて前記デューティ制御信号を生成するデューティ制御信号生成回路とを有する構成とすることが出来る。
さらに、前記A/D出力判定回路は、前記トレーニング信号から得られる期待値と、該トレーニング信号を前記A/D変換回路でデジタル化したデジタル出力信号の前記期待値に対応するパラメータを比較し、比較結果に基づいて前記デューティ制御信号を生成することも可能である。
また、本発明の他の態様のA/D変換器は、受信した信号からデジタルデータを再生するA/D変換器であって、前記受信した信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて動作するサンプル・ホールド回路と、前記サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成するA/D変換回路と、前記デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力するA/D出力判定回路と、前記デューティ制御信号に基づいて、前記サンプリングクロックのデューティを調整し、該サンプリングクロックを前記サンプル・ホールド回路へと供給するサンプリングクロック生成回路とを有する。
また、A/D出力判定回路は、前記デジタル出力信号に含まれるエラーを訂正するエラー訂正回路と、前記エラー訂正回路によってエラーと判断された前記デジタル出力信号の比率を測定するエラー率測定回路と、前記エラー率測定回路の測定結果に基づいて前記デューティ制御信号を生成するデューティ制御信号生成回路とを有する構成とすることが可能である。
さらに、A/D出力判定回路は、前記エラー率測定回路の測定するエラーの比率が最も低くなるように前記デューティ制御信号を生成することで、より正確な精度で操作可能である。
また、本発明のデューティ制御方法では、アナログ入力信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて該アナログ入力信号をサンプル・ホールドするA/D変換器の前記サンプリングクロックのデューティ制御方法であって、予め定められたトレーニング信号を生成し、A/D変換回路により、前記トレーニング信号をデジタル化したデジタル出力信号を出力し、前記デジタル出力信号の所定のパラメータを測定し、前記所定のパラメータと、前記トレーニング信号から得られる期待値を比較し、前記比較により得られた比較結果に基づいて、前記サンプリングクロックのデューティを制御する。
また本発明の他の態様のデューティ制御方法では、受信した信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて該受信した信号をサンプル・ホールドするA/D変換器の前記サンプリングクロックのデューティ制御方法であってA/D変換回路により、前記受信した信号をデジタル化したデジタル出力信号を出力し、前記デジタル出力信号に含まれるエラーを訂正し、前記デジタル出力信号のうち、前記エラー訂正が行われた該デジタル出力信号の比率に基づいて前記サンプリングクロックのデューティを制御する。
A/D変換器の出力するデジタル出力信号に応じて、サンプリングクロックのデューティが最適となるように制御されるため、より高速で高精度なA/D変換器を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態のA/D変換器10の構成を示すブロック図である。図1に示すようにこの実施の形態のA/D変換器10は、サンプル・ホールド回路1、A/D変換回路2、サンプリングクロック生成回路3およびA/D出力判定回路4を有している。
サンプル・ホールド回路1にはデジタル信号Sdに変換されるアナログ信号Saが入力されている。サンプル・ホールド回路1は、後述するサンプリングクロックCLKに基づいて入力されたアナログ信号Saをサンプリングし、アナログ信号Saに対応する電圧Voutを保持してA/D変換回路2へと出力する回路である。
A/D変換回路2は、サンプル・ホールド回路1から出力された電圧Voutをデジタル信号Sdへと変換し、出力する回路である。
サンプリングクロック生成回路3は、サンプリングクロックCLKを生成する回路である。このサンプリングクロックCLKの周波数は、サンプリング周波数に対応し、サンプリングクロックCLKのデューティはA/D出力判定回路4から出力されるデューティ制御信号Sdutyに基づいて決定されている。サンプリングクロック生成回路3で生成されたサンプリングクロックCLKは、サンプル・ホールド回路1およびA/D変換回路2に供給されている。詳細にはサンプリングクロック生成回路3では、サンプル期間に”H”レベルとなりホールド期間に”L”レベルとなるクロックCLKφ1およびホールド期間に”H”レベルとなりサンプル期間に”L”レベルとなるクロックCLKφ2が生成され、サンプル・ホールド回路1およびA/D変換回路2に供給されている。
