JP2010161995A - 立壁状植栽装置とこれを用いた壁面緑化構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】植物の登坂、自立が容易で、広範囲にわたる植物に適応できる立壁状植栽装置とこれを用いた壁面緑化構造を提供して、設置の容易性、コストの低廉性、設置対象である壁面等の清浄容易性等を実現する。
【解決手段】植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路とこの植物伸長路の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁とを具え、前記植物伸長路には植生による柱状部を、また前記植物支持壁には植生による立壁を形成するようにした立壁状植栽装置であって、前記植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁により構成されてなり、前記植物支持壁は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成した立壁状植栽装置とこれを建造物壁面に沿ってまた壁面に替えて並設してなる壁面緑化構造の提供により上記課題を解決する。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、建造物の壁面に沿って設置し、あるいは例えば、高速道路の壁面に構築する等、さまざまな利用が可能な立壁状植栽装置と、これを用いた壁面緑化構造に関するものである。
景観の向上と、いわゆるヒートアイランド現象の緩和策として建造物の屋上のみならず、今日では、壁面の緑化が提唱され、この壁面緑化のための様々な技術が提供されている。
壁面を緑化した場合、壁面からの日射熱の伝達量を軽減することで、建物内部に構成された居住空間の上昇温度を低減させることが可能となり、冷房負荷を軽減することが出来る。従って、建物の壁面緑化を実現することは、ヒートアイランド現象の緩和に寄与することになる。 また、壁面の緑化は無機質な壁面をヒトの眼に優しい景観に変えて自然の和みをあたえてくれる。
壁面緑化技術の一例として、金属材などで形成された10cm程度の格子を有するネットを壁面から離して取り付け、このネットに沿ってワイヤーなどを垂直方向に設けて蔓性植物を登坂させるようにしていた。この場合、植物の支持体が格子状ネットと直立するワイヤーであるため、登坂適性を有する植物には大幅な制限があった。
また、他の壁面緑化技術として、壁面に、椰子殻繊維などのシートと金属ネットを組み合わせたマットを直接貼付し、蔓性植物や付着根タイプの植物を植生させるシステムもあるが、マットの耐久性、マットの彩色、壁面の通気性、壁面の汚染などの問題が発生する。
なお、本願発明と関連する技術が次の文献において開示されている。

特開2005−278042号公報 特開2005−261208号公報 特開2005−160381号公報 特開2005−143406号公報 特開2004−283070号公報 特開2004−248550号公報 特開2002−335765号公報 特開2002−97653号公報 特開平06−261633号公報 特開平09−252654号公報
植物を上方に伸長繁茂させる必要のある壁面緑化において、多く利用されるツル植物は、根付きの態様から、概ね2種類に大別される。 すなわち、その一方は吸着型であり、他方は巻きツル型である。吸着型は、幹から派生する付着根をその近傍の諸処に自着させつつ伸長繁茂し、巻きツル型は、なんらかの支持体に派生根を巻きつけ、あるいは自身が巻きつきながら伸長繁茂する。 したがって、前記両タイプの根付き特性に適した植栽環境を実現できれば、多彩な植物により深みのある重層的な植物層を壁面状に形成できるが、これまでこのような技術は実現されていない。
本願発明は、植物の登坂、自立が容易で、広範囲にわたる植物に適応できる新規な壁面緑化技術を提供して、設置の容易性、コストの低廉性、メンテナンスの容易性等を実現することを目的としている。
本願発明は、植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路とこの植物伸長路の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁とを具え、前記植物伸長路には植生による柱状部を、また前記植物支持壁には植生による立壁を形成するようにした立壁状植栽装置であって、前記植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁により構成されてなり、前記植物支持壁は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成した立壁状植栽装置を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
また、上記の立壁状植栽装置において、植物伸長路における前記誘導壁は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁は誘導壁の開口部に張設する構成となすことがある。
さらに、上記段落0008記載の立壁状植栽装置において、前記凹空間は基板とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部とを具える構成となすことがある。
また、上記段落0008又は0009記載の立壁状植栽装置において、凹空間の前記基板の表面には植物根の付着を容易にするために複数の凸部を形成することがある。
さらにまた、上記段落0010記載の立壁状植栽装置において、前記基板の表面に形成される前記凸部は、基板に上下方向に形成される複数の突条で構成することがある。
上記いずれか記載の立壁状植栽装置において、前記植物伸長路には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するように構成することがある。
本願発明はまた、構築物壁面に沿って、上記段落0007ないし0011いずれか記載の立壁状植栽装置を連設構築してなる壁面緑化構造を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
本願発明はさらに、構築物の壁面を、上記段落0007ないし0011いずれか記載の立壁状植栽装置を連設構築して構成した壁面緑化構造を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
