JP2001280452A - 変速機のオイル経路構造 - Google Patents

変速機のオイル経路構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイルポンプで加圧されたオイルの一部をカ
ウンタシャフトブレーキへ供給できると共に、レンジ変
速ギヤ機構にも供給できる変速機のオイル経路構造を提
供する。 【解決手段】 ミッションケース61内に軸支されたメ
インシャフト10およびカウンタシャフト12と、メイ
ンシャフト10にその周方向に沿って形成された第1貯
留部73と、メインシャフト10内にその軸方向に沿っ
て形成された第1通路75と、メインシャフト10内に
形成され上記第1貯留部73と第1通路75とを接続す
る第1中間通路76と、カウンタシャフト12にその周
方向に沿って形成された第2貯留部93と、カウンタシ
ャフト12内にその軸方向に沿って形成された第2通路
95と、カウンタシャフト12内に形成され上記第2貯
留部93と第2通路95とを接続する第2中間通路10
1と、上記第1貯留部73にオイルを供給する供給通路
92と、上記第1貯留部73と第2貯留部95とを接続
する接続通路101と、上記第1貯留部73に接続され
オイルの一部を排出する排出通路84とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速機のオイル経
路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機として、二軸式の変
速機とオートクラッチとを備え、変速機内のカウンタシ
ャフトにブレーキを設けたタイプが知られている。この
種の自動変速機は、シフトアップ時に、変速スリーブを
低段側の変速ギヤのスプラインから抜いて高段側の変速
ギヤのスプラインに入れるとき、高段側の変速ギヤのス
プラインの回転数(rpm) を減速して変速スリーブの回転
数(rpm) に合わせるべく、上記ブレーキによってカウン
タシャフトの回転を減速している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このカウンタシャフト
ブレーキは、シフトアップ毎に作動されるため、耐焼付
性・耐久性・信頼性を確保すべく、オイルが供給される
湿式タイプを採用することが好ましい。
【0004】しかし、従来の変速機においては、オイル
ポンプで加圧されたオイルは、メインシャフト内に形成
されたオイル通路に圧送されるのみであり、カウンタシ
ャフトを介してカウンタシャフトブレーキに供給される
ようになっていなかった。すなわち、オイルポンプの圧
送機能を有効に活用しているとはいえなかった。
【0005】また、本発明者は、先に、カウンタシャフ
トにブレーキを設けた変速機のメインシャフトに、遊星
歯車機構からなる第2の変速機構(レンジ変速ギヤ機
構)を連結した多段変速機を開発している。この多段変
速機においては、レンジ変速ギヤ機構にもオイルを供給
する必要がある。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、オイルポンプで加圧されたオイルの一部をカウ
ンタシャフトブレーキへ供給できると共に、第2の変速
機構にも供給できる変速機のオイル経路構造を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく創
案された本発明に係る変速機のオイル経路構造は、ミッ
ションケース内に軸支されたメインシャフトおよびカウ
ンタシャフトと、メインシャフトにその周方向に沿って
形成された第1貯留部と、メインシャフト内にその軸方
向に沿って形成された第1通路と、メインシャフト内に
形成され上記第1貯留部と第1通路とを接続する第1中
間通路と、カウンタシャフトにその周方向に沿って形成
された第2貯留部と、カウンタシャフト内にその軸方向
に沿って形成された第2通路と、カウンタシャフト内に
形成され上記第2貯留部と第2通路とを接続する第2中
間通路と、上記第1貯留部にオイルを供給する供給通路
と、上記第1貯留部と第2貯留部とを接続する接続通路
と、上記第1貯留部に接続されオイルの一部を排出する
排出通路とを備えたものである。
【0008】本発明によれば、オイルポンプで加圧され
たオイルは、供給通路を通ってメインシャフトの第1貯
留部に流れる。その後、第1貯留部内のオイルは、その
殆どがメインシャフト内の第1中間通路を通って第1通
路を流れてメインシャフトに軸支された各メインギヤに
