JP2013195688A - 撮像光学系及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の光学系においてFナンバーをさらに小さくし、かつ光学系のサイズを小さくしようとすると、諸収差の影響、特にコマ収差の影響が大きくなってしまう。
【解決手段】物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、最も物体側に絞りが配置され、第3レンズの像側面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像光学系及びそれを用いた撮像装置に関するものである。
近年、携帯電話の薄型化に伴い、光学系の光軸方向の長さを極限まで薄くしたカメラモジュールが求められている。また昨今の撮像素子の大型化、多画素化にともない高解像力のレンズが求められている。この要求に応えるために、非球面レンズ5枚で構成された単焦点の光学系が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特開2007−264180号公報 特開2010−048996号公報
特許文献1や特許文献2の光学系は、高い光学性能を持ち、Fナンバー(FNO)もある程度小さくなっている。しかしながら、これらの光学系は光学系の全長が長く、レンズの有効口径が大きい。そのため、これらの光学系のFナンバーをさらに小さくし、かつ光学系のサイズを小さくしようとすると、諸収差の影響、特にコマ収差の影響が大きくなってしまう。その結果、小型でありながら諸収差が良好に補正された光学系を実現するのは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、光学系の全長を短く、レンズ径を小さく保ち、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像光学系は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、最も物体側に絞りが配置され、第3レンズの像側面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有することを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、上記の撮像光学系と撮像素子を備えることを特徴とする。
本発明によれば、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、光学系の全長を短く、レンズ径を小さく保ち、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系、及びそれを用いた撮像装置を提供することができる。
第3レンズの像側面の屈折力の変化を示す図である。 本発明の実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明の実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明の実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明の実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明の実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明による光学系を組み込んだデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図である。 デジタルカメラ40の後方斜視図である。 デジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。 本発明の光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図である。 パソコン300の撮影光学系303の断面図である。 パソコン300の側面図である。 本発明の光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である携帯電話を示す図であり、(a)は携帯電話400の正面図、(b)は側面図、(c)は撮影光学系405の断面図である。
実施形態の撮像光学系について説明する。本実施形態の撮像光学系は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、最も物体側に絞りが配置され、第3レンズの像側面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有することを特徴とする。
本実施形態の撮像光学系では、屈折力配置が、物体側から順に正・負・正・正・負となっている。このような屈折力配置を採用することで、撮像光学系の主点の位置を物体側に位置させることができる。その結果、撮像光学系全系の焦点距離に対して、光学系の全長を十分に短くすることが可能となるので、光学系の全長の短縮が実現できる。
また、第4レンズを正屈折力とし、全体で5枚のレンズで光学系を構成することで、軸外光束の発散を第4レンズで抑えることができる。よって、光学系をテレセントリックな状態に近づけつつ、第5レンズの外径を小さくすることができる。
また、本実施形態の撮像光学系では、最も物体側に絞りを配置することで、射出瞳を像面から離すことができる。これにより、軸外主光線の光軸に対する角度を小さくすることができる。その結果、光学系をテレセントリックな状態に近づけつつ、光学系全長の短縮化と、撮像素子周辺部の感度低下を回避することが可能となる。
さらに、本実施形態の撮像光学系は、第3レンズの像側面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有する。
このようにすることで、高次のコマ収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
第3レンズ(第1実施例)の像側面の屈折力の変化を図1に示す。縦軸は屈折力、横軸は径(光軸からの距離)である。図1に示すように、実施例1では、第3レンズの像側面は、全体にわたって負の屈折力を有している。ただし、中心部、すなわち光軸近傍(径の値が0)の屈折力が約−0.175であるのに対し、周辺部(径の値が1)の屈折力は約−0.068となっている。このように、第3レンズの像側面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有している。
なお、中心部の屈折力が負で、中心部の屈折力に比べて周辺部の屈折力が小さい、という状態には、次の2つがある。1つは、周辺部の屈折力は負であって、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さい状態、もう1つは、周辺部の屈折力が正の状態、である。
