JP2010167975A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
洗車機の使用者が操作して所望の洗車モードに設定する操作パネルを用いて、前回の洗車日時と今回の洗車日時の間隔が短いほど、洗車料金の割引率を大きくするレシートを発行する洗車機を提供する。
【解決手段】
被洗浄車両に対して相対移動して洗浄液を被洗浄車両に向けて射出する本体部1と、使用者により所望の洗車モードが選択操作されるとともに洗車料金が投入される操作部10と、洗車日時及び割引情報を含む取引情報を記録したレシートを発行するレシート発行部107と、前回発行されたレシートに記録された前記取引情報を読み取る読取部76とを備え、前記読取部で読み取られた前記割引情報に基づいて洗車料金を割引するとともに、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が短いほど今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を大きくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば給油所に設置され洗車に使用される洗車機に関し、特に、洗車料金の割引を行う洗車機に関する。
従来、給油所などに設置されている洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両に貯液タンクに貯留された液剤や洗浄水を噴霧して洗車を行う構成とされている。また、液剤や洗浄水を噴霧しながらブラッシングして洗浄することや、洗浄後に風を吹き付けて乾燥することが行われている。
洗車の際に用いる液剤としては、各種のシャンプーやワックスやコート類が用いられており、被洗浄車両のタイプや表面塗層に適した各種液剤が提案されている。これらの各種液剤は、それぞれ専用の貯液タンクに貯留されており、タンク内に挿入されたチューブを介して、洗車工程の処理に応じて噴霧され消費されていく。また、複数の洗車モードから所望のモードを選択し、使用する液剤の種類を選択して所定の洗車モードに設定する操作手段として操作パネルやリモートパネルを備えている。操作パネルは洗車機本体に配設しているが、リモートパネルは洗車機本体から離れた位置に設置して、このリモートパネルと操作パネルとを電気的に接続して、リモートパネルに設定された洗車モードにより、洗車機を駆動可能にしている。
操作パネルやリモートパネルを備える洗車機の一例について図8を用いて説明する。この洗車機WAは、複数のブラシを備える洗浄部材と、ブロワと複数の送風ノズルを備える乾燥部材とを装着し、被洗浄車両CAを跨ぐように門型とされる洗車機本体(本体部と同義)1を備えた構成であり、被洗浄車両CAと洗車機本体1を前後方向に相対移動させながら、複数の貯液タンクに貯留された液剤をそれぞれ水により希釈して前記被洗浄車両へ噴霧して、前記被洗浄車両CAの洗車を行う。
例えば、洗車機本体1が、車輪3を介してレール2上に沿って走行移動する構成とし、被洗浄車両CAを、該被洗浄車両CAを跨ぐ門型とされる洗車機の左右一対のレール間の所定の位置に停車して、洗車機本体1に設置する操作パネル7もしくは洗車機本体1から離れた位置に設置するリモートパネル7Aに、所望の洗車モードを設定し、スタート釦を操作して、洗車操作を開始する。
門型の洗車機本体1は、被洗浄車両CAを洗浄するブラシとして、例えば、被洗浄車両CAの上面を洗浄するトップブラシ4と、被洗浄車両CAの両側面と前後面を洗浄する左右一対のサイドブラシ5と、被洗浄車両CAの両側面下部を洗浄する左右一対のロッカーブラシ6を備えている。
また、ブラッシングの際に使用する洗浄水や各種液剤を噴霧する各種ノズルや各種液剤を貯液する貯液タンクを備えている。各種液剤を貯液する複数の貯液タンクは、洗車機本体(本体部と同義)1に設けられるタンク収納部50に収納されており、電磁式の開閉弁と副給水ホースを備える分配配管部51を介して各ノズルに分配している。液剤を噴霧するノズルとしては、例えば、第一浄水ノズル11、第一洗剤ノズル12、第二浄水ノズル13、撥水コートノズル14、第二洗剤ノズル15、ワックスノズル16などが配設されている。
さらに、乾燥のために、ブロワ20と該ブロワ20からの送風を吹き付ける昇降自在なトップ送風ノズル21と左右一対のサイド送風ノズル22を備えている。また、洗車機本体1に配設する操作パネル7、もしくは、洗車機本体1から離れた位置に設置するリモートパネル7Aを介して、洗車機WAの駆動条件を設定し、設定された条件に基づいて洗車機WAを駆動する構成としている。8は、被洗浄車両CAの有無および車高を検知するセンサであって、例えば、光電センサや超音波を利用したソニックセンサが好適に用いられる。
操作パネル7やリモートパネル7Aには、水洗いモードや、洗剤を用いた洗浄モードや、ワックスを塗布するワックスモードや、撥水剤をコートする撥水モードなどの各種洗車モードを選択する選択釦や、ブラシの回転数を制御するブラシ回転スイッチや、スタート・ストップ釦などが設けられている。
