JPH10179290A - 多段引き出しキャビネットにおける同時引き出し防止兼施錠装置 - Google Patents

多段引き出しキャビネットにおける同時引き出し防止兼施錠装置

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JPH10179290A
JPH10179290A JP8340864A JP34086496A JPH10179290A JP H10179290 A JPH10179290 A JP H10179290A JP 8340864 A JP8340864 A JP 8340864A JP 34086496 A JP34086496 A JP 34086496A JP H10179290 A JPH10179290 A JP H10179290A
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lifting rod
ascending
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Ryuji Yoshida
隆二 吉田
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Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の引き出しの同時引き出し兼施錠装置を
備えた多段引き出しキャビネットにおいて、上下幅の小
さい薄型の引き出しにも同装置を適用できるようにする
とともに、装置全体の小型軽量化を図る。 【解決手段】 一つの引き出し3を引き出したとき、昇
降杆7が第1上昇位置まで押し上げられた後、吊支位置
まで自重により下降し、他の引き出し2、4のストッパ
面19a、13aの直前に他の突子9が位置して、他の
引き出し2、4の前進が阻止される。シリンダ錠29を
キーにより施錠操作したときは、昇降杆7は吊支位置と
ほぼ等高の第2上昇位置まで上昇させられ、そのときの
各突子9により、すべての引き出し2、3、4の前進が
阻止される。吊支位置と第2上昇位置とをほぼ一致させ
たことにより、ストッパ面13a、19aの上下寸法を
小とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下複数段に引き
出しを装着したキャビネットにおいて、複数の引き出し
が同時に引き出されて、重心の前方移動によりキャビネ
ットが前倒することを防止するとともに、全引き出しを
一挙に施解錠しうるようにした装置に関する。
【0002】上述の複数の引き出しの同時引き出しを防
止する装置としては、各種のものが公知である。たとえ
ば特開平2−241407号公報には、引き出しごとに
別々のロック杆と作動カムと作動ピンを設け、一つの引
き出しを引き出すと、他のロック杆を拘束して、他の引
き出しの引き出しを不能にする装置が開示されている。
【0003】また特開平6−73941号公報には、一
つの引き出しを引き出すと、その引き出しのガイド部材
により、従動突子を介してロック杆が上昇し、かつ引き
出しに設けた上下方向の間隙または係合突子が、フリー
杆に設けた係止突起または案内溝を通過して前方へ移動
し、他の引き出しの上下方向の間隙または係合突子と、
フリー杆の係止突起または案内溝の高さを異ならせて、
その通過を阻止するようにした装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の各装置は、とも
に構成が複雑であり、また施錠装置は別個に設けられて
いるので、同時引き出し防止装置の両方を設けるために
は、さらに部品点数が増加して、製作に手間と時間を要
して高価となった。
【0005】本発明者らは、このような従来技術の問題
点を解決するものとして、複数の引き出しの同時引き出
しを防止するとともに、隣接する列の引き出しをも一挙
に施解錠しうるようにした装置を提案している(特願平
7−81226号(平成7年4月6日出願))。この装置
は、構造を簡素化して部品点数を削減できるので、容易
かつ安価に製作でき、あわせて軽い力で施解錠できるこ
と等の優れた効果を奏するものである。
【0006】本発明は、この先願の発明を改良するもの
で、特に、案内具の上下方向の寸法を小とすることがで
き、深さの浅い引き出しにも適用できるとともに、装置
全体を小型化できるようにした構成が簡単で安価な多段
引き出しキャビネットにおける同時引き出し防止兼施錠
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 箱体内に複数の引き出しを上下に多段状に装着し
