JP2010172213A - 刈取収穫機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】刈取部の走行機体に対する連結高さを検出する連結高さセンサ61、走行変速装置7が設定低速位置から増速操作されることを牽制する牽制作用状態と、走行変速装置が設定低速位置から増速操作されることを許容する牽制解除状態とに切り換え自在な変速牽制手段77を備えてある。刈取部が設定連結高さより高い連結高さに位置する状態において変速牽制手段77が牽制解除状態に切り換わり、刈取部が設定連結高さ以下に位置する状態において変速牽制手段77が牽制作用状態に切り換わる。
【選択図】図3
Description
この種の刈取収穫機として、従来、たとえば特許文献1に記載されたコンバインがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、エンジン8の出力軸8aの回動力を、伝動ベルト17を介して走行用変速装置18の入力軸18aに伝達し、この走行用変速装置18の出力軸18bの回動力を、走行用ミッションMを介して左右の走行装置1に伝達する。走行用変速装置18の出力軸18bの回動力を、刈取クラッチ19を介して刈取部3の入力軸3dに伝達する。(各符号は、公報に記載されたものである。)
この図に示すように、畦80に沿った作業走行を行なって未刈り地81の一辺側および他辺側と畦80との間に移動走行地82ができると、未刈り地81の移動走行地82に沿った方向での一端部に位置する作業対象列に対する作業走行を行なう。この作業走行を終えて一方の移動走行地82に至ると、この移動走行地82を未刈り地81の他端部に向けて移動走行する。未刈り地81の他端部に到達すると、この端部に位置する作業対象列に対する作業走行を行う。この作業走行を終えて他方の移動走行地82に至ると、この移動走行地82を未刈り地81の一端部に向けて移動走行してこの端部に位置する作業対象列に対する作業走行を行う。このように、未刈り地81の両端部での作業走行と、各移動走行地82での移動走行とを繰り返して行なうという作業形態を採用されることがある。
つまり、作業走行を終えて枕地に至ると、枕地で旋回を行なって先の作業走行箇所に隣り合って位置する次の作業対象列に対する作業走行を行なうという作業形態を採用した場合、枕地での旋回に前後進の繰り返しが必要になるなどによって時間が掛かりがちになる。これに対し、上記した如く未刈り地の一端部と他端部の間を移動走行する作業形態を採用した場合、枕地での煩わしい旋回が不要になる。
前記刈取部の走行機体に対する連結高さを検出する連結高さセンサを備え、
前記走行変速装置が設定低速位置から増速操作されることを牽制する牽制作用状態と、前記走行変速装置が設定低速位置から増速操作されることを許容する牽制解除状態とに切り換え自在な変速牽制手段を備え、
前記刈取部が設定連結高さより高い連結高さに位置する状態において前記変速牽制手段が牽制解除状態に切り換わり、前記刈取部が前記設定連結高さ以下に位置する状態において前記変速牽制手段が牽制作用状態に切り換わるように、前記変速牽制手段と前記連結高さセンサとを連係させてある。
図1は、本発明の実施形態に係る刈取収穫機の全体を示す側面図である。この図に示すように、本発明の実施形態に係る刈取収穫機は、左右一対のクローラ式の走行装置1,1によって自走するように構成され、かつ運転座席3aが装備された運転部3を有した走行機体を備え、この走行機体の機体フレームの前部に連結された刈取部2を備え、走行機体の機体フレームの後部側に走行機体横方向に並べて設けられ脱穀装置4と穀粒タンク5を備えて構成されている。
つまり、刈取部2は、機体フレームに軸芯P1まわりに上下揺動自在に支持された刈取部フレーム20、この刈取部フレーム20に支持された分草具21、引起し装置22、バリカン形の刈取装置23、供給装置24を備えている。この刈取部2は、刈取部フレーム20が油圧式でかつ単動形の昇降シリンダ27によって上下に揺動操作されることにより、分草具21が地面の近くに下降した下降作業高さと、分草具21が地面から高く上昇した上昇非作業高さとに昇降する。
刈取変速装置18は、シフトギヤ16が摺動操作されて低速伝動ギヤ14に噛み合うことによって低速位置に切り換わり、シフトギヤ16が摺動操作されて高速伝動ギヤ15に噛み合うことによって高速位置に切り換わる。
