JP2010177954A - 受信回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】アナログフィルタとデジタルフィルタとを組み合わせて用いる場合においても、消費電力の増大を抑制することができる、受信回路を提供する。
【解決手段】アナログの受信信号から妨害波やノイズを除去するLPF7と、LPF7から出力された信号をデジタル化するADC9と、ADC9から出力された信号から更に妨害波やノイズを除去し、LPF7による帯域内特性の乱れを補正するFIRフィルタ10と、ADC9から出力された信号を所定時間遅延させる遅延回路12と、ADC9から出力された信号の入力先を制御する制御回路12と、を具備した受信回路において、制御回路12は所定の条件に従って、ADC9から出力された信号の入力先を、FIRフィルタ10、または遅延回路12のいずれか一方に切り替えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】アナログの受信信号から妨害波やノイズを除去するLPF7と、LPF7から出力された信号をデジタル化するADC9と、ADC9から出力された信号から更に妨害波やノイズを除去し、LPF7による帯域内特性の乱れを補正するFIRフィルタ10と、ADC9から出力された信号を所定時間遅延させる遅延回路12と、ADC9から出力された信号の入力先を制御する制御回路12と、を具備した受信回路において、制御回路12は所定の条件に従って、ADC9から出力された信号の入力先を、FIRフィルタ10、または遅延回路12のいずれか一方に切り替えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、受信回路に関し、特に、アナログフィルタの復調特性をデジタルフィルタを用いて補正する受信回路に関する。
近年、ワイヤレスCDMAなどの移動通信端末装置では、HSDPAなどの高速データ転送機能の拡充に伴い、無線機の受信部における変調精度(Error Vector Magnitude、以下、EVMと示す)を数パーセント以下に抑える必要が生じてきた。
EVMを抑制するために、アナログフィルタとデジタルフィルタとを組み合わせた無線機の受信回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された回路では、アナログフィルタによって所望の受信信号に重畳して取り込まれる妨害波の大部分、あるいはキャリア遠方の妨害波を取り除き、残りの妨害波成分をデジタルフィルタで除去する。従って、アナログフィルタとデジタルフィルタとを組み合わせて用いることで、効率的に妨害波を除去することができ、所望の受信信号を取り出すことが可能になる。
アナログフィルタとデジタルフィルタとを組み合わせて用いる場合、例えばゲインリプルや群遅延偏差による位相回転など、アナログフィルタによる帯域内特性の乱れを補正する機能をデジタルフィルタに持たせる場合が多い。なお、アナログフィルタとデジタルフィルタとの特性配分は、A/D変換器のダイナミックレンジや、無線機に必要とされるEVM、妨害波入力仕様など、さまざまな条件を考慮して、フィルタの機能特性設計時に設定される。
しかしながら、妨害波の除去だけでなくアナログフィルタの特性を補正する機能をも担うデジタルフィルタは、有限インパルス応答フィルタ(以下、FIRフィルタと示す)で構成されるため、タップ長(タップ係数の長さ)やタップ幅(タップ係数の精度)が通常のデジタルフィルタ(ルートナイキストフィルタ)よりも長くなってしまう。FIRフィルタは、タップ長やタップ幅が長くなるほどハードウェア規模が増大し、また、消費電力が増大してしまうため、移動通信端末装置の低消費電力化を阻害してしまうという問題があった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、アナログフィルタとデジタルフィルタとを組み合わせて用いる場合においても、消費電力の増大を抑制することができる受信回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る受信回路は、アナログの受信信号から妨害波やノイズを除去するアナログフィルタと、前記アナログフィルタから出力された信号をデジタル化するアナログデジタルコンバータと、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号から更に前記妨害波や前記ノイズを除去し、前記アナログフィルタによる帯域内特性の乱れを補正するデジタルフィルタと、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号を所定時間遅延させる遅延回路と、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号の入力先を制御する制御回路と、を具備した受信回路において、前記制御回路は、所定の条件に従って、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号の入力先を、前記デジタルフィルタ、または前記遅延回路のいずれか一方に切り替えることを特徴とする。
