JP2010158928A - ハイブリッド車両のpm堆積量推定装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のpm堆積量推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両において、PM堆積量を精度良く推定可能なPM堆積量推定装置を提供する。
【解決手段】ハイブリッド車両のPM堆積量推定装置は、ハイブリッド車両における内燃機関の触媒のPM堆積量を推定する。始動制御手段は、特定の始動パターンに従ってモータジェネレータによって内燃機関をモータリングすることで、内燃機関を始動させる制御を行う。また、PM堆積量推定手段は、始動制御手段が制御を行っている際に、触媒の前後における差圧の履歴(触媒前後差圧履歴)に基づいてPM堆積量を推定する。こうすることで、触媒通過ガス量の履歴が同等の状態で、且つ、触媒通過ガス温度が安定した状態で、触媒前後差圧履歴を適切に用いてPM堆積量の推定を行うことができ、よって、PM堆積量の推定精度を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、触媒におけるPM堆積量を推定する技術分野に関する。
この種の技術が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1には、ディーゼルエンジンの運転状態から推定される都度の新気PM堆積量の累積値に基づいて、PM堆積量を推定することが提案されている。この他にも、触媒の前後差圧に基づいてPM堆積量を推定する技術が知られている。
特開2008−121588号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されたような技術では、触媒通過ガスの違いにより、PM堆積量の推定精度に誤差が生じる場合があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ハイブリッド車両において、PM堆積量を精度良く推定可能なPM堆積量推定装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関及びモータジェネレータを具備するハイブリッド車両に適用され、前記内燃機関の排気ガスを浄化する触媒におけるPM堆積量を推定するハイブリッド車両のPM堆積量推定装置は、前記内燃機関の始動要求時、特定の始動パターンに従って前記モータジェネレータによって前記内燃機関をモータリングすることで、前記内燃機関を始動させる制御を行う始動制御手段と、前記始動制御手段が前記制御を行っている際に、前記触媒の前後における差圧の履歴に基づいて、当該触媒のPM堆積量を推定するPM堆積量推定手段と、を備える。
上記のハイブリッド車両のPM堆積量推定装置は、ハイブリッド車両における内燃機関の触媒のPM堆積量を推定する。始動制御手段は、特定の始動パターンに従ってモータジェネレータによって内燃機関をモータリングすることで、内燃機関を始動させる制御を行う。また、PM堆積量推定手段は、始動制御手段が制御を行っている際に、触媒の前後における差圧の履歴(触媒前後差圧履歴)に基づいてPM堆積量を推定する。つまり、ハイブリッド車両のPM堆積量推定装置は、PM堆積量の推定を行う場合に、常に特定の始動パターンにて始動を行い、この際に得られる触媒前後差圧履歴に基づいてPM堆積量を推定する。
こうすることで、触媒通過ガス量の履歴が同等の状態で、且つ、触媒通過ガス温度が安定した状態で、触媒前後差圧履歴を適切に用いてPM堆積量の推定を行うことができる。よって、PM堆積量の推定精度を向上させることができる。つまり、PM堆積量の推定誤差を低減することができる。したがって、PM堆積量過多による温度上昇やPM再生頻度の増加による燃費悪化を適切に抑制することが可能となる。
上記のハイブリッド車両のPM堆積量推定装置の一態様では、前記始動制御手段が前記制御を行っている際に、前記触媒の前後における差圧の履歴に基づいて、前記触媒の異常判定を行う第1触媒異常判定手段と、前記第1触媒異常判定手段が前記触媒が異常であると判定した場合に、前記モータリングにおける回転数を、前記始動制御手段が前記特定の始動パターンにおいて設定する回転数よりも上昇させて、前記触媒の異常判定を更に行う第2触媒異常判定手段と、を備える。
