JP2008079519A - 壁面緑化構造 - Google Patents

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【課題】季節の変化に対して好適に対応できるとともに、壁面を緑化する植物の変更を簡単に行うことが可能な壁面緑化構造を提供することを目的とする。
【解決手段】垂直面または傾斜面からなる壁面1を緑化してなる壁面緑化構造であって、植物を絡ませるための緑化用ネット2が、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして複数配置されており、これら複数の緑化用ネット2,2には、それぞれ異なる性質の植物3,4が絡んでいることを特徴とする。これにより、各緑化用ネットにそれぞれ異なる性質の植物を生育させて管理できるので、季節の変化に対して好適に対応できるとともに、壁面を緑化する植物の変更を簡単に行うことが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、垂直面または傾斜面からなる壁面を緑化する壁面緑化構造に関する。
近年、都市部には建物が増え、代わりに自然木が減りつつある。このような中、植樹等緑化植物により、気温、湿度、日照日射の調整といった物理的環境調整効果を得るとともに、景観の問題解消、視覚的効果といった心理的な効果を目的としたものも含み緑化が盛んに行われている。
この緑化に建物の壁面の緑化を行う、壁面緑化がある。従来、このような壁面緑化を行う方法、工法として、例えば建物の下部や上部に蔓性植物を植栽し、自然生長伸長により壁面を覆う方法や、特許文献1に開示されている植物育成のための土壌等を収納する収納体と該収納体より生育する植物を保持する保持体とからなるパネルを壁面に設置する工法等が知られている。
特開平10−313692号公報
ところが、従来の方法や工法では、季節の変化に対して効果的に対応できない場合があった。すなわち、上述のような保持体に絡ませる植物を、例えば、落葉性のものとした場合は、冬場には葉が枯れ落ち、絡み合った蔓や枝の間から建物の壁面がむき出しになってしまい、特に夜間の保温効果を得ることができない。
また、デザイン性の向上のため、上述のような保持体に複数種類の植物を絡ませる場合がある。しかしながら、一旦生育した植物を季節や趣向によって変更したいという要望があった場合には、絡み合った複数の植物どうしを解きほぐしたり、これら複数種類の植物全てを取り除いたりしなければならず、手間がかかるとともに新しい植物が再度生育するまでに時間もかかる。このため、壁面を緑化する植物の変更を簡単に行うことができるような技術の開発が望まれていた。
本発明の課題は、季節の変化に対して好適に対応できるとともに、壁面を緑化する植物の変更を簡単に行うことが可能な壁面緑化構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、垂直面または傾斜面からなる壁面1を緑化してなる壁面緑化構造であって、植物を絡ませるための緑化用ネット2が、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして複数配置されており、これら複数の緑化用ネット2,2には、それぞれ異なる性質の植物3,4が絡んでいることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、各緑化用ネット2にそれぞれ異なる性質の植物3,4を生育させて管理できるので、各緑化用ネット2に絡ませる植物の種類を適宜選択することで、従来とは異なり、季節の変化に対して好適に対応することができる。
また、このように各緑化用ネット2にそれぞれ異なる性質の植物3,4を生育させて管理でき、互いに対向するようにして配置されているので、生育した植物を季節や趣向によって変更したいという要望があった場合に、変更したい緑化用ネット2だけを適宜変更することができる。これによって、従来とは異なり、絡み合った複数の植物どうしを解きほぐしたり、これら複数種類の植物全てを取り除いたり等の手間や時間を省くことができるので、壁面1を緑化する植物の変更を簡単に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図2に示すように、請求項1に記載の壁面緑化構造において、