また、上記段落0013又は0014記載の壁面緑化構造において、凹空間の前記基板の両側端には凸部またはこの凸部の嵌合する凹部を形成し、これら凸部と凹部嵌合してシーリングを施して立壁状植栽装置を連設構築する構成となすことがある。
上記段落0013ないし0015いずれか記載の壁面緑化構造において、前記植物伸長路には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するように構成することがある。
本願発明は、次のような効果を奏する。
(1) 建物や道路の遮音壁など構築物の内外において、迅速容易に壁面を緑化できる。
(2) 大掛かりな工事を要しないので設置コスト、管理コストあるいは撤去コストも低廉である。
(3) 本願発明では、立壁状植栽装置をもって構築物の壁面を構成できる。
(4) 立壁状植栽装置相互の連結部には植物が繁茂しないので、連結部分のメンテナンスが容易である。
(5) 広い範囲の植物に対応できる。特に、従来技術では登攀できなかった蔓性植物、付着根植物を植栽することができる。
立壁状植栽装置において、植物伸長路としての植物誘導壁は、セメント成形板、金属材又は樹脂材で形成し、その断面形状は、両端壁部とこれに挟まれる壁部すなわち凹空間で植物を囲繞しその進行方向を上方に誘導できるので半円、半楕円形状、凹形状が好ましいが、平板状でも、両端に側壁を立設してこれらに挟まれる壁部すなわち凹空間で植物を囲繞その進行方向を上方に誘導できる。
立壁状植栽装置において、植物誘導壁を例えば平板状部材で構成するときは、縦横が所定の寸法で製造されている中空部を有するセメント成形による建材の使用が好適である。 このような建材は、強度保持のために長手方向に複数の凸条が形成されているから、この凸条の存在は付着根タイプのツル植物の上方への登攀を促進する。
この立壁状植栽装置に植栽する植物は、基本的にはツル植物が適している。つる植物は大きく分けて、巻きつる型植物と吸着型植物に分かれる。本願の立壁状植栽装置において、上下方向に立設される植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に誘導する制御壁を有しおり、植物は四方の制御壁への当接を繰り返す結果、上方への進出を誘導されるので、植物の種類に特には限定されないが、植物伸長路の内壁部への定着性の見地から、吸着型植物が好ましく、特に常緑性を有するヘデラ・カナリエンシスやヘデラ・へリックス等のヘデラ類が適しており、これらは耐暑性も高く屋内、屋外の設置に最も適している。 そして、植物支持壁には巻きツルタイプのスイカズラ、ノウゼンカズラ、エビツルなどを植生させるのが好ましい。
上下方向に立設される植物伸長路としての植物誘導壁の内壁には前記植物、特にヘデラ類の付着根の自着を容易にするため凹凸部を形成する。この凹凸部は、材料自体に凹凸部を形成しても良いが、内壁に粒体を含有する塗料を塗布して形成することも可能である。そして、植物誘導壁の内壁にはさらに、通気口を設けて、付着する植物の根焼けを防止するようにしてもよい。
本願に係る壁面緑化構造は、前記立壁状植栽装置を建造物の壁面に沿って設置し、あるいは構築物の壁面を立壁状植栽装置により代替して構成される。
なお、立壁状植栽装置の植物伸長路には常緑性の吸着根タイプの植物を植栽する一方、植物支持壁には落葉性の巻きツルタイプのツル植物を植栽するようにすれば、冬季の落葉時には植物支持壁を通して、植物伸長路において日差しが得られるなどの効果がある。
図面に基づいて本願発明の実施例を説明する。 図1は、立壁状植栽装置Aの1実施例を示す横断面図であり、立壁状植栽装置Aは植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路1とこの植物伸長路1の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁2とを具え、前記植物伸長路1には植生による柱状部を、また前記植物支持壁2には植生による立壁を形成するように構成され、前記植物伸長路1は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁3により構成されてなり、前記植物支持壁2は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成されている。そして前記誘導壁3は平板状の基板4とこの基板4の両端部に固着された断面L字形状の見切り縁部5により構成されている。この見切り縁部は誘導壁内の植物の外部への進出を防止するために設けられている、
前述のように、植物伸長路1における前記誘導壁3は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁2は誘導壁3の開口部に張設されている。植物伸長路1の前記凹空間には常緑性の吸着根タイプの植物を植栽する一方、植物支持壁2には落葉性の巻きツルタイプのツル植物を植栽される。
図2は、誘導壁3の他の実施例を示す図である。図2の(a)に示す実施例では、基板4は断面半円形状に形成され、その両端部には内側に突出する見切り縁部5が一体に形成されている。また、図2の(b)に示す実施例では、基板4は断面Π形状に形成され、その開口部の両端部には内側に突出する見切り縁部5が一体に形成されている。 なお、いずれの場合にも、一対の見切り縁部5間には格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成される前記植物支持壁2が張設されることになる。
図3、図4は、それぞれ立壁状植栽装置の他の実施例を示す平面図ならびに一部切欠斜視図である。 図において、Aは立壁状植栽装置であり、植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路1とこの植物伸長路1の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁2とを具え、前記植物伸長路1にはツル植物等の植生による柱状部が、また前記植物支持壁2にもツル植物等の植生による立壁が形成されるようになっている。
前記植物伸長路1は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁3により構成されており、前記植物支持壁2は、この実施例では格子状の金網で構成されている。
そして、植物伸長路1における前記誘導壁3は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成していて、前記植物支持壁2は誘導壁3の開口部に張設されている。