また、本実施形態の撮像光学系は、第2レンズの像側面は、物体側に凸面を向けた形状であることが好ましい。
このようにすることで、第2レンズから出射される光線の射出角度を大きくすることができる。これにより、軸外光線の光線高を高くできるため、第3レンズにおいて高次のコマ収差や像面湾曲を補正することが出来る。なお、物体側に凸面を向けた形状は、像側面の全面で(光軸中心から周辺にわたって)、物体側に凸面を向けた形状であることが好ましい。
また、本実施形態の撮像光学系は、第4レンズの物体画面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面を向けた形状であることが好ましい。
このようにすることで、コマ収差の発生を小さく抑えることができる。
また、本実施形態の撮像光学系は以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
0.1<f1/f3<0.8 (1)
但し、
1は第1レンズの焦点距離、
3は第3レンズの焦点距離、
である。
条件式(1)は、球面収差及びコマ収差を良好に補正するのに好ましい条件式である。条件式(1)を満足することで、第1レンズの屈折力と第3レンズの屈折力の配分を適正に分配することができる。その結果、球面収差及びコマ収差を良好に補正することができる。また、光学系の全長を短縮化した場合に、偏心に対する感度が高くなることを防止できる。
条件式(1)の下限値を下回ると、第3レンズに比べ第1レンズの焦点距離が短く(屈折力が大きく)なりすぎてしまう。この場合、第1レンズの偏心感度が高くなるので、球面収差及びコマ収差を良好に補正することが困難になる。また、条件式の範囲からはずれると、ペッツバール和を小さくできないので、像面湾曲の補正が困難になる。
一方、条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズに比べて第3レンズの焦点距離が短く(屈折力が大きくなる)なりすぎてしまう。この場合、第3レンズの偏心感度が高くなるので、球面収差及びコマ収差を良好に補正することが困難になる。
ここで、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足することが好ましい。
0.2<f1/f3<0.5 (1’)
また、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’’)を満足することがより好ましい。
0.2<f1/f3<0.4 (1’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、第3レンズの物体側面は、物体側に凸面を向けた形状であることが好ましい。
光学系を大口径にすると、コマ収差の発生が顕著になる。そこで、上記のようにすることで、コマ収差を良好に補正することが出来る。
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
−2.6<IH/EXP<−0.5 (2)
但し、
EXPは撮像光学系の射出瞳位置、
IHは像高、
である。
条件式(2)を満足すると、光学系の全長を短縮した際に、射出瞳位置を像側に位置させることができる。これにより、レンズ各面における光線の入射角及び射出角の変化を抑えることが出来る。その結果、コマ収差及び像面湾曲の発生を抑制することができる。なお、入射角とは、光線が入射する位置におけるレンズ面の法線と光線とがなす角度のことである。また、射出角とは、光線が射出する位置におけるレンズ面の法線と光線とがなす角度のことである。
ここで、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を満足することが好ましい。
−1.7<IH/EXP<−0.8 (2’)
また、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’’)を満足することがより好ましい。
−1.3<IH/EXP<−1.0 (2’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
1.8<f3/f4<16.2 (3)
但し、
3は第3レンズの焦点距離、
4は第4レンズの焦点距離、
である。
条件式(3)は、軸外光束の収差を良好に補正すると共に、光学系の全長を短縮化した場合に、偏心に対する感度が高くなることを防止するのに好ましい条件式である。条件式(3)を満足することで、第3レンズの屈折力と第4レンズの屈折力の配分を適正にすることができる。その結果、軸外光束の収差を良好に補正することができる。また、光学系の全長を短縮化した場合に、偏心に対する感度が高くなることを防止できる。
条件式(3)の下限値を下回ると、第3レンズの焦点距離が短く(屈折力が大きく)なりすぎる。この場合、第3レンズから射出する軸外光束の角度は、小さくなってしまうため、第4レンズにおける光線高が十分に高くならない。ここで、第5レンズに対しては、ある程度の高さの光線を入射させる必要がある。そのため、第4レンズからの射出する光線の射出角度を大きくしなければならない。その結果、コマ収差や高次の像面湾曲の補正が困難になる。
一方、条件式(3)の上限値を上回ると、第3レンズに比べて第4レンズの焦点距離が短く(屈折力が大きく)なりすぎる。そのため、像面湾曲を補正するためには、第4レンズの周辺部を非球面とし、この非球面の曲率を小さく(曲率半径を大きく)しなければならなくなる。その結果、第4レンズの中心部と周辺部で曲率(曲率半径)の差が大きくなるので、第4レンズの偏心に対する感度が高くなってしまう。
ここで、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満足することが好ましい。
2.8<f3/f4<10.5 (3)
また、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’’)を満足することがより好ましい。
3.6<f3/f4<8.1 (3’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
1.4<EA5/EA4<1.9 (4)
但し、
EA4は第4レンズの有効口径、
EA5は第5レンズの有効口径、
である。
条件式(4)は、コマ収差や高次の像面湾曲を良好に補正すると共に、光学系の全長を短縮化した場合に、偏心に対する感度が高くなることを防止するのに好ましい条件式である。条件式(4)を満足することで、第4レンズと第5レンズにおける光線高を、適正な高さに保つことができる。その結果、コマ収差や高次の像面湾曲を良好に補正することができる。また、光学系の全長を短縮化した場合に、偏心に対する感度が高くなることを防止できる。
