JP2009005423A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリが高温になると、バッテリの充放電を制限するように制御するハイブリッド車両の制御装置において、バッテリの温度が高い温度領域にあっても、エネルギ効率の向上を図る。
【解決手段】充放電の上限値は、第一上限値70と、この第一上限値70より小さい第二上限値72とを含む。制御装置は、モータの動作パターンが回生パターンであるとき、第一上限値70を選択する。これにより、温度Tが高い温度領域であっても、モータの回生発電の動作が制限され難くなるので、エネルギ効率の向上を図ることが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】充放電の上限値は、第一上限値70と、この第一上限値70より小さい第二上限値72とを含む。制御装置は、モータの動作パターンが回生パターンであるとき、第一上限値70を選択する。これにより、温度Tが高い温度領域であっても、モータの回生発電の動作が制限され難くなるので、エネルギ効率の向上を図ることが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置、特にバッテリが高温になると、バッテリの充放電を制限するように制御する制御装置の改良に関するものである。
ハイブリッド車両は、原動機としてエンジンとモータを搭載し、これらの原動機の出力により走行する車両である。ハイブリッド車両には、モータに接続される電源として充放電可能なバッテリが搭載されている。一般的に、バッテリが高温になると、バッテリの劣化を促進することが知られている。したがって、バッテリが高温になると、充放電を制限してバッテリ自らのジュール熱を抑えることにより、バッテリの温度上昇を抑制し、バッテリの劣化を抑制している。
下記特許文献1には、バッテリの温度が所定値以上のときに、その温度が高くなるにつれて徐々に減少するように充放電の上限値を設定し、充放電を制限するように制御を行うハイブリッド車両の制御装置が開示されている。このハイブリッド車両の制御装置においては、徐々に減少するように充放電の上限値を設定することにより、充放電を制限するときに急激な変動が防止されるので、搭乗者に違和感を与えずに、バッテリの劣化を抑制することができる。
上記特許文献1のようなハイブリッド車両の制御装置においては、バッテリの温度が高い温度領域にあると、充放電の上限値を徐々に減少させてから充放電が制限される。つまり、バッテリに接続されたモータの出力を徐々に減少させてからモータの動作が制限される。例えば、バッテリの温度が高い温度領域にあるときにハイブリッド車両が減速する場合においては、ハイブリッド車両の運動エネルギでモータの回生発電を行うことも制限されてしまう。モータの回生発電が制限されると、本来利用することのできた回生発電による電気エネルギが得られなくなるので、エネルギ効率が低下してしまう。
本発明の目的は、バッテリの温度が高い温度領域にあっても、エネルギ効率の向上を図ることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することにある。
本発明は、原動機としてエンジンとモータを含むハイブリッド車両に搭載され、モータに接続されたバッテリが高温になると、バッテリの充放電を制限するように制御を行うハイブリッド車両の制御装置において、充放電の第一上限値と、この第一上限値より小さい第二上限値とを含み、モータの動作パターンに応じて第一上限値と前記第二上限値のいずれか一方を選択する選択手段を有することを特徴とする。
また、前記モータの動作パターンは、モータが回生発電する回生パターンを含み、前記モータの動作パターンが回生パターンであるとき、前記選択手段が第一上限値を選択することができる。
また、前記第一上限値を、バッテリの温度が第一所定値以上のときに、バッテリの温度が高くなるにしたがい減少するように設定することもできる。
また、前記第二上限値を、バッテリの温度が前記第一所定値より低い第二所定値以上のときに、バッテリの温度が高くなるにしたがい減少するように設定することもできる。
また、第二上限値よりさらに小さい第三上限値と、乗員の動力性能の要求に応じて選択される動力性能モードと、を有し、前記選択手段は、前記動力性能モードに応じて第二上限値と前記第三上限値のいずれか一方を選択することもできる。
また、前記動力性能モードは、通常走行に対応したノーマルモードと、通常走行より高い動力性能が要求されたときのパワーモードと、を含み、前記選択手段は、前記選択された動力性能モードがノーマルモードであるとき、第二上限値を選択し、前記選択された動力性能モードがパワーモードであるとき、第三上限値を選択することもできる。
