JP2010176466A - 電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨選別機において、硬貨と電子マネーの双方の利便性を向上させる。
【解決手段】電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール50は、相手側装置内に収容される硬貨選別部10のフロントプレート20に装着されて、相手側装置から前面側に突出するようになっている。筐体52は、硬貨が投入される硬貨投入口57が設けられる天井面52Aと、天井面の下側且つ天井面と角度を有して形成されて、ICカードかざし部60が設けられる上部前面52B1を有する。筐体52内には、投入側延長路70とアンテナ装置72が収容されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、課金や両替などのように硬貨の受け取りを必要とする相手側装置に搭載される硬貨選別機又はこの硬貨選別機用のフロントモジュールに関し、特に、硬貨選別機に電子マネー読み取り機能を付加するための技術に関する。
従来のフロントプレート付き硬貨選別装置は、硬貨投入口や硬貨返却口、硬貨返却ボタンなどが配置されるフロントプレートと、このフロントプレートの背面側に設置される硬貨選別部を備えて構成されている。フロントプレートには相手側装置に対する結合面も提供しており、このフロントプレートを相手側装置に固定されると、硬貨選別部は相手側装置内に収容される。硬貨選別部は、硬貨投入口を介して投入された硬貨の真偽を判別し、正貨の場合は、相手側装置内の金庫側に排出すると共に、偽貨の場合は、その硬貨を硬貨返却口側に戻すようになっている。
このフロントプレート付き硬貨選別装置は、ゲーム機、特にテーブル型ゲーム機に利用されていることが多い。テーブル型ゲーム機は、そのテーブル上面がゲーム画面などで構成されており、更に、利用者がテーブルのゲーム画面に臨んだときに、利用者の右下に硬貨の投入口が見えるように、前面側にフロントプレート付き硬貨選別装置が配置されている。
近年、課金形態として、ICカードによる電子マネーの利用が普及してきている。従って、硬貨の受け取りを必要とする相手側装置においても、従来の硬貨に加えて、電子マネーによる金銭の受け取りが必要となってきている。そこで、特許文献1に開示されているように、硬貨選別機自体に一体的にICカードリーダライタを設けることで、相手側装置に特段の変更を要求することなく、硬貨選別機能と電子マネー読み取り機能を同時に実現する技術が提案されている。
特開2005−25404号公報
特許文献1の硬貨選別機では、利用者が硬貨を投入し易いように、硬貨投入口が垂直面よりも斜め上方に傾斜しているが、硬貨投入口とICカードかざし部が、同じ場所に形成されているため、利用者はどちらを利用したら良いのか困惑するという問題があった。また、硬貨投入口とICカードかざし部が混在する結果、これらの使用方法が視覚的に判断しにくいという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、利用者にとって、硬貨を電子マネーの双方を極めて利用しやすい環境を提供しつつも、相手側装置に特段の変更を要することなく装着可能な、硬貨選別機用フロントモジュール及び硬貨選別機を提供することを目的とする。
本発明者等の鋭意研究により、上記目的は、以下の手段によって達成される。
上記目的を達成する本発明は、相手側装置内に収容される硬貨選別部のフロントプレートに装着される電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールであって、前記相手側装置から前面側に突出する筐体と、前記筐体に形成され、硬貨が投入される硬貨投入口が設けられる天井面と、前記筐体において前記天井面の下側に連続し且つ前記天井面と角度を有して形成され、ICカードがかざされるカードかざし部が設けられる前面と、前記筐体内に設けられ、前記硬貨投入口から投入された前記硬貨を前記相手側装置内の前記硬貨選別部に案内する投入側延長路と、前記筐体内における前記ICカードかざし部の背面側に設けられ、前記ICカードと無線通信するアンテナ装置と、を備えることを特徴とする、電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールである。