条件式(4)の下限値を下回ると、第4レンズから射出する光線の射出角度を大きくしなければならなくなるため、コマ収差や高次の像面湾曲の補正が困難になる。
一方、条件式(4)の上限値を上回ると、第4レンズにおける光線の入射角度が大きくなってしまうため、コマ収差や高次の像面湾曲の補正が困難になる。
ここで、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満足することが好ましい。
1.5<EA5/EA4<1.8 (4’)
また、本実施形態の撮像装置は、上記の撮像光学系と撮像素子を備えることを特徴とする。比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、光学系の全長を短く、レンズ径を小さく保ち、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系を用いた撮像装置を実現できる。
また、本実施形態の撮像装置は、撮像光学系と撮像素子が一体化していることが好ましい。撮像光学系と撮像素子を一体化させることで、撮像光学系による光学像を電気信号化することができる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択することで、小型且つ高性能な撮像装置を提供できる。
また、本実施形態の撮像装置は、撮像光学系がオートフォーカス機構と一体化していることが好ましい。オートフォーカス機構を一体化させることで、あらゆる被写体距離において、合焦することができる。
以下に、撮像光学系及び撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、屈折力の正負は、近軸曲率半径に基づく。また、絞り(実施例では開口絞り)は最も物体側に位置している。ただし、上述のように、絞りは第1レンズの像側面よりも物体側、より具体的には、第1レンズの物体側面と像側面の間に位置している。このような絞りの位置も、「最も物体側に絞りを配置する」に含まれるものとする。
次に、実施例1にかかる撮像光学系について説明する。図1は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
図2は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図であって、”FIY”は像高である。なお、収差図における記号は、後述の実施例においても共通である。
また、これらの収差図において、(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示している。
実施例1の撮像光学系は、図1に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負屈折力の第5レンズL5と、を有している。なお、以下全ての実施例において、レンズ断面中、CGはカバーガラス、Iは撮像素子の撮像面を示している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズは物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は両凹負レンズである。
第2レンズL2の像側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の物体側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の像側のレンズ面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有する。また、第4レンズの物体側のレンズ面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面(像側に凸面)を向けた形状である。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、実施例2にかかる撮像光学系について説明する。図3は実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。また、図4は実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図である。
実施例2の撮像光学系は、図3に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負屈折力の第5レンズL5と、を有している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は両凹負レンズである。第3レンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は両凹負レンズである。
第2レンズL2の像側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の物体側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の像側のレンズ面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有する。また、第4レンズの物体側のレンズ面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面(像側に凸面)を向けた形状である。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、実施例3にかかる撮像光学系について説明する。図5は実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。また、図6は実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図である。
実施例3の撮像光学系は、図5に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負屈折力の第5レンズL5と、を有している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は両凹負レンズである。第3レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は両凹負レンズである。
第2レンズL2の像側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の物体側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の像側のレンズ面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有する。また、第4レンズの物体側のレンズ面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面(像側に凸面)を向けた形状である。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、実施例4にかかる撮像光学系について説明する。図7は実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。また、図8は実施例4にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図である。
