JP2010163815A - 太陽電池モジュールの設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
太陽光発電に使用されるパネル形の太陽電池モジュールを屋根に設置するための太陽電池モジュールの設置構造について、太陽電池モジュールを屋根上に突出させずしかも屋根構造に過大な負荷を掛けることなく設置することができるようにし、屋根の下地材への雨水の浸入を阻止できるようにする。
【解決手段】
屋根の下地材6に取付けられた支持部材5に太陽電池モジュール1が支持されている。下地材6の太陽電池モジュール1の設置面Sに相当する部分と支持部材5とに、板状またはシート状の防水性を有したカバー材2が被覆される。太陽電池モジュール1と周囲の屋根の仕上材9との間に、防水構造物3,4が介装されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽光発電に使用されるパネル形の太陽電池モジュールを屋根に設置するための太陽電池モジュールの設置構造に係る技術分野に属する。
最近、環境保護に適応したクリーンエネルギとして着目されている太陽光発電が一般家庭においても小規模ながら実施されるようになってきている。一般家庭における実施では、設置スペースの関係から、太陽光発電に使用される大型構造物であるパネル形の太陽電池モジュールが屋根に設置される。太陽電池モジュールは、通常、屋根の仕上材(瓦,鋼板等)の上に取付けられた架台のような支持部材に支持されて設置される。このため、太陽電池モジュール,支持部材が屋根上に突出した格好となって風雪の影響を受けて損傷しやすいとともに、太陽電池モジュールの重量が屋根構造に過大な負荷を掛けしまうという不具合がある。そこで、太陽電池モジュールを屋根上に突出させずしかも屋根構造に過大な負荷を掛けることなく設置することのできる技術の開発が必要になってきている。
従来、太陽電池モジュールを屋根上に突出させずしかも屋根構造に過大な負荷を掛けることなく設置することを指向した技術としては、例えば、下記特許文献1に記載のものが知られている。
その特許文献1には、屋根の下地材(野地板,ルーフィング)に取付けられた支持部材に太陽電池モジュールが支持されて設置された太陽電池モジュールの設置構造が記載されている。
特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造は、太陽電池モジュールを仕上材として代替して太陽電池モジュールの設置面において仕上材を省略することで、太陽電池モジュールの設置高さを抑えて屋根上への突出を避けるとともに、省略された仕上材の重量分で屋根構造への負荷を軽減するものである。
特開2000−96793号公報
特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造では、太陽電池モジュールが単位パネルをフレームで継いだ構造で防水性が充分でなく、太陽電池モジュールと周囲の仕上材との間の防水構造が考慮されていないため、下地材に雨水が浸入(雨漏り)しやすいという問題点がある。
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、太陽電池モジュールを屋根上に突出させずしかも屋根構造に過大な負荷を掛けることなく設置することができ、さらに屋根の下地材への雨水の浸入を阻止することのできる太陽電池モジュールの設置構造を提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係る太陽電池モジュールの設置構造は、特許請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、屋根の下地材に取付けられた支持部材に太陽電池モジュールが支持された太陽電池モジュールの設置構造において、下地材の太陽電池モジュールの設置面に相当する部分と支持部材とに板状またはシート状の防水性を有したカバー材が被覆され、太陽電池モジュールと周囲の屋根の仕上材との間に防水構造物が介装されていることを特徴とする。
この手段では、特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造と同様に下地材に取付けられた支持部材に太陽電池モジュールが支持されることで、太陽電池モジュールを仕上材として代替して太陽電池モジュールの設置面において仕上材が省略される。また、太陽電池モジュールと周囲の仕上材との間に防水構造物が介装されることで、太陽電池モジュールの設置面への雨水の侵入が阻止され、下地材,支持部材にシート状の防水性を有したカバー材が被覆されることで、太陽電池モジュールの設置面に高度の防水性が備えられる。