供給され、一部が第1貯留部から排出通路を通ってメイ
ンシャフトの外部に排出されてメインシャフトに接続さ
れる第2の変速機構(レンジ変速ギヤ機構)に供給さ
れ、残りが接続通路を通ってカウンタシャフトの第2貯
留部に流れる。その後、第2貯留部内のオイルは、第2
中間通路を通ってカウンタシャフト内の第2通路を流
れ、第2通路の端部(カウンタシャフトの端部)に設け
られるカウンタシャフトブレーキに供給される。
【0009】また、このようなオイルの流れを確実なも
のとするためには、上記第1貯留部の圧力は、上記メイ
ンシャフト内のオイルの遠心力により生じる圧力より大
きく、上記第1貯留部の圧力は、上記接続通路の通路抵
抗による減圧分より大きく、上記排出通路の孔径は、オ
イルが滴下可能な径とし、上記接続通路の通路抵抗によ
る減圧分は、上記メインシャフトの遠心力と略等しく、
上記供給通路のオイル流量は、上記排出通路の流量と接
続通路の流量と第1通路の流量とを加算したものであ
り、上記第2貯留部の圧力は、上記カウンタシャフト内
のオイルの遠心力より生じる圧力よりも大きく、上記第
1貯留部の圧力は、上記第2貯留部の圧力と接続通路の
通路抵抗による減圧分とを加算したものに略等しくなる
ように、夫々設定されることが望ましい。
【0010】また、上記第2通路の端部にカウンタシャ
フトブレーキを設け、上記排出通路の出口近傍にメイン
シャフトに接続させて第2の変速機構を設けることが望
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基いて説明する。
【0012】図4は本実施形態に係る変速機のオイルの
経路構造を備えた自動変速機の概要図である。
【0013】図4に示すように、オートクラッチ1は、
エンジンEと変速機2(トランスミッション)との間に
介設されたクラッチ3と、クラッチ3を断接するクラッ
チアクチュエータ(図示せず)と、クラッチアクチュエ
ータに断接指令を与えるコントロールユニット(図示せ
ず)とを備え、発進時・変速時・停止時にコントロール
ユニットから発せられる断接指令に基きクラッチアクチ
ュエータを作動させ、クラッチ3をその都度適宜断接す
るものである。
【0014】クラッチ3は、エンジンEのクランクシャ
フトCに接続されたフライホイール6(ドライブプレー
ト)と、そのフライホイール6に対向配置されたドリブ
ンプレート7と、ドリブンプレート7をフライホイール
6との間に挟むプレッシャプレート8とを有する。クラ
ッチアクチュエータは、コントロールユニットから発せ
られる断接指令に基き、プレッシャプレート8をフライ
ホイール6側とその反対側とに適宜移動制御し、クラッ
チ3を接・断してエンジンEの出力を変速機2に対して
オン・オフする。
【0015】図4に示すように、変速機2は、ドリブン
プレート7に連結されたインプットシャフト9と、それ
と同軸に配置されたメインシャフト10と、それと同軸
に配置されたアウトプットシャフト11と、それらシャ
フト9、10、11と平行に配置されたカウンタシャフ
ト12とを備えている。インプットシャフト9には、ス
プライン13が固設されていると共に、インプットギヤ
14が軸支されている。インプットギヤ14には、スプ
ライン15が固設されている。
【0016】カウンタシャフト12には、インプットギ
ヤ14に噛合するインプットカウンタギヤ16と、4速
カウンタギヤ17と、3速カウンタギヤ18と、2速カ
ウンタギヤ19と、1速カウンタギヤ20と、リバース
カウンタギヤ21とが、夫々固設されている。他方、メ
インシャフト10には、4速カウンタギヤ17に噛合す
る4速メインギヤ22と、3速カウンタギヤ18に噛合
する3速メインギヤ23と、2速カウンタギヤ19に噛
合する2速メインギヤ24と、1速カウンタギヤ20に
噛合する1速メインギヤ25と、リバースカウンタギヤ
21にアイドルギヤ26を介して噛合するリバースメイ
ンギヤ27とが、夫々軸支されている。
【0017】4速メインギヤ22の左右両側にはスプラ
イン28、29が夫々固設されており、3速メインギヤ
23の左方にはスプライン30が固設されており、2速
メインギヤ24の右方にはスプライン31が固設されて
おり、1速メインギヤ25の左方にはスプライン32が
固設されており、リバースメインギヤ27の右方にはス
プライン33が固設されている。また、メインシャフト
10には、スプライン29、30の間に位置してスプラ
イン34が固設され、スプライン31、32の間に位置
してスプライン35が固設され、スプライン33の右方
に位置してスプライン36が固設されている。