すなわち、走行変速装置7は、標準位置に切り換えられると、左右の走行装置1,1を植立穀稈の倒伏が無いとか少ない場合の作業走行に適切な標準速度で駆動する。走行変速装置7は、低速位置に切り換えられると、左右の走行装置1,1を標準速度よりも低速であって、植立穀稈の倒伏が激しい場合の作業走行に適切な速度で駆動する。走行変速装置7は、高速位置に切り換えられると、左右の走行装置1,1を標準速度よりも高速であって、移動走行に適切な速度で駆動する。
オートクラッチ手段70は、昇降レバー29が上げ位置[U]に操作されたと判断した場合、昇降シリンダ27を上げ側に切り換え操作し、昇降レバー29の上げ位置[U]への操作が解除されるまで、あるいは刈取部2が上限高さに上昇するまで刈取部2を上げ操作する。このとき、オートクラッチ手段70は、連結高さセンサ61による検出情報と、制御装置31が備える連結高さ設定手段76による設定連結高さとを基に、刈取部2の連結高さが設定連結高さよりも高くなったか否かを判断し、刈取部2の連結高さが設定連結高さよりも高くなったと判断した場合、刈取クラッチ17の操作シリンダ27を切り側に操作して刈取クラッチ17を切り状態に切り換え操作する。
設定連結高さとして、作業走行に使用される連結高さのうちの最も高い連結高さよりもやや高い連結高さであって、下限の連結高さと上限の連結高さとの間に位置する連結高さを設定してある。刈取部2を設定連結高さよりも高い連結高さにした場合、走行機体を圃場で高速走行させて刈取部2に上下振動が発生しても、刈取部2の接地が発生しにくい。
刈取部昇降手段72は、昇降レバー29が上げ位置[U]に操作されたと判断した場合、昇降シリンダ27を上げ側に切り換え操作し、昇降レバー29の上げ位置[U]への操作が解除されるまで、あるいは刈取部2が上限高さに上昇するまで刈取部2を上げ操作する。
刈取部昇降手段72は、昇降レバー29が下げ位置[D]に操作されたと判断した場合、後述する連係手段71による連係制御(図15参照)に移行し、昇降レバー29の下げ位置[D]への操作が解除されるまで、あるいは刈取部2が下限高さに下降するまで刈取部2を下げ操作する。
刈取クラッチ制御手段73は、刈取クラッチレバー26が入り位置[ON]に操作されたと判断した場合、操作モータ36を入り側に切り換え操作して刈取クラッチ17を入り状態に切り換え操作する。
刈取クラッチ制御手段73は、刈取クラッチレバー26が切り位置[OFF]に操作されたと判断した場合、操作モータ36を切り側に切り換え操作して刈取クラッチ17を切り状態に切り換え操作する。
変速牽制手段77は、牽制作用状態と牽制解除状態とに切り換え自在に構成されている。変速牽制手段77は、牽制作用状態に切り換わると、走行制御手段74に牽制作用し、走行制御手段74によって走行変速装置7の油圧モータ7Mが標準速位置及び低速位置から高速位置に切り換え操作されることを牽制する。変速牽制手段77は、牽制解除状態に切り換わると、走行制御手段77に対する牽制作用を解除し、走行制御手段77によって走行変速装置7の油圧モータ7Mが標準速位置及び低速位置から高速位置に切り換え操作されることを許容する。
ステップ7,8に示すように、走行制御手段74は、走行変速センサ38による検出情報を基に走行変速装置7の油圧モータ7Mが標準速位置と低速位置とのいずれになっていかを判断する。ステップ7,9に示すように、走行制御手段74は、走行変速装置7の油圧モータ7Mが標準速位置になっていると判断した場合、油圧モータ7Mを標準速位置に維持操作し、変速牽制手段77は、走行変速装置7を標準速位置から高速位置に増速操作させない。ステップ8,10に示すように、走行制御手段74は、走行変速装置7の油圧モータ7Mが低速位置になっていると判断した場合、油圧モータ7Mを低速位置に維持操作し、変速牽制手段77は、走行変速装置7を低速位置から高速位置に増速操作させない。
ステップ2,3,4に示すように、連係手段71は、オートクラッチ手段70がオンであると判断した場合、昇降シリンダ27を下げ側に操作して刈取部2を下降操作し、連結高さセンサ61による検出情報と連結高さ設定手段76による設定連結高さとを基に、刈取部2の連結高さが設定連結高さ以下であるか否かを判断する。
