JP2004023508A - 自動利得制御回路 - Google Patents

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    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3052Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in bandpass amplifiers (H.F. or I.F.) or in frequency-changers used in a (super)heterodyne receiver

Abstract

【課題】隣接チャネル信号に基づく信号誤り率の増大を防止するAGC 回路を提供する。
【解決手段】復調器16により復調されたI軸信号およびQ軸信号は、直流増幅器18およびアナログフィルタ20を通してアナログ・デジタル変換器22に入力されデジタル化される。アナログ・デジタル変換器22でデジタル化されたデータI およびQ は、デジタルフィルタ24により隣接チャネル信号成分が除去されて希望チャネル信号成分が取り出される。AGC 機能回路26では、デジタルフィルタ24で取り出した希望チャネル信号成分のデータに基づいてパワーを算出し、算出したパワーに基づいてAGC 電圧102 を生成してAGC 増幅器14の利得を制御する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDMA(Code Division Multiple Access )無線通信装置の受信部で使用される自動利得制御回路(以下、AGC 回路という)に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA無線通信装置の受信部は、たとえば、受信ミキサ、SAW フィルタ、AGC 増幅器、直交変調信号を復調する復調器、アナログ・デジタル変換器、AGC 機能回路等を含み、アンテナにより受信した高周波信号を受信ミキサによりIF(中間周波数)信号に変換し、SAW フィルタにより希望チャネル信号を選択してAGC 増幅器によりレベル調整し、レベル調整した信号を復号器により復調してI軸信号およびQ軸信号を生成し、生成したI軸信号およびQ軸信号をアナログ・デジタル変換回路によりデジタル化するものであった。そして、AGC 機能回路により、デジタル化されたI軸信号およびQ軸信号のパワーを算出して予め定められた閾値(REF POWER )と比較し、閾値との差に応じてAGC 増幅器の利得を制御することによりアナログ・デジタル変換器の入力レベルを一定にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のCDMA無線通信装置の受信部は、たとえば、W−CDMA (Wideband−CDMA)方式の場合には、キャリア周波数が互いに異なる通信帯域が5MHz のチャネルを12チャネル分受信できるように60MHz (たとえば、下り回線の場合は2110MHz 〜2170MHz )の周波数帯域を備えているので、アンテナにより受信された隣接チャネル信号は、希望チャネル信号と同様に途中のフィルタ等で減衰を受けることなくSAW フィルタの入力端まで到達しこのSAW フィルタによりはじめて減衰を受ける。このため、隣接チャネル信号は、受信レベルが希望チャネル信号より極めて高い場合には、SAW フィルタにより減衰を受けても希望チャネル信号よりもなおレベルが高い場合も生じる。このような場合、アナログ・デジタル変換器の出力には、希望チャネル信号のI軸信号およびQ軸信号の外に隣接チャネル信号の成分も含まれることになる。
【0004】
一方、上記のAGC 機能回路では、アナログ・デジタル変換器から出力されるすべての信号ついて、希望チャネル信号と隣接チャネル信号の成分を区別することなくそのパワーを算出している。このため、隣接チャネル信号の受信レベルが希望チャネル信号の受信レベルより大きい場合には、主として隣接チャネル信号のレベルに応じてAGC 制御が行われることになる。
【0005】
したがって、AGC 機能回路における閾値が比較的小さい値に設定されている場合に隣接チャネル信号のレベルが大きくなると、アナログ・デジタル変換器に入力される希望チャネル信号のレベルが所定の値より低下して信号誤り率を増大させ、また、AGC 機能回路における閾値を大きい値に設定すると、アナログ部を構成するAGC 増幅器、復調器の入力信号レベルが増大して非直線歪を発生させ、結果として信号誤り率を増大させる場合が生ずるという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術の問題点を解決するもので、隣接チャネル信号の受信レベルが大きい場合でも、信号誤り率の増大を防止できるAGC 回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題を解決するために、AGC 電圧に従って利得を変えるAGC 増幅器と、AGC 増幅器から出力される信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する復調器と、復調器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路は、アナログ・デジタル変換器から出力されるI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の希望チャネル信号成分をそれぞれ通過させるデジタルフィルタと、デジタルフィルタを通過したデジタル信号の希望チャネル信号成分の合計パワーを算出し、このパワーのレベルに応じて変化するAGC 電圧を生成するAGC 機能手段とを含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、AGC 電圧に従って利得を変えるAGC 増幅器と、AGC 増幅器から出力される信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する復調器と、復調器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路は、アナログ・デジタル変換器から出力されるI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の希望チャネル信号成分をそれぞれ通過させるデジタルフィルタと、デジタルフィルタを通過した各デジタル信号の希望チャネル信号成分の合計パワーを算出する第1のAGC 