JP2010152076A - 結像光学系およびそれを有する電子撮像装置 - Google Patents

結像光学系およびそれを有する電子撮像装置 Download PDF

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隆之 三村
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Abstract

【課題】良好な収差補正能力を有し、かつ、色にじみ等を含むフレアーの発生が少ない結像光学系及び電子撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側から像面に向かって順に、正の第1レンズ群と、負の第2レンズ群と、正の第3レンズ群を有し、広角端から望遠端のズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔は増大し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔は減少する結像光学系において、第1レンズ群は第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2と第三のレンズ素子E3から構成される接合レンズを有し、接合レンズは第二のレンズ素子E2の片側の面に第一のレンズ素子E1が接合され、第二のレンズ素子E2のもう一方の面に第三のレンズ素子E3が接合されて構成され、第一のレンズ素子E1は負レンズであり、第二のレンズ素子E2は正レンズであり、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、結像光学系及び電子撮像装置に関するものである。
高画素の撮像素子を用いた、ズーム比の高い撮像装置用のズームレンズとして、特許文献1、2、3に示すものがあった。これらの引用文献のズームレンズは、第1レンズ群は接合レンズを有している。そして、この接合レンズは、特定の部分分散比とアッベ数を有する樹脂を間に挟んだサンドイッチ構造を有する。
特開2007−298555号公報 特開2006−349947号公報 特開2007−163964号公報
しかしながら、特許文献1、2、3に記載されたズームレンズでは、良好な収差補正能力を有しつつ、色にじみ等を含むフレアーの発生を抑えることが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、良好な結像性能を得るのに好適な光学素子、別言すれば、良好な収差補正能力を有し、かつ、色にじみ等を含むフレアーの発生の少ない、光学素子を有する結像光学系を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の結像光学系は、物体側から像面に向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角端から望遠端のズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は減少することによりズーミングを行う結像光学系において、前記第1レンズ群は第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2と第三のレンズ素子E3から構成される接合レンズを有し、前記接合レンズは前記第二のレンズ素子E2の片側の面に前記第一のレンズ素子E1が接合されて構成され、前記第二のレンズ素子E2のもう一方の面に前記第三のレンズ素子E3が接合され、前記第一のレンズ素子E1は負レンズであり、前記第二のレンズ素子E2は正レンズであり、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴としている。
20<|νeff−ν3|<80 …(1)
0<|θgFeff−θgF3|<0.10 …(2)
0.5<θgF2<0.9 …(3)
1.2<(fG1+0.7ft)/enz<5 …(4)
ここで、
ν1、ν2、ν3は、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2、前記第三のレンズ素子E3のそれぞれのアッベ数、
fE1、fE2、fE3は、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2、前記第三のレンズ素子E3のそれぞれの焦点距離、
fdoubleは、前記第二のレンズ素子E2の像面側の境界面が空気であるとしたときの、前記接合レンズの合成焦点距離、
θgF1は、前記第一のレンズ素子E1の部分分散比(ng1−nF1)/(nF1−nC1)、
θgF2は、前記第二のレンズ素子E2の部分分散比(ng2−nF2)/(nF2−nC2)、
θgF3は、前記第三のレンズ素子E3の部分分散比(ng3−nF3)/(nF3−nC3)、
nC1、nF1、ng1は、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1のC線、F線、g線に対する屈折率、
nC2、nF2、ng2は、それぞれ、前記第二のレンズ素子E2のC線、F線、g線に対する屈折率、
nC3、nF3、ng3は、それぞれ、前記第三のレンズ素子E1のC線、F線、g線に対する屈折率、
νdeff、θgFeffは、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2のみで接合レンズを構成したときの等価アッベ数及び等価部分分散比であって、下記の式で表され、
Figure 2010152076
fG1は第1レンズ群の焦点距離、
ftは結像光学系の望遠端の端焦点距離、
enzは、結像光学系のレンズ第1面から入射瞳位置までの距離である。
また、本発明の結像光学系において、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
