JP2010167006A - 什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】家具本体の間口方向の寸法が異なる家具であっても、同一の形状・寸法を有する構成部品からるオールロック機構を提供する。
【解決手段】第1連動部34及び第2連動部は、前記家具本体の天板の下面側に配置され、第1連動部は、錠前31のロック操作時にデッドボルトに押されてZ軸の上方向に移動可能な第1ブロック体38と、X軸方向に沿って移動可能な第2ブロック体40と、Y軸方向に沿って移動可能な第3ブロック体42とを備え、第1ブロック体における第1傾斜摺接部38aと第2ブロック体における第2傾斜摺接部40aとが互いに当接し、且つ第2ブロック体における第3傾斜摺接部40cと第3ブロック体における第4傾斜摺接部42aとが互いに当接することにより、ストッパ体を連結杆46を介してY軸方向に沿って所定量だけ移動させて昇降体の上昇を阻止する。
【選択図】図12

Description

本願発明は、前面開放状の家具本体(キャビネット本体)に対して上下多段に配置された全ての抽斗が家具本体に押し込まれた状態で、当該全ての抽斗の引出し動を阻止するオールロック機構を備えたキャビネットなどの什器の構成に関するものである。
従来から、キャビネットの転倒するおそれをなくするため、キャビネット本体に上下多段の抽斗を全て閉じた状態から、1つの抽斗を引き出した後に、さらに他の段の抽斗の引出し動を不能にする、いわゆる2重引出し防止装置を利用してオールロックできる装置を備えたもの(特許文献1〜3)が公知である。
特許公報第3987160号公報(図1〜図6参照) 特開平10−184151号公報(図1〜図4参照) 特開2001−112559号公報(図1〜図9参照)
ところで、特許文献1〜3に示すように、2重引出し防止装置のために垂直方向に昇降可能な縦杆、ロッド及びスライドバーは、キャビネット本体内の側部であって、抽斗の側面と対面する個所に設けられているのが通常である。
そして、特許文献2の構成では、キー操作による錠前が、キャビネット本体の天版の前面であって、間口方向の中央部に配置され、左右一対の操作杆はそれぞれの中途部にてピン支軸(回動中心)に上下回動可能に支持され、左右一対の操作杆の一端同士が錠前の個所で回動可能に連結され、左右一対の操作杆の各他端は2重引出し防止装置のための縦杆の上端部の係止孔に挿入されて、縦杆を吊支している。左右一対の操作杆の一端における上下対のガイド片の間に上記錠前の偏心部材(デッドボルト)を臨ませる。これにより、錠前に差し込んだキーの回動操作にて偏心部材(デッドボルト)をロック方向に回動させると、左右一対の操作杆の一端側が下向き揺動し、他端が上向き揺動する。これにより、左右両側の縦杆が所定の上昇位置に保持される。そのとき、各縦杆の各抽斗段毎の高さ位置に設けられたロック体の後面に、各抽斗の側面に突出させたストッパ体が当接することで、全ての抽斗の引出し動が阻止される。
従って、特許文献2の構成では、錠前の偏心部材の回動量が一定であっても、各操作杆の回動中心からその一端までの距離と、回動中心から他端までの距離とがそれぞれ変わると、当該操作杆の他端の昇降量は変動することになる。そうすると、キャビネット本体の間口方向の寸法が異なると、必然的に操作杆の全長が変更されることになるから、2重引出し防止装置の構成(寸法など)を変更しなければならない。逆に、キャビネット本体の間口方向の寸法が異なっても、2重引出し防止装置の構成(寸法など)を変更しない設計とすると、縦杆のオールロックに必要な上昇量を一定になるように、上記錠前の偏心部材の偏心量を変更したり、操作杆の回動中心位置を変更するなどの各種の設計変更を余儀なくされる結果、キャビネット本体の間口方向の寸法に応じた形状・寸法の部品を準備しなければならず、在庫品数が増加し、その管理が煩雑になるという問題があった。また、左右一対の操作杆の上下揺動時に、操作杆と縦杆の吊支個所との係合部で騒音を発生させるという問題もあった。
他方、特許文献1及び3では、連動部の部品点数が少なくなるけれども、ロッドやスライドバーの配置の近くに錠前を設けなければならず、錠前の設置個所に大幅な制限があった。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の什器は、前面開放状の家具本体に、上下複数段に配置した各段の抽斗がそれぞれ水平移動して収納可能に配置された什器であって、前記複数段の抽斗のうち1つの抽斗を引き出すと、他の全ての抽斗の引き出し動作が阻止される昇降体を備えたセーフティロック機構と、ロック操作により前記セーフティロック機構における前記昇降体の動作を阻止するオールロック機構とを備え、前記オールロック機構は、ロック操作により駆動する錠前のデッドボルトに押されて第1の水平方向と、この第1の水平方向と交叉する第2の水平方向とに運動を伝達する第1連動部と、前記第1連動部に接続された第2連動部とを備え、前記第2連動部におけるストッパ体が前記第2の水平方向に沿って所定量だけ移動することにより前記昇降体の上昇を阻止するように構成されているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の什器において、前記第1連動部及び第2連動部は、前記家具本体の天板の下面側に配置され、前記第1連動部は、前記デッドボルトに押されて前記第1の水平方向と直交する上方向に移動可能な第1ブロック体と、前記第1の水平方向に沿って移動可能な第2ブロック体と、前記第2の水平方向に沿って移動可能な第3ブロック体とを備え、前記第1ブロック体における第1傾斜摺接部と前記第2ブロック体における第2傾斜摺接部とが互いに当接し、且つ前記第2ブロック体における第3傾斜摺接部と第3ブロック体における第4傾斜摺接部とが互いに当接することにより、前記ストッパ体を前記第2の水平方向に沿って所定量だけ移動可能となるように構成されているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の什器において、前記家具本体の内側には、前記各段の抽斗毎にその側板外面に設けられた突起部の配置高さ位置に対応して、収容部材が固定され、前記各収容部材には、前記各抽斗の移動時の前記