また、前記各上限値を、充電および放電に対してそれぞれ別個に設定することもできる。
さらに、バッテリの発熱量を算出する発熱量算出手段を有し、前記発熱量算出手段により算出された発熱量からバッテリの温度を決定することもできる。
また、前記発熱量算出手段は、バッテリの電流を二乗した値に基づいてバッテリの発熱量を算出することもできる。
また、前記発熱量算出手段は、バッテリの電力を二乗した値に基づいてバッテリの発熱量を算出することもできる。
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、バッテリの温度が高い温度領域にあっても、エネルギ効率の向上を図ることができる。
以下、本発明に係るハイブリッド車両の制御装置の実施形態について、図に従って説明する。
まず、本実施形態に係る制御装置40を搭載するハイブリッド車両10の構成について、図1を用いて説明する。ハイブリッド車両10は、原動機としてエンジン12と、第一の電動機(以下、第一MGと記す)14と、第二の電動機(以下、第二MGと記す)16とを有する。原動機12,14,16には、これらの動力を分配、統合する動力分配統合機構18が接続されている。動力分配統合機構18には、減速機構20を介して駆動輪22が接続されている。各原動機12,14,16の動力は、動力分配統合機構18により統合された後に、減速機構20を介して駆動輪22に伝達され、ハイブリッド車両10が走行する。
ハイブリッド車両10は、エンジン12と第一及び第二MG14,16の出力を制御することにより、様々な態様の走行を行うことができる。例えば、エンジン12または第二MG16のどちらか一方で走行する、エンジン12と第二MG16とを協調して走行する、またエンジン12の出力の一部により第一MG14で発電を行うなど様々な態様の走行を行うことができる。さらに、減速時において、駆動輪22から入力されるハイブリッド車両10の運動エネルギにより第二MG16で回生発電を行うこともできる。
第一及び第二MG14,16は、発電機として機能するとともに、電動機として機能する同期モータである。第一及び第二MG14,16は、第一及び第二インバータ30,32を介してバッテリ34に接続される。バッテリ34は、充放電可能な二次電池、例えばニッケル水素二次電池またはリチウムイオン二次電池などで構成される。バッテリ34に蓄えられる電力は、第一及び第二インバータ30,32により直流電流から三相交流電流に変換された後に、第一及び第二MG14,16に供給されて、これらのMG14,16を駆動する。また、回生時に第一及び第二MG14,16で発電された電力は、第一及び第二インバータ30,32により三相交流電流から直流電流に変換された後に、バッテリ34に送られて蓄えられる。このように、第一及び第二MG14,16は、電動機および発電機として機能することができる。
第一及び第二MG14,16の動作は、前述したハイブリッド車両10の様々な態様の走行に基づいて次の4種の動作パターン(以降、モータの動作パターンと記す)に区別される。すなわち、第一MG14がエンジン12の出力で発電する発電パターン、第二MG16が回生発電する回生パターン、第二MG16のみの出力によりハイブリッド車両10が走行するEV走行パターン、および第二MG16がエンジン12の出力をアシストするアシスト走行パターンに区別される。
ハイブリッド車両10は、車両の状態と乗員の要求とに基づき運転を行なうよう制御するハイブリッド用ECU40を有する。ハイブリッド用ECU40は、マイクロコンピュータで構成される。なお、ハイブリッド用ECU40は、本発明に係る制御装置に対応する装置であり、これを以降、単に制御装置40と記す。
制御装置40には、エンジンECU42、モータECU44、バッテリECU46、および車速センサ58が接続されている。エンジンECU42には、エンジン12の運転状態を検出するセンサ、例えば回転速度センサ(図示せず)が接続されており、そのセンサから信号がエンジンECU42を介して制御装置40に入力される。モータECU44には、第一及び第二MG14,16の運転状態を検出するセンサ、例えば回転速度センサ(図示せず)が接続されており、そのセンサから信号がモータECU44を介して制御装置40に入力される。バッテリECU46には、バッテリ34の状態を検出する各種センサが接続されている。各種センサは、バッテリ34の温度Tを検出する温度センサ34a、バッテリ34の電流を検出する電流センサ34b、およびバッテリ34の端子間の電圧を検出する電圧センサ34cを含む。これらの各種センサから信号がバッテリECU46を介して制御装置40に入力される。車速センサ58は、ハイブリッド車両10の走行速度を検出する検出器であり、この検出器から信号が制御装置40に入力される。制御装置40は、各ECU42,44,46と車速センサ58から送られてきた信号に基づき車両の状態を判断する。そして、制御装置40は、この車両の状態と後述する乗員の要求とを総合して、エンジン12と第一及び第二MG14,16の出力を決定し、エンジン12と第一及び第二インバータ30,32を制御する。