A/D出力判定回路4はA/D変換器10の出力信号であるデジタル信号Sdの種々のデータからサンプリングクロックCLKのデューティを制御する信号Sdutyを生成し、サンプリングクロック生成回路3へと出力する回路である。デューティ制御信号Sduty生成の詳細については後述する。
上述のように構成されたA/D変換器10では、サンプリングクロックCLKに基づいて、サンプル・ホールド回路1が入力されたアナログ信号Sa(アナログ入力電圧Vin)をサンプリングした後、そのアナログ入力電圧Vinをホールドして出力電圧Voutとする。A/D変換回路2がホールドされた電圧Voutを量子化することにより、A/D変換が行われる。このA/D変換器10の回路の詳細について、以下に説明する。
図2は、この実施の形態1のサンプル・ホールド回路1の構成を示す回路図である。図2に示すようにサンプル・ホールド回路1は、スイッチ11〜14、サンプリング容量15およびオペアンプ16を有している。
サンプリング容量15の一端にはスイッチ11を介してアナログ信号Saに相当する入力電圧Vinが供給されている。また、この端子は、スイッチ12を介してサンプル・ホールド回路1の出力端子にも接続されている。サンプリング容量15の他端はスイッチ13を介して接地電位に接続されている、またこの端子は、スイッチ14を介してオペアンプ16の反転入力端子にも接続されている。オペアンプ16の非反転入力端子は接地電位に接続され、オペアンプ16の出力端子がサンプル・ホールド回路1の出力端子となる。スイッチ11と13には同一の信号が与えられ同時に開閉動作を行う。また、スイッチ12と14にも同一の信号が与えられ同時に開閉動作を行う。
サンプル・ホールド回路1の動作について以下に説明する。上述したように、このサンプル・ホールド回路1は、サンプリングクロック生成回路3で生成されたクロックCLKφ1、φ2に基づいて動作している。図3(a)、(b)は、このCLKφ1、φ2の波形を示す図である。また、図3(c)は、アナログ入力信号Sa(Vin)が同図の破線のように入力された場合のサンプリング容量15のスイッチ11および12に接続される端子の電位(図2中のノードAの電位)を示している。
図3に示す波形のCLKφ1が”H”レベル、CLKφ2が”L”レベルの間、サンプル・ホールド回路1内のスイッチ11、13がオン状態となる。その結果、サンプリング容量15は接地電位とアナログ入力電圧Vinの間に接続され、このアナログ入力電圧Vinに基づいて充電される。(図3(a)、(c)参照)その後、CLKφ1が”L”レベル、CLKφ2が”H”レベルとなることにより、スイッチ11、13がオフ状態、スイッチ12、14はオン状態となる。サンプリング容量15は、アナログ入力電圧Vinから切り離された後、オペアンプの反転入力端子と出力端子の間に接続される。CLKφ2が”H”レベルの間、サンプル・ホールド回路1は入力されたアナログ電圧Vinの値を保持し、出力電圧Voutとして出力する。(図3(b)、(c)参照)
ここで、CLKφ1が”H”レベルの期間がサンプル期間に相当し、CLKφ1が”L”レベルの期間がホールド期間に相当する。(図3(a)、(b)参照)つまり、この実施の形態のサンプル・ホールド回路1では、サンプル期間およびホールド期間は、サンプリングクロックCLKφ1(φ2)のデューティによって変化する。なお、図3(d)、(e)に示すように、回路の安定動作のため、φ1=φ2=Lの状態(期間)を持つようにする場合もある。
図3(c)に示すように、サンプル期間Tsに移行した直後、サンプリング容量Csが保持している電圧(ノードAの電位)は、アナログ入力信号Sa(アナログ入力電圧Vin)とは異なる電位である。そのため、ノードAの電位がアナログ入力電圧Vinに等しくなるまでに多少の時間が必要である。この時間はアクイジションタイムTaqと呼ばれている。
また、サンプル期間からホールド期間に移行した直後も、切り替え時の過渡的応答により、出力電圧Vout(ノードAの電位)がホールド電圧で安定するまでに多少の時間が必要である。(図3(c)参照)この時間はセトリングタイムTstと呼ばれている。