上記目的を達成する本発明は、上記電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールにおいて、前記筐体における前記前面の下側に硬貨返却口が形成されると共に、前記筐体内には、前記硬貨選別部から前記硬貨返却口まで前記硬貨を案内する返却側延長路が設けられることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、上記電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールにおいて、前記前面に、前記ICカードかざし部の状態を示す表示部が設けられることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、上記電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールにおいて、前記天井面における前記硬貨投入口近傍に硬貨返却操作部が形成され、前記筐体内には、前記硬貨返却操作部の変位を、前記硬貨選別部に伝達する変位伝達機構が設けられていることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、上記発明の電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールと、前記相手側装置内に収容される前記硬貨選別部と、前記硬貨選別部を前記相手側装置に固定する前記フロントプレートと、を一体的に備えることを特徴とする硬貨選別機である。
本発明によれば、硬貨投入口とICカードかざし部が、筐体天井面と筐体前面によって区別された状態で配置されるため、利用者が、硬貨と電子マネーを迷うことなく利用することが可能となる。即ち、硬貨投入口が天井面に位置することで利用者が硬貨を投入し易く確実な投入が可能であり、ICカードかざし部が前面に位置することで利用者がICカードの大きさを気にすることなく利用可能である。
本実施形態の硬貨選別機の全体構成を示す斜視図である。 同硬貨選別機における硬貨選別部の内部構造を模式的に示す側面図である。 同硬貨選別機におけるフロントモジュールの内部構造を示す側面図である。 同フロントモジュールにおける変位伝達機構を示す斜視図である。 同フロントモジュール内の制御回路のハード構成を示すブロック図である。 同制御回路の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態の他の例に係る硬貨選別機の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態の他の例に係る硬貨選別機の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態の他の例に係る硬貨選別機の全体構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る硬貨選別機及び電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールについて詳細に説明する。
図1には、本実施形態の硬貨選別機1が示されている。硬貨選別機1は、特に図示しない相手側装置内に収容される硬貨選別部10と、硬貨選別部10を相手側装置に固定するためのフロントプレート20と、このフロントプレート20に対して一体的に設けられる電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール(以下、フロントモジュール)50とを備える。
硬貨選別部10は、フロントプレート20に対して相手側装置内に鉛直方向に延びる薄箱形状をなしている。図2に示されるように、硬貨選別部10の内部には、投入された硬貨を案内する導入路10Aと、この導入路10Aを経て導入された硬貨の真偽を判別するための判別機構10Bと、この判別機構10Bで判別された正貨を相手側装置内の金庫に排出する正貨案内路10Cと、同判別機構10Bで判別された偽貨を硬貨返却口側に案内する偽貨案内路10Dと、硬貨の真偽にかかわらず、利用者による硬貨返却ボタンの操作によって硬貨を偽貨案内路10D側に強制的に案内する返却機構10Eと、を備える。
フロントプレート20は、硬貨選別部10の前面側に一体的に設けられる板材であり、四隅に溶接スタット58が溶接されている。この溶接スタット58のネジを利用して、フロントプレート20が相手側装置に固定される。本実施形態において、フロントプレート20は、フロントモジュール50における筐体52の背面を兼ねるように構成されている。
図1に戻って、フロントモジュール50は、相手側装置(又はフロントプレート20)を基準として前面側に突出する筐体52を備える。この筐体52は、天井面52A、上部前面52B1、下部前面52B2、側面52C、底面52Dを有する略箱形状となっている。上部前面52B1と下部前面52B2の境には段差52Fが形成されており、上部前面52B1の方が、下部前面52B2と比較して利用者側に突出するようになっている。