アナログフィルタとデジタルフィルタとを組み合わせて用いる場合においても、消費電力の増大を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
始めに、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わる受信回路の構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる受信回路の構成の一例を説明する概略ブロック図である。なお、図1には、本実施の第1の形態に係わる受信回路を含む、移動通信端末装置(主に受信部)を示している。
始めに、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係わる受信回路の構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる受信回路の構成の一例を説明する概略ブロック図である。なお、図1には、本実施の第1の形態に係わる受信回路を含む、移動通信端末装置(主に受信部)を示している。
図1に示すように、本発明の第1の形態に係わる受信回路を備えた移動通信端末装置は、他の移動通信端末装置から送られる信号をアンテナ1で受信する。受信した信号は、スイッチとヂュープレクサとから成る送受信切り替え部2を介し、ローノイズアンプ(LNA)3に出力される。送受信切り替え部2には、LNA3のほかに、図示しない送信部が接続されており、アンテナ1と送信部、またはLNA3を含む受信部のいずれを接続するが選択される。すなわち、移動通信端末装置から他の装置に対して信号を送信する場合には、アンテナ1と図示しない送信部とを接続し、送信部から入力される信号をアンテナ1に出力する。
LNA3では、送受信切り替え部2から入力された受信信号を低雑音で増幅し、処理後の受信信号はバンドパスフィルタ(BPF)4に出力される。BPF4に入力された受信信号は、所望のRF帯域が抽出されて、直交復調器(QDEM)5に出力される。
QDEM5にはシンセサイザ(発振器)6が接続されており、BPF4から入力された受信信号を、ベースバンド信号に変換する。ベースバンド信号に変換された受信信号は、アナログフィルタであるローパスフィルタ(LPF)7に出力されて、主に雑音や妨害波である高周波数帯域がカットされる。LPF7から出力された受信信号は、バリアブルゲインアンプ(VGA)8に入力され、所望の値にゲインが調整される。ゲイン調整後の受信信号は、アナログデジタルコンバータ(ADC)9に出力されてデジタル化された後、スイッチ11aに出力される。
スイッチ11aには、デジタルフィルタであるFIRフィルタ10と、遅延回路12とが接続されている。スイッチ11aは、例えば1入力2出力のデマルチプレクサとして構成されており、ADC9から入力された受信信号は、スイッチ11aを介してFIRフィルタ10と遅延回路12とのいずれか一方に出力される。スイッチ11aの切り替えは、スイッチ制御部13から入力される切り替え制御信号に従って行われる。スイッチ制御部13によるスイッチ11aの切り替え制御については、後に詳述する。
FIRフィルタ10の回路構成の一例を図2に示す。図2は、FIRフィルタ10と、遅延回路12との回路構成の一例を説明する回路図である。図2に示すように、FIRフィルタ10は、4つのフリップフロップ(F/F)21a〜21dと、5つの乗算器22a〜22eと、加算器23とから構成される。F/F21a〜21dでは、それぞれ1サンプル分だけ信号が遅延される。
4つのF/F21a〜21dは直列に接続されており、F/F21aの入力端子と、F/F21a〜21dの出力端子(4箇所)のそれぞれに、5つの乗算器22a〜22eがそれぞれ接続されている。また、乗算器22a〜22eの出力端子は加算器23に接続されており、加算器23の出力端子はスイッチ11bに接続されている。
