JP2010164174A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性及び作動性が低下することを抑制することが可能なボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ねじ軸側軌道溝14を外周面に有し、且つ軸を鉛直方向に向けて配置するねじ軸2と、ねじ軸2の外周側に配置されるとともにナット側軌道溝16を内周面に有するナット4と、負荷転動路24内に転動自在に装填され、且つねじ軸2またはナット4の回転運動に伴って負荷転動路24内を転動する複数のボール6と、ナット4の両端部のうち下方側の端部に配置し、且つねじ軸2の外周面及びねじ軸側軌道溝14と摺接するシール部材8とを備えたボールねじ装置1であって、負荷転動路24内に、流動性を有する潤滑剤を配置し、シール部材8に、負荷転動路24内に配置した潤滑剤を負荷転動路24の外部へ排出可能な排出孔40を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械等の駆動に用いるボールねじ装置に関し、特に、ねじ軸を、軸を垂直または略垂直に延在させて配置するボールねじ装置に関する。
従来から、作業機械等が備えるボールねじ装置として、螺旋状のねじ軸側軌道溝を外周面に有するねじ軸と、ねじ軸の外周側に配置されるとともに、ねじ軸側軌道溝に対向するナット側軌道溝を内周面に有するナットとを備えた構成のものが用いられている。また、ねじ軸側軌道溝とナット側軌道溝との間に形成される負荷転動路内には、複数のボールが転動自在に装填されており、これらのボールは、ねじ軸またはナットの回転運動に伴って、負荷転動路内を転動する構成となっている。
ところで、ボールねじ装置としては、ねじ軸を、軸を垂直に向けて配置した構成のものがある。このボールねじ装置では、負荷転動路内へ、液体等の流動性を有する潤滑剤(潤滑油)を一定間隔で供給することにより、油膜切れを防ぎ、寿命や作動性の低下を抑制している。
しかしながら、上記のような構成のボールねじ装置では、負荷転動路内へ供給する潤滑剤が、ナットの下端面から漏出し、この漏出した潤滑剤が、ねじ軸またはナットの回転によって周囲へ飛散するおそれがある。このため、ボールねじ装置の周辺環境を汚染するおそれがある。
この問題に対し、例えば、特許文献1に記載されているようなボールねじ装置がある。
特許文献1に記載されているボールねじ装置は、ねじ軸の外周面及びねじ軸側軌道溝と摺接するシール部材を、ナットの両端部のうち下方側の端部に配置している。
このような構成のボールねじ装置であれば、シール部材がねじ軸の外周面及びねじ軸側軌道溝と摺接して、ナットの下端面とねじ軸との間を閉塞することとなる。このため、ナットの下端面からの潤滑剤の漏出を抑制することが可能となり、ボールねじ装置の周辺環境の汚染を抑制することが可能となる。
特開2007−205463号公報
一般的に、ボールねじ装置を長期間に亘り使用すると、ボール、ねじ軸側軌道溝及びナット側軌道溝が徐々に磨耗し、この磨耗により発生する微細な磨耗粉が、潤滑剤に混入することとなる。
上述した特許文献1に記載のボールねじ装置では、シール部材が、ナットの下端面とねじ軸との間を閉塞する。このため、潤滑剤に磨耗粉が混入した場合、この潤滑剤が、負荷転動路内を含むナットの内部に留まることとなる。したがって、ボールねじ装置の運転条件や使用条件が厳しい場合等には、磨耗粉が混入した潤滑剤により、ボールねじ装置の耐久性が低下するおそれがあるため、ボールねじ装置の寿命が短縮されるという問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、潤滑剤に磨耗粉が混入しても、この潤滑剤を外部へ排出することが可能なボールねじ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、螺旋状のねじ軸側軌道溝を外周面に有し、且つ軸を鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置するねじ軸と、当該ねじ軸の外周側に配置されるとともに前記ねじ軸側軌道溝に対向するナット側軌道溝を内周面に有するナットと、前記両軌道溝間に形成される負荷転動路内に転動自在に装填され、且つ前記ねじ軸または前記ナットの回転運動に伴って前記負荷転動路内を転動する複数のボールと、前記ナットの両端部のうち下方側の端部に配置し、且つ前記ねじ軸の外周面及び前記ねじ軸側軌道溝と摺接するシール部材と、を備えたボールねじ装置であって、
