JP3443760B2 - 多列多段の引き出しキャビネットにおける施錠装置 - Google Patents
多列多段の引き出しキャビネットにおける施錠装置Info
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Description
列に、かつ各列毎に複数段に設けた多列多段の引き出し
キャビネットにおける引き出しの施錠装置に関する。
ビネットとしては、家庭用の木製チェストとして具体化
されたものが知られている。
製チェストは、各列毎の複数段の引き出しを同時に施錠
する施錠装置を備えてはいるものの、複数列の引き出し
を同時に施錠できる施錠装置は備えていなかったため、
すべての引き出しを施錠しようとすると、何回も施錠操
作を行わなければならず、操作が面倒であるとともに、
一部の施錠を忘れるおそれがあり、盗難防止上好ましく
なかった。
な問題点に鑑み、1つのシリンダ錠を操作するだけで、
複数列の引き出しを同時に施錠しうるとともに、構造が
簡単で、しかも同時引き出し防止機構と共用化及び共通
化が図れるようにした、多列多段の引き出しキャビネッ
トにおける施錠装置を提供することを目的としている。
題は次のようにして解決される。 (1) 箱体内に上下方向を向く仕切板を設けることによ
り、箱体内を左右方向に複数室に区分し、各室に上下多
段の複数の引き出しを装着した多列多段の引き出しキャ
ビネットにおいて、各室の左右いずれかの内側面に、各
引き出しの側面に突設した突子と対向するストッパを備
える昇降杆を、前記ストッパが突子と対向する位置と、
それから上下方向に離れた位置とに上下動可能として装
着し、かつ箱体の框部分に設けたシリンダ錠の作動ピン
が係合され、この作動ピンにより、一側縁が上下動させ
られるようにした揺動板を、前記仕切板を貫通させて全
室に跨がるように配設し、さらに各室の昇降杆に設けた
係合孔に、前記揺動板における左右方向に延出する吊支
片の両端部を、上下方向に若干遊動しうるように嵌合す
る。
解錠時に対応する引き出しが引き出されることにより、
突子により押し上げられるようにした傾斜面を有する押
上突起を設け、かつ昇降杆と各室の内面との間に、昇降
杆を押上げられた位置で弾性保持するキャッチを設け
る。
れかに移動させると、仕切板により仕切られた各室内に
装着されたすべての昇降杆が、同時に上下いずれかに移
動し、ストッパが、各引き出しに突設した突子の移動軌
跡内に来て、すべての引き出しの引き出しが阻止され
る。
納用のキャビネットを示し、キャビネットの箱体(1)内
は、中央に設けた仕切板(2)(図7)により左右2室に等
分され、かつ両室には、上下3段に引き出し(3)が収容
されている。
の内側面(4a)の要所には、前後方向を向く案内レール
(5)が取付けられ、案内レール(5)内には、中間レール
(6)が、多数の鋼球(7)を介して嵌合されている。
側面要所に係止した走行レール(8)が、多数の鋼球(7)
を介して嵌合されている。
と引き出し(3)の間にも、上述同様の走行装置が、左右
対称に設けられており、引き出し(3)は軽快に出入しう
る。
示すもので、各引き出し(3)の外側面要所には、突子
(9)が突設されている。
と、仕切板(2)の左方の側面板(2a)とのやや前部に形成
された上下方向に長い凹溝(4b)(2b)には、箱体(1)の高
さより若干短寸の昇降杆(10)が、支持板(11)により昇降
自在に支持され、昇降杆(10)の下端部と仕切板(2)及び
側板(4)の下端部との間には、合成樹脂製のキャッチ(1
2)が設けられている。
もので、キャッチ(12)は、上方の把持具(13)と下方の嵌
入具(14)とよりなり、把持具(13)は、下面開口する方形
箱状をなすとともに、その内側面には、下端より形成し
た切込溝(13a)により、弾性屈撓する1対の係止片(13b)
が形成されている。両係止片(13b)の下端同士は、常時
は近接している。
ている舌片状の嵌入部(14a)の下端に取付部(14b)を連設
したものよりなっている。
れ、嵌入具(14)は、昇降杆(10)の下端に固着されてい
る。
の個所には、後述するような案内具(15)の基板(16)が固
着されている。
突起(17)が、同じく側面下部には、上向山形の押下突起
(ストッパ)(18)が連設され、両突起(17)(18)の間には、
前記突子(9)が前後に挿通しうる前下方を向く傾斜溝(1
9)が形成されている。押下突起(18)の後端面(18a)は、
垂直をなすストッパ面をなしている。
れた両昇降杆(10)の上端には係合孔(20)が穿設され、両
係合孔(20)には、階段状に屈曲する揺動板(21)の前端に
下向きに設けられ、かつ左右方向に延出する吊支片(21
a)の両端部が、上下方向に若干遊動しうるように嵌合さ
れている。
0)に嵌入する手前で仕切板(2)を貫通している。吊支片
(21a)の中央には横長孔(22)が穿設され、揺動板(21)の
後片には、左右1対の横長孔(23)(右方のものは図示略)
が穿設されている。
形鋼状の支持具(24)の立上り部より連設したフック(25)
が、下方より係脱可能に係合し、前部中央の横長孔(22)
には、箱体(1)の上框(1a)に嵌設したシリンダ錠(26)の
後部偏心位置より突出する作動ピン(27)が係合してい
る。
全引き出し(3)が押し入れられ、シリンダ錠(26)が解錠
されている時には、両昇降杆(10)は、自重により下限に
位置し、そのとき、各案内具(15)の傾斜溝(19)の後端
は、各引き出し(3)の突子(9)の直前に位置する。従っ
て各引き出し(3)は、自由に引き出すことができ、キャ
ッチ(12)の把持具(13)と嵌入具(14)は、上下に分離して
いる。
し(3)を引き出すと、その突子(9)は、中段の案内具(1
5)の傾斜溝(19)を通過する際に、押上突起(17)を押し上
げ、昇降杆(10)とともに全案内具(15)を上昇させ、とも
に上昇する嵌入具(14)は、把持具(13)に嵌入して弾性係
合する。
ず、他の突子(9)は、押下突起(18)の後端面(18a)の下
部の直後に位置する。
の突子(9)が各案内具(15)の押下突起(18)に前方が遮ら
れて引き出すことはできない。
入れると、その突子(9)は、中段の案内具(15)の傾斜溝
(19)を前方より通過する際、押下突起(18)を押し下げる
ので、昇降杆(10)もともに下降して、キャッチ(12)の嵌
入具(14)は、把持具(13)より強制的に離脱させられ、昇
降杆(10)は、自重により更に若干下降して、図1に示す
状態となり、全引き出し(3)は引き出し可能となる。
