JP2010168759A - 格子状構造材の製造方法及び格子状構造材 - Google Patents
格子状構造材の製造方法及び格子状構造材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010168759A JP2010168759A JP2009010472A JP2009010472A JP2010168759A JP 2010168759 A JP2010168759 A JP 2010168759A JP 2009010472 A JP2009010472 A JP 2009010472A JP 2009010472 A JP2009010472 A JP 2009010472A JP 2010168759 A JP2010168759 A JP 2010168759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip steel
- steel plate
- lattice
- steel plates
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
【課題】帯鋼板を交差状に組み付けた格子体を簡単かつ強固に製造する方法及び格子体を提供する。
【解決手段】帯鋼板1、2の端縁3、5からその長手方向軸と垂直な切欠き溝4、6を帯鋼板1、2の長手方向に所定間隔隔てて形成し、その切欠き溝4、6の幅と深さを帯鋼板1、2が該切欠き溝同士を嵌め合わされることで交差状に組み付け可能な寸法関係に形成し、交差状に配置した帯鋼板1、2での交差連接部を溶接接合するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】帯鋼板1、2の端縁3、5からその長手方向軸と垂直な切欠き溝4、6を帯鋼板1、2の長手方向に所定間隔隔てて形成し、その切欠き溝4、6の幅と深さを帯鋼板1、2が該切欠き溝同士を嵌め合わされることで交差状に組み付け可能な寸法関係に形成し、交差状に配置した帯鋼板1、2での交差連接部を溶接接合するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、構造材を交差状に連結する方法及びその方法で形成された構造材に関し、特に帯鋼板を交差配置することにより形成した格子状構造材の製造方法及び格子状構造材に関する。
従来、帯鋼板を使用して帯鋼板が交差する格子体を形成する場合、一方の帯鋼板を長尺のまま平行に並列配置し、他方の帯鋼板を長尺帯鋼板間の間隔寸法に形成し、この短尺に形成した他方の帯鋼板を平行に位置している長尺の帯鋼板の側面部分に対称配置し、この長尺帯鋼板の側面部分と短尺帯鋼板の端面部分とを当接させた状態で溶接して一体化している。
また、所定間隔に配列された断面I形状の型鋼からなる縦主部材のウエブに横主部材を貫通配置し、縦主部材のウエブに横主部材を溶接固定するようにした鋼製格子状床板も知られている(特許文献1)。
上記、縦主部材のウエブに横主部材を貫通配置するものでは、その構造上、縦主部材の上面及び底面と横主部材の上面及び底面とが同一平面内に位置しないという特性がある。この結果、構造材として使用した場合に強度分布が均一化しないという問題が見られた。
一方、帯鋼板を使用して格子体を形成する場合、特に帯鋼板を立てて格子材を形成するする場合、帯鋼板自体に自立性がないことから、長尺部材に対するする短尺部材の位置決めが面倒で格子状構造材としての組み付け性が悪いうえ、構造材としての強度が安定しないという問題が見られた。
一方、帯鋼板を使用して格子体を形成する場合、特に帯鋼板を立てて格子材を形成するする場合、帯鋼板自体に自立性がないことから、長尺部材に対するする短尺部材の位置決めが面倒で格子状構造材としての組み付け性が悪いうえ、構造材としての強度が安定しないという問題が見られた。
本発明は、このような点に鑑み提案されたもので、帯鋼板を交差状に組み付け格子体を簡単かつ強固に構成する方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、帯鋼板の端縁からその長手方向軸と垂直な切欠き溝を帯鋼板の長手方向に所定間隔隔てて形成し、その切欠き溝の幅と深さを帯鋼板が該切欠き溝同士を嵌め合わせることで交差状に組み付け可能な寸法関係に形成し、複数の帯鋼板同士を組み付けることで生じた交差連接部を溶接接合するようにしたことを特徴としている。
本発明では、帯鋼板の端縁からその長手方向軸と垂直な切欠き溝を帯鋼板の長手方向に所定間隔隔てて形成し、その切欠き溝の幅と深さを帯鋼板が該切欠き溝同士を嵌め合わせることで交差状に組み付け可能な寸法関係に形成していることから、交差配置されている第1帯鋼板と第2帯鋼板とは、いずれも切欠き溝のない部部で母材続いている状態となることから、引っ張りや曲げに対してより高い耐力及び変形性能を発揮することができる。
更に、端縁から所定の長さだけ切欠いた帯鋼板同士を切欠き溝同士で嵌り合うように組み込ンでいるので、相互の位置関係を確実に決めることができる、また、相互の切欠き溝同士を嵌め合わせるだけであるからに、その組み付け作業性も大幅に向上する。
図1は、第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)の一部を取り出した状態での格子状構造材の分解斜視図を示している。
この格子状構造材は、複数並列に配置した第1帯鋼板(1)とこの第1帯鋼板(1)に対して、交差状に配設される複数並列に配置した第2帯鋼板(2)とで構成される。
この格子状構造材は、複数並列に配置した第1帯鋼板(1)とこの第1帯鋼板(1)に対して、交差状に配設される複数並列に配置した第2帯鋼板(2)とで構成される。
第1帯鋼板(1)には、図1及び図4に示すように、その下端縁(3)から長手方向軸に直交する状態で上向きの切欠き溝(4)が長手方向で所定のピッチで形成してあり、その切欠き高さ(h)は、全高(H)の約半分に形成してある。
一方、第2帯鋼板(2)には、図1及び図4に示すように、その上端縁(5)から長手方向軸に直交する状態で下向きの切欠き溝(6)が長手方向で所定のピッチで形成してあり、その切欠き高さ(h)は、全高(H)の約半分に形成してある。