実施例4の撮像光学系は、図7に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負屈折力の第5レンズL5と、を有している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は両凹負レンズである。第3レンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は両凹負レンズである。
第2レンズL2の像側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の物体側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の像側のレンズ面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有する。また、第4レンズの物体側のレンズ面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面(像側に凸面)を向けた形状である。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、実施例5にかかる撮像光学系について説明する。図9は実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。また、図10は実施例5にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図である。
実施例5の撮像光学系は、図9に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、負屈折力の第5レンズL5と、を有している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は両凹負レンズである。第3レンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第5レンズL5は両凹負レンズである。
第2レンズL2の像側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の物体側のレンズ面は、物体側に凸面を向けた形状である。また、第3レンズL3の像側のレンズ面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有する。また、第4レンズの物体側のレンズ面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面(像側に凸面)を向けた形状である。
非球面は、第1レンズL1〜第5レンズL5の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、上記各実施例の撮像光学系を構成する光学部材の数値データを掲げる。なお、各実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッべ数、*印は非球面、焦点距離は結像光学系全系の焦点距離、fbはバックフォーカスを示している。また、全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。fb(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
また、eは10のべき乗を表している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値実施例1
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.20
2* 1.669 0.51 1.53463 56.22
3* -27.811 0.07
4* 11.801 0.29 1.61417 25.64
5* 2.160 0.31
6* 2.422 0.35 1.53463 56.22
7* 3.042 0.52
8* -2.671 0.60 1.53463 56.22
9* -0.909 0.12
10* -31.972 0.67 1.53463 56.22
11* 1.210 0.64
12 ∞ 0.26 1.51633 64.14
13 ∞ 0.44
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.631
A4=2.05834e-02,A6=-7.35673e-02,A8=1.12045e-01,A10=-1.30540e-01
第3面
k=1.000
A4=-9.33740e-02,A6=2.45901e-01,A8=-4.49784e-01,A10=1.95140e-01
第4面
k=-501.082
A4=-1.22336e-01,A6=4.62279e-01,A8=-7.30892e-01,A10=4.11977e-01
第5面
k=-16.322
A4=5.18777e-02,A6=1.40176e-01,A8=-1.73096e-01,A10=2.48997e-02,A12=6.15146e-02
第6面
k=-22.814
A4=2.78876e-02,A6=-1.30236e-01,A8=1.05848e-01,A10=-3.56783e-02
第7面
k=-3.892
A4=-3.88629e-02,A6=-4.23099e-03,A8=-2.70217e-02,A10=2.38943e-02
第8面
k=-0.030
A4=-4.61816e-03,A6=7.10804e-02,A8=-1.35555e-02,A10=-3.41211e-02,A12=1.42784e-02
第9面
k=-3.219
A4=-9.29026e-02,A6=7.40535e-02,A8=2.35225e-02,A10=-2.46308e-02,A12=4.16669e-03
第10面
k=-120.055
A4=-3.76799e-02,A6=1.61016e-02,A8=-1.38734e-03,A10=-2.37327e-04,A12=3.89792e-05,
A14=-1.48123e-06
第11面
k=-8.029
A4=-6.00807e-02,A6=2.05355e-02,A8=-5.25042e-03,A10=7.62193e-04,A12=-5.19898e-05,