この態様によれば、触媒通過ガス量が比較的多い領域で異常判定を行うことができる。よって、上記のようなPM堆積量の推定を適切に行っている際において、触媒の異常判定を精度良く行うことが可能となる。具体的には、触媒状態に影響されずにPM堆積量を推定することができ、且つ触媒異常判定を行うことができる。
上記のハイブリッド車両のPM堆積量推定装置の他の一態様では、前記PM堆積量推定手段は、前記始動制御手段が前記制御を行っている際に所定数だけ得られた前記差圧におけるばらつきが所定値以内でない場合、今回の始動時には前記PM堆積量の推定を行わずに、次回の始動時に前記PM堆積量の推定を再度行う。
この態様によれば、過剰なモータリングによるドライバビリティや燃費の悪化を抑制することが可能となる。
本実施形態に係るハイブリッド車両の概略構成図を示す。 エンジンの概略構成図を示す。 エンジンの始動パターンの具体例を示す図である。 本実施形態における制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本実施形態に係るハイブリッド車両のPM堆積量推定装置が適用されたハイブリッド車両の概略構成図を示す。なお、図中の破線矢印は、信号の入出力を示している。
ハイブリッド車両100は、主に、エンジン(内燃機関)1と、車軸2と、駆動輪3と、第1のモータジェネレータMG1と、第2のモータジェネレータMG2と、動力分割機構4と、インバータ5と、バッテリ6と、ECU(Electronic Control Unit)50と、を備える。
車軸2は、エンジン1及び第2のモータジェネレータMG2の動力を車輪3に伝達する動力伝達系の一部である。車輪3は、ハイブリッド車両100の車輪であり、説明の簡略化のため、図1では特に左右前輪のみが表示されている。エンジン1は、ディーゼルエンジンとして構成され、ハイブリッド車両100の主たる推進力を出力する動力源として機能する。エンジン1は、ECU50によって種々の制御が行われる。
第1のモータジェネレータMG1は、主としてバッテリ6を充電するための発電機、或いは第2のモータジェネレータMG2に電力を供給するための発電機として機能するように構成されており、エンジン1の出力により発電を行う。第2のモータジェネレータMG2は、例えば制動時(減速時)などにおいて回生ブレーキとして機能して、回生運動を行うことで電力を発生する。また、第2のモータジェネレータMG2は、主としてエンジン1の出力をアシスト(補助)する電動機として機能するように構成されている。これらのモータジェネレータMG1、MG2は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。動力分割機構4は、サンギヤやリングギヤなどを有して構成されるプラネタリギヤ(遊星歯車機構)に相当し、エンジン1の出力を第1のモータジェネレータMG1及び車軸2へ分配することが可能に構成されている。
インバータ5は、バッテリ6と、第1のモータジェネレータMG1及び第2のモータジェネレータMG2との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機である。例えば、インバータ5は、バッテリ6から取り出した直流電力を交流電力に変換して、或いは第1のモータジェネレータMG1によって発電された交流電力をそれぞれ第2のモータジェネレータMG2に供給すると共に、第1のモータジェネレータMG1によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ6に供給することが可能に構成されている。
バッテリ6は、第1のモータジェネレータMG1及び/又は第2のモータジェネレータMG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成されると共に、第1のモータジェネレータMG1及び/又は第2のモータジェネレータMG2が発電した電力を充電可能に構成された蓄電池である。
ECU50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、ハイブリッド車両100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。本実施形態では、主に、ECU50は、エンジン1の排気ガスを浄化する触媒におけるPM堆積量を推定するための制御・処理を行う。詳細は後述するが、ECU50は、本発明におけるハイブリッド車両のPM堆積量推定装置に相当し、始動制御手段やPM堆積量推定手段としてとして機能する。