このように形成されている第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とを、図2(A)に示すように、その切欠き溝(4)(6)が互いに嵌り合うように組み付けた後、その交差している連接部(7)において、図2(B)に示すように隅肉溶接を用いて溶接接合して、図5に示すように、第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とが十字状に交差する矩形格子の格子状構造材に形成する。
このようにして構成した格子状構造材では、図3に示すように、その上半部では第1帯鋼板(1)が連続し、第2帯鋼板(2)が分断された状態で、また、その下半部では第2帯鋼板(2)が連続し、第1帯鋼板(1)が分断された状態で、溶接部(8)により一体接合されている。
図6、及び図7は別の実施形態を示すもので、第1帯鋼板(1)及び第2帯鋼板(2)に下端縁から切り上げた上向きの切欠き溝(4)と上端縁から切り下げた下向きの切欠き溝(6)とを各帯鋼板(1)(2)の長手方向に沿って所定ピッチで交互に形成したものであり、それぞれの切欠き高さ(h)は、全高(H)の約半分に形成してある。
図8及び図9に示すものは、異なる実施形態を示すもので、第1帯鋼板(1)及び第2帯鋼板(2)に形成する上向き切欠き溝(4)と下向きの切欠き溝(6)をそれぞれ帯鋼板(1)(2)の肉厚方向で傾斜する状態に設けたもので、このように形成した上向き切欠き溝(4)と下向きの切欠き溝(6)をその切欠き溝(4)(6)が互いに嵌り合うように複数の第1帯鋼板(1)と複数の第2帯鋼板(2)を組み付け、その交差部を溶着することにより、第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)が直角以外の交差角を持って接合された菱目形状の格子状構造材を形成するようにしたものである。
上記の各実施形態では、第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)の各交差連接部(7)を隅肉溶接を用いて溶接接合するようにしているが、各帯鋼板の切欠き溝(4)(6)の側縁部分に開先を形成し、部分溶け込み溶接や完全溶け込み溶接を用いて、第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とを一体に接合するようにしてもよい。
本発明は、建築分野での壁構造での壁材や床材、あるいは、切断装置での定盤などの製造に利用することができる。
1・2…帯鋼板、3・5…帯鋼板の端縁、4・6…切欠き溝、7…交差連接部。
Claims (8)
- 帯鋼板(1)(2)の端縁(3)(5)からその長手方向軸と垂直な切欠き溝(4)(6)を帯鋼板(1)(2)の長手方向に所定間隔隔てて形成し、その切欠き溝(4)(6)の幅と深さを帯鋼板(1)(2)が該切欠き溝(4)(6)同士を嵌め合わされることで交差状に組み付け可能な寸法関係に形成し、交差状に配置したそれぞれ複数の帯鋼板(1)(2)での交差連接部(7)を溶接接合するようにした格子状構造材の製造方法。
- 第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とを直交状に交差配置させる請求項1に記載の格子状構造材の製造方法。
- 第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とを菱形状に交差配置させる請求項1に記載の格子状構造材の製造方法。
- 帯鋼板(1)(2)同士の交差連接部(7)を隅肉溶接で接合する請求項1〜3のいずれか1項に記載の格子状構造材の製造方法。
- 帯鋼板(1)(2)同士の交差連接部(7)を部分溶け込み溶接で接合する請求項1〜3のいずれか1項に記載の格子状構造材の製造方法。
- 帯鋼板(1)(2)の端縁(3)(5)からその長手方向軸に対して垂直な方向に形成した切欠き溝(4)(6)が帯鋼板(1)(2)の長手方向に所定間隔隔てて形成してあるそれぞれ複数の第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とを、その切欠き溝(4)(6)同士を嵌め合わせることで交差状に組み付てあり、その帯鋼板(1)(2)での交差連接部(7)を溶接接合することにより一体化してある格子状構造材。
- 第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とが直交状に組み付けられている請求項6に記載の格子状構造材。
- 第1帯鋼板(1)と第2帯鋼板(2)とが斜交状に組み付けられている請求項6に記載の格子状構造材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009010472A JP2010168759A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 格子状構造材の製造方法及び格子状構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009010472A JP2010168759A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 格子状構造材の製造方法及び格子状構造材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010168759A true JP2010168759A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42701150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009010472A Pending JP2010168759A (ja) | 2009-01-21 | 2009-01-21 | 格子状構造材の製造方法及び格子状構造材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010168759A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022551391A (ja) * | 2019-09-06 | 2022-12-09 | ツェーペーツェー・アクチェンゲゼルシャフト | コンクリート床版、コンクリート床版要素、ならびにコンクリート床版及びコンクリート床版要素を製造する方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4730520U (ja) * | 1971-04-22 | 1972-12-06 | ||