また、洗車機本体1を、洗浄部材を備えた洗浄機本体と乾燥部材を備えた乾燥機本体との別体として、それぞれが、被洗浄車両CAを跨ぐように門型とされ、被洗浄車両CAと洗浄機本体と乾燥機本体とを前後方向に相対移動させながら、被洗浄車両CAの洗車を行う構成の洗車機も知られている。この構成であっても、各種ブラシと各種ノズルを備え、操作パネル7もしくはリモートパネル7Aを備えていることは同じである。
上記した従来の洗車機WAにおいては、一台の洗車機に一台の操作パネル7もしくはリモートパネル7Aが配設された1:1構成とされていて、洗車の際には、車種に適応した洗車モードやユーザが所望する洗車モードに設定する必要がある。そのために、操作パネル7やリモートパネル7Aに、ユーザ(使用者と同義)もしくは洗車スタッフが所定の洗車モードを選択して設定している。
洗車機の操作部を構成する操作パネル7もしくはリモートパネル7Aは、押釦とディジタル表示器等から構成されている。そしてこれらのパネルから車種の設定、装備品の設定、洗車コースを選択して洗車を実行している。
ここで、洗車機には顧客吸引力を高めるために洗車料金を割引することがある。例えば、特許文献1には、洗車機に備える操作パネルからレシートを発行し、そのレシートに印字されたバーコード情報に基づき洗車料金の割引を行う装置が開示されている。
また特許文献2には、顧客の購入活動に応じてポイントを付与するポイント管理システムにおいて、顧客の評価ランクと連動させて顧客に付与するポイントを自動的に増減させ、効果的にプロモーションを行うことができるポイント管理システムが開示されている。
さらに特許文献3には、ポイントカードなどの特別な媒体を用いずに、カードに付与されるポイントの管理を行う装置が開示されている。
特開2008−221957号公報 特開2006−127227号公報 特開平8−235440号公報
しかしながら上記のような従来の技術は、バーコード等に印字されたレシートを用いて洗車料金を下げたり、洗車機の利用頻度や回数に応じて洗車料金を下げたりしているが、前回の洗車日時と今回の洗車日時の間隔によって洗車料金を割引する装置は開示されておらず、効果的に洗車割引を用いて十分なプロモーションを行えているとは言えない。
そこで、本発明が斯かる問題点を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは前回の洗車日時と今回の洗車日時の間隔が短いほど、洗車料金の割引率を大きくする洗車機を提供するものである。
上記目的を達成するために本発明は、被洗浄車両に対して相対移動して洗浄液を被洗浄車両に向けて射出する本体部と、使用者により所望の洗車モードが選択操作されるとともに洗車料金が投入される操作部と、洗車日時及び割引情報を含む取引情報を記録したレシートを発行するレシート発行部と、前回発行されたレシートに記録された前記取引情報を読み取る読取部とを備え、前記読取部で読み取られた前記割引情報に基づいて洗車料金を割引するとともに、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が短いほど今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を大きくしたことを特徴とする。
この構成によると、被洗浄車両の使用者は洗車機に備えられた操作部から、洗車モードを選択操作する。操作の際、前回発行されたレシートを用いて洗車することで、前記レシートに記録された割引情報に基づいて洗車料金が割引されるとともに、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が短いほど今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を大きくなるレシートを受け取る。
このレシートを受け取ることによって、次回の早めの来店を促進し、結果継続的な来店を促進することができる。つまり、ガソリンスタンドにとってもユーザにとっても効率的なサービス提供が可能となる。また来店頻度の回転率が高くなれば成るほど、値引きサービス上の差別化優遇を与えることができるようになる。
尚、ここでいう使用者(ユーザと同義)とは、洗車情報を得るために端末装置を操作することのできる全ての人のことを指すものである。つまり、自動車のユーザという意味に限定されるものではなく、洗車事業者(例えばガソリンスタンドの店員等)や、自動車ディーラ、洗車機メーカ、自動車用部品販売業者などを含むものであり、要するに洗車サービスを受ける人、及びその人にサービスを提供する人全てが使用者となり得る。
上記目的を達成するために本発明は、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が所定期間よりも長いときに今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を一定値にしたことを特徴とする。