前記誘導壁3は基板4とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部5とを具えており、該実施例において、前記基板4は、補強筋埋設用の中空部4aが長手方向に形成されたセメント成形板が使用され、また前記見切り縁部5はセメント成形板(基板)4の両端に設けられた断面L字状の部材で構成されている。
そして、凹空間を形成する前記誘導壁3の前記セメント成形板(基板)4の一面には植物根の付着を容易にするための複数の凸部としての突条4bが長手方向に複数交互に形成され、結果として複数の凹凸部が形成されている。 そして、セメント成形板(基板)4において、側端の一方には凸状部4cが、側端の他方には前記凸状部4cが嵌合できる凹状部4dがそれぞれ形成されていて、後述のようにセメント成形板(基板)4を横方向に連設するとともに、立壁状植栽装置Aにおいて、例えば、前記植物伸長路1には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁2には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽して、壁面緑化構造を容易に構築できるようになっている。 吸着根型ツル植物は自着根を派生させて特にコーナー部において繁茂伸長する性質があるが、該実施例にあっては、植物伸長路1内のセメント成形板(基板)4の一面には前記のように複数の凹凸部が形成されて、いわば多数のコーナー部が現出している状況にあるから、吸着根型ツル植物はこれらのコーナー部分を利用して順調に上方に伸長していくことになる。 また、巻きツル型ツル植物は、巻きヒゲ、巻きツルを発生させて伸長するから金網で構成される前記植物支持壁2を支障なく登攀することになる。
図5は、図3および図4に示す立壁状植栽装置Aを連設して構築される壁面緑化構造Bを示す斜視図である。この壁面緑化構造Bは、構築物の壁面等に沿って設置しても、また構築物の壁面に替えて立壁状植栽装置Aを連設して構築してもよい。 なお、図5において、左方の立壁状植栽装置Aでは、図示を容易にするため、本来であれば一対の見切り縁部(断面L字状の部材)5間に張設されている植物支持壁(金網)2は省略してある。 さらに、右方の立壁状植栽装置Aでは、同様の理由で植物支持壁(金網)2のみならず、一対の見切り縁部(断面L字状の部材)5の図示をも省略してある。
図5に示す実施例に係る壁面緑化構造Bを構成する立壁状植栽装置Aの構成は、図4に示す前述の立壁状植栽装置Aと全く同じであり、重複説明は省略する。この実施例において、立壁状植栽装置A、Aは、凸状部4cを凹状部4dに嵌合して連設されており、嵌合部分にはシーリングSが施されている。 また、壁面緑化構造Bの下部足元には植栽する植物、すなわちこの実施例では、常緑タイプの吸着根型ツル植物ならびに落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するための土壌部6が設置されている。吸着根型ツル植物は、植生には凹凸などなんらかの足がかりを要するから、見切り縁部(断面L字状の部材)5を超えて繁茂することはなく、また、巻きツル型ツル植物も巻きつきの支持部を要するから、これも植物支持壁(金網)2を超えることはない。 したがって、立壁状植栽装置A、Aの連結部は植物の葉により覆われることがなく常時露出しているから、凸状部4cと凹状部4dとの嵌合部分のシーリングの維持管理などの整備は容易になすことができる。
図6は、植物が繁茂した状態を示す壁面構造Bまたはこれを構成する立壁状植栽装置Aの一部切欠縦断面図である。吸着根型ツル植物は前記植物伸長路1内を伸長繁茂し、また、巻きツル型ツル植物は植物支持壁(金網)2に巻きヒゲ、巻きツルを発生させて巻きついて繁茂している。また、前述のように、吸着根型ツル植物は、植生には凹凸などなんらかの足がかりを要するから、見切り縁部(断面L字状の部材)5を超えて繁茂することはなく、また、巻きツル型ツル植物も巻きつきの支持部を要するから、これも植物支持壁(金網)2を超えることはなく、それぞれの植物は、植物伸長路1、植物支持壁(金網)2の領域内に整然と規制されている。
立壁状植栽装置Aの1実施例を示す横断面図である。 図1に示す立壁状植栽装置の誘導壁3の他の実施例を示す図である。 それぞれ立壁状植栽装置の他の実施例を示す平面図である。 立壁状植栽装置の他の実施例を示す一部切欠斜視図である。 図3および図4に示す立壁状植栽装置Aを連設して構築される壁面緑化構造Bを示す斜視図である。 植物が繁茂した状態を示す壁面構造Bまたはこれを構成する立壁状植栽装置Aの一部切欠縦断面図である。
A........立壁状植栽装置
B....... 壁面緑化構造
1........植物伸長路
2........植物支持壁
3........誘導壁
4........基板
5........見切り縁部
5........凹凸部
6........土壌部
本願発明は、建造物の壁面に沿って設置し、あるいは例えば、高速道路の壁面に構築する等、さまざまな利用が可能な立壁状植栽装置と、これを用いた壁面緑化構造に関するものである。
景観の向上と、いわゆるヒートアイランド現象の緩和策として建造物の屋上のみならず、今日では、壁面の緑化が提唱され、この壁面緑化のための様々な技術が提供されている。
壁面を緑化した場合、壁面からの日射熱の伝達量を軽減することで、建物内部に構成された居住空間の上昇温度を低減させることが可能となり、冷房負荷を軽減することが出来る。従って、建物の壁面緑化を実現することは、ヒートアイランド現象の緩和に寄与することになる。 また、壁面の緑化は無機質な壁面をヒトの眼に優しい景観に変えて自然の和みをあたえてくれる。
壁面緑化技術の一例として、金属材などで形成された10cm程度の格子を有するネットを壁面から離して取り付け、このネットに沿ってワイヤーなどを垂直方向に設けて蔓性植物を登坂させるようにしていた。この場合、植物の支持体が格子状ネットと直立するワイヤーであるため、登坂適性を有する植物には大幅な制限があった。
また、他の壁面緑化技術として、壁面に、椰子殻繊維などのシートと金属ネットを組み
合わせたマットを直接貼付し、蔓性植物や付着根タイプの植物を植生させるシステムもあるが、マットの耐久性、マットの彩色、壁面の通気性、壁面の汚染などの問題が発生する。
なお、本願発明と関連する技術が次の文献において開示されている。

特開2005−278042号公報 特開2005−261208号公報 特開2005−160381号公報 特開2005−143406号公報 特開2004−283070号公報 特開2004−248550号公報 特開2002−335765号公報 特開2002−97653号公報 特開平06−261633号公報 特開平09−252654号公報