JPS568690U (ja) * | 1979-06-27 | 1981-01-24 | ||
JPS60104486U (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | 山下 三男 | グレ−チング |
JPS6152991A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 箱型構造部材の製作方法 |
JPS6363801A (ja) * | 1986-09-01 | 1988-03-22 | 河野 武男 | 道路工法 |
JPH0444553A (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-14 | Daikure:Kk | 組立式グレーチング |
JPH079567U (ja) * | 1993-05-28 | 1995-02-10 | 石川島播磨重工業株式会社 | 自動溶接装置 |
-
2009
- 2009-01-21 JP JP2009010472A patent/JP2010168759A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4730520U (ja) * | 1971-04-22 | 1972-12-06 | ||
JPS568690U (ja) * | 1979-06-27 | 1981-01-24 | ||
JPS60104486U (ja) * | 1983-12-21 | 1985-07-16 | 山下 三男 | グレ−チング |
JPS6152991A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-15 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 箱型構造部材の製作方法 |
JPS6363801A (ja) * | 1986-09-01 | 1988-03-22 | 河野 武男 | 道路工法 |
JPH0444553A (ja) * | 1990-06-12 | 1992-02-14 | Daikure:Kk | 組立式グレーチング |
JPH079567U (ja) * | 1993-05-28 | 1995-02-10 | 石川島播磨重工業株式会社 | 自動溶接装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022551391A (ja) * | 2019-09-06 | 2022-12-09 | ツェーペーツェー・アクチェンゲゼルシャフト | コンクリート床版、コンクリート床版要素、ならびにコンクリート床版及びコンクリート床版要素を製造する方法 |
JP7462031B2 (ja) | 2019-09-06 | 2024-04-04 | ツェーペーツェー・アクチェンゲゼルシャフト | コンクリート床版、コンクリート床版要素、ならびにコンクリート床版及びコンクリート床版要素を製造する方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5184589B2 (ja) | トラス材料 | |
JP2010100380A (ja) | エスカレータ枠の製造方法 | |
JP2010168759A (ja) | 格子状構造材の製造方法及び格子状構造材 | |
JP2013057209A (ja) | モルタル下地用ラスおよび同ラスに用いる間隔保持具 | |
JP2011021460A (ja) | 日除け用部材成形品および日除け | |
JP5543680B1 (ja) | 段ボール製仕切り板キット | |
JP4267650B2 (ja) | 補強用トラス筋およびその製造方法、ならびにプレキャストコンクリート板およびプレキャスト鋼板 | |
JP2015209706A (ja) | 既存柱の補強構造 | |
AU2011313553A1 (en) | Metal ceiling substructure | |
KR101289835B1 (ko) | 빔 구조 | |
JP2012087548A (ja) | 鉄筋トラス付きデッキプレート | |
KR101174193B1 (ko) | 조립식 패널 | |
KR20160000327U (ko) | 2층 구조의 입체 그레이팅 | |
JP3169196U (ja) | 力骨付ラス | |
JP5027098B2 (ja) | 組子板 | |
JP2007321436A (ja) | トラス材料、及び立体トラスの斜材の製造方法 | |
JP5754828B1 (ja) | 蓋部材及びこれを用いたフロアパネル | |
JP5721555B2 (ja) | 複合ラスの製造方法および複合ラス | |
JP3148304U (ja) | トラス筋ジョイント器具 | |
JP2015068099A (ja) | 天井構造 | |
KR100622366B1 (ko) | 복합 데크 플레이트 | |
JP2007308966A (ja) | 力骨付ラス | |
JP5036046B2 (ja) | トラス材料 | |
JP2008008134A (ja) | トラス材料、及び立体トラス斜材の製造方法 | |
KR200362939Y1 (ko) | 복합 데크 플레이트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130702 |