A14=8.77884e-07

焦点距離 3.91
fb (in air) 1.25
全長 (in air) 4.68
数値実施例2
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.13
2* 1.624 0.44 1.53463 56.22
3* -10.854 0.04
4* -11.704 0.29 1.61417 25.64
5* 2.607 0.14
6* 2.885 0.33 1.53463 56.22
7* 15.211 0.51
8* -3.594 0.51 1.53463 56.22
9* -0.810 0.26
10* -4.467 0.40 1.53463 56.22
11* 0.947 0.66
12 ∞ 0.26 1.51633 64.14
13 ∞ 0.12
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-1.490
A4=4.66035e-03,A6=-6.85006e-02,A8=8.45794e-02,A10=-2.59615e-01
第3面
k=-961.078
A4=-1.31653e-01,A6=3.12074e-01,A8=-6.87966e-01,A10=3.70516e-01
第4面
k=-216.427
A4=-1.86145e-02,A6=4.12857e-01,A8=-9.29786e-01,A10=7.42836e-01
第5面
k=-37.611
A4=1.71995e-01,A6=1.77317e-02,A8=-8.71275e-02,A10=-6.78080e-02,A12=1.31241e-01
第6面
k=-45.023
A4=9.81686e-03,A6=-1.42942e-01,A8=2.61722e-01,A10=-9.32263e-02
第7面
k=0.372
A4=-9.02348e-02,A6=7.20877e-03,A8=-1.39391e-01,A10=1.90676e-01
第8面
k=-9.757
A4=-1.69979e-02,A6=1.52627e-02,A8=-4.65208e-04,A10=-4.84153e-02,A12=2.17603e-02
第9面
k= -3.523
A4=-6.36764e-02,A6=8.08352e-02,A8=2.37013e-02,A10=-3.18950e-02,A12=5.84446e-03
第10面
k=-84.623
A4=-9.09268e-02,A6=3.72170e-02,A8=-2.20901e-03,A10=-7.61442e-04,A12=2.06833e-05,
A14=1.11766e-05
第11面
k=-7.295
A4=-7.01678e-02,A6=2.94371e-02,A8=-7.66693e-03,A10=1.01067e-03,A12=-5.13183e-05,
A14=-4.53051e-07

焦点距離 3.16
fb (in air) 0.95
全長 (in air) 3.87
数値実施例3
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.15
2* 1.717 0.46 1.53463 56.22
3* -12.135 0.08
4* -13.215 0.29 1.61417 25.64
5* 2.794 0.19
6* 2.996 0.33 1.53463 56.22
7* 8.820 0.56
8* -3.630 0.59 1.53463 56.22
9* -0.842 0.32
10* -4.478 0.32 1.53463 56.22
11* 1.055 0.66
12 ∞ 0.26 1.51633 64.14
13 ∞ 0.23
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-1.213
A4=7.21903e-03,A6=-5.40404e-02,A8=1.13165e-01,A10=-1.96040e-01
第3面
k=-1000.025
A4=-9.95790e-02,A6=3.18616e-01,A8=-6.81243e-01,A10=3.40892e-01
第4面
k=-210.788
A4=-2.17214e-02,A6=4.20502e-01,A8=-9.59074e-01,A10=6.36908e-01
第5面
k=-40.375
A4=1.45141e-01,A6=1.00500e-02,A8=-7.71323e-02,A10=-6.08204e-02,A12=8.94124e-02
第6面
k=-48.900
A4=1.06185e-02,A6=-1.64984e-01,A8=2.26747e-01,A10=-7.04192e-02
第7面
k=-18.464
A4=-9.23648e-02,A6=2.87199e-02,A8=-1.24218e-01,A10=1.23780e-01
第8面
k=-2.391
A4=-3.91080e-02,A6=3.78241e-02,A8=2.74447e-03,A10=-4.62227e-02,A12=1.89155e-02
第9面
k=-3.190
A4=-7.47320e-02,A6=4.30769e-02,A8=3.87994e-02,A10=-2.75671e-02,A12=4.19073e-03
第10面
k=-55.727
A4=-6.54007e-02,A6=2.36155e-02,A8=-1.12027e-03,A10=-4.31371e-04,A12=1.14891e-05,
A14=4.09135e-06
第11面
k=-7.702
A4=-6.55860e-02,A6=2.55750e-02,A8=-6.89912e-03,A10=1.01641e-03,A12=-6.70305e-05,
A14=6.38693e-07

焦点距離 3.46
fb (in air) 1.06
全長 (in air) 4.21
数値実施例4
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.13
2* 1.624 0.44 1.53463 56.22
3* -10.854 0.04
4* -11.704 0.29 1.61417 25.64
5* 2.607 0.14
6* 2.885 0.33 1.53463 56.22
7* 15.211 0.51
8* -3.594 0.51 1.53463 56.22
9* -0.810 0.26
10* -4.467 0.40 1.53463 56.22
11* 0.947 0.66
12 ∞ 0.26 1.51633 64.14
13 ∞ 0.12
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-1.490