この構成によると、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が所定期間よりも長いときに今回発行するレシートの前記割引情報の割引率が一定値になるため、割引率を高めるためには次回の洗車を早める必要がある。そのため、次回の早めの来店を促進し、結果継続的な来店を促進することができる。
上記目的を達成するために本発明は、次回の洗車までの間隔毎に異なる前記割引情報をレシートに記録したことを特徴とする。
この構成によると、次回の洗車までの期間毎に異なる前記割引情報をレシートに記録したことになる。例えば1週間以内に来店であれば20%の洗車料金割引、2週間以内に来店であれば15%洗車料金割引というレシートを受け取ることになる。そうすると、次回の来店時期によって割引率が明確になる。従って、割引率を高めるためには次回の洗車の間隔を短くする必要がある。そのため、次回の早めの来店を促進し、その結果、継続的な来店を促進することができる。
上記目的を達成するために本発明は、前記割引情報を前記レシートの他の部分と異なる書体で記録したことを特徴とする。
前記割引情報を前記レシートの他の部分と異なる書体で記録したため、使用者にとって割引情報を把握しやすくなり、宣伝広告効果に繋がることになる。
以上のように本発明によれば、洗車時に発行されたレシートが読取部で読み取られた前記割引情報に基づいて洗車料金を割引するとともに、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が短いほど今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を大きくしたことになる。そしてこのレシートを受け取ることによって、次回の早めの来店を促進し、結果継続的な来店を促進することができる。つまり、ガソリンスタンドにとってもユーザにとっても効率的なサービス提供が可能となる。即ち、できるだけ早く洗車をしようとする洗車意欲が沸き、洗車頻度が短くなり、利益率を高めるための洗車機を提供することができる。また洗車頻度が短くなるため、来店回数も増え、洗車だけでなく給油等のその他の売り上げ効果も期待できる。
本発明に係る洗車機が備えるリモートパネルの一例を示す正面図である。 リモートパネルの制御装置が備える各種機能を示す機能ブロック図である。 リモートパネルの設定操作の手順を示すフローチャートである。 リモートパネルの設定操作の手順を示すフローチャートである。 リモートパネルの設定操作の画面を示す図である。 本発明に係る洗車機が発行するレシートの一例である。 本発明に係る洗車機が備える押釦型のリモートパネルの一例を示す正面図である。 洗車機一台の全体構成を示す側面図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に示すリモートパネル7Aは、洗車機WAの洗車モードを設定する装置であって、図8に示すように、洗車機WAへの進入経路上に設置されている。そのために、該リモートパネル7Aの正面に被洗浄車両CAを停車して、洗車機WAの洗車モードを設定することができる。
リモートパネル7Aは、支柱70にパネル本体71を構成し、パネル本体71の正面側には、返却レバー72、コイン投入口73、紙幣投入口74を設けている。さらに、プリペイドカード等の電子データの記録媒体の読取装置としてのカード投入口75とレシート等を読み取るための光学的読取機能を備えた読取部76とつり銭の返却口もしくは領収書やレシートの発行部となる払い出し部79が設けられている。
さらに、リモートパネル7Aには、報知手段として音声出力を行うスピーカ81が設けてられており、洗車モードの設定操作の内容や手順を案内する音声ガイド、もしくは、注意事項などの音声ガイドを出力可能としている。また、音声ガイドの出力を停止する停止釦77と音声ガイドの音量を調整するボリューム調整釦78が設けられている。さらに、リモートパネル7A部に進入してくる被洗浄車両CAを検知する反射型光電センサである車両検知センサ80や表面にタッチパネルが配置された液晶パネルからなる表示部82を備える。
図2は、リモートパネル7Aが備える機能ブロック図である。機能ブロック図には洗車機全体を制御する制御部101とプリペイドカード等の電子データの記録媒体を用いた情報や各洗車コースおよびオプションに対応する料金等の洗車モードを予め記憶させておく記憶部102や領収書の発行の有無、新たな液剤および/または新たな洗車モードを選択できる選択部103とを備える。
操作部106にて設定される各種液剤のタイプや洗車モード、領収書発行の有無などを、入出力部104から受け付け、制御部101を介して、設定された洗車モードや領収書発行の有無などを報知手段81や洗車機を駆動する信号を洗車機駆動部105へ出力する。
また、リモートパネルには制御部101を介して領収書やレシートを印刷するレシート発行部107を備える。レシートに印刷される取引情報はバーコード、二次元コードによって表される。この場合、図6に示すように取引情報としては、例えばQRコード等の二次元コードを採用することが望ましく、これにより、取引情報として多量のデータを記録することが可能となる。