前記複数の緑化用ネット2,2のうち、少なくとも1枚の緑化用ネット2には常緑性の植物3が絡んでおり、少なくとも1枚の緑化用ネット2には落葉性の植物4が絡んでいることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数の緑化用ネット2,2のうち、少なくとも1枚の緑化用ネット2には常緑性の植物3が絡んでおり、少なくとも1枚の緑化用ネット2には落葉性の植物4が絡んでいるので、季節の変化に対してより好適に対応することができる。
すなわち、このように複数の緑化用ネット2,2に常緑性の植物3と落葉性の植物4とを用いることによって、例えば夏場においては、常緑性の植物3および落葉性の植物4の双方ともに葉が生い茂ることとなる。これにより、強い日射を確実に遮ることができるとともに、壁面1と植物との間の空気層が緩衝帯の働きをして壁面1への熱の伝達を防止できるので、建物の外壁表面温度の上昇を防ぎ、さらには室内側の温度上昇も防ぐことができる。
一方、冬場においては、落葉性の植物4は葉が枯れ落ち、常緑性の植物3は葉が残ることとなる。これにより、日中は、日射が落葉性の植物4の葉が落ちた隙間から壁面1まで届くようになるので、建物の外壁表面温度を上昇させ、さらに室内側の温度も上昇させることができる。また、夜間は、枯れずに残った常緑性の植物3によって壁面1がむき出しになることを防ぐことができるので保温に効果がある。
請求項3に記載の発明は、例えば図3に示すように、請求項1または2に記載の壁面緑化構造において、
前記壁面1の前方に立設されるフレーム構造体5に前記複数の緑化用ネット2,2が張設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記壁面1の前方に立設されるフレーム構造体5に前記複数の緑化用ネット2,2が張設されているので、これら複数の緑化用ネット2,2を、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして確実に配置することができる。
また、前記フレーム構造体5に対して前記複数の緑化用ネット2,2を張設するだけで壁面緑化を容易に行うことができるので、施工性の向上が可能となる。
請求項4に記載の発明は、例えば図4に示すように、請求項1または2に記載の壁面緑化構造において、
前記壁面1の上部に突設される上側取付部6と、前記壁面1の下部に突設される下側取付部7との間に前記複数の緑化用ネット2,2が張設されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記壁面1の上部に突設される上側取付部6と、前記壁面1の下部に突設される下側取付部7との間に前記複数の緑化用ネット2,2が張設されているので、これら複数の緑化用ネット2,2を、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして確実に配置することができる。
また、前記上側取付部6および下側取付部7に対して前記複数の緑化用ネット2,2を張設するだけで壁面緑化を容易に行うことができるので、施工性の向上が可能となる。
請求項5に記載の発明は、例えば図3〜図7に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の壁面緑化構造において、
前記複数の緑化用ネット2,2よりも上方もしくは下方に、土壌8a(9a)等を収納するための収納体8(9,10)が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記複数の緑化用ネット2,2よりも上方もしくは下方に、土壌8a(9a)等を収納するための収納体8(9,10)が設けられているので、植物を、前記収納体8(9,10)に収納された土壌8a(9a)に植栽するとともに緑化用ネット2に絡ませることで、確実に生育させることができる。
また、前記複数の緑化用ネット2,2よりも上方に収納体8(9,10)を設けた場合は、下垂性の植物を生育させることができ、前記複数の緑化用ネット2,2よりも下方に収納体8(9,10)を設けた場合は、登攀性の植物を生育させることができる。
本発明によれば、各緑化用ネットにそれぞれ異なる性質の植物を生育させて管理できるので、各緑化用ネットに絡ませる植物の種類を適宜選択することで、従来とは異なり、季節の変化に対して好適に対応することができる。