た多段引き出しキャビネットにおいて、箱体の内側面に
上下動可能として装着した昇降杆と、それに対向する各
引き出しの側面とのいずれか一方に突子を設け、かつ他
方に、突子と等高となることにより突子と当接して、各
引き出しの前方への移動を阻止するストッパ面と、スト
ッパ面が突子より上下に離れた原位置に位置している状
態で、引き出しが前方へ移動することにより、前記突子
と摺接して、昇降杆を第1上昇位置まで上方に移動させ
る押上突起と、引き出しの後方への移動時に、前記突子
と摺接して、昇降杆を前記原位置まで下降させる押下突
起とを備える案内具を設け、前記昇降杆を、箱体の一部
に設けたシリンダ錠のキー操作により前記原位置から第
1上昇位置より低位の第2上昇位置までの間を上下動さ
せられるようにシリンダ錠と連係し、前記箱体に、昇降
杆が第2上昇位置から第1昇降位置まで上昇する間に昇
降杆を把持し、かつ昇降杆を把持した状態で、昇降杆の
自重等により、昇降杆が第2上昇位置にほぼ一致する吊
支位置まで下降可能としたキャッチを上下動可能として
設け、かつ昇降杆が第2昇降位置に位置しているとき、
前記突子とストッパ面とがほぼ等高となるようにする。
【0008】(2) 上記(1)項において、キャッチに、
昇降杆に突設した係合ピンを把持した状態で、係合ピン
が上下方向に遊動しうるようにした空所を設ける。
【0009】
【発明の実施の形態】
【0010】図1は、本発明の一実施例を備えた書類収
納用キャビネットを示し、キャビネットの箱体(1)内に
は、上下方向の寸法を下段のものほど大とした上中下3
段の引き出し(2)(3)(4)が収容されている。図1〜7
は、本発明装置の一実施例を示すものである。
【0011】箱体(1)の右方の側板(5)の内側面のやや
前部に形成された上下方向に長い凹溝(6)には、箱体
(1)の高さより若干短寸の昇降杆(7)が上下方向に摺動
自在に嵌合されており、上下1対の支持板(8)(8)によ
り昇降杆(7)が凹溝(6)から脱落するのが阻止されてい
る。昇降杆(7)における各引き出しに対応する位置に
は、3個の内向きの突子(9)が突設されていおり、また
昇降杆(7)の上端部には、箱体(1)における上筐(1a)内
において内方に向かって水平に延出する上片(7a)が連設
されている。
【0012】中段と下段の引き出し(3)(4)の右側面に
おける前記突子(9)とほぼ等高の個所には、案内具(10)
の垂直の基板(11)が固着されている。
【0013】図5及び図6に示すように、この案内具(1
0)の基板(11)の外側面下部には、上向山形の押上突起(1
2)が、同じく外側面上部には、底面が後上方に傾斜する
三角形の押下突起(13)が連設され、両突起(12)(13)間に
は、前記突子(9)が前後に通過しうる前下方を向く傾斜
溝(14)が形成されている。押下突起(13)の前端面は、垂
直なストッパ面(13a)をなしている。
【0014】基板(11)における押上突起(12)の内側に位
置する部分には、前後方向に長い長溝状の凹所(15)が形
成されている。
【0015】この案内具(10)は、図6に示すように、昇
降杆(7)と対向する引き出し(3)(4)の側面に、平面視
コ字状をなして外側方に向かって突出する突部(16a)を
中間部に有する帯板材よりなる取付部材(16)の前後の取
付片(16b)を溶着し、取付部材(16)の突部(16a)に凹所(1
5)を外嵌させ、かつその外側から貫通させた前後1対の
止めねじ(17)を、突部(16a)の遊端面に穿設した前後1
対のねじ孔(18)に螺合させることにより、引き出し(3)
(4)の側面に強固に固着されている。このとき、止めね
じ(17)の先端部は、取付部材(16)の突部(16a)の存在に
より、引き出し(3)(4)の側面には触れていない。
【0016】上段の引き出し(2)の右側面における突子
(9)より後方の部分には、取付部材(16)と同様に、中間
部に平面視コ字状をなして外側方に突出する突部(この
突部の前端面がストッパ面となる)(19a)を有するストッ
パ(19)の前後の取付片(19b)が、溶接またはねじ止め等
により固着されている。このストッパ(19)の上下方向の
位置は、図2に示すように、昇降杆(7)が下限位置であ
る原位置に位置しているときは、最も上方の突子(9)よ
り上方に位置し、昇降杆(7)が、後述するような図3に
示す吊下位置、及び図4に示す第2上昇位置に位置して
いるときは、突子(9)とほぼ等高となるようにしてい
る。
【0017】上段の引き出し(2)の右側面におけるスト
ッパ(19)の後方の部分には、上述の押下突起(13)の底面