前記負荷転動路内に、流動性を有する潤滑剤を配置し、
前記シール部材に、前記潤滑剤を前記負荷転動路の外部へ排出可能な排出孔を形成したことを特徴とするものである。
本発明によると、ねじ軸を、軸を鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置し、ねじ軸の外周面及びねじ軸側軌道溝と摺接するシール部材を、ナットの両端部のうち下方側の端部に配置する。そして、負荷転動路内に、流動性を有する潤滑剤を配置し、シール部材に、負荷転動路内に配置した潤滑剤を、負荷転動路の外部へ排出可能な排出孔を形成する。
このため、負荷転動路内に配置した潤滑剤が、ナットの内部に留まることなく、排出孔から負荷転動路の外部へ排出されることとなり、負荷転動路内に配置した潤滑剤に磨耗粉が混入しても、この潤滑剤を、シール部材に形成した排出孔から排出することが可能となる。
次に、本発明のうち、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記排出孔に、前記潤滑剤が内部を移動可能な管状部材の一端を接続し、
前記管状部材の他端に、前記潤滑剤を内部に収容可能な潤滑剤収容部を接続したことを特徴とするものである。
本発明によると、潤滑剤が内部を移動可能な管状部材の一端を排出孔に接続し、潤滑剤を内部に収容可能な潤滑剤収容部に、管状部材の他端を接続する。
このため、負荷転動路内に配置した潤滑剤を、シール部材に形成した排出孔から排出しても、この排出した潤滑剤を、管状部材を介して潤滑剤収容部の内部に収容することが可能となるため、潤滑剤の飛散を抑制することが可能となる。
次に、本発明のうち、請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した発明であって、前記排出孔から排出した前記潤滑剤を前記負荷転動路内へ供給可能な潤滑剤再供給装置を備えたことを特徴とするものである。
本発明によると、潤滑剤再供給装置により、排出孔から排出した潤滑剤を負荷転動路内へ再度供給することが可能となる。
このため、ボールとねじ軸側軌道溝及びナット側軌道溝との間に形成される潤滑膜を維持することが可能となり、ボールねじ装置の作動性及び耐久性が低下することを抑制することが可能となる。
次に、本発明のうち、請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した発明であって、前記排出孔から排出した前記潤滑剤を濾過する潤滑剤濾過装置を備え、
前記潤滑剤濾過装置を、前記排出孔と前記潤滑剤再供給装置との間に配置したことを特徴とするものである。
本発明によると、排出孔と潤滑剤再供給装置との間に配置した潤滑剤濾過装置により、排出孔から排出した潤滑剤を濾過し、この濾過した潤滑剤を、潤滑剤再供給装置を介して負荷転動路内へ供給することが可能となる。
このため、排出孔から排出し、潤滑剤再供給装置を介して負荷転動路内へ供給する潤滑剤から、磨耗粉等の不純物を除去することが可能となり、清浄な潤滑剤を負荷転動路内に循環させることが可能となる。
本発明によれば、負荷転動路内に配置した潤滑剤に磨耗粉が混入しても、この潤滑剤を外部へ排出することが可能となるため、ボールねじ装置の耐久性及び作動性が低下することを抑制することが可能となる。
第一実施形態の一例であるボールねじ装置の一部を破断して示す図である。 図1に示したボールねじ装置を、図1中に記載した矢印IIの方向から見た図である。 第一実施形態の変形例を示す図である。 第一実施形態の変形例を示す図である。 第二実施形態の一例であるボールねじ装置の一部を破断して示す図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態のボールねじ装置の構成を説明する。
図1は、本実施形態の一例であるボールねじ装置1の一部を破断して示す図である。また、図2は、図1に示したボールねじ装置1を、図1中に記載した矢印IIの方向から見た図である。
図1及び図2中に示すように、本実施形態のボールねじ装置1は、ねじ軸2と、ナット4と、複数のボール6と、シール部材8と、管状部材10と、潤滑剤収容部12とを備えている。なお、図2中では、説明のために、シール部材8以外の図示を省略している。
ねじ軸2は、合金鋼等の鋼材で形成した棒状部材であり、螺旋状のねじ軸側軌道溝14を外周面に有している。ねじ軸2の端部は、モータ等の回転動力源(図示せず)に連結されている。
