JP2002089653A - 循環方式のボールねじ - Google Patents

循環方式のボールねじ

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JP2002089653A
JP2002089653A JP2001098132A JP2001098132A JP2002089653A JP 2002089653 A JP2002089653 A JP 2002089653A JP 2001098132 A JP2001098132 A JP 2001098132A JP 2001098132 A JP2001098132 A JP 2001098132A JP 2002089653 A JP2002089653 A JP 2002089653A
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ball
lubricant
ball screw
nut
rolling path
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JP2001098132A
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Tsutomu Okubo
努 大久保
Yasumi Watanabe
靖巳 渡辺
Kazuo Miyaguchi
和男 宮口
Takayuki Yabe
孝之 矢部
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Original Assignee
NSK Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0497Screw mechanisms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】循環部品に充分に潤滑剤を行き渡らせること
で、騒音の発生を抑制し、耐久性に優れた循環方式のボ
ールねじを提供する。 【解決手段】ボールナット4の上面に形成した平坦面4
bに、ボールねじ12の螺旋状転動路(ねじ軸2の外面
及びボールナット4の内面で対向しているボールねじ溝
により形成したボールが転動する転動路)に通じる4個
の孔が形成されており、これら孔に、2本のボールチュ
ーブ(循環部品)8の両端部が挿入されている。そし
て、ボールチューブ8をチューブ押え14が上部から固
定している。チューブ押え14の上面には、2個の供給
部材16が接続されているとともに、これら供給部材1
6及び各ボールチューブ8の内部が、チューブ押え14
内に形成した油路20を介して連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のボールが螺
旋状転動路を循環するように案内するための循環部品を
備えた循環方式のボールねじに関する。
【0002】
【従来の技術】図13及び図14は、ボールチューブを
循環部品とした従来の循環チューブ方式のボールねじを
示すものであり、図13は平面図、図14は正面図であ
る。ねじ軸2及びボールナット4を構成部材としたボー
ルねじ6は、図示しないが、ねじ軸2の外面及びボール
ナット4の内面で対向しているボールねじ溝からなる螺
旋状転動路を多数のボールが転動する。それらのボール
は、螺旋状転動路を所定距離移動した後に外れ、ボール
ナット4内に貫通したボールチューブ8を介して螺旋状
転動路の元の位置に戻り、再び螺旋状転動路を転動する
という循環運動を繰り返す。
【0003】ここで、ボールナット4のフランジ4aに
は、螺旋状転動路に向けて潤滑剤を供給するための供給
口が設けられ、その供給口に供給部材10が装着してお
り、この供給部材10からボールナット4の内部全域に
潤滑剤を供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ボールね
じ6は、内部全域に潤滑剤が充分に行き渡らない場合が
ある。すなわち、ボールねじ6の端部側(ボールナット
4の右端部に設けたフランジ4a)から螺旋状転動路に
向けて潤滑剤を供給しても、ねじ軸2の軸線Pより上方
位置に配設されているボールチューブ8内や、螺旋状転
動路からボールチューブ8に通じる通路である掬い上げ
部には、螺旋状転動路の潤滑剤が移動しにくい。このた
め、ボールチューブ8内を列状に転動しているボールど
うしの隙間や、ボールチューブ8の内面とボールとの
間、掬い上げ部の内面とボールとの間の接触部分に行き
渡るべき潤滑剤が不足してしまう。特に、図13ではボ
ールナット5の右端部にフランジ4aを設けているの