また、制御装置40には、イグニッションスイッチ50、アクセルペダル52、ブレーキペダル54、およびシフトレバー56が接続されている。これらは、乗員(運転者)が操作する入力手段であり、制御装置40は、この入力手段の操作によって送られる信号に基づき乗員の要求を判断する。
本実施形態に係る制御装置40は、バッテリ34の温度Tと充放電の上限値Win,Woutの対応関係が設定されたメモリを有している。バッテリ34の温度Tと充放電の上限値Win,Woutとの関係について図2を用いて詳しく説明する。
まず、図2に示される、温度Tが低い温度領域について説明する。一般的に、バッテリは低温になると放電できる電力が低下する。このため、低温時に大きな電流を流そうとすると電圧が低下してしまう。この場合、本実施形態においては、第一及び第二MG14,16の運転ができなくなる可能性がある。したがって、低温時には、図示するように温度Tが低くなるにしたがい、例えば0℃から−25℃になるにしたがい上限値Woutが徐々に小さくなるように定められている。また、一般的に、バッテリが低温のときに充電する場合、大きな電流が流れることによりバッテリの端子電圧が上昇する。この電圧が回路上の電気部品の耐電圧を超えると、電気部品が破損してしまう可能性がある。よって、電気部品を保護するために、放電時と同様に、温度Tが低くなるにしたがい、例えば0℃から−25℃になるにしたがい上限値Winが徐々に小さくなるように定められている。なお、温度Tが低い温度領域において、温度Tが低くなるにしたがい上限値Win,Woutを徐々に小さくなるように制限しているのは、温度Tが−25℃に達した時点でいきなり充放電を止める、すなわち0としてしまうことにより、制御が不連続となり、車両走行上、乗員に違和感を与えてしまうことを防ぐためである。
次に、図2に示される、温度Tが高い温度領域について説明する。背景技術で述べたように、バッテリが高温になると、バッテリの劣化を促進することが知られている。したがって、高温時においても、図示するように温度Tが高くなるにしたがい、例えば50℃から60℃になるにしたがい上限値Win,Woutが小さくなるように定められている。このように、温度Tが50℃から60℃の温度領域において、徐々に小さくなるよう制限された上限値Win,Woutのことを、以降、第一上限値70と記す。
本発明において特徴的なことは、図2から明らかなように、温度Tが高い温度領域において、第一上限値70の他に、これより小さい第二上限値72が含まれることである。この第二上限値72は、例えば40℃から50℃になるにしたがい小さくなるように定められている。そして、本発明で特徴的なことは、第一及び第二上限値70,72を、モータの動作パターンに応じて選択することである。この選択の詳細について次に説明する。
本発明に係る実施形態であって、バッテリ34の温度Tが高い温度領域にあるとき、モータの動作パターンに応じて第一及び第二上限値70,72を選択する制御装置40の制御動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御装置40は、現在のモータの動作パターンを判定する(ステップS100)。モータの動作パターンが回生パターンであるときには、制御装置40が第一上限値70を選択する(ステップS101)。そして、第一上限値70に対応した第二MG16のトルクを算出し(ステップS102)、モータECU44にその制御信号を出力する(ステップS103)。
一方、モータの動作パターンが回生パターン以外であるとき、すなわち発電パターン、EV走行パターンまたはアシスト走行パターンであるときには、制御装置40が第二上限値72を選択する(ステップS104)。そして、第二上限値72に対応した第一又は第二MG14,16のトルクを算出し(ステップS105)、モータECU44にその制御信号を出力する(ステップS103)。
本実施形態によれば、温度Tが高い温度領域において、モータの動作パターンに応じて上限値70,72からいずれか一方が選択される。つまり、モータの動作パターンが回生パターンであるとき、第一上限値70が選択され、一方、回生パターン以外であるときには、第二上限値72が選択される。これにより、温度Tが高い温度領域において、まず回生パターン以外の動作が制限されるので、温度Tの上昇が抑制される。その結果、回生発電の動作が制限されにくくなり、エネルギ効率の向上を図ることが可能となる。