植物を上方に伸長繁茂させる必要のある壁面緑化において、多く利用されるツル植物は、根付きの態様から、概ね2種類に大別される。 すなわち、その一方は吸着型であり、他方は巻きツル型である。吸着型は、幹から派生する付着根をその近傍の諸処に自着させつつ伸長繁茂し、巻きツル型は、なんらかの支持体に派生根を巻きつけ、あるいは自身が巻きつきながら伸長繁茂する。 したがって、前記両タイプの根付き特性に適した植栽環境を実現できれば、多彩な植物により深みのある重層的な植物層を壁面状に形成できるが、これまでこのような技術は実現されていない。
本願発明は、植物の登坂、自立が容易で、広範囲にわたる植物に適応できる新規な壁面緑化技術を提供して、設置の容易性、コストの低廉性、メンテナンスの容易性等を実現することを目的としている。
本願発明は、植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路とこの植物伸長路の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁とを具え、前記植物伸長路には植生による柱状部を、また前記植物支持壁には植生による立壁を形成するようにした立壁状植栽装置であって、前記植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁により構成されてなり、前記植物支持壁は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成し、植物伸長路における前記誘導壁は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁は誘導壁の前記開口部に張設し、前記凹空間は、表面に植物根の付着を容易にするために複数の凸部を形成した基板とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部とを具えるとともに、前記基板は中空部が長手方向に形成されたセメント成形板で構成され、前記見切り縁部はセメント成形板の両端に設けられた断面L字状の部材で構成した立壁状植栽装置を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである
また、段落0007の立壁状植栽装置において、前記セメント成形板における前記中空部は独立した複数の中空部で構成することがある。
さらに、段落0007又は段落0008記載の立壁状植栽装置において、セメント成形板の側端の一方には凸状部を形成するとともに、側端の他方には前記凸状部が嵌合できる凹状部4dを形成してセメント成形板を横方向に連設できるように構成することがある
またさらに、段落0007ないし段落0009いずれか記載の立壁状植栽装置において、前記基板の凹空間側の表面には付着根植物の自着を容易にする凹凸部を形成することがある。
さらに、段落0010記載の立壁状植栽装置において、凹凸部は粒体を含有する塗料の塗布により形成することがある。
また、段落0007ないし段落0012いずれか記載の立壁状植栽装置において、前記誘導壁の内側には通気口を設けて付着する植物の根焼けを防止できる構成となすことがある
そして、段落0007ないし段落0012いずれか記載の立壁状植栽装置において、前記植物伸長路には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するように構成することがある
本願発明は、次のような効果を奏する。
(1) 建物や道路の遮音壁など構築物の内外において、迅速容易に壁面を緑化できる。
(2) 大掛かりな工事を要しないので設置コスト、管理コストあるいは撤去コストも低廉である。
(3) 本願発明では、立壁状植栽装置をもって構築物の壁面を構成できる。
(4) 立壁状植栽装置相互の連結部には植物が繁茂しないので、連結部分のメンテナンスが容易である。
(5) 広い範囲の植物に対応できる。特に、従来技術では登攀できなかった蔓性植物、付着根植物を植栽することができる。
立壁状植栽装置において、植物伸長路としての植物誘導壁は、セメント成形板、金属材又は樹脂材で形成し、その断面形状は、両端壁部とこれに挟まれる壁部すなわち凹空間で植物を囲繞しその進行方向を上方に誘導できるので半円、半楕円形状、凹形状が好ましいが、平板状でも、両端に側壁を立設してこれらに挟まれる壁部すなわち凹空間で植物を囲繞その進行方向を上方に誘導できる。
立壁状植栽装置において、植物誘導壁を例えば平板状部材で構成するときは、縦横が所定の寸法で製造されている中空部を有するセメント成形による建材の使用が好適である。 このような建材は、強度保持のために長手方向に複数の凸条が形成されているから、この凸条の存在は付着根タイプのツル植物の上方への登攀を促進する。
この立壁状植栽装置に植栽する植物は、基本的にはツル植物が適している。つる植物は大きく分けて、巻きつる型植物と吸着型植物に分かれる。本願の立壁状植栽装置において、上下方向に立設される植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に誘導する制御壁を有しおり、植物は四方の制御壁への当接を繰り返す結果、上方への進出を誘導されるので、植物の種類に特には限定されないが、植物伸長路の内壁部への定着性の見地から、吸着型植物が好ましく、特に常緑性を有するヘデラ・カナリエンシスやヘデラ・へリックス等のヘデラ類が適しており、これらは耐暑性も高く屋内、屋外の設置に最も適している。 そして、植物支持壁には巻きツルタイプのスイカズラ、ノウゼンカズラ、エビツルなどを植生させるのが好ましい。
上下方向に立設される植物伸長路としての植物誘導壁の内壁には前記植物、特にヘデラ類の付着根の自着を容易にするため凹凸部を形成する。この凹凸部は、材料自体に凹凸部を形成しても良いが、内壁に粒体を含有する塗料を塗布して形成することも可能である。そして、植物誘導壁の内壁にはさらに、通気口を設けて、付着する植物の根焼けを防止するようにしてもよい。
本願に係る壁面緑化構造は、前記立壁状植栽装置を建造物の壁面に沿って設置し、あるいは構築物の壁面を立壁状植栽装置により代替して構成される。
なお、立壁状植栽装置の植物伸長路には常緑性の吸着根タイプの植物を植栽する一方、植物支持壁には落葉性の巻きツルタイプのツル植物を植栽するようにすれば、冬季の落葉時には植物支持壁を通して、植物伸長路において日差しが得られるなどの効果がある。
