JP5427077B2 - 撮像光学系及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像光学系及びそれを用いた撮像装置に関するものである。
近年、携帯電話や携帯端末機、あるいはノートパソコン等の薄型化に伴い、光学系の高軸方向の長さを極限まで薄型化したカメラモジュールが求められている。この要求に応えるために、非球面レンズ2〜3枚程度で構成された短焦点の光学系が数多く提案されている。
また、近年、撮像素子の技術進歩と市場のニーズの高まりから、小型でありながら高画素、広角、低価格なカメラモジュールが求められている。結像性能を高めながら、光学系全長の短縮を図った光学系としては、レンズ枚数を4枚〜5枚とした例えば特許文献1、2に提案された光学系がある。
特許第4317933号公報 特開2007−264180号公報
特許文献1に提案されている光学系は、レンズを4枚使用している。そして、正、負、正、負のパワー配置により、色収差、非点収差、像面湾曲などの諸収差を良好に補正している。しかしながら、この構成では、Fnoがさらに明るくなった場合、色収差、コマ収差、非点収差などの軸外収差を補正することが出来なくなってしまう。
特許文献2に提案されている光学系は、レンズを5枚使用している。そして、高画素化に対する解像度を高めるために色収差と、コマ収差、像面湾曲などの軸外収差を良好に補正している。しかしながら、この構成では、光学系を小型化した場合、レンズ間隔の自由度がなくなる。このため、十分に性能を確保出来なくなってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、明るい光学系であり、かつ諸収差を良好に補正した小型な撮像光学系及びそれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像光学系は、
複数のレンズを有し、
複数のレンズは、
物体側より順に、
両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズと、
物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、
の5枚のレンズよりなり、
第3レンズと第4レンズとは接合されており、
第3レンズの中心部における負の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に強まり、第4レンズの中心部における正の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に弱まり、
第3レンズと第4レンズとの接合面は非球面であり、接合面は中心部から周辺部まで常に物体側に対して凹面であり、
以下の条件式を満足することを特徴とする。
0.75<(r6+r8)/(r6−r8)<4.0 (3)
ここで、
r6は第3レンズの物体側の面の曲率半径、
r8は第4レンズの像面側の面の曲率半径、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
2.5<|f3/f4|<100 (1)
ここで、
f3は第3レンズの焦点距離、
f4は第4レンズの焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像光学系の最も物体側に絞りが配置されていることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.4<f1/f34<2.5 (2)
ここで、
f34は第3レンズと第4レンズの合成焦点距離、
f1は第1レンズの焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、接合されているレンズの接合面の曲率は、近軸領域に比べて周辺部のほうが大きくなるような形状であることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.3<f1/f<1.4 (4)
ここで、
f1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.25<|f5/f|<1.15 (5)
ここで、
f5は第5レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
また、本発明の撮像装置は、
上述の撮像光学系と、
撮像面を有する電子撮像素子を備えたことを特徴とする
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像装置はオートフォーカス機構を備えたことが望ましい。
本発明によれば、明るい光学系であり、かつ諸収差を良好に補正した小型な撮像光学系及びそれを用いた撮像装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の撮像光学系の実施例1の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 本発明の撮像光学系の実施例2の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 本発明の撮像光学系の実施例3の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 本発明の撮像光学系の実施例4の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 本発明の撮像光学系の実施例5の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 本発明による撮像光学系を組み込んだデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図である。 デジタルカメラ40の後方斜視図である。 デジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。 本発明の撮像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図である。 パソコン300の撮影光学系303の断面図である。 パソコン300の側面図である。 本発明の撮像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である携帯電話を示す図であり、(a)は携帯電話400の正面図、(b)は側面図、(c)は撮影光学系405の断面図である。
実施例の説明に先立ち、本実施形態の撮像光学系の作用効果について説明する。
本実施形態の撮像光学系は、
物体側より順に、
両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズと、
負の屈折力を有する第2レンズと、
物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズと、
物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズと、