また、請求項2では、請求項1の太陽電池モジュールの設置構造において、太陽電池モジュールの妻側に介装される防水構造物は棟側から軒側に延びる樋を含むことを特徴とする。
この手段では、太陽電池モジュールの妻側に介装される防水構造物に棟側から軒側に延びる樋が設けられることで、太陽電池モジュールの妻側に浸入しようとする雨水が樋に沿って軒側に排水される。
また、請求項3では、請求項1または2の太陽電池モジュールの設置構造において、太陽電池モジュールの棟側に介装される防水構造物は棟側の仕上材の下方から太陽電池モジュールまで太陽電池モジュールに向けて下降傾斜して張設された防水板を含むことを特徴とする。
この手段では、太陽電池モジュールの棟側に介装される防水構造物に棟側の仕上材の下方から太陽電池モジュールまで太陽電池モジュールに向けて下降傾斜して張設された防水板が設けられることで、太陽電池モジュールの棟側に浸入しようとする雨水が太陽電池モジュールの表面を通って軒側に排水される。
また、請求項4では、請求項1〜3のいずれかの太陽電池モジュールの設置構造において、カバー材と下地材とに太陽電池モジュールから引出されたケーブルが配線される配線用孔が貫通されていることを特徴とする。
この手段では、カバー材と下地材とに太陽電池モジュールから引出されたケーブルが配線される配線用孔が貫通されることで、雨水の侵入が阻止された太陽電池モジュールの設置面に太陽電池モジュールから引出されたケーブルの家屋の内部への配線経路が確保される。
また、請求項5では、請求項4の太陽電池モジュールの設置構造において、配線用孔は太陽電池モジュールの設置面の棟寄りに配置され挿通されたケーブルの周囲に防水材が充填されていることを特徴とする。
この手段では、太陽電池モジュールから引出されたケーブルが太陽電池モジュールの下方に配線され、ケーブルの配設長が短縮され屋根への露出が隠蔽される。また、配線用孔が太陽電池モジュールの設置面の棟寄りに
配置され挿通されたケーブルの周囲に防水材が充填されることで、配線用孔が最も雨水の滞溜しにくい傾斜の上部側に配置されて隙間が防止材で塞がれる。
本発明に係る太陽電池モジュールの設置構造は、特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造と同様に下地材に取付けられた支持部材に太陽電池モジュールが支持されることで、太陽電池モジュールを仕上材として代替して太陽電池モジュールの設置面において仕上材が省略されるため、太陽電池モジュールを屋根上に突出させずしかも屋根構造に過大な負荷を掛けることなく設置することができる効果がある。また、太陽電池モジュールと周囲の仕上材との間に防水構造物が介装されることで、太陽電池モジュールの設置面への雨水の侵入が阻止され、下地材,支持部材に板状またはシート状の防水性を有したカバー材が被覆されることで、太陽電池モジュールの設置面に高度の防水性が備えられるため、屋根の下地材への雨水の浸入が阻止される効果がある。
さらに、請求項2として、太陽電池モジュールの妻側に介装される防水構造物に棟側から軒側に延びる樋が設けられることで、太陽電池モジュールの妻側に浸入しようとする雨水が樋に沿って軒側に排水されるため、屋根の下地材への雨水の浸入がより確実に阻止される効果がある。
さらに、請求項3として、陽電池モジュールの棟側に介装される防水構造物に棟側の仕上材の下方から太陽電池モジュールまで太陽電池モジュールに向けて下降傾斜して張設された防水板が設けられることで、太陽電池モジュールの棟側に浸入しようとする雨水が太陽電池モジュールの表面を通って軒側に排水されるため、屋根の下地材への雨水の浸入がより確実に阻止される効果がある。
さらに、請求項4として、カバー材と下地材とに太陽電池モジュールから引出されたケーブルが配線される配線用孔が貫通されることで、雨水の侵入が阻止された太陽電池モジュールの設置面に太陽電池モジュールから引出されたケーブルの家屋の内部への配線経路が確保されるため、太陽電池モジュールから引出されたケーブルの家屋の内部への配線によって家屋の内部に雨水が流入しない効果がある。
さらに、請求項5として、太陽電池モジュールから引出されたケーブルが太陽電池モジュールの下方に配線され、ケーブルの配設長が短縮され屋根への露出が隠蔽されるため、送電効率が良好になるとともに太陽電池モジュールまわりの外観体裁が良好になる効果がある。また、配線用孔が太陽電池モジュールの設置面の棟寄りに配置され挿通されたケーブルの周囲に防水材が充填されることで、配線用孔が最も雨水の滞溜しにくい傾斜の上部側に配置されて隙間が防止材で塞がれるため、太陽電池モジュールから引出されたケーブルの家屋の内部への配線によって家屋の内部に完全に雨水が流入しない効果がある。
