JP2010154654A - 車両用電池冷却制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池を適切に冷却しつつ、電池の冷却制御が乗員に違和感を与えるのを防止する。
【解決手段】作動Duty設定部15及び冷却制御部16は、走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードでバッテリ105の温度及び該走行モードのうちの少なくとも何れかを基に実施していた制御内容で冷却ファン5の駆動制御を継続する。
【選択図】図2
【解決手段】作動Duty設定部15及び冷却制御部16は、走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードでバッテリ105の温度及び該走行モードのうちの少なくとも何れかを基に実施していた制御内容で冷却ファン5の駆動制御を継続する。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両の車輪を駆動するモータとの間で電流の充放電を行う電池を冷却する車両用電池冷却制御装置に関する。
従来技術として、車載の電池を冷却する装置がある。特許文献1では、電池を冷却する冷却ファンの作動状態を走行モードに応じて替える技術を開示している。その技術では、スポーツモード選択時には、通常モードよりも電池に対する充放電量が多くなり電池温度上昇が早くなる可能性があることを考慮し、一段低い規定電池温度から冷却ファンを作動させている。
特開2005−204481号公報
しかし、充放電量だけに着目して冷却ファンを作動させることには問題がある。
すなわち、車載の電池は比熱が大きく、充放電に伴う発熱に時間遅れが発生する。そのため、走行モードが切り替わり充放電量が変化するからといってその充放電量の変化に応じて冷却ファンを作動させた場合、電池を適切に冷却できなくなる。さらには、冷却ファンの作動音の変化が騒音となり乗員に違和感を与えてしまう場合がある。
本発明の課題は、電池を適切に冷却しつつ、電池の冷却制御が乗員に違和感を与えるのを防止することである。
すなわち、車載の電池は比熱が大きく、充放電に伴う発熱に時間遅れが発生する。そのため、走行モードが切り替わり充放電量が変化するからといってその充放電量の変化に応じて冷却ファンを作動させた場合、電池を適切に冷却できなくなる。さらには、冷却ファンの作動音の変化が騒音となり乗員に違和感を与えてしまう場合がある。
本発明の課題は、電池を適切に冷却しつつ、電池の冷却制御が乗員に違和感を与えるのを防止することである。
前記課題を解決するために、本発明は、制駆動力制御特性が異なる複数の走行モードを切り替えてモータを駆動制御してそのモータで車輪を駆動するとともに、前記車輪の駆動に連動してモータと電池との間で電流の充放電を行う車両の該電池を冷却する。
そして、本発明は、走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードで電池の温度及び該走行モードのうちの少なくとも何れかを基に実施していた制御内容で冷却手段の駆動制御を継続する。
そして、本発明は、走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードで電池の温度及び該走行モードのうちの少なくとも何れかを基に実施していた制御内容で冷却手段の駆動制御を継続する。
本発明によれば、走行モードの切り替えを検出したとき、その走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードで実施していた制御内容で冷却手段の駆動制御を継続するため、車載の電池の発熱に時間遅れが発生しても、電池を適切に冷却できる。さらに運転者による走行モードの切替誤操作等があっても、即座に冷却手段の駆動状態が変化しないため、作動音も変化せず、電池の冷却制御が乗員に違和感を与えるのを防止できる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
本実施形態は、車両に搭載されるバッテリを冷却するバッテリ冷却制御装置である。
図1は、バッテリ冷却制御装置を搭載する車両100の構成を示す。図1に示すように、車両100は、バッテリ冷却制御装置1、イグニッションSW(スイッチ)101、モード選択SW102、走行モード選択部103、制駆動力制御部104、高電圧バッテリ(以下、単にバッテリという。)105及びモータ106を有する。
(構成)
本実施形態は、車両に搭載されるバッテリを冷却するバッテリ冷却制御装置である。
図1は、バッテリ冷却制御装置を搭載する車両100の構成を示す。図1に示すように、車両100は、バッテリ冷却制御装置1、イグニッションSW(スイッチ)101、モード選択SW102、走行モード選択部103、制駆動力制御部104、高電圧バッテリ(以下、単にバッテリという。)105及びモータ106を有する。
この車両は、バッテリ105からモータ106に電力を供給し、車輪、例えば後輪109,110を駆動する。すなわち、この車両は、HEV(HybridElectric Vehicle)(シリーズ、パラレル)、EV(electric vehicle)、FCV(Fuel Cell Vehicle)(二次電池を有するもの)等の電池から電力を供給して車両駆動力を発生させる構成を有する。そして、バッテリ105は、モータ106に電力を供給する他、回生制動による回生エネルギーの蓄積もする。すなわち、バッテリ105は、モータ106との間で充放電を行う。
この車両は、複数の走行モードを有し、走行モードに応じて制駆動力制御特性を替えるようになっている。この車両において、モード選択SW102は、運転者が走行モードを選択するためのスイッチとなる。走行モード選択部103は、モード選択SW102で運転者が選択した走行モードを選択する。制駆動力制御部104は、走行モード選択部103が選択した走行モードに応じて制駆動力制御特性を切り替える制駆動力制御を行う。