また、ねじ軸2は、中心軸線CLを鉛直方向に向けて配置されている。すなわち、ねじ軸2は、軸を鉛直方向に向けて配置されている。
ナット4は、合金鋼等の鋼材で形成された円筒状部材であり、ねじ軸2の外周側に配置されている。
また、ナット4は、ねじ軸側軌道溝14と対向するナット側軌道溝16を内周面に有している。すなわち、ねじ軸側軌道溝14とナット側軌道溝16は、同じリードで形成されている。
ナット4の外周部の一端には、フランジ部18を設けてある。フランジ部18には、図示しないボルト孔等を設けてあり、ボルト孔等に挿通するボルト等により、図示しない機械装置の移動台にナット4を固定する。
ナット4の外周面には、リターンチューブ(図示せず)が固定されている。リターンチューブは、例えば、金属からなる管状体をU字状に曲げ加工して形成されている。
ナット4の両端部には、円環状の潤滑リング20が配置されている。具体的には、内周面をねじ軸2の外周面に摺接させ、外周面をナット4の軸方向の両側の端部に形成されたリング取り付け孔22に嵌合させて、ナット4の両端部に配置されている。
また、潤滑リング20は、潤滑剤含有材を、射出成形等の成形手段により成形して形成されている。具体的には、潤滑リング20は、潤滑剤含有ポリマであり、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の合成樹脂に、ポリα−オレフィン油等のパラフィン系炭化水素油や、エーテル油、エステル油等の潤滑剤を単独または複数混合して混ぜ合わせた原料を、樹脂の融点以上に加熱して溶融した後に冷却して固化させることにより形成されている。これにより、潤滑リング20の内周面とねじ軸2の外周面との摺接による摩擦熱等で、潤滑リング20から潤滑油が滲み出すように形成されている。なお、潤滑リング20は、上記のような構成以外にも、例えば、多孔質の樹脂材料または金属材料に、上記のような潤滑油を含浸させて形成してもよい。
各ボール6は、例えば、合金鋼等の鋼材で形成された球体であり、ねじ軸側軌道溝14とナット側軌道溝16との間に形成される負荷転動路24内に、転動自在に装填されている。
すなわち、本実施形態のボールねじ装置1は、ねじ軸2(またはナット4)の回転運動に伴い、負荷転動路24内を複数のボール6が転動し、ナット4(またはねじ軸2)がボール6の転動を介して、ねじ軸2の軸方向に沿って直線移動する構成となっている。
具体的には、ねじ軸2(またはナット4)の回転運動に伴って負荷転動路24内を転動する複数のボール6は、ナット4に取り付けられたリターンチューブの一方の端部から、リターンチューブ内へすくい上げられる。リターンチューブ内へすくい上げられたボール6は、リターンチューブ内を通過し、リターンチューブ内を通過したボール6は、リターンチューブの他方の端部から負荷転動路24内へ戻される。すなわち、負荷転動路24及びリターンチューブによって、ボール6の無限循環通路が形成されている。
なお、負荷転動路24内には、ポリα−オレフィン油等のパラフィン系炭化水素油や、エーテル油、エステル油等を単独または複数混合して混ぜ合わせた液体等、流動性を有する潤滑剤(潤滑油)を配置している。負荷転動路24内への潤滑剤の供給は、例えば、ナット4の両端部のうち、上方側の端部に配置した潤滑リング20に、ねじ軸2の軸方向に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔を介して、ナット4の外部から負荷転動路24内へ潤滑剤を供給する。
シール部材8は、ナット4の両端部のうち、下方側の端部に配置されており、合金鋼等の板材で形成された芯金を、天然ゴムや合成ゴム等の弾性を有するゴム材料の内部へ配置して形成されている。
また、シール部材8は、リップ部26と、鍔部28とを備えている。
リップ部26は、ナット4の軸方向の外側に向かって縮小する円錐台形状に形成されている。
リップ部26の先端の内周縁26aは、内周縁26aが摺接するねじ軸2の部位における、軸直角断面の形状に近似する形状に対し、所定のシール代を持たせた形状に形成されている。これにより、ねじ軸2の外周面及びねじ軸側軌道溝14に対して、確実に密着するように形成されている。これは、ナット4の下端部に設置したシール取り付け板30に形成した、後述する第一嵌合孔32に、鍔部28の外周面を嵌合させて、取り付けボルト34によりシール部材8を取り付けた状態に限定される。なお、上記の軸直角断面とは、ねじ軸2の中心軸線CLが、鉛直線となる断面である。