図面に基づいて本願発明の実施例を説明する。 図1は、立壁状植栽装置Aの1実施例を示す横断面図であり、立壁状植栽装置Aは植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路1とこの植物伸長路1の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁2とを具え、前記植物伸長路1には植生による柱状部を、また前記植物支持壁2には植生による立壁を形成するように構成され、前記植物伸長路1は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁3により構成されてなり、前記植物支持壁2は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成されている。そして前記誘導壁3は平板状の基板4とこの基板4の両端部に固着された断面L字形状の見切り縁部5により構成されている。この見切り縁部は誘導壁内の植物の外部への進出を防止するために設けられている、
前述のように、植物伸長路1における前記誘導壁3は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁2は誘導壁3の開口部に張設されている。植物伸長路1の前記凹空間には常緑性の吸着根タイプの植物を植栽する一方、植物支持壁2には落葉性の巻きツルタイプのツル植物を植栽される。
図2は、誘導壁3の他の実施例を示す図である。図2の(a)に示す実施例では、基板4は断面半円形状に形成され、その両端部には内側に突出する見切り縁部5が一体に形成されている。また、図2の(b)に示す実施例では、基板4は断面Π形状に形成され、その開口部の両端部には内側に突出する見切り縁部5が一体に形成されている。 なお、いずれの場合にも、一対の見切り縁部5間には格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成される前記植物支持壁2が張設されることになる。
図3、図4は、それぞれ立壁状植栽装置の他の実施例を示す平面図ならびに一部切欠斜視図である。 図において、Aは立壁状植栽装置であり、植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路1とこの植物伸長路1の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁2とを具え、前記植物伸長路1にはツル植物等の植生による柱状部が、また前記植物支持壁2にもツル植物等の植生による立壁が形成されるようになっている。
前記植物伸長路1は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁3により構成されており、前記植物支持壁2は、この実施例では格子状の金網で構成されている。
そして、植物伸長路1における前記誘導壁3は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成していて、前記植物支持壁2は誘導壁3の開口部に張設されている。
前記誘導壁3は基板4とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部5とを具えており、該実施例において、前記基板4は、補強筋埋設用の中空部4aが長手方向に形成されたセメント成形板が使用され、また前記見切り縁部5はセメント成形板(基板)4の両端に設けられた断面L字状の部材で構成されている。
そして、凹空間を形成する前記誘導壁3の前記セメント成形板(基板)4の一面には植物根の付着を容易にするための複数の凸部としての突条4bが長手方向に複数交互に形成され、結果として複数の凹凸部が形成されている。 そして、セメント成形板(基板)4において、側端の一方には凸状部4cが、側端の他方には前記凸状部4cが嵌合できる凹状部4dがそれぞれ形成されていて、後述のようにセメント成形板(基板)4を横方向に連設するとともに、立壁状植栽装置Aにおいて、例えば、前記植物伸長路1には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁2には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽して、壁面緑化構造を容易に構築できるようになっている。 吸着根型ツル植物は自着根を派生させて特にコーナー部において繁茂伸長する性質があるが、該実施例にあっては、植物伸長路1内のセメント成形板(基板)4の一面には前記のように複数の凹凸部が形成されて、いわば多数のコーナー部が現出している状況にあるから、吸着根型ツル植物はこれらのコーナー部分を利用して順調に上方に伸長していくことになる。 また、巻きツル型ツル植物は、巻きヒゲ、巻きツルを発生させて伸長するから金網で構成される前記植物支持壁2を支障なく登攀することになる。
図5は、図3および図4に示す立壁状植栽装置Aを連設して構築される壁面緑化構造Bを示す斜視図である。この壁面緑化構造Bは、構築物の壁面等に沿って設置しても、また構築物の壁面に替えて立壁状植栽装置Aを連設して構築してもよい。 なお、図5において、左方の立壁状植栽装置Aでは、図示を容易にするため、本来であれば一対の見切り縁部(断面L字状の部材)5間に張設されている植物支持壁(金網)2は省略してある。 さらに、右方の立壁状植栽装置Aでは、同様の理由で植物支持壁(金網)2のみならず、一対の見切り縁部(断面L字状の部材)5の図示をも省略してある。
図5に示す実施例に係る壁面緑化構造Bを構成する立壁状植栽装置Aの構成は、図4に示す前述の立壁状植栽装置Aと全く同じであり、重複説明は省略する。この実施例において、立壁状植栽装置A、Aは、凸状部4cを凹状部4dに嵌合して連設されており、嵌合部分にはシーリングSが施されている。 また、壁面緑化構造Bの下部足元には植栽する植物、すなわちこの実施例では、常緑タイプの吸着根型ツル植物ならびに落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するための土壌部6が設置されている。吸着根型ツル植物は、植生には凹凸などなんらかの足がかりを要するから、見切り縁部(断面L字状の部材)5を超えて繁茂することはなく、また、巻きツル型ツル植物も巻きつきの支持部を要するから、これも植物支持壁(金網)2を超えることはない。 したがって、立壁状植栽装置A、Aの連結部は植物の葉により覆われることがなく常時露出しているから、凸状部4cと凹状部4dとの嵌合部分のシーリングの維持管理などの整備は容易になすことができる。