2.5<fE2/fG1<3.0 …(5)
ここで、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
fE2は前記第二のレンズ素子E2の焦点距離、
である。
また、本発明の結像光学系において、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2及び前記第三のレンズ素子E3はいずれも正の屈折力を有し、前記接合レンズは、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2及び前記第三のレンズ素子E3からなり、第1レンズ群は、正の屈折力を有する単レンズと前記接合レンズによって構成されることが好ましい。
また、本発明の結像光学系において、前記第1レンズ群は正の屈折力を持つ単レンズを有し、該正の屈折力を持つ単レンズは、前記接合レンズよりも物体側に配置されることが好ましい。
また、本発明の結像光学系において、下記の条件式(6)を満足することがさらに好ましい。
0.5<(Ra+Rb)/(Ra―Rb)<1.2 …(6)
ここで
Raは、正の屈折力を持つ単レンズの像側面の曲率半径、
Rbは、前記接合レンズにおける物体側面の曲率半径、
である。
本発明の結像光学系において、第2レンズ群は、その最も物体側に位置するレンズの物体側の面が凹面となっていることが好ましい。
本発明の電子撮像装置は、上述のいずれかの結像光学系と、電子撮像素子を備えることを特徴としている。
本発明にかかる結像光学系及び電子撮像装置は、良好な収差補正能力を有し、かつ、色にじみ等を含むフレアーの発生が少ない、という効果を奏する。
実施例の説明に先立ち、本実施形態の結像光学系の作用効果について説明する。
本実施形態の結像光学系は、物体側から像面に向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群を有し、広角端から望遠端のズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔は増大し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔は減少することによりズーミングを行う結像光学系である。そして、第1レンズ群は第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2と第三のレンズ素子E3から構成される接合レンズを有している。また、接合レンズは第二のレンズ素子E2の片側の面に第一のレンズ素子E1が接合され、第二のレンズ素子E2のもう一方の面に第三のレンズ素子E3が接合されて構成されている。また、第一のレンズ素子E1は負レンズであり、第二のレンズ素子E2は正レンズである。
そして、このような構成を備えた上で、結像光学系は、以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴としている。
20<|νeff−ν3|<80 …(1)
0<|θgFeff−θgf3|<0.10 …(2)
0.5<θgF2<0.9 …(3)
1.2<(fG1+0.7ft)/enz<5 …(4)
ここで、
ν1、ν2、ν3は、それぞれ、第一のレンズ素子E1、第二のレンズ素子E2、第三のレンズ素子E3のそれぞれのアッベ数、
fE1、fE2、fE3は、それぞれ、第一のレンズ素子E1、第二のレンズ素子E2、第三のレンズ素子E3のそれぞれの焦点距離、
fdoubleは、第二のレンズ素子E2の像面側の境界面が空気であるとしたときの、接合レンズの合成焦点距離、
θgF1は、第一のレンズ素子E1の部分分散比(ng1−nF1)/(nF1−nC1)、
θgF2は、第二のレンズ素子E2の部分分散比(ng2−nF2)/(nF2−nC2)、
θgF3は、第三のレンズ素子E3の部分分散比(ng3−nF3)/(nF3−nC3)、
nC1、nF1、ng1は、それぞれ、第一のレンズ素子E1のC線、F線、g線に対する屈折率、
nC2、nF2、ng2は、それぞれ、第二のレンズ素子E2のC線、F線、g線に対する屈折率、
nC3、nF3、ng3は、それぞれ、第三のレンズ素子E1のC線、F線、g線に対する屈折率、
νdeff、θgFeffは、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2のみで接合レンズを構成したときの等価アッベ数及び等価部分分散比であって、下記の式で表され、
Figure 2010152076
fG1は第1レンズ群の焦点距離、
ftは結像光学系の望遠端の焦点距離、
enzは、結像光学系のレンズ第1面から入射瞳位置までの距離である。
望遠端の倍率色収差は、第1レンズ群で発生する色収差の影響を非常に大きく受ける。そこで、通常は、第1レンズ群に接合レンズを用い、この接合レンズを構成する2枚のレンズ要素のアッベ数の差を大きくすることで色収差の発生を抑えることになる。ところが、従来、g線とF線による部分分散比の取り得る範囲が限られているため、2次スペクトルまでを十分に補正することは困難であった。
そこで、本実施形態の結像光学系では、接合レンズに、第一のレンズ素子E1、第二のレンズ素子E2、第三のレンズ素子E3の3枚のレンズ要素を用いている。このとき、第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2で構成される接合レンズを、1つのレンズと等価なレンズとみなす。更に、この等価なレンズと第三のレンズ素子E3で接合レンズを構成しているとみなす。そして、従来にない部分分散比をこの等価なレンズに持たせることにより、2枚のレンズ要素からなる接合レンズでは困難であった2次スペクトルまでの色収差補正を容易に行うことが可能となる。
具体的には、本実施形態の結像光学系では、条件式(1)を満たすようにする。これにより1次スペクトルを、良好に補正することが可能となる。そして、条件式(2)を満たすことにより、2次スペクトルまでを良好に補正することが可能となる。