負の屈折力を有する第5レンズと、
の5枚のレンズよりなり、
第3レンズと第4レンズとは接合されており、
第3レンズの中心部における負の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に強まり、第4レンズの中心部における正の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に弱まり、
第3レンズと第4レンズとの接合面は非球面であり、接合面は中心部及び周辺部において常に物体側に対して凹面となることを特徴とする。
上述の5枚レンズの構成により、主点の位置を撮像光学系の物体側に配置することができる。これにより、焦点距離に対して全長を十分に小さくすることが可能となる。従って、光学系の全長短縮が実現できる。
また、第3レンズと第4レンズとは接合されている。絞りと像面の中間位置に接合レンズを配置することにより、倍率色収差をより最適に補正することが出来る。
また、第3レンズの中心部における負の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に強まり、第4レンズの中心部における正の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に弱まるように構成されている。これにより、周辺で前倒れになりやすい像面湾曲及び倍率色収差を補正することが出来る。
また、第3レンズと第4レンズとの接合面は非球面であり、接合面は中心部及び周辺部において常に物体側に対して凹面となるように構成されている。これにより、物体側及び像側の面への光線の入射角度を抑え、コマ収差及び非点収差を良好に補正できる。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(A)を満足することが望ましい。
|ν3−ν4|>20 (A)
ここで、
ν3は第3レンズのアッベ数(nd3−1)/(nF3−nC3)、
ν4は第4レンズのアッベ数(nd4−1)/(nF4−nC4)、
nd3、nC3、nF3は各々第3レンズのd線、C線、F線の屈折率、
nd4、nC4、nF4は各々第4レンズのd線、C線、F線の屈折率、
である。
条件式(A)は第3レンズと第4レンズのアッベ数に関する関係式である。条件式(A)を満足することで、色収差を良好に補正できる。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
2.5<|f3/f4|<100 (1)
ここで、
f3は第3レンズの焦点距離、
f4は第4レンズの焦点距離、
である。
条件式(1)は、接合レンズの負レンズと正レンズとの焦点距離の比を規定している。条件式(1)を満足することで、光学系の全長を短くし、良好な収差補正を行うことができる。
条件式(1)の上限値を上回ると、負レンズの屈折力が小さくなり、色収差を十分に補正することが出来ない。
条件式(1)の下限値を下回ると、第3レンズと第4レンズの合成焦点距離が長くなってしまう。このため、全長を小型化することが出来なくなってしまう。
なお、全長を短縮する場合、第1レンズの屈折力を大きくしなければならない。このため、球面収差及び、コマ収差が増大し収差補正が困難になる。
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像光学系の最も物体側に絞りが配置されていることが望ましい。
最も物体側に絞りを配置することで、射出瞳を像面から離すことができる。これにより、撮像素子周辺部に入射する光線の角度が小さくなる。このため、撮像素子周辺部の周辺光量の低下を回避することが可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
0.4<f1/f34<2.5 (2)
ここで、
f34は第3レンズと第4レンズの合成焦点距離、
f1は第1レンズの焦点距離、
である。
条件式(2)の上限値を上回ると、第1レンズの屈折力が小さくなってしまう。これにより、主点の位置を光学系の物体側に配置するのが困難になる。このため全長の短縮が困難になってしまう。
なお、第2レンズの屈折力を小さくすることにより、全長を短縮することも出来る。しかしながら、この場合は、色収差が増大し、性能を確保することが困難になる。
条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズの屈折力が大きくなってしまう。これにより、諸収差、特にマージナル光線高が高くなるため球面収差及びコマ収差が増大し収差補正が困難になる。また、光学系全体の屈折力が第1レンズに集中するため第1レンズの製造誤差感度が大きくなり好ましくない。
また、本発明の好ましい態様によれば、接合されているレンズの接合面の曲率は、近軸領域に比べて周辺部のほうが大きくなるような形状であることが望ましい。
この構成により、物体側及び像側の面への光線の入射角度を抑えることができる。この結果、より良好にコマ収差及び非点収差の補正をすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、接合されているレンズの接合面は、変曲点を有することが望ましい。
この構成により、物体側及び像側の面への光線の入射角度を抑えるこができる。この結果、特に光線高の高い位置において、より良好にコマ収差及び非点収差の補正をすることができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
0.75<(r6+r8)/(r6−r8)<4.0 (3)
ここで、
r6は前記第3レンズの物体側の面の曲率半径、
r8は前記第4レンズの像面側の面の曲率半径、
である。
条件式(3)は、第3レンズの物体側及び第4レンズの像側の面への光線の入射角度を抑え、良好なコマ収差の補正をすると共に、光学系のテレセントリック性を保ちつつ短縮化を実現するための条件を規定している。
条件式(3)の上限値を上回ると、第3レンズの物体側の面及び第4レンズの像側の面の負の曲率が小さくなりすぎることで、軸外光束の第3レンズの物体側及び第4レンズの像側の面に対する入射角が急になり、コマ収差の補正が困難になる。
条件式(3)の下限値を下回ると、第4レンズの像側の面の負の曲率が大きくなりすぎることで、第4レンズからの射出角が小さくなる。このため、光学系の全長の短縮化とテレセントリック性の確保との両立が困難になる。
なお、全長の短縮化とテレセントリック性を両立させるために第2レンズからの射出角を大きくすることも考えられる。しかしながら、第2レンズからの射出角を大きくすると、コマ収差が増大し、性能が劣化してしまう。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.3<f1/f<1.4 (4)
ここで、
f1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(4)は、光学系の全長を短くし、良好な収差補正に好ましい条件を規定している。