図2は、図1に示したエンジン1の概略構成図を示す。図中の実線矢印はガスの流れを示している。
エンジン1は、主に、吸気通路11と、燃料噴射弁(インジェクタ)14aと、吸気弁14bと、排気弁14dと、気筒15aと、ピストン15cと、コンロッド15dと、排気通路16と、触媒17と、を有する。エンジン1は、ディーゼルエンジンに相当する。なお、図2においては、説明の便宜上、1つの気筒15aのみを示しているが、実際にはエンジン1は複数の気筒15aを有する。
吸気通路11には外部から導入された吸気(空気)が通過し、吸気通路11を通過した吸気は燃焼室15bに供給される。また、燃焼室15bには、燃料噴射弁14aによって噴射された燃料が供給される。燃料噴射弁14aは、上記したECU50によって制御され、ECU50から供給される制御信号に応じた燃料噴射量にて燃料噴射を行う。
更に、燃焼室15bには、吸気弁14bと排気弁14dとが設けられている。吸気弁14bは、開閉することによって、吸気通路11と燃焼室15bとの導通/遮断を制御する。排気弁14dは、開閉することによって、排気通路16と燃焼室15bとの導通/遮断を制御する。燃焼室15b内では、上記のように供給された吸気と燃料との混合気が燃焼される。この場合、燃焼によってピストン15cが往復運動し、当該往復運動がコンロッド15dを介してクランク軸(不図示)に伝達され、クランク軸が回転する。燃焼室15bでの燃焼により発生した排気ガスは、排気通路16より排出される。
排気通路16上には、排気ガスを浄化可能に構成された触媒17が設けられている。具体的には、触媒17は、排気ガス中のPMなどを捕捉可能に構成されたDPF(Diesel Particulate Filter)にて構成される。また、排気通路16上には、触媒17における上流側と下流側との圧力の差(以下、「触媒前後差圧」と呼ぶ。)を検出可能に構成された差圧センサ18が設けられている。差圧センサ18は、検出した触媒前後差圧に対応する検出信号をECU50に供給する。
[制御方法]
次に、本実施形態において、上記したECU50が行う制御方法について具体的に説明する。
本実施形態では、ECU50は、触媒17に対するPM再生の要否を判断するためなどに用いられる、触媒17のPM堆積量を推定するための制御を行う。具体的には、ECU50は、エンジン1の始動要求時において、エンジン1の要求出力によらずに、特定の始動パターンに従ってモータリングによりエンジン1を始動させ、このような始動を行った際に得られる触媒前後差圧における履歴(以下、「触媒前後差圧履歴」と呼ぶ。)に基づいて、触媒17のPM堆積量を推定する。つまり、ECU50は、PM堆積量の推定を行う場合に、常に特定の始動パターンにて始動を行い(具体的にはPM堆積量推定のための特定状態で始動を行い)、この際に得られる触媒前後差圧履歴に基づいてPM堆積量を推定する。
こうすることで、触媒通過ガス量の履歴が同等の状態で、且つ、触媒通過ガス温度が安定した状態で、触媒前後差圧履歴を適切に用いてPM堆積量の推定を行うことができる。よって、PM堆積量の推定精度を向上させることができる。したがって、PM堆積量過多による温度上昇(OT:Over Temperature)やPM再生頻度の増加による燃費悪化を適切に抑制することが可能となる。
なお、上記した特定の始動パターンとは、例えば、モータリングを所定時間行ってエンジン回転数を所定回転数まで上昇させて、エンジン1を始動させるといった起動パターンに相当する。また、触媒前後差圧履歴は、例えば、所定の周期にて触媒前後差圧を取得した場合における、所定数の触媒前後差圧の時系列データに相当する。
更に、本実施形態では、ECU50は、上記のようにPM堆積量の推定を行っている際に、触媒17の異常判定(劣化判定)を同時に行う。具体的には、ECU50は、特定の始動パターンに従ってエンジン1を始動させている際に触媒前後差圧履歴に基づいて触媒17の異常判定を行い、これにより触媒17の異常が検出された場合に、モータリングにおける回転数を、当該特定の始動パターンにおいて設定される回転数よりも上昇させて、触媒17の異常判定を更に行う。つまり、特定の始動パターンにおいて触媒17の異常が検出された場合に、モータリングにおける回転数を上げたパターンにて触媒17の異常判定を更に行う。