また、このように各緑化用ネットにそれぞれ異なる性質の植物を生育させて管理でき、互いに対向するようにして配置されているので、生育した植物を季節や趣向によって変更したいという要望があった場合に、変更したい緑化用ネットだけを適宜変更することができる。これによって、従来とは異なり、絡み合った複数の植物どうしを解きほぐしたり、これら複数種類の植物全てを取り除いたり等の手間や時間を省くことができるので、壁面を緑化する植物の変更を簡単に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の壁面緑化構造は、図1〜図5に示すように、垂直面または傾斜面からなる壁面1を緑化してなり、植物を絡ませるための緑化用ネット2が、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして複数配置されており、これら複数の緑化用ネット2,2には、それぞれ異なる性質の植物3,4が絡んでいる。
なお、本実施の形態の壁面緑化構造は、住宅等の建物を始め、マンションやアパート、店舗等の中・低層建物の壁面を緑化する際に用いられるものである。また、このように本実施の形態においては比較的低層の建物の壁面を緑化する際に用いるものとしたが、これに限られず、高層建物の壁面や堤防、土手など様々な建築物や構造物の壁面を緑化する際に用いることができる。
前記緑化用ネット2は、図1に示すように、金属のワイヤーによって四角枠状に形成されたフレーム部2aと、このフレーム部2aに使用されるワイヤーよりも細いワイヤーを縦横に配すことによって形成されるメッシュ部2bとを備えている。
このメッシュ部2bのメッシュの大きさや形は任意であり、蔓の絡み方の違い、蔓の太さ等、絡ませる植物の種類や性質に合わせて適宜選択することが好ましい。
また、緑化に用いる植物としては、蔓性のものが好ましく、例えば、ヘデラ・へリックスや、テイカカズラ、フジ、ブドウ、ツルバラ、クレマチス、ナツヅタ、セイヨウキヅタ等、様々なものが挙げられる。また、緑化に用いる植物の性質としては、例えば、常緑性のものや落葉性のもの、下垂性、登攀性、単年草、耐寒性、耐陰性、耐暑性等、様々なものが挙げられる。なお、壁面緑化に用いられる植物は、ここに挙げただけでなく、その他にも種々のものがあることは言うまでもない。
本実施の形態においては、図1および図2に示すように、2枚の緑化用ネット2,2を用いるとともに、これら2枚の緑化用ネット2,2のうち、1枚の緑化用ネット2には常緑性の植物3が絡んでおり、1枚の緑化用ネット2には落葉性の植物4が絡んだ状態となっている。
この時、どちらの緑化用ネット2を壁面1側に配置するか等は任意であるが、例えば、植物の種類によって、成長に際してより太陽光を必要としたり、耐寒性や耐暑性が低かったり等、植物の性質を考慮することが望ましい。
そして、このように複数の緑化用ネット2,2のうち、少なくとも1枚の緑化用ネット2には常緑性の植物3が絡んでおり、少なくとも1枚の緑化用ネット2には落葉性の植物4が絡んでいることによって、季節の変化に対して好適に対応することが可能となっている。
すなわち、このように複数の緑化用ネット2,2に常緑性の植物3と落葉性の植物4とを用いることによって、例えば夏場においては、常緑性の植物3および落葉性の植物4の双方ともに葉が生い茂ることとなる。これにより、強い日射を確実に遮ることができるとともに、壁面1と植物との間の空気層が緩衝帯の働きをして壁面1への熱の伝達を防止できるので、建物の外壁表面温度の上昇を防ぎ、さらには室内側の温度上昇も防ぐことができる。
一方、冬場においては、落葉性の植物4は葉が枯れ落ち、常緑性の植物3は葉が残ることとなる。これにより、日中は、日射が落葉性の植物4の葉が落ちた隙間から壁面1まで届くようになるので、建物の外壁表面温度を上昇させ、さらに室内側の温度も上昇させることができる。また、夜間は、枯れずに残った常緑性の植物3によって壁面1がむき出しになることを防ぐことができるので保温に効果がある。
また、春には新緑を、秋には紅葉を楽しむことができ、各季節によって葉の量も変動するので、四季の変化に対して好適に対応することが可能となっている。また、植物を野菜や果物とすることで収穫を楽しむこともできる。