【0018】スプライン13には、隣接するスプライン
13、15(13、28)同士を噛合接続するか中央の
スプライン13にのみ噛合するスリーブ37が設けら
れ、スプライン34には、隣接するスプライン34、2
9(34、30)同士を噛合接続するか中央のスプライ
ン34にのみ噛合するスリーブ38が設けられ、スプラ
イン35には、隣接するスプライン35、31(35、
32)同士を噛合接続するか中央のスプライン35にの
み噛合するスリーブ39が設けられ、スプライン36に
は、隣接するスプライン33、36同士を噛合接続する
かスプライン36にのみ噛合するスリーブ40が設けら
れている。
【0019】スリーブ37には、通常のコーンシンクロ
機構が設けられているが、スリーブ38、39、40に
は、コーンシンクロ機構が設けられていない。よって、
スリーブ37で変速するときには、スリーブ37とスプ
ライン15、28との回転が合ってなくとも変速できる
が、スリーブ38、39、40で変速するときには、ス
リーブ38とスプライン29、30との回転が合ってい
ないと変速できず、スリーブ39とスプライン31、3
2との回転が合っていないと変速できず、スリーブ40
とスプライン33との回転が合っていないと変速できな
い。
【0020】図4に示すように、メインシャフト10の
右方端部には、遊星歯車機構41のサンギヤ42が固設
されている。サンギヤ42の周りには、複数の遊星ギヤ
43が配置されている。各遊星ギヤ43は、キャリヤ4
4によって纏めて軸支されている。これら遊星ギヤ43
の外側には、リングギヤ45が配置されている。リング
ギヤ45にはスプライン46が固設され、ミッションケ
ース部材47にはスプライン48が固設されている。キ
ャリヤ44にはアウトプットシャフト11が固設され、
アウトプットシャフト11にはスプライン49が固設さ
れている。
【0021】スプライン46、48、49には、隣接す
るいずれかのスプライン46、48(46、49)同士
を噛合接続するスリーブ50が設けられている。スリー
ブ50には、通常のコーンシンクロ機構が設けられてい
る。よって、スリーブ50で変速するときには、スリー
ブ50とスプライン46、48(46、49)との回転
が合ってなくとも変速できる。なお、各スリーブ38、
39、40にはコーンシンクロ機構を設けていないの
で、その分だけ変速機2の軸長を短くできる。
【0022】また、各スリーブ37、38、39、4
0、50には、図示しないシフトフォークが係合され、
コントロールユニットから指令を受けて作動するギヤシ
フトユニットによって、適宜軸方向に移動されるように
なっている。例えば、スリーブ37がスプライン13上
に位置するときには(ニュートラル位置)、インプット
シャフト9の回転はインプットギヤ14に伝わらず、カ
ウンタシャフト12、メインシャフト10およびアウト
プットシャフト11は停止状態となる。
【0023】スリーブ37がスプライン15、13上に
移動されると、インプットシャフト9の回転がインプッ
トギヤ14およびインプットカウンタギヤ16を介して
カウンタシャフト12に増速されて伝わり、全てのカウ
ンタギヤ16〜21およびメインギヤ22〜27が回転
する。また、スリーブ37がスプライン13、28上に
切換移動されると、インプットシャフト9の回転が4速
メインギヤ22および4速カウンタギヤ17を介してカ
ウンタシャフト12に減速されて伝わり、全てのカウン
タギヤ16〜21およびメインギヤ22〜27が切換前
より減速されて回転する。
【0024】ここで、各スリーブ38、39、40が各
スプライン34、35、36上の位置(ニュートラル位
置)であると、各メインギヤ22〜27はメインシャフ
ト10上を空回りするのみであり、メインシャフト10
が回転することはないが、スリーブ39がスプライン3
5、32上に位置すると1速となり、メインシャフト1
0が1速相当で回転する。同様に、スリーブ39がスプ
ライン35、31上に位置すると2速となり、スリーブ
38がスプライン34、30上に位置すると3速とな
り、スリーブ38がスプライン34、29上に位置する
と4速となり、夫々、メインシャフト10が2速相当、
3速相当、4速相当で回転する。
【0025】このとき、メインシャフト10の右方端部
に固設されたサンギヤ42は、メインシャフト10と同
速度で回転し、遊星ギヤ43およびリングギヤ45を回
転させる。そして、スリーブ50がスプライン48、4
6上の位置のとき、サンギヤ42の回転数が遊星歯車機