この車両は、複数の走行モードを有し、走行モードに応じて制駆動力制御特性を替えるようになっている。この車両において、モード選択SW102は、運転者が走行モードを選択するためのスイッチとなる。走行モード選択部103は、モード選択SW102で運転者が選択した走行モードを選択する。制駆動力制御部104は、走行モード選択部103が選択した走行モードに応じて制駆動力制御特性を切り替える制駆動力制御を行う。
本実施形態では、車両は、走行モードとして、ノーマルモード、スポーツモード及びエコモードを有する。例えば、スポーツモードの制駆動力制御特性は、ノーマルモード(走行モードを設定しない場合も含む)と比較して、同程度でアクセル操作しても車両の加減速度(制駆動力)が大きくなる。また、エコモードの制駆動力制御特性は、ノーマルモードと比較して、同程度でアクセル操作しても車両の加減速度が小さくなる。また、車両は、他の走行モードを有することもできる。例えば、スノーモードを有する。スノーモードの制駆動力制御特性は、エコモードと比較して、更に車両の加減速度が小さくなる。このように、各走行モードの制駆動力制御特性は、車両挙動、経済性等の観点で要求される車両の加減速特性に応じて異なるものとなる。
ここで、車両の加減速度が大きくなる走行モード(例えばスポーツモード)では、その車両の加減速度の変動に起因して、車両の加減速度が小さい他の走行モード(例えば、ノーマルモード、エコモード)と比較して、バッテリ105の充放電量が多くなる。バッテリ105の充放電量が多くなるとバッテリの発熱量も増加する。よって、前述のように走行モードとバッテリ105の充放電量との間に相関があることから、走行モードとバッテリ105の発熱量との間にも相関が発生する。
図2は、バッテリ冷却制御装置1の構成を示す。図2に示すように、バッテリ冷却制御装置1は、温度センサ2、電圧センサ3、電流センサ4、バッテリ冷却ファン(以下、単に冷却ファンという。)5及びCPU10を有する。
温度センサ2は、バッテリ冷却制御装置の冷却対象のバッテリ105の温度を検出する。温度センサ2は、その検出結果(バッテリ温度)をCPU10に出力する。
電圧センサ3は、バッテリ105の電圧を検出する。電圧センサ3は、その検出結果(バッテリ電圧)をCPU10に出力する。電流センサ4は、バッテリ105の電流を検出する。電流センサ4は、その検出結果(バッテリ電流)をCPU10に出力する。
温度センサ2は、バッテリ冷却制御装置の冷却対象のバッテリ105の温度を検出する。温度センサ2は、その検出結果(バッテリ温度)をCPU10に出力する。
電圧センサ3は、バッテリ105の電圧を検出する。電圧センサ3は、その検出結果(バッテリ電圧)をCPU10に出力する。電流センサ4は、バッテリ105の電流を検出する。電流センサ4は、その検出結果(バッテリ電流)をCPU10に出力する。
CPU10は、図2に示すように、切り替えディレイ時間マップ20、作動Dutyマップ11、充放電積算部12、システム起動判定部13、モード切替判定部14、作動Duty設定部15及び冷却制御部16を有する。
切り替えディレイ時間マップ20は、図2に示すように、第1切り替えディレイ時間マップ21、第2切り替えディレイ時間マップ22、第3切り替えディレイ時間マップ23及び第4切り替えディレイ時間マップ24を有する。
切り替えディレイ時間マップ20は、図2に示すように、第1切り替えディレイ時間マップ21、第2切り替えディレイ時間マップ22、第3切り替えディレイ時間マップ23及び第4切り替えディレイ時間マップ24を有する。
図3は、第1切り替えディレイ時間マップ21の特性を示す。第1切り替えディレイ時間マップ21は、走行モードが切り替わる(遷移する)場合に使用する切替ディレイ時間のマップである。具体的には、バッテリ105の充放電量が増加する方向に走行モードが切り替わる場合に第1切り替えディレイ時間マップ21を使用する。すなわち、第1切り替えディレイ時間マップ21は、車両の加減速度が大きくなる方向に走行モードが切り替わる場合に使用するマップである。本実施形態では、車両の加減速度が大きくなる方向に走行モードが切り替わる場合とは、エコモードからノーマルモードやスポーツモードに切り替わる場合である。また、ノーマルモードからスポーツモードに切り替わる場合である。
図3に示す第1切り替えディレイ時間マップ21によれば、エコモードからノーマルモードに切り替わる場合には、切替ディレイ時間を「Ta」に設定する。また、エコモードからスポーツモードに切り替わる場合には、切替ディレイ時間を「Tb」に設定する。また、エコモードからノーマルモードを越えてスポーツモードに切り替わる場合には、切替ディレイ時間を「Tb−α」に設定する。
ここで、切替ディレイ時間「Ta」,「Tb」,「α」の設定については設定者の好みや走行モードの特性等による。例えば、切替ディレイ時間「Ta」を切替ディレイ時間「Tb」よりも大きくする。
ここで、切替ディレイ時間「Ta」,「Tb」,「α」の設定については設定者の好みや走行モードの特性等による。例えば、切替ディレイ時間「Ta」を切替ディレイ時間「Tb」よりも大きくする。
図4は、第2切り替えディレイ時間マップ22の特性を示す。第2切り替えディレイ時間マップ22も、走行モードが切り替わる(遷移する)場合に使用する切替ディレイ時間のマップである。具体的には、バッテリ105の充放電量が減少する方向に走行モードが切り替わる場合に第2切り替えディレイ時間マップ22を使用する。すなわち、第2切り替えディレイ時間マップ22は、車両の加減速度が小さくなる方向に走行モードが切り替わる場合に使用するマップである。本実施形態では、車両の加減速度が小さくなる方向に走行モードが切り替わる場合とは、スポーツモードからエコモードやノーマルモードに切り替わる場合である。また、ノーマルモードからエコモードに切り替わる場合である。