条件式(1)の上限を上回ると、色収差の補正が過剰となり、光学性能の劣化を招く。逆に、条件式(1)の下限を下回ると、色収差の補正を十分に行うことが困難になるため望ましくない。
また、条件式(1)に代えて以下の条件式(1’)を満たすのが好ましい。
40<|νdeff−ν3|<70 …(1’)
条件式(1’)を満たせば、接合レンズに用いる硝材が高価なものになることを避けることができので、レンズ鏡筒や光学系全体のコストダウンができる。
条件式(2)の上限0.1を上回ると、2次スペクトルを十分に補正することが困難となる。
また、条件式(2)に代えて以下の条件式(2’)を満たすのが好ましい。
0<|θgFeff−θgF3|<0.06 …(2’)
条件式(2’)を満たせば、2次スペクトルまでの補正をより効果的に実施することが可能である。
3枚のレンズ要素による接合レンズにおいて、第二のレンズ素子E2に用いる硝材は、第一のレンズ素子E1に対しθgFが十分大きいものが望ましい。そこで、本実施形態の結像光学系では、条件式(3)を満たすようにしている。条件式(3)を満たすような硝材を用いることで、等価レンズとしてのθgFeffは十分小さい値となる。これにより、2次スペクトルの補正を良好に行うことができる。
条件式(3)の上限を上回ると、アッベ数が小さくなりすぎる。この場合、1次スペクトルの補正が困難になるため望ましくない。逆に条件式(3)の下限を下回ると、2次スペクトルまでを補正することが困難である。
また、条件式(3)に代えて以下の条件式(3’)を満たすのが好ましい。
0.5<θgF2<0.7 …(3’)
条件式(3’)を満たせば、1次スペクトルの補正に影響を与えず、より良好な色収差の補正が可能である。
また、望遠端において、さらに良好な色収差補正を行うためには、物体側より第1レンズ群に入射する周辺光の主光線の光線高を低くすることが望ましい。そのためには入射瞳の位置ができるだけ物体側に位置するようにすることが好ましい。そこで、本実施形態の結像光学系では、条件式(4)を満足するようにしている。これにより、第1レンズ群に入射する周辺光の主光線の光線高を低くすることが可能となるので、第1レンズ群による色収差、特にコマ収差の補正を、効果的に行うことができる。
条件式(4)の上限を上回ると、第1レンズ群の屈折力が不十分となる。この場合、全長が長くなるので、好ましくない。逆に条件式(4)の下限を下回ると、周辺光主光線の光線高が高くなる。この場合、良好に色収差を補正するのが困難になるので望ましくない。
また、条件式(4)に代えて条件式(4’)を満たすのが好ましい。
1.2<(fG1+0.7ft)/enz<2.1 …(4’)
条件式(4’)を満たせば、望遠端焦点距離に比べて、入射瞳位置をより物体側に近づけることができる。このため、より良好な色収差の補正を行うことができる。
また、本実施形態の結像光学系では、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
2.5<fE2/fG1<3.0 …(5)
ここで、
fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
fE2は前記第二のレンズ素子E2の焦点距離、
である。
条件式(5)の上限を上回ると、θgFeffを小さくすることができない。この場合、2次スペクトルまでの補正を行うことが困難になるので望ましくない。逆に条件式(5)の下限を下回ると、補正過剰となるので光学性能の劣化を招く。
また、本実施形態の結像光学系では、第一のレンズ素子E1、第二のレンズ素子E2及び第三のレンズ素子E3はいずれも正の屈折力を有し、接合レンズは、第一のレンズ素子E1、第二のレンズ素子E2及び第三のレンズ素子E3からなり、第1レンズ群は、正の屈折力を有する単レンズと接合レンズによって構成されることが好ましい。
接合レンズのみによって第1レンズ群が構成した場合、第1レンズ群の屈折力が不足しやすい。このため、場合によっては全長の増大を招く。そこで、接合レンズに加え、1枚正の屈折力を第1レンズ群が有するレンズによって、第1レンズ群における屈折力の不足を補うことができる。
また、本実施形態の結像光学系では、第1レンズ群は正の屈折力を持つ正の単レンズを有し、正の屈折力を持つ単レンズは接合レンズよりも物体側に配置されることが好ましい。
正の屈折力を持つ単レンズが接合レンズより物体側に配置されることで、接合レンズに対しての光線入射角をより小さくすることが可能である。これにより、望遠端での色収差を効率的に行うことができる。
また、本実施形態の結像光学系は、下記条件式(6)を満足することが好ましい。
0.5<(Ra+Rb)/(Ra―Rb)<1.2 …(6)
ここで
Raは、正の屈折力を持つ単レンズの像側面の曲率半径、
Rbは、接合レンズにおける物体側面の曲率半径、
である。
正の屈折力を持つ単レンズは、接合レンズへ入射する光線の入射角を小さくする働きをしている。そこで、本実施形態の結像光学系は、上記条件式(6)を満足することが好ましい。これにより、正の屈折力を持つ単レンズで発生する諸収差(色収差以外)の発生を少なくすることができる。条件式(6)の上限を上回ると、正の屈折力を持つ単レンズのパワーが不足しやすくなるので、全長の増大を招く。逆に条件式(6)の下限を下回ると、コマ収差の悪化を招くので望ましくない。
また、本実施形態の結像光学系では、第2レンズ群は、その最も物体側に位置するレンズの物体側の面が凹面となっていることが好ましい。
第2レンズ群の最も物体側の面が凹形状となっていることより、第2レンズ群の主点位置は凸形状のものと比較して像側に位置する。また、このようにすると、望遠端において、第2レンズ群と第3レンズ群の主点間隔を短くすることが可能となる。これにより望遠方向への変倍比を大きく取ることが可能となる。