天井面52Aは、硬貨投入口56及び硬貨返却ボタン57が設けられている。また、上部前面52B1には、ICカードかざし部60が設けられている。下部前面52B2には硬貨返却口64が設けられている。硬貨投入口56は、略水平状態で上方に開口しており、コインを含む各種硬貨が投入される。ICカードかざし部60は、特に図示しない電子マネー等の機能を備えたICカードがかざされる領域であり、所定面積を有する平面で構成されている。硬貨返却口64は、硬貨選別部10によって偽貨と判定された場合や、硬貨返却ボタン57が操作された場合に、その硬貨を返却するための開口である。
更に本実施形態では、上部前面52B1におけるICカードかざし部60の上側に、表示部66及び選択ボタン68が配置されている。表示部66は、液晶や有機EL等による表示画面によって構成され、利用可能な複数種類のICカードの名称リストが表示され、なお且つ、現在選択されているICカード名称が強調表示される。利用者が選択ボタン68を押すことで、強調表示が他のICカード名称に移動していき、自分が所有しているICカードを選択できる。選択した名称と一致するICカードを、ICカードかざし部60にかざすことで、ICカードの読み取り処理が実行される。
なお、筐体52の上部前面52B1は、天井面52Aの下側に連続しており、且つ、天井面52Aと60度〜90度の角度をなしている。従って、天井面52Aと上部前面52B1は、その角度の違いによって視覚的に完全に区別される。利用者は、天井面52A側の硬貨受け入れ機能と、上部前面52B1側の電子マネー読み取り機能を、視覚によって確実に認識できる。
図3には、フロントモジュール50の内部構造が示されている。筐体52内には、投入側延長路70と、アンテナ装置72と、返却側延長路76と、変位伝達機構78が設けられている。
投入側延長路70は、硬貨投入口56から硬貨選別部10までを連結する硬貨案内用通路であり、硬貨投入口56から投入された硬貨を硬貨選別部10に案内する。詳細に、この投入側延長路70は、約90度の角度範囲をなす部分円弧形状となっており、略水平状態となる硬貨投入口56から、フロントプレート20に設けられる硬貨選別部10側の挿入口20Aまでの間を、円弧軌道に沿わせながら硬貨を案内する。
アンテナ装置72は、上部前面52B1のICカードかざし部60の背面側に接近した状態で設けられ、ICカードかざし部60にかざされるICカード(図示省略)と無線通信する。アンテナ装置等を制御する制御回路74(図5参照)は、相手側装置内に図示しない別筐体内部に納められる。なお、この制御回路74は、アンテナ装置72、表示部66、選択ボタン68と配線によって接続されている(図6参照)。
返却側延長路76は、硬貨選別部10から、筐体52の下部前面52B2に形成される硬貨返却口64までの間を連結する硬貨案内用通路であり、硬貨選別部10から返却される硬貨を硬貨返却口64まで案内する。
変位伝達機構78は、図4(A)に示されるように、伝達軸78Aと揺動レバー78Bを備える。伝達軸78Aは、上下方向に延在すると共に、上下方向にスライド自在に配置される。揺動レバー78Bは、硬貨選別部10の返却機構10Eの入力軸に設けられる。伝達軸78Aは、上端が硬貨返却ボタン57に当接すると共に、下端が揺動レバー78Bに当接する。利用者によって硬貨返却ボタン57が下方に押し込まれると、図4(B)に示されるように伝達軸78Aが下方にスライドし、揺動レバー78Bを揺動させる。この結果、硬貨選別部10の返却機構10Eに回転動力が入力され、投入された硬貨が強制的に返却される。
図5には、制御回路74のハード構成が示されている。制御回路74は、CPU74A、ROM74B、RAM74Cを有している。なお、これらは回路基板によって相互に接続され、それぞれのデバイス間でメモリアドレスやデータ等の送受信を行う。CPU74Aは、中央演算処理装置であり、本硬貨選別機1の全体制御を行う。ROM74Bは、読み出し専用メモリ(READ ONLY MEMORY)である。ROM74Bは基本動作を行うファームウエア(プログラム)や、後述する各種機能を実現するプログラムなどを記憶している。CPU74Aは、任意のタイミングでROM74Bから必要なプログラムを読み込んで実行することができる。RAM74Cは、随時アクセスが可能なメモリ(Random Access Memory)である。RAM74Cは、CPU74Aの作業領域として機能すると同時に、CPU74Aの指示に応じて各種データを一時的に記憶する。なお、ここでは特に図示しないが、制御回路74は、表示部66やアンテナ装置72に電力を供給したり、表示部66やアンテナ装置72を制御したりするための他の電子部品も搭載される。
図6には、制御回路74において、ROM74Bに格納されているプログラムをCPU74Aが実行することで実現される機能構成が示されている。