次に、別の実施形態について図を用いて説明する。図4は、バッテリ34の温度Tと充放電の上限値Win,Woutとの関係の他の例を示す図であり、図2に対応して描かれている。
この実施形態には、図4から明らかなように、温度Tが高い温度領域において、第一上限値70の他に、これより小さい第二上限値74と、これよりさらに小さい第三上限値76とを含む。第二上限値74は、例えば45℃から55℃になるにしたがい徐々に減少するように定められており、第三上限値76は、第二上限値74のときより低い温度領域、例えば40℃から50℃になるにしたがい徐々に減少するように定められている。第一上限値70と、第二上限値74及び第三上限値76とは、上述のようにモータの動作パターンに応じて選択される。そして、この実施形態の特徴は、第二上限値74と第三上限値76とが、乗員が要求する動力性能モードに応じて選択されることである。この動力性能モードの詳細について次に説明する。
一般的に、乗員による入力手段の操作と原動機の制御パラメータの対応関係を複数設定しておき、これらのいずれかを選択してその設定された各動力性能モードに応じた制御を実行する制御技術が知られている。本実施形態の動力性能モードは、平均的な通常走行に対応し、エネルギ効率のよい原動機の出力特性を得ることができるノーマルモードと、これより高い出力特性を得ることができるパワーモードとを含む。これらの動力性能モードは、乗員の動力性能の要求に応じて選択される。具体的には、制御装置40が、アクセル及びブレーキペダル52,54の単位時間あたりの変化量に基づいて乗員の要求を判断し、2つの動力性能モードからいずれか一方を選択する。例えば、単位時間当たりの変化量が所定値以上の場合、乗員がより高い動力性能を要求していると判断し、パワーモードを選択する。これにより、加速性を重視した走行が可能となる。一方、単位時間当たりの変化量が所定値未満の場合、通常走行に対応した動力性能を要求していると判断し、ノーマルモードを選択し、通常の走行が行なわれる。
次に、この実施形態であって、動力性能モードに応じて第二上限値74と第三上限値76を選択する制御装置40の制御動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御装置40は、現在のモータの動作パターンを判定する(ステップS200)。モータの動作パターンが回生パターンであるときには、制御装置40が第一上限値70を選択する(ステップS201)。そして、第一上限値70に対応した第二MG16のトルクを算出し(ステップS202)、モータECU44にその制御信号を出力する(ステップS203)。
一方、モータの動作パターンが回生パターン以外であるとき、すなわち発電パターン、EV走行パターンまたはアシスト走行パターンであるときには、現在の動力性能モードを判断する(ステップS204)。動力性能モードがノーマルモードであるときには、制御装置40が第二上限値74を選択する(ステップS205)。そして、第二上限値74に対応した第一又は第二MG14,16のトルクを算出し(ステップS206)、モータECU44にその制御信号を出力する(ステップS203)。一方、動力性能モードがパワーモードであるときには、制御装置40が第三上限値76を選択する(ステップS207)。そして、第三上限値76に対応した第一または第二MG14,16のトルクを算出し(ステップS208)、モータECU44にその制御信号を出力する(ステップS203)。
この実施形態によれば、動力性能モードに応じて第二上限値74および第三上限値76からいずれか一方が選択される。つまり、動力性能モードがノーマルモードであるとき、第二上限値74が選択され、一方、パワーモードであるときには、第三上限値76が選択される。これにより、温度Tが高い温度領域において、まずパワーモードによる第一又は第二MG14,16の動作が制限されるので、温度Tの上昇が抑制される。その結果、ノーマルモードによる第一又は第二MG14,16の動作が制限されにくくなり、エネルギ効率の向上を図ることが可能となる。
この実施形態においては、アクセル及びブレーキペダル52,54の単位時間あたりの変化量に基づいて動力性能モードを選択する場合について説明したが、乗員が操作可能な選択スイッチの操作により動力性能モードを選択することもできる。また、カーナビゲーションの予定走行路に基づいて動力性能モードを選択することもできる。例えば、予定走行路が山岳路の場合、より高い原動機の出力特性が必要な走行路であると判断し、そこに差し掛かったらパワーモードを選択することもできる。