従って、F/F21aの入力端子の信号に乗算器22aによって所定の値を乗じた値と、F/F21aの出力端子の信号(=1サンプル遅延された信号)に乗算器22bによって所定の値を乗じた値と、F/F21bの出力端子の信号(=2サンプル遅延された信号)に乗算器22cによって所定の値を乗じた値と、F/F21cの出力端子の信号(=3サンプル遅延された信号)に乗算器22dによって所定の値を乗じた値と、F/F21dの出力端子の信号(=4サンプル遅延された信号)に乗算器22eによって所定の値を乗じた値とが、加算器23に入力されて加算され、スイッチ11bに出力される。
すなわち、FIRフィルタ10を通ることにより、スイッチ11aから入力されたデジタルの受信信号から、LPF7で除去しきれなかった妨害波やノイズが除去されたり、LPF7での群遅延偏差やリプル特性が補正されたりする。
遅延回路12は、図2に示すように、直列に接続された複数のF/F21e,21fから構成されている。遅延回路12を構成するF/Fの数は、FIRフィルタ10での信号の遅延時間によって決められる。すなわち、スイッチ11aからFIRフィルタ10を介してスイッチ11bに入力される受信信号の遅延時間と、スイッチ11aから遅延回路12を介してスイッチ11bに入力される受信信号の遅延時間とが等しくなるように、F/Fの数が決められる。(言い換えれば、FIRフィルタ10のタップ係数の最大値を基準にして、遅延回路12のF/Fの数が決められる。)
従って、遅延回路12では、入力されたデジタルの受信信号の遅延時間が調整されるのみであり、FIRフィルタ10のように妨害波の除去や各種特性の補正などは行われない。従って、FIRフィルタ10よりも回路規模が小さく、消費電力も小さい。
従って、遅延回路12では、入力されたデジタルの受信信号の遅延時間が調整されるのみであり、FIRフィルタ10のように妨害波の除去や各種特性の補正などは行われない。従って、FIRフィルタ10よりも回路規模が小さく、消費電力も小さい。
FIRフィルタ10と遅延回路12とは共にスイッチ11bに接続されている。スイッチ11bは、例えば2入力1出力のマルチプレクサとして構成されており、FIRフィルタ10または遅延回路12から入力された受信信号を、デジタル変復調回路15に出力する。スイッチ11bの切り替えは、スイッチ制御部13から入力される切り替え制御信号に従って行われる。なお、スイッチ11aの切り替えとスイッチ11bの切り替えは、連動して行われる。すなわち、スイッチ11aがFIRフィルタ10に受信信号を出力するように切り替えられると、これと同時に、FIRフィルタ10から入力された受信信号がデジタル変復調回路15の受信信号強度検出回路(RSSI)16に出力されるように、スイッチ11bが切り替えられる。
RSSI16に入力された受信信号は、強度が検出された後、CPU17を介してI/F18に出力される。なお、RSSI16で検出された受信信号の強度は、LNA3、VGA8、及びスイッチ制御部13に出力される。LNA3とVGA8では、RSSI16から入力された受信信号の強度に従って、ゲインが制御される。また、スイッチ制御部13では、RSSI16から入力された受信信号の強度と、閾値設定部14から入力される所定の閾値Thに従って、スイッチ11a,11bに対して切り替え制御信号が出力される。
次に、スイッチ制御部13におけるスイッチ11a,11bの切り替え制御について、図3を用いて説明する。図3は、スイッチ制御部13におけるスイッチ11a,11bの切り替えを判断するフローチャートである。
図3に示すように、まず、ステップS1において、RSSI16から入力された受信信号の強度から電界強度Erを算出する。次に、ステップS2に進み、ステップS1で算出した電界強度Erと、閾値設定部14から入力される所定の閾値Thとを比較する。なお、閾値Thは、予め設定された所定の値であり、例えばハードウェア組み立て時や、工場出荷時に設定される。
ステップS2において、受信信号の電界強度Erが閾値Th以上の場合、ステップS3に進み、スイッチ11a,11bをFIRフィルタ10側に切り替える。すなわち、受信信号の強度が強い場合、FIRフィルタ10を用いることにより、妨害波やノイズを除去し、EVMを抑制する。
一方、ステップS2において、受信信号の電界強度Erが閾値Thより小さい場合、ステップS4に進み、スイッチ11a,11bを遅延回路12側に切り替える。すなわち、受信信号の強度が弱い場合、FIRフィルタ10を用いずに消費電力を抑制する。
無線機においてEVMを抑制する必要があるのは、高速データ転送機能を活用するためであるが、高速データ転送ができるか否かは電波環境に依存する。すなわち、電界強度が弱い地域では、受信機のEVMを改善(抑制)しても、ランダムな雑音(ホワイトノイズ)である熱雑音による特性劣化の影響によって、高速データ転送ができなくなってしまう。また、他の基地局の信号など、妨害波の強い地域でも同様に、妨害波による特性劣化の影響によって、高速データ転送ができなくなってしまう。