機能手段と、アナログ・デジタル変換器でデジタル化されたI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の合計パワーを算出する第2のAGC 機能手段と、第2のAGC 機能手段で算出されたパワーから第1のAGC 機能手段で算出されたパワーを減算して隣接チャネル信号成分のパワーを算出し、この隣接チャネル信号成分のパワーが閾値より小さい場合は、第1のAGC 機能回路で算出されたパワーに応じて変化するAGC 電圧を生成し、隣接チャネル信号成分のパワーが閾値より大きい場合は、第1AGC 機能回路で算出されたパワーと第2のAGC 機能回路で算出されたパワーとを含むパワーに応じて変化するAGC 電圧を生成するAGC 判定手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明によるAGC 回路の実施例を詳細に説明する。図1は、本発明によるAGC 回路の第1の実施例を示すブロックである。図1において、受信ミキサ10、SAW フィルタ12、AGC 増幅器14、復調器16、直流増幅器18、アナログフィルタ20およびアナログ・デジタル変換器(ADC )22は、CDMA無線通信装置の受信部の一部分であり、デジタルフィルタ24およびAGC 機能回路26は、AGC 回路を構成している。なお、直流増幅器18、アナログフィルタ20、アナログ・デジタル変換器(ADC )22およびデジタルフィルタ24は、I軸信号およびQ軸信号を別々に平行して処理するものとする(他の実施例も同様である)。また、接続線に付した参照符号はその接続線に現れる信号を示す(他の図についても同様である)。
【0010】
受信ミキサ10は、高周波信号100 をIF信号に変換する周波数変換器であり、ダブルスーパーヘテロダイン方式の場合は2番目の受信ミキサに該当する。受信ミキサ10に接続されたSAW フィルタ12は、たとえば、通過帯域が5MHz のバンドパスフィルタであり、受信ミキサ10により周波数変換された信号から所望のチャネル信号(希望チャネル信号)を選択し、他のチャネル信号(隣接チャネル信号)を減衰させる表面弾性波フィルタである。SAW フィルタ12に接続されたAGC 増幅器12は、AGC 機能回路26から出力されるAGC 電圧102 に従って内蔵する増幅器の利得を制御するものである。
【0011】
AGC 増幅器12に接続された復調器16は、直交変調された信号を復調する復調器であり、AGC 増幅器12から出力される信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する。復調器16に接続された直流増幅器18は、復調器16から出力されるI軸信号およびQ軸信号を増幅する増幅回路であり、直流増幅器18に接続されたアナログフィルタ20は、直流増幅器18から出力されるI軸信号およびQ軸信号から不要波を除去するフィルタである。アナログフィルタ20に接続されたアナログ・デジタル変換器22は、アナログフィルタ20から出力されるI軸信号およびQ軸信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、I軸信号の振幅値を示すデータI およびQ軸信号の振幅値を示すデータQ からなるデータ106 を出力するものである。
【0012】
また、アナログ・デジタル変換器22に接続されたデジタルフィルタ24は、アナログ・デジタル変換器22から出力される信号から隣接チャネル信号成分を除去し、希望チャネル信号のデータI およびQ を選択して出力する狭帯域のローパスフィルタである。デジタルフィルタ24に接続されたAGC 機能回路26は、デジタルフィルタ24から出力されるデータI およびQ を使用して、アナログ・デジタル変換器22に入力されるI軸信号およびQ軸信号の一定期間TにおけるパワーP1を計算式Σ(I+Q1/2に従ってその周期T毎に算出し、算出したP1と予め定められた閾値(REF POWER )104 とを比較してその差を求め、その差に基づいてAGC 電圧100 を生成してAGC 増幅器14に出力するものである。
【0013】
このように構成された受信部では、AGC 機能回路26で生成したAGC 電圧102 によりAGC 増幅回路14の利得を制御することにより、アナログ・デジタル変換器22の入力レベルをAGC 機能回路26に設定された閾値104 に対応した値に保持する。本実施例では、特にアナログ・デジタル変換器22にデジタルフィルタ24を接続して希望チャネル信号のデータI およびQ のみを取り出し、このデータに基づいてAGC 制御電圧102 を生成してAGC 制御を行っている。したがって、隣接チャネル信号のレベルが増大した場合でも、アナログ・デジタル変換器22の入力における希望チャネル信号のレベルは一定に制御され、アナログ・デジタル変換の分解能以下に低下することはない。
【0014】
図2は、本発明によるAGC 回路の第2の実施例を示すブロック図である。この実施例は、AGC 回路をデジタルフィルタ24、AGC 機能回路26、28およびAGC 判定部30により構成したものであり、アナログ・デジタル変換器22にデジタルフィルタ24およびAGC 機能回路28を接続し、デジタルフィルタ24にAGC 機能回路26を接続し、AGC 機能回路26および28にAGC 判定部30を接続している。本実施例は、このような構成により、隣接チャネル信号のレベルが増大した場合にも、アナログ部において非直線歪みが発生しないようにAGC 制御を行うものである。なお、図1と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0015】
図2のAGC 機能回路26は、デジタルフィルタ24から出力されるデータ106 (データI およびQ )を使用して、アナログ・デジタル変換器22に入力される希望チャネル信号のI軸信号およびQ軸信号の一定期間TにおけるパワーP1を計算式Σ(I+Q1/2に従ってその周期T毎に算出し、パワーP1の算出値108 をAGC 判定部30に出力する回路である。AGC 機能回路28は、アナログ・デジタル変換器22から出力されるデータI およびQ を使用して、アナログ・デジタル変換器22に入力される希望チャネル信号および隣接チャネル信号の一定期間TにおけるパワーP2を計算式Σ(I+Q1/2に従ってその周期T毎に算出し、パワーP2の算出値110 をAGC 判定部30に出力する回路である。