条件式(4)の上限値を上回ると、第1レンズの屈折力は小さくなってしまい、主点の位置を光学系の物体側に配置するのが困難になる。このため、全長の短縮が困難になってしまう。
条件式(4)の下限値を下回ると、第1レンズの屈折力は大きくなってしまい、諸収差、特にマージナル光線高が高くなる。このため、球面収差及び、コマ収差が増大し、収差補正が困難になる。また、光学系全体の屈折力が第1レンズに集中する。このため、第1レンズの製造誤差感度が大きくなり好ましくない。
また、本発明の好ましい態様によれば、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
0.25<|f5/f|<1.15 (5)
ここで、
f5は第5レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(5)は、光学系の全長を短くし、性能を確保しつつ、十分なバックフォーカス長を確保するための条件を規定している。
条件式(5)の値が上限値を上回った場合、第5レンズの負の屈折力が小さくなってしまい、バックフォーカスを十分に確保することが困難になる。さらに、像面湾曲、及び歪曲収差の補正が困難になる。
条件式(5)の値が下限値を下回ると、第5レンズの負の屈折力が大きくなってしまい、全長の短縮が困難になってしまう。この場合、光学系の全長を短くするためには第1レンズL1及び第3レンズL3の屈折力を強くしなければならない。しかしながら、第1レンズL1及び第3レンズL3の屈折力を強くすると、像面湾曲などの軸外収差を補正することが困難になってしまう。
また、本発明の撮像装置によれば、
上述の撮像光学系と、
撮像面を有する電子撮像素子を備えたことが望ましい。
これにより、明るい光学系、かつ諸収差を良好に補正した小型な撮像光学系を用いた撮像装置を提供できる。
また、本発明の好ましい態様によれば、撮像装置はオートフォーカス機構を備えたことが望ましい。
オートフォーカス機構を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
以下に、本実施形態の撮像光学系及び撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
次に、実施例1にかかる撮像光学系について説明する。図1は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
図2は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。また、FNOはFナンバー、ωは半画角を示している。なお、収差図における記号は、後述の実施例においても共通である。
実施例1の撮像光学系は、図1に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5と、の5枚のレンズより構成されている。第3レンズL3と第4レンズL4とは接合されている。
なお、以下全ての実施例において、レンズ断面図中、CGはカバーガラス、Iは電子撮像素子の撮像面を示している。
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、両凹負レンズである。第3レンズL3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
実施例2の撮像光学系は、図3に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5と、の5枚のレンズより構成されている。第3レンズL3と第4レンズL4とは接合されている。
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
実施例3の撮像光学系は、図5に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5と、の5枚のレンズより構成されている。第3レンズL3と第4レンズL4とは接合されている。
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
実施例4の撮像光学系は、図7に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5と、の5枚のレンズより構成されている。第3レンズL3と第4レンズL4とは接合されている。
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、両凹負レンズである。第3レンズL3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
実施例5の撮像光学系は、図9に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズL3と、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5と、の5枚のレンズより構成されている。第3レンズL3と第4レンズL4とは接合されている。
第1レンズL1は、両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズL3は、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は、両凹負レンズである。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5のすべてのレンズの両面に設けられている。
次に、上記各実施例の撮像光学系を構成する光学部材の数値データを掲げる。なお、各実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッべ数、Fno.はFナンバー、fは全系焦点距離、*印は非球面を示している。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をK、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+K)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10+A12y12
また、eは10のべき乗を表している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(絞り) ∞ -0.24
2* 1.856 1.08 1.53367 55.87
3* -5.955 0.05
4* -14338.301 0.35 1.61420 25.60
5* 2.873 0.63
6* -4.131 0.39 1.61700 27.20
7* -5.364 0.53 1.52400 50.40
8* -1.124 0.31
9* -6.298 0.50 1.53367 55.87
10* 1.575 0.60
11 ∞ 0.30 1.51633 64.14
12 ∞ 0.34
像面 ∞ 0.