構41の所定の減速比で減速されてアウトプットシャフ
ト11に伝達され、スリーブ50がスプライン46、4
9上の位置のとき、サンギヤ42の回転が直結状態でア
ウトプットシャフト11に伝達される。
【0026】このように上記トランスミッション2は、
図4に示すスプリット変速ギヤ機構51で2段変速さ
れ、その下流側のメイン変速ギヤ機構52で4段変速さ
れ、その下流側のレンジ変速ギヤ機構53(特許請求の
範囲の請求項3の第2の変速機構)で2段変速され、結
局2×4×2=16段変速となる。オートクラッチ1
は、上記トランスミッション2をギヤシフトユニットに
よって変速操作するとき、または車両の発進・停止時
に、コントロールユニットから発せられる断接指令に基
きクラッチアクチュエータを作動し、クラッチ3をその
都度適宜断接するものである。
【0027】さて、本実施形態においては、図4に示す
ように、各スリーブ37、38、39、40、50の位
置を検出してギヤ段がニュートラル位置であることを検
出するニュートラルスイッチ(図示せず)を有する。ニ
ュートラルスイッチは、各スリーブ37、38、39、
40、50を軸方向に移動させるシフトフォークの位置
に基いて現在のギヤ段がニュートラル位置であるか否か
を検出し、その検出結果をコントロールユニットに送る
ものである。
【0028】ここでいうギヤ段がニュートラル位置と
は、スリーブ37がスプライン13、15(又は13、
28)上に位置され、スリーブ38がスプライン34上
に位置され、スリーブ39がスプライン35上に位置さ
れ、スリーブ40がスプライン36上に位置され、スリ
ーブ50がスプライン46、48(又は46、49)上
に位置されている状態をいう。
【0029】このようなニュートラルの状態で、クラッ
チ3を繋ぎエンジンEを仮想アクセルによって空吹しす
ると、各メインギヤ22〜27および各スプライン28
〜33が回転される。これにより、シフトダウン時に、
それら各スプライン28〜33の回転を、各スリーブ3
8〜40の回転と合わせる(シンクロさせる)べく高め
ることができる。
【0030】すなわち、コントロールユニットは、変速
時(シフトダウン時)に、一旦クラッチ3を切ってギヤ
をニュートラル位置にしてクラッチ3を繋ぎ、エンジン
Eを空吹しして変速すべきメインギヤ22〜27の回転
を変速に用いるスリーブ38、39又は40の回転に合
わせた後、再びクラッチ3を切って変速に用いる変速ス
リーブ38、39又は40を変速すべきメインギヤ22
〜27のスプライン29〜33に噛合させる、というダ
ブルクラッチ制御を有する。
【0031】このように、コントロールユニットがダブ
ルクラッチ制御を行い、変速すべきメインギヤ22〜2
7の回転を変速に用いるスリーブ38〜40の回転に合
わせているので、上述したように本実施形態にかかる変
速機2では各スリーブ38、39、40に一般的なコー
ンシンクロ機構を設けていないものの、スムーズに引っ
掛かりなく変速できるのである。なお、各スリーブ3
8、39、40に、コーンシンクロ機構を設けてもよい
ことは勿論である。また、スリーブ37、50には、上
述したようにコーンシンクロ機構を設けている。
【0032】上記仮想アクセルは、上述のようにコント
ロールユニットからの指令を受け、シフトダウン時等に
適宜エンジンEを空吹しするものである。このとき、空
吹しが過多であると、変速すべきメインギヤ22〜27
のスプライン28〜33の回転の方が、変速に用いるス
リーブ38〜40の回転よりも高まってしまうことも考
えられる。また、シフトアップ時には、変速すべきメイ
ンギヤ22〜27のスプライン28〜33の回転の方
が、変速に用いるスリーブ38〜40の回転よりも高い
場合もある。よって、カウンタシャフト12の端部にカ
ウンタシャフトブレーキ58を設け、変速すべきメイン
ギヤ22〜27のスプライン28〜33の回転を減速調
節し、変速に用いるスリーブ38〜40の回転と合わせ
ている。
【0033】このようにカウンタシャフト12の回転数
を調節するカウンタシャフトブレーキ58は、シフトア
ップ毎に作動されるため、耐焼付性・耐久性・信頼性を
確保すべく、オイルが供給される湿式タイプが採用され
ている。そして、そのカウンタシャフトブレーキ58に
は、オイルが供給されるようになっている。かかるカウ
ンタシャフトブレーキ58を備えた変速機2のオイル経
路構造を、図1乃至図3を用いて説明する。
【0034】図1は図4の I-I線断面図であり、図2は
図1の II-II線断面図であり、図3は図4の部分拡大図
である。