図4に示す第2切り替えディレイ時間マップ22によれば、ノーマルモードからエコモードに切り替わる場合には、切替ディレイ時間を「TA」に設定する。また、スポーツモードからノーマルモードからに切り替わる場合には、切替ディレイ時間を「TB」に設定する。また、スポーツモードからノーマルモードを越えてエコモードに切り替わる場合には、切替ディレイ時間を「TA+TB+β」に設定する。
ここで、切替ディレイ時間「TA」は、前記図3の第1切り替えディレイ時間マップ21の切替ディレイ時間「Ta」よりも大きい値である。また、切替ディレイ時間「TB」は、前記図3の第1切り替えディレイ時間マップ21の切替ディレイ時間「Tb」よりも大きい値である。又は、切替ディレイ時間「TA」,「TB」は、前記図3の第1切り替えディレイ時間マップ21の切替ディレイ時間「Ta」,「Tb」の何れよりも大きい値である。
また、切替ディレイ時間「TA」,「TB」,「β」の設定については設定者の好みや走行モードの特性等による。例えば、切替ディレイ時間「TB」を切替ディレイ時間「TA」よりも大きくする。
ここで、切替ディレイ時間「TA」は、前記図3の第1切り替えディレイ時間マップ21の切替ディレイ時間「Ta」よりも大きい値である。また、切替ディレイ時間「TB」は、前記図3の第1切り替えディレイ時間マップ21の切替ディレイ時間「Tb」よりも大きい値である。又は、切替ディレイ時間「TA」,「TB」は、前記図3の第1切り替えディレイ時間マップ21の切替ディレイ時間「Ta」,「Tb」の何れよりも大きい値である。
また、切替ディレイ時間「TA」,「TB」,「β」の設定については設定者の好みや走行モードの特性等による。例えば、切替ディレイ時間「TB」を切替ディレイ時間「TA」よりも大きくする。
図5は、第3切り替えディレイ時間マップ23の特性を示す。図5に示すように、第3切り替えディレイ時間マップ23は、走行モードの切り替え時のバッテリ温度をパラメータと有する。第3切り替えディレイ時間マップ23によれば、走行モードの切り替え時のバッテリ温度がある温度になると、切替ディレイ時間の設定を開始する。そして、そのように切替ディレイ時間の設定をする温度以降、温度が高いほど切替ディレイ時間を長くする設定をする。ここでいうバッテリ温度の検出を、走行モードの切り替え直前や切り直後で行うこともできる。
図6は、第4切り替えディレイ時間マップ24の特性を示す。図6に示すように、第4切り替えディレイ時間マップ24によれば、バッテリ105の充放電量積算値が大きいほど切替ディレイ時間を長くする設定をする。
以上の図5に示す第3切り替えディレイ時間マップ23及び図6に示す第4切り替えディレイ時間マップ24は、前記図4に示す第2切り替えディレイ時間マップ22と同様に、バッテリ105の充放電量が減少する方向に走行モードが切り替わる場合に使用するマップとなる。
また、第1〜第4切り替えディレイ時間マップ21〜24のうちの少なくとも1つの切り替えディレイ時間マップの切替ディレイ時間を、走行モードの切り替えを意図しない運転者の入力操作に反応しない程度の長い時間に設定している。ここで、走行モードの切り替えを意図しない運転者の入力操作とは、運転者による走行モードの切替誤操作や意地悪操作である。
以上の図5に示す第3切り替えディレイ時間マップ23及び図6に示す第4切り替えディレイ時間マップ24は、前記図4に示す第2切り替えディレイ時間マップ22と同様に、バッテリ105の充放電量が減少する方向に走行モードが切り替わる場合に使用するマップとなる。
また、第1〜第4切り替えディレイ時間マップ21〜24のうちの少なくとも1つの切り替えディレイ時間マップの切替ディレイ時間を、走行モードの切り替えを意図しない運転者の入力操作に反応しない程度の長い時間に設定している。ここで、走行モードの切り替えを意図しない運転者の入力操作とは、運転者による走行モードの切替誤操作や意地悪操作である。
図7は、作動Dutyマップ11の特性を示す。ここで、作動Dutyは、冷却制御部16が冷却ファン5を制御するための制御指令値である。作動Dutyが大きくなるほど冷却ファン5による冷却効率が高くなる制御指令値となる。すなわち、制御指令値は、作動Dutyが大きくなるほど間欠運転する冷却ファン5の運転時間を長くする(休止時間を短くする)指令値となる。又は、制御指令値は、作動Dutyが大きくなるほど冷却ファン5の回転数が高くする指令値となる。
図7に示すように、作動Dutyマップ11によれば、バッテリ温度が高くなるほど連続的に作動Dutyを大きくする設定をする。
図7に示すように、作動Dutyマップ11によれば、バッテリ温度が高くなるほど連続的に作動Dutyを大きくする設定をする。
図8は、作動Dutyマップ11の他の例を示す。図8に示すように、バッテリ温度が高くなるほど断続的に作動Dutyを大きくすることもできる。
充放電積算部12は、バッテリ105の充放電量積算値を算出する。具体的には、充放電積算部12は、電圧センサ3及び電流センサ4が検出したバッテリ105の電圧値及び電流値を基に、モータ106とバッテリ105との間での充放電量積算値を算出する。充放電積算部12は、その算出結果(充放電量積算値)を作動Duty設定部15に出力する。
システム起動判定部13は、車両のシステム起動判定を行う。具体的には、システム起動判定部13は、イグニッションSW101の状態を検出して、イグニッションSW101がONであれば、システム起動していると判定する。システム起動判定部13は、その判定結果を作動Duty設定部15に出力する。
充放電積算部12は、バッテリ105の充放電量積算値を算出する。具体的には、充放電積算部12は、電圧センサ3及び電流センサ4が検出したバッテリ105の電圧値及び電流値を基に、モータ106とバッテリ105との間での充放電量積算値を算出する。充放電積算部12は、その算出結果(充放電量積算値)を作動Duty設定部15に出力する。