で、ボールナット6が左側に移動する際に潤滑剤が不足
しやすい。したがって、ボールねじ2を高速使用する際
に、ボールどうしやボールとボールチューブ8内面との
接触音による騒音が発生したり、循環チューブ内及びボ
ールの摩耗が進行するおそれがある。
【0005】また、高温、又は高速で使用するような場
合には、ボールナット4内部に充填されている潤滑剤
が、ボールナット4の両端部側から流れ出やすいととも
に、ボールナット6及びボールチューブ8の接続部の液
密性も低いため、その接続部からも潤滑剤が外部に漏れ
出やすい。この結果、高温、又は高速で使用する場合に
は、ボールチューブ8内に潤滑剤が行き渡りにくくな
る。
【0006】さらには、螺旋状転動路で保持できる潤滑
油量が少ないため、ボールとの接触により螺旋状転動路
内で発生する摩耗粉を外部に排出する洗浄効果が期待で
きない。このため、一度、螺旋状転動路内で摩耗が発生
してしまうと、相乗的に摩耗が進行するおそれもある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、循環
部品及び螺旋状転動路に充分に潤滑剤を行き渡らせるこ
とで騒音の発生を抑制するとともに、循環部品或いは螺
旋状転動路の内部で発生した摩耗粉を外部に排出するこ
とで耐久性に優れた循環方式のボールねじを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ボールねじ溝を外面に有す
るねじ軸と、当該ねじ軸のボールねじ溝に対応するボー
ルねじ溝を内面に有するボールナットと、これらねじ軸
及びボールナットのボールねじ溝で形成した螺旋状転動
路を転動する多数のボールと、前記ボールナットに設け
られ、前記多数のボールが前記螺旋状転動路を循環する
ように案内する循環部品とを備えた循環方式のボールね
じにおいて、前記循環部品に供給孔を設け、この供給孔
から前記循環部品内部に潤滑剤を直接供給する潤滑剤供
給部を設けた。
【0008】また、請求項2記載の発明は、ボールねじ
溝を外面に有するねじ軸と、当該ねじ軸のボールねじ溝
に対応するボールねじ溝を内面に有するボールナット
と、これらねじ軸及びボールナットのボールねじ溝で形
成した螺旋状転動路を転動する多数のボールと、前記ボ
ールナットに設けられ、前記多数のボールが前記螺旋状
転動路を循環するように案内する循環部品とを備えた循
環方式のボールねじにおいて、前記ボールナットの前記
ボールねじ溝に供給孔を設け、この供給孔から前記螺旋
状転動路内に潤滑剤を直接供給する潤滑剤供給部を設け
た。
【0009】また、請求項3記載の発明は、ボールねじ
溝を外面に有するねじ軸と、当該ねじ軸のボールねじ溝
に対応するボールねじ溝を内面に有するボールナット
と、これらねじ軸及びボールナットのボールねじ溝で形
成した螺旋状転動路を転動する多数のボールと、前記ボ
ールナットに設けられ、前記多数のボールが前記螺旋状
転動路を循環するように案内する循環部品とを備えた循
環方式のボールねじにおいて、前記ボールナットの端部
に、前記ねじ軸と前記ボールナットとの隙間に向けて供
給孔が開口し、この供給孔から前記隙間に向けて潤滑剤
を直接供給する潤滑剤供給部を設けた。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3の何れかに記載の循環方式ボールねじにおいて、前
記螺旋状転動路及び前記循環部品内部の密閉性を高める
密閉部材を前記ボールナットの周囲に配置するととも
に、前記ボールナットの前記ボールねじ溝、或いは前記
ねじ軸の前記ボールねじ溝に排出孔を設け、この排出孔
から前記螺旋状転動路内及び前記循環部品内に溜まって
いる潤滑剤を外部に排出する潤滑剤排出部を設けた。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の循環方式ボールねじにおいて、前記潤滑剤排出部
に、前記排出孔の開閉を制御する排出孔開閉手段を設け
た。また、請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載
の循環方式ボールねじにおいて、前記潤滑剤供給部が、
前記供給孔から前記ボールナット内に潤滑剤を強制的に
供給する強制供給装置と接続している。
【0012】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の循環方式ボールねじにおいて、前記潤滑剤排出部
が、前記螺旋状転動路内及び前記循環部品内の潤滑剤を
前記排出孔から強制的に排出する強制排出装置と接続し
ている。さらに、請求項8記載の発明は、ボールねじ溝
を外面に有するねじ軸と、当該ねじ軸のボールねじ溝に
対応するボールねじ溝を内面に有するボールナットと、