また、本実施形態の電子撮像装置は、上述した結像光学系と電子撮像素子を含む電子撮像装置とすることが好ましい。上述した結像光学系は、色収差などを悪化させることなく光学系全長を薄くすることが可能である。そのため、電子撮像装置にこのような結像光学系を用いると、高画質な画像を得られつつ薄型化された電子撮像装置を得ることができる。
以下に、本発明にかかる結像光学系及び電子撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
次に、本発明の実施例1にかかるズームレンズについて説明する。図1は本発明の実施例1にかかるズームレンズの無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端での断面図である。
図2は実施例1にかかるズームレンズの無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端での状態を示している。また、FIYは像高を示している。なお、収差図における記号は、後述の実施例においても共通である。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、負屈折力の第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正屈折力の第3レンズ群G3と、正屈折力の第4レンズ群G4と、を有している。なお、以下全ての実施例において、レンズ断面図中、LPFはローパスフィルター、CGはカバーガラス、Iは電子撮像素子の撮像面を示している。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、両凸正レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4との接合レンズで構成されており、全体で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、両凹負レンズL5と、両凹負レンズL6と両凸正レンズL7との接合レンズと、両凹負レンズL8と、で構成されており、全体で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、両凸正レンズL9と、両凸正レンズL10と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11との接合レンズと、で構成されており、全体で正の屈折力を有している。
第4レンズ群G4は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、で構成されており、全体で正の屈折力を有している。
広角端から望遠端へと変倍する際には、第1レンズ群G1は物体側へ移動する。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。
次に、本発明の実施例2にかかるズームレンズについて説明する。図3は本発明の実施例2にかかるズームレンズの無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端での断面図である。
図4は実施例2にかかるズームレンズの無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端での状態を示している。
実施例2のズームレンズは、図3に示すように、物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、負屈折力の第2レンズ群G2と、開口絞りSと、正屈折力の第3レンズ群G3と、正屈折力の第4レンズ群G4と、を有している。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、平凸正レンズL1と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL4との接合レンズで構成されており、全体で正の屈折力を有している。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、両凹負レンズL5と、両凹負レンズL6と平凸正レンズL7との接合レンズと、両凹負レンズL8と、で構成されており、全体で負の屈折力を有している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、両凸正レンズL9と、両凸正レンズL10と像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11との接合レンズと、で構成されており、全体で正の屈折力を有している。
第4レンズ群G4は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL14と、で構成されており、全体で正の屈折力を有している。
広角端から望遠端へと変倍する際には、第1レンズ群G1は物体側へ移動する。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。
次に、上記各実施例のズームレンズを構成する光学部材の数値データを掲げる。なお、各実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッべ数、Fno.はFナンバー、fは全系焦点距離、D0は物体から第1面までの距離をそれぞれ表している。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をK、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式(I)で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+K)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10 …(I)