【0016】
また、AGC 判定部30は、AGC 機能回路26から出力される算出値108 およびAGC 機能回路28から出力される算出値110 に基づいて、AGC 電圧102 を生成してAGC 増幅回路14に出力するものである。図3は、AGC 判定部30の実施例を示すブロック図である。このAGC 判定部30は、減算回路200 、比較回路202 、加算回路204 および比較回路206 から構成される。
【0017】
図3における減算回路200 は、図2のAGC 機能回路28から出力される算出値110 から、AGC 機能回路26から出力される算出値108 を減算して隣接チャネル信号成分のパワーP3を算出し、パワーP3を表わす算出値208 を出力するものである。減算回路200 に接続された比較回路202 は、算出値208 と予め設定された閾値210 とを比較し、算出値208 が閾値210 より大きいときその算出値208 を算出値212 として出力するものである。なお、算出値208 の大きさを調整して算出値212 としてもよい。また、比較回路202 に接続された加算回路204 は、算出値108 に算出値212 を加算して加算値214 を出力し、加算回路204 に接続された比較回路206 は、加算値214 と予め設定された閾値216 とを比較して差分値を求め、その差分値に応じて変化するAGC 電圧102 を生成するものである。なお、閾値210 および216 は図2の閾値104 に対応する。
【0018】
図4は、AGC 判定部30の他の実施例を示すブロック図である。このAGC 判定部30は、図3のAGC 判定部30における比較回路202 を省略して回路構成の簡単化を図ったものであり、減算回路200 、加算回路204 および比較回路206 から構成される。減算回路200 は、算出値110 から算出値108 を減算して隣接チャネル信号成分のパワーP3を算出し、これを算出値208 として出力するものである。減算回路200 に接続された加算回路204 は、算出値108 に算出値208 を加算して加算値214 を出力し、加算回路204 に接続された比較回路206 は、加算値214 と予め設定された閾値216 とを比較して差分値を求め、その差分値に応じて変化するAGC電圧102 を生成するものである。なお、この実施例における閾値216 は図2の閾値104 に対応する。
【0019】
本実施例の動作を説明すると、受信部が希望チャネル信号を受信したとき、アナログ・デジタル変換器22では、I軸信号およびQ軸信号のレベルを示すデータI およびQ からなるデータ106 を出力する。データI およびQ は、AGC 機能回路28に入力されると共にデジタルフィルタ24を通してAGC 機能回路26に入力される。AGC 機能回路26では、周期T毎に計算式Σ(I+Q1/2を用いてパワーP1を算出し、AGC 機能回路28も同様にしてパワーP2を算出する。パワーP1を示す算出値108 およびパワーP2を示す算出値110 は共にAGC 判定部30に入力される。
【0020】
図3のAGC 判定部30の減算回路200 では、算出値110 から算出値108 を減算して隣接チャネル信号成分のパワーP3を算出し、算出したP3を表わす算出値208 を比較回路202 に出力する。比較回路202 では、算出値208 と閾値210 とを比較して算出値208 が閾値210 より大きいとき算出値212 を出力する。加算回路204 では、算出値108 に算出値212 を加算して加算値214 を出力する。したがって、加算値214 は、隣接チャネル信号成分のパワーP3が閾値210 より小さいときはパワーP1を表わし、閾値210 を超えるときはパワーP1に隣接チャネル信号成分のパワーP3に応じて変化する算出値212 を加算した値を表わすことになる。
【0021】
比較回路206 では、前述のように加算回路204 から出力される加算値214 と閾値216 とを比較してその差に応じて変化するAGC 電圧102 を生成してAGC 増幅器14に出力する。AGC 増幅器14では、このAGC 電圧102 に従って利得を制御する。なお、図4のAGC 判定部30の場合には、加算回路204 から出力される加算値214 は、常にパワーP1にパワーP3を加算した値であり、比較回路206 では、この加算値214 と閾値216 とを比較してその差に応じて変化するAGC 電圧102 を生成してAGC 増幅器14に出力する。
【0022】
このように本実施例では、AGC 判定部30により隣接チャネル信号成分のパワーP3を監視し、パワーP3が閾値210 より小さい場合には、アナログ部分において隣接チャネル信号による非直線歪みの発生はないと判断し、希望チャネル信号成分のパワーP1のレベルに基づいてAGC 制御を行う。これにより、アナログ・デジタル変換器22に入力される希望チャネル信号(I軸信号およびQ軸信号)のレベルをアナログ・デジタル変換の分解能以下とならないように保持することができる。また、パワーP3が閾値210 より大きい場合には、アナログ部分において隣接チャネル信号により非直線歪みの発生する恐れがあると判断し、隣接チャネル信号成分のパワーP3のレベルに応じて変化する加算値214 に基づいてAGC 制御を行う。これにより、アナログ部分において隣接チャネル信号により発生する信号の非直線歪みを防止することができる。
【0023】
なお、図2のAGC 機能回路30は、隣接チャネル信号による信号の誤り率の悪化を防止するために設けたものであるので、相手と通信を行う接続モード時のみ起動させ、それ以外の待ち受け時には起動させないようにしてもよい。後述する第3の実施例および第4の実施例の場合も同様である。
【0024】
図5は、本発明によるAGC 回路の第3の実施例を示すブロック図である。この実施例は、図2に示すAGC 回路に平均処理回路32、34を追加したものであり、AGC 機能回路26とAGC 判定部30との間に平均処理回路32を接続し、AGC 機能回路28とAGC 判定部30との間に平均処理回路34を接続した構成となっている。本実施例は、このような構成によりフェージングを考慮したAGC 制御を行うものである。なお、図2と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0025】