これらねじ軸及びボールナットのボールねじ溝で形成し
た螺旋状転動路を転動する多数のボールと、前記ボール
ナットに設けられ、前記多数のボールが前記螺旋状転動
路を循環するように案内する循環部品とを備えた循環方
式のボールねじにおいて、前記螺旋状転動路及び前記循
環部品内部の密閉性を高める密閉部材を前記ボールナッ
トの周囲に配置するとともに、前記循環部品を下方位置
とし、当該循環部品の内部を潤滑剤で充満させるように
した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1から図3は、第1実施形
態の循環チューブ方式のボールねじを示すものであり、
図1は平面図、図2は正面図、図3は図2を軸線P方向
から示した側面図である。なお、図13及び図14で示
した従来のボールねじと同一構成部分には、同一符号を
付してその説明を省略する。
【0014】本実施形態のボールねじ12は、ねじ軸2
の軸線Pより上方位置のボールナット4上にボールチュ
ーブ8が配設されているとともに、2本のボールチュー
ブ8を固定しているチューブ押え14に、潤滑剤として
の油又はグリースを供給する供給部材16が接続してい
る。すなわち、ボールナット4の上面に形成した平坦面
4bに、ボールねじ12の螺旋状転動路(ねじ軸2の外
面及びボールナット4の内面で対向しているボールねじ
溝により形成したボールが転動する転動路)に通じる4
個の孔が形成されており、これら孔に、2本のボールチ
ューブ8の両端部が挿入されている。
【0015】そして、これらボールチューブ8を、平坦
面4bに固定ねじ18をねじ込むことでチューブ押え1
4が上部から固定している。チューブ押え14の上面に
は、2個の供給部材16が接続されているとともに、こ
れら供給部材16及び各ボールチューブ8の内部が、チ
ューブ押え14内に形成した油路20と、ボールチュー
ブ8に形成した供給孔21を介して連通した構造となっ
ている。なお、供給部材16及び油路20が、本発明の
潤滑剤供給部に相当する。
【0016】上記構成のボールねじ12によると、供給
部材16から油路20及び供給孔21を介して供給した
潤滑剤は、ボールチューブ8の内面全域に行き渡るとと
もに、ボールチューブ8内から溢れ出た潤滑剤は、ボー
ルチューブ8と螺旋状転動路との間の掬い上げ部や、螺
旋状転動路に順次流れていく。このため、ボールチュー
ブ8内を列状に転動しているボールどうしの隙間や、ボ
ールチューブ8の内面とボールとの間、掬い上げ部の内
面とボールとの間の接触部分に、充分な量の潤滑剤が常
時行き渡った状態となる。そして、図1において、ねじ
軸2上をボールナット6が左側に移動しても、或いは右
側に移動しても、ボールチューブ8、掬い上げ部及び螺
旋状転動路内の潤滑剤は不足しない。
【0017】したがって、高速使用する際、或いは高温
下で使用する場合であっても、ボールチューブ8から供
給した潤滑剤が、長期にわたり内部の摺動箇所に確実に
行き渡った状態となり、ボールどうしや、ボールチュー
ブ8の内面や掬い上げ部の内面とボールとの間の接触音
が確実に減少し、摩耗も低減するので、騒音の発生を抑
制し、耐久性に優れた循環方式のボールねじ12を提供
することができる。
【0018】そして、本実施形態のボールねじ12は、
従来、潤滑剤が回りにくかったボールチューブ8内に潤
滑剤を直接供給して潤滑剤の供給効率を図っているの
で、潤滑剤の供給量を削減することができ環境の面にお
いてもメリットがある。また、ボールねじの主な発熱源
は、螺旋状転動路(ねじ軸とボールナットのボールねじ
溝)とボールとの接触面であるが、本実施形態の潤滑剤
の供給部は、発熱源に対して熱影響を受けないボールチ
ューブ8側に設けており、ここから低温度の潤滑油を常
時供給することで発熱源に対して冷却効果を付与するこ
とができる。
【0019】次に、図4から図7は、第2実施形態の循
環チューブ方式のボールねじを示すものであり、図4は
平面図、図5は正面図、図6は図5を軸線P方向から示
した側面図である。なお、本実施形態も、図1から図3
で示した第1実施形態と同一構成部分には、同一符号を
付してその説明を省略する。本実施形態のボールねじ2
2は、ボールナット4の両端部に密閉シール部材24を
配設し、ボールチューブ8とボールナット4との接続部
にパッキン部材26を配設することでボールねじ22内
部の密閉性を高めているとともに、ボールチューブ8を
下方位置とすることで、ボールチューブ8内部を潤滑剤
で充満させている。
【0020】すなわち、ボールナット4の両端部に凹部
が形成され、これら凹部に円環形状の密閉シール部材2
4が装着されてボールねじ22の両端部の密閉性が確保
されている。ボールナット4は平坦面4bが下面となる