と同様に後上方に向かって傾斜する押下板(20)が設けら
れている。
【0018】箱体(1)の右方の側板(5)の内側面上部に
は、キャッチ(21)が設けられている。キャッチ(21)は、
昇降杆(7)が収容されている凹溝(6)を跨ぐようにして
側板(5)に固着された固定具(22)と、この固定具(22)に
若干上下動可能として装着された把持具(23)とからなっ
ている。
【0019】固定具(22)の中央には、上端が上壁(22a)
により閉塞され、かつ下端が開口する空所(24)が形成さ
れている。空所(24)の下端部の両側縁部には、互いに対
向する内向き突起(22b)が形成され、これによって空所
(24)の下端の開口部(24a)は狭められている。
【0020】把持具(23)は、固定具(22)の空所(24)内
に、ストローク(S)(図7(a)参照)だけ上下方向に摺動
可能として嵌合された直方体状の基部(25)と、基部(25)
の下面より固定具(22)の開口部(24a)を通って垂下する
弾性撓曲可能な1対の把持片(26)(26)とからなってい
る。
【0021】両把持片(26)(26)の下端部には、互いに内
方に向かってく字状に屈曲する屈曲部(26a)(26a)が形成
されており、両屈曲部(26a)(26a)間の最狭間隔(W)は、
キャッチ(21)に対応して昇降杆(7)の内面に突設した係
合ピン(27)の直径より小としている。
【0022】基部(25)の下面と両把持片(26)(26)とその
屈曲部(26a)(26a)との間には、係合ピン(27)が両把持片
(26)(26)間に把持された状態で若干上下方向に遊動しう
るようにした空所(28)が形成されている。
【0023】上段の引き出し(2)の前面右側無には、シ
リンダ錠(29)が設けられている。このシリンダ錠(29)
は、前面のキー挿入溝(30)にキー(図示略)を挿入し
て、内部のロータ(図示略)をほぼ90°回動させるこ
とにより、ロータと一体のキーレバー(31)を、図1に破
線で示す右側方を向く解錠位置から、同じく想像線で示
すように、真上を向く施錠位置まで回動させ、このと
き、キーレバー(31)の先端部が、箱体(1)の上框(1a)内
に突入して、引き出し(2)の前進を阻止するとともに、
キーレバー(31)の先端で昇降杆(7)の上片(7a)を押し上
げ、昇降杆(7)を後述する第2上昇位置まで上昇しうる
ようになっている。
【0024】上述の装置において、図1及び図2に示す
ように、全引き出し(2)(3)(4)が押し入れられ、シリ
ンダ錠(29)が解錠されているときには、昇降杆(7)は、
自重により下限位置である原位置に位置している。この
とき、各案内具(10)の傾斜溝(14)の前端は、昇降杆(7)
の突子(9)の直後に位置し、また上段の引き出し(2)の
ストッパ(19)の突部(19a)は、対応する突子(9)の上方
に位置している。従って各引き出し(3)は、自由に引き
出すことができる。
【0025】また図7(a)に示すように、キャッチ(21)
の把持具(23)は、固定具(22)の内向き突起(22b)に基部
(25)の(36a)が当接し、かつ両把持片(26)の下端部と係
合ピン(27)と当接するか、または近接する状態にあり、
基部(25)の上面と固定具(22)の上壁(22a)との間にはス
トローク(S)が存在している。このときの係合ピン(27)
(及び昇降杆(7))の位置を、図7(a)に原位置(X1)と
して示している。
【0026】この状態から、図3に示すように、たとえ
ば中段の引き出し(3)を引き出すと、突子(9)は、中段
の案内具(10)の傾斜溝(14)を通過する際に、押上突起(1
2)により押し上げられ、それに伴って昇降杆(7)も上昇
させられる。この昇降杆(7)の上昇に連動して把持具(2
3)は係合ピン(27)によりストローク(S)だけ押し上げら
れ、図7(b)に示すように、把持具(23)の上端が上壁(2
2a)に当接した後は、係合ピン(27)のみが両把持片(26)
(26)の屈曲部(26a)(26a)を押し拡げつつ上昇し、空所(2
8)内に嵌入する。
【0027】係合ピン(27)(及び昇降杆(7))が上限位置
である第1上昇位置(X2)に達した状態を示している。
【0028】図7(b)は、突子(9)が傾斜溝(14)を通過
した後は、図7(c)に示すように、昇降杆(7)は、把持
具(23)に把持されたままの状態で自重により、把持具(2
3)が下限位置に達する吊支位置(X3)まで下降する。こ
の吊支位置(X3)は、後述するキー操作により昇降杆
(7)を上昇させたときの上限位置である第2上昇位置
(X4)とほぼ一致する。