この制御回路74は、機能構成として、電子マネーR/W処理部75A、表示制御部75B、モード切替部75C、通信部75Dを備える。電子マネーR/W処理部75Aは、アンテナ装置72を制御して、ICカードから情報を読み出したり、ICカードに情報を書き込んだりする。表示制御部75Bは、表示部66を制御して、様々な情報を表示部66に表示させる。本実施形態では、利用可能なICカードの名称リストを表示部66に表示させる。モード切替部75Cは、選択ボタン68の操作信号を受信して、このフロントモジュール50のモードを切り替える。例えば、A社、B社、C社のICカードが存在する場合、モード切替部75Cは、標準としてA社のICカードの読み書きが可能なA社モードを選択しているが、利用者が選択ボタン68を1回押すと、B社のICカードの読み書きが可能なB社モードに切り替える。この切替結果は、表示制御部75Bに伝達されて、現在B社モードである旨が表示部66に表示される。利用者が選択ボタン68を更に1回押すと、モード切替部75Cは、C社のICカードの読み書きが可能なC社モードに切り替える。利用者が選択ボタン68をもう1回押すと、A社モードに戻る。このようにして、選択ボタン68の押す回数によって、A社モード、B社モード、C社モードがこの順番に切り替えされる。通信部75Dは、ICカードから読み取った電子マネー情報を、配線(図示省略)を通じて相手側装置に送信する。
以上、本実施形態の硬貨選別機1によれば、天井面52Aと上部前面52B1が角度を有して配置されているので、天井面52Aの硬貨投入口56及び硬貨返却ボタン68によって構成される硬貨利用領域と、上部前面52B1におけるICカードかざし部60や表示部66、選択ボタン68によって構成される電子マネー利用領域が、明確に区別して配置されている。従って、利用者は、硬貨と電子マネーを迷うことなく、容易に使い分けることが可能になる。また、本硬貨選別機1では、筐体52内に返却側延長路76が設けられることで、下部前面52B2に硬貨返却口64を形成可能にしている。この結果、ICカードかざし部60が前面側に突出しても、それによって、硬貨返却口64が隠れてしまうことを回避できる。
更に、本硬貨選別機1では、上段に硬貨投入口56、中断にICカードかざし部60、下段に硬貨返却口64が配置されているので、視覚的に極めて利用しやすい構成とすることができる。また更に、本実施形態では、天井面52Aに硬貨投入口56が配置されているため、この硬貨投入口56が略水平な状態で上方に開口する。この結果、利用者は、硬貨を上方から落下させるだけで、硬貨を硬貨投入口56に容易に投入できるので、従来の硬貨選別機と比較して、利用者による硬貨の投入ミスを低減できる。
また、この硬貨選別機1では、投入側延長路70を部分円弧形状にして、硬貨投入口56を天井面52A側に水平に逃がすようにして配置する結果、筐体52の上部前面52B1の全体を有効活用可能となる。これにより、ICカードかざし部60を面積を広くすることができるので、電子マネーを利用する際の利便性が向上する。一方で、硬貨投入口56とICカードかざし部60を別々に配置しつつも、フロントモジュール50を極めてコンパクトな構成にできる。この結果、相手側装置の既存の収容空間に対して、サイズ変更をすることなくそのまま装着することができる。なお、相手側装置に硬貨選別部10及びフロントプレート20が既に設置されている場合であっても、その前面側にフロントモジュール50のみを追加設置することも可能となる。
また、この硬貨選別機1では、ICカードかざし部60が、微少な上向き傾斜面となっているので、利用者の視線側にICカードかざし部60を対向させることが可能となり、電子マネー読み取り機能の存在を利用者に確実に伝えることができる。更に、ICカードかざし部60の上部に、このICカードかざし部60の状態を示す表示部66が設けられているので、表示部66を利用して利用者に様々な情報を伝達できる。本実施形態では、読み取り可能なICカードの名称リストが表示される場合を説明したが、そのほかにも、ICカード内の電子マネーの残高、ICカードの利用方法等を伝達することができる。
なお、既に述べたように、上部前面52B1の上側は、天井面52Aの硬貨投入口56及び投入側延長路70と接近することから、筐体の内部空間が狭くなり、アンテナ装置72を設置することが困難となる。そこで本実施形態のように、内部空間があまり必要でない表示部66を、上部前面52B1の上側に配置しておき、その下にICカードかざし部60を配置することで、上部前面52B1の全てを有効活用している。
更に本硬貨選別機1では、筐体52内に変位伝達機構78を設けることで、天井面52Aの硬貨投入口56近傍に硬貨返却ボタン57を配置している。この結果、利用者は硬貨返却ボタン57の意味をその場所から視覚的に把握できる。特に既存の硬貨選別部10は、上下方向中央から下側に硬貨返却機構10Eが設けられているが、筐体52内の変位伝達機構78により、硬貨返却ボタン57の変位を、硬貨返却機構10Eまで確実に伝達することが可能となる。