非球面データ
第2面
K=-0.608
A4=5.42282e-03,A6=-1.32665e-02,A8=1.94497e-02,A10=-1.91967e-02
第3面
K=-1.132
A4=-4.75171e-02,A6=-2.13608e-02,A8=9.22856e-03,A10=-6.73286e-03
第4面
K=-0.000
A4=-6.15188e-02,A6=-1.79612e-02,A8=1.89328e-02,A10=1.80698e-03
第5面
K=-0.638
A4=1.51281e-03,A6=-7.49025e-04,A8=-4.36510e-03,A10=1.93490e-02,
A12=-5.18466e-03
第6面
K=11.806
A4=-2.53073e-03,A6=-2.22078e-02,A8=9.10678e-03,A10=-8.28913e-04
第7面
K=12.640
A4=6.54414e-03,A6=-1.76564e-02,A8=-1.90853e-02,A10=1.30128e-02
第8面
K=-3.428
A4=-6.43549e-02,A6=1.07122e-02,A8=-3.24140e-03,A10=2.44934e-03
第9面
K=0.000
A4=-5.06133e-02,A6=5.36974e-03,A8=2.44905e-03,A10=-3.59220e-04
第10面
K=-9.434
A4=-5.61038e-02,A6=1.38799e-02,A8=-3.24067e-03,A10=2.79623e-04,
A12=1.00000e-06,A14=-1.00000e-06
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(絞り) ∞ -0.24
2* 1.856 1.07 1.53367 55.87
3* -5.641 0.05
4* 53.010 0.35 1.61420 25.60
5* 2.714 0.60
6* -3.998 0.39 1.61700 27.20
7* -5.540 0.57 1.52400 50.40
8* -1.132 0.31
9* -6.676 0.50 1.53367 55.87
10* 1.553 0.60
11 ∞ 0.30 1.51633 64.14
12 ∞ 0.33
像面 ∞ 0.

非球面データ
第2面
K=-0.664
A4=4.66296e-03,A6=-1.36071e-02,A8=1.86875e-02,A10=-2.06245e-02
第3面
K=0.385
A4=-4.90249e-02,A6=-2.06081e-02,A8=7.38367e-03,A10=-6.46151e-03
第4面
K=-0.006
A4=-6.01656e-02,A6=-1.75157e-02,A8=1.69188e-02,A10=3.19289e-03
第5面
K=-0.418
A4=2.74177e-03,A6=-1.43877e-03,A8=-4.05819e-03,A10=2.00314e-02,
A12=-5.18466e-03
第6面
K=11.400
A4=-8.33075e-04,A6=-1.79773e-02,A8=9.93857e-03,A10=-1.63408e-03
第7面
K=13.555
A4=-4.59335e-03,A6=-1.80069e-02,A8=-1.14942e-02,A10=1.11751e-02
第8面
K=-3.508
A4=-5.93405e-02,A6=7.94457e-03,A8=8.39768e-04,A10=9.37291e-04
第9面
K=0.000
A4=-5.07290e-02,A6=4.38140e-03,A8=2.80330e-03,A10=-3.93085e-04
第10面
K=-9.446
A4=-5.47869e-02,A6=1.32154e-02,A8=-3.18377e-03,A10=2.81705e-04,
A12=1.00000e-06,A14=-1.00000e-06
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(絞り) ∞ -0.25
2* 1.776 1.00 1.53367 55.87
3* -11.786 0.06
4* 16.683 0.35 1.61420 25.60
5* 2.628 0.72
6* -4.883 0.27 1.61700 27.20
7* -19.594 0.54 1.52400 50.40
8* -1.038 0.17
9* -7.442 0.51 1.53367 55.87
10* 1.387 0.60
11 ∞ 0.30 1.51633 64.14
12 ∞ 0.53
像面 ∞ 0.