システム起動判定部13は、車両のシステム起動判定を行う。具体的には、システム起動判定部13は、イグニッションSW101の状態を検出して、イグニッションSW101がONであれば、システム起動していると判定する。システム起動判定部13は、その判定結果を作動Duty設定部15に出力する。
モード切替判定部14は、走行モードの切り替えの有無を判定する。具体的には、モード切替判定部14は、運転者によるモード選択SW102の操作状態から走行モードの切り替えの有無を判定する。モード切替判定部14は、その判定結果を作動Duty設定部15に出力する。
作動Duty設定部15は、作動Dutyを設定する。具体的には、作動Duty設定部15は、温度センサ2が検出したバッテリ温度、切り替えディレイ時間マップ20、作動Dutyマップ11、充放電積算部12が算出した充放電量積算値、並びにシステム起動判定部13及びモード切替判定部14の判定結果を基に、作動Dutyを設定する。作動Duty設定部15は、設定した作動Duty(制御指令値)を冷却制御部16に出力する。
作動Duty設定部15は、作動Dutyを設定する。具体的には、作動Duty設定部15は、温度センサ2が検出したバッテリ温度、切り替えディレイ時間マップ20、作動Dutyマップ11、充放電積算部12が算出した充放電量積算値、並びにシステム起動判定部13及びモード切替判定部14の判定結果を基に、作動Dutyを設定する。作動Duty設定部15は、設定した作動Duty(制御指令値)を冷却制御部16に出力する。
冷却制御部16は、作動Dutyを基に冷却ファン5を制御する。
次にバッテリ冷却制御装置1の処理手順を説明する。図9は、その処理手順を示す。図9に示すように、処理を開始すると、先ずステップS1において、システム起動判定部13は、車両のシステム起動判定を行う。ここで、システム起動判定部13は、イグニッションSW101がONであれば、システム起動していると判定し、ステップS2に進む。
ステップS2では、温度センサ2又は作動Duty設定部15は、バッテリ105の温度を検出する。
続いてステップS3において、作動Duty設定部15は、前記ステップS2で検出したバッテリ温度を基に、前記図7又は図8に示す作動Dutyマップ11を参照し、対応する作動Dutyを設定する。
次にバッテリ冷却制御装置1の処理手順を説明する。図9は、その処理手順を示す。図9に示すように、処理を開始すると、先ずステップS1において、システム起動判定部13は、車両のシステム起動判定を行う。ここで、システム起動判定部13は、イグニッションSW101がONであれば、システム起動していると判定し、ステップS2に進む。
ステップS2では、温度センサ2又は作動Duty設定部15は、バッテリ105の温度を検出する。
続いてステップS3において、作動Duty設定部15は、前記ステップS2で検出したバッテリ温度を基に、前記図7又は図8に示す作動Dutyマップ11を参照し、対応する作動Dutyを設定する。
続いてステップS4において、冷却制御部16は、前記ステップS3で設定した作動Dutyを基に冷却ファン5を制御する。
続いてステップS5において、充放電積算部12は、バッテリ105の充放電量を積算する。ここでは、バッテリ105への充電量とバッテリ105からの放電量とを加算し積算する。また、本実施形態では、前記ステップS1でシステムが起動していると判定した以降のバッテリ105の充放電量積算値を算出する。
続いてステップS6において、モード切替判定部14は、モード選択SW102の操作状態から走行モードの切り替えの有無を判定する。ここで、モード切替判定部14は、走行モードの切り替えが有った場合、ステップS7に進む。また、モード切替判定部14は、走行モードの切り替えが無い場合、すなわち、同一の走行モードが維持されている場合、ステップS2に進む。
続いてステップS5において、充放電積算部12は、バッテリ105の充放電量を積算する。ここでは、バッテリ105への充電量とバッテリ105からの放電量とを加算し積算する。また、本実施形態では、前記ステップS1でシステムが起動していると判定した以降のバッテリ105の充放電量積算値を算出する。
続いてステップS6において、モード切替判定部14は、モード選択SW102の操作状態から走行モードの切り替えの有無を判定する。ここで、モード切替判定部14は、走行モードの切り替えが有った場合、ステップS7に進む。また、モード切替判定部14は、走行モードの切り替えが無い場合、すなわち、同一の走行モードが維持されている場合、ステップS2に進む。
ステップS7では、作動Duty設定部15は、切替ディレイ時間を設定する。具体的には、作動Duty設定部15は、前記ステップS6で判定された走行モードの切り替えが、バッテリ105の充放電量が増加する方向への走行モードの切り替えの場合、図3に示す第1切り替えディレイ時間マップ21を参照して切替ディレイ時間を設定する。すなわち、作動Duty設定部15は、切り替え前の走行モードと切り替え後の走行モードとを基に、第1切り替えディレイ時間マップ21を参照し、切替ディレイ時間を設定する。
また、作動Duty設定部15は、前記ステップS6で判定された走行モードの切り替えが、バッテリ105の充放電量が減少する方向への走行モードの切り替えの場合、図4〜図6に示す第2〜第4切り替えディレイ時間マップ22〜24を参照して切替ディレイ時間を設定する。
また、作動Duty設定部15は、前記ステップS6で判定された走行モードの切り替えが、バッテリ105の充放電量が減少する方向への走行モードの切り替えの場合、図4〜図6に示す第2〜第4切り替えディレイ時間マップ22〜24を参照して切替ディレイ時間を設定する。