【0035】図示するように、ミッションケース61内
には、メインシャフト10とカウンタシャフト12と
が、夫々ローラベアリング70を介して軸支されてい
る。このミッションケース61は、図4に示すように、
スプリット変速ギヤ機構51およびメイン変速ギヤ機構
52が収容されるメインケース61aと、クラッチ3お
よびカウンタシャフトブレーキ58が収容されるクラッ
チケース61bと、レンジ変速ギヤ機構53が収容され
るレンジケース61cとからなる。
【0036】そして、メインシャフト10およびカウン
タシャフト12は、メインケース61aとクラッチケー
ス61bとを仕切る隔壁65、およびメインケース61
aとレンジケース61cとを仕切る隔壁66に、夫々ロ
ーラベアリング70を介して軸支されている。また、ミ
ッションケース61のメインケース61aの底部には、
オイル62が貯留されている。オイル62は、メインケ
ース61a内の各ギヤの静止時に、図4に仮想線で示す
油面62aとなっている。油面62aが傾いているの
は、変速機2が車両に縦置きされ、エンジンE側が高く
なるように傾斜されているからである。
【0037】図1および図2に示すように、メインシャ
フト10は、シャフト本体10aとそれに圧入固定され
たリング体10bとを有する。シャフト本体10aは、
ローラベアリング70を介して隔壁66に軸支され、リ
ング体10bは、隔壁66に取り付けられたカバー部材
71の穴72に回転自在に嵌め込まれている。リング体
10bの外周面には、その周方向に沿ってリング状に形
成された第1貯留部73が設けられていると共に、その
第1貯留部73を挟むようにしてオイル漏れを防止する
リング状のシール74が設けられている。
【0038】メインシャフト10の内部には、その軸方
向に沿って第1通路75が形成されていると共に、第1
貯留部73と第1通路75とを接続する第1中間通路7
6が径方向に沿って形成されている。第1中間通路76
は、図例では1本のみだが、2本以上であってもよい。
第1通路75には、図3に示すように、メインシャフト
10に軸支された各メインギヤ24、25、27等の軸
受部78にオイルを供給するための分配通路77が、夫
々接続されている。分配通路77は、メインシャフト1
0の内部に、軸受部78と第1通路75とを接続するよ
うに、径方向に沿って形成されている。これにより、各
メインギヤ24、25、27等の軸受部78の潤滑が確
保される。
【0039】また、図3において、第1通路75の右方
端部にはオイル排出管79が設けられている。排出管7
9から排出されたオイルは、アウトプットシャフト11
の内部に形成されたオイル溜り部80に貯留される。オ
イル溜り部80は、アウトプットシャフト11の内部に
形成された凹部80aと、凹部80aを蓋すると共に排
出管79が回転自在に挿通される穴が形成された蓋部8
0bとからなる。オイル溜り部80内のオイルは、アウ
トプットシャフト11の回転による遠心力および油圧に
より、径方向に沿って形成された通路81を通って排出
される。
【0040】通路81から排出されたオイルは、図3に
示すように、先ず、遊星歯車機構41のリングギヤ45
をアウトプットシャフト11に軸支する部分82に供給
され、次に、その軸支部分82に径方向に沿って形成さ
れた通路83を通って外方に排出され、レンジ変速ギヤ
機構53のスリーブ50とスプライン48、49との間
に設けられたコーンシンクロ機構(図示せず)に供給さ
れる。これにより、レンジ変速ギヤ機構53のコーンシ
ンクロ機構の潤滑が確保される。
【0041】図1に示すように、上記第1貯留部73に
は、オイルの一部を排出する排出通路84が接続されて
いる。排出通路84は、図2にも示すカバー部材71内
に、径方向に沿って形成されている。排出通路84の出
口には、通路抵抗を決める絞り部84aが設けられてい
る。排出通路84の出口には、図3に示すように、レン
ジ変速ギヤ機構53を成す遊星歯車機構41の遊星ギヤ
43のリテーナ85が、配置されている。リテーナ85
は、アウトプットシャフト11に固定されたキャリヤ4
4に設けられた円板からなり、その中央部にカバー部材
71の円柱状凸部71a(図1および図2参照)が回転
自在に挿通される穴86を有する。
【0042】図3に示すように、リテーナ85の穴86
の内周面には、上記排出通路84の出口から排出された
オイルが流入するリング状の凹部87が、形成されてい
る。凹部87に流入したオイルは、通路88を通ってキ
ャリヤ44に取り付けられたピン89と遊星ギヤ43と