鍔部28は、環状に形成されており、リップ部26の外周側に配置されて、リップ部26と連続している。
また、図2中に示すように、鍔部28の円周方向には、所定のピッチ円直径、角度ピッチで取り付けボルト34を挿通させるシール取り付け孔36が複数形成されている。なお、本実施形態では、複数のシール取り付け孔36を、90°間隔で均等配置した四箇所の孔で形成している。
また、シール部材8は、シール取り付け板30を介して、ナット4に取り付けられている。
シール取り付け板30は、合金鋼等の鋼材で形成された環状部材であり、その外径は、ナット4の外周面の直径と同等であり、その内径は、ねじ軸2の外周面の直径より大きい。
また、シール取り付け板30の、軸方向の一端面には、鍔部28の外周面が嵌合する第一嵌合孔32が形成されている。
第一嵌合孔32の底面には、取り付けボルト34を螺合させるねじ孔が、後述するシール取り付け孔36と同じピッチ円直径及び角度ピッチで設けられている。
また、シール取り付け板30の、軸方向の他端面には、ナット4のリング取り付け孔22に嵌合する第二嵌合孔38が形成されている。そして、この第二嵌合孔38を下方のリング取り付け孔22に圧入等により嵌合させて、二つの潤滑リング20のうち、下方の潤滑リング20の軸方向外側に、シール取り付け板30が配置される。
以上により、シール部材8は、ねじ軸2の外周面及びねじ軸側軌道溝14と摺接する構成となっている。
また、シール部材8には、負荷転動路24内に配置した潤滑剤を、負荷転動路24の外部へ排出可能な排出孔40が形成されている。なお、本実施形態では、シール部材8に、排出孔40を一つのみ形成した場合について説明する。
排出孔40は、リップ部26に形成されており、リップ部26をねじ軸2の軸方向に貫通して、負荷転動路24とナット4の外部とを連通させている。
また、図2中に示すように、排出孔40の形状は、円形となっている。
管状部材10は、例えば、ゴム等の弾性材料を用いて形成した、可撓性を有するチューブであり、その内部(中空部)を、潤滑剤が移動可能となっている。
管状部材10の一端(開口端)10aは、排出孔40に接続されており、管状部材10の他端(開口端)10bは、潤滑剤収容部12の内部に配置されて、潤滑剤収容部12に接続されている。
潤滑剤収容部12は、例えば、上方が開口した容器により形成されており、その内部に潤滑剤を収容可能となっている。具体的には、負荷転動路24内に配置した潤滑剤が、排出孔40から排出され、管状部材10の一端10aから管状部材10の内部へ入り、管状部材10の内部を移動して、管状部材10の他端10bから排出される潤滑剤を、その内部へ収容可能となっている。なお、図1中では、潤滑剤収容部12の内部に収容した潤滑剤を、符号Lを付して示している。
(作用)
次に、図1及び図2を参照しつつ、ボールねじ装置1の作用について説明する。
ボールねじ装置1の作動時には、ねじ軸2(またはナット4)の回転運動に伴い、負荷転動路24内を複数のボール6が転動し、ナット4(またはねじ軸2)がボール6の転動を介して、ねじ軸2の軸方向に沿って直線移動する。
このとき、潤滑リング20の内周面とねじ軸2の外周面との摺接による摩擦熱等で、潤滑リング20から潤滑剤(潤滑油)が滲み出し、負荷転動路24内に供給される。また、負荷転動路24内には、ナット4の外部から、潤滑剤が供給されている。これにより、各ボール6と、ねじ軸側軌道溝14及びナット側軌道溝16との間には、供給される潤滑剤により、潤滑膜(図示せず)が形成されている。
ここで、ナット4の両端部のうち、下方側の端部に配置されているシール部材8には、負荷転動路24内に配置した潤滑剤を排出可能な排出孔40が形成されている。
このため、潤滑リング20から滲み出した潤滑剤と、ナット4の外部から供給された潤滑剤は、下方へ移動した後、共に、排出孔40から排出される。
排出孔40から排出された潤滑剤は、管状部材10の内部を移動して、潤滑剤収容部12の内部へ収容される。
以上により、本実施形態のボールねじ装置1では、負荷転動路24内に配置した潤滑剤は、ナット4の内部に留まることなく、排出孔40から排出され、管状部材10の内部を移動して、潤滑剤収容部12の内部へ収容されることとなる。
(第一実施形態の効果)
以下、本実施形態のボールねじ装置1の効果を列挙する。