こうすることで、触媒通過ガス量が多い領域で異常判定を行うことができると共に、モータリングで触媒通過ガス温度を所望の温度に合わせた状態で異常判定を行うことができる。よって、上記のようなPM堆積量の推定を適切に行っている際において、触媒17の異常判定を精度良く行うことが可能となる。
ここで、触媒前後差圧履歴に基づいたPM堆積量の推定方法の具体例について説明する。1つの例として、ECU50は、上記のように特定の始動パターンに従ってエンジン1を始動させている際に、所定数だけ得られた触媒前後差圧(つまり触媒前後差圧の所定数のデータであり、触媒前後差圧履歴に相当する)におけるばらつきが所定値以内である場合、当該所定数だけ得られた触媒前後差圧に基づいてPM堆積量を推定する。この場合、ECU50は、例えば、所定数の触媒前後差圧に対してPM堆積量が対応付けられたマップを用いることでPM堆積量の推定を行う。また、ECU50は、所定数の触媒前後差圧が得られる前であっても、触媒前後差圧におけるばらつきが所定値以内である場合には、既に得られた触媒前後差圧に基づいてPM堆積量の推定を行うことができる。こうした場合には、過剰なモータリングによるドライバビリティや燃費の悪化を抑制することが可能となる。他方、ECU50は、所定数だけ得られた触媒前後差圧におけるばらつきが所定値以内でない場合には、モータリング時間を延長してPM堆積量の推定を再度行う。
図3は、上記のようにモータリング時間を延長した場合に用いられるエンジン1の始動パターンなどを、具体的を示した図である。図3は、横軸にエンジン回転数を示しており、縦軸にエンジントルクを示している。また、実線A1はエンジン1の動作線の一例を示しており、破線領域A2はEV走行領域の一例を示している。実線矢印B1は、通常用いられる始動パターンの一例を示している。詳しくは、この始動パターンは、上記した特定の始動パターンに相当する、つまりPM堆積量の推定を最初に行う際に用いられる始動パターンに相当する。一方、破線矢印B2は、特定の始動パターンを用いた場合にPM堆積量を適切に推定することができなかったため、モータリング時間が延長された場合に用いられる始動パターンの一例に相当する。つまり、PM堆積量の推定を再度行う場合に用いられる始動パターンに相当する。
他の例では、ECU50は、上記のように所定数だけ得られた触媒前後差圧におけるばらつきが所定値以内でない場合には、今回の始動時にはPM堆積量の推定を行わずに、次回の始動時にPM堆積量の推定を再度行うことができる。即ち、前述したようなモータリング時間の延長を行う代わりに、次回の始動時にPM堆積量の推定を再度行うことができる。これにより、過剰なモータリングによるドライバビリティや燃費の悪化を抑制することが可能となる。
更に他の例では、ECU50は、特定の始動パターンに従ってエンジン1を始動させている際に得られた触媒前後差圧を積算していき、この積算値を触媒通過ガス量の積算値で除算した値に基づいてPM堆積量の推定を行うことができる。例えば、ECU50は、触媒前後差圧の積算値を触媒通過ガス量の積算値で除算して得られるような値に対して、PM堆積量が対応付けられたマップを用いて、PM堆積量の推定を行う。このような積算値を用いた場合にも、PM堆積量の推定精度を向上させることができる。
[制御フロー]
次に、図4を参照して、本実施形態において具体的に行われる処理について説明する。図4は、本実施形態における制御処理を示すフローチャートである。この処理は、例えばエンジン1の始動時において、ECU50によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、ECU50は、エンジン1のパワー要求がEV走行領域外であるか否かを判定する。パワー要求がEV走行領域外である場合(ステップS101;Yes)、処理はステップS102に進む。この場合は、以降の処理で、エンジン1を始動させるための処理に加えて、PM堆積量を判定するための処理などが行われる。これに対して、パワー要求がEV走行領域内である場合(ステップS101;No)、処理は終了する。