の間のニードルベアリング90に供給されるようになっ
ている。すなわち、リテーナ85およびピン89には、
凹部87とニードルベアリング90とを連通する通路8
8が形成されている。ニードルベアリング90に供給さ
れたオイルは、その後、遊星ギヤ43の回転および公転
に伴って、リングギヤ45との噛合部およびサンギヤ4
2との噛合部に供給される。これにより、これら各部の
潤滑が確保される。
【0043】他方、図1および図2に示すように、カウ
ンタシャフト12は、シャフト本体12aとその内部に
ネジ止め固定された延長シャフト体12bとを有する。
シャフト本体12aは、ローラベアリング70を介して
隔壁66に軸支されると共に、カバー部材71の穴91
に回転自在に貫通されている。延長シャフト体12bの
先端部は、図3および図4に示すように、隔壁67に取
り付けられたオイルポンプ68に接続されている。オイ
ルポンプ68は、メインケース61a内の底部に貯留さ
れたオイル62を吸い込んで、そのオイルを図1および
図2に示す供給通路92に圧送するものである。
【0044】すなわち、メインケース61aからオイル
ポンプ68に吸い込まれたオイルは、加圧されて一旦ミ
ッションケース61の外部に取り出され、ケース61の
外面に形成された図示しない通路を通って上記供給通路
92に圧送される。供給通路92は、図1および図2に
示すように隔壁66の内部に形成された第1供給通路9
2aと、カバー部材71の内部に形成された第2供給通
路92bとからなる。第1供給通路92aには、上記オ
イルポンプ68で加圧されたオイルが供給される。第2
供給通路92bは、その一端が第1供給通路92aに接
続され、他端が第1貯留部73に接続されている。
【0045】図1および図2に示すように、カウンタシ
ャフト12のシャフト本体12aの外周面には、カバー
部材71の穴91に対向する部分に位置させて、周方向
に沿ってリング状に形成された第2貯留部93が設けら
れていると共に、その第2貯留部93を挟むようにして
オイル漏れを防止するリング状のシール94が設けられ
ている。また、カウンタシャフト12の内部には、その
軸方向に沿って第2通路95が形成されている。図2乃
至図4に示すように、第2通路95の左方は、カウンタ
シャフトブレーキ58が配置されている。
【0046】すなわち、第2通路95内を流れるオイル
は、全てカウンタシャフトブレーキ58(湿式多板)に
供給される。なお、第2通路95の内周面には、カウン
タシャフト12の回転によってオイルをカウンタシャフ
トブレーキ58側へ送る方向に形成されたネジ溝・山を
設けてもよい。こうすれば、第2通路95内において油
圧が殆ど零であっても、カウンタシャフト12の回転に
よってオイルをカウンタシャフトブレーキ58に供給で
きる。
【0047】図1および図2に示すように、カウンタシ
ャフト12の延長シャフト体12bの外周面には、上記
第2貯留部93の径方向内方に位置させて、周方向に沿
ってリング状に形成された第3貯留部96が設けられて
いる。また、延長シャフト体12bの内部には、第4貯
留部97が形成されている。第4貯留部97には、第2
通路95が接続されている。第4貯留部97と第3貯留
部96とは通路98で接続されている。通路98は、図
例では周方向に90度間隔で4本設けられているが、これ
に限らず3本以下でも5本以上でもよい。
【0048】第3貯留部96と第2貯留部93とは、通
路99で接続されている。通路99は、図例では1本の
み設けられているが、これに限らず2本以上でもよい。
すなわち、第2貯留部93と第2通路95とは、上記通
路99と第3貯留部96と通路98と第4貯留部97と
を介して接続されている。よって、これら通路99と第
3貯留部96と通路98と第4貯留部97とは、特許請
求の範囲の請求項1の第2中間通路101に相当する。
【0049】図1および図2に示すように、メインシャ
フト10の第1貯留部73とカウンタシャフト12の第
2貯留部93とは、接続通路100によって接続されて
いる。接続通路10は、カバー部材71の内部に形成さ
れており、入口通路100aと中間オイル溜り部100
bと出口通路100cとからなる。入口通路100a
は、一端が第1貯留部73に接続され、他端が中間オイ
ル溜り部100bに接続されている。出口通路100c
は、一端が中間オイル溜り部100bに接続され、他端
が第2貯留部93に接続されている。
【0050】このようなオイル経路構造においては、第
1貯留部73の圧力(油圧)は、メインシャフト10内
