JP2010163116A - スライドドア用ワイヤハーネスの取付装置 - Google Patents

スライドドア用ワイヤハーネスの取付装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストかつシンプルな構造で、スライドドアの開閉作動の中間位置でのワイヤハーネスの余長部の垂れ下がりを防止する。
【解決手段】車体とスライドドアとの間に架け渡されるワイヤハーネスにコルゲートチューブを外装しており、前記スライドドアの開閉作動に追従して上方へ湾曲しながら移動するワイヤハーネスの移動領域に、該ワイヤハーネスに外装しているコルゲートチューブに当接する保持プレートを配置し、該保持プレートの基端を支軸に捩りコイルバネを介して回転自在に支持し、該保持プレートを前記捩りコイルバネで上方へと付勢し、前記上方へ湾曲するワイヤハーネス余長部の垂れ下がりを防止する構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明はスライドドア用ワイヤハーネスの取付装置に関し、詳しくは、スライドドアの開閉作動の中間位置でのワイヤハーネスの余長部の垂れ下がりを防止するものである。
スライドドア側の電装品に常時給電するために、車体とスライドドアとの間にワイヤハーネスが渡り配索されている。この種の配索構造として、例えば、特開2004−25999号公報(特許文献1)には、図5に示すような複数のリンク部材で構成されるキャタピラ状のケーブルガイド3に挿通したワイヤハーネスW/Hを車体1とスライドドア2との間にS字状に渡り配索する構造が提案されている。
前記複数のリンク部材で構成されるキャタピラ状のケーブルガイド3でワイヤハーネスW/Hを外装すると、ケーブルガイド3が高強度であるため、ドア開閉時におけるワイヤハーネスW/Hの垂れ下がりを防止することができる。しかし、ケーブルガイド3を用いてワイヤハーネスW/Hを車体1とスライドドア2との間に配索した場合、ケーブルガイド3で車体1とスライドドア2との間を最短距離ではなくS字状に接続する必要が生じ、製品コストが増大すると共にケーブルガイド3によってワイヤハーネスW/Hの渡り配索部分が小型化できないという問題がある。また、スライドドア2の開閉時には、スライドドア2は車体内側に傾きつつ車体前後方向にも傾斜しながら移動するため、スライドドア2の上下方向の動きにも対応できるように、支持装置5、6には上下方向に首振り可能な上下可動機構を設ける必要がある。このような機構の追加により構造がさらに複雑化してコストが増大する問題もある。
一方、本出願人は、特開2008−168726号公報(特許文献2)において、コルゲートチューブ7で外装され車体1とスライドドア2との間に渡り配索されるワイヤハーネスW/Hを、図6のように上方へ湾曲させながらスライドドア2の開閉作動に追従させることができるワイヤハーネスW/Hの支持装置を提案している。
具体的には、スライドドア2側に固定された固定部材(ドア側ブラケット)8の内部に、ワイヤハーネス貫通用の扇状の貫通穴8aを設け、該貫通穴8aの先端内面に設けた円弧状ガイド部(図示せず)に、コルゲートチューブで外装されたワイヤハーネスW/Hを挿通保持する屈曲ガイド用支持筒9を回転自在に嵌合させた構造としている。
前記構成によれば、スライドドア2の開閉作動時に、前記屈曲ガイド用支持筒9を円弧状に回転させ車体1とスライドドア2との間に渡り配索されるワイヤハーネスW/Hを上方へ湾曲可能とすることで、スライドドア2の上下方向の動きにも滑らかに追従させることが可能となる。したがって、ケーブルガイド3を用いる場合のような上下可動機構等を付加する必要がなく製品コストを低減できると共に、装置の小型化を図ることも可能である。しかし、スライドドアの開閉作動の中間位置では、ドア側ブラケットと車体側ブラケットとの距離が縮まることでワイヤハーネスに余長が生じ、該余長部が垂れ下がりやすいという問題がある。