非球面データ
第2面
K=-0.657
A4=7.83905e-03,A6=-7.70433e-03,A8=1.71064e-02,A10=-1.65701e-02
第3面
K=0.082
A4=-3.75783e-02,A6=-2.83307e-02,A8=2.93728e-03,A10=-2.60012e-04
第4面
K=0.649
A4=-5.07674e-02,A6=-2.78035e-02,A8=6.14931e-03,A10=1.22851e-02
第5面
K=0.951
A4=5.68456e-04,A6=6.36465e-03,A8=-2.49656e-02,A10=3.55404e-02,
A12=-5.18466e-03
第6面
K=14.872
A4=2.01314e-03,A6=3.35717e-03,A8=2.08534e-03,A10=-1.76820e-03
第7面
K=0.182
A4=-4.89104e-02,A6=-3.35508e-02,A8=1.45463e-02
第8面
K=-3.632
A4=-2.82201e-02,A6=6.72065e-04,A8=1.37424e-02,A10=-3.93443e-03
第9面
K=0.000
A4=-3.52124e-02,A6=-2.12477e-03,A8=4.16451e-03,A10=-5.21474e-04
第10面
K=-10.231
A4=-5.78997e-02,A6=1.40719e-02,A8=-3.32962e-03,A10=2.85041e-04,
A12=1.00000e-06,A14=-1.00000e-06
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(絞り) ∞ -0.15
2* 2.315 1.20 1.53367 60.87
3* -6.270 0.08
4* -58.293 0.35 1.61420 25.60
5* 3.746 0.81
6* -4.730 0.61 1.61700 27.20
7* -5.093 0.66 1.52400 50.40
8* -1.596 0.67
9* -4.354 0.50 1.53367 55.87
10* 2.797 0.82
11 ∞ 0.30 1.51633 64.14
12 ∞ 0.34
像面 ∞ 0.

非球面データ
第2面
K=-0.905
A4=1.32337e-03,A6=-5.57899e-04,A8=-1.43473e-03,A10=-2.22137e-03
第3面
K=1.862
A4=-1.09219e-02,A6=-8.04554e-03,A8=-2.35317e-03,A10=-1.18504e-03
第4面
K=0.002
A4=-3.66422e-03,A6=-2.01230e-03,A8=-5.31835e-04,A10=4.79498e-04
第5面
K=4.335
A4=2.70899e-03,A6=-1.13574e-03,A8=-4.90260e-04,A10=1.80836e-03,
A12=-1.62478e-04
第6面
K=10.316
A4=-7.27178e-03,A6=-3.91332e-04,A8=1.54472e-03,A10=-1.16789e-03
第7面
K=-0.141
A4=1.42977e-03,A6=-2.77270e-03,A8=-6.35765e-04,A10=3.11470e-05
第8面
K=-2.148
A4=-2.89521e-04,A6=-7.32016e-03,A8=2.30191e-03,A10=-2.24670e-04
第9面
K=0.000
A4=-7.12690e-03,A6=-3.53107e-04,A8=3.55327e-04,A10=-2.23638e-05
第10面
K=-12.054
A4=-2.27895e-02,A6=2.94208e-03,A8=-4.26294e-04,A10=2.18443e-05,
A12=-9.57743e-09,A14=-1.59351e-08

数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(絞り) ∞ -0.24
2* 1.788 1.03 1.53367 55.87
3* -8.947 0.05
4* 37.841 0.35 1.61420 25.60
5* 2.962 0.62
6* -3.561 0.29 1.61700 27.20
7* -4.294 0.60 1.52400 50.40
8* -0.974 0.10
9* -21.383 0.52 1.53367 55.87
10* 1.192 0.60
11 ∞ 0.30 1.51633 64.14
12 ∞ 0.59
像面 ∞ 0.