ように配置されており、その平坦面4bには、図7に示
すように、螺旋状転動路に通じる孔28が形成されてい
る。そして、その孔28に、パッキン部材26を介して
ボールチューブ8の両端部が挿入されている。このパッ
キン部材26を装着したことで、ボールチューブ8及び
孔28の間の接続部の密閉性が確保されている。
【0021】また、ボールナット4のフランジ4aの最
上部に、螺旋状転動路に向けて潤滑剤を供給するための
供給口が設けられており、その供給口に供給部材10が
装着されている。そして、供給部材10からボールナッ
ト4の内部に封入する潤滑剤の量は、図5に示すよう
に、その潤滑剤レベルFが、螺旋状転動路及びボールチ
ューブ8の間の通路である掬い上げ部の位置Sより高い
位置となるように設定している。このように、潤滑剤レ
ベルFを掬い上げ部の位置Sより高い位置としたこと
で、当然に、下方位置に配置したボールチューブ8内部
に潤滑剤が充満する。
【0022】なお、密閉シール部材24及びパッキン部
材26が、本発明の密閉部材に相当している。上記構成
のボールねじ22によると、ボールねじ22の端部側
(ボールナット4のフランジ4aの最上部)から螺旋状
転動路に向けて潤滑剤を供給しても、下方位置に配置さ
れているボールチューブ8内部は潤滑剤が充満している
とともに、ボール掬い上げ部も潤滑剤で浸されている。
このため、ボールチューブ8内を列状に転動しているボ
ールどうしの隙間や、ボールチューブ8の内面とボール
との間、掬い上げ部の内面とボールとの間に、充分な量
の潤滑剤が常時行き渡った状態となる。
【0023】したがって、高速使用する際、或いは高温
下で使用する場合であっても、ボールねじ22の内部の
摺動箇所に、潤滑剤が確実に行き渡った状態となり、ボ
ールどうし、ボールチューブ8の内面や掬い上げ部の内
面とボールとの間の接触音が確実に減少し、摩耗も低減
するので、騒音の発生を抑制し、耐久性に優れた循環方
式のボールねじ22を提供することができる。
【0024】また、本実施形態も、潤滑剤が充満してい
るボールチューブ8が、ボールねじ発熱源(螺旋状転動
路とボールとの接触面)に対して熱影響を受けない位置
にあるので、供給部材16から低温度の潤滑油を供給
し、ボールチューブ8から排油することで発熱源に対し
て冷却効果を付与することができる。次に、図8及び図
9に示すものは、第3実施形態の循環チューブ方式のボ
ールねじを示す軸方向要部断面図である。
【0025】本実施形態のボールねじ26は、ねじ軸2
の外周に形成したボールねじ溝27と、ボールナット4
の内周面に形成したボールねじ溝28とで螺旋状転動路
29を設けている。また、ボールナット4の両端部に密
閉シール部材24を配設し、ボールねじ26内部の密閉
性を高めている。そして、本実施形態では、一方の密閉
シール部材24の内側に、リング形状の潤滑剤供給体3
0が装着されている。
【0026】この潤滑剤供給体30は、図9に示すよう
に、周方向に連続している環状路30aと、この環状路
30aと連通して一方の側面に開口している複数の供給
孔30bと、環状路30aと連通して径方向外方に延
び、外周で開口している孔30cとを備えた部材であ
る。そして、潤滑剤供給体30は、複数の供給孔30b
がねじ軸2の外周及びボールナット4の内周の隙間31
に向かって開口するように、密閉シール部材24の内側
に装着されている。その際、前記孔30cは、ボールナ
ット4の左側端部に形成した供給路32と連通してお
り、供給路32の外周側の穴に供給部材10が接続して
いる。なお、潤滑剤供給体30、供給路32及び供給部
材10が、本発明の潤滑剤供給部に相当する。
【0027】上記構成のボールねじ26によると、供給
部材10から供給路32及び潤滑剤供給体30を介して
供給した潤滑剤は、複数の供給孔30bからねじ軸2の
外周及びボールナット4の内周の隙間31に向かって供
給されていく。隙間31に流れ込んだ潤滑剤は、螺旋状
転動路29の内面及びボールチューブ8の内面や、ボー
ルチューブ8と螺旋状転動路29との間の掬い上げ部に
順次流れていく。 このため、前述した第1実施形態と
同様の効果を奏することができる。
【0028】次に、図10は、第4実施形態の循環チュ
ーブ方式のボールねじを示す軸方向断面図である。な
お、図8で示した構成と同一構成部分には、同一符号を
付して説明を省略するとともに、この図では第3実施形
態で示したボールチューブ8を省略して示している。本
実施形態のボールねじ34は、ボールナット4の上部
に、ボールねじ溝28の最上部位置で一方の孔(以下、
供給孔と称する)38が開口し、フランジ4aの最上部
で他方の孔40が開口している供給路42を形成してい