突起部にて、作動体が、前記各抽斗の前記側板外面に対して進退動可能または回動可能に設けられ、前記各収容部材には、第1及び第2の作動追従体が前記家具本体の上下方向に沿って移動可能に支持され、前記昇降体は、下段位置の前記収容部材とそれに隣接する上段位置の前記収容部材との間に跨がって配置された複数のロッドであり、前記1つのロッドの下端が下段位置の前記収容部材における前記第1の作動追従体に連結され、前記1つのロッドの上端が上段位置の前記収容部材における前記第2の作動追従体に連結され、上下複数段の前記作動体が実質的に同時に作動する際に、その段における前記第1の作動追従体に摺接して、当該第1の作動追従体及びそれに支持されたロッドを上昇させ、且つその段における第2の作動追従体の上昇を阻止しまたは下降させるように構成したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の什器において、前記各作動体及び前記各第1の作動追従体には、作動体が作動する際に前記第1の作動追従体を押し上げるための傾斜摺接面をそれぞれ有しているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3乃至4のいずれかに記載の什器において、前記家具本体の内側に、上下多段に配置した各抽斗の側板外面に対面して縦杆が上下方向に移動可能に配設され、前記各抽斗は前記縦杆と直交する水平移動にて、家具本体に収納可能に配置され、前記縦杆には、前記各段の抽斗毎に設けられた突起部の配置高さ位置に対応して、前記収容部材が固定され、前記ロッドは前記縦杆に沿って配置され、前記縦杆と各抽斗の側板外面とには、前記1つの抽斗の引出し動に応じて、他の抽斗の引出し動を阻止する前記セーフティロック機構が設けられているものである。
請求項1に記載の発明によれば、第1連動部の大部分の部品が第1の水平方向にのみ移動し、第2連動部のストッパ体も第2の水平方向にのみ移動することにより、昇降体の上昇動作を阻止する構成であるから、オールロック動作時に部品の必要な上下方向の空間を少なくすることができ、オールロック機構をコンパクトにすることができるという効果を奏するものである。また、錠前の配置位置を家具本体の間口方向のいずれの個所に設定することができ、設計の自由度が向上するという効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、前記第1連動部及び第2連動部は、前記家具本体の天板の下面側に配置され、前記第1連動部は、前記デッドボルトに押されて前記第1の水平方向と直交する上方向に移動可能な第1ブロック体と、前記第1の水平方向に沿って移動可能な第2ブロック体と、前記第2の水平方向に沿って移動可能な第3ブロック体とを備え、前記第1ブロック体における第1傾斜摺接部と前記第2ブロック体における第2傾斜摺接部とが互いに当接し、且つ前記第2ブロック体における第3傾斜摺接部と第3ブロック体における第4傾斜摺接部とが互いに当接することにより、前記ストッパ体を前記第2の水平方向に沿って所定量だけ移動可能となるように構成されているものである。
従って、錠前のロック状態と非ロック状態との間のデッドボルトの昇降量に追従する第1ブロック体の昇降量と、第1ブロック体と第2ブロック体との摺接連動部である第1傾斜摺接部と第2傾斜摺接部との傾斜角度と、第2ブロック体と第3ブロック体との摺接連動部である第3傾斜摺接部と第4傾斜摺動部との傾斜角度が設定されると、第3ブロック体、ひいてはストッパ体の第2の水平方向に沿う移動量が決定される。換言すれば、セーフティロック機構における昇降体の上昇を許容する位置から上昇阻止する位置までのストッパ体の移動量は、第1連動部の構成部品の形状・寸法が決まれば、当該第1連動部から第2連動部までの離間距離の大小に拘らず一定になる。従って、家具本体の間口方向の寸法が異なる家具であっても、同一の形状・寸法を有する構成部品からなる第1連動部を用いてオールロック機構とすることができるので、什器製造のための製造コストの低減、部品管理の簡素化に大きく寄与できるという効果を奏するものである。
請求項3に記載の発明によれば、段ごとの抽斗の突起部が設けられた高さに対応して配置された収容部材に作動体と、この作動体の進退動または回動に関連されて、前記家具本体の上下方向に沿って移動可能な第1の作動追従体と、下段位置の前記収容部材とそれに隣接する上段位置の前記収容部材とに跨がって配置されたロッドとをそなえているだけの簡単な構成で、上下複数段の前記作動体が実質的に同時に抽斗の引き出し動及び仕込み動の方向(抽斗の進退動方向)に応じて、その段における前記第1の作動追従体に摺接して、当該第1の作動追従体及びそれに支持されたロッドを上昇させ、且つ下段におけるロッドの上昇を阻止するという、いわゆる、複数段の抽斗の同時引出防止の作用を実現できるから、従来の技術の構成に比べて、至極簡単な構成となり、且つコンパクトにできる抽斗のセーフティロック機構付きの什器を提供することができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、前記各作動体及び前記各第1の作動追従体には、作動体が後退する際に前記第1の作動追従体を押し上げるための傾斜摺接面をそれぞれ有しているものであるから、作動体の変位の方向(水平方向且つ抽斗の進退動方向と直交する方向)から第1の作動追従体の変位の方向(上下方向)を、前記傾斜摺接面を介して確実に実行することができ、複数の抽斗の同時引出防止の作用が確実となる。
請求項5に記載の発明の構成によれば、複数段の抽斗の内の1つを引き出した状態で、他の抽斗を引き出すことができなくなるという、2重引出し防止機構に、複数段の抽斗の同時引出防止の機構を加えることを、収容部材を利用して実行できるから、構成が簡単且つコンパクトにできるという効果を奏する。