特開2004−25999号公報 特開2008−168726号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、低コストかつシンプルな構造で、スライドドアの開閉作動の中間位置でのワイヤハーネスの余長部の垂れ下がりを防止できることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車体とスライドドアとの間に架け渡されるワイヤハーネスにコルゲートチューブを外装しており、前記スライドドアの開閉作動に追従して上方へ湾曲しながら移動するワイヤハーネスの移動領域に、該ワイヤハーネスに外装しているコルゲートチューブに当接する保持プレートを配置し、該保持プレートの基端を支軸に捩りコイルバネを介して回転自在に支持し、該保持プレートを前記捩りコイルバネで上方へと付勢し、前記上方へ湾曲するワイヤハーネス余長部の垂れ下がりを防止することを特徴とするスライドドア用ワイヤハーネスの取付装置を提供している。
前記のように、本発明では、車体とスライドドアとの間に架け渡されスライドドアの開閉作動に追従して上方へ湾曲しながら移動するワイヤハーネスの移動領域に、捩りコイルバネを介して回転自在に支持された保持プレートを配置し、該保持プレートをワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブに当接させることで開閉作動時のワイヤハーネスを上方に付勢している。したがって、スライドドア全開位置と全閉位置の中間位置では、引張力が小となったワイヤハーネスを前記保持プレートの付勢力によって上方に持ち上げることができ、前記中間位置において従来生じやすかったワイヤハーネスの余長部の垂れ下がりを前記保持プレートを配置するだけで効果的に防止することができる。
車体とスライドドアとの間に架け渡されるワイヤハーネスは、芯線を絶縁被覆した丸電線の集束体としてもよいし、帯形状のフラットハーネスでもよい。
また、ワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブは、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂成形品からなり、環状の山部と谷部とを軸線方向に交互に設けた形状としている。該コルゲートチューブは、所要方向に容易に屈曲させることができ、ドア開閉時に屈曲作動するワイヤハーネスの外装材として適したものとなり、特に外装材として小型化できると共に安価である利点を有する。
前記スライドドアに固定したドア側ブラケットに前記ワイヤハーネスのドア側部分を挿通支持し、該ドア側ブラケットと一体または別体のガイドケースを設け、
前記ガイドケースは、前記ドア側ブラケットのワイヤハーネス挿通部に一端が連続する水平方向に延在する直線ガイド部と、該直線ガイド部の他端から扇状に広がる回転ガイド部とからなり、
前記保持プレートの支軸は前記回転ガイド部の小径側下部に配置すると共に、保持プレートは上向き円弧状としていることが好ましい。
前記構成によれば、ドア側ブラケットのワイヤハーネス挿通部、ガイドケースの直線ガイド部を経て回転ガイド部に挿通されたワイヤハーネスが、扇状に広がる該回転ガイド部内部で上下方向に可動な状態とされるため、スライドドアの開閉作動時に、車体とスライドドアとの間に渡り配索されるワイヤハーネスを上方へ湾曲させながらスライドドアの動きに滑らかに追従させることが可能となる。
また、前記のように、保持プレートの支軸を前記回転ガイド部の小径側下部に配置すると共に、保持プレートを上向きの円弧状とすることにより、挿通されるワイヤハーネスに常時上向きの付勢力を作用させることが可能となる。
前記保持プレートに設ける捩りコイルバネとしては、例えば、前記保持プレートの基端に設けた左右両側の支軸の外周に捩りコイルバネを巻き付け、各捩りコイルバネの一端側を平面視コ字状に連結して該連結部を保持プレートの下面側に位置させることが好ましい。また、前記ガイドケースを左右一対の部材から構成し、該左右部材の内側面で前記回転ガイド部の小径側下部に、前記保持プレートの支軸を回転自在に支承する軸受部をそれぞれ設けることが好ましい。さらに、前記各捩りコイルバネの他端側は一端側と反対方向に延在させ、外方に屈曲させた係止部をガイドケースの内側面に設けた係止穴にそれぞれ係止して、捩りコイルバネにより保持プレートを上方に付勢できるようにしておくことが好ましい。
前記ガイドケースをドア側ブラケットに回転自在に軸着すると共に、前記ガイドケースと前記ドア側ブラケットとの間に捩りコイルバネを介設し、前記ガイドケースおよび前記ドア側ブラケットで保持されたワイヤハーネスを上方に付勢していることが好ましい。