一般的にアクイジションタイムTaqは、サンプリング容量15とスイッチ11、13のオン抵抗Rから求められる時定数τで決定される。これに対しセトリングタイムTstはオペアンプの帯域、スルーレート、サンプリング容量、負荷容量、寄生容量などのさまざまな要因に基づいて決定される。したがってアクイジションタイムTaqとセトリングタイムTstをほぼ同じ時間とすることはきわめて困難である。
アクイジションタイムTaqに対してのマージンTaqmgnが取れない場合、サンプル期間において、サンプリング容量15への充電が不十分なままホールド期間に移行してしまう恐れがある。つまり、ノードAの電位がアナログ入力信号Saに達する前にホールド期間に移行してしまう場合がある。このような場合、次のホールド期間では本来、ホールドすべきアナログ入力信号Saに対応した電圧でホールドが行われず、デジタル出力信号Sdとした場合に誤差が生じる。
一方、セトリングタイムTstに対するマージンTstmgnが取れない場合、ホールド期間において、出力電圧Voutが安定するよりも前に、A/D変換回路2によってデジタル化されてしまう恐れがある。ホールドする電圧が安定していないため、デジタル出力信号Sdとした場合に誤差が生じる。
そこで、この実施の形態1ではA/D出力判定回路4の出力するデューティ制御信号Sdutyに基づいてサンプリングクロックCLKのデューティが調整されている。つまり、A/D出力判定回路4は、実際に出力されるデジタル出力信号Sdに基づいて、サンプリングクロックCLKのデューティを制御する信号を生成している。
以下にサンプリングクロックのデューティを調整するA/D出力判定回路4の例について説明する。
図4は、実施の形態1で使用されるA/D出力判定回路4の1例を用いたA/D変換器100の構成図である。この例のA/D出力判定回路4は、トレーニング信号発生回路41、ピーク値測定回路42、デューティ制御信号生成回路43を有している。図4に示すようにトレーニング信号発生回路41は、この実施の形態1のサンプル・ホールド回路1のアナログ信号入力端に接続されている。また、A/D変換回路2のデジタル出力信号SdはA/D出力判定回路4のピーク値測定回路42に入力されている。ここでピーク値測定回路42は出力信号測定回路の一実施例である。
図4は、実施の形態1で使用されるA/D出力判定回路4の1例を用いたA/D変換器100の構成図である。この例のA/D出力判定回路4は、トレーニング信号発生回路41、ピーク値測定回路42、デューティ制御信号生成回路43を有している。図4に示すようにトレーニング信号発生回路41は、この実施の形態1のサンプル・ホールド回路1のアナログ信号入力端に接続されている。また、A/D変換回路2のデジタル出力信号SdはA/D出力判定回路4のピーク値測定回路42に入力されている。ここでピーク値測定回路42は出力信号測定回路の一実施例である。
図4に示すA/D出力判定回路4では、トレーニング信号発生回路41は所定の波形のトレーニング信号Stを生成する回路である。このトレーニング信号Stは、以下に説明するサンプリングクロックCLKのデューティ制御のために生成される信号であり、その波形の振幅などは予め定められたものとする。ピーク値測定回路42は、AD変換回路2により変換されたデジタル出力信号Sdから、その信号の振幅のピーク値を測定する回路である。デューティ制御信号生成回路43は、サンプリングクロックCLKφ1、φ2のデューティを制御するデューティ制御信号Sdutyを生成する回路であり、デューティ制御信号Sdutyを決定するまでのデューティ調整プロセス中は段階的にデューティを変化させる信号を生成するものとする。
図4のようなA/D出力判定回路4を用いて、サンプリングクロックのデューティを調整する動作について以下に説明する。図4に示すようなA/D出力判定回路を用いて、サンプリングクロックCLKのデューティを調整する場合、A/D変換器100は、デューティ調整プロセスを必要とする。このデューティ調整プロセスは、IC出荷前の選別テスト時、A/D変換器100の回路起動のたびに行うことなどが可能である。また予め定められた一定時間ごとに一時的にA/D変換動作を停止し、このデューティ調整プロセスを行うこととしても良い。
図4に示したA/D出力判定回路4を有するA/D変換器100は、例えば、回路起動時にデューティ調整プロセスを実施する。A/D出力判定回路4に、外部よりデューティ調整プロセスを開始する信号が入力されると、トレーニング信号発生回路41は、トレーニング信号Stを生成する。ここで、トレーニング信号発生回路41が生成する信号Stは、予めその波形が分かっていればよく、特にその波形が特定されているものではない。以下の説明では、もっとも簡単に提供できる正弦波を例にして動作を説明する。