図6は、植物が繁茂した状態を示す壁面構造Bまたはこれを構成する立壁状植栽装置Aの一部切欠縦断面図である。吸着根型ツル植物は前記植物伸長路1内を伸長繁茂し、また、巻きツル型ツル植物は植物支持壁(金網)2に巻きヒゲ、巻きツルを発生させて巻きついて繁茂している。また、前述のように、吸着根型ツル植物は、植生には凹凸などなんらかの足がかりを要するから、見切り縁部(断面L字状の部材)5を超えて繁茂することはなく、また、巻きツル型ツル植物も巻きつきの支持部を要するから、これも植物支持壁(金網)2を超えることはなく、それぞれの植物は、植物伸長路1、植物支持壁(金網)2の領域内に整然と規制されている。
立壁状植栽装置Aの1実施例を示す横断面図である。 図1に示す立壁状植栽装置の誘導壁3の他の実施例を示す図である。 それぞれ立壁状植栽装置の他の実施例を示す平面図である。 立壁状植栽装置の他の実施例を示す一部切欠斜視図である。 図3および図4に示す立壁状植栽装置Aを連設して構築される壁面緑化構造Bを示す斜視図である。 植物が繁茂した状態を示す壁面構造Bまたはこれを構成する立壁状植栽装置Aの一部切欠縦断面図である。
A........立壁状植栽装置
B........壁面緑化構造
1........植物伸長路
2........植物支持壁
3........誘導壁
4........基板
4b.......凹凸部(突条)
5........見切り縁部
6........土壌部
本願発明は、建造物の壁面に沿って設置し、あるいは例えば、高速道路の壁面に構築する等、さまざまな利用が可能な立壁状植栽装置と、これを用いた壁面緑化構造に関するものである。
景観の向上と、いわゆるヒートアイランド現象の緩和策として建造物の屋上のみならず、今日では、壁面の緑化が提唱され、この壁面緑化のための様々な技術が提供されている。
壁面を緑化した場合、壁面からの日射熱の伝達量を軽減することで、建物内部に構成された居住空間の上昇温度を低減させることが可能となり、冷房負荷を軽減することが出来る。従って、建物の壁面緑化を実現することは、ヒートアイランド現象の緩和に寄与することになる。 また、壁面の緑化は無機質な壁面をヒトの眼に優しい景観に変えて自然の和みをあたえてくれる。
壁面緑化技術の一例として、金属材などで形成された10cm程度の格子を有するネッ
トを壁面から離して取り付け、このネットに沿ってワイヤーなどを垂直方向に設けて蔓性植物を登坂させるようにしていた。この場合、植物の支持体が格子状ネットと直立するワイヤーであるため、登坂適性を有する植物には大幅な制限があった。
また、他の壁面緑化技術として、壁面に、椰子殻繊維などのシートと金属ネットを組み合わせたマットを直接貼付し、蔓性植物や付着根タイプの植物を植生させるシステムもあるが、マットの耐久性、マットの彩色、壁面の通気性、壁面の汚染などの問題が発生する。
なお、本願発明と関連する技術が次の文献において開示されている。

特開2005−278042号公報 特開2005−261208号公報 特開2005−160381号公報 特開2005−143406号公報 特開2004−283070号公報 特開2004−248550号公報 特開2002−335765号公報 特開2002−97653号公報 特開平06−261633号公報 特開平09−252654号公報
植物を上方に伸長繁茂させる必要のある壁面緑化において、多く利用されるツル植物は、根付きの態様から、概ね2種類に大別される。 すなわち、その一方は吸着型であり、他方は巻きツル型である。吸着型は、幹から派生する付着根をその近傍の諸処に自着させつつ伸長繁茂し、巻きツル型は、なんらかの支持体に派生根を巻きつけ、あるいは自身が巻きつきながら伸長繁茂する。 したがって、前記両タイプの根付き特性に適した植栽環境を実現できれば、多彩な植物により深みのある重層的な植物層を壁面状に形成できるが、これまでこのような技術は実現されていない。
本願発明は、植物の登坂、自立が容易で、広範囲にわたる植物に適応できる新規な壁面緑化技術を提供して、設置の容易性、コストの低廉性、メンテナンスの容易性等を実現することを目的としている。
本願発明は、植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路とこの植物伸長路の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁とを具え、前記植物伸長路には植生による柱状部を、また前記植物支持壁には植生による立壁を形成するようにした立壁状植栽装置であって、前記植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁により構成されてなり、前記植物支持壁は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成し、植物伸長路における前記誘導壁は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁は誘導壁の前記開口部に張設し、前記凹空間は、表面に植物根の付着を容易にするために複数の凸部を形成した基板とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部とを具えるとともに、前記基板は中空部が長手方向に形成されたセメント成形板で構成され、前記見切り縁部はセメント成形板の両端に設けられた断面L字状の部材で構成するとともに、前記基板の凹空間側の表面には付着根植物の自着を容易にする凹凸部を形成し、この凹凸部は粒体を含有する塗料の塗布により形成した立壁状植栽装置を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。
また、上記の立壁状植栽装置において、前記セメント成形板における前記中空部は独立した複数の中空部で構成することがある。
さらに、段落0007又は0008記載の立壁状植栽装置において、セメント成形板の側端の一方には凸状部を形成するとともに、側端の他方には前記凸状部が嵌合できる凹状部を形成してセメント成形板を横方向に連設できるように構成することがある。
本願発明は、次のような効果を奏する。
(1) 建物や道路の遮音壁など構築物の内外において、迅速容易に壁面を緑化できる。
(2) 大掛かりな工事を要しないので設置コスト、管理コストあるいは撤去コストも低廉である。
(3) 本願発明では、立壁状植栽装置をもって構築物の壁面を構成できる。
(4) 立壁状植栽装置相互の連結部には植物が繁茂しないので、連結部分のメンテナンスが容易である。