前記のように、ガイドケースをドア側ブラケットに回転自在に軸着することにより、渡り配索されるワイヤハーネスをスライドドアの開閉作動に一層スムーズに追従させ、ガイドケースをスライドドアの動きに応じて回転させることでワイヤハーネスに対する負荷も軽減することができる。
また、前記ガイドケースと前記ドア側ブラケットとの間に捩りコイルバネを介設し、前記ガイドケースおよび前記ドア側ブラケットで保持されたワイヤハーネスを上方に付勢することにより、ワイヤハーネスの垂れ下がりを防止すると共に、乗員による踏み付け等、上方からの荷重が負荷されるとワイヤハーネスの渡り部を下方へ延伸させて荷重を吸収し、ワイヤハーネスの損傷を防止することができる。即ち、前記構成によれば、渡り配索されるワイヤハーネスの上下方向の作動自由度を一層高めることができる。
前記ドア側ブラケットを左右一対とし、その間に前記ガイドケースの直線ガイド部の端部を回転自在に挟持させることが好ましい。具体的には、前記ガイドケースの直線ガイド部端部の左右外面に設けた軸部を、左右一対のドア側ブラケット内部に設けた軸受部に回転自在に支承させた状態で、ドア側ブラケットをスライドドアに固定していることが好ましい。なお、ガイドケースの軸部は所要角度範囲(例えば90〜120度)で回転できるようにすると共に、捩りコイルバネは一端を前記ガイドケースの軸部に係止し、他端を一方のドア側ブラケットの軸受部の周縁に設けたバネ係止部に係止して張架していることが好ましい。
前述したように、本発明では、車体とスライドドアとの間に架け渡されスライドドアの開閉作動に追従して上方へ湾曲しながら移動するワイヤハーネスの移動領域に、捩りコイルバネを介して回転自在に支持された保持プレートを配置し、該保持プレートをワイヤハーネスに外装するコルゲートチューブに当接させることで、開閉作動時のワイヤハーネスを上方に付勢している。したがって、スライドドアの開閉作動の中間位置では、引張力が小となったワイヤハーネスを前記保持プレートの付勢力によって上方に上げることができ、ワイヤハーネスの余長部の垂れ下がりを低コストかつシンプルな構造で効果的に防止することができる。
本発明の実施形態におけるワイヤハーネスの配索構造を示す図である。 ガイドケースを軸着したドア側ブラケットの分解斜視図である。 ガイドケースを軸着したドア側ブラケットの断面図である。 保持プレートの支軸とガイドケースの回転ガイド部との間に介在させる捩りコイルバネの概略斜視図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に本発明の実施形態を示す。
本実施形態では、車体1とスライドドア2との間に架け渡されるワイヤハーネスW/Hとして複数の丸電線(芯線を絶縁被覆した電線)を集束した電線群を用いている。なお、複数のフラットハーネスの積層体からワイヤハーネスW/Hを構成してもよい。
図1に示すように、車体1とスライドドア2に車体側ブラケット10、ドア側ブラケット11を取り付け、ドア側ブラケット11には、ワイヤハーネスW/Hを貫通保持してガイドするガイドケース12を所要角度範囲内(本実施形態では120度)で回転自在に軸着し、かつ該軸着部分に捩りコイルバネ13を取り付けている。
スライドドア2内部に配索するワイヤハーネスW/Hをドア側ブラケット11およびガイドケース12の内部を通して引き出し、引き出したワイヤハーネスW/Hを車体1側に架け渡し、車体側ブラケット10に通して車体1内部へと配索している。なお、車体1とスライドドア2との間に渡り配索するワイヤハーネスW/Hには樹脂製のコルゲートチューブ14を外装している。
ドア側ブラケット11は、図2に示すように左右部材20、21からなり、左右部材20、21の間にガイドケース12の一端を回転自在に挟持させてスライドドア2に固定している。
スライドドア2にドア側ブラケット11をボルト固定するために、ドア側ブラケット11の左側部材20の隅部にドア固定穴20a、20bを設けていると共に、右側部材21の対応位置にもドア固定穴20a、20bに連通するドア固定穴21a、21bを設けている。また、左側部材20の上端から中央部へと断面凹形状としたワイヤハーネス挿通枠部20cを突設してワイヤハーネス挿通部11aを形成し、該ワイヤハーネス挿通枠部20cの下端には、ガイドケース12の支軸30aを回転自在に内嵌する円弧状の軸受部20dを設けている。該軸受部20dにはガイドケース12の支軸30aを120度の範囲で回転を規制する回転止め部20eを設けていると共に、軸受部20dとガイドケース12の支軸30aとの間に介在させる捩りコイルバネ13の一端13bを係止するバネ係止部20fを軸受部20dに連通させて設けている。一方、右側部材21には、ワイヤハーネス挿通部11aの側面開口を閉鎖する蓋部21cを設けていると共に、蓋部21cの下端には、ガイドケース12の支軸31aを回転自在に内嵌する軸受部21dを設けている。