デューティ調整プロセスでは、トレーニング信号発生回路41が生成した正弦波がサンプル・ホールド回路1に入力される。サンプル・ホールド回路1では、このトレーニング用の信号のサンプリングとホールドが行われる。このときのサンプリングクロックCLKφ1のデューティは例えば、デフォルトの所定値である。A/D変換回路2では、このサンプル・ホールド回路1の出力から信号をデジタル信号化し、デジタル出力信号Sdとして出力する。ピーク値測定回路42にはデジタル出力信号Sdのデータが入力され、デジタル出力信号Sdから生成される正弦波状の波形の最大振幅(ピーク値)を測定して記憶する。
その後、A/D出力判定回路4は、サンプリングクロックCLKのデューティを変化させながら、上記のピーク判定動作を繰り返し行う。A/D出力判定回路4は、このデジタル出力信号Sdから測定されたピーク値に基づいて、サンプリングクロックCLKのデューティの最適値を決定する。以下に、このピーク値測定により適切なデューティが決定できる点について説明する。
図5は、サンプリングクロックCLKのデューティの変化に対して測定されるピーク値の変動を示す図である。図中左の、矢印で示されるのは、デジタル出力信号Sdのピーク値の期待値を示している。なお、この期待値はトレーニング信号である予め定められた正弦波から決定される。
上述で説明したようにアクイジションタイムTaqに対するマージンTaqmgnが小さい場合はサンプリングによる誤差が大きくなる。また、セトリングタイムTstに対するマージンが小さい場合もセトリングによる誤差が大きくなる。つまり、この実施の形態のサンプリングクロックCLKφ1ではデューティが小さなりすぎても、大きくなりすぎてもその誤差が大きくなる。その結果、A/D変換回路2から出力されたデジタル出力信号Sdのピーク値と期待値との差は、サンプリングクロックCLKのデューティが適切な範囲から外れていくほど大きくなる。(図5参照)
そこで、この実施の形態では、サンプリングクロックのデューティを変化させながら、各デューティにおけるデジタル出力信号Sdのピーク値を記録していく。
次に、デジタル出力信号Sdのピーク値が最も期待値に近くなる点を挟んで、測定されたピーク値が、期待値よりも3dB劣化する点を、2点特定する。この2点は、ピーク値が最も期待値に近くなる点よりも低いデューティDminで劣化する点と、ピーク値が最も期待値に近くなる点よりも高いデューティDmaxで劣化する点である。デューティDminで劣化する点は、アクイジションタイムTaqが取れず、サンプル期間中の誤差が現れる点である。デューティDmaxで劣化する点は、セトリングタイムTstが十分に取れず、ホールド期間中の誤差が現れる点である。
次に、デジタル出力信号Sdのピーク値が最も期待値に近くなる点を挟んで、測定されたピーク値が、期待値よりも3dB劣化する点を、2点特定する。この2点は、ピーク値が最も期待値に近くなる点よりも低いデューティDminで劣化する点と、ピーク値が最も期待値に近くなる点よりも高いデューティDmaxで劣化する点である。デューティDminで劣化する点は、アクイジションタイムTaqが取れず、サンプル期間中の誤差が現れる点である。デューティDmaxで劣化する点は、セトリングタイムTstが十分に取れず、ホールド期間中の誤差が現れる点である。
このようなピーク値測定が行われた場合、最も適したサンプリングクロックCLKのデューティはDbest=(Dmin+Dmax)/2と判定する。Dbestが判定された時点で、A/D出力判定回路4では、図示しないレジスタなどに、このデューティDbestの設定を保持し、デューティ調整プロセスを終了する。図4に示したA/D出力判定回路4は、以後の通常動作中(デューティ制御プロセス以外の動作中)、このレジスタに保持されたDbestに基づいてデューティ制御信号Sdutyを出力する。サンプリングクロック生成回路3は、デューティ制御信号Sdutyに基づいて、デューティがDbestとなるサンプリングクロックCLKφ1(φ2)を生成する。