非球面データ
第2面
K=-0.717
A4=5.41868e-03,A6=7.11784e-04,A8=6.31601e-03,A10=-1.57879e-02
第3面
K=1.447
A4=-5.82913e-02,A6=-3.17970e-02,A8=4.34054e-03,A10=2.33570e-03
第4面
K=-0.013
A4=-6.59541e-02,A6=-2.74697e-02,A8=-3.29402e-03,A10=2.53063e-02
第5面
K=0.568
A4=1.04789e-02,A6=-1.26990e-02,A8=-4.40329e-03,A10=2.10703e-02,
A12=-5.00015e-03
第6面
K=9.279
A4=2.04861e-02,A6=1.50804e-02,A8=-1.57867e-02,A10=9.10052e-03,
A12=-1.66094e-03
第7面
K=0.418
A4=-2.22894e-02,A6=-1.09510e-02
第8面
K=-3.758
A4=-2.84590e-02,A6=-2.51788e-03,A8=1.42327e-02,A10=-3.83965e-03,
A12=2.13172e-05
第9面
K=0.000
A4=-5.12228e-02,A6=1.95939e-03,A8=3.64575e-03,A10=-5.41573e-04,
A12=4.33386e-06
第10面
K=-9.213
A4=-6.09156e-02,A6=1.43598e-02,A8=-3.33029e-03,A10=3.02825e-04,
A12=-3.58157e-06,A14=-1.00000e-06
次に、各実施例における条件式の値を掲げる。

条件式対応値
実施例 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
ν3-ν4 23.2 23.2 23.2 23.2 23.2
f3/f4 -12.75 -9.92 -5.13 -72.05 -17.66
f1/f34 1.04 1.01 1.23 0.83 1.26
(r6+r8)/(r6-r8) 1.75 2.00 1.54 2.02 1.75
f1/f 0.66 0.66 0.69 0.61 0.68
f5/f -0.55 -0.55 -0.50 -0.57 -0.50
さて、以上のような本発明の撮像光学系は、物体の像をCCDやCMOSなどの電子撮像素子で撮影する撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、携帯端末、特に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図11〜図13に本発明による結像光学系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図11はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図12は同後方斜視図、図13はデジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッタ45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含む。そして、撮影者が、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1の撮像光学系48を通して撮影が行われる。
撮影光学系41によって形成された物体像は、CCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、画像処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この画像処理手段51にはメモリ等が配置され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、このメモリは画像処理手段51と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上には、ファインダー用対物光学系53が配置されている。このファインダー用対物光学系53は、カバーレンズ54、第1プリズム10、開口絞り2、第2プリズム20、フォーカス用レンズ66からなる。このファインダー用対物光学系53によって、結像面67上に物体像が形成される。この物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポロプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40によれば、撮影光学系41の構成枚数を少なくした小型化・薄型化の電子撮像装置が実現できる。なお、この沈胴式のデジタルカメラの撮像光学系は、上記各数値実施例のレンズ断面構成とは異なっているが、上述したように上記各実施例の撮像光学系を搭載している。
次に、本発明の結像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンを図14〜図16に示す。図14はパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図、図15はパソコン300の撮影光学系303の断面図、図16は図18の側面図である。図14〜図16に示されるように、パソコン300は、キーボード301と、情報処理手段や記録手段と、モニター302と、撮影光学系303とを有している。
ここで、キーボード301は、外部から操作者が情報を入力するためのものである。情報処理手段や記録手段は、図示を省略している。モニター302は、情報を操作者に表示するためのものである。撮影光学系303は、操作者自身や周辺の像を撮影するためのものである。モニター302は、液晶表示素子やCRTディスプレイ等であってよい。液晶表示素子としては、図示しないバックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示素子がある。また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター302の周囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
この撮影光学系303は、撮影光路304上に、例えば実施例1の撮像光学系からなる対物光学系100と、像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。これらはパソコン300に内蔵されている。
なお、このパソコンの撮像光学系は、上記各数値実施例のレンズ断面構成とは異なっているが、上述したように上記各実施例の撮像光学系を搭載している。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮像素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に入力される。そして、最終的に、物体像は電子画像としてモニター302に表示される、図14には、その一例として、操作者が撮影した画像305が示されている。また、この画像305は、処理手段を介し、遠隔地から通信相手のパソコンに表示されることも可能である。遠隔地への画像伝達は、インターネットや電話を利用する。