ガイドケース12は略対称形状の左右部材30、31からなり、左右部材30、31をネジ止めすることにより一体化したガイドケース12を形成している。ガイドケース12を形成する左側部材30の一端側の外側面には、前記ドア側ブラケット11の左側部材20に形成した軸受部20dに支承される筒状の支軸30aを突設していると共に、ガイドケース12を形成する右側部材31の一端側の外側面にも、前記ドア側ブラケット11の右側部材21に形成した軸受部21dに支承される筒状の支軸31aを突設している。
ガイドケース12の左側部材30の支軸30aを右側部材の支軸31aより長寸とし、支軸30aの外周に捩りコイルバネ13を巻き付けている。捩りコイルバネ13の一端の内周から突出させた係止部13aを支軸30aに設けた係止穴(図示せず)に係止する一方、捩りコイルバネ13の他端の外周から突出させた係止部13bをドア側ブラケット11のバネ係止部20fに係止して捩りコイルバネ13を張架している。
図3に示すように、左右部材30、31からなるガイドケース12の内部には、ドア側ブラケット11のワイヤハーネス挿通部11aに一端が連続し水平方向に延在する直線ガイド部12aと、該直線ガイド部12aの他端から扇状に広がる回転ガイド部12bを設けている。前記直線ガイド部12aの一端側内面には、ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ14の一端の山谷に嵌合する凹凸部12cを設けており、ドア側ブラケット11のワイヤハーネス挿通部11aからガイドケース12の直線ガイド部12aに引き込まれたワイヤハーネスW/Hはコルゲートチューブ14で外装されて回転ガイド部12b先端の開口部12dから引き出されるようにしている。
ガイドケース12の回転ガイド部12bの小径側下部には、上向き円弧形状の保持プレート15を、図4に示すような捩りコイルバネ16を介して回転自在に軸着している。
具体的には、保持プレート15の両側面の基端に支軸15aを設けていると共に、ガイドケース12の左右部材30、31の内側面に前記保持プレートの支軸15aを回転自在に支承する軸受部(図示せず)をそれぞれ設けている。また、捩りコイルバネ16を、保持プレート15の支軸15aの外周にそれぞれ巻き付け、各捩りコイルバネ16の一端側を平面視略コ字状に連結して該連結部16aを保持プレート15の下面側に位置させている。さらに、各捩りコイルバネ16の他端側は一端側と反対方向に延在させ、端部を外方に屈曲させて係止部16bを形成している。該係止部16bをガイドケース12の左右部材30、31の内側面に設けた係止穴(図示せず)にそれぞれ係止し、捩りコイルバネ16によって保持プレート15を上方に付勢している。
前記のように、捩りコイルバネ16を介在させた保持プレート15を回転ガイド部12bの小径側下部に配置し、回転ガイド部12bに挿通されるワイヤハーネスW/Hのコルゲートチューブ14に保持プレート15を当接させることで、該ワイヤハーネスW/Hを常時上向きに付勢している。
一方、スライドドア2と車体1との間を架け渡されたワイヤハーネスW/Hの他端を車体側ブラケット10のワイヤハーネス挿通部(図示せず)に挿通し、車体側ブラケット10上面側のワイヤハーネス引出口10aからワイヤハーネスW/Hを引き出して車体1内部に配索している。前記ワイヤハーネス挿通部を囲む内周面には、ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ14の他端の山谷に嵌合する凹凸部(図示せず)を設けている。
図1は、本実施形態において車体1とスライドドア2との間に架け渡されるワイヤハーネスW/Hの配索構造を示しており、図1のP1はスライドドア全閉位置、P3はスライドドア全開位置、P2はその中間位置における配索状態を示している。