ステップ4,5,6に示すように、連係手段71は、刈取部2の連結高さが設定連結高さ以下であると判断し、かつ走行変速センサ38による検出情報を基に走行変速装置7の油圧モータ7Mが高速位置であると判断した場合、走行変速装置7の油圧モータ7Mを標準速位置する切り換え操作する。
ステップ7,8に示すように、連係手段71は、走行変速センサ38による検出情報を基に走行変速装置7の油圧モータ7Mが標準速位置に切り換わったか否かを判断し、油圧モータ7Mが標準速位置に切り換わったと判断した場合、刈取クラッチ17を入り状態に切り換え操作する。すなわち、連係手段71は、刈取クラッチ17が入り状態に切り換わるに先立って走行変速装置7が高速位置から標準速位置に減速するようにして走行変速装置7の減速、及び刈取クラッチ17の切り換えを行なう。
ステップ2,9,10に示すように、連係手段71は、オートクラッチ手段70がオンでないと判断した場合、昇降シリンダ27を下げ側に操作して刈取部2を下降操作し、刈取部2の連結高さが設定連結高さ以下であるか否かを判断する。
ステップ10,11に示すように、連係手段71は、刈取部2の連結高さが設定連結高さ以下であると判断した場合、刈取クラッチセンサ62による検出情報を基に刈取クラッチ2が入り状態であるか否かを判断する。
ステップ11,12,13に示すように、連係手段71は、刈取クラッチ17が入り状態であると判断し、かつ走行変速センサ38による検出情報を基に走行変速装置7の油圧モータ7Mが高速位置にあると判断した場合、走行変速装置7の油圧モータ7Mを標準速位置に切り換え操作して走行変速装置7を高速位置から標準速位置に減速操作する。
ステップ10,11において刈取部2の連結高さが設定連結高さ以下であると判断した場合でも、刈取クラッチ17が入り状態ではないと判断した場合(刈取クラッチ17が切り状態である場合)、ステップ14,15に示すように、連係手段71は、走行変速装置7の油圧モータ7Mが高速位置にあっても、油圧モータ7Mを高速位置に維持操作して走行変速装置7を減速させないで高速位置に維持する。
上記した実施形態の如く移動走行状態、標準刈取状態、低速刈取状態を現出するのに、走行変速装置7の油圧モータ7Mの変速操作によって走行変速装置1を変速する構成に替え、走行変速装置7の油圧ポンプ7Pの変速操作によって走行変速装置1を変速する構成、あるいは走行変速装置7とは別に副変速用の走行変速装置を設け、この副変速用の走行変速装置を変速操作する構成を採用して実施してもよい。
2 刈取部
7 走行変速装置
17 刈取クラッチ
61 連結高さセンサ
70 オートクラッチ手段
77 変速牽制手段
Claims (2)
- 走行機体に刈取部が上昇非作業高さと下降作業高さとに昇降操作自在に連結され、前記走行機体の走行装置を変速駆動する走行変速装置を備えた刈取収穫機であって、
前記刈取部の走行機体に対する連結高さを検出する連結高さセンサを備え、
前記走行変速装置が設定低速位置から増速操作されることを牽制する牽制作用状態と、前記走行変速装置が設定低速位置から増速操作されることを許容する牽制解除状態とに切り換え自在な変速牽制手段を備え、
前記刈取部が設定連結高さより高い連結高さに位置する状態において前記変速牽制手段が牽制解除状態に切り換わり、前記刈取部が前記設定連結高さ以下に位置する状態において前記変速牽制手段が牽制作用状態に切り換わるように、前記変速牽制手段と前記連結高さセンサとを連係させてある刈取収穫機。 - 前記刈取部に対する伝動を入り切りする刈取クラッチを備え、
前記刈取部が前記設定連結高さより高い連結高さに上昇させる操作によって前記刈取クラッチが切り状態に切換え操作されるように、前記刈取部と前記刈取クラッチとを連係させたオートクラッチ手段を備えている請求項1記載の刈取収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009015653A JP2010172213A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 刈取収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009015653A JP2010172213A (ja) | 2009-01-27 | 2009-01-27 | 刈取収穫機 |
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