なお、上記実施形態では、ICカードかざし部60が形成される上部前面52B1に対して、硬貨返却口64が形成される下部前面52B2が、相手側装置の方に奥まっている場合を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図7に示される他の構成例のように、上部前面52B1と下部前面52B2が同一面で構成されるようにしても良い。更に、図8に示されるように、上部前面52B1に対して下部前面52B2を利用者側に突出させても良い。このようにすると、硬貨返却口64の視認性を向上させることができる。また逆に、図9に示されるように、上部前面52B1を利用者側に突出させ、下部前面52B2はフロントプレートの表面とすることでも良い。このようにすると、前に突出する部分が小さくて済み、フロントモジュールの位置が利用者に近い場合に邪魔にならないようにすることができる。なお、これらの硬貨選別機1の他の構成については、既に図1〜図6で示した硬貨選別機1と略同様であるので、図面において同一の符号を付することで具体的な説明は省略する。
また、上記実施形態では、硬貨返却操作部として、硬貨返却ボタン57を採用する場合に限って示したが、本発明はこれに限定されず、硬貨返却レバーであっても良い。また、硬貨返却操作部の配置は、利便性の良い場所であれば、本実施形態で示した場所以外に配置することも可能である。
本発明は、硬貨と電子マネーの双方の使い勝手が向上した硬貨選別機、及び電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールを得ることができる。
1 硬貨選別機
10 硬貨選別部
20 フロントプレート
50 フロントモジュール
52 筐体
52A 天井面
52B1 上部前面
52B2 下部前面
56 硬貨投入口
57 硬貨返却ボタン
58 溶接スタット
60 ICカードかざし部
66 表示部
68 選択ボタン
70 投入側延長路
72 アンテナ装置
76 返却側延長路
78 変位伝達機構

Claims (5)

  1. 相手側装置内に収容される硬貨選別部のフロントプレートに装着される電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールであって、
    前記相手側装置から前面側に突出する筐体と、
    前記筐体に形成され、硬貨が投入される硬貨投入口が設けられる天井面と、
    前記筐体において前記天井面の下側に連続し且つ前記天井面と角度を有して形成され、ICカードがかざされるカードかざし部が設けられる前面と、
    前記筐体内に設けられ、前記硬貨投入口から投入された前記硬貨を前記相手側装置内の前記硬貨選別部に案内する投入側延長路と、
    前記筐体内における前記ICカードかざし部の背面側に設けられ、前記ICカードと無線通信するアンテナ装置と、を備えることを特徴とする、
    電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール。
  2. 前記筐体における前記前面の下側に硬貨返却口が形成されると共に、前記筐体内には、前記硬貨選別部から前記硬貨返却口まで前記硬貨を案内する返却側延長路が設けられることを特徴とする、
    請求項1に記載の電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール。
  3. 前記前面に、前記ICカードかざし部の状態を示す表示部が設けられることを特徴とする、
    請求項1又は2のいずれかに記載の電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール。
  4. 前記天井面における前記硬貨投入口近傍に硬貨返却操作部が形成され、
    前記筐体内には、前記硬貨返却操作部の変位を、前記硬貨選別部に伝達する変位伝達機構が設けられていることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の電子マネー・硬貨併用型フロントモジュール。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子マネー・硬貨併用型フロントモジュールと、
    前記相手側装置内に収容される前記硬貨選別部と、
    前記硬貨選別部を前記相手側装置に固定する前記フロントプレートと、
    を一体的に備えることを特徴とする硬貨選別機。
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