以上説明したように、本発明の実施の形態のA/D変換器100では、アナログ入力信号をサンプリングする際のサンプリングクロックCLKのデューティが、A/D出力判定回路4の出力するデューティ制御信号Sdutyに基づいて最適値に調整される。したがって、サンプリングクロックCLKのデューティを最適化し、より高速で高精度のA/D変換器を提供することが可能となる。10bit、100MS/sec以上の高精度高速A/D変換器で考えた場合、サンプル・ホールド回路のアクイジションタイムTaqは上述の時定数を用いて7τ程度であるのに対し、セトリングタイムTstは、オペアンプの高速化が困難なため大きくなる。つまり、Taq<Tstとなることが多い。そこで、Taq=2.5nsec、Tst=5nsecとすると、その最高サンプリング周波数fsmaxは、
fsmax=1/Tmin=1/(Taq+Tst)=133MS/sec
となり、従来よりも高速化が可能である。
fsmax=1/Tmin=1/(Taq+Tst)=133MS/sec
となり、従来よりも高速化が可能である。
また、回路を起動するたびに、上述のデューティ調整プロセスを実行することなどで、環境変動などにも対応したデューティ制御が可能である。
また、上記に説明した例では、正弦波のピーク値が期待値から3dB劣化する場合のデューティから最適なデューティを決定するとしたが、単にデューティを増加(あるいは減少)させながらピーク値を測定し、ピーク値が最も期待値に近い場合のデューティを最適なデューティとして決定しても良い。また、振幅のピークから最適なデューティを求める例を説明したが、デジタル出力信号Sdの電力など期待値が求められるものであれば、他のパラメータを利用しても良く、ピーク値測定回路42以外でも種々の変形例が可能である。つまり、ピーク値測定回路は出力信号測定回路であればよく、出力波形の電力測定回路などでもよい。
つまり、この実施の形態では、ピーク値や電力のようなトレーニング信号から得ることができる期待値が、A/D出力判定回路4内のレジスタなどに予め保持されている。そして、ディーティ調整プロセスでは、この期待値と、トレーニング信号をデジタル化して得られたデジタル出力信号Sdの期待値に対応するパラメータが比較される。その結果、デジタル出力信号から得たパラメータが期待値に近づくようにデューティを制御してやることで、サンプリングクロックのデューティを最適化するものである。
なお、実施の形態1では、環境変動に対応するためA/D変換器100内部にA/D出力判定回路4を有する構成としている。環境変動による影響が少ないと考えられる場合であれば、プロセスばらつきなどに対応するために、IC完成後のテスト時にテスタなどによりトレーニングパターンを生成して上述のデューティ制御を実行することも可能である。つまり、テスタによりトレーニングパターンの生成、ピーク値の測定を行い上述と同様のデューティ制御方法でデューティを決定し、テスタがA/D変換器内のレジスタなどに上記のDbestを書き込む構成とすることも可能である。
以下に、実施の形態2としてA/D出力判定回路4の他の例を用いた場合について説明する。現在、情報を伝送する通信系では、デジタルの信号を伝送する際に多値化などが行われる場合がある。多値化とは、例えば送信側で”L”、”H”に対応する値だけでなく、その間を複数(4値、16値など)に分割して、同時に多くの情報(デジタルデータ)を含む信号を送信することである。そのような信号を受けた受信側では、受信した信号をA/D変換し、元のデジタルデータを再生する必要がある。また、多値信号からデジタルデータを再生する場合に限らず、無線通信や高速通信では、受信機側でA/D変換器を利用して受信した信号からデジタルデータを再生する利用法が多く用いられている。以下に説明するA/D出力判定回路の例は、このようにA/D変換器を用いてデジタルデータを再生する場合に極めて有効な例である。
図6に、実施の形態2に関するA/D変換器200の構成を示す。この実施の形態2では、A/D出力判定回路4以外の構成については、実施の形態1と同一であるため説明を省略する。図1あるいは図4に示したA/D変換器と異なる点は、実施の形態2では再生したデジタルデータを後段の回路へ出力するA/D変換器であるため、このA/D変換器200の出力は、A/D変換回路2の出力ではなく、A/D変換回路2の出力したデジタル出力信号Sdがエラー訂正回路61へと出力され、エラー訂正回路61の出力が後段の回路へと出力される点である。エラー訂正回路61を介すためA/D変換器200より後段の回路にはエラー訂正後のデジタルデータが出力される。
実施の形態2のA/D変換器200では、A/D出力判定回路4は、このエラー訂正回路61およびBER(Bit Error Rate)測定回路(エラー率測定回路)62、デューティ制御信号生成回路63から構成されている。
