JPH0730772U - ラッチ付き引出し - Google Patents
ラッチ付き引出しInfo
- Publication number
- JPH0730772U JPH0730772U JP6644593U JP6644593U JPH0730772U JP H0730772 U JPH0730772 U JP H0730772U JP 6644593 U JP6644593 U JP 6644593U JP 6644593 U JP6644593 U JP 6644593U JP H0730772 U JPH0730772 U JP H0730772U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- latch
- recessed portion
- latch member
- cabinet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチック製の収納箱のように軽量で、例
えば家庭内等で持ち運びできるようにしたキャビネット
の引出しにラッチ構造を付設して、不用意な引出しの滑
り出しを防止できるようにしたラッチ付き引出しを提供
する。 【構成】 引出し本体1の正面部2には、複数の指先が
入る程度の凹陥部3を設け、凹陥部内には、開放された
底面に押圧部5を臨出させて、背面部裏側に沿って昇降
を自在にしたラッチ部材4を装着し、このラッチ部材を
常時押上ばね7で付勢して、上端の掛止部13をキャビ
ネット14の前縁15に掛止させることによって引出し
本体をロックし、押圧部5を押し下げると引出しのロッ
クが開放されるようにした。
えば家庭内等で持ち運びできるようにしたキャビネット
の引出しにラッチ構造を付設して、不用意な引出しの滑
り出しを防止できるようにしたラッチ付き引出しを提供
する。 【構成】 引出し本体1の正面部2には、複数の指先が
入る程度の凹陥部3を設け、凹陥部内には、開放された
底面に押圧部5を臨出させて、背面部裏側に沿って昇降
を自在にしたラッチ部材4を装着し、このラッチ部材を
常時押上ばね7で付勢して、上端の掛止部13をキャビ
ネット14の前縁15に掛止させることによって引出し
本体をロックし、押圧部5を押し下げると引出しのロッ
クが開放されるようにした。
Description
【0001】
この考案は、家具用または衣類とか書類等の収納用のキャビネットなどに出入 自在に収容される引出しにラッチを取り付け、該引出しの自由な出入をロックで きるようにしたラッチ付き引出しに関する。
【0002】
従来のラッチ付き引出しには、例えば実開平1ー51451号公報、実開平2 ー68745号公報、実開平3ー2168号公報等がある。
【0003】
上記従来のラッチ付き引出しは、それぞれラッチを開放する操作部材と逆止爪 状のラッチ部材を別個に備え、両部材の間に、連結杆とか伝動方向の変換のため のレバー等の伝動部材を配置したものであったので、構造が複雑になり、スチー ル製の机とかキャビネットのように大型で重量のある引出しへの付設には適して いるが、例えば家庭内等で持ち運び自由に使用されるプラスチック製収納箱の引 出しのように軽量で安価な構造の引出しへの付設には不向きであった。
【0004】 そのために、引出し本体をキャビネトにロックするラッチと、ラッチのロック を開放させる操作部材の構造を簡単、軽量化して、例えばプラスチック製の引出 し型収納箱のような引出しにも採用できるようにすることが課題となっていた。
【0005】
そこで本考案は、上記の課題を解決するために、引出し本体の正面部中央に、 底面を開放して複数本の指先が入る程度の大きさを有する凹陥部を設け、この凹 陥部の底面に臨出させて凹陥部の背面の下縁に接する押圧部と、上端に、収納側 に下降する傾斜面を具えてキャビネットの前縁部と係合して引出し本体をロック する掛止部とを設けたラッチ部材を上記凹陥部の背面側に昇降自在に装着し、こ のラッチ部材と、前記凹陥部の下方に設けたばね受け部との間に、上記ラッチ部 材を常時上昇方向に付勢する押上ばねを設けたことを特徴とするラッチ付き引出 しを提供するものである。
【0006】
本考案は、引出し本体を引く場合に、凹陥部の底面に臨出する押圧部を押し、 押上ばねに抗してラッチ部材を下げると、キャビネットの前縁部に掛止されてい た掛止部が下降してロックが開放される。また、引出し本体を納める時には、収 納方向に下降する傾斜面を具えた掛止部がキャビネットの前縁部を通過する際に 、押上ばねに抗してラッチ部材を一旦下降させた後に復位することによって、引 出し本体を自動的にロックする。 以上のように本考案は、ラッチとラッチの開放操作部材とを一体化して、この ラッチ部材を押上ばねと共に引出し本体の正面部の凹陥部内に装着するようにし たので、ラッチ付き引出しの構造がきわめて簡易化し、前記従来の課題を解決す ることができる。
【0007】
以下に本考案の実施例を図面について説明する。 図1に示すように、引出し本体1は、正面部2の中央上部に複数本の指先が入 る程度の方形の間口を具え、奥行き方向に背面部を傾斜させて底面を開放した凹 陥部3を具えている。この凹陥部3の背面側に昇降自在に装着されたラッチ部材 4は、凹陥部3の底部に指先で押し下げられるようにした押圧部5を臨出させ、 かつ、凹陥部3の背面側下方設けたばね受け部6との間に押上ばね7を設けて常 時上昇方向に付勢されている。
【0008】 図2に示すように、引出し本体1は、正面部2の中央部分を適宜の深さに欠除 するとともに、凹陥部3を一体成形した後述のプレート部材10の厚みに相当す るくぼみを具えて上部から断面逆L字形に垂下する取付け部8を設けている。 上記プレート部材10は、同じく断面逆L字形をなし、取付け部8の上縁の掛 止孔9に下向きの突起11を嵌合させて該取付け部8の表側に重ね合わされ、下 縁に折り返し状に形成した前記ばね受け部6の両端を取付け部8の下縁に弾性的 に嵌合することによって引出し本体1と一体に結合している。
【0009】 同じく図2に示すように、凹陥部3の背面側に装着されたラッチ部材4は、上 端に収納側に向けて下降する傾斜面12を具えた掛止部13を、引出し本体1を 収納しているキャビネット14の前縁部15内に突出させ、ばね受け部6との間 に設けた押上ばね7に付勢されつつ、凹陥部3の背面側下縁に押圧部5を圧接さ せてロック状態を保持する。 なお図中、16はラッチ部材4の両側と下縁とに設けられ、プレート部材10 の裏面との接触によりラッチ部材4の昇降を案内するガイド片、17はプレート 部材10の前面下部と押圧部5の下端との間に形成したラッチ部材4の下降余裕 間隙である。