る。前記供給孔38は、供給路42を分岐構造としたこ
とで、軸線P方向に等間隔に離間した位置に複数設けら
れている。そして、他方の孔40に供給部材10が接続
している。なお、供給孔38、供給路42及び供給部材
10が、本発明の潤滑剤供給部に相当する。
【0029】また、ボールナット4の下部に、ボールね
じ溝28の最下部位置で一方の孔(以下、排出孔と称す
る)44が開口し、フランジ4aの最下部で他方の孔4
6が開口している排出路48を形成している。前記排出
孔44は、前述した供給路42と同様に排出路48も分
岐構造としたことで、軸線P方向に等間隔に離間して複
数設けられている。
【0030】そして、排出路48の他方の孔46に電磁
開閉弁50が接続しており、電気的制御により電磁開閉
弁50を開閉させることで、ボールねじ34内の潤滑剤
が外部に排出されるのを制御している。上記構成のボー
ルねじ34によると、供給部材10から供給路42及び
供給孔38を介して供給した潤滑剤は、螺旋状転動路2
9の内面全域に行き渡るとともに、螺旋状転動路29内
から溢れ出た潤滑剤は、ボールチューブ8と螺旋状転動
路29との間の掬い上げ部や、ボールチューブ8に順次
流れていく。このため、ボールチューブ8内や螺旋状転
動路29内を列状に転動しているボールどうしの隙間
や、ボールチューブ8の内面とボールや螺旋状転動路2
9の内面とボールとの間の接触部分に充分な量の潤滑剤
が常時行き渡り、接触音が確実に減少して騒音の発生を
抑制することができる。
【0031】また、電磁開閉弁50を常時開状態にして
おくと、ボールチューブ8内や螺旋状転動路29内を潤
滑することによって汚れた潤滑剤は、排出孔44、排出
路48及び他方の孔46を通過して外部に排出され、ボ
ールねじ34内には常にクリーンな潤滑剤が供給される
ので、潤滑性能の向上によりボールねじ34を正常に作
動させることができる。
【0032】また、若し、ボールチューブ8内や螺旋状
転動路29内で摩耗粉が発生しているおそれがあるとき
には、電気的制御によって電磁開閉弁50を所定時間の
間隔で閉状態から開状態に制御する。すなわち、先ず、
電磁開閉弁50を所定時間だけ閉状態とする。電磁開閉
弁50が閉状態となると、螺旋状転動路29及びボール
チューブ8内に潤滑剤が充満していく。次いで、電磁開
閉弁50を開状態とする。電磁開閉弁50が開状態とな
ると、螺旋状転動路29及びボールチューブ8内に充満
している潤滑剤が、排出孔44、排出路48及び他方の
孔46を通過して外部に排出される。このとき、ボール
チューブ8内や螺旋状転動路29内に発生している摩耗
粉も外部に排出される。このように、電磁開閉弁50を
所定時間の間隔で閉状態から開状態に制御することで、
ボールチューブ8内や螺旋状転動路29内の洗浄を行う
ことができる。したがって、ボールチューブ8内や螺旋
状転動路29内の摩耗粉による摩耗が低減するので、耐
久性に優れた循環方式のボールねじ34を提供すること
ができる。
【0033】次に、図11は、第5実施形態のボールね
じ52を示す軸方向断面図である。なお、本実施形態
も、図10で示した構成と同一構成部分には、同一符号
を付して説明を省略するとともに、この図も第3実施形
態で示したボールチューブ8を省略して示している。本
実施形態のボールねじ52は、図10の第4実施形態と
同様に、ボールナット4の上部に供給路42を形成して
おり、複数の供給孔38が、ボールねじ溝28の最上部
位置で開口している。
【0034】また、本実施形態のねじ軸2には、軸線P
を中心とした軸孔54が長手方向に連続して形成されて
いるとともに、外周に形成したボールねじ溝27の所定
位置に、軸孔54に連通する排出孔56が形成されてい
る。上記構成のボールねじ52によると、ボールナット
4がA地点で停止していると、供給部材10から供給路
42及び供給孔38を介して供給した潤滑剤は、螺旋状
転動路29の内面全域に行き渡るとともに、螺旋状転動
路29内から溢れ出た潤滑剤は、ボールチューブ8と螺
旋状転動路29との間の掬い上げ部や、ボールチューブ
8に順次流れていく。このため、ボールチューブ8内や
螺旋状転動路29内を列状に転動しているボールどうし
の隙間や、ボールチューブ8の内面とボールや螺旋状転
動路29の内面とボールとの間の接触部分に充分な量の
潤滑剤が常時行き渡り、接触音が確実に減少して騒音の
発生を抑制することができる。
【0035】また、ねじ軸2の回転によりボールナット
4がA地点からB地点まで移動すると、ねじ軸2に形成
した排出孔56が螺旋状転動路29内と連通し、ボール
チューブ8内や螺旋状転動路29内の潤滑剤が排出孔5
6及び軸孔54を通過して外部に排出されていく。これ
により、ボールチューブ8内や螺旋状転動路29内を潤