本発明に係る太陽電池モジュールの設置構造を実施するための形態の分解状態の斜視図である。 図1の施工が完成された状態図である。 図2の要部の拡大された縦断面図である。 図2の要部の他の施工の拡大された縦断面図である。 図2の他の要部の拡大された縦断面図である。 図2の他の要部の他の施工の拡大された縦断面図である。 図2のさらに他の要部の拡大された縦断面図である。
以下、本発明に係る太陽電池モジュールの設置構造を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
この形態では、家屋の新築の際に、太陽電池モジュール1の設置面Sが屋根の軒沿いに設定されたものを示してある。
この形態は、図1,図2に示すように、前述の特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造について、カバー材2,防水構造物3,4を追加使用する。
太陽電池モジュール1を支持する支持部材5は、前述の特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造と同様に、下地材6(野地板6a,ルーフィング6b)の上に取付けられる。支持部材5は、金属材,木材,合成樹材等で角柱形,角筒形に形成されて一定の間隔を介して並列され、釘等の取付具(図示せず)で瓦棒のように下地材6(野地板6a)に取付けられている。この支持部材は5については、好ましくは下地材6を支える垂木7に沿って並列させる。
カバー材2は、家屋の屋根の下地材6の上の太陽電池モジュール1の設置面Sに相当する部分とそこに取付けられている支持部材5とに被覆される。このカバー材2は、防水性を有した金属材(鋼板),合樹脂材等の板材で形成されたもので、下地材6と支持部材5の側面とに当接される幅広のコ字形の上向部材2aと、支持部材5に被せられる狭幅の下向部材2bとからなる。上向部材2a,下向部材2bからなるカバー材2については、規格化されている場合には予め折曲げ加工して工場出荷され、規格化されていない場合には現場施工で折曲げ加工することになるが、嵌合,貼着,釘打,ボルト締等の手段で支持部材5,下地材6に取付けられることになる。
カバー材2が被覆された支持部材5には、角筒形の支持フレーム8を介して太陽電池モジュール1が支持される。太陽電池モジュール1は、方形の単位パネル1aが連結フレーム1bで継がれ外周部分が支持フレーム8に支持される取付用フレーム1cで囲まれている。支持フレーム8は、支持部材5の上に直交して横桟形に取付けられるもので、太陽電池モジュール1の単位パネル1aから引出されたケーブル1dの配線路として利用される。支持フレーム8の下面の一部には、太陽電池モジュール1のケーブル1dを外部に引出す引出孔が穿孔されている。なお、カバー材2の上向部材2aの棟側に位置する部分には、太陽電池モジュール1のケーブル1dを屋内に引込むための配線用孔2cが穿孔されている。また、カバー材2の施工に先行して、下地材6にも配線用孔6cが穿孔される。
支持部材5に支持された太陽電池モジュール1の周囲の屋根には、太陽電池モジュール1との間にわずかの間隔を介して仕上材9が施工される。そして、図2に示すように、太陽電池モジュール1と妻側,棟側の仕上材9との間に防水構造物3,4が施工される。
太陽電池モジュール1と妻側の仕上材9との間に施工される防水構造物3は、図3,図4に示すように、堰3a,樋3b,覆板3cからなる。堰3aは、金属材,木材,合成樹脂材等で角柱形,角筒形に形成され、太陽電池モジュール1に沿って下地材6の上に取付けられ、内側面(太陽電池モジュール1側の面),上側面がカバー材2で被覆されている。堰3aの取付け高さは、太陽電池モジュール1の設置高さとほぼ同高となっている。樋3bは、堰3aの外側面に当接される側面部3baと、下地材6に当接される底面部3っbbと、仕上材9の間に挿入される挿入部3bcとからなる。樋3bの挿入部3bcについては、仕上げ材9が瓦葺の場合に瓦9a,瓦桟9bの間に楔形に挿入され(図3参照)、仕上材9が鋼板葺の場合に下地材6から鋼板9cに向けての立上片形に挿入される(図4参照)。覆板3cは、堰3aに取付けられて太陽電池モジュール1と仕上材8の瓦8a,鋼板9cとの間に掛渡されて張設された防水性を有した金属材,合成樹脂材の板材からなる。
太陽電池モジュール1と棟側の仕上材9との間に施工される防水構造物4は、図5,図6に示すように、太陽電池モジュール1から下地材6に向けて傾斜して設けられた覆板4aと、覆板4aを下支えするベース板4bとからなる。覆板4a,ベース板4bは、上端部が仕上材9の瓦9a,鋼板9cの下方へ差込まれた格好となっている。覆板4aの張設の角度θは、軒側(太陽電池モジュール1側)に向けて下降傾斜するように設定されている。なお、下地材6に被覆されているカバー材2は、防水性を高めるために、仕上げ材9が瓦葺の場合に上端部が瓦9a,瓦桟9bの間に挟入され(図5参照)、仕上材9が鋼板葺の場合に上端部が鋼板9cに向けて折返されている(図6参照)。