キャビネットの斜視図である。 サスペンションレールの側面図である。 2重引出し防止機構において、2つの抽斗の押し込み状態を示す縦杆箇所の側面図である。 (A)は他の抽斗が押し込み状態で、一つの抽斗を引き出し始める状態の作用説明図、(B)は一つの抽斗の引き出し量が増大した状態の作用説明図である。 第1実施例における取付け基体18を示し、(A)は平面図、(B)は裏側から見た斜視図である。 図8(A)のVI-VI 線矢視拡大図である。 セーフティロック機構の各部品の分解斜視図である。 第1実施例における初期状態を示し、(A)はキャビネット本体の右側の縦杆の図、(B)は(A)のVIIIB-VIIIB 線矢視断面図である。 第1実施例における初期状態の中段及び上段の取付け基体18の個所の拡大断面図である。 第1実施例における中段の作動体62が大きく後退したときの説明図である。 第1実施例における同時引出防止状態を示す説明図である。 第1実施例における第1連動部の斜視図である。 第1連動部の分解斜視図である。 (A)は第1連動部の非ロック状態を示す断面図であり、(B)はロック状態を示す断面図である。 連結杆と第2連動部を示す斜視図である。 第2連動部における支持ケースを省略した状態の斜視図である。 第2連動部の取付け部を示す斜視図である。 (A)は第2連動部のオールロック動作状態を示す斜視図であり、(B)は分解斜視図である。 (A)は第2連動部のオールロック動作状態を示す断面図であり、(B)は非オールロック動作時の断面図てある。
以下に本願発明を実施するための形態を、図面を参照しながら、説明する。図1は什器の(実施例1)としてのキャビネットの斜視図であり、キャビネット本体1内に上下多段(図1では3段で示されている)にわたって配設される抽斗2は各々左右一対のサスペンションレール3,3を介して前後移動自在に懸架される。図1等に示すように、抽斗2の引出し、押し込み方向をX軸方向とし、キャビネット本体1及び抽斗2の間口に沿った方向をY軸方向、家具本体1の上下方向をZ軸方向とする(図1参照)。
X軸方向に延びる各サスペンションレール3は、キャビネット本体1の左右両側板4,4の補強枠に着脱自在に取付けられる断面横向きコ字型の固定レール3aと、該固定レール3a内に複数の回転コロ5を介して前後動自在に嵌挿された中間レール3bと、抽斗2の左右側板2a,2aから突出する断面L字状の抽斗レール3cとからなる。この抽斗レール3cは前記中間レール3bに設けられた複数の中間コロ6を介して前後移動自在に支持されている(図2参照)。
本発明のキャビネットには、後述するように、セーフティロック機構とオールロック機構とを備えている。セーフティロック機構は、1つの抽斗2を引出し動するとき、他の段の引出し動を阻止するための2重引出し防止機構と、複数の抽斗をほぼ同時に引き出すこと実質的に阻止できる、いわゆる同時引出防止機構とのいずれか片方(一方)の機構又は両機構をいう。他方、オールロック機構とは、キャビネット本体1内に全ての抽斗2を押し込んだ状態において錠前をロック操作すると、上記全ての抽斗2の引出し動が阻止される機構をいう。
[2重引出し防止機構]
まず、2重引出し防止機構について説明する。本実施例1では、2重引出し防止機構は、縦杆11に配置され、各段の抽斗2箇所毎に、上面がキャビネット本体1の奥に行くに従って高くなる当接傾斜面に形成されたロック体13と、該ロック体13の下方位置で、下面がキャビネット本体の前に行くに従って下がる第1傾斜案内面15と、該第1傾斜案内面15の下端に連設して前方に延びる水平状の安定面22とを備えた案内体14と、各抽斗のサスペンションレール3の前後移動によって当該サスペンションレール3における中間レールの上面と下向き凹み状案内部とに当接して縦杆11を上下2段階の位置に保持させる落下防止片17とが備えられ、各段の抽斗側板2aの外面には、縦杆11の上昇位置にて当該縦杆11におけるロック体13の後面に突き当ってロックするストッパ体7と、抽斗の引き出し移動時に案内体14における第1傾斜案内面15に当接して後、安定面22に当接することにより、縦杆11と共にロック体13をその後面がストッパ体7の通過を阻止する所定のロック位置まで押し上げる押し上げ体8とが備えられている。
図3及び図4に示す実施形態では、各抽斗2の左右両側板2a,2aから左右両外向きに突出するストッパ体7は、その下面が側面視において抽斗の後寄り位置で高い位置となり、前寄り位置で低い位置となるようにいわゆる前下り傾斜状の下傾斜面7aを備えるように金属板を屈曲形成してものである。また、側面視への字状の押し上げ体8はストッパ体7の下方位置にて金属板に一体的に形成されている。
キャビネット本体1における左右両側板4,4の内面に沿ってZ軸方向に上下動できる横断面コ字状の縦杆11は、左右両側板4,4の内面に着脱可能に設けられた断面コ字型のガイド枠9(図17参照)内に沿って配設されている。各縦杆11は各段の抽斗2における固定レール3aの背面と直角方向に交差する。
図4、図5(A)、図5(B)、図6及び図7に示すように、ロック体13と、第1傾斜案内面15と第2傾斜案内面16とを有する案内体14と、落下防止片17と、後に詳述する収容体60(請求項にいう収容部材)とは、断面コ字型の取付け基体18に一体的形成されたものである。なお、図5(A)、図5(B)は、キャビネット本体(請求項にいう家具本体に相当)1の左側板4に配置する取付け基体18であって、右側板4に配置する取付け基体18(図3及び図4参照)とは左右対称形状である。取付け基体18はポリアセタール樹脂(POM)等の合成樹脂の射出成形品である。そして、断面コ字型の取付け基体18の内面には、係合爪19を突設し、この係合爪19を縦杆11の所定間隔ごとに穿設された係止孔(図示せず)に嵌め入れ、縦杆11の外周を取付け基体18にて包囲するようにして脱落不能に装着する。
図2〜図4に示すのは、キャビネット本体1の前面から見たとき、キャビネット本体の左側板4の内面に位置した縦杆11に関連するものである。図4(A)、図4(B)に示すように、ロック体13の上面はキャビネット本体1の後方(奥側)に行くに従って高くなる当接傾斜面21を有する。また、案内体14はキャビネット本体1の前方向に行くにしたがって下がる第1傾斜案内面15と該第1傾斜案内面15の下端に連設された水平状の安定面22と、該安定面22の前端に連設し、キャビネット本体1の前方に行くにしたがって順次高くなる第2傾斜案内面16とを備えた横長状の形状である。