滑することによって汚れた潤滑剤は、ボールナット4が
B地点に移動することで外部に排出されるので、潤滑性
能の向上によりボールねじ52を正常に作動させること
ができる。
【0036】次に、図12は、図10で示した第4実施
形態のボールねじ34に、潤滑剤を強制的に供給する装
置及び潤滑剤を強制的に排出する装置を組み込んだ第6
実施形態を示すものであり、図10に示した構成と同一
構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
なお、この図の符号58は、ねじ軸4を回転させるモー
タであり、符号60、62は、ねじ軸4を回転自在に支
持する軸受である。
【0037】本実施形態は、ボールねじ34の供給路4
2に通じる供給部材10に潤滑剤吐出装置(強制供給装
置)64が接続し、ボールねじ34の排出路48に通じ
る孔46に潤滑剤吸引装置(強制排出装置)66が接続
している。そして、ボールねじ34の孔46と潤滑剤吸
引装置66との間に、潤滑剤内の異物を除去するフィル
ター装置68が介装されているとともに、潤滑剤吸引装
置66及び潤滑剤吐出装置64の間に、潤滑剤温度調整
装置70が介装されている。
【0038】潤滑剤吐出装置64は、ボールねじ34内
に潤滑剤を圧送する装置であり、潤滑剤吸引装置66
は、ボールねじ34内の潤滑剤を吸引により排出する装
置である。上記実施形態によると、潤滑剤吐出装置64
からボールねじ34に圧送された潤滑剤は、螺旋状転動
路29の内面全域に行き渡るとともに、螺旋状転動路2
9内から溢れ出た潤滑剤が、ボールチューブ8と螺旋状
転動路29との間の掬い上げ部や、ボールチューブ8に
順次流れていく。このため、ボールチューブ8内や螺旋
状転動路29内を列状に転動しているボールどうしの隙
間や、ボールチューブ8の内面とボールや螺旋状転動路
29の内面とボールとの間の接触部分に充分な量の潤滑
剤が常時行き渡り、接触音が確実に減少して騒音の発生
を抑制することができる。
【0039】また、潤滑剤吸引装置66によってボール
ねじ34内のボールチューブ8内や螺旋状転動路29内
の汚れた潤滑剤が吸引排出されるので、ボールねじ34
内には常にクリーンな潤滑剤が供給される。したがっ
て、潤滑性能の向上によりボールねじ34を正常に作動
させることができる。また、若し、ボールチューブ8内
や螺旋状転動路29内で摩耗粉が発生していても、この
摩耗粉は潤滑剤とともに強制的に排出されるので、耐久
性に優れたボールねじ34を提供することができる。
【0040】また、摩耗粉等の異物が混入して排出され
た潤滑剤は、フィルター装置68内を通過することで異
物が除去され、潤滑剤温度調整装置70内を通過して潤
滑に最適な温度に調整した後に潤滑剤吐出装置64に再
度送られる。これにより、清浄化を図り、温度管理した
潤滑剤を循環利用しているので、経済的に優れたボール
ねじ34となる。
【0041】なお、この第6実施形態では、図10に示
したボールねじ34を使用したが、図11に示した第5
実施形態のボールねじ52を使用しても、同様の作用効
果を得ることができる。また、上述した各実施形態は、
循環チューブ方式のボールねじについて説明したが、他
の種類のボールねじ、循環駒方式、エンドキャップ方
式、ガイドプレート方式のボールねじに適用しても、同
様の作用効果を得ることができる。
【0042】また、ねじ軸の軸線が鉛直方向を向いてい
る縦使いのボールねじとするために、例えばエンドキャ
ップ方式のボールねじを採用する場合には、循環部品で
あるエンドキャップ内部に潤滑剤を充満させる構造とす
ると、各実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。さらに、プレスチューブのように循環部品に密閉性
が得られていない場合には、チューブ押え部品で循環部
品全体を覆い、ボールねじ内部に潤滑剤を供給する構造
にしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、ボールナットに設けた循環部品内に潤滑剤
を直接供給する潤滑剤供給部を設けたので、潤滑剤供給
部から供給した潤滑剤は循環部品内に行き渡るととも
に、循環部品と螺旋状転動路との間の掬い上げ部や、螺
旋状転動路に順次流れていく。このため、ボールねじを
高速使用する際、或いは高温下で使用する場合であって
も、長期にわたりボールねじの摺動箇所に潤滑剤が確実
に行き渡る状態となり、ボールどうしや、循環部品の内
面や掬い上げ部の内面とボールとの間の接触音が減少
し、摩耗も低減するので、騒音の発生を抑制し、耐久性
に優れた循環方式のボールねじを提供することができ
る。
【0044】また、請求項2記載の発明によると、ボー