(1)本実施形態のボールねじ装置1では、ねじ軸2の軸を鉛直方向に向けて配置し、ねじ軸2の外周面及びねじ軸側軌道溝14と摺接するシール部材8を、ナット4の両端部のうち下方側の端部に配置する。そして、負荷転動路24内に、流動性を有する潤滑剤を配置し、シール部材8に、負荷転動路24内に配置した潤滑剤を、負荷転動路24の外部へ排出可能な排出孔40を形成する。
このため、負荷転動路24内に配置した潤滑剤が、ナット4の内部に留まることなく、排出孔40から排出されることとなる。
その結果、ボールねじ装置1の長期間に亘る使用等により、微細な磨耗粉が発生し、この磨耗粉が負荷転動路24内に配置した潤滑剤に混入しても、この潤滑剤を、排出孔40から排出することが可能となる。これにより、ボールねじ装置1の耐久性及び作動性が低下することを抑制することが可能となる。
(2)本実施形態のボールねじ装置1では、排出孔40に、潤滑剤が内部を移動可能な管状部材10の一端10aを接続し、管状部材10の他端10bに、潤滑剤を内部に収容可能な潤滑剤収容部12を接続する。
このため、負荷転動路24内に配置した潤滑剤を、シール部材8に形成した排出孔40から排出しても、この排出した潤滑剤を、管状部材10を介して潤滑剤収容部12に収容することが可能となるため、排出孔40から排出した潤滑剤の飛散を、抑制することが可能となる。
その結果、ボールねじ装置1の周辺環境が汚染されることを抑制することが可能となるとともに、排出孔40から排出した潤滑剤の回収が容易となる。
(応用例)
以下、本実施形態のボールねじ装置1の応用例を列挙する。
(1)本実施形態のボールねじ装置1では、ねじ軸2を、中心軸線CLを鉛直方向に向けて配置したが、これに限定するものではなく、ねじ軸2を、例えば、中心軸線CLを鉛直方向から90°未満の傾斜角に向けて配置してもよい。なお、本実施形態のボールねじ装置1を、ねじ軸2を、軸を垂直から90°未満の傾斜角に向けて配置したボールねじ装置1に適用する際は、傾斜角を、垂直から30°以内の範囲としたボールねじ装置1に適用することが好適である。
(2)本実施形態のボールねじ装置1では、管状部材10を備える構成としたが、これに限定するものではなく、管状部材10を備えていない構成としてもよい。もっとも、本実施形態のボールねじ装置1のように、管状部材10を備える構成とすることが、排出孔40から排出した潤滑剤の飛散を抑制することが可能となるため、好適である。
(3)本実施形態のボールねじ装置1では、潤滑剤収容部12を備える構成としたが、これに限定するものではなく、潤滑剤収容部12を備えていない構成としてもよい。もっとも、本実施形態のボールねじ装置1のように、潤滑剤収容部12を備える構成とすることが、排出孔40から排出した潤滑剤の飛散を抑制することが可能となるとともに、排出孔40から排出した潤滑剤の回収が容易となるため、好適である。
(4)本実施形態のボールねじ装置1では、シール部材8に、排出孔40を一つのみ形成したが、これに限定するものではなく、例えば、図3中に示すように、排出孔40を複数(図3中では二つ)形成してもよい。この場合、ボールねじ装置1の構成を、複数の管状部材10を備える構成とし、複数形成した排出孔40に、それぞれ、管状部材10の一端10aを取り付ける。なお、図3は、本実施形態の変形例を示す図である。
(5)本実施形態のボールねじ装置1では、排出孔40の形状を円形としたが、これに限定するものではなく、例えば、管状部材10の外周形状が方形である場合、図4中に示すように、排出孔40の形状を、方形としてもよい。要は、排出孔40の形状は、管状部材10の形状に応じた形状とすることが好適である。なお、図4は、第一実施形態の変形例を示す図である。
(6)本実施形態のボールねじ装置1では、ナット4の端部に配置した潤滑リング20を備える構成としたが、これに限定するものではなく、これに限定するものではなく、潤滑リング20を備えていない構成としてもよい。
(7)本実施形態のボールねじ装置1では、負荷転動路24及びリターンチューブによって、ボール6の無限循環通路を形成したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、リターンチューブの代わりに、循環こま、エンドキャップ、デフレクタ等と、負荷転動路24によって、ボール6の無限循環通路を形成してもよい。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図5を参照して、本実施形態のボールねじ装置の構成を説明する。
図5は、本実施形態の一例であるボールねじ装置1の一部を破断して示す図である。