また、Eは10のべき乗を表している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
また、※印を付したレンズは、エネルギー硬化型樹脂によって構成されることにより、面間偏心による光学性能の劣化を免れることができる。さらにUV硬化型樹脂であれば、製造時の熱の影響による光学素子の損傷が起こらない。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
物面 ∞ ∞
1 85.115 5.32 1.48749 70.23 15.8
2 -294.647 0.05 14.9
3 66.774 1.80 1.7552 27.53 14.1
4 34.329 1.50 1.63387 23.38 13.1 ※
5 40.965 5.30 1.48749 70.23 12.8
6 170.709 可変 11.6
7 -101.271 1.00 1.51742 52.43 9.8
8 40.517 2.78 9.3
9 -42.402 0.79 1.48749 70.23 9.2
10 27.249 3.05 1.80518 25.46 9.1
11 -171.500 0.66 9.0
12 -68.731 0.92 1.8061 33.27 8.9
13 70.141 可変 8.8
14(絞り) ∞ 1.50 9.3
15 73.699 2.17 1.755 52.32 9.6
16 -193.105 0.02 9.6
17 36.479 4.32 1.51823 58.9 9.6
18 -37.139 2.00 1.80518 25.46 9.5
19 -154.4095 可変 9.4
20 50.617 3 1.72342 37.99 8.2
21 22.887 2.42 8.1
22 -254.020 3 1.48749 70.44 8.3
23 -47.1170 0.89 8.8
24 25.254 5.56 1.53172 48.84 9.4
25 54.283 可変 9.3
26 ∞ 4.57 1.5168 64.2 11.4
27 ∞ 可変 11.6
像面 ∞

各種データ
ズーム比 3.61
広角 中間 望遠
焦点距離 41.00 81.24 147.97
Fナンバー 3.51 3.95 4.39
画角 31.85 15.57 8.51
像高 11.15 11.15 11.15
レンズ全長 141.12 159.40 170.84
バックフォーカス 44.07 54.90 63.47
d6 4.47 27.3584 41.64
d13 29.87 15.21 2.00
d19 14.67 13.89 15.69
d25 40.53 51.54 60.10
d27 0.53 0.35 0.36
入射瞳位置 45.25 96.65 128.80
射出瞳位置 -38.15 -37.05 -39.60
前側主点位置 65.80 106.11 64.33
後側主点位置 -40.46 -80.90 -147.61

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 136.09
2 3 -95.84
3 4 307.35
4 5 109.10
5 7 -55.80
6 9 -33.90
7 10 29.40
8 12 -42.94
9 15 70.90
10 17 36.24
11 18 -61.20
12 20 -60.49
13 22 118.10
14 24 83.28

群 始面 焦点距離 レンズ構成長 倍率(広角) 倍率(中間) 倍率(望遠)
1 1 110.35 13.98 0 0 0
2 7 -26.14 9.20 -0.40 -0.60 -0.91
3 14 38.87 10.00 -1.18 -1.64 -2.11
4 20 205.93 14.86 0.79 0.74 0.70

群 始面 前側主点位置 側主点位置
1 1 -1.63 -10.49
2 7 3.35 -3.13
3 14 2.21 -4.52
4 20 11.47 1.166
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
物面 ∞ ∞
1 68.42 5.72 1.48749 70.23 16.9
2 ∞ 0.05 15.6
3 54.156 1.80 1.7552 27.53 14.5
4 29.434 1.50 1.63387 23.38 13.2 ※
5 33.569 8.99 1.48749 70.23 12.9
6 1728.235 可変 10.2
7 -71.336 0.99 1.57135 52.95 9.8
8 20.058 3.38 8.8
9 -37.416 1.50 1.48749 70.23 8.8
10 21.530 3.72 1.80518 25.46 8.8
11 ∞ 0.95 8.7
12 -59.647 1.19 1.8061 33.27 8.7
13 583.809 可変 8.7
14(絞り) ∞ 1.5 9.6
15 60.888 2.32 1.755 52.32 9.9
16 -226.953 0.01 9.9
17 28.226 5.6739 1.48749 70.23 9.9
18 -41.749 2.00 1.80518 25.46 9.6
19 -2329.704 可変 9.4
20 42.094 3.00 1.72342 37.99 8.3
21 18.874 2.42 8.1
22 -466.692 3.00 1.48749 70.44 8.3
23 -65.602 0.88 8.9
24 23.286 5.56 1.53172 48.84 9.9
25 162.961 可変 9.9
26 ∞ 4.57 1.5168 64.2 11.5
27 ∞ 可変 11.5
像面 ∞

各種データ