すなわち、作動Duty設定部15は、切り替え前の走行モードと切り替え後の走行モードとを基に、第2切り替えディレイ時間マップ22を参照し、切替ディレイ時間を設定する。また、作動Duty設定部15は、切り替え時に前記ステップS2で検出したバッテリ温度を基に、第3切り替えディレイ時間マップ23を参照し、切替ディレイ時間を設定する。さらに、作動Duty設定部15は、前記ステップS5で算出した充放電量積算値を基に、第4切り替えディレイ時間マップ24を参照し、切替ディレイ時間を設定する。ここでの充放電量積算値は、切り替え前の走行モード中におけるバッテリ105の充放電量を積算した値となる。
そして、下記(1)式により、最終的な切替ディレイ時間Tallを算出する。
Tall=T1+T2+T3 ・・・(1)
ここで、T1は、第2切り替えディレイ時間マップ22を参照して得た切替ディレイ時間である。T2は、第3切り替えディレイ時間マップ23を参照して得た切替ディレイ時間である。T3は、第4切り替えディレイ時間マップ24を参照して得た切替ディレイ時間である。
続いてステップS8において、充放電積算部12は、充放電量積算値をリセットする(初期化)する。ここでリセットする充放電量積算値は、切り替え前の走行モード中におけるバッテリ105の充放電量積算値である。
Tall=T1+T2+T3 ・・・(1)
ここで、T1は、第2切り替えディレイ時間マップ22を参照して得た切替ディレイ時間である。T2は、第3切り替えディレイ時間マップ23を参照して得た切替ディレイ時間である。T3は、第4切り替えディレイ時間マップ24を参照して得た切替ディレイ時間である。
続いてステップS8において、充放電積算部12は、充放電量積算値をリセットする(初期化)する。ここでリセットする充放電量積算値は、切り替え前の走行モード中におけるバッテリ105の充放電量積算値である。
そして、ステップS2の処理から再び開始する。このとき、ステップS2から処理を開始して進むステップS3の作動Dutyの設定では、作動Duty設定部15は、前記ステップS8で算出した切替ディレイ時間を基に、作動Dutyを設定する。具体的には、作動Duty設定部15は、本来の作動Dutyの設定(バッテリ温度に連動した作動Dutyの設定)を行わずに、走行モードの切り替え時点から切替ディレイ時間だけ該走行モードが切り替わった際に設定していた作動Dutyを維持する。また、ステップS2から処理を開始して進むステップS5では、充放電量積算値を更新する。すなわち、切り替え後の走行モードの中におけるバッテリ105の充放電量積算値の算出を開始する。
(動作及び作用)
バッテリ冷却制御装置1は、イグニッションSW101がONになると(前記ステップS1)、バッテリ温度を基に、作動Dutyマップ11を参照し、対応する作動Dutyを設定する(前記ステップS2、ステップS3)。そして、バッテリ冷却制御装置1は、バッテリ温度を基に設定した作動Dutyに基づいて、冷却ファン5を制御する(前記ステップS4)。また、バッテリ冷却制御装置1は、バッテリ105の充放電量を積算する(前記ステップS5)。これにより、バッテリ冷却制御装置1は、同一の走行モードが維持されている限り(前記ステップS6)、バッテリ温度を基に設定した作動Dutyに基づいて、冷却ファン5を制御する(前記ステップS4)。
バッテリ冷却制御装置1は、イグニッションSW101がONになると(前記ステップS1)、バッテリ温度を基に、作動Dutyマップ11を参照し、対応する作動Dutyを設定する(前記ステップS2、ステップS3)。そして、バッテリ冷却制御装置1は、バッテリ温度を基に設定した作動Dutyに基づいて、冷却ファン5を制御する(前記ステップS4)。また、バッテリ冷却制御装置1は、バッテリ105の充放電量を積算する(前記ステップS5)。これにより、バッテリ冷却制御装置1は、同一の走行モードが維持されている限り(前記ステップS6)、バッテリ温度を基に設定した作動Dutyに基づいて、冷却ファン5を制御する(前記ステップS4)。
続いて、バッテリ冷却制御装置1は、走行モードの切り替えを検出した場合、走行モードの切り替え状態、充放電量積算値及び切り替え時のバッテリ温度を基に、切替ディレイ時間を設定する(前記ステップS6、ステップS7)。また、バッテリ冷却制御装置1は、充放電量積算値をリセットする(前記ステップS8)。
そして、バッテリ冷却制御装置1は、このように走行モードが切り替わっても、その際に設定した切替ディレイ時間分、切り替え前の走行モードで実施していた制御内容の冷却制御を継続する(前記ステップS3、ステップS4)。すなわち、バッテリ冷却制御装置1は、切替ディレイ時間だけ、現在のバッテリ温度ではなく、切り替え前の走行モードでのバッテリ温度に基づく冷却制御を継続する。具体的には、走行モードの切り替え時又はその直前のバッテリ温度に基づく冷却制御を継続する。
そして、バッテリ冷却制御装置1は、このように走行モードが切り替わっても、その際に設定した切替ディレイ時間分、切り替え前の走行モードで実施していた制御内容の冷却制御を継続する(前記ステップS3、ステップS4)。すなわち、バッテリ冷却制御装置1は、切替ディレイ時間だけ、現在のバッテリ温度ではなく、切り替え前の走行モードでのバッテリ温度に基づく冷却制御を継続する。具体的には、走行モードの切り替え時又はその直前のバッテリ温度に基づく冷却制御を継続する。
(実施形態の変形例)
(1)この実施形態では、バッテリ105の検出温度に応じて作動Duty(大きさ)を設定している(前記図7及び図8)。これに対して、現在(冷却制御時)の走行モードに応じて作動Duty(大きさ)を設定することもできる。例えば、車両の加減速度が大きくなる走行モードに切り替わると、すなわちバッテリ105の充放電量が多くなる走行モードに切り替わると作動Dutyを大きくすることもできる。
(2)また、バッテリ105の検出温度及び走行モードの両方に応じて作動Dutyを設定することもできる。例えば、バッテリ105の検出温度に応じた作動Dutyと走行モードに応じた作動Dutyとをセレクトハイして、最終的に作動Dutyを決定する。