【0029】昇降杆(7)が吊支位置(X3)に位置してい
るとき、各案内具(10)のストッパ面(13a)及びストッパ
(19)の突部(19a)の前端面と各突子(9)とが等高とな
る。従って、上段と下段の引き出し(2)(4)は、各突子
(9)により前進が阻止されて引き出すことはできない。
【0030】上述の状態で、中段の引き出し(3)を押し
入れると、中段の突子(9)は、案内具(10)の傾斜溝(14)
を通過する際、押下突起(13)により押し下げられ、係合
ピン(27)がキャッチ(21)の把持具(23)から強制的に離脱
させられ、昇降杆(7)は図7(a)に示す原位置(X1)ま
で下降させられる。従って、その後は、いずれの引き出
し(3)でも引き出すことができるようになる。
【0031】図2に示す状態から、上段の引き出し(2)
を引き出したときは、ストッパ(19)及び押下板(20)が上
段の突子(9)の上方を通過するだけで、突子(9)及び昇
降杆(7)が上昇させられることはない。従って、上段の
引き出し(2)を引き出したままで、他の引き出し(3)ま
たは(4)を引き出すことができる。これは、上段の引き
出し(2)は収容量を小さく、かつ軽量としてあるので、
他の引き出し(3)または(4)と同時に引き出しても、キ
ャビネットの転倒を招くおそれがないからである。
【0032】上段の引き出し(2)を引き出した状態で、
他のいずれかの引き出し(3)または(4)と同時に引き出
し、昇降杆(7)が吊支位置(X3)に保持された後、上段
の引き出し(2)を後方に押し込むと、対応する突子(9)
が押下板(20)に摺接して押し下げられ、昇降杆(7)は原
位置(X1)に復帰させられる。従って、突子(9)がスト
ッパ(19)及び突部(19a)の後端面に当接して破損すると
いったおそれはない。
【0033】その後さらに他の引き出し(3)または(4)
を後方に押し込んだときは、対応する突子(9)は、押上
突起(12)の後半部の傾斜面に沿って押し上げられ、次い
で、押下突起(13)により押し下げられて原位置(X1)に
復帰させられる。従って、この場合にも、突子(9)が破
損するおそれはない。
【0034】図1、図2及び図7(a)に示す状態で、シ
リンダ錠(29)にキーを挿入して施錠操作すると、図1に
想像線で示すように、キーレバー(31)の先端で上片(7a)
が押し上げられ、昇降杆(7)は、図7(d)に示すよう
に、吊支位置とほぼ一致する第2上昇位置まで上昇させ
られる。このとき、各突子(9)は、案内具(10)のストッ
パ面(13a)及びストッパ(19)の突部(19a)の直前に位置
し、すべての引き出し(2)(3)(4)は引き出し不能とな
る。
【0035】キー操作により昇降杆(7)を持ち上げる際
は、昇降杆(7)は、第1上昇位置(X2)より低い第2上
昇位置(X4)までしか上昇せず、その間に、把持具(23)
は、係合ピン(27)により持ち上げられるだけで、係合ピ
ン(27)を把持することはない。従って、係合ピン(27)が
把持具(23)の最狭間隔(W)を通過する際の大きな抵抗力
がシリンダ錠(29)のキー操作に作用することがなく、軽
力でキー操作することができる。
【0036】また、昇降杆(7)の吊支位置(X3)と第2
上昇位置(X4)とをほぼ一致させたことにより、案内具
(10)のストッパ面(13a)及びストッパ(19)の突部(19a)の
上下幅を小とすることができ、特に、上段の引き出し
(2)のように、薄型で、しかも引き出しを円滑に行なう
ためのサスペンション(図示略)等により、案内具(10)
の取付けスペースが確保しにくい場合に有益である。
【0037】シリンダ錠(29)をキー操作により解錠する
と、昇降杆(7)は、自重により図2及び図7(a)に示す
原位置(X1)に復帰し、すべての引き出し(2)(3)(4)
は引き出し可能となる。
【0038】上述の実施例においては、昇降杆(7)、案
内具(10)等を、箱体(1)の一側部のみに設けているが、
これらを箱体(1)の左右両側部に配設するとともに、左
右の昇降杆(7)を、互いに同期して昇降するようにシリ
ンダ錠(29)に連係し、引き出し(2)(3)(4)の両側で、
同時引き出し防止機能及び施解錠機能を発揮しうるよう
にしてもよい。
【0039】また、昇降杆(7)を下向きに付勢するばね
を設け、昇降杆(7)を自重だけでなく、このばねの付勢
力によっても下降させるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、従来の引き出しの同時
引き出し防止機構と施解錠機構との大部分の共通化及び
共用化を図り、単一の昇降杆のみにより両機能を発揮し