さらに、図5(B)及び図5(D)に示すように、取付け基体18の外周面には、ガイド枠(図示せず)の内面に摺接する縦長のスライダ条20が突設されている。この構成により、金属製のガイド枠と縦杆11の側面全体とが直接摺接することがなく、縦杆11の上下動時に静かに且つ滑らかに動き得るものである。他方、各段のサスペンションレール3における固定レール3aの上面前後方向中途部には、中間レール3bの上面が開放される切欠き部23を有する一方、中間レール3bの上面24の前後方向中途部には、適宜深さ寸法(h1:図示せず)だけ落ち込む平坦底面25aと上面24に連通する前後(X軸方向の前後)の傾斜面とから成る落ち込み部25を備える。
そして、前記各段における落下防止片17は、固定レール3aの切欠き部23箇所から中間レール3bの上面に臨むように配設され、且つ各抽斗2がキャビネット本体1に対して押し込み状態のとき、落下防止片17が平坦底面25aに対して当接する状態で嵌まり込んでいる(図3参照)。また、各抽斗2を前向き移動(引き出し動)するにつれて、中間レール3bが前に移動するとき、押し上げ体8が案内体14における第1傾斜案内面15に先に摺接して取付け基体18を介して縦杆11ひいては落下防止片17を徐々に引き上げる(押し上げる)ため、当該落下防止片17が中間レール3bの落ち込み部25における平坦底面25aから後の傾斜状案内面に当接しない状態にて中間レール3bの上面24の箇所まで移動するように構成されている(図4(A)参照)。
このようにして、押し上げ体8が案内体14における水平な安定面22に接当して縦杆8を寸法(h1)だけ押上げ上昇させると、落下防止片17の下端は、中間レール3bの上面24の箇所に摺接可能となり、次いで、抽斗2の引出し動につれて、押し上げ体8が案内体14における水平な安定面22を越えて前方に移動すると、押し上げ体8による案内体14を介しての縦杆11の上昇駆動が解除される。一方、落下防止片17が中間レール3bの上面24に摺接しているので、縦杆11の上昇位置が保持される(図4(B)参照)。
通常の状態では、縦杆11,11は下降した位置にある。この縦杆11における各落下防止片17は各段の中間レール3bにおける平坦底面25a箇所に接当し、ロック体13の上面をストッパ体7が前後方向に通過可能となる。この状態において、図4(A)に示すように、任意の一つの抽斗2を引き出すと、その段のストッパ体7がロック体13の上面を前方に通過する一方、押し上げ体8が案内体14の下面側を通過し、このとき、第1傾斜案内面15を押し上げ体8にて徐々に押し上げる。同時に、中間レール3bが前移動し、それにつれて当該段における落下防止片17が中間レール3bの平坦底面25aから上面24より若干上方に昇り、押上げ体8が案内体14の安定面22に摺接すると縦杆11を寸法(h1)だけ上昇させる(図4(B)参照)。
従って、他の段における押し込み状態の抽斗2の側面におけるストッパ体7の前面に、各々ロック体13の後面が位置することになり、その段の抽斗の前移動を阻止することができ、いわゆる二重引出しを防止してキャビネット本体1の前方向への転倒を防止することができる。そして、前述のように、引き出し動する抽斗2における落下防止体17は、落ち込み部25において、中間レール3bと干渉しないから、当該抽斗2の前移動時にサスペンションレール3の中間レール3bの移動を軽快に保持できるという効果を奏する。
また、一旦引き出した一つの抽斗2の押し込み動にて、当該押し込み抽斗2におけるストッパ体7の下傾斜面7aが、上昇したロック体13の接当傾斜面21の上を通過すると共に、案内体14の下面側を押し上げ体8が通過し、当該押し上げ体8と案内体14との干渉が外れた状態で、且つ後退する中間レール3bにおける落ち込み部25上に落下防止片17が位置すれば、縦杆11が所定寸法だけ下方移動して下方位置に保持され、元の状態(図3参照)に戻る。なお、前記一旦引き出した一つの抽斗2の押し込み動時に、押し上げ体8が案内体14における前方の第2傾斜案内面16に摺接しながら奥方向に通過するものであっても良い。
縦杆11の落下防止体17が当接(摺接)して縦杆11の上昇状態に保持する位置として、中間レール3bの上面24にすれば、別途部品を必要とせず、部品の省略と取付け作業の省略に一層効果を奏する。
[同時引出防止機構の第1実施例]
次に、複数の抽斗をほぼ同時に引き出すこと実質的に阻止できる、いわゆる同時引出防止機構の構成について説明する。第1実施例として示す図6〜図19は、キャビネット本体1の前面側から見た時の当該キャビネット本体1の右側の縦杆11に関連した個所について示す。従って、第1の水平方向(X軸方向)のうちX1方向は抽斗2の引出し方向であり、X2方向は抽斗2の押込み方向である。
第1実施例では、各取付け基体18のロック体13の下方であって、案内体14よりも上方位置に、抽斗2の側板2aと直交し、且つキャビネット本体1の側板4に向かうように水平に延びる収容部材として収容体60が一体的に形成されている。この収容体10は、縦杆11に穿設された取付け孔61を介してキャビネット本体1の側板4の内面に近づくように嵌め込む。また、この収容体60には抽斗2の側板2aと対面するように矩形状のガイド穴40が穿設されている(図7、図8、図9参照)。
ガイド穴40には作動体62が抽斗2の側板2aに対して直交し且つ水平方向に進退動可能、つまりY軸方向に移動可能に収容されている(図7、図8(B)、図9〜図11参照)。また、収容体60は、その内部に作動体62と、支持体63と、上下一対の作動追従体64、65(請求項にいう第1及び第2の作動追従体)とが相対的に移動可能となるような立方状の収容空間を有する箱体である。これらの部品である取付け基体18、作動体62、支持体63、上下一対の作動追従体64、65は、ポリアセタール樹脂製等の合成樹脂製の射出成形品である。
作動体62における先端部66は、各段の抽斗2の側板2aと対面するように設けられている。作動体62における先端部66は、平面視で矢印形状(二等辺三角形状)である。各抽斗2の側板2a外面には、平面視で二等辺三角形状の突起部38が固定されている(図6参照)。突起部38は、各作動体62における先端部66の配置高さ位置と同じ高さに設けられている。
各作動体62における先端部66の後側には、フランジ部68を介して後向きに延びる断面矩形状の作動片67が一体的に形成されている。作動片67の後端には、高さ方向の中央部で一番奥側となり、上方及び下方に行くに従って前方に傾斜する一対の傾斜摺接面からなる押上げ部70と、押下げ部71とが設けられている(図9参照)。