なお、太陽電池モジュール1の軒側には、図7に示すように、唐草10を覆う鼻隠11と、太陽電池モジュール1から鼻隠11に傾斜して軒カバー板12が取付けられる。
この形態によると、前述の特許文献1に係る太陽電池モジュールの設置構造と同様に、太陽電池モジュール1を仕上材9として代替して太陽電池モジュール1の設置面Sにおいて仕上材9を省略することで、太陽電池モジュール1の設置高さを抑えて屋根上への突出を避けるとともに、省略された仕上材9の重量分で屋根構造への負荷を軽減することができる。従って、太陽電池モジュール1,支持部材5が屋根上に突出した格好となって風雪の影響を受けて損傷しやすくなるのを避けることができ、太陽電池モジュール1の重量が屋根構造に過大な負荷を掛けしまうことがなくなる。
さらに、太陽電池モジュール1に掛かった雨水は、一部が太陽電池モジュール1の表面を軒側に流れ他の一部が防水構造物3の覆板3cを妻側の仕上材9(瓦9a,鋼板9c)に流れることになる。従って、雨水が太陽電池モジュール1の下方に落下することがない。
仮に、防水構造物3の覆板3cの周囲に浸入した雨水は、堰3aによって太陽電池モジュール1の下方への流入が阻止され樋3bによって軒側に排水される。また、太陽電池モジュール1の棟側の仕上材9(瓦9a,鋼板9c)に掛かった雨水は、防水構造物4の上を流れさらに太陽電池ジュール1の表面を軒側に流れることになる。
この結果、雨水が太陽電池モジュール1の下方に浸入することはない。ただし、前述のように防水性が充分でない太陽電池モジュール1から雨水が滴下するようなことがあっても、下地材6にカバー材2が被覆されているため、下地材6に雨水が浸入することはない。
さらに、太陽電池モジュール1から引出されたケーブル1dが太陽電池モジュール1の下方に配線されるため、ケーブル1dの配設長が短縮され送電効率が良好になるとともに、屋根への露出が隠蔽されて太陽電池モジュール1まわりの外観体裁が良好になる。なお、太陽電池モジュール1から引出されたケーブル1dの配設経路となるカバー2の配線用孔2cや下地材6の配線用孔6cについては、最も雨水の滞溜しにくい傾斜の上部側に配置され、しかも太陽電池モジュール1の下方に雨水がほとんど浸入することがないことから、ケーブル1dとの隙間に防水材13を充填するだけで充分に防水性を確保することができ、ケーブル1dを伝わって家屋の内部に雨水が浸入することはない。
以上、図示した形態の外に、既設の家屋について、太陽電池モジュール1の設置面Sの仕上材9を部分的,全面的に除去して実施することもできる。
さらに、カバー材2として合成樹脂シート等を選択することも可能である。
さらに、防水構造物3の覆板3cや防水構造物4の覆板4a,ベース板4bとして合成樹脂シート等を選択することも可能である。
1 太陽電池モジュール
1d ケーブル
2 カバー材
2c 配線用孔
3,4 防水構造物
5 支持部材
6 下地材
9 仕上材
13 防水材
S 設置面

Claims (5)

  1. 屋根の下地材に取付けられた支持部材に太陽電池モジュールが支持された太陽電池モジュールの設置構造において、下地材の太陽電池モジュールの設置面に相当する部分と支持部材とに板状またはシート状の防水性を有したカバー材が被覆され、太陽電池モジュールと周囲の屋根の仕上材との間に防水構造物が介装されていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  2. 請求項1の太陽電池モジュールの設置構造において、太陽電池モジュールの妻側に介装される防水構造物は棟側から軒側に延びる樋を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  3. 請求項1または2の太陽電池モジュールの設置構造において、太陽電池モジュールの棟側に介装される防水構造物は棟側の仕上材の下方から太陽電池モジュールまで太陽電池モジュールに向けて下降傾斜して張設された防水板を含むことを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかの太陽電池モジュールの設置構造において、カバー材と下地材とに太陽電池モジュールから引出されたケーブルが配線される配線用孔が貫通されていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
  5. 請求項4の太陽電池モジュールの設置構造において、配線用孔は太陽電池モジュールの設置面の棟寄りに配置され挿通されたケーブルの周囲に防水材が充填されていることを特徴とする太陽電池モジュールの設置構造。
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