なお、対向する緑化用ネット2,2間の距離は任意であるが、例えば大きく成長する植物を絡ませた緑化用ネットどうしは、極力、植物どうしが絡み合わないように比較的距離を大きくとることが好ましい。一方、大きく成長しない植物を絡ませた緑化用ネットどうしは、比較的距離を小さくとるようにしても良い。
次に、以上のような複数の緑化用ネット2,2を壁面1の前方に配置する際の態様について、図面を参照して説明する。
図3は、前記壁面1の前方に立設されたフレーム構造体5に前記複数の緑化用ネット2,2が張設された状態を示している。
このフレーム構造体5は、上下に起立する複数の支柱5aと、これら支柱5aの上端部および下端部において支柱5a間に架設される複数の架材5b,5cとを備えており、これら複数の支柱5aと複数の架材5b,5cとは例えば溶接等によって接合されている。また、このフレーム構造体5は壁面1の幅方向に沿って複数配置されている。
一方、このフレーム構造体5の下部には、図6に示すように、土壌8a等を収納するための収納体8が設けられている。前記複数の緑化用ネット2,2は、この収納体8よりも上方に位置することとなり、収納体8には登攀性の植物が植栽されることとなる。
そして、このように前記複数の緑化用ネット2,2よりも下方に収納体8が設けられることで、植物を前記収納体8に収納された土壌8aに植栽するとともに緑化用ネット2に絡ませることができるので、植物を確実に生育させることができる。
なお、前記収納体8には、土壌8aをそのまま収納する他に、プランター(図示せず)に土壌を入れて、このプランターを前記収納体8に収納するようにしても良い。また、収納体8には、土壌8aだけでなく、例えば植物に水を注ぐための潅水装置(図示せず)を収納するようにしても良い。
また、このフレーム構造体5は、前記複数の緑化用ネット2,2が適正に張設された際に、これら緑化用ネット2が前記壁面1に対して正確に対向するような位置に立設配置されるようになっている。
さらに、前記壁面1とフレーム構造体5との間の距離は任意であるが、壁面緑化を行うことを考慮して、あまり大きく距離をとらないことが好ましい。
そして、以上のように前記壁面1の前方に立設されるフレーム構造体5に前記複数の緑化用ネット2,2が張設されることによって、これら複数の緑化用ネット2,2を、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして確実に配置することができるようになっている。
また、前記フレーム構造体5に対して前記複数の緑化用ネット2,2を張設するだけで壁面緑化を容易に行うことができるので、施工性の向上が可能となる。
続いて、図4は、前記壁面1の上部に突設される上側取付部6と、前記壁面1の下部に突設される下側取付部7との間に前記複数の緑化用ネット2,2が張設された状態を示している。
前記上側取付部6および下側取付部7は、壁面1から突設された2本のブラケット6a,6a,7a,7aと、これらブラケット6a,6a,7a,7a間に架設される梯子状の支持部6b,7bとをそれぞれ備えており、これらブラケット6a,6a,7a,7aと支持部6b,7bとは例えば溶接等によって接合されている。また、これら上側取付部6および下側取付部7は壁面1の幅方向に沿って複数配置されている。
一方、前記上側取付部6の上方には、図7に示すように、土壌9a等を収納するための収納体9が設けられている。前記複数の緑化用ネット2,2は、この収納体9よりも下方に位置することとなり、収納体9には下垂性の植物が植栽されることとなる。
そして、このように前記複数の緑化用ネット2,2よりも上方に収納体9が設けられることで、植物を前記収納体9に収納された土壌9aに植栽するとともに緑化用ネット2に絡ませることができるので、植物を確実に生育させることができる。
なお、前記収納体9には、土壌9aが入れられたプランター9bが収納されており、収納体9とプランター9bとの隙間から植物の蔓が下垂するようになっている。
そして、以上のように前記壁面1の上部に突設される上側取付部6と、前記壁面1の下部に突設される下側取付部7との間に前記複数の緑化用ネット2,2が張設されることによって、これら複数の緑化用ネット2,2を、前記壁面1の前方に、この壁面1に対向するとともに、互いに対向するようにして確実に配置することができるようになっている。
また、前記上側取付部6および下側取付部7に対して前記複数の緑化用ネット2,2を張設するだけで壁面緑化を容易に行うことができるので、施工性の向上が可能となる。