のオイルの遠心力により生じる圧力より大きく、且つ、
接続通路100の通路抵抗による減圧分より大きくなる
ように、夫々設定されている。また、排出通路84の孔
径は、冷間時においてもオイルが滴下可能な径であり、
接続通路100の通路抵抗による減圧分は、メインシャ
フト10の遠心力と略等しく、供給通路92のオイル流
量は、排出通路84の流量と接続通路100の流量と第
1通路75の流量とを加算したものであるように、夫々
設定されている。
【0051】また、第2貯留部93の圧力は、カウンタ
シャフト12の内のオイルの遠心力により生じる圧力よ
りも大きく、第1貯留部73の圧力は、第2貯留部93
の圧力と接続通路100の通路抵抗による減圧分とを加
算したものに略等しくなるように、夫々設定されてい
る。なお、上記排出通路84の通路抵抗は、第1貯留部
73の圧力より大きくなるように、設定されていてもよ
い。
【0052】以上の構成からなる本実施形態の作用を述
べる。
【0053】図3および図4において、カウンタシャフ
ト12が回転されると、その端部に接続されたオイルポ
ンプ68が駆動され、メインケース61a内のオイル6
2がオイルポンプ68に吸い込まれて加圧され、図1お
よび図2に示す供給通路92に圧送され、メインシャフ
ト10の第1貯留部73に至る。
【0054】第1貯留部73内のオイルの一部は、排出
通路84を通って外部に排出される。ここで、排出通路
84の孔径をその出口に設けた絞り部84aにより冷間
時においてもオイルが滴下可能な径に設定しているの
で、第1貯留部73内のオイルは、主としてその自重
(静圧)によって排出通路84から排出される。よっ
て、排出量はごく少ない。排出通路84から排出された
少量のオイルは、図3に示す遊星歯車機構41の遊星ギ
ヤ43のニードルベアリング90に供給され、その後、
ケース61内を下方に落下し、図示しない通路を通って
メインケース61aの底部に戻る。
【0055】また、第1貯留部73内のオイルの殆ど
は、図1および図2に示すメインシャフト10内の第1
中間通路76を介して第1通路75に至り、メインシャ
フト10内を軸方向に圧送される、ここで、第1貯留部
73の圧力をメインシャフト10内のオイルの遠心力に
より生じる圧力よりも大きく設定しているので、第1貯
留部73内のオイルは、その殆どが第1通路75に圧送
される。図3に示すように、第1通路75内を左方に圧
送されたオイルは、各分配通路77を介して各メインギ
ヤ24、25、27等の軸受部78に供給され、その
後、メインケース61a内を下方に落下して底部に戻
る。
【0056】また、図3に示す第1通路75を右方に圧
送されたオイルは、アウトプットシャフト11内に形成
されたオイル溜り部80に流入し、アウトプットシャフ
ト11の回転による遠心力によって通路81を通って排
出され、遊星歯車機構41のリングギヤ45をアウトプ
ットシャフト11に軸支する部分82に供給され、その
後、通路83を通って外方に排出されてレンジ変速ギヤ
機構53のスリーブ50とスプライン48、49との間
に設けられたコーンシンクロ機構(図示せず)に供給さ
れる。その後、オイルは、ケース61内を下方に落下
し、図示しない通路を通ってメインケース61aの底部
に戻る。
【0057】また、第1貯留部73内のオイルの残り
は、図1および図2に示す接続通路100(入口通路1
00a、中間オイル溜り部100b、出口通路100
c)を通り、カウンタシャフト12の第2貯留部93に
至る。ここで、第1貯留部73の圧力を接続通路100
の通路抵抗による減圧分よりも大きく設定し、接続通路
100の通路抵抗による減圧分をメインシャフト10内
のオイルの遠心力により生じる圧力と略等しく設定して
いるので、第1貯留部73内のオイルは、重力の作用と
も相俟って、排出通路84への流量以上で且つ第1通路
75への流量以下の流量が、接続通路100を介して第
2貯留部93に至る。なお、これら排出通路84の流量
と接続通路100の流量と第1通路75の流量とを加算
した流量が、供給通路92のオイル流量となることは勿
論である。
【0058】第2貯留部93内のオイルは、図1および
図2に示す第2中間通路101(通路99、第3貯留部
96、通路98、第4貯留部97)を通り、カウンタシ
ャフト12内の第2通路95に至る。ここで、第2貯留
部93の圧力をカウンタシャフト12内のオイルの遠心
力により生じる圧力よりも大きく設定し、第1貯留部7
3の圧力を第2貯留部93の圧力と接続通路100の通
路抵抗による減圧分とを加算したものに略等しくなるよ