なお、この実施形態では、制駆動力制御特性が異なる複数の走行モードを切り替えてモータを駆動制御してそのモータで車輪を駆動するとともに、前記車輪の駆動に連動してモータと電池との間で電流の充放電を行う車両の該電池を冷却するための車両用電池冷却制御装置を実現している。
(1)この実施形態では、バッテリ105の検出温度に応じて作動Duty(大きさ)を設定している(前記図7及び図8)。これに対して、現在(冷却制御時)の走行モードに応じて作動Duty(大きさ)を設定することもできる。例えば、車両の加減速度が大きくなる走行モードに切り替わると、すなわちバッテリ105の充放電量が多くなる走行モードに切り替わると作動Dutyを大きくすることもできる。
(2)また、バッテリ105の検出温度及び走行モードの両方に応じて作動Dutyを設定することもできる。例えば、バッテリ105の検出温度に応じた作動Dutyと走行モードに応じた作動Dutyとをセレクトハイして、最終的に作動Dutyを決定する。
なお、この実施形態では、制駆動力制御特性が異なる複数の走行モードを切り替えてモータを駆動制御してそのモータで車輪を駆動するとともに、前記車輪の駆動に連動してモータと電池との間で電流の充放電を行う車両の該電池を冷却するための車両用電池冷却制御装置を実現している。
そして、モード切替判定部14は、前記走行モードの切り替えを検出する走行モード切替検出手段を実現している。また、温度センサ2は、前記電池の温度を検出する電池温度検出手段を実現している。また、冷却ファン4は、前記電池を冷却する冷却手段を実現している。また、作動Duty設定部15及び冷却制御部16は、前記電池温度検出手段が検出する電池の温度及び現在の走行モードのうちの少なくとも何れかを基に、前記冷却手段を駆動制御する冷却制御手段を実現している。また、この実施形態では、前記冷却制御手段が、前記走行モード切替検出手段が検出した前記走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードで実施していた制御内容で前記冷却手段の駆動制御を継続することを実現している。
また、作動Duty設定部15及び第3切り替えディレイ時間マップ23(前記図5)は、前記走行モード切替検出手段及び前記電池温度検出手段の検出結果を基に、前記走行モードが切り替わったときの前記電池の温度を検出し、検出した電池の温度に応じて前記所定時間を設定する電池温度対応制御継続時間設定手段を実現している。
また、作動Duty設定部15、並びに第1及び第2切り替えディレイ時間マップ21,22(前記図3及び図4)は、前記走行モード切替検出手段が走行モードの切り替えを検出したときに該走行モード切替検出手段が検出した切り替え後の走行モードと切り替え前の走行モードとの組み合わせに応じて前記所定時間を設定する走行モード切替対応制御継続時間設定手段を実現している。
また、作動Duty設定部15、並びに第1及び第2切り替えディレイ時間マップ21,22(前記図3及び図4)は、前記走行モード切替検出手段が走行モードの切り替えを検出したときに該走行モード切替検出手段が検出した切り替え後の走行モードと切り替え前の走行モードとの組み合わせに応じて前記所定時間を設定する走行モード切替対応制御継続時間設定手段を実現している。
(本実施形態の効果)
(1)モード切替判定部14が、走行モードの切り替えを検出する。また、温度センサ2がバッテリ105の温度を検出する。また、作動Duty設定部15及び冷却制御部16が、温度センサ2が検出するバッテリ105の温度及び現在の走行モードのうちの少なくとも何れかを基に、冷却ファン5を駆動制御する。そして、作動Duty設定部15及び冷却制御部16が、モード切替判定部14が検出した走行モードの切り替え時点から所定時間(切替ディレイ時間)、その切り替え前の走行モードで実施していた制御内容で冷却ファン5の駆動制御を継続する。
ここで、切り替え前の走行モードで実施していた制御内容とは、切り替え前の走行モードでその切り替え前(例えば切り替え直前)のバッテリ温度に基づく冷却ファン5の制御内容である。また、切り替え前の走行モードで実施していた制御内容とは、切り替え前の走行モードに基づく冷却ファン5の制御内容である。
(1)モード切替判定部14が、走行モードの切り替えを検出する。また、温度センサ2がバッテリ105の温度を検出する。また、作動Duty設定部15及び冷却制御部16が、温度センサ2が検出するバッテリ105の温度及び現在の走行モードのうちの少なくとも何れかを基に、冷却ファン5を駆動制御する。そして、作動Duty設定部15及び冷却制御部16が、モード切替判定部14が検出した走行モードの切り替え時点から所定時間(切替ディレイ時間)、その切り替え前の走行モードで実施していた制御内容で冷却ファン5の駆動制御を継続する。
ここで、切り替え前の走行モードで実施していた制御内容とは、切り替え前の走行モードでその切り替え前(例えば切り替え直前)のバッテリ温度に基づく冷却ファン5の制御内容である。また、切り替え前の走行モードで実施していた制御内容とは、切り替え前の走行モードに基づく冷却ファン5の制御内容である。
これにより、バッテリ105を適切に冷却しつつ、バッテリ105の冷却制御が乗員に違和感を与えるのを防止できる。
例えば、運転者による走行モードの切替誤操作、意地悪操作に応じて冷却ファン5の風量が変わることで発生する騒音を防止できる。すなわち、運転者による走行モードの切替誤操作等(瞬時にスイッチを戻すような場合)があっても、その操作に応じて冷却ファン5の風量が変わり、これに伴う音の変化が発生しないため、乗員に違和感を与えるのを防止できる。
また、走行モードが切り替わる前のバッテリ温度や走行モードに応じた冷却状態を所定時間維持している。これにより、バッテリ105の比熱の大きさに起因するバッテリ105の過度の温度上昇や過度の温度降下等を抑制するよう適切に冷却でき、バッテリ105の負荷を軽減できる。