次に、図5は、前記壁面1に、土壌(図示せず)等を収納するための収納体10が取付固定され、この収納体10の上方および下方に複数の緑化用ネット2,2が設けられた状態を示している。
すなわち、壁面緑化部分が高い位置と低い位置とに設けられ、これら高い位置の壁面緑化部分と、低い位置の壁面緑化部分との間に収納体10を設けた構成となっている。
なお、前記複数の緑化用ネット2,2は、壁面1に突設された複数のブラケット10aに引っ掛けられるようにして張設されている。
そして、このように収納体10を挟んで上下に壁面緑化部分が設けられているので、前記収納体10に登攀性の植物と下垂性の植物とを植栽することで、上下の壁面緑化部分の双方に植物を生育させることができるようになっている。
なお、本実施の形態においては、2枚の緑化用ネット2,2を用いることとしたが、これに限られるものではなく、図8に示すように、例えばメッシュの大きさや形状の異なる複数の緑化用ネット20,21,22,23等を用いても良く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施の形態によれば、各緑化用ネット2にそれぞれ異なる性質の植物3,4を生育させて管理できるので、各緑化用ネット2に絡ませる植物の種類を適宜選択することで、従来とは異なり、季節の変化に対して好適に対応することができる。
また、このように各緑化用ネット2にそれぞれ異なる性質の植物3,4を生育させて管理でき、互いに対向するようにして配置されているので、生育した植物を季節や趣向によって変更したいという要望があった場合に、変更したい緑化用ネット2だけを適宜変更することができる。これによって、従来とは異なり、絡み合った複数の植物どうしを解きほぐしたり、これら複数種類の植物全てを取り除いたり等の手間や時間を省くことができるので、壁面1を緑化する植物の変更を簡単に行うことができる。
複数の緑化用ネットの配置状態を示す斜視図である。 図1の複数の緑化用ネットに植物を絡ませた状態を示す斜視図である。 壁面の前方に立設されたフレーム構造体に複数の緑化用ネットが張設された状態を示す斜視図である。 壁面の上部に突設される上側取付部と、壁面の下部に突設される下側取付部との間に複数の緑化用ネットが張設された状態を示す斜視図である。 壁面に収納体が取付固定され、この収納体の上方および下方に複数の緑化用ネットが設けられた状態を示す斜視図である。 複数の緑化用ネットよりも下方に収納体が設けられたことを示す断面図である。 複数の緑化用ネットよりも上方に収納体が設けられたことを示す断面図である。 複数の緑化用ネットの配置状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 壁面
2 緑化用ネット

Claims (5)

  1. 垂直面または傾斜面からなる壁面を緑化してなる壁面緑化構造であって、植物を絡ませるための緑化用ネットが、前記壁面の前方に、この壁面に対向するとともに、互いに対向するようにして複数配置されており、これら複数の緑化用ネットには、それぞれ異なる性質の植物が絡んでいることを特徴とする壁面緑化構造。
  2. 請求項1に記載の壁面緑化構造において、
    前記複数の緑化用ネットのうち、少なくとも1枚の緑化用ネットには常緑性の植物が絡んでおり、少なくとも1枚の緑化用ネットには落葉性の植物が絡んでいることを特徴とする壁面緑化構造。
  3. 請求項1または2に記載の壁面緑化構造において、
    前記壁面の前方に立設されるフレーム構造体に前記複数の緑化用ネットが張設されていることを特徴とする壁面緑化構造。
  4. 請求項1または2に記載の壁面緑化構造において、
    前記壁面の上部に突設される上側取付部と、前記壁面の下部に突設される下側取付部との間に前記複数の緑化用ネットが張設されていることを特徴とする壁面緑化構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の壁面緑化構造において、
    前記複数の緑化用ネットよりも上方もしくは下方に、土壌等を収納するための収納体が設けられていることを特徴とする壁面緑化構造。
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