上述のように、受信したデジタルデータを再生するためにA/D変換器200を用いた場合、A/D変換回路2の出力するデジタル出力信号Sdには送信側によって付加された様々な情報を含んでいる。この送信側で付加された情報の中には、パリティチェックやCRC(Cyclic Redundancy check)といったデジタル信号の正当性に関するデータや、FEC(Forward Error Correction)といった、再生されたデジタル信号に誤りがあった場合にそれを訂正するための情報も含まれている。
エラー訂正回路61では、こういった送信時に付加されている情報を利用して、A/D変換回路2が再生したデジタル信号Sdの誤り訂正を行うものである。この実施の形態2では、エラー訂正回路61において、エラーと判断されるデータの比率をBER測定回路により測定している。つまり、A/D変換回路2のデジタル出力信号Sdのうち、エラー訂正回路61によってエラーと判断され、訂正された信号の比率を計測している。このBER測定回路62の測定結果に基づいて、デューティ制御信号生成回路63が、サンプリングクロックCLKのデューティを制御する信号Sdutyを出力する。
図7は、サンプリングクロックのデューティを変化させたときの、BERの変化を示す図である。上述したように、サンプリングクロックφ1のデューティが小さく(すなわちφ2のデューティが大きく)なると、アクイジションタイムに対するマージンTaqmgnがなくなるため、誤差が大きくなる。そのため、受信した信号をA/D変換回路2で再生した場合でも、デジタル信号Sdの中に多くのエラーを含むようになり、BERが大きくなる。φ1のデューティを大きく(すなわちφ2のデューティを小さく)した場合も同様にセトリングの誤差が大きくなり、BERが大きくなる。
図6に示すA/D出力判定回路4では、BER測定回路により常にBERが測定され、BERに基づいてデューティ制御信号Sdutyがサンプリングクロック生成回路3へと出力されている。このように、A/D変換器200を受信したデジタル信号を再生するために用いる場合、常に受信した信号に含まれる情報からBERを測定することが可能である。したがって、BERに基づいて、逐次デューティ制御信号Sdutyを変化させることが可能である。例えば、BERを予め定められた所定値を超えた場合に、BERを低くするようにデューティ制御信号Sdutyを出力することなどが可能となる。そのため、実施の形態2のA/D変換器200では、BERを利用することで、サンプリングクロックCLK(φ1、φ2)のデューティを実際のデータ通信を行いながらリアルタイムで制御(バックグラウンド制御)するため、常に最適なデューティを得ることが可能となる。
以上、詳細に説明したように本発明の実施の形態のA/D変換器によれば、サンプリングクロックのディーティを最適化し、より高速で高精度のA/D変換器を提供することが可能である。また、A/D変換器の動作説明で示されているようにサンプリングクロックのデューティを制御することにより、デューティの最適化が適切に行われる。また、実施の形態では、A/D出力判定回路4としてトレーニングパターンからピーク値を測定する例、BERを測定する例を示したが他の例で実施することも可能である。例えばA/D変換回路2の出力するデジタル信号の信号、ノイズ、歪みから測定されるSNDR(Signal Noise Distortion Ratio)を利用してデューティを調整する信号Sdutyを生成するようにしても良い。SNDRを利用した場合は、デジタル出力信号Sdの周波数スペクトルから、信号成分、ノイズ成分、歪みに対応する成分などを抽出することによって、A/D出力判定回路4を構成することが可能である。
1 サンプル・ホールド回路
2 A/D変換回路
3 サンプリングクロック生成回路
4 A/D出力判定回路
11-14 スイッチ
15 サンプリング容量
16 オペアンプ
41 トレーニング信号発生回路
42 ピーク値測定回路
43 デューティ制御信号生成回路
61 エラー訂正回路
62 BER測定回路
63 デューティ制御信号生成回路
10、100、200 A/D変換器
2 A/D変換回路
3 サンプリングクロック生成回路
4 A/D出力判定回路
11-14 スイッチ
15 サンプリング容量
16 オペアンプ
41 トレーニング信号発生回路
42 ピーク値測定回路
43 デューティ制御信号生成回路
61 エラー訂正回路
62 BER測定回路
63 デューティ制御信号生成回路
10、100、200 A/D変換器
Claims (8)