さらに、前記取引情報を読み取る光学的読取機能を備えた読取部76を備える。また、洗車機が、一般に屋外の水等が飛び散る環境に設置される事情があり、紙媒体等を用いることによって、例えば通信装置やデータを電磁的に読取る装置を用いて洗車情報を自動洗車機に入力する場合と比べて、より環境に適していることになる。
また読取部76から読み取られるレシートに記録された取引情報を基に洗車料金の割引率を計算する割引率計算部108を備える。
次に図3及び図4に示すフローチャートを用いて、リモートパネルの設定操作を用いたレシート発行の手順について説明する。
ステップS1では、被洗浄車両CAがリモートパネル部に進入して停車すると車両検知センサ80が車体を検知して制御部に通信される。そして報知手段81を介して「いらっしゃいませ」等のアナウンスが報知される。
そして図5(a)に示すように、表示部82及び報知手段81を介して「レシートの提示」等のアナウンスが報知される。
ステップS2ではレシートの有無が判断される。レシートを持っている場合にはステップ3へ移行し、持っていない場合にはステップS4へ移行する。操作の一例として、ユーザ(使用者と同義)は図5(a)に示すように釦91や92を用いて、レシートの有無を選択する。
ステップS3では読取部76を用いて、レシートを走査しレシートに記録されている洗車日時や割引情報を含む取引情報が読み取られる。読み取った取引情報は記憶部102に保存される。
ステップS4では、ユーザは自分の所望する液剤や洗車モードを選択して設定する。例えば、図5(b)に示すように釦93を用いて、ユーザが液剤や洗車モードを選択する。洗車モードの設定は、ユーザ自身でも、洗車機を所有する管理者側のスタッフによっても行うことができる。スタッフが行う場合には、各洗車モードの特徴をユーザに説明しながら、被洗浄車両CAに適した洗車モードを推奨し設定することができる。
さらに、表示部82に配置したタッチパネルから操作して被洗浄車両CAが備える装備品を設定する。例えば、図5(b)に示すように釦94を用いて、ユーザ(使用者)が装備品を選択する。一例として、該当装備品なし釦、フロントガードあり釦、フェンダーポールあり釦、ドアミラーあり釦、リヤワイパーあり釦などが設けられている。
ステップS5では、上記ステップの操作から制御部101が洗車料金の割引の有無があるか否かの判定を行う。洗車料金の割引がある場合にはステップS6へ移行し、洗車料金の割引がない場合にはステップS11へ移行する。
ステップS6では、レシートに記録されている取引情報を基に洗車日時とは関係のない基本割引率を決定する。例えば図6に示すように「高圧・泡・Gプロテクト(商標登録)コースが10%引きで洗車できます」とあるように洗車日時に関係なく、洗車コース等が10%の割引となる。
ステップS7では今回の洗車日時を制御部101から取得する。
ステップS8ではレシートに記録の洗車日時とステップS7で得られた今回の洗車日時の間隔を制御部101から計算する。
ステップS9ではステップS7で得られたレシートに記録の洗車日時と今回の洗車日時の間隔が所定の期間内か否かが制御部101を介して割引計算部108から判断される。洗車日時に関連する所定の期間内であればステップS10へ移行し、所定の期間外であればステップS11へ移行する。
ステップS10では期間割引率を決定する。例えば図6に示すように所定の期間が1週間以内であれば20%割引となり、2週間以内であれば15%割引となる。このように所定の期間内であっても、来店期間が短いほど割引率を大きくすることによって、次回の早期の来店を促す効果がある。
ここで、さらに説明すれば、この期間割引率の適用は3回目以降の来店とからとなる。即ち、初回の来店においてはレシートを持っていないため、洗車料金の割引の適用は受けられない。しかし、初回の洗車でレシートが発行され、そこには次回(2回目)の来店期間に応じて、期間割引率が異なることがさらに記録されている。そうすると、2回目の早期来店(図6では1週間以内)で、3回目の来店の際には10+10=20%の洗車料金の割引となるレシートを受け取ることができる。よって、2回目の来店で受け取ったレシートを用いて3回目の洗車から、洗車日時とは関係のない基本割引と、洗車日時との間隔に応じた洗車料金の割引も享受できることになる。
次回の洗車までの期間毎に異なる前記割引情報をレシートに記録したことによりユーザに洗車料金の割引の体系をより分かり易く説明できるため、来店期間が短いほど割引率を大きくすることによって、次回の早期の来店を促す効果がある。
また3回目以降で発行されるレシートには、さらに洗車日時との間隔に応じた洗車料金の割引を大きくして記録してもよい。これにより、次回の来店期間が短いほど割引率を大きくすることによって、次回の早期の来店を促す効果がある。
一方、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が所定期間よりも長いときは、期間割引率の適用はないため、今回発行するレシートの割引情報の割引率を一定値になる。この場合であっても基本割引率の適用があるため、レシートの無いユーザと比べれば、洗車料金を割引することができるメリットがある。