例えば、運転者による走行モードの切替誤操作、意地悪操作に応じて冷却ファン5の風量が変わることで発生する騒音を防止できる。すなわち、運転者による走行モードの切替誤操作等(瞬時にスイッチを戻すような場合)があっても、その操作に応じて冷却ファン5の風量が変わり、これに伴う音の変化が発生しないため、乗員に違和感を与えるのを防止できる。
また、走行モードが切り替わる前のバッテリ温度や走行モードに応じた冷却状態を所定時間維持している。これにより、バッテリ105の比熱の大きさに起因するバッテリ105の過度の温度上昇や過度の温度降下等を抑制するよう適切に冷却でき、バッテリ105の負荷を軽減できる。
(2)作動Duty設定部15及び第3切り替えディレイ時間マップ23(前記図5)が、走行モードが切り替わったときのバッテリ105の温度を検出し、検出したバッテリ105の温度に応じて切替ディレイ時間を設定する。
これにより、バッテリ105をより適切に冷却できる。
(3)走行モードが切り替わったときのバッテリ105の温度が高いほど切替ディレイ時間を長くする。
例えば、バッテリ105の温度が高くなるほど、入出力制限や操作制限がかかり易くなる。このことから、走行モードが切り替わったときのバッテリ105の温度が高いほど切替ディレイ時間を長くすることで、高い冷却能力を維持する時間を長くしてバッテリ105をより適切に冷却している。
これにより、バッテリ105をより適切に冷却できる。
(3)走行モードが切り替わったときのバッテリ105の温度が高いほど切替ディレイ時間を長くする。
例えば、バッテリ105の温度が高くなるほど、入出力制限や操作制限がかかり易くなる。このことから、走行モードが切り替わったときのバッテリ105の温度が高いほど切替ディレイ時間を長くすることで、高い冷却能力を維持する時間を長くしてバッテリ105をより適切に冷却している。
(4)作動Duty設定部15、並びに第1及び第2切り替えディレイ時間マップ21,22(前記図3及び図4)は、切り替え後の走行モードと切り替え前の走行モードとの組み合わせに応じて切替ディレイ時間を設定する。
これにより、バッテリ105をより適切に冷却できる。
また、切り替え後の走行モードと切り替え前の走行モードとの組み合わせに応じて切替ディレイ時間を設定することで、例えば、エコモードからノーマルモードを越えてスポーツモードに切り替わる場合にも切替ディレイ時間の設定できる(前記図3)。
これにより、複数の走行モードを跨ぐ走行モードの切り替えをしても、それに応じてバッテリ105を適切に冷却できる。
これにより、バッテリ105をより適切に冷却できる。
また、切り替え後の走行モードと切り替え前の走行モードとの組み合わせに応じて切替ディレイ時間を設定することで、例えば、エコモードからノーマルモードを越えてスポーツモードに切り替わる場合にも切替ディレイ時間の設定できる(前記図3)。
これにより、複数の走行モードを跨ぐ走行モードの切り替えをしても、それに応じてバッテリ105を適切に冷却できる。
(5)切り替え後の走行モードが切り替え前の走行モードに対してバッテリ105の充放電が減少する走行モードとなる場合に設定する切替ディレイ時間を、切り替え後の走行モードが切り替え前の走行モードに対してバッテリ105の充放電が増加する走行モードとなる場合に設定する切替ディレイ時間よりも長くする。
ここで、バッテリ105の充放電量が多い走行モードから充放電量が減少する走行モードに切り替わったとしても、バッテリ105の比熱の大きさゆえ、バッテリ105の温度が時間を追って大きくなってしまう場合がある。
このようなことから、切り替え後の走行モードが切り替え前の走行モードに対してバッテリ105の充放電が減少する走行モードとなる場合に設定する切替ディレイ時間の方を長くすることで、充放電量が減少する走行モードに切り替わった後のバッテリ105を適切に冷却できる。これにより、バッテリ105の温度上昇を適切に抑制できる。
ここで、バッテリ105の充放電量が多い走行モードから充放電量が減少する走行モードに切り替わったとしても、バッテリ105の比熱の大きさゆえ、バッテリ105の温度が時間を追って大きくなってしまう場合がある。
このようなことから、切り替え後の走行モードが切り替え前の走行モードに対してバッテリ105の充放電が減少する走行モードとなる場合に設定する切替ディレイ時間の方を長くすることで、充放電量が減少する走行モードに切り替わった後のバッテリ105を適切に冷却できる。これにより、バッテリ105の温度上昇を適切に抑制できる。
(6)充放電積算部12が、切り替え前の走行モード中の電流の充放電の量を積算する。そして、作動Duty設定部15及び第4切り替えディレイ時間マップ24が、充放電積算部12が積算した充放電量積算値に応じて切替ディレイ時間を設定する。具体的には、充放電量積算値が大きいほど切替ディレイ時間を長くする。
ここで、バッテリ105の充放電量が多いと、バッテリ105の比熱の大きさゆえ、バッテリ105の温度が時間を追って大きくなる。すなわち、大きな時間遅れをもってバッテリ105の温度が上昇する。これは、バッテリ105の充放電量が多くなるほど、発熱量が多くなることでも言える。
このようなことから、切り替え前の走行モード中の充放電量積算値が大きいほど切替ディレイ時間を長くする。すなわち、走行モードの切り替え前の高い冷却能力を維持する時間を長くする。これにより、走行モードが切り替わった場合でも、バッテリ105の温度上昇可能性に応じて適切に冷却できる。
ここで、バッテリ105の充放電量が多いと、バッテリ105の比熱の大きさゆえ、バッテリ105の温度が時間を追って大きくなる。すなわち、大きな時間遅れをもってバッテリ105の温度が上昇する。これは、バッテリ105の充放電量が多くなるほど、発熱量が多くなることでも言える。
