JP2010174430A - 畳床 - Google Patents

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JP2010174430A
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Keiji Iwamoto
啓司 岩本
Isao Ueda
勲 植田
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Eiwa Matekkusu Kk
IWAMOTO SHOTEN KK
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Eiwa Matekkusu Kk
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Abstract

【課題】畳床は近時プラスチック製のものが使用されてきている。種々の利点を有するが熱に弱いという欠点がある。燃え上がるまでの時間は藁よりは長いが、燃えることに変わりはない。最近では、1カ所で火災が発生した場合、それを他所に延焼することをできるだけ食い止める、又は時間が掛かるようにするという配慮が必要になってきている。そこで、それ自体ほとんど燃焼せず、且つ他所への延焼を一定時間くい止める畳床を提供する。
【解決手段】周囲を硼酸系無機物を含有するコーティング剤でコーティングされた発泡ポリスチレンビーズを多数固着して板状に成型した成型板の一方側の面に金属板を貼付し、反対側の面に金属クロスを貼付したもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、畳床に関するものである。
畳床は、畳表を固着する基材であり、古くは藁で製造されていたものである。近年、藁が重いこと、ダニ等の餌や住処になること等から近時プラスチック製の畳床が使用されてきている。
プラスチック製であるため、軽量であり、ダニ等の餌にもならないという大きなメリットはある。しかし、熱に弱いという欠点がある。
勿論、燃え上がるまでの時間は藁よりは長いが、燃えることに変わりはない。最近では、1カ所で火災が発生した場合、それを他所に延焼することをできるだけ食い止める、又は時間が掛かるようにするという配慮が必要になってきている。
例えば、壁や床について防火処理、防炎処理を施す等である。しかし、畳に関してはこのような対策はまったくといっていいほど採られていない。それは、藁製の床もまだ使用されていることが考慮されているためである。また、実際に藁やプラスチックで耐火性を持たせることはほぼ不可能であった。
そこで、本発明者は、それ自体ほとんど燃焼せず、且つ他所への延焼を一定時間くい止める畳床を提供する。
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明畳床を完成させたものであり、その特徴とするところは、周囲を硼酸系無機物を含有するコーティング剤でコーティングされた発泡ポリスチレンビーズを多数固着して板状に成型した成型板の一方側の面に金属板を貼付し、反対側の面に金属クロスを貼付した点にある。
本発明でいう発泡ポリスチレンビーズは、周囲がコーティング剤でコーティングされたものである。このコーティング剤は、硼酸系無機物を含有する熱硬化性樹脂である。熱硬化性樹脂としてはどのようなものでもよいが、フェノール樹脂等が好適である。硼酸系無機物とは、硼酸粉末や硼酸水溶液等をいう。
成型板は、上記の発泡ポリスチレンビーズが多数固着して板状になったものであり、ビーズを多数板状の金型に入れて板状に成型したものである。
この成型板の製法の1例について説明する。しかし、製造方法はこの方法に限定するものではない。
スチレンビーズに硼酸粉末等を混合し、この混合ビーズを予備発泡させる。この予備発泡ビーズを熟成放置させた後に、硼酸粉末等と熱硬化性樹脂を添加する。そしてこの混合物を板状の金型に充填し、100〜150℃で1〜5分間熱処理する。これで冷却し型から取り出せば完成である。
本発明で使用するこの成型板は、1枚でも複数枚でもよい。厚みとしては、複数の場合はその合計が、15〜50mmが好適である。15mm以下では強度的に問題があり、50mm以上では畳の厚みを越えてしまう。
この成型板の片面に金属板を貼付する。金属としては、アルミニウム、鉄等があるがコストの面からアルミニウムが好ましい。厚みとしては、80〜200μm程度が好適である。80μm以下では防炎効果が乏しく、強度にも問題がある。200μm以上でもよいが、これ以上でも効果はあまり変わらず、コストアップになり重くなるだけである。