【0010】 上記のように構成したこのラッチ付き引出しは、凹陥部3の底面に臨出する押 圧部5を押上ばね7に抗して指先(図示省略)で押し下げると、掛止部13の下 降によって引出し本体1のロックが開放され、図3に示すように、キャビネット 14から引き出すことができる。 引出し本体1を収納するときは、ロック位置に復帰している掛止部13が、収 納側に傾斜している傾斜面12とキャビネット14の前縁部15との接触により ラッチ部材4が押上ばね7に抗して下降し、前縁部15の内側で復位することに よってロックされる。
【0011】 以上のように、このラッチ付き引出しは、引出し本体1に設けた凹陥部3に、 押圧部5として操作部分を一体に具えたラッチ部材4を、押上ばね7とともに装 着するという簡単な構造により引出しに対してラッチ機能を付与することができ る。 なお、この実施例のキャビネット14、引出し本体1、プレート部材10およ び押上ばね7はすべてプラスチック製である。
【0012】 図示した実施例は、引出し本体1に凹陥部3を設けた別体のプレート部材10 を嵌着しているが、本考案の実施に際して、引出し本体1と一体成形して直接的 に凹陥部3を設ける場合もある。また、キャビネット14とか、ラッチ部材4と か、押上ばね7とか1掛止部13とキャビネット14の前縁部15との形状等は 本考案の要旨にそって設計変更される場合もある。
【0013】
以上のように本考案は、引出し本体の正面部中央に、底面を開放して複数本の 指先が入る程度の大きさを有する凹陥部を設け、この凹陥部の底面に臨出して凹 陥部の背面の下縁に接する押圧部と、上端に、収納側に下降する傾斜面を具えて キャビネットの前縁部と係合して引出し本体をロックする掛止部とを設けたラッ チ部材を上記凹陥部の背面側に昇降自在に装着することによって、ラッチとラッ チの開放操作部材を一体化し、このラッチ部材と、前記凹陥部の下方に設けたば ね受け部との間に、上記ラッチ部材を常時上昇方向に付勢する押上ばねを設けた ので、ラッチ付き引出しの構造がきわめて簡易化し、組立を容易にするとともに 安価に製作することできる。 したがって、家庭内等に使用されることの多いプラスチック製の収納箱とかレ ターケースのような小物入れ等の引出しに用いて、多少の傾斜や衝撃の際にも不 用意に引出しが滑り出さないようにすることができるという実用的効果がある。
【図1】図1は本考案の実施例を示す正面図
【図2】図2は引出しのロック状態を示す一部切欠拡大
側面図
側面図
【図3】図3はロック状態を開放して引き出し状態の一
部切欠拡大側面図
部切欠拡大側面図
1 引出し本体 2 正面部 3 凹陥部 4 ラッチ部材 5 押圧部 6 ばね受け部 7 押上ばね 8 取付け部 9 掛止孔 10 プレート部材 11 凸部 12 傾斜面 13 掛止部 14 キャビネット 15 前縁部 16 ガイド片 17 下降余裕間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 引出し本体1の正面部2の中央に、底面
を開放して複数本の指先が入る程度の大きさを有する凹
陥部3を設け、この凹陥部3の底面に臨出させて凹陥部
3の背面の下縁に接する押圧部5と、上端に、収納側に
下降する傾斜面12を具えてキャビネット14の前縁部
15と係合して引出し本体1をロックする掛止部13と
を設けたラッチ部材4を上記凹陥部3の背面側に昇降自
在に装着し、このラッチ部材4と、前記凹陥部3の下方
に設けたばね受け部6との間に、上記ラッチ部材4を常
時上昇方向に付勢する押上ばね7を設けたことを特徴と
するラッチ付き引出し。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6644593U JPH0730772U (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | ラッチ付き引出し |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6644593U JPH0730772U (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | ラッチ付き引出し |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730772U true JPH0730772U (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=13315986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6644593U Pending JPH0730772U (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | ラッチ付き引出し |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730772U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009228289A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Sun Wave Ind Co Ltd | ラッチ装置 |
KR101014805B1 (ko) * | 2006-05-25 | 2011-02-15 | 텐마 코퍼레이션 | 수납용기 |
JP2016109377A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | アクア株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP6644593U patent/JPH0730772U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101014805B1 (ko) * | 2006-05-25 | 2011-02-15 | 텐마 코퍼레이션 | 수납용기 |
JP2009228289A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Sun Wave Ind Co Ltd | ラッチ装置 |
JP2016109377A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | アクア株式会社 | 冷蔵庫 |
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