うるようにしたので、構造を簡素化することができると
ともに、部品点数を削減して、容易かつ安価に製造する
ことができる。
【0041】また、キャッチを上下動可能として箱体に
設け、かつ昇降杆の吊支位置と第2上昇位置とをほぼ一
致させたことにより、突子の移動を阻止するストッパ面
の上下幅を従来のものより著しく小とすることができ、
それによって、上下方向の寸法が小さい、すなわち収容
部が浅い薄型の引き出しにも、同時引き出し防止兼施錠
装置を適用することができるようになり、さらに、装置
全体の小型化、特に案内具の薄型化及び軽量化を図るこ
とができる。
【0042】請求項2のような構成とすると、キャッチ
や案内具の部品の取付け位置の若干の狂いや寸法のばら
つき等を空所によって吸収することができ、それらの狂
いやばらつきがあっても、装置全体が円滑に作動するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を備えたキャビネットの解錠
時の概略縦断側面図である。
【図2】同じく、正面図であある。
【図3】同じく、1個の引き出しを引き出したときの概
略縦断側面図である。
【図4】同じく、施錠時の概略縦断側面図である。
【図5】案内具の斜視図である。
【図6】案内具の取り付け状態を示す要部の分解斜視図
である。
【図7】キャッチの作動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
(1)箱体 (1a)上框 (2)(3)(4)引き出し (5)側板 (6)凹溝 (7)昇降杆 (7a)上片 (8)支持板 (9)突子 (10)案内具 (11)基板 (12)押上突起 (13)押下突起 (13a)ストッパ面 (14)傾斜溝 (15)凹所 (16)取付部材 (16a)突部 (16b)取付片 (17)止めねじ (18)ねじ孔 (19)ストッパ (19a)突部 (19b)取付片 (20)押下杆 (21)キャッチ (22)固定具 (22)上壁 (22a)内向き突起 (22b)内向き突起 (23)把持具 (24)空所 (24a)開口部 (25)基部 (26)把持片 (26a)屈曲部 (27)係合ピン (28)空所 (29)シリンダ錠 (30)キー挿入溝 (31)キーレバー (S)ストローク (W)最狭間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内に複数の引き出しを上下に多段状
    に装着した多段引き出しキャビネットにおいて、 箱体の内側面に上下動可能として装着した昇降杆と、そ
    れに対向する各引き出しの側面とのいずれか一方に突子
    を設け、かつ他方に、突子と等高となることにより突子
    と当接して、各引き出しの前方への移動を阻止するスト
    ッパ面と、ストッパ面が突子より上下に離れた原位置に
    位置している状態で、引き出しが前方へ移動することに
    より、前記突子と摺接して、昇降杆を第1上昇位置まで
    上方に移動させる押上突起と、引き出しの後方への移動
    時に、前記突子と摺接して、昇降杆を前記原位置まで下
    降させる押下突起とを備える案内具を設け、前記昇降杆
    を、箱体の一部に設けたシリンダ錠のキー操作により前
    記原位置から第1上昇位置より低位の第2上昇位置まで
    の間を上下動させられるようにシリンダ錠と連係し、前
    記箱体に、昇降杆が第2上昇位置から第1昇降位置まで
    上昇する間に昇降杆を把持し、かつ昇降杆を把持した状
    態で、昇降杆の自重等により、昇降杆が第2上昇位置に
    ほぼ一致する吊支位置まで下降可能としたキャッチを上
    下動可能として設け、かつ昇降杆が第2昇降位置に位置
    しているとき、前記突子とストッパ面とがほぼ等高とな
    るようにしたことを特徴とする多段引き出しキャビネッ
    トにおける同時引き出し防止兼施錠装置。
  2. 【請求項2】 キャッチに、昇降杆に突設した係合ピン
    を把持した状態で、係合ピンが上下方向に遊動しうるよ
    うにした空所を設けた請求項1記載の多段引き出しキャ
    ビネットにおける同時引き出し防止兼施錠装置。
JP8340864A 1996-12-20 1996-12-20 多段引き出しキャビネットにおける同時引き出し防止兼施錠装置 Withdrawn JPH10179290A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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