収容体60の後側(奥側)の内部に挿入して固定される支持体63は、略直方体の後向き開放状の箱体である。支持体63には、作動体62における作動片67を進退動可能に支持できる支持孔73を有する支持部72と、この支持部72の奥側の外面に設けられた一対の係止爪(図示せず)と、上下一対の作動追従体64、65を上下スライド可能に支持できる支持孔76、75とを備えている。
まず、先端部66を先にして作動体62を収容体60の奥側から内部に挿入した後、圧縮コイルバネ77を挿入し、さらに、支持部72を先にして支持体63を同じく挿入すると、一対の係止爪(図示せず)が収容体60の左右両側面の係止孔82に係合して脱落不能となる。このとき、収容体60の上下面に穿設された孔83と挿入された支持体63の上下の支持孔76、75との位置が一致する。そして、支持孔73に挿通した作動片67の外周に被嵌した付勢手段としての圧縮コイルバネ77は作動体62における先端部66と支持部72とに支持される(図9、図10等参照)。
上下一対の作動追従体64、65は同一形態であり、上下対称状に配置すれば良い。上側の作動追従体64について説明する。図10に示すように、その細径部64aの片面(前面)には、側面視で、下方に行くに従って後向きに傾斜する傾斜摺接面78が形成され、作動追従体64の太径部64bにはロッド54bの下端を嵌め込んで支持するための支持孔79が設けられている。従って、中段における下側の作動追従体65に関しては、細径部64aの片面(前面)に傾斜摺接面78が形成され、支持孔79にはロッド54aの上端が嵌まることになる。
図1、図8(A)及び図8(B)に示すように、キャビネット本体1に対して抽斗2を上下3段に配置する場合、下段、中段、上段の各抽斗2の高さ位置に対応させて、取付け基体18、ひいては収容体60及び作動体62が配置される。これらの部品はポリアセタール樹脂(POM)等の合成樹脂の射出成形品である。ロッド54c、54b、54aは金属製であっても良い。以下では、下段、中段、上段の取付け基体18、収容体60、作動体62及び、第1、第2の作動追従体64、65に対して添え数字1、2、3を附して区別することにする。下段の抽斗2と中段の抽斗2とに対応する高さ位置に、縦杆11の裏面側にて上下に延びる丸棒などのロッド54c、54b、54aが配置されることになる。換言すると、下段の取付け基体18−1と中段の取付け基体18−2と間に第1のロッド54aが配置され、且つ下段の第1の作動追従体64−1の支持孔79に第1のロッド54aの下端が嵌まると共に、中段の第2の作動追従体65−1の支持孔79に第1のロッド54aの上端が嵌まる。中段の取付け基体18−2と上段の取付け基体18−3と間に第2のロッド54bが配置されて、中段の第1の作動追従体64−2の支持孔79に第2のロッド54bの下端が嵌まり、上段の第2の作動追従体65−3の支持孔79に第2のロッド54bの上端が嵌まる。そして、上段の第1の作動追従体64−3には第3のロッド54cの下端が嵌まる。これらロッド54c、54b、54aは作動追従体64、65に対して着脱可能に取付けられている。なお、下段の収容体60より下方にはロッドが存在しない。
[初期状態]
上記の構成において、上下3段のすべての抽斗2がキャビネット本体1内に押し込まれた状態では、図8(A)及び図8(B)に示すように、全ての作動体62の先端部66が抽斗2の側板2aに接近する姿勢にある。なお、図9は中段の抽斗に対応する収容体60−2及び作動体62−2と、上段の抽斗に対応する収容体60−3及び作動体62−3等の拡大側断面図である。
圧縮コイルバネ77の付勢力にて、全ての段の作動体62はその先端部66が抽斗2の側板2aに接近する方向(図8(B)、図9のY2の方向)に付勢されている。従って、各抽斗2の引出し動(図8(A)のX1方向の動き)及び押し込み動(図8(A)のX2方向の動き)に応じて、突起部38の一方(または他方)の斜面で作動体62における先端部66の一方(または他方)の斜面を押圧している間のみ、作動体62を(図10でY1方向)に、最大距離W1だけ後退させることができる。
そして、全ての段の作動体62における作動片67の上側の傾斜摺接面である押上げ部70が第1の作動追従体64の傾斜摺接面78に近接している(図9参照)。また、この状態では、中段の収容体60−2及び上段の収容体60−3の下面側の孔83及び支持孔75には、第2の作動追従体65−2、65−3が上向きに挿入されている。それらの上端の高さ位置が、対応する作動体62−2、62−3における作動片67の下面の高さ位置より若干低い位置に保持されている(図9参照)。
[補助的2重引出し防止の作用]
上記の状態にて、1つの段、例えば中段の抽斗2のみ引出し動させると、図10に示すように、中段の突起部38にて押圧された中段の作動体62−2は、圧縮コイルバネ77の付勢力に抗して、収納体60−2内で大きくY1方向に後退できる。作動体62−2が最大距離W1だけ後退すると、作動体62−2のフランジ部68が支持体63の前縁63aに当接してそれ以上後退することができない。
そして、中段の作動体62−2の押上げ部70の傾斜摺接面にて第1の作動追従体64−2の傾斜摺接面78を押圧して、当該第1の作動追従体64−2をH3の高さだけZ1方向に上昇させる。そして、押し込まれた中段の作動体62−2における作動片67の下面が第2の作動追従体65−2の上面側を塞ぐので、第2の作動追従体65−2ひいてはロッド54aの上昇を阻止するようになる(図10参照)。そうすると、図10で図示していないが、下段の作動体62−1が下段の抽斗2の突起部38にて押圧されて後退しようとしても、第1のロッド54aの上昇が阻止されているため、これ以上、下段の作動体62−1は後退できないことになる。同様に、中段の作動体62−2の押し上げ部70にて第1の作動追従体64−2をH3の高さだけ上昇させると、この作動追従体64−2に支持された第2のロッド54bの上端の第2の作動追従体65−3(上段)は、上段における収納体60−3及び支持体63内に突出し、H3の高さだけ押し上げられることになる。