ステップS11で表示部82により洗車料金が表示される。例えば、図5(c)のように基本割引率と期間割引率が決定された画面が表示部82に表示され、またスピーカ81からその料金が報知されてもよい。
ステップS12ではユーザはお金やカードを投入して支払いをする。例えば、コイン投入口73、紙幣投入口74、カード投入口75に所定の金額やプリペイドカードを挿入する。プリペイドカードを挿入した場合には記憶部102の情報に基づき、プリペイドカードに格納された電子データの履歴状況に応じて、洗車料金をコース割引等の適用により制御部101にて制御してもよい。プリペイドカードの構成として、裏面にはデータ記録用の磁気トラックが形成され、またその表面には書換え可能な印字部が形成されている。磁気トラックには、金額データと有効期限データとを対応付けている。
ステップS13では、図5(d)に示すように表示部82のスタート釦95を押して被洗浄車両CAの洗車が洗車機WAにより実行される。ストップ釦96を押せば操作が中止され、投入金額が返還される。
ステップS14では払い出し部79からレシートが発行される。レシートの一例としては図6に示すように洗車日時とは関係のない基本割引率を記録するとともに、次回の洗車日時に応じた洗車割引の情報が記録されている。また取引情報はQRコードによって記録されている。前記割引情報を前記レシートの他の部分と異なる書体で記録することが好ましい。例えば、図6に示すように太字やアンダーラインによって装飾することで、割引情報を目立たせることができる。
ステップS15では、被洗浄車両CAの洗車が終了する。洗車終了信号を制御部101へ出力して、今まで設定した洗車コースなどの情報を全てリセットして、終了する。
(他の実施形態)
本実施形態においてはタッチパネル型のリモートパネルであったがこれに限られる訳ではなく、図7に示すように釦型のリモートパネル7Aであってもよい。ここで同一の機能については図1と同じ番号を付している。
当該釦型のリモートパネル7Aも、支柱70にパネル本体71を備えた構成をしている。光学的読取機能を備えた読取部76、投入された金額を表示する金額表示部110、各種の洗車モードに対応する設定釦111、装備品設定釦112、洗車をスタートするスタート釦84を備える。
上記の通り、本発明に係る洗車機は、被洗浄車両に対して相対移動して洗浄液を被洗浄車両に向けて射出する本体部と、使用者により所望の洗車モードが選択操作されるとともに洗車料金が投入される操作部と、洗車日時及び割引情報を含む取引情報を記録したレシートを発行するレシート発行部と、前回発行されたレシートを走査して前記取引情報を読み取る読取部とを備え、前記読取部で読み取られた前記割引情報に基づいて洗車料金を割引するとともに、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が短いほど今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を大きくしたことを特徴とする。
このため、このレシートを受け取ることによって、次回の早めの来店を促進し、結果継続的な来店を促進することができる。つまり、ガソリンスタンドにとってもユーザにとっても効率的なサービス提供が可能となる。また来店頻度の回転率が高くなれば成るほど、値引きサービス上の差別化優遇を与えることのできるようになる。
1 洗車機本体(本体部)
2 レール
3 車輪
7 操作パネル(操作部)
7A リモートパネル(操作部)
75 カード投入口
76 読取部
81 表示部
107 レシート発行部
CA 被洗浄車両
WA 洗浄器

Claims (4)

  1. 被洗浄車両に対して相対移動して洗浄液を被洗浄車両に向けて射出する本体部と、
    使用者により所望の洗車モードが選択操作されるとともに洗車料金が投入される操作部と、
    洗車日時及び割引情報を含む取引情報を記録したレシートを発行するレシート発行部と、
    前回発行されたレシートに記録された前記取引情報を読み取る読取部とを備え、
    前記読取部で読み取られた前記割引情報に基づいて洗車料金を割引するとともに、前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が短いほど今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を大きくしたことを特徴とする洗車機。
  2. 前回発行されたレシートに記録された洗車日時と今回の洗車日時との間隔が所定期間よりも長いときに今回発行するレシートの前記割引情報の割引率を一定値にしたことを特徴とする請求項1に記載の洗車機。
  3. 次回の洗車までの間隔毎に異なる前記割引情報をレシートに記録したことを特徴とする請求項1または2に記載の洗車機。
  4. 前記割引情報を前記レシートの他の部分と異なる書体で記録したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
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