- アナログ入力信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて動作するサンプル・ホールド回路と、
前記サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成するA/D変換回路と、
前記デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力するA/D出力判定回路と、
前記デューティ制御信号に基づいて、前記サンプリングクロックのデューティを調整し、該サンプリングクロックを前記サンプル・ホールド回路へと供給するサンプリングクロック生成回路とを有するA/D変換器。 - 前記A/D出力判定回路は、
予め定められたトレーニング信号を生成し、該トレーニング信号を前記サンプル・ホールド回路へと出力するトレーニング信号生成回路と、
前記A/D変換回路から、前記トレーニング信号をデジタル化したデジタル出力信号を受け取り、該デジタル出力信号を測定する出力信号測定回路と、
前記出力信号測定回路の測定結果に基づいて前記デューティ制御信号を生成するデューティ制御信号生成回路とを有することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。 - 前記A/D出力判定回路は、前記トレーニング信号から得られる期待値と、該トレーニング信号を前記A/D変換回路でデジタル化したデジタル出力信号の前記期待値に対応するパラメータを比較し、比較結果に基づいて前記デューティ制御信号を生成することを特徴とする請求項2に記載のA/D変換器。
- 受信した信号からデジタルデータを再生するA/D変換器であって、
前記受信した信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて動作するサンプル・ホールド回路と、
前記サンプル・ホールド回路の出力から、デジタル出力信号を生成するA/D変換回路と、
前記デジタル出力信号に基づいて、デューティ制御信号を出力するA/D出力判定回路と、
前記デューティ制御信号に基づいて、前記サンプリングクロックのデューティを調整し、該サンプリングクロックを前記サンプル・ホールド回路へと供給するサンプリングクロック生成回路とを有するA/D変換器。 - 前記A/D出力判定回路は、
前記デジタル出力信号に含まれるエラーを訂正するエラー訂正回路と、
前記エラー訂正回路によってエラーと判断された前記デジタル出力信号の比率を測定するエラー率測定回路と、
前記エラー率測定回路の測定結果に基づいて前記デューティ制御信号を生成するデューティ制御信号生成回路とを有することを特徴とする請求項4に記載のA/D変換器。 - 前記A/D出力判定回路は、前記エラー率測定回路の測定するエラーの比率が最も低くなるように前記デューティ制御信号を生成することを特徴とする請求項5に記載のA/D変換器。
- アナログ入力信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて該アナログ入力信号をサンプル・ホールドするA/D変換器の前記サンプリングクロックのデューティ制御方法であって、
予め定められたトレーニング信号を生成し、
A/D変換回路により、前記トレーニング信号をデジタル化したデジタル出力信号を出力し、
前記デジタル出力信号の所定のパラメータを測定し、
前記所定のパラメータと、前記トレーニング信号から得られる期待値を比較し、
前記比較により得られた比較結果に基づいて、前記サンプリングクロックのデューティを制御することを特徴とするサンプリングクロックのデューティ制御方法。 - 受信した信号が入力され、サンプリングクロックに基づいて該受信した信号をサンプル・ホールドするA/D変換器の前記サンプリングクロックのデューティ制御方法であって
A/D変換回路により、前記受信した信号をデジタル化したデジタル出力信号を出力し、
前記デジタル出力信号に含まれるエラーを訂正し、
前記デジタル出力信号のうち、前記エラー訂正が行われた該デジタル出力信号の比率に基づいて前記サンプリングクロックのデューティを制御するサンプリングクロックのデューティ制御方法。
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- 2004-09-02 JP JP2004255115A patent/JP2006074415A/ja active Pending
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