図4におけるAGC 機能回路26は、パワーP1を算出してパワーP1を示す算出値108 を周期T毎に平均処理回路32に出力し、AGC 機能回路28は、パワーP2を算出してパワーP2を示す算出値110 を周期T毎に平均処理回路34に出力する。平均処理回路34は、上記の周期Tに基づいて周期がT2(Tの整数倍)の制御パルスを生成し、この制御パルスに同期して入力される算出値108 をAGC 判定部30に算出値112 として出力するものである。また、平均処理回路34は、上記の周期Tに基づいて周期がT2(Tの整数倍)の制御パルスを生成し、この制御パルスに同期して入力される算出値110 をAGC 判定部30に算出値114 として出力するものである。
【0026】
AGC 判定部30には、平均処理回路32から算出値112 が時間T1毎に入力され、平均処理回路34から算出値114 が時間T2毎に入力される。本実施例のAGC 判定部30は、図3に示す減算回路100 の入力側にレジスタ220 、222 を追加した構成となっており、入力される算出値108 、110 をレジスタ220 、222 に格納し、先に格納した算出値を更新する。そして、周期T毎にレジスタ220 、222 から算出値112 、114 を読み出し、図3の場合と同様にしてAGC 電圧102 を生成するものである。なお、図4に示す減算回路100 の入力側にレジスタ220 、222 を追加した構成としてもよい。
【0027】
ところで、受信部で受信される希望チャネル信号および隣接チャネル信号の受信レベルは、フェージングにより時間的に変動することが多く、通常、その変動周期はキャリア周波数により異なる。したがって、希望チャネル信号を重視し、主として希望チャネル信号のフェージングにAGC を追従させる場合には、平均処理回路32で設定される時間T1を平均処理回路34で設定される時間T2より短くすればよい。これにより、希望チャネル信号のフェージングに追従できるAGC 制御を行うことが可能となる。
【0028】
図6は、本発明によるAGC 回路の第4の実施例を示すブロック図である。この実施例は、図2に示すAGC 回路におけるAGC 判定部30をAGC 判定部36に置き換え、このAGC 判定部36と直流増幅器18との間に制御回路38を接続したものである。本実施例は、このような構成により隣接チャネル信号が所定のレベル以上に増大したとき、直流増幅回路18の可変アッテネータの減衰量を瞬時に増大させてアナログ部における非直線歪みの発生を迅速に防止する。なお、直流増幅器18はI軸信号およびQ軸信号を別々に平行して処理するものとする。また、図2と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0029】
図6におけるAGC 判定部36は、AGC 機能回路26、28から出力される算出値108 、110 に基づいてAGC 増幅器14に供給するAGC 電圧102 を生成すると共に、制御回路38に出力するEN信号116 およびSW信号118 を生成するものである。図7は、AGC 判定部36の実施例を示すブロック図である。この実施例のAGC 判定部36は、比較回路300 、減算回路302 、比較回路304 、EN信号生成回路306 およびSW信号生成回路308 から構成される。
【0030】
比較回路300 は、AGC 機能回路26から出力される算出値108 と予め設定された閾値310 とを比較してその差に応じて変化するAGC 電圧102 を生成してAGC 増幅器14に出力するものである。減算回路302 は、AGC 機能回路28から出力される算出値110 から、AGC 機能回路26から出力される算出値108 を減算して隣接チャネル信号成分のパワーP3を算出し、パワーP3を示す算出値312 を出力するものである。減算回路302 に接続された比較回路304 は、算出値312 と予め設定された閾値314 とを比較し、算出値312 が閾値314を超えた時および算出値312 が閾値314より下がった時に起動信号316 を出力するものである。
【0031】
また、比較回路304 に接続されたEN信号生成回路306 は、比較回路304 から起動信号316 が与えられたとき、減衰量の切り替えを指示するEN信号116 を生成するものである。減算回路302 に接続されたSW信号生成回路308 は、減算回路302 から出力される算出値312 が閾値314 より小さいとき直流増幅器18のアッテネータを第1の減衰量に設定し、大きいとき第2の減衰量に設定するSW信号118 を生成するものである。ここで、第2の減衰量は第1の減衰量より大きいものとする。EN信号116 およびSW信号118 は図5の制御回路38に入力される。
【0032】
制御回路38は、タイミングクロック生成回路とSW信号出力回路とを含む(いずれも図示せず)。そして、タイミングクロック生成回路は、アナログ・デジタル変換器22に供給されるサンプリングクロック120 より1/2サンプリングクロックずれたタイミングクロックを生成し、AGC 判定部36からEN信号116 が与えられたときこのタイミングクロックに同期する切替タイミング信号を生成する。また、SW信号出力回路は、タイミングクロック生成回路で切替タイミング信号が生成されたとき、AGC 判定部36から与えられるSW信号118 をSW切替信号122 として直流増幅器18に出力する。したがって、直流増幅器18における可変アッテネータの減衰量の切り替えは、サンプリングクロック120 の中間点で実行され、アナログ・デジタル変換器22で行われるサンプリング動作に影響を及すことはない。
【0033】
また、本実施例の直流増幅回路18は、入力信号に減衰を与える可変アッテネータを有し、制御回路38から与えられるSW切替信号122 に従って可変アッテネータの減衰量を第1の減衰量または第2の減衰量に切り替えるものである。この可変アッテネータは、抵抗素子および切替スイッチから構成されており、時定数回路を含まないので減衰量の設定を迅速に切り替えることができる。なお、I軸信号およびQ軸信号に与える減衰量は共に、SW切替信号122 に従うものとする。
【0034】