ステップS102では、ECU50は、触媒17のPM堆積量の判定を開始する。そして、処理はステップS103に進む。ステップS103では、ECU50は、前述したような特定の始動パターンに従ってエンジン1をモータリングする。具体的には、ECU50は、モータリングによってエンジン回転数を第1所定回転数に設定する。この場合、ECU50は、エンジン回転数が第1所定回転数に設定されるように、第1のモータジェネレータMG1に対する制御を行う。そして、処理はステップS104に進む。
ステップS104では、ECU50は、ステップS103におけるモータリング時において得られる触媒前後差圧履歴が、所定値α以下であるか否かを判定する。この判定で用いられる触媒前後差圧履歴は、所定数の触媒前後差圧に対してPM堆積量に相当する値が対応付けられたマップを用いることで得られる。この場合、ECU50は、所定数だけ得られた触媒前後差圧におけるばらつきが所定値以内である場合に、得られた所定数の触媒前後差圧からPM堆積量に相当する値を求める。また、ECU50は、所定数の触媒前後差圧が得られる前であっても、触媒前後差圧におけるばらつきが所定値以内である場合には、既に得られた触媒前後差圧に基づいてPM堆積量に相当する値を求めることができる。なお、以下で「触媒前後差圧履歴」の文言を用いた場合にも、上記と同様の意味を有するものとする。
また、ステップS104で用いられる所定値αは、これよりも大きな値だとPM再生する必要があるような触媒前後差圧履歴に相当する。したがって、ステップS104における判定は、PM再生の実行の要否についての判定に該当する。
触媒前後差圧履歴が所定値α以下である場合(ステップS104;Yes)、処理はステップS105に進む。この場合には、PM再生を実行する必要がないと言える。これに対して、触媒前後差圧履歴が所定値αよりも大きい場合(ステップS104;No)、処理はステップS106に進む。この場合には、PM再生を実行する必要があるため、ECU50は、PM再生の要求をオンに設定する(ステップS106)。次に、処理はステップS107に進み、ECU50は、燃料噴射を開始してPM再生を実行する。そして、処理は終了する。
ステップS105では、ECU50は、触媒前後差圧履歴が所定値β以下であるか否かを判定する。この判定で用いられる所定値βは、所定値αよりも小さな値である。具体的には、所定値βは、これ以下の値だと触媒17に異常(例えば触媒17の割れなど)が発生している可能性があるような触媒前後差圧履歴に相当する。したがって、ステップS105における判定は、触媒17の異常判定に該当する。
触媒前後差圧履歴が所定値β以下である場合(ステップS105;Yes)、処理はステップS108に進む。この場合には、触媒17に異常が発生している可能性があると言える。これに対して、触媒前後差圧履歴が所定値βより大きい場合(ステップS105;No)、処理はステップS107に進む。この場合には、触媒17に異常が発生している可能性がかなり低いため、ECU50は燃料噴射を開始する(ステップS107)。そして、処理は終了する。
ステップS108以降の処理は、触媒17の異常判定を更に詳細に行うために実行される。まず、ステップS108では、ECU50は、触媒異常判定を開始する。そして、処理はステップS109に進む。
ステップS109では、ECU50は、触媒通過ガス温度が所定温度となるようにモータリングを行う。具体的には、ECU50は、触媒通過ガス温度が所定温度となるように、第1のモータジェネレータMG1に対する制御を行う。なお、当該所定温度は、触媒17の異常判定を精度良く行うことが可能な触媒通過ガス温度に相当する。そして、処理はステップS110に進む。
ステップS110では、ECU50は、モータリングによってエンジン回転数を第2所定回転数に設定する。当該第2所定回転数は、前述したような特定の始動パターンにおいて設定される第1所定回転数よりも高い回転数に相当する。つまり、ステップS110では、ECU50は、特定の始動パターンにおいて設定される回転数よりも、モータリングにおける回転数を上昇させる制御を行う。この場合、ECU50は、エンジン回転数が第2所定回転数に設定されるように、第1のモータジェネレータMG1に対して制御を行う。そして、処理はステップS111に進む。