このようなことから、切り替え前の走行モード中の充放電量積算値が大きいほど切替ディレイ時間を長くする。すなわち、走行モードの切り替え前の高い冷却能力を維持する時間を長くする。これにより、走行モードが切り替わった場合でも、バッテリ105の温度上昇可能性に応じて適切に冷却できる。
(7)モード切替判定部14が、運転者の入力操作を基に走行モードの切り替えを検出する。このとき、走行モードの切り替えを意図しない運転者の入力操作に反応しない程度の長い時間に切替ディレイ時間を設定する。
これにより、運転者による走行モードの切替誤操作や意地悪操作に対応して冷却ファン5の風量が頻繁に切り替わることを防止できる。これより、電池の冷却騒音が乗員に違和感を与えるのを防止できる。
これにより、運転者による走行モードの切替誤操作や意地悪操作に対応して冷却ファン5の風量が頻繁に切り替わることを防止できる。これより、電池の冷却騒音が乗員に違和感を与えるのを防止できる。
1 バッテリ冷却制御装置、2 温度センサ、3 電圧センサ、4 電流センサ、5 冷却ファン、10 CPU、11 作動Dutyマップ、12 充放電積算部、13 システム起動判定部、14 モード切替判定部、15 作動Duty設定部、16 冷却制御部、20 切り替えディレイ時間マップ、21 第1切り替えディレイ時間マップ、22 第2切り替えディレイ時間マップ、23 第3切り替えディレイ時間マップ、24 第4切り替えディレイ時間マップ
Claims (7)
- 制駆動力制御特性が異なる複数の走行モードを切り替えてモータを駆動制御してそのモータで車輪を駆動するとともに、前記車輪の駆動に連動してモータと電池との間で電流の充放電を行う車両の該電池を冷却するための車両用電池冷却制御装置において、
前記走行モードの切り替えを検出する走行モード切替検出手段と、
前記電池の温度を検出する電池温度検出手段と、
前記電池を冷却する冷却手段と、
前記電池温度検出手段が検出する電池の温度及び現在の走行モードのうちの少なくとも何れかを基に、前記冷却手段を駆動制御する冷却制御手段と、を備え、
前記冷却制御手段は、前記走行モード切替検出手段が検出した前記走行モードの切り替え時点から所定時間、その切り替え前の走行モードで前記電池の温度及び該走行モードのうちの少なくとも何れかを基に実施していた制御内容で前記冷却手段の駆動制御を継続することを特徴とする車両用電池冷却制御装置。 - 前記走行モード切替検出手段及び前記電池温度検出手段の検出結果を基に、前記走行モードが切り替わったときの前記電池の温度を検出し、検出した電池の温度に応じて前記所定時間を設定する電池温度対応制御継続時間設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用電池冷却制御装置。
- 前記電池温度対応制御継続時間設定手段は、前記電池の温度が高いほど前記所定時間を長くすることを特徴とする請求項2に記載の車両用電池冷却制御装置。
- 前記走行モード切替検出手段が走行モードの切り替えを検出したときに該走行モード切替検出手段が検出した切り替え後の走行モードと切り替え前の走行モードとの組み合わせに応じて前記所定時間を設定する走行モード切替対応制御継続時間設定手段を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用電池冷却制御装置。
- 前記走行モード切替対応制御継続時間設定手段は、前記切り替え後の走行モードが前記切り替え前の走行モードに対して前記電流の充放電が減少する走行モードとなる場合に設定する前記所定時間を、前記切り替え後の走行モードが前記切り替え前の走行モードに対して前記電流の充放電が増加する走行モードとなる場合に設定する前記所定時間よりも長くすることを特徴とする請求項4に記載の車両用電池冷却制御装置。
- 前記切り替え前の走行モード中の前記電流の充放電の量を積算する充放電量積算手段と、
前記充放電量積算手段が積算した充放電量積算値に応じて前記所定時間を設定する充放電量対応制御継続時間設定手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用電池冷却制御装置。 - 前記走行モード切替検出手段は、運転者の入力操作を基に走行モードの切り替えを検出するものであり、
前記所定時間は、走行モードの切り替えを意図しない運転者の入力操作に反応しない程度の長い時間に設定されることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両用電池冷却制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008329952A JP2010154654A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 車両用電池冷却制御装置 |
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JP2008329952A JP2010154654A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 車両用電池冷却制御装置 |
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JP2008329952A Pending JP2010154654A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 車両用電池冷却制御装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-12-25 JP JP2008329952A patent/JP2010154654A/ja active Pending
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