本実施例の動作を説明すると、AGC 回路のAGC 判定部36では、希望チャネル信号成分のパワーP1に基づいてAGC 電圧102 を生成してAGC 増幅器14に出力する。また、AGC 判定部36では、AGC 電圧102 の生成と並行して隣接チャネル信号成分のパワーP3を監視し、パワーP3が所定の閾値を超えた時に第2の減衰量を設定し、パワーP3が所定の閾値より下がった時に第1の減衰量を設定するSW信号118 を生成すると共に減衰量の切り替えを指示するEN信号116 を生成して制御回路38に出力する。
【0035】
AGC 増幅器14では、AGC 判定部36から供給されるAGC 電圧102 に従って利得を制御する。一方、制御回路38では、AGC 判定部36からEN信号116 およびSW信号118 が与えられたとき、サンプリングクロック120 より1/2 サンプリングクロックだけずれたタイミングでSW切替信号122 を直流増幅器18に出力する。直流増幅器18では、このSW切替信号122 に従って可変アッテネータの減衰量を切り替える。
【0036】
このように第4の実施例によれば、直流増幅器18に時定数を含まない可変アッテネータを設け、隣接チャネル信号成分のパワーP3に応じて可変アッテネータの減衰量を切り替えているので、パワーP3のレベル変動に迅速に対応することができる。
【0037】
図8は、本発明によるAGC 回路の第5の実施例を示すブロックである。図8の受信ミキサ10、SAW フィルタ12、復調器16、可変抵抗器40、直流増幅器18、アナログフィルタ20、およびアナログ・デジタル変換器22は受信部の一部を構成し、アナログフィルタ42、遅延回路44、利得可変増幅器46、差動増幅器48、比較器50およびEN信号発生器52はAGC 回路を構成している。なお、AGC 回路は、I軸信号およびQ軸信号を別々に平行して処理するものとする。また、本実施例に直接関係しない回路は省略してある。また、図1と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0038】
復調器16に接続された可変抵抗器40は、復調器16から入力される信号に減衰を与える可変アッテネータを有し、EN信号発生器52からEN信号144 が与えられたとき、比較器50から供給されるSW切替信号138 に従って可変アッテネータの減衰量を変更するものであり、本実施例では、減衰量を第1の減衰量および第2の減衰量のいずれかに設定することができる。ただし、第2の減衰量は第1の減衰量より大きいものとする。
【0039】
可変抵抗器40には直流増幅器18が接続され、直流増幅器18にはアナログフィルタ20が接続されている。アナログフィルタ20は、直流増幅器18から出力される希望チャネル信号のI軸信号およびQ軸信号(希望チャネル信号成分)から隣接チャネル信号のI軸信号およびQ軸信号(隣接チャネル信号成分)を除去するローパスフィルタである。アナログフィルタ20に接続されているアナログフィルタ64は、アナログフィルタ20と同一の特性を有するローパスフィルタである。したがって、アナログフィルタ64から出力される信号78は、アナログフィルタ20の出力信号130 に隣接チャネル信号成分が含まれていても希望チャネル信号成分のみとなる。
【0040】
アナログフィルタ20に接続されている遅延回路44は、入力される信号130 に所定の遅延を与えるものであり、遅延回路44に接続されている可変利得増幅器46は、信号レベルを調整する利得可変手段を備えている。本実施例では、可変利得増幅器46から出力される信号134 の振幅および位相がアナログフィルタ42から出力される信号132 と同じになるように、遅延回路44の遅延時間および可変利得増幅器46の利得を調整する。
【0041】
アナログフィルタ42および可変利得増幅器46に接続されている差動増幅器48は、可変利得増幅器46から出力される信号134 と、アナログフィルタ42から出力される信号132 との差を検出してこれを信号136 として出力するものである。アナログフィルタ20は隣接チャネル信号成分を除去するが、隣接チャネル信号成分が大きい場合には、アナログフィルタ20から出力される信号130 に隣接チャネル信号成分が含まれる。一方、アナログフィルタ42から出力される信号132 は、希望チャネル信号成分のみである。したがって、差動増幅器48は、隣接チャネル信号成分を表わす信号136 を出力する。
【0042】
差動増幅器48に接続された比較器50は、信号136 のピーク値を検出して予め設定された閾値142 と比較し、信号136 のピーク値が閾値142 を超えた時、可変抵抗器40の減衰量を第2の減衰量に設定し、信号136 のピーク値が閾値142 より低下した時、可変抵抗器40の減衰量を第1の減衰量に設定するSW切替信号138 を生成すると共に、EN信号144 の出力を指示するキャリー信号140 を生成するものである。なお、ピーク値の検出に替えて信号136を積分してもよい。
【0043】
比較器50に接続されたEN信号発生器52は、可変抵抗器40における減衰量の切り替えタイミングを示すEN信号144 を生成する回路である。具体的には、アナログ・デジタル変換器22に供給されるサンプリングクロック120 より1/2 サンプリングクロックずれたタイミングクロックを生成し、比較器50からキャリー信号140 が与えられたとき、上記のタイミングクロックに同期したEN信号144 を生成して可変抵抗器40に出力する。したがって、可変抵抗器40における減衰量の切り替えは、サンプリングクロック120 のクロックとクロックの中間点で行われるので、アナログ・デジタル変換器22で行われるサンプリング動作に影響を及すことはない。
【0044】
本実施例の動作を説明すると、復調器16では受信信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する。このI軸信号およびQ軸信号は、可変抵抗器40、直流増幅器18およびアナログフィルタ20を通ってアナログ・デジタル変換器22、アナログフィルタ42および遅延回路44にそれぞれ入力される。アナログフィルタ42では、希望チャネル信号成分を通過させ、隣接チャネル信号成分の通過を阻止する。しかし、アナログフィルタ42の出力信号132 は、アナログフィルタ20の出力信号130 に隣接チャネル信号成分が含まれる場合でも希望チャネル信号成分のみとなる。
【0045】