図5中に示すように、本実施形態のボールねじ装置1は、ねじ軸2と、ナット4と、複数のボール6と、シール部材8と、管状部材10と、潤滑剤濾過装置42と、潤滑剤再供給装置44とを備えている。
なお、本実施形態のボールねじ装置1の構成は、潤滑剤濾過装置42及び潤滑剤再供給装置44の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成となっている。このため、その他の構成に関する説明は、省略する。
潤滑剤濾過装置42は、例えば、通過する液体を濾過するオイルフィルターを備えており、潤滑剤を収容可能な容器の内部に配置されている。
潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部には、管状部材10の他端10bが接続されている。
また、潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部は、管状部材10とは別の経路である、潤滑剤移動経路により、潤滑剤再供給装置44に接続されている。この潤滑剤移動経路は、例えば、弾性材料により形成したチューブであり、上述した容器の内部に収容した潤滑剤が移動可能に形成されている。
以上により、潤滑剤濾過装置42は、排出孔40と潤滑剤再供給装置44との間に配置されており、排出孔40から排出した潤滑剤を濾過する。
潤滑剤再供給装置44は、流体(液体)を吸入及び吐出可能なポンプを備えている。
潤滑剤再供給装置44の吸入側は、上記の潤滑剤移動経路を介して、潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部に接続されている。
一方、潤滑剤再供給装置44の吐出側は、例えば、ナット4の両端部のうち、上方側の端部に配置した潤滑リング20に形成した貫通孔を介して、負荷転動路24内に接続されている。
したがって、潤滑剤再供給装置44が備えるポンプを駆動させると、排出孔40から排出され、潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部に収容された潤滑剤が、潤滑剤再供給装置44の吸入側から吸入される。そして、この吸入された潤滑剤は、潤滑剤再供給装置44の吐出側から、負荷転動路24内に供給される。
以上により、潤滑剤再供給装置44は、排出孔40から排出した潤滑剤を、負荷転動路24内へ供給可能となっている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(作用)
次に、図5を参照しつつ、ボールねじ装置1の作用について説明する。なお、上述した第一実施形態と同様の作用については、詳細な説明を省略する。
ボールねじ装置1の作動時には、潤滑リング20の内周面とねじ軸2の外周面との摺接による摩擦熱等で、潤滑リング20から潤滑剤(潤滑油)が滲み出し、負荷転動路24内に供給される。また、負荷転動路24内には、ナット4の外部から、潤滑剤が供給されている。
そして、潤滑リング20から滲み出した潤滑剤と、ナット4の外部から供給された潤滑剤は、下方へ移動した後、共に、排出孔40から排出される。
排出孔40から排出された潤滑剤は、管状部材10の内部を移動して、潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部へ収容される。この収容された潤滑剤は、潤滑剤濾過装置42を通過して濾過される。
このとき、排出孔40から排出され、潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部へ収容された潤滑剤に、微細な磨耗粉等、潤滑剤の機能を低下させる要因となる物質が含まれている場合、この物質は、潤滑剤濾過装置42により濾過される。
潤滑剤濾過装置42により濾過された潤滑剤は、潤滑剤再供給装置44が備えるポンプを駆動させることにより、潤滑剤再供給装置44の吸入側から吸入され、潤滑剤再供給装置44の吐出側から、負荷転動路24内に供給される。
以上により、本実施形態のボールねじ装置1では、負荷転動路24内に配置した潤滑剤は、ナット4の内部に留まることなく、排出孔40から排出され、潤滑剤濾過装置42により濾過された後、潤滑剤再供給装置44により、負荷転動路24内に供給されることとなる。
(第二実施形態の効果)
以下、本実施形態のボールねじ装置1の効果を列挙する。
(1)本実施形態のボールねじ装置1では、潤滑剤再供給装置44により、排出孔40から排出した潤滑剤を、負荷転動路24内へ再度供給することが可能となる。