したがって、受信信号の電界強度が弱い場合、EVMを抑制しても無線機の機能を活かすことができず、いたずらに消費電力が増大してしまうため、上述のように、EVM抑制のために用いるFIRフィルタ10を使用せずに遅延回路12を用いることで、無線機の機能を損ねることなく消費電力を抑制することができる。
このように、本発明の第1の実施の形態の受信回路では、受信信号の強度によってFIRフィルタ10を使用するか否かをスイッチ制御部13によって判断し、強度が強いときはFIRフィルタ10を使用することでEVM特性を確保することができる。一方、強度が弱いときはFIR10フィルタを用いないことで消費電力を抑制することができる。
なお、FIRフィルタ10を使用する場合と、FIRフィルタ10を使用せずに遅延回路12を使用する場合とで、受信信号の利得が変わってしまうことを防ぐために、図4に示すように、遅延回路12とスイッチ11bとの間に、例えば乗算器からなる利得調整回路12aを挿入してもよい。図4は、本発明の第1の実施の形態に係わる受信回路の変形例を説明する図である。利得調整回路12aを挿入することによって、消費電力を抑制しつつ、FIRフィルタ10を使用しない場合の受信信号の利得を、FIRフィルタ10を使用する場合の受信信号の利得にあわせるよう調整することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態に係わる受信回路の構成を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる受信回路の構成を説明する概略ブロック図である。なお、同図において、第1の実施の形態の受信回路と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態に係わる受信回路の構成を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態に係わる受信回路の構成を説明する概略ブロック図である。なお、同図において、第1の実施の形態の受信回路と同じ構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
図1に示す第1の実施の形態の受信回路では、スイッチ11aとスイッチ11bとの間に、FIRフィルタ10を通る経路と遅延回路12を通る経路とを設けている。一方、図5に示す本実施の形態の受信回路では、タップ長の長いFIRフィルタ30を通る経路と、遅延回路12とFIRフィルタ30よりもタップ長の短いFIRフィルタ31とを通る経路とを設けている点が異なる。タップ長の長いFIRフィルタ30は、主に低周波数領域の特性を補正するために用い、タップ長の短いFIRフィルタ31は、主に高周波数領域の特性を補正するために用いる。
スイッチ11a,11bの切り替え制御については、第1の実施の形態と同様である。すなわち、電界強度が強い場合や妨害波が弱い場合は、EVMを抑制する必要があるので、タップ長の長いFIRフィルタ30を受信信号が通るようにし、逆に、電界強度が弱い場合や妨害波が強い場合は、EVMを抑制するよりも消費電力を抑制したほうがよいため、タップ長の短いFIRフィルタ31を受信信号が通るようにする。
タップ長の長いFIRフィルタ30は、消費電力は増大するものの、低周波領域から高周波領域まで幅広く特性を補正するため、EVMを抑制することができる。一方、タップ長の短いFIRフィルタ31は、妨害波やノイズによる特性劣化が現れやすい高周波領域に限定して特性を補正するため、消費電力の増大を極力おさえつつ、効果的に特性の補正を行うことができる。
FIRフィルタ30とFIRフィルタ31とはタップ長が異なるため、遅延時間が異なる。(FIRフィルタ30を通過するほうが、遅延時間が長くなってしまう。)そこで、第1の実施の形態と同様に、遅延時間が短い経路であるFIRフィルタ31が配置された経路には、遅延回路12を挿入している。なお、遅延回路12の構成は、スイッチ11aからFIRフィルタ30を介してスイッチ11bに入力される受信信号の遅延時間と、スイッチ11aから遅延回路12とFIRフィルタ31とを介してスイッチ11bに入力される受信信号の遅延時間とが等しくなるように設定される。
このように、電界強度の強弱や妨害波の有無に応じて、タップ長を異ならせることで特性を異ならせた2種類のFIRフィルタ30,31を使い分けることにより、消費電力の増大を抑制しつつ、EVMの抑制を効果的に行うことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