ステップS111では、ECU50は、触媒前後差圧履歴が所定値γ以下であるか否かを判定する。この判定で用いられる所定値γは、これ以下の値だと触媒17に異常が発生していると考えられる触媒前後差圧履歴に相当する。したがって、ステップS111における判定は、触媒17の異常判定に該当する。つまり、前述したステップS105の判定に加えて、触媒17の異常判定を更に行っていることに相当する。なお、所定値γは、ステップS105の判定に用いられる所定値βと同一の値を用いても良いし、異なる値を用いても良い。
触媒前後差圧履歴が所定値γ以下である場合(ステップS111;Yes)、処理はステップS112に進む。この場合には、触媒17に異常が発生している可能性が高いため、ECU50は、触媒異常時に実行すべき制御を開始する(ステップS112)。そして、処理は終了する。これに対して、触媒前後差圧履歴が所定値γより大きい場合(ステップS111;No)、処理はステップS107に進む。この場合には、触媒17に異常が発生している可能性がかなり低いため、ECU50は燃料噴射を開始する(ステップS107)。そして、処理は終了する。
以上説明した処理によれば、PM堆積量を精度良く推定して、PM再生の要否を適切に判定することができる。よって、PM堆積量過多による温度上昇やPM再生頻度の増加による燃費悪化を適切に抑制することが可能となる。また、当該処理によれば、触媒17の異常判定を精度良く行うことができる。
[変形例]
本発明は、ディーゼルエンジンを具備するハイブリッド車両への適用に限定はされない。本発明は、ガソリンエンジンを具備するハイブリッド車両に対しても、同様に適用することができる。
1 エンジン(内燃機関)
3 駆動輪
4 動力分割機構
5 インバータ
6 バッテリ
14a 燃料噴射弁
15a 気筒
16 排気通路
17 触媒
18 差圧センサ
50 ECU
MG1 第1のモータジェネレータ
MG2 第2のモータジェネレータ
100 ハイブリッド車両

Claims (3)

  1. 内燃機関及びモータジェネレータを具備するハイブリッド車両に適用され、前記内燃機関の排気ガスを浄化する触媒におけるPM堆積量を推定するハイブリッド車両のPM堆積量推定装置であって、
    前記内燃機関の始動要求時、特定の始動パターンに従って前記モータジェネレータによって前記内燃機関をモータリングすることで、前記内燃機関を始動させる制御を行う始動制御手段と、
    前記始動制御手段が前記制御を行っている際に、前記触媒の前後における差圧の履歴に基づいて、当該触媒のPM堆積量を推定するPM堆積量推定手段と、を備えることを特徴とするハイブリッド車両のPM堆積量推定装置。
  2. 前記始動制御手段が前記制御を行っている際に、前記触媒の前後における差圧の履歴に基づいて、前記触媒の異常判定を行う第1触媒異常判定手段と、
    前記第1触媒異常判定手段が前記触媒が異常であると判定した場合に、前記モータリングにおける回転数を、前記始動制御手段が前記特定の始動パターンにおいて設定する回転数よりも上昇させて、前記触媒の異常判定を更に行う第2触媒異常判定手段と、を備える請求項1に記載のハイブリッド車両のPM堆積量推定装置。
  3. 前記PM堆積量推定手段は、前記始動制御手段が前記制御を行っている際に所定数だけ得られた前記差圧におけるばらつきが所定値以内でない場合、今回の始動時には前記PM堆積量の推定を行わずに、次回の始動時に前記PM堆積量の推定を再度行う請求項1又は2に記載のハイブリッド車両のPM堆積量推定装置。
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JP2017105354A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 三菱自動車工業株式会社 ハイブリッド車両
JP2017120042A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 三菱自動車工業株式会社 排気後処理システム
JP2020165354A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ダイハツ工業株式会社 エンジンシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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