スライドドア全閉時(P1)には、ワイヤハーネスW/Hの渡り部に作用する引張力により保持プレート15が押し下げられ、保持プレート15にはワイヤハーネスW/Hを押し上げようとする付勢力(バネ反力)が発生する。
ワイヤハーネスW/Hの渡り部は上方に湾曲しながらスライドドア2の開作動に追従し、中間位置(P2)では、ワイヤハーネスW/Hに作用する引張力が弱まってワイヤハーネスW/Hの渡り部が保持プレート15のバネ反力によって持ち上げられる。よって、ワイヤハーネスW/Hの余長部の垂れ下がりを効果的に防止することができる。
スライドドア2が全開位置(P3)に近づくにつれ、ワイヤハーネスW/Hの渡り部に作用する引張力は再び増大し、ガイドケース12が下向きに回転する。スライドドア2の全開時(P3)には、保持プレート15の捩りコイルバネ16、ガイドケース12とドア側ブラケット11の間に介在させた捩りコイルバネ13の両方が機能し、これらのバネ反力が高まった状態となる。したがって、スライドドア2の閉作動時においても、中間位置(P2)ではワイヤハーネスW/Hに作用する引張力が弱まり、上方に湾曲するワイヤハーネスW/Hが保持プレートのバネ反力により持ち上げられて、ワイヤハーネスW/Hの余長部の垂れ下がりが防止できる。
また、前記のように、ガイドケース12をドア側ブラケット11に回転自在に軸着することにより、渡り配索されるワイヤハーネスW/Hをスライドドア2の開閉作動に一層スムーズに追従させ、ワイヤハーネスW/Hに対する負荷を軽減することができる。
さらに、ガイドケース12とドア側ブラケット11との間に捩りコイルバネ13を介設し、ガイドケース12およびドア側ブラケット11で保持されたワイヤハーネスW/Hを上方に付勢することにより、乗員による踏み付け等、上方からの荷重が負荷されるとワイヤハーネスW/Hの渡り部を下方へ延伸させて荷重を吸収し、ワイヤハーネスW/Hの損傷を防止することができる。
1 車体
2 スライドドア
10 車体側ブラケット
10a ワイヤハーネス引出口
11 ドア側ブラケット
11a ワイヤハーネス挿通部
20、21 ドア側ブラケットの左右部材
20a、20b、21a、21b ドア固定穴
20c ワイヤハーネス挿通枠部
21c 蓋部
20d、21d 軸受部
20e 回転止め部
20f バネ係止部
12 ガイドケース
12a 直線ガイド部
12b 回転ガイド部
12c 凹凸部
12d 開口部
30、31 ガイドケースの左右部材
30a、31a 支軸
13 捩りコイルバネ
13a、13b 係止部
14 コルゲートチューブ
15 保持プレート
15a 支軸
16 捩りコイルバネ
16a 連結部
16b 係止部
P1 スライドドア全閉位置
P2 中間位置
P3 スライドドア全開位置

Claims (3)

  1. 車体とスライドドアとの間に架け渡されるワイヤハーネスにコルゲートチューブを外装しており、前記スライドドアの開閉作動に追従して上方へ湾曲しながら移動するワイヤハーネスの移動領域に、該ワイヤハーネスに外装しているコルゲートチューブに当接する保持プレートを配置し、該保持プレートの基端を支軸に捩りコイルバネを介して回転自在に支持し、該保持プレートを前記捩りコイルバネで上方へと付勢し、前記上方へ湾曲するワイヤハーネス余長部の垂れ下がりを防止することを特徴とするスライドドア用ワイヤハーネスの取付装置。
  2. 前記スライドドアに固定したドア側ブラケットに前記ワイヤハーネスのドア側部分を挿通支持し、該ドア側ブラケットと一体または別体のガイドケースを設け、
    前記ガイドケースは、前記ドア側ブラケットのワイヤハーネス挿通部に一端が連続する水平方向に延在する直線ガイド部と、該直線ガイド部の他端から扇状に広がる回転ガイド部とからなり、
    前記保持プレートの支軸は前記回転ガイド部の小径側下部に配置すると共に、保持プレートは上向き円弧状としている請求項1に記載のスライドドア用ワイヤハーネスの取付装置。
  3. 前記ガイドケースをドア側ブラケットに回転自在に軸着すると共に、前記ガイドケースと前記ドア側ブラケットとの間に捩りコイルバネを介設し、前記ガイドケースおよび前記ドア側ブラケットで保持されたワイヤハーネスを上方に付勢している請求項1または請求項2に記載のスライドドア用ワイヤハーネスの取付装置。
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