差動増幅器48では、アナログフィルタ42を通過した信号132 と、遅延回路44および可変利得増幅器46を通過した信号134 との差を求めて、隣接チャネル信号成分(信号136 )を生成する。比較器50では、この信号136のピーク値を検知して閾値142 と比較し、ピーク値が閾値142 を超える時、可変抵抗器40における減衰量を第2の減衰量に設定し、ピーク値が閾値142 より低下した時、減衰量を第1の減衰量に戻すSW切替信号138 を生成して可変抵抗器40に供給すると共に、キャリー信号140 を生成してEN信号発生器52に出力する。
【0046】
EN信号発生器52では、比較器50からキャリー信号140 が与えられたとき、減衰量の設定変更のタイミングを示すEN信号144 を生成して可変抵抗器40に出力する。可変抵抗器40では、EN信号発生器52からEN信号144 が与えられたとき、比較器50から供給されるSW信号信号138 に従って可変アッテネータの減衰量を変更する。
【0047】
このように本実施例では、AGC 回路をアナログ回路で構成している。すなわち、アナログフィルタ20から出力される隣接チャネル信号成分(I軸信号およびQ軸信号)のレベルに基づいて、アナログ部が隣接チャネル信号成分により非直線歪みが発生しないように可変抵抗器40の減衰量を切り替えている。したがって、本実施例では、デジタル処理を行うデジタル処理回路を使用しないので、受信部におけるデジタル処理回路の規模を縮小することができる。
【0048】
図9は、本発明によるAGC 回路の第6の実施例を示すブロック図である。この実施例のAGC 回路は、アナログフィルタ54、比較器50、およびEN信号発生器52から構成されるもので、図8に示すAGC 回路に比較して回路構成が簡単化されている。なお、AGC 回路は、I軸信号およびQ軸信号を別々に平行して処理するものとする。また、図8と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0049】
アナログフィルタ54は、希望チャネル信号成分の通過を阻止し、隣接チャネル信号成分を通過させるハイパスフィルタである。したがって、アナログフィルタ20の出力信号130 に含まれる隣接チャネル信号成分は、アナログフィルタ54を通過し、信号150 として比較器50に入力する。比較器52、比較器52に接続される可変抵抗器40およびEN信号発生器52は、図8における同一の参照符号が付されたものと同じであるので説明を省略する。
【0050】
図8のAGC 回路では、アナログフィルタ42、遅延回路44、可変利得増幅器46および差動増幅器48を用いて隣接チャネル信号成分を取り出していた。このため、アナログフィルタ42から出力される信号132 (希望チャネル信号成分)の振幅および位相を遅延回路44および可変利得増幅器46を通して出力される信号134 に含まれる希望チャネル信号成分に一致するように遅延回路446および可変利得増幅器46を調整する必要がある。これに対して本実施例では、アナログフィルタ54のみにより隣接チャネル信号成分を取り出しているのでそのような煩わしさは無くなる。
【0051】
図10は、本発明によるAGC 回路の第7の実施例を示すブロック図である。この実施例のAGC 回路は、ピーク検知器58、比較回路60、およびEN信号発生器52から構成されており、直流増幅器18から出力される信号160 (希望チャネル信号成分および隣接チャネル信号成分を含む)に基づいてAGC 制御を行うものである。したがって、図9のアナログフィルタ54が不要となる。なお、なお、AGC 回路は、I軸信号およびQ軸信号を別々に平行して処理するものとする。また、図9と同じものには同じ参照符号を付してある。
【0052】
図10において、直流増幅器18に接続されたピーク検知器58は、直流増幅器18から出力される信号160 のピークを検知し、そのピーク値を示す信号162 を出力するものである。ピーク検知器58に接続された比較器60は、ピーク検知器58から出力される信号162 を周期T0のクロック(たとえば、アナログ・デジタル変換器18に供給されるサンプリングクロック58)を用いて周期T0毎に順次標本化し、標本化された値がN個連続して予め定められ閾値164 を超える時、可変抵抗器40の減衰量を第2の減衰量に設定し、そのような状態を脱した時、可変抵抗器40の減衰量を元の第1の減衰量に戻すSW切替信号138 を生成すると共に、EN信号144 の出力を要請するキャリー信号140 を生成する。なお、比較器60に接続された可変抵抗器40およびEN信号発生器52は、図9における同一の参照符号が付されたものと同じであるので説明を省略する。
【0053】
このように本実施例によれば、直流増幅器18から出力される希望チャネル信号成分および隣接チャネル信号成分を含む信号160 のレベルをピーク検知器58により検知し、その検知結果に従って可変抵抗器40の減衰量を制御しているので、アナログフィルタを使用する必要がなくなり、それだけAGC 回路の構成を簡単化することができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によるAGC 回路によれば、希望チャネル信号成分に基づいてAGC 制御を行っているので、隣接チャネル信号の影響を受けることなくアナログ・デジタル変換器の入力信号レベルを一定にすることができる。
【0055】
また、本発明によれば、隣接チャネル信号成分が増加したとき、希望チャネル信号成分と隣接チャネル信号成分とに基づいてAGC 制御を行っているので、アナログ部における隣接チャネル信号による非直線ひずみの発生を防止することができる。
【0056】
また、本発明によれば、希望チャネル信号成分に基づいてAGC 制御を行うと共に、隣接チャネル成分に基づいて時定数を含まない可変アッテネータを制御することにより、隣接チャネル成分のレベルが急激に変化した場合でも迅速に対応できる。
【0057】
さらに、本発明によれば、アナログのI軸信号およびQ軸信号に基づいてAGC 制御を行いことによりデジタル処理回路の規模を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるAGC 回路の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるAGC 回路の第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】図2に示すAGC 回路のAGC 判定部の実施例を示すブロック図である。
【図4】図2に示すAGC 回路のAGC 判定部の他の実施例を示すブロック図である。