この金属板を成型板(芯材というべきもの)の表面に設けたため、畳表が燃えた場合でも、芯材に炎が行かないのである。
成型板の反対側の面に金属クロスを貼付する。ここでいう金属クロスとは、織物に金属箔をラミネートしたものをいう。例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂のテープ(厚み50μm〜200μm程度、幅3mm〜15mm程度のものが好適)を織ったものに薄い(50〜200μm)金属箔を、熱や接着剤等で貼ったもの等である。このようなテープを織ったものでなく、細い繊維(化学繊維や天然繊維製)を織った通常の布のようなものでもよい。金属箔は両面でも片面でもよい。金属はアルミニウムが好適であるが鉄やその他の金属でもよい。
この金属クロスを用いることにより、アルミシートが裂けるのを防止することができ、機械加工(畳製造時)が容易になる。
本発明では、クッション性を向上させるため、金属板の上方に燃えにくいクッションシートを設けてもよい。例えば、麻シート等である。麻シートとは、畳部材として使用されるもので麻を織ったものである。麻は熱に強く比較的燃えにくいものである。厚みは、0.2〜1mm程度である。
クッション材としては、成型板と金属板の間、成型板と下方の金属クロスの間に設けてもよい。こちらも麻シートでよい。
また、本発明畳床は防炎、耐火、耐熱等を大きな目的としているため、成型板の側面にもアルミニウムテープを貼付してもよい。即ち、成型板の上下(表裏)は金属で挟持されているが、側面も同様に金属でカバーするものである。
このアルミニウムテープは、裏面に粘着剤が貼付されたものが市販されており、それらで十分である。
本発明は畳床であり、そこに貼付する畳表はどのようなものでもよい。畳表は、イグサを織ったものであり、そのイグサは従来の天然イグサでも、熱可塑性樹脂を成型した模造イグサでも、紙を成型した模造イグサでも何でもよい。織り方も自由である。
本発明畳床のサイズや形状は自由であり、これを用いて畳として構成するとき、本発明芯材以外にも、クッション材、吸湿材、殺菌材層等を設けてもよい。
各部材の固着はどのような方法でもよいが、従来通りの縫着が好適である。換言すると、縫着できることが本発明の成型板の特徴でもある。また、金属板や金属クロスも縫着可能なものを用いるのがよい。
本発明畳床には次のような大きな利点がある。
(1) 特殊な芯材(燃えにくい成型板)を用いているため、さらにその表裏を金属で挟持しているため、非常に燃えにくいものである。
(2) 本発明床を2階に使用すると、1階で火事があった場合、2階への延焼が遅くなる。これによって、2階の住民が助かるか否かの差になる場合がある。
(3) 発泡ポリスチロールであるため、非常に軽量である。
本発明畳床の1例を示す部分断面図である。
以下図面に示す実施例に従って本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明畳床1の1例を示す部分断面図である。周囲を硼酸系無機物を含有するコーティング剤でコーティングされた発泡ポリスチレンビーズを多数固着して板状に成型した成型板2の上面に金属板3(ここではアルミシート)が貼られ、さらにその上に麻シート4が設けられている。通常はこの上に畳表(図示せず)が固着される。
また、成型板2の下方には、アルミクロス5を固着している。このアルミクロス5は、ポリプロピレン繊維を織ったものをアルミ箔で両面ラミネートしたものである。
このような構成であるため、この例では下方からの炎に対して、アルミクロス5で防御し、さらにその上方の芯材は、燃えにくい特殊成型板を使用しているため、畳表まで火が行くのに相当の時間がかかる。
1 本発明畳床
2 特殊成型板
3 アルミシート
4 麻シート
5 アルミニウムクロス

Claims (2)

  1. 周囲を硼酸系無機物を含有するコーティング剤でコーティングされた発泡ポリスチレンビーズを多数固着して板状に成型した成型板の一方側の面に金属板を貼付し、反対側の面に金属クロスを貼付したことを特徴とする畳床。
  2. 該金属板と畳表の中間に麻シートを挿入したものである請求項1記載の畳床。

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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