ズーム比 4.601624376
広角 中間 望遠
焦点距離 32.68 77.68 150.38
Fナンバー 3.39 3.79 4.21
画角 40.41 16.28 8.39
像高 11.15 11.15 11.15
レンズ全長 145.95 163.00 169.73
バックフォーカス 44.06 55.02 63.61
d6 1.19 22.72 32.28
d13 29.87 15.21 2.0
d19 14.67 13.89 15.69
d25 40.53 51.54 60.10
d27 0.52 0.47 0.50
入射瞳位置 41.35 109.54 143.65
射出瞳位置 -47.089 -45.57 -49.12
前側主点位置 62.31 127.23 93.42
後側主点位置 -32.15 -77.21 -149.88

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 139.94
2 3 -88.14
3 4 330.44
4 5 70.10
5 7 -27.29
6 9 -27.802
7 10 26.75
8 12 -67.08
9 15 63.81
10 17 35.49
11 18 -52.82
12 20 -50.01
13 22 156.20
14 24 50.40

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 倍率(広角) 倍率(中間) 倍率(望遠)
1 1 80.25 18.06 0 0 0
2 7 -18.83 11.73 -0.40 -0.75 -1.20
3 14 37.87 11.51 -1.48 -2.18 -2.95
4 20 125.82 14.86 0.68 0.59 0.53

群 始面 前側主点位置 後側主点位置
1 1 0.477 -11.33
2 7 2.21 -5.96
3 14 1.17 -6.44
4 20 14.00 3.96
次に、各実施例における条件式の値を掲げる。
条件式(1) 条件式(2) 条件式(3) 条件式(4)
第1実施例 40.29 0.046 0.668 1.66
第2実施例 40.80 0.053 0.668 1.29
さて、以上のような本発明の結像光学系は、物体の像をCCDやCMOSなどの電子撮像素子で撮影する撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、携帯端末、特に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。なお、ここで図示されている光学系は、一般的に用いられている光学系の例である。上記の実施例の光学系と置き換えることで、本発明の結像光学系を備えた撮影装置を実現できる。
図5〜図7に本発明による結像光学系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図5はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図6は同後方斜視図、図7はデジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含む。そして、撮影者が、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1のズームレンズ48を通して撮影が行われる。
撮影光学系41によって形成された物体像は、CCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、画像処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この画像処理手段51にはメモリ等が配置され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、このメモリは画像処理手段51と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上には、ファインダー用対物光学系53が配置されている。このファインダー用対物光学系53は、カバーレンズ54、第1プリズム10、開口絞り2、第2プリズム20、フォーカス用レンズ66からなる。このファインダー用対物光学系53によって、結像面67上に物体像が形成される。この物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポロプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40によれば、撮影光学系41の構成枚数を少なくした小型化・薄型化のズームレンズを有する電子撮像装置が実現できる。なお、本発明は、上述した沈胴式のデジタルカメラに限られず、屈曲光学系を採用する折り曲げ式のデジタルカメラにも適用できる。
次に、本発明の結像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンを図8〜図10に示す。図8はパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図、図9はパソコン300の撮影光学系303の断面図、図10は図8の側面図である。図8〜図10に示されるように、パソコン300は、キーボード301と、情報処理手段や記録手段と、モニター302と、撮影光学系303とを有している。
ここで、キーボード301は、外部から操作者が情報を入力するためのものである。情報処理手段や記録手段は、図示を省略している。モニター302は、情報を操作者に表示するためのものである。撮影光学系303は、操作者自身や周辺の像を撮影するためのものである。モニター302は、液晶表示素子やCRTディスプレイ等であってよい。液晶表示素子としては、図示しないバックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示素子がある。また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター302の周囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