このため、負荷転動路24内に配置した潤滑剤を排出孔40から排出しても、ボール6とねじ軸側軌道溝14及びナット側軌道溝16との間に形成される潤滑膜を、維持することが可能となる。
その結果、ボールねじ装置1の作動性及び耐久性が低下することを、抑制することが可能となる。
(2)本実施形態のボールねじ装置1では、排出孔40と潤滑剤再供給装置44との間に配置した潤滑剤濾過装置42により、排出孔40から排出した潤滑剤を濾過し、この濾過した潤滑剤を、潤滑剤再供給装置44を介して、負荷転動路24内へ供給することが可能となる。
このため、排出孔40から排出し、潤滑剤再供給装置44を介して負荷転動路24内へ供給する潤滑剤から、磨耗粉等の不純物を除去することが可能となり、不純物を除去した清浄な潤滑剤を、負荷転動路24内に循環させることが可能となる。
その結果、ボール6とねじ軸側軌道溝14及びナット側軌道溝16との間に形成される潤滑膜に、磨耗粉等の不純物が混入することを抑制することが可能となるため、ボールねじ装置1の作動性及び耐久性が低下することを、抑制することが可能となる。
(応用例)
以下、本実施形態のボールねじ装置1の応用例を列挙する。
(1)本実施形態のボールねじ装置1では、潤滑剤濾過装置42を備える構成としたが、これに限定するものではなく、潤滑剤濾過装置42を備えていない構成としてもよい。この場合、上述した第一実施形態のような潤滑剤収容部12を備える構成とし、潤滑剤収容部12の内部に収容した潤滑剤を、潤滑剤再供給装置44を介して負荷転動路24内へ供給する構成としてもよい。もっとも、本実施形態のボールねじ装置1のように、潤滑剤濾過装置42を備える構成とすることが、排出孔40から排出した潤滑剤から磨耗粉等の不純物を除去することが可能となるため、好適である。
(2)本実施形態のボールねじ装置1では、潤滑剤再供給装置44の吸入側を、図示しない潤滑剤移動経路を介して、潤滑剤濾過装置42を配置した容器の内部に接続したが、これに限定するものではない。すなわち、上述した第一実施形態のような潤滑剤収容部12や、潤滑剤濾過装置42を内部に配置した容器を備えていない構成とし、管状部材10の他端10bを、潤滑剤再供給装置44の吸入側と接続してもよい。
1 ボールねじ装置
2 ねじ軸
4 ナット
6 ボール
8 シール部材
10 管状部材
12 潤滑剤収容部
14 ねじ軸側軌道溝
16 ナット側軌道溝
18 フランジ部
20 潤滑リング
22 リング取り付け孔
24 負荷転動路
26 リップ部
28 鍔部
30 シール取り付け板
32 第一嵌合孔
34 取り付けボルト
36 シール取り付け孔
38 第二嵌合孔
40 排出孔
42 潤滑剤濾過装置
44 潤滑剤再供給装置
L 潤滑剤

Claims (4)

  1. 螺旋状のねじ軸側軌道溝を外周面に有し、且つ軸を鉛直方向を含む90°未満の傾斜角に向けて配置するねじ軸と、当該ねじ軸の外周側に配置されるとともに前記ねじ軸側軌道溝に対向するナット側軌道溝を内周面に有するナットと、前記両軌道溝間に形成される負荷転動路内に転動自在に装填され、且つ前記ねじ軸または前記ナットの回転運動に伴って前記負荷転動路内を転動する複数のボールと、前記ナットの両端部のうち下方側の端部に配置し、且つ前記ねじ軸の外周面及び前記ねじ軸側軌道溝と摺接するシール部材と、を備えたボールねじ装置であって、
    前記負荷転動路内に、流動性を有する潤滑剤を配置し、
    前記シール部材に、前記潤滑剤を前記負荷転動路の外部へ排出可能な排出孔を形成したことを特徴とするボールねじ装置。
  2. 前記排出孔に、前記潤滑剤が内部を移動可能な管状部材の一端を接続し、
    前記管状部材の他端に、前記潤滑剤を内部に収容可能な潤滑剤収容部を接続したことを特徴とする請求項1に記載したボールねじ装置。
  3. 前記排出孔から排出した前記潤滑剤を前記負荷転動路内へ供給可能な潤滑剤再供給装置を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載したボールねじ装置。
  4. 前記排出孔から排出した前記潤滑剤を濾過する潤滑剤濾過装置を備え、
    前記潤滑剤濾過装置を、前記排出孔と前記潤滑剤再供給装置との間に配置したことを特徴とする請求項3に記載したボールねじ装置。
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