上記各実施形態においては、温度Tが高い温度領域のときに、温度Tが高くなるにつれて徐々に減少するよう上限値Win,Woutが定められていることについて説明したが、段階的に上限値Win,Woutが減少してもよい。
本発明において、上限値Winと上限値Woutをそれぞれ個別に設定、例えば制限温度がそれぞれ異なる値になるように設定してもよい。
上記各実施形態では、温度センサ34aで検出された温度Tに応じて上限値Win,Woutを制限する場合について説明したが、温度Tと相関関係のあるバッテリ34の発熱量に応じて上限値Win,Woutを制限することもできる。バッテリ34の発熱量は、電流センサ34bで検出された電流を二乗した値に基づいて算出されてもよい。また、電流センサ34bで検出された電流と電圧センサ34cで検出された電圧とから電力を求め、この電力を二乗した値に基づいてバッテリ34の発熱量が算出されてもよい。
10 ハイブリッド車両、12 エンジン、14 第一MG、16 第二MG、34 バッテリ、40 制御装置、70 第一上限値、72,74 第二上限値、76 第三上限値。
Claims (10)
- 原動機としてエンジンとモータを含むハイブリッド車両に搭載され、モータに接続されたバッテリが高温になると、バッテリの充放電を制限するように制御を行うハイブリッド車両の制御装置において、
充放電の第一上限値と、この第一上限値より小さい第二上限値とを含み、
モータの動作パターンに応じて第一上限値と前記第二上限値のいずれか一方を選択する選択手段を有する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記モータの動作パターンは、モータが回生発電する回生パターンを含み、
前記モータの動作パターンが回生パターンであるとき、前記選択手段が第一上限値を選択する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記第一上限値は、バッテリの温度が第一所定値以上のときに、バッテリの温度が高くなるにしたがい減少するように設定される、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記第二上限値は、バッテリの温度が前記第一所定値より低い第二所定値以上のときに、バッテリの温度が高くなるにしたがい減少するように設定される、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項4記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
第二上限値よりさらに小さい第三上限値と、
乗員の動力性能の要求に応じて選択される動力性能モードと、
を有し、
前記選択手段は、前記動力性能モードに応じて第二上限値と前記第三上限値のいずれか一方を選択する、
こと特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項5記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記動力性能モードは、
通常走行に対応したノーマルモードと、
通常走行より高い動力性能が要求されたときのパワーモードと、
を含み、
前記選択手段は、前記選択された動力性能モードがノーマルモードであるとき、第二上限値を選択し、前記選択された動力性能モードがパワーモードであるとき、第三上限値を選択する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記各上限値は、充電および放電に対してそれぞれ別個に設定される、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置において、
バッテリの発熱量を算出する発熱量算出手段を有し、
前記発熱量算出手段により算出された発熱量からバッテリの温度を決定する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項8記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記発熱量算出手段は、バッテリの電流を二乗した値に基づいてバッテリの発熱量を算出する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項8記載のハイブリッド車両の制御装置であって、
前記発熱量算出手段は、バッテリの電力を二乗した値に基づいてバッテリの発熱量を算出する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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