しかして、上段における作動体62−3の作動片67が後退しようとするとき、上昇状態の第2のロッド54bの側面に邪魔されて、後退できなくなるから、上段の抽斗2の突起部38にて押圧されて上段における作動体62−3が後退することを阻止されるのである。下段の作動体62−1が先に押し込まれた場合も同様の作用で、中段及び上段の抽斗の引き出し動は一時的に阻止できる。これらが補助的な2重引出し防止の作用となる。
同様に、上段の抽斗2のみを先に引き出すと、上段の突起部38にて押圧された上段の作動体62−3は、圧縮コイルバネ77の付勢力に抗して、収納体60−3内で大きくY1方向に後退する。作動体62−3が最大距離W1だけ後退すると、作動体62−3のフランジ部68が支持体63の前縁63aに当接してそれ以上後退することができない。後退した状態の作動体62−3の作動片67における押上げ部70の傾斜摺接面にて第1の作動追従体64−3の傾斜摺接面78を押圧して、当該第1の作動追従体64−3をH3の高さだけZ1方向に上昇させる。他方、作動片67の下面が第2のロッド54bの上端の第2の作動追従体65−3の上面を塞いだ状態となるので、第2のロッド54bも、初期状態のままこれ以上上昇させることができない。即ち、それぞれの段の第1、及び第2の作動追従体64、65は上下動不能であるので、中段または、下段の作動体62−1、62−2が後退することを一時的に阻止されるのである。しかして、これによっても補助的な2重引出し防止の作用を発揮できる。
上記の作用は、各抽斗2における突起部38が作動体62の先端部66を押圧している間のみ発揮されるのであって、突起部38が作動体62の先端部66の個所を通過してしまうと、上記の作用は発揮できない。上述した2重引出し防止機構の存在により、確実な2重引出し防止作用を発揮することができる。
[同時引出防止の作用]
次に、複数段の抽斗2をほぼ同時に引き出すことを阻止できる作用について、図11を参考にしながら説明する。図11は中段と上段の抽斗2をほぼ同時に引き出す場合の作用説明図であって、中段の抽斗2の突起部38が作動体62−2の先端部66を押して、当該作動体62−2を少量W4の距離だけ後退させたとする。この後退により、中段の作動体62−2の押上げ部70(傾斜摺接面)にて第1の作動追従体64−2をH4(上記H3のほぼ半分の量)の高さだけ上昇させる。すると、この作動追従体64−2に支持された第2のロッド54bの上端の第2の作動追従体65−3の傾斜摺接面78は、上段の収納体60−3における支持体63内に上方に突出し、上段における作動体62−3の作動片67の後端が、上記傾斜摺接面78に当接してそれ以上後退することができない。即ち、上段の抽斗2の突起部38が上段の作動体62−3の先端部66を押しても、この作動体62−3も上記少量W4の距離だけしか後退できない。
同様に、中段における作動体62−2をW4の距離だけ後退させると、第2の作動追従体65−2の傾斜摺接面78と、作動片67の後端の傾斜摺接である押下げ部71と隙間に対応して第2の作動追従体65−2は上記H4の高さだけ上昇可能であるが、この程度の上昇では、下段の作動体62−1を少量W4の距離だけ後退できる程度に下段の第2の作動追従体65−1が上昇するだけである。しかして、2段以上の抽斗2をほぼ同時に引き出すことは確実に防止することができる。
本発明の同時引出防止機構としての収容体60は、引き出し動及び押込み動する各段の抽斗2における突起部38と同じ高さ位置のキャビネット本体1の側板4に高さの変化しない状態で設けられていても良い。上記のように昇降動可能な縦杆11に、収容体60を設けることができる。その場合、上述の2重引出し防止機構における取付け基体18に収容体60を一体的に形成すれば、複数の必要部品をまとめて、構成をコンパクトにできる効果を有する。上記セーフティロック機構におけるロッド54c、54b、54aは、請求項にいう昇降体である。
[オールロック機構]
次に、全ての段の抽斗2をキャビネット本体1内に押し込んだ状態にて、錠前31のロック操作により、当該全ての抽斗の引出し動を阻止するオールロック機構12の実施例について説明する。図12〜図19はその第1実施例を示す。
図1にて概略示し、後に詳述するように、オールロック機構12は、キャビネット本体1の天板の前面に取付く錠前31と、キーにより施錠及び解錠するとき錠前31のデッドボルト32の上下回動(又は上下出没動)に押されて第1の水平方向と第2の水平方向とに作動する第1連動部35と、この第1連動部35に接続された第2連動部36とを介して最上位置のロッド54c(昇降体)の上昇の動作を阻止するものである。なお、錠前31は最上段の抽斗2の前面板(鏡板)に取付けて、キーにより施錠するとき、錠前31のデッドボルト32がキャビネット本体1の天板の下面方向に突出する構成であっても良い。
図12〜図14は第1連動部35の第1実施例を示し、ポリアセタール樹脂(POM)等の合成樹脂製などの筐体37の前側には、Z方向(垂直方向)に昇降可能な第1ブロック体38を昇降可能に支持する第1案内支持部39が形成されている。ロック操作時に上昇するデッドボルト32が第1ブロック体38の前端下面に当接して第1ブロック体38全体をZ方向(垂直方向)に押し上げる。第1ブロック体38の後端には、後下向き傾斜する第1傾斜摺接部38aが形成されている。
筐体37内の底板37aには、第1の水平方向(Y軸方向)に延びるように突設された2つのガイドレール37bの間で第1の水平方向(Y軸方向)に移動可能な第2ブロック体40が摺動自在に支持されている。なお、各ガイドレール37bには第2ブロック体40の浮き上がり防止規制爪37cが設けられている。第2ブロック体40の前端部40aは第1案内支持部39に形成された窓孔39aに嵌め入れられている。第2ブロック体40の前端部40aの下面には、前上向き傾斜の第2傾斜摺接部40bが形成されている。第2ブロック体40の後端部と筐体37の後板との間に配置された付勢手段であるコイルばね41により、第2傾斜摺接部40bは第1傾斜摺接部38aと常時当接して摺接可能となっている(図12、図14(A)及び図14(B)参照)。
第2ブロック体40の後部には、左右一対の第3傾斜摺接部40cが形成されている。左右一対の第3傾斜摺接部40cは、後方に行くに従って第2ブロック体40の左右中央側に近づく(逆に言えば、前側が第2ブロック体40の左右側方に向かって広がる)ように平面視で矢印状に形成されている(図12、図13参照)。