次に、本発明の撮像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持ち運びに便利な携帯電話を図21に示す。図17(a)は携帯電話400の正面図、図17(b)は側面図、図17(c)は撮影光学系405の断面図である。図17(a)〜(c)に示されるように、携帯電話400は、マイク部401と、スピーカ部402と、入力ダイアル403と、モニター404と、撮影光学系405と、アンテナ406と、処理手段とを有している。
ここで、マイク部401は、操作者の声を情報として入力するためのものである。スピーカ部402は、通話相手の声を出力するためのものである。入力ダイアル403は、操作者が情報を入力するためのものである。モニター404は、操作者自身や通話相手等の撮影像や、電話番号等の情報を表示するためのものである。アンテナ406は、通信電波の送信と受信を行うためのものである。処理手段(不図示)は、画像情報や通信情報、入力信号等の処理を行ためのものである。
ここで、モニター404は液晶表示素子である。また、図中、各構成の配置位置、特にこれらに限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上に配された対物光学系100と、物体像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。対物光学系100としては、例えば実施例1の撮像光学系が用いられる。これらは、携帯電話400に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮影素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、図示していない画像処理手段に入力される。そして、最終的に物体像は、電子画像としてモニター404に、又は、通信相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、処理手段には信号処理機能が含まれている。通信相手に画像を送信する場合、この機能により、電子撮像素子チップ162で受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換する。
なお、この情報処理装置の撮像光学系は、上記各数値実施例のレンズ断面構成とは異なっているが、上述したように上記各実施例の撮像光学系を搭載している。
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
以上のように、本発明は、小型で高性能な撮像光学系に有用である。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
CG カバーガラス
I 撮像面
E 観察者の眼球
40 デジタルカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
43 ファインダー光学系
44 ファインダー用光路
45 シャッタ
46 フラッシュ
47 液晶表示モニター
48 撮像光学系
49 CCD
50 撮像面
51 処理手段
53 ファインダー用対物光学系
55 ポロプリズム
57 視野枠
59 接眼光学系
66 フォーカス用レンズ
67 結像面
100 対物光学系
102 カバーガラス
162 電子撮像素子チップ
166 端子
300 パソコン
301 キーボード
302 モニター
303 撮影光学系
304 撮影光路
305 画像
400 携帯電話
401 マイク部
402 スピーカ部
403 入力ダイアル
404 モニター
405 撮影光学系
406 アンテナ
407 撮影光路





Claims (9)

  1. 複数のレンズを有し、
    前記複数のレンズは、
    物体側より順に、
    両凸面形状の正の屈折力を有する第1レンズと、
    負の屈折力を有する第2レンズと、
    物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負の屈折力を有する第3レンズと、
    物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の屈折力を有する第4レンズと、
    負の屈折力を有する第5レンズと、
    の5枚のレンズよりなり、
    前記第3レンズと前記第4レンズとは接合されており、
    前記第3レンズの中心部における負の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に強まり、前記第4レンズの中心部における正の屈折力は、周辺部になるとともに徐々に弱まり、
    前記第3レンズと前記第4レンズとの接合面は非球面であり、前記接合面は中心部から周辺部まで常に物体側に対して凹面であり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
    0.75<(r6+r8)/(r6−r8)<4.0 (3)
    ここで、
    r6は前記第3レンズの物体側の面の曲率半径、
    r8は前記第4レンズの像面側の面の曲率半径、
    である。
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
    2.5<|f3/f4|<100 (1)
    ここで、
    f3は前記第3レンズの焦点距離、
    f4は前記第4レンズの焦点距離、
    である。
  3. 前記撮像光学系の最も物体側に絞りが配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像光学系。
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像光学系。
    0.4<f1/f34<2.5 (2)
    ここで、
    f34は前記第3レンズと前記第4レンズの合成焦点距離、
    f1は前記第1レンズの焦点距離、
    である。
  5. 接合されているレンズの接合面の曲率は、近軸領域に比べて周辺部のほうが大きくなるような形状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像光学系。
  6. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像光学系。
    0.3<f1/f<1.4 (4)
    ここで、
    f1は前記第1レンズの焦点距離、
    fは前記撮像光学系全系の焦点距離、
    である
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像光学系。
    0.25<|f5/f|<1.15 (5)
    ここで、
    f5は前記第5レンズの焦点距離、
    fは前記撮像光学系全系の焦点距離、
    である。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像光学系と、
    撮像面を有する電子撮像素子を備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 前記撮像装置はオートフォーカス機構を備えたことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
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