【図5】本発明によるAGC 回路の第3の実施例を示すブロック図である。
【図6】本発明によるAGC 回路の第4の実施例を示すブロック図である。
【図7】図5に示すAGC 回路のAGC 判定部の実施例を示すブロック図である。
【図8】本発明によるAGC 回路の第5の実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明によるAGC 回路の第6の実施例を示すブロック図である。
【図10】本発明によるAGC 回路の第7の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
14 AGC 増幅器
16 復調器
20、42、54 アナログフィルタ
22 アナログ・デジタル変換器
24 デジタルフィルタ
26、28 AGC 機能回路
30、36 AGC 判定部
32、34 平均処理回路
38 制御回路
40 可変抵抗器
44 遅延回路
46 可変利得増幅器
48 差動増幅器
50、60 比較器
52 EN発生器
58 ピーク検知回路

Claims (9)

  1. AGC 電圧に従って利得を変えるAGC 増幅器と、該AGC 増幅器から出力される信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する復調器と、該復調器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路において、該回路は、
    前記アナログ・デジタル変換器から出力されるI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の希望チャネル信号成分をそれぞれ通過させるデジタルフィルタと、
    該デジタルフィルタを通過したデジタル信号の希望チャネル信号成分の合計パワーを算出し、該パワーのレベルに応じて変化する前記AGC 電圧を生成するAGC 機能手段とを含むことを特徴とする自動利得制御回路。
  2. AGC 電圧に従って利得を変えるAGC 増幅器と、該AGC 増幅器から出力される信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する復調器と、該復調器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路において、該回路は、
    前記アナログ・デジタル変換器から出力されるI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の希望チャネル信号成分をそれぞれ通過させるデジタルフィルタと、
    該デジタルフィルタを通過した各デジタル信号の希望チャネル信号成分の合計パワーを算出する第1のAGC 機能手段と、
    前記アナログ・デジタル変換器でデジタル化されたI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の合計パワーを算出する第2のAGC 機能手段と、
    該第2のAGC 機能手段で算出されたパワーから前記第1のAGC 機能手段で算出されたパワーを減算して隣接チャネル信号成分のパワーを算出し、該隣接チャネル信号成分のパワーが閾値より小さい場合は、前記第1のAGC 機能回路で算出されたパワーに応じて変化する前記AGC 電圧を生成し、隣接チャネル信号成分のパワーが前記閾値より大きい場合は、前記第1AGC 機能回路で算出されたパワーと前記第2のAGC 機能回路で算出されたパワーとを含むパワーに応じて変化する前記AGC 電圧を生成するAGC 判定手段とを含むことを特徴とする自動利得制御回路。
  3. 請求項2に記載の自動利得制御回路において、該回路はさらに、
    前記第1のAGC 機能手段で算出されたパワーを予め定められた第1の期間毎に入力して前記AGC 判定手段に出力する第1の平均処理手段と、
    前記第2のAGC 機能手段で算出されたパワーを予め定められた第2の時間毎に入力して前記AGC 判定手段に出力する第2の平均処理手段とを含み、
    前記AGC 判定手段は、前記第1の平均処理手段および第2の平均処理手段からそれぞれ出力されるパワーに基づいて前記AGC 電圧を生成することを特徴とする自動利得制御回路。
  4. 請求項3に記載の自動利得制御回路において、前記第1の平均処理手段における第1の期間は、前記第2の平均処理手段における第2の期間より長いことを特徴とする自動利得制御回路。
  5. AGC 電圧に従って利得を変えるAGC 増幅器と、該AGC 増幅器から出力される信号を復調してI軸信号およびQ軸信号を出力する復調器と、切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるI軸信号およびQ軸信号のそれぞれに対して減衰を与える可変アッテネータを含む可変抵抗器と、該可変抵抗器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路において、該回路は、
    前記アナログ・デジタル変換器から出力されるI軸信号およびQ軸信号のデジタル信号の希望チャネル信号成分をそれぞれ通過させるデジタルフィルタと、
    該デジタルフィルタを通過した各デジタル信号の希望チャネル信号成分の合計パワーを算出する第1のAGC 機能手段と、
    前記アナログ・デジタル変換器でデジタル化されたI軸信号およびQ軸信号の各デジタル信号の合計パワーを算出する第2のAGC 機能手段と、
    前記第1のAGC 機能手段で算出されたパワーに応じて変化する前記AGC 電圧を生成する手段と、前記第2のAGC 機能手段で算出されたパワーから前記第1のAGC 機能手段で算出されたパワーを減算して隣接チャネル信号成分のパワーを算出し、該隣接チャネル信号成分のパワーが閾値を超えた時前記可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、該パワーが前記閾値より低下した時前記可変抵抗器の減衰量を第1の減衰量に切り替える前記切替信号を生成する手段とを有するAGC 判定手段とを含みことを特徴とする自動利得制御回路。