左右一対の第3ブロック体42は、第2の水平方向(X軸方向)に沿って移動可能なように、筐体37の底板37aに支持され、第3ブロック体42の一部は筐体37の側板に穿設されたガイド孔43を介して左右外側に突出している。左右一対の第3ブロック体42は第2ブロック体40の後端に対して第2の水平方向(X軸方向)に延びるように配置されている。第3ブロック体42における第4傾斜摺動部42aは、先端側に行くにしたがって、第1の水平方向(Y軸方向)でキャビネット本体1の奥側に向かうように傾斜しており、第4傾斜摺動部42aと第2ブロック体40の第3傾斜摺接部40cとが常時当接しているように形成されている。そして、第2ブロック体40が第1の水平方向(Y軸方向)に沿い且つキャビネット本体1の奥側に向かうように移動する時(ロック動作方向に移動する時)には、左右一対の第3ブロック体42は、第2の水平方向(X軸方向)に沿い、且つ互いに離間する方向に移動するように構成されている(図12参照)。第1〜第3ブロック体38、40、42はポリアセタール樹脂(POM)等の摩擦係数が小さく、且つ剛性を有する合成樹脂製である。
第2連動部36は、キャビネット本体1の左右両側板4の内面に沿って上下に延びるように配置された昇降体であるロッドのうち最上位置(第3)のロッド54cの上端側に近接させて配置させている。図15〜図19に示す実施例では、第2連動部36は、ストッパ体44と、このストッパ体44を第2の水平方向(X軸方向)に沿って移動可能となるように支持する支持ケース45とからなり、これらはポリアセタール樹脂(POM)等の合成樹脂製である。そして、ストッパ体44と上記第3ブロック体42とは第2の水平方向に沿って延びる丸棒等の連結杆46にて連結されている。
支持ケース45には、ストッパ体44をX軸方向に沿ってのみ移動可能に案内するガイドレール部45aと、このガイドレール部45aに隣接して下方に貫通する挿通孔45bと、ストッパ体44を第3ブロック体42に近づく方向に付勢するコイルばね47(付勢手段)の一端を支持する凹み座部45cとが形成されている(図17〜図19参照)。水平な一対のガイドレール部45aは支持ケース45の内径部に相対向して設けられ、ストッパ体44には一対のガイドレール部45aに嵌まる水平な案内溝44aが設けられている。支持ケース45の外面に形成されている一対の係合爪45dを金属板製のガイド枠9に穿設された係合孔9aに嵌め入れて抜け不能に位置固定させている(図17参照)。
他方、ロッド54cの上端には、当接ブロック48が着脱可能に設けられている。そして、縦杆11の先端(上端)には、案内枠体49が取付けられ、案内枠体49には当接ブロック48の上下動を案内する案内孔49aが形成されている(図7、図8、図16、図17参照)。なお、第1連動部35の筐体37、連結杆46、第2連動部36の支持ケース45の下面側は、図示していないカバー板にて覆われて、ユーザが容易に触れられないようにしている。
上記の構成により、全ての段の抽斗2がキャビネット本体1内に押し込まれた状態にあるときには、図19(A)に示すように、縦杆11が下降位置にあり、且つロッド54c(当接ブロック48)も下降位置にある。また、錠前31が非ロック状態のときには、第1連動部35における第2ブロック体40はコイルばね41にてキャビネット本体1の前面側に移動するように付勢されている。従って、第2傾斜摺接部40bが第1傾斜摺接部38aを前方に押すので、第1ブロック体38は下降位置に保持されている(図14(A)参照)。
上記の状態で、錠前31をロック操作すると、図14(B)に示すように、デッドボルト32が上向き回動して、第1連動部35における第1ブロック体38を押上げる。すると、第1傾斜摺接部38aと第2傾斜摺接部40bとの摺接動作を介して、第2ブロック体40はコイルばね41の付勢力に抗してキャビネット本体1の奥方向(第1の水平方向であって、X2方向)に移動する。この第2ブロック体40の移動により、その第3傾斜摺接部40cと第3ブロック体42の第4傾斜摺動部42aとの摺接動作を介して、左右一対の第3ブロック体42はキャビネット本体1の左右両側へ第2の水平方向(Y軸方向)に沿って互いに離間するように移動するから、連結杆46を介してストッパ体44も第2の水平方向(Y軸方向)に沿って移動する。キャビネット本体1の右側の縦杆11及びロッド54cの上端の個所では、その当接ブロック48の上端に接近した位置でY1方向にストッパ体44が移動して挿通孔45bを塞ぐので、昇降体であるロッド54cの上昇動作が阻止される。その結果、各段における上下の作動追従体64、65の高さ位置は図9の状態に保持されて、各段の作動体62の後退動が阻止されることになり、全ての段の抽斗2の引出し動が阻止される(オールロックされる)のである。
本発明においては、錠前31のロック状態と非ロック状態との間のデッドボルト32の昇降量に追従する第1ブロック体38の昇降量と、第1ブロック体38と第2ブロック体40との摺接連動部である第1傾斜摺接部38aと第2傾斜摺接部40bとの傾斜角度と、第2ブロック体40と第3ブロック体42との摺接連動部である第3傾斜摺接部40cと第4傾斜摺動部42aとの傾斜角度が設定されると、第3ブロック体42、ひいてはストッパ体44の第2の水平方向(Y軸方向)に沿う移動量が決定される。換言すれば、当接ブロック48の上昇を許容する位置から上昇阻止する位置までのストッパ体44の移動量は、第1連動部35の構成部品の形状・寸法(第1ブロック体38、第2ブロック体40、第3ブロック体42の形状・寸法)が決まれば、当該第1連動部35から第2連動部36までの離間距離の大小に拘らず一定になる。従って、キャビネット本体(家具本体)の間口方向の寸法が異なる家具であっても、同一の形状・寸法を有する構成部品からなる第1連動部35を用いてオールロック機構とすることができるので、什器製造のための製造コストの低減、部品管理の簡素化に大きく寄与できるという効果を奏するものである。
各抽斗の両側に配置したセーフティロック機構を利用してオールロック機構を設けることにより、キャビネット本体の間口方向の寸法が大きい場合であっても、各引出し動の阻止が確実となり、防盗性に優れたものとなる。