この撮影光学系303は、撮影光路304上に、例えば実施例1のズームレンズからなる対物光学系100と、像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。これらはパソコン300に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮像素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に入力される。そして、最終的に、物体像は電子画像としてモニター302に表示される。図8には、その一例として、操作者が撮影した画像305が示されている。また、この画像305は、処理手段を介し、遠隔地から通信相手のパソコンに表示されることも可能である。遠隔地への画像伝達は、インターネットや電話を利用する。
次に、本発明の結像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持ち運びに便利な携帯電話を図11に示す。図11(a)は携帯電話400の正面図、図11(b)は側面図、図11(c)は撮影光学系405の断面図である。図11(a)〜(c)に示されるように、携帯電話400は、マイク部401と、スピーカ部402と、入力ダイアル403と、モニター404と、撮影光学系405と、アンテナ406と、処理手段とを有している。
ここで、マイク部401は、操作者の声を情報として入力するためのものである。スピーカ部402は、通話相手の声を出力するためのものである。入力ダイアル403は、操作者が情報を入力するためのものである。モニター404は、操作者自身や通話相手等の撮影像や、電話番号等の情報を表示するためのものである。アンテナ406は、通信電波の送信と受信を行うためのものである。処理手段(不図示)は、画像情報や通信情報、入力信号等の処理を行ためのものである。
ここで、モニター404は液晶表示素子である。また、図中、各構成の配置位置、特にこれらに限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上に配された対物光学系100と、物体像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。対物光学系100としては、例えば実施例1のズームレンズが用いられる。これらは、携帯電話400に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮影素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、図示していない画像処理手段に入力される。そして、最終的に物体像は、電子画像としてモニター404に、又は、通信相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、処理手段には信号処理機能が含まれている。通信相手に画像を送信する場合、この機能により、電子撮像素子チップ162で受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換する。
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
本発明の実施例1にかかるズームレンズの(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端における無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかるズームレンズの無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。 本発明の実施例2にかかるズームレンズの(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端における無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかるズームレンズの無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は広角端、(b)は中間、(c)は望遠端での状態を示している。 本発明によるズーム光学系を組み込んだデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図である。 デジタルカメラ40の後方斜視図である。 デジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。 本発明のズーム光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図である。 パソコン300の撮影光学系303の断面図である。 パソコン300の側面図である。 本発明のズーム光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である携帯電話を示す図であり、(a)は携帯電話400の正面図、(b)は側面図、(c)は撮影光学系405の断面図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1〜L13 各レンズ
LPF ローパスフィルタ
CG カバーガラス
I 撮像面
E 観察者の眼球
40 デジタルカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
43 ファインダー光学系
44 ファインダー用光路
45 シャッター