  6. 直交変調された受信信号を復調してI軸信号とQ軸信号を出力する復調器と、第1の切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるI軸信号に減衰を与える第1の可変抵抗器と、第2の切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるQ軸信号に減衰を与える第2の可変抵抗器と、前記第1の可変抵抗器から出力されるI軸信号の希望チャネル信号成分を通過させる第1のローパスフィルタと、前記第2の可変抵抗器から出力されるQ軸信号の希望チャネル信号成分を通過させる第2のローパスフィルタとを含む無線装置受信部の自動利得制御回路において、該回路は、
    前記第1のローパスフィルタから出力されるI軸信号の希望チャネル信号成分を通過させる第3のローパスフィルタと、
    前記第2のローパスフィルタから出力されるQ軸信号の希望チャネル信号成分を通過させる第4のローパスフィルタと、
    前記第3のローパスフィルタから出力されるI軸信号に所定の遅延を与える第1の遅延手段と、
    前記第4のローパスフィルタから出力されるI軸信号に所定の遅延を与える第2の遅延手段と、
    前記第1の遅延手段を通過した信号のレベルを調整する第1の可変利得増幅手段と、
    前記第2の遅延手段を通過した信号のレベルを調整する第2の可変利得増幅手段と、
    前記第1の可変利得増幅手段から出力される信号から、前記第3のローパスフィルタから出力される信号を減算して隣接チャネル信号成分を算出し、該隣接チャネル信号成分が閾値を超えた時前記第1の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、該隣接チャネル信号成分が前記閾値より低下した時前記第1の可変抵抗器の減衰量を第1の減衰量に切り替える前記第1の切替信号を生成する第1の比較手段と、
    前記第2の可変利得増幅手段から出力される信号から、前記第4のローパスフィルタから出力される信号を減算して隣接チャネル信号成分を算出し、該隣接チャネル信号成分が前記閾値を超えた時前記第2の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、該隣接チャネル信号成分が前記閾値より低下した時前記第2の可変抵抗器の減衰量を第1の減衰量に切り替える前記第2の切替信号を生成する第2の比較手段とを含むことを特徴とする自動利得制御回路。
  7. 直交変調された受信信号を復調してI軸信号とQ軸信号を出力する復調器と、第1の切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるI軸信号に減衰を与える第1の可変抵抗器と、第2の切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるQ軸信号に減衰を与える第2の可変抵抗器と、前記第1の可変抵抗器および第2の可変抵抗器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路において、該回路は、
    前記第1の可変抵抗器から出力されるI軸信号の隣接チャネル信号成分を通過させる第1のハイパスフィルタと、
    前記第2の可変抵抗器から出力されるQ軸信号の隣接チャネル信号成分を通過させる第2のハイパスフィルタと、
    前記第1のハイパスフィルタから出力されるI軸信号の隣接チャネル信号成分のパワーを算出し、該パワーが閾値を超えた時前記第1の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、該パワーが前記閾値より低下した時前記第1の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替える前記第1の切替信号を生成する第1の比較手段と、
    前記第2のハイパスフィルタから出力されるQ軸信号の隣接チャネル信号成分のパワーを算出し、該パワーが前記閾値を超えた時前記第2の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、該パワーが前記閾値より低下した時前記第2の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替える前記第2の切替信号を生成する第2の比較手段とを含むことを特徴とする自動利得制御回路。
  8. 直交変調された受信信号を復調してI軸信号とQ軸信号を出力する復調器と、第1の切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるI軸信号に減衰を与える第1の可変抵抗器と、第2の切替信号に従って減衰量を第1の減衰量または該第1の減衰量より大きい第2の減衰量に切り替えて前記復調器から出力されるQ軸信号に減衰を与える第2の可変抵抗器と、前記第1の可変抵抗器および第2の可変抵抗器から出力されるI軸信号およびQ軸信号をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器とを含む無線装置受信部の自動利得制御回路において、該回路は、
    前記第1の可変抵抗器から出力されるI軸信号のピーク値を検知する第1のピーク検知手段と、
    前記第2の可変抵抗器から出力されるQ軸信号のピーク値を検知する第2のピーク検知手段と、
    前記第1のピーク検知手段で検知されたI軸信号のピーク値が予め定められた時間連続して閾値を超える時前記第1の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、前記I軸信号のピーク値が前期時間連続して前記閾値を超えない時前記第1の可変抵抗器の減衰量を第1の減衰量に切り替える前記第1の切替信号を生成する第1の比較手段と
    前記第2のピーク検知手段で検知されたQ軸信号のピーク値が予め定められた時間連続して前記閾値を超える時前記第2の可変抵抗器の減衰量を第2の減衰量に切り替え、前記Q軸信号のピーク値が前記時間連続して前記閾値を超えない時前記第2の可変抵抗器の減衰量を第1の減衰量に切り替える前記第2の切替信号を生成する第2の比較手段とを含むことを特徴とする自動利得制御回路。
  9. 請求項5ないし8のいずれかに記載の自動利得制御回路において、前記可変抵抗器における減衰量の切り替えは、前記アナログ・デジタル変換器に供給されるサンプリングクロックの周期の中間点で行うことを特徴とする自動利得制御回路。
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