本発明における同時引出防止機構及び2重引出し防止機構であるセーフティロック機構の最小単位は、上下2段の抽斗に対して適用できるものであれば良い。
本発明における各段に配置された収容部材に設けられる作動体は、各抽斗の突起部に衝突すると、垂直軸(Z軸)の周りに回動することで、当該作動体の作動片が上下対の作動追従体の間に介挿されるような構成であっても良い。
本発明における錠前は、キー操作によるデッドボルトが回動するロータリ錠やデッドボルトが直動する形態の錠前、さらには、デッドボルトが直動する電磁ソレノイドのような電気錠であっても良い。
さらに、上記実施例の2重引出し防止機構における昇降可能な縦杆が省略され、各段に配置される収容部材や作動体が高さ位置一定であるように、固定部材に取付けされていても良い。その場合の昇降体は、ロッド54a,54b,54cを有することになる。また、ロッド54c、54b、54a及びその間の作動追従体64、65の自重により、下降方向に付勢されて安定位置になるようにしているが、上端のロッド54cに取りつけられた当接ブロック48の下側と案内枠体49との間に図示しない付勢ばね(コイルバネ)を介挿させて、ロッド54c等を下向きに付勢するように構成しても良い。
2重引出し防止機構は、上述した構成に限らず、各抽斗の側板に設けられた部材と、キャビネット本体の左右両側内面に上下動可能に配置された縦杆に設けられた部材との関連により、1つの抽斗の引出し動に応じて、他の抽斗の引出し動を阻止する構成であれば良く、縦杆が下降位置にあるとき、全ての抽斗の押込み状態において引出し動を阻止され、各抽斗の引出し動に応じて縦杆が上昇するタイプのものでは、オールロック動作時に、ロック方向に水平移動するストッパ体にて下降位置の縦杆の上昇を阻止する構成であっても良い。
1キャビネット本体
2抽斗
3サスペンションレール
7ストッパ体
8押し上げ体
11縦杆
13ロック体
14案内体
18 取付け基体
31 錠前
32 デッドボルト
35 第1連動部
36 第2連動部
37 筐体
38 第1ブロック体
40 第2ブロック体
42 第3ブロック体
44 ストッパ体
46 連結杆
60 収容体
62 作動体
70 押上げ部
64、65 作動追従体
77 圧縮コイル
54a、54b ロッド
67 作動片
71 押下げ部
78 傾斜摺接面

Claims (5)

  1. 前面開放状の家具本体に、上下複数段に配置した各段の抽斗がそれぞれ水平移動して収納可能に配置された什器であって、
    前記複数段の抽斗のうち1つの抽斗を引き出すと、他の全ての抽斗の引き出し動作が阻止される昇降体を備えたセーフティロック機構と、
    ロック操作により前記セーフティロック機構における前記昇降体の動作を阻止するオールロック機構とを備え、
    前記オールロック機構は、ロック操作により駆動する錠前のデッドボルトに押されて第1の水平方向と、この第1の水平方向と交叉する第2の水平方向とに運動を伝達する第1連動部と、前記第1連動部に接続された第2連動部とを備え、前記第2連動部におけるストッパ体が前記第2の水平方向に沿って所定量だけ移動することにより前記昇降体の上昇を阻止するように構成されていることを特徴とする什器。
  2. 前記第1連動部及び第2連動部は、前記家具本体の天板の下面側に配置され、
    前記第1連動部は、前記デッドボルトに押されて前記第1の水平方向と直交する上方向に移動可能な第1ブロック体と、前記第1の水平方向に沿って移動可能な第2ブロック体と、前記第2の水平方向に沿って移動可能な第3ブロック体とを備え、
    前記第1ブロック体における第1傾斜摺接部と前記第2ブロック体における第2傾斜摺接部とが互いに当接し、且つ前記第2ブロック体における第3傾斜摺接部と第3ブロック体における第4傾斜摺接部とが互いに当接することにより、前記ストッパ体を前記第2の水平方向に沿って所定量だけ移動可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の什器。
  3. 前記家具本体の内側には、前記各段の抽斗毎にその側板外面に設けられた突起部の配置高さ位置に対応して、収容部材が固定され、
    前記各収容部材には、前記各抽斗の移動時の前記突起部にて、作動体が、前記各抽斗の前記側板外面に対して進退動可能または回動可能に設けられ、
    前記各収容部材には、第1及び第2の作動追従体が前記家具本体の上下方向に沿って移動可能に支持され、
    前記昇降体は、下段位置の前記収容部材とそれに隣接する上段位置の前記収容部材との間に跨がって配置された複数のロッドであり、
    前記1つのロッドの下端が下段位置の前記収容部材における前記第1の作動追従体に連結され、前記1つのロッドの上端が上段位置の前記収容部材における前記第2の作動追従体に連結され、
    上下複数段の前記作動体が実質的に同時に作動する際に、その段における前記第1の作動追従体に摺接して、当該第1の作動追従体及びそれに支持されたロッドを上昇させ、且つその段における第2の作動追従体の上昇を阻止しまたは下降させるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の什器。
  4. 前記各作動体及び前記各第1の作動追従体には、作動体が作動する際に前記第1の作動追従体を押し上げるための傾斜摺接面をそれぞれ有していることを特徴とする請求項3に記載の什器。
  5. 前記家具本体の内側に、上下多段に配置した各抽斗の側板外面に対面して縦杆が上下方向に移動可能に配設され、
    前記各抽斗は前記縦杆と直交する水平移動にて、家具本体に収納可能に配置され、
    前記縦杆には、前記各段の抽斗毎に設けられた突起部の配置高さ位置に対応して、前記収容部材が固定され、前記ロッドは前記縦杆に沿って配置され、
    前記縦杆と各抽斗の側板外面とには、前記1つの抽斗の引出し動に応じて、他の抽斗の引出し動を阻止する前記セーフティロック機構が設けられていることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の什器。
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