46 フラッシュ
47 液晶表示モニター
48 ズームレンズ
49 CCD
50 撮像面
51 処理手段
53 ファインダー用対物光学系
55 ポロプリズム
57 視野枠
59 接眼光学系
66 フォーカス用レンズ
67 結像面
100 対物光学系
102 カバーガラス
162 電子撮像素子チップ
166 端子
300 パソコン
301 キーボード
302 モニター
303 撮影光学系
304 撮影光路
305 画像
400 携帯電話
401 マイク部
402 スピーカ部
403 入力ダイアル
404 モニター
405 撮影光学系
406 アンテナ
407 撮影光路

Claims (7)

  1. 物体側から像面に向かって順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群を有し、
    広角端から望遠端のズーミングに際し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔は増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔は減少する結像光学系において、
    前記第1レンズ群は第一のレンズ素子E1と第二のレンズ素子E2と第三のレンズ素子E3から構成される接合レンズを有し、
    前記接合レンズは前記第二のレンズ素子E2の片側の面に前記第一のレンズ素子E1が接合され、前記第二のレンズ素子E2のもう一方の面に前記第三のレンズ素子E3が接合されて構成され、
    前記第一のレンズ素子E1は負レンズであり、前記第二のレンズ素子E2は正レンズであり、
    以下の条件式(1)、(2)、(3)、(4)を満足することを特徴とする結像光学系。
    20<|νeff−ν3|<80 …(1)
    0<|θgFeff−θgF3|<0.10 …(2)
    0.5<θgF2<0.9 …(3)
    1.2<(fG1+0.7ft)/enz<5 …(4)
    ここで、
    ν1、ν2、ν3は、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2、前記第三のレンズ素子E3のアッベ数、
    fE1、fE2、fE3は、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2、前記第三のレンズ素子E3の焦点距離、
    fdoubleは、前記第二のレンズ素子E2の像面側の境界面が空気であるとしたときの、前記接合レンズの合成焦点距離、
    θgF1は、前記第一のレンズ素子E1の部分分散比(ng1−nF1)/(nF1−nC1)、
    θgF2は、前記第二のレンズ素子E2の部分分散比(ng2−nF2)/(nF2−nC2)、
    θgF3は、前記第三のレンズ素子E3の部分分散比(ng3−nF3)/(nF3−nC3)、
    nC1、nF1、ng1は、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1のC線、F線、g線に対する屈折率、
    nC2、nF2、ng2は、それぞれ、前記第二のレンズ素子E2のC線、F線、g線に対する屈折率、
    nC3、nF3、ng3は、それぞれ、前記第三のレンズ素子E1のC線、F線、g線に対する屈折率、
    νdeff、θgFeffは、それぞれ、前記第一のレンズ素子E1と前記第二のレンズ素子E2のみで接合レンズを構成したときの等価アッベ数及び等価部分分散比であって、下記の式で表され、
    Figure 2010152076
    fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
    ftは前記結像光学系の望遠端の焦点距離、
    enzは、前記結像光学系のレンズ第1面から入射瞳位置までの距離である。
  2. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
    2.5<fE2/fG1<3.0 …(5)
    ここで、
    fG1は前記第1レンズ群の焦点距離、
    fE2は前記第二のレンズ素子E2の焦点距離、
    である。
  3. 前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2及び前記第三のレンズ素子E3はいずれも正の屈折力を有し、
    前記接合レンズは、前記第一のレンズ素子E1、前記第二のレンズ素子E2及び前記第三のレンズ素子E3からなり、
    前記第1レンズ群は、正の屈折力を有する単レンズと前記接合レンズによって構成されることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  4. 前記第1レンズ群は正の屈折力を持つ単レンズを有し、
    該正の屈折力を持つ単レンズは、前記接合レンズよりも物体側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  5. 下記の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項4に記載の結像光学系。
    0.5<(Ra+Rb)/(Ra―Rb)<1.2 …(6)
    ここで
    Raは、前記正の屈折力を持つ単レンズの像側面の曲率半径、
    Rbは、前記接合レンズにおける物体側面の曲率半径、
    である。
  6. 前記第2レンズ群は、その最も物体側に位置するレンズの物体側の面が凹面となっていることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の結像光学系と、電子撮像素子を備えたことを特徴とする電子撮像装置。
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