例えば、上述した実施の形態においては、FIRフィルタ10の使用有無を、RSSI16で検出される受信信号強度と閾値設定部14から入力される所定の閾値Thとの比較により判断したが、例えば送信信号の電力の大きさに基づき判断してもよい。すなわち、スイッチ制御部13において送信電力を求め、予め設定された閾値よりも大きいときは、基地局が遠いために受信信号の強度も低くなることが予測されるので、FIRフィルタ10を使用しないようスイッチ11a,11bを切り替える。一方、送信電力が予め設定された閾値よりも小さいときは、基地局が近く受信信号の強度が高くなることが予測されるので、FIRフィルタ10を使用するようスイッチ11a,11bを切り替える。
または、移動通信端末装置が通信中か否かにより、FIRフィルタ10の使用有無を判断するようにしてもよい。すなわち、他の移動通信端末装置との間で信号の送受信を行っている間はFIRフィルタ10を使用し、信号の送受信を行っていない間(信号の待ち受け中)はFIRフィルタ10を使用しないよう、スイッチ11a,11bを切り替える。
更には、FIRフィルタ10の入力信号のレベルと出力信号のレベルとを比較することで、妨害波の有無を検出し、FIRフィルタ10の使用有無を切り替えてもよい。例えば、入出力信号のレベルがほぼ等しいレベルであれば、妨害波がない環境下にあると推測されるため、EVMを抑制する必要があると判断してFIRフィルタ10を使用する。一方、入力信号のレベルが出力信号のレベルよりも大きいのであれば、妨害波がある環境下にあると推測されるため、EVMを抑制しても高速データ通信機能が機能しないと判断して、FIRフィルタ10を使用しないよう、スイッチ11a,11bを切り替える。なお、ADC9の入力信号と出力信号のレベルは基本的に変化しないため、FIRフィルタ10の入力信号レベルの代わりに、ADC9の入力信号のレベルを用いて妨害波の有無を判断してもよい。
もしくは、これらの2つ以上の判断基準を複合して用いてもよい。
1…アンテナ、2…送受信切り替え部、3…ローノイズアンプ、4…バンドパスフィルタ、5…直交復調器、6…シンセサイザ、7…ローパスフィルタ、8…バリアブルゲインアンプ、9…アナログデジタルコンバータ、10…FIRフィルタ、11a,11b…スイッチ、12…遅延回路、13…制御部、14…閾値設定部、15…デジタル変復調回路、16…受信信号強度検出回路、17…CPU、18…I/F、
Claims (5)
- アナログの受信信号から妨害波やノイズを除去するアナログフィルタと、
前記アナログフィルタから出力された信号をデジタル化するアナログデジタルコンバータと、
前記アナログデジタルコンバータから出力された信号から更に前記妨害波や前記ノイズを除去し、前記アナログフィルタによる帯域内特性の乱れを補正するデジタルフィルタと、
前記アナログデジタルコンバータから出力された信号を所定時間遅延させる遅延回路と、
前記アナログデジタルコンバータから出力された信号の入力先を制御する制御回路と、
を具備した受信回路において、
前記制御回路は、所定の条件に従って、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号の入力先を、前記デジタルフィルタ、または前記遅延回路のいずれか一方に切り替えることを特徴とする、受信回路。 - 前記遅延回路に、前記デジタルフィルタよりもタップ長の短い第2のデジタルフィルタが直列に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の受信回路。
- 前記遅延回路に、利得調整回路が直列に接続されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の受信回路。
- 前記制御回路は、前記受信信号の強度レベルにより、もしくは通信状態により、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号の入力先を切り替えることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された受信回路。
- 前記制御回路は、前記受信信号の重畳された妨害波の有無により、前記アナログデジタルコンバータから出力された信号の入力先を切り替えることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された受信回路。
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