JP2010139027A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Kazunari Miyazaki
一成 宮崎
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Abstract

【課題】ナット内空間に供給された潤滑剤の余剰分が部品点数の増加や装置の複雑化を招くことなくねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることを防止することのできるボールねじ装置を提供する。
【解決手段】ねじ軸1の外周面に潤滑剤吸引口91,92を有すると共にねじ軸1の一端部に潤滑剤排出口93を有する潤滑剤吸引路9をねじ軸1の軸方向に沿ってねじ軸1の内部に形成し、ナット内空間6に供給された潤滑剤の余剰分を潤滑剤吸引路9の潤滑剤排出口93に接続された吸引ポンプ11により吸引してナット2の外部に排出するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボールねじ装置に関し、特に、ねじ軸とナットとの間のナット内空間を密封する密封シールをナットの両端部に有するボールねじ装置に関する。
ねじ軸とナットとの間のナット内空間を密封する密封シールをナットの両端部に有するボールねじ装置では、グリースなどの潤滑剤をナット内空間に供給すると、ナット内空間に供給された潤滑剤のうち余剰の潤滑剤がねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることがある。そして、余剰の潤滑剤がねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ると、漏れ出た潤滑剤がナットのストロークエンドやナットの端面などに溜まり、ねじ軸の回転に伴う遠心力によって周囲に飛散するため、飛散した潤滑剤によってボールねじ装置の周辺が汚染される。
ナット内空間に供給された潤滑剤のうち余剰の潤滑剤がねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることを防止する方策としては、たとえば、余剰の潤滑剤をナットに設けた潤滑剤排出孔から排出することによって、余剰の潤滑剤がねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることを防止する方策が考えられる。
しかしながら、上述した方策では、潤滑剤排出孔から排出された潤滑剤を受けるための潤滑剤受け皿や潤滑剤回収チューブなどの潤滑剤回収部品を必要とするため、部品点数の増加を招くという問題点があった。また、潤滑剤受け皿や潤滑剤回収チューブの長さをナットのストロークに対応した長さにしなければならないため、装置の複雑化を招くという問題点もあった。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、ナット内空間に供給された潤滑剤の余剰分が部品点数の増加や装置の複雑化を招くことなくねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることを防止することのできるボールねじ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明に係るボールねじ装置は、ねじ軸とナットとの間のナット内空間を密封する密封シールをナットの両端部に有するボールねじ装置において、前記ねじ軸の外周面に潤滑剤吸引口を有すると共に前記ねじ軸の一端部に潤滑剤排出口を有する潤滑剤吸引路を前記ねじ軸の軸方向に沿って前記ねじ軸の内部に形成し、前記ナット内空間に供給された潤滑剤の余剰分を前記潤滑剤吸引路の潤滑剤排出口に接続された潤滑剤吸引手段により吸引して前記ナットの外部に排出するようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明に係るボールねじ装置は、請求項1記載のボールねじ装置において、前記ナット内空間に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給孔を前記ナットが有することを特徴とする。
請求項3記載の発明に係るボールねじ装置は、請求項1記載のボールねじ装置において、前記ナット内空間に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給孔を前記ねじ軸が有することを特徴とする。
本発明に係るボールねじ装置によれば、ナット内空間に供給された潤滑剤をナットの外部に排出するための潤滑剤排出孔をナットに設けたり、潤滑剤排出孔から排出された潤滑剤を受ける潤滑剤受け皿の長さをナットのストロークに対応した長さにしたりする必要がないので、ナット内空間に供給された潤滑剤の余剰分が部品点数の増加や装置の複雑化を招くことなくねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることを防止することができる。