(5) 広い範囲の植物に対応できる。特に、従来技術では登攀できなかった蔓性植物、付着根植物を植栽することができる。
立壁状植栽装置において、植物伸長路としての植物誘導壁は、セメント成形板、金属材又は樹脂材で形成し、その断面形状は、両端壁部とこれに挟まれる壁部すなわち凹空間で植物を囲繞しその進行方向を上方に誘導できるので半円、半楕円形状、凹形状が好ましいが、平板状でも、両端に側壁を立設してこれらに挟まれる壁部すなわち凹空間で植物を囲繞その進行方向を上方に誘導できる。
立壁状植栽装置において、植物誘導壁を例えば平板状部材で構成するときは、縦横が所定の寸法で製造されている中空部を有するセメント成形による建材の使用が好適である。 このような建材は、強度保持のために長手方向に複数の凸条が形成されているから、この凸条の存在は付着根タイプのツル植物の上方への登攀を促進する。
この立壁状植栽装置に植栽する植物は、基本的にはツル植物が適している。つる植物は大きく分けて、巻きつる型植物と吸着型植物に分かれる。本願の立壁状植栽装置において、上下方向に立設される植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に誘導する制御壁を有しおり、植物は四方の制御壁への当接を繰り返す結果、上方への進出を誘導されるので、植物の種類に特には限定されないが、植物伸長路の内壁部への定着性の見地から、吸着型植物が好ましく、特に常緑性を有するヘデラ・カナリエンシスやヘデラ・へリックス等のヘデラ類が適しており、これらは耐暑性も高く屋内、屋外の設置に最も適している。 そして、植物支持壁には巻きツルタイプのスイカズラ、ノウゼンカズラ、エビツルなどを植生させるのが好ましい。
上下方向に立設される植物伸長路としての植物誘導壁の内壁には前記植物、特にヘデラ類の付着根の自着を容易にするため凹凸部を形成する。この凹凸部は、材料自体に凹凸部を形成しても良いが、内壁に粒体を含有する塗料を塗布して形成することも可能である。そして、植物誘導壁の内壁にはさらに、通気口を設けて、付着する植物の根焼けを防止するようにしてもよい。
本願に係る壁面緑化構造は、前記立壁状植栽装置を建造物の壁面に沿って設置し、あるいは構築物の壁面を立壁状植栽装置により代替して構成される。
なお、立壁状植栽装置の植物伸長路には常緑性の吸着根タイプの植物を植栽する一方、植物支持壁には落葉性の巻きツルタイプのツル植物を植栽するようにすれば、冬季の落葉時には植物支持壁を通して、植物伸長路において日差しが得られるなどの効果がある。
図面に基づいて本願発明の実施例を説明する。 図1は、立壁状植栽装置Aの1実施例を示す横断面図であり、立壁状植栽装置Aは植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路1とこの植物伸長路1の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁2とを具え、前記植物伸長路1には植生による柱状部を、また前記植物支持壁2には植生による立壁を形成するように構成され、前記植物伸長路1は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁3により構成されてなり、前記植物支持壁2は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成されている。そして前記誘導壁3は平板状の基板4とこの基板4の両端部に固着された断面L字形状の見切り縁部5により構成されている。この見切り縁部は誘導壁内の植物の外部への進出を防止するために設けられている、
前述のように、植物伸長路1における前記誘導壁3は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁2は誘導壁3の開口部に張設されている。植物伸長路1の前記凹空間には常緑性の吸着根タイプの植物を植栽する一方、植物支持壁2には落葉性の巻きツルタイプのツル植物を植栽される。
図2は、誘導壁3の他の実施例を示す図である。図2の(a)に示す実施例では、基板4は断面半円形状に形成され、その両端部には内側に突出する見切り縁部5が一体に形成されている。また、図2の(b)に示す実施例では、基板4は断面Π形状に形成され、その開口部の両端部には内側に突出する見切り縁部5が一体に形成されている。 なお、いずれの場合にも、一対の見切り縁部5間には格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成される前記植物支持壁2が張設されることになる。
図3、図4は、それぞれ立壁状植栽装置の他の実施例を示す平面図ならびに一部切欠斜視図である。 図において、Aは立壁状植栽装置であり、植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路1とこの植物伸長路1の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁2とを具え、前記植物伸長路1にはツル植物等の植生による柱状部が、また前記植物支持壁2にもツル植物等の植生による立壁が形成されるようになっている。
前記植物伸長路1は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁3により構成されており、前記植物支持壁2は、この実施例では格子状の金網で構成されている。
そして、植物伸長路1における前記誘導壁3は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成していて、前記植物支持壁2は誘導壁3の開口部に張設されている。
前記誘導壁3は基板4とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部5とを具えており、該実施例において、前記基板4は、補強筋埋設用の中空部4aが長手方向に形成されたセメント成形板が使用され、また前記見切り縁部5はセメント成形板(基板)4の両端に設けられた断面L字状の部材で構成されている。