ルナットのボールねじ溝に供給孔を設け、螺旋状転動路
内に潤滑剤を直接供給する潤滑剤供給部を設けたので、
潤滑剤供給部から供給した潤滑剤は螺旋状転動路内に行
き渡るとともに、循環部品と螺旋状転動路との間の掬い
上げ部や、循環部品内に順次流れていく。このため、請
求項1と同様に、ボールねじの摺動箇所に潤滑剤が確実
に行き渡る状態となり、騒音の発生を抑制し、耐久性に
優れた循環方式のボールねじを提供することができる。
【0045】また、請求項3記載の発明によると、ねじ
軸とボールナットとの隙間に向けて潤滑剤供給部から潤
滑剤を供給しているので、潤滑剤は、隙間から螺旋状転
動路、循環部品と螺旋状転動路との間の掬い上げ部や、
循環部品内に流れていく。このため、請求項1と同様
に、ボールねじの摺動箇所に潤滑剤が確実に行き渡る状
態となり、騒音の発生を抑制し、耐久性に優れた循環方
式のボールねじを提供することができる。
【0046】また、請求項4記載の発明によると、螺旋
状転動路内、潤滑部品内に溜まっている潤滑剤を外部に
排出する潤滑剤排出部を設けたことにより、汚れた潤滑
剤はボールねじの外部に排出されてねじ内は常にクリー
ンな潤滑剤となるので、潤滑性能の向上により正常にボ
ールねじを作動させることができる。また、請求項5記
載の発明によると、排出孔開閉手段によって、排出孔を
閉じた状態とし、一定時間経過した後に排出孔を開ける
と、螺旋状転動路内、潤滑部品内に溜まっている潤滑剤
は外部に排出されるので、摩耗粉等の異物を効率的に外
部に排出することができる。
【0047】また、請求項6記載の発明によると、ボー
ルナット内に潤滑剤を強制的に供給する強制供給装置を
備えたことで、循環部品内、循環部品と螺旋状転動路と
の間の掬い上げ部や、螺旋状転動路内の隅々まで充分な
量の潤滑剤を行き渡らせることができ、さらに騒音を抑
制したボールねじを提供することができる。また、請求
項7記載の発明によると、ボールナット内の潤滑剤を強
制的に外部に排出する強制排出装置を設けたことで、摩
耗粉等の異物が混入した潤滑剤をボールねじ内から直ぐ
に排出することができ、さらに耐久性に優れたボールね
じを提供することができる。
【0048】また、請求項8記載の発明によると、螺旋
状転動路及び循環部品内部の密閉性を高める密閉部材を
ボールナットの周囲に配置するとともに、循環部品を下
方位置とし、循環部品の内部を潤滑剤で充満させるよう
にしたので、循環部品内を移動するボールによって掬い
上げ部から螺旋状転動路に潤滑剤が順次流れていく。こ
のため、長期にわたりボールねじの摺動箇所に潤滑剤が
確実に行き渡った状態となり、請求項1と同様の効果を
得ることができるとともに、循環部品内での転動体どう
し、または転動体と循環部品の滑り音が軽減されるため
に低騒音効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のボールねじの平面
図を示すものである。
【図2】第1実施形態の正面図を示すものである。
【図3】第1実施形態の側面図を示すものである。
【図4】本発明に係る第2実施形態のボールねじの平面
図を示すものである。
【図5】第2実施形態の正面図を示すものである。
【図6】第2実施形態の側面図を示すものである。
【図7】第2実施形態のボールナット及び循環部品の接
続部分を示す拡大図である。
【図8】本発明に係る第3実施形態のボールねじを示す
軸方向要部断面図である。
【図9】第3実施形態に係る潤滑剤供給体を示す図であ
る。
【図10】本発明に係る第4実施形態のボールねじを示
す軸方向断面図である。
【図11】本発明に係る第5実施形態のボールねじを示
す軸方向断面図である。
【図12】第4実施形態のボールねじに、潤滑剤を強制
的に供給する装置及び潤滑剤を強制的に排出する装置を
組み込んだ第6実施形態を示す図である。
【図13】従来のボールねじを示す平面図である。
【図14】従来のボールねじの正面図である。
【符号の説明】
2 ねじ軸 4 ボールナット 4a フランジ 8 ボールチューブ(循環部品) 10、16 供給部材 12、22、26、34、52 ボールねじ 14 チューブ押え 20 油路 21、30b、38、39b 供給孔 24 密閉シール部材 26 パッキン部材 27 ねじ軸のボールねじ溝 28 ボールナットのボールねじ溝 29 螺旋状転動路 32、42 供給路 44、56 排出孔 48 排出路 50 電磁開閉弁(排出孔開閉手段) 64 潤滑剤吐出装置(強制供給装置) 66 潤滑剤吸引装置(強制排出装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮口 和男 群馬県前橋市鳥羽町78番地 日本精工株式 会社内 (72)発明者 矢部 孝之 群馬県前橋市鳥羽町78番地 日本精工株式 会社内 Fターム(参考) 3J062 AB22 AC07 BA27 CD06 CD45 CD54 CD75