以下、本発明に係るボールねじ装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置の概略構成を示す断面図であり、同図に示されるように、第1の実施形態に係るボールねじ装置はねじ軸1およびナット2を備えている。
ナット2は円筒状に形成されており、このナット2内を挿通するねじ軸1は、外周面に螺旋状のボール転動溝3を有している。このボール転動溝3はナット2の内周面に形成された螺旋状のボール転動溝4と対向しており、ボール転動溝3とボール転動溝4との間に配設された多数のボール5は、ねじ軸1またはナット2の回転に伴ってボール転動溝3,4の溝面を転動するようになっている。
ねじ軸1とナット2との間に形成されたナット内空間6は、密封シール7a,7bによって密封されている。これらの密封シール7a,7bはナット2の両端部に装着されており、ナット2には、密封シール7a,7bによって密封されたナット内空間6に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給孔8a,8bがナット2の径方向に沿って形成されている。
ねじ軸1の内部には、潤滑剤吸引路9がねじ軸1の軸方向に沿って形成されている。この潤滑剤吸引路9は潤滑剤吸引口91,92を有しており、これらの潤滑剤吸引口91,92はねじ軸1の外周面に形成されている。また、潤滑剤吸引路9はねじ軸1の一端部に潤滑剤排出口93を有しており、この潤滑剤排出口93には、潤滑剤吸引手段としての吸引ポンプ11が吸引チューブ10を介して接続されている。
このような構成において、吸引ポンプ11を作動させると、ねじ軸1内に形成された潤滑剤吸引路9が負圧となる。このとき、図2に示すように、潤滑剤吸引路9の潤滑剤吸引口91,92が形成された位置にナット2が移動すると、ナット内空間6に供給された潤滑剤が吸引ポンプ11の吸引力によって潤滑剤吸引口91,92から潤滑剤吸引路9に流入する。そして、潤滑剤吸引路9に流入した潤滑剤は潤滑剤吸引路9内を流通し、潤滑剤吸引路9の潤滑剤排出口93に接続された吸引ポンプ11で回収される。
したがって、上述した第1の実施形態では、ナット内空間に供給された潤滑剤をナットの外部に排出するための潤滑剤排出孔をナットに設けたり、潤滑剤排出孔から排出された潤滑剤を受ける潤滑剤受け皿の長さをナットのストロークに対応した長さにしたりする必要がないので、ナット内空間に供給された潤滑剤の余剰分が部品点数の増加や装置の複雑化を招くことなくねじ軸と密封シールとの間から漏れ出ることを防止することができる。
上述した第1の実施形態では、ナット2に形成された潤滑剤供給孔8a,8bからナット内空間6に潤滑剤を供給する形式のボールねじ装置に本発明を適用した場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図3に示す第2の実施形態のように、ねじ軸1の軸方向に沿ってねじ軸1の内部に形成された潤滑剤供給孔8からナット内空間6に潤滑剤を供給する形式のボールねじ装置についても本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るボールねじ装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示すボールねじ装置の作用を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るボールねじ装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 ねじ軸
2 ナット
3,4 ボール軌道溝
5 ボール
6 ナット内空間
7a,7b 密封シール
8,8a,8b 潤滑剤供給孔
9 潤滑剤吸引路
91,92 潤滑剤吸引口
93 潤滑剤排出口
10 吸引チューブ
11 吸引ポンプ

Claims (3)

  1. ねじ軸とナットとの間のナット内空間を密封する密封シールをナットの両端部に有するボールねじ装置において、
    前記ねじ軸の外周面に潤滑剤吸引口を有すると共に前記ねじ軸の一端部に潤滑剤排出口を有する潤滑剤吸引路を前記ねじ軸の軸方向に沿って前記ねじ軸の内部に形成し、前記ナット内空間に供給された潤滑剤の余剰分を前記潤滑剤吸引路の潤滑剤排出口に接続された潤滑剤吸引手段により吸引して前記ナットの外部に排出するようにしたことを特徴とするボールねじ装置。
  2. 請求項1記載のボールねじ装置において、前記ナット内空間に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給孔を前記ナットが有することを特徴とするボールねじ装置。
  3. 請求項1記載のボールねじ装置において、前記ナット内空間に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給孔を前記ねじ軸が有することを特徴とするボールねじ装置。
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