そして、凹空間を形成する前記誘導壁3の前記セメント成形板(基板)4の一面には植物根の付着を容易にするための複数の凸部としての突条4bが長手方向に複数交互に形成され、結果として複数の凹凸部が形成されている。 そして、セメント成形板(基板)4において、側端の一方には凸状部4cが、側端の他方には前記凸状部4cが嵌合できる凹状部4dがそれぞれ形成されていて、後述のようにセメント成形板(基板)4を横方向に連設するとともに、立壁状植栽装置Aにおいて、例えば、前記植物伸長路1には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁2には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽して、壁面緑化構造を容易に構築できるようになっている。 吸着根型ツル植物は自着根を派生させて特にコーナー部において繁茂伸長する性質があるが、該実施例にあっては、植物伸長路1内のセメント成形板(基板)4の一面には前記のように複数の凹凸部が形成されて、いわば多数のコーナー部が現出している状況にあるから、吸着根型ツル植物はこれらのコーナー部分を利用して順調に上方に伸長していくことになる。 また、巻きツル型ツル植物は、巻きヒゲ、巻きツルを発生させて伸長するから金網で構成される前記植物支持壁2を支障なく登攀することになる。
図5は、図3および図4に示す立壁状植栽装置Aを連設して構築される壁面緑化構造Bを示す斜視図である。この壁面緑化構造Bは、構築物の壁面等に沿って設置しても、また構築物の壁面に替えて立壁状植栽装置Aを連設して構築してもよい。 なお、図5において、左方の立壁状植栽装置Aでは、図示を容易にするため、本来であれば一対の見切り縁部(断面L字状の部材)5間に張設されている植物支持壁(金網)2は省略してある。 さらに、右方の立壁状植栽装置Aでは、同様の理由で植物支持壁(金網)2のみならず、一対の見切り縁部(断面L字状の部材)5の図示をも省略してある。
図5に示す実施例に係る壁面緑化構造Bを構成する立壁状植栽装置Aの構成は、図4に示す前述の立壁状植栽装置Aと全く同じであり、重複説明は省略する。この実施例において、立壁状植栽装置A、Aは、凸状部4cを凹状部4dに嵌合して連設されており、嵌合部分にはシーリングSが施されている。 また、壁面緑化構造Bの下部足元には植栽する植物、すなわちこの実施例では、常緑タイプの吸着根型ツル植物ならびに落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するための土壌部6が設置されている。吸着根型ツル植物は、植生には凹凸などなんらかの足がかりを要するから、見切り縁部(断面L字状の部材)5を超えて繁茂することはなく、また、巻きツル型ツル植物も巻きつきの支持部を要するから、これも植物支持壁(金網)2を超えることはない。 したがって、立壁状植栽装置A、Aの連結部は植物の葉により覆われることがなく常時露出しているから、凸状部4cと凹状部4dとの嵌合部分のシーリングの維持管理などの整備は容易になすことができる。
図6は、植物が繁茂した状態を示す壁面構造Bまたはこれを構成する立壁状植栽装置Aの一部切欠縦断面図である。吸着根型ツル植物は前記植物伸長路1内を伸長繁茂し、また、巻きツル型ツル植物は植物支持壁(金網)2に巻きヒゲ、巻きツルを発生させて巻きついて繁茂している。また、前述のように、吸着根型ツル植物は、植生には凹凸などなんらかの足がかりを要するから、見切り縁部(断面L字状の部材)5を超えて繁茂することはなく、また、巻きツル型ツル植物も巻きつきの支持部を要するから、これも植物支持壁(金網)2を超えることはなく、それぞれの植物は、植物伸長路1、植物支持壁(金網)2の領域内に整然と規制されている。
立壁状植栽装置Aの1実施例を示す横断面図である。 図1に示す立壁状植栽装置の誘導壁3の他の実施例を示す図である。 それぞれ立壁状植栽装置の他の実施例を示す平面図である。 立壁状植栽装置の他の実施例を示す一部切欠斜視図である。 図3および図4に示す立壁状植栽装置Aを連設して構築される壁面緑化構造Bを示す斜視図である。 植物が繁茂した状態を示す壁面構造Bまたはこれを構成する立壁状植栽装置Aの一部切欠縦断面図である。
A........立壁状植栽装置
B........壁面緑化構造
1........植物伸長路
2........植物支持壁
3........誘導壁
4........基板
4b.......凹凸部(突条)
5........見切り縁部
6........土壌部

Claims (10)

  1. 植物の上方向への生育を幇助する植物伸長路とこの植物伸長路の前面に張設され植物の展張繁茂を可能とする植物支持壁とを具え、前記植物伸長路には植生による柱状部を、また前記植物支持壁には植生による立壁を形成するようにした立壁状植栽装置であって、前記植物伸長路は植物を囲繞しその進行方向を上方に収束規制する誘導壁により構成されてなり、前記植物支持壁は格子又はメッシュ状その他の多孔体で構成したことを特徴とする立壁状植栽装置。
  2. 請求項1記載の立壁状植栽装置において、植物伸長路における前記誘導壁は前面開口して上下方向に伸びる凹空間を形成してなり、前記植物支持壁は誘導壁の開口部に張設したことを特徴とする立壁状植栽装置。
  3. 請求項2記載の立壁状植栽装置において、前記凹空間は基板とその両端に設けられ誘導壁内の植物の外部への進出を防止するための見切り縁部とを具えたことを特徴とする立壁状植栽装置。
  4. 請求項2又は3記載の立壁状植栽装置において、凹空間の前記基板の表面には植物根の付着を容易にするために複数の凸部を形成したことを特徴とする立壁状植栽装置。
  5. 請求項4記載の立壁状植栽装置において、前記基板の表面に形成される前記凸部は、基板に上下方向に形成される複数の突条としたことを特徴とする立壁状植栽装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の立壁状植栽装置において、前記植物伸長路には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するようにしたことを特徴とする立壁状植栽装置。
  7. 構築物壁面に沿って、請求項1ないし請求項5いずれか記載の立壁状植栽装置を連設構築してなることを特徴とする壁面緑化構造。
  8. 構築物の壁面を、請求項1ないし請求項5いずれか記載の立壁状植栽装置を連設構築して構成したことを特徴とする壁面緑化構造。
  9. 請求項6又は7記載の壁面緑化構造において、凹空間の前記基板の両側端には凸部またはこの凸部の嵌合する凹部を形成し、これら凸部と凹部とを嵌合しシーリングを施して立壁状植栽装置を連設構築したことを特徴とする壁面緑化構造。
  10. 請求項7ないし9いずれか記載の壁面緑化構造において、前記植物伸長路には常緑タイプの吸着根型ツル植物を、前記植物支持壁には落葉タイプの巻きツル型ツル植物を植栽するようにしたことを特徴とする壁面緑化構造。
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