を施錠操作すると、偏心回動する作動ピン(27)は、揺動
板(21)を上向回動させ、その吊支片(21a)に吊支されて
いる両昇降杆(10)は、図3に示すように、各案内具(15)
とともに若干上昇させられ、その押下突起(18)の後端面
(18a)の上部が、各突子(9)の前方を覆うので、左右両
列の全引き出し(3)は、引き出し不能に施錠される。
時引き出し防止時程上昇しないので、キャッチ(12)は係
合せず、シリンダ錠(26)を解錠操作すれば、両昇降杆(1
0)は、自重により図1に示す状態に下降して解錠される
ので、施解錠操作は軽快である。
右2列上下3段に引き出しを装着したキャビネットに適
用した場合のものであるが、例えば、左右3列以上、各
列2段又は4段以上の引き出しを装着したものにも本発
明を適用することができる。
に区分された複数の小室のすべてに到達するように、左
右長の長い揺動板(21)を、全仕切板(2)を貫通するよう
に装着し、各小室に配設した昇降杆(10)を、その揺動板
(21)に同様の態様で係止させればよい。
において、図1〜図9に示すものと同一又は同様の態様
を有する部材には、同一の符号を付し、それらについて
の詳細な説明は省略する。
両側面に、左右1対の昇降杆(10)を互いに向き合うよう
にして上下動可能なように装着し、仕切板の直上の上框
部分に、左右長の短い揺動板(21)とシリンダ錠(26)と
を、第1実施例と同様にして装着してある。
小型化することができる。また、第1実施例において
は、案内具(15)に、押下突起(ストッパ)(18)の他に、押
上突起(17)を設け、施錠機能の他に、同時引き出し防止
機能を持たせてあるが、第2実施例においては、案内具
(15)に、押下突起(18)と同一機能のストッパ(18')だけ
を設け、押上突起(17)を省略することによって、同時引
き出し防止機能をなくしてある。このような構成として
も、複数列の引き出しを同時に施錠することができ、本
発明の目的を達成することができる。
作するだけで、複数列の引き出しを同時に施錠すること
ができるので、操作が簡単であり、かつ一部分のみ施錠
して、他部の施錠を忘れるというおそれがなく、安全で
ある。
採用したことにより、同時引き出し防止機構との共用化
及び共通化が図れ、便利である。
かの部品を付加するだけで、上記の作用効果の他に、同
時引き出し防止機能を持たせることができる。
錠時の概略縦断側面図である。
縦断側面図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 箱体内に上下方向を向く仕切板を設ける
ことにより、箱体内を左右方向に複数室に区分し、各室
に上下多段の複数の引き出しを装着した多列多段の引き
出しキャビネットにおいて、 各室の左右いずれかの内側面に、各引き出しの側面に突
設した突子と対向するストッパを備える昇降杆を、前記
ストッパが突子と対向する位置と、それから上下方向に
離れた位置とに上下動可能として装着し、かつ箱体の框
部分に設けたシリンダ錠の作動ピンが係合され、この作
動ピンにより、一側縁が上下動させられるようにした揺
動板を、前記仕切板を貫通させて全室に跨がるように配
設し、さらに各室の昇降杆に設けた係合孔に、前記揺動
板における左右方向に延出する吊支片の両端部を、上下
方向に若干遊動しうるように嵌合したことを特徴とする
多列多段の引き出しキャビネットにおける施錠装置。 - 【請求項2】 各昇降杆に、解錠時に対応する引き出し
が引き出されることにより、突子により押し上げられる
ようにした傾斜面を有する押上突起を設け、かつ昇降杆
と各室の内面との間に、昇降杆を押上げられた位置で弾
性保持するキャッチを設けた請求項1記載の多列多段の
引き出しキャビネットにおける施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08122795A JP3443760B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 多列多段の引き出しキャビネットにおける施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP08122795A JP3443760B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 多列多段の引き出しキャビネットにおける施錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08275833A JPH08275833A (ja) | 1996-10-22 |
JP3443760B2 true JP3443760B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=13740590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP08122795A Expired - Fee Related JP3443760B2 (ja) | 1995-04-06 | 1995-04-06 | 多列多段の引き出しキャビネットにおける施錠装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3443760B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112510515A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-03-16 | 芜湖金太阳机电设备有限公司 | 一种便于散热的gck馈电柜 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3008337U (ja) | 1994-08-29 | 1995-03-14 | 株式会社岡村製作所 | 物品収納庫における防倒施錠装置 |
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1995
- 1995-04-06 JP JP08122795A patent/JP3443760B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3008337U (ja) | 1994-08-29 | 1995-03-14 | 株式会社岡村製作所 | 物品収納庫における防倒施錠装置 |
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