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールねじ溝を外面に有するねじ軸と、
    当該ねじ軸のボールねじ溝に対応するボールねじ溝を内
    面に有するボールナットと、これらねじ軸及びボールナ
    ットのボールねじ溝で形成した螺旋状転動路を転動する
    多数のボールと、前記ボールナットに設けられ、前記多
    数のボールが前記螺旋状転動路を循環するように案内す
    る循環部品とを備えた循環方式のボールねじにおいて、 前記循環部品に供給孔を設け、この供給孔から前記循環
    部品内部に潤滑剤を直接供給する潤滑剤供給部を設けた
    ことを特徴とする循環方式ボールねじ。
  2. 【請求項2】 ボールねじ溝を外面に有するねじ軸と、
    当該ねじ軸のボールねじ溝に対応するボールねじ溝を内
    面に有するボールナットと、これらねじ軸及びボールナ
    ットのボールねじ溝で形成した螺旋状転動路を転動する
    多数のボールと、前記ボールナットに設けられ、前記多
    数のボールが前記螺旋状転動路を循環するように案内す
    る循環部品とを備えた循環方式のボールねじにおいて、 前記ボールナットの前記ボールねじ溝に供給孔を設け、
    この供給孔から前記螺旋状転動路内に潤滑剤を直接供給
    する潤滑剤供給部を設けたことを特徴とする循環方式ボ
    ールねじ。
  3. 【請求項3】 ボールねじ溝を外面に有するねじ軸と、
    当該ねじ軸のボールねじ溝に対応するボールねじ溝を内
    面に有するボールナットと、これらねじ軸及びボールナ
    ットのボールねじ溝で形成した螺旋状転動路を転動する
    多数のボールと、前記ボールナットに設けられ、前記多
    数のボールが前記螺旋状転動路を循環するように案内す
    る循環部品とを備えた循環方式のボールねじにおいて、 前記ボールナットの端部に、前記ねじ軸と前記ボールナ
    ットとの隙間に向けて供給孔が開口し、この供給孔から
    前記隙間に向けて潤滑剤を直接供給する潤滑剤供給部を
    設けたことを特徴とする循環方式ボールねじ。
  4. 【請求項4】 前記螺旋状転動路及び前記循環部品内部
    の密閉性を高める密閉部材を前記ボールナットの周囲に
    配置するとともに、前記ボールナットの前記ボールねじ
    溝、或いは前記ねじ軸の前記ボールねじ溝に排出孔を設
    け、この排出孔から前記螺旋状転動路内及び前記循環部
    品内に溜まっている潤滑剤を外部に排出する潤滑剤排出
    部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の循環方式ボールねじ。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤排出部に、前記排出孔と外部
    との連通を制御する排出孔開閉手段を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の循環方式ボールねじ。
  6. 【請求項6】 前記潤滑剤供給部は、前記供給孔から前
    記ボールナット内に潤滑剤を強制的に供給する強制供給
    装置と接続していることを特徴とする請求項4又は5記
    載の循環方式ボールねじ。
  7. 【請求項7】 前記潤滑剤排出部は、前記螺旋状転動路
    内及び前記循環部品内の潤滑剤を前記排出孔から強制的
    に排出する強制排出装置と接続していることを特徴とす
    る請求項6記載の循環方式ボールねじ。
  8. 【請求項8】 ボールねじ溝を外面に有するねじ軸と、
    当該ねじ軸のボールねじ溝に対応するボールねじ溝を内
    面に有するボールナットと、これらねじ軸及びボールナ
    ットのボールねじ溝で形成した螺旋状転動路を転動する
    多数のボールと、前記ボールナットに設けられ、前記多
    数のボールが前記螺旋状転動路を循環するように案内す
    る循環部品とを備えた循環方式のボールねじにおいて、 前記螺旋状転動路及び前記循環部品内部の密閉性を高め
    る密閉部材を前記ボールナットの周囲に配置するととも
    に、前記循環部品を下方位置とし、当該循環部品の内部
    を潤滑剤で充満させることを特徴とする循環方式のボー
    ルねじ。
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