うに設定しているので、第2貯留部93内のオイルは、
重力に作用とも相俟って、第2中間通路101を通って
第2通路95に至る。
【0059】第2通路95内のオイルは、その圧力によ
って図3および図4にて左方に送られ、カウンタシャフ
トブレーキ58に供給される。ここで、第2通路95の
内周面に、カウンタシャフト12の回転によってオイル
をネジ送りするネジ溝・山を形成しておけば、例え油圧
が殆ど零であっても、そのネジ溝・山によってもオイル
が軸方向左方に送られることになる。カウンタシャフト
ブレーキ58に供給されたオイルは、その後、図示しな
い通路を通ってメインケース61aの底部に戻る。
【0060】なお、本発明は、図4に示す構造の変速機
2に限定されるものではなく、通常の二軸式の4速また
は5速ミッション等にカウンタシャフトブレーキ58お
よびレンジ変速ギヤ機構53(第2の変速機構)を設け
たものに適用してもよい。また、レンジ変速ギヤ機構5
3(第2の変速機構)は、遊星歯車機構41に限られる
ことはなく、メインギヤと同様の変速機構であってもよ
い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る変速機
のオイル経路構造によれば、オイルポンプで加圧された
オイルの一部をカウンタシャフトブレーキへ供給できる
と共に、第2の変速機構(レンジ変速ギヤ機構)にも供
給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す変速機のオイル経路
構造の説明図であり、図4の I-I線断面図であり、図2
の I-I線断面図である。
【図2】図1の II-II線断面図である。
【図3】図4の部分拡大図である。
【図4】上記カウンタシャフトブレーキおよび第2の変
速機構(レンジ変速ギヤ機構)を備えた自動変速機の概
要図である。
【符号の説明】
2 変速機 10 メインシャフト 12 カウンタシャフト 53 第2の変速機構としてのレンジ変速ギヤ機構 58 カウンタシャフトブレーキ 61 ミッションケース 73 第1貯留部 75 第1通路 76 第1中間通路 84 排出通路 92 供給通路 93 第2貯留部 95 第2通路 100 接続通路 101 第2中間通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース内に軸支されたメイン
    シャフトおよびカウンタシャフトと、メインシャフトに
    その周方向に沿って形成された第1貯留部と、メインシ
    ャフト内にその軸方向に沿って形成された第1通路と、
    メインシャフト内に形成され上記第1貯留部と第1通路
    とを接続する第1中間通路と、カウンタシャフトにその
    周方向に沿って形成された第2貯留部と、カウンタシャ
    フト内にその軸方向に沿って形成された第2通路と、カ
    ウンタシャフト内に形成され上記第2貯留部と第2通路
    とを接続する第2中間通路と、上記第1貯留部にオイル
    を供給する供給通路と、上記第1貯留部と第2貯留部と
    を接続する接続通路と、上記第1貯留部に接続されオイ
    ルの一部を排出する排出通路とを備えたことを特徴とす
    る変速機のオイル経路構造。
  2. 【請求項2】 上記第1貯留部の圧力は、上記メインシ
    ャフト内のオイルの遠心力により生じる圧力より大き
    く、上記第1貯留部の圧力は、上記接続通路の通路抵抗
    による減圧分より大きく、上記排出通路の孔径は、オイ
    ルが滴下可能な径とし、上記接続通路の通路抵抗による
    減圧分は、上記メインシャフトの遠心力と略等しく、上
    記供給通路のオイル流量は、上記排出通路の流量と接続
    通路の流量と第1通路の流量とを加算したものであり、
    上記第2貯留部の圧力は、上記カウンタシャフト内のオ
    イルの遠心力より生じる圧力よりも大きく、上記第1貯
    留部の圧力は、上記第2貯留部の圧力と接続通路の通路
    抵抗による減圧分とを加算したものに略等しくなるよう
    に、夫々設定された請求項1記載の変速機のオイル経路
    構造。
  3. 【請求項3】 上記第2通路の端部にカウンタシャフト
    ブレーキを設け、上記排出通路の出口近傍にメインシャ
    フトに接続させて第2の変速機構を設けた請求項1乃至
    2記載の変速機のオイル経路構造。
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