A4=4.66035e-03,A6=-6.85006e-02,A8=8.45794e-02,A10=-2.59615e-01
第3面
k=-961.078
A4=-1.31653e-01,A6=3.12074e-01,A8=-6.87966e-01,A10=3.70516e-01
第4面
k=-216.427
A4=-1.86145e-02,A6=4.12857e-01,A8=-9.29786e-01,A10=7.42836e-01
第5面
k=-37.611
A4=1.71995e-01,A6=1.77317e-02,A8=-8.71275e-02,A10=-6.78080e-02,A12=1.31241e-01
第6面
k=-45.023
A4=9.81686e-03,A6=-1.42942e-01,A8=2.61722e-01,A10=-9.32263e-02
第7面
k=0.372
A4=-9.02348e-02,A6=7.20877e-03,A8=-1.39391e-01,A10=1.90676e-01
第8面
k=-9.757
A4=-1.69979e-02,A6=1.52627e-02,A8=-4.65208e-04,A10=-4.84153e-02,A12=2.17603e-02
第9面
k=-3.523
A4=-6.36764e-02,A6=8.08352e-02,A8=2.37013e-02,A10=-3.18950e-02,A12=5.84446e-03
第10面
k=-84.623
A4=-9.09268e-02,A6=3.72170e-02,A8=-2.20901e-03,A10=-7.61442e-04,A12=2.06833e-05,
A14=1.11766e-05
第11面
k=-7.295
A4=-7.01678e-02,A6=2.94371e-02,A8=-7.66693e-03,A10=1.01067e-03,A12=-5.13183e-05,
A14=-4.53051e-07

焦点距離 3.16
fb (in air) 0.95
全長 (in air) 3.87
数値実施例5
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ 0.12
2* 1.585 0.41 1.53463 56.22
3* -10.824 0.06
4* -13.034 0.27 1.61417 25.64
5* 2.555 0.15
6* 2.867 0.33 1.53463 56.22
7* 12.458 0.55
8* -4.876 0.45 1.53463 56.22
9* -0.860 0.32
10* -3.612 0.32 1.53463 56.22
11* 1.011 0.50
12 ∞ 0.26 1.51633 64.14
13 ∞ 0.15
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-1.073
A4=8.76209e-03,A6=-7.25425e-02,A8=6.10672e-02,A10=-2.51086e-01
第3面
k=-1000.001
A4=-1.12976e-01,A6=2.79879e-01,A8=-7.13697e-01,A10=3.77493e-01
第4面
k=-130.429
A4=-2.31373e-02,A6=4.04022e-01,A8=-9.44659e-01,A10=7.63108e-01
第5面
k=-34.882
A4=1.49784e-01,A6=2.11604e-02,A8=-7.41582e-02,A10=-6.40844e-02,A12=1.04104e-01
第6面
k=-52.517
A4=7.38904e-03,A6=-1.57116e-01,A8=2.43176e-01,A10=-8.85103e-02
第7面
k=-233.333
A4=-9.77744e-02,A6=3.08571e-02,A8=-1.36299e-01,A10=1.68079e-01
第8面
k=0.046
A4=-4.32704e-02,A6=2.68741e-02,A8=3.89143e-03,A10=-4.89829e-02,A12=2.03943e-02
第9面
k=-3.342
A4=-6.43478e-02,A6=5.24999e-02,A8=3.55710e-02,A10=-3.00506e-02,A12=4.50924e-03
第10面
k=-23.956
A4=-7.41601e-02,A6=2.80861e-02,A8=-1.41471e-03,A10=-6.20790e-04,A12=5.87399e-06,
A14=8.77005e-06
第11面
k=-7.942
A4=-6.68442e-02,A6=2.74957e-02,A8=-7.35357e-03,A10=9.59897e-04,A12=-4.95328e-05,
A14-6.25941e-07

焦点距離 3.00
fb (in air) 0.82
全長 (in air) 3.69
次に、各実施例における条件式(1)〜(4)の値を掲げる。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(1) f1/f3 0.16 0.41 0.34 0.38 0.38
(2) IH/EXP -0.94 -0.98 -1.09 -1.24 -1.32
(3) f3/f4 8.08 3.59 4.36 3.80 3.66
(4) EA5/EA4 1.64 1.71 1.66 1.71 1.71
さて、以上のような本発明の結像(撮像)光学系は、物体の像をCCDやCMOSなどの電子撮像素子で撮影する撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、携帯端末、特に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図12〜図14に本発明による結像光学系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図12はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図13は同後方斜視図、図14はデジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含む。そして、撮影者が、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1の撮像光学系48を通して撮影が行われる。
撮影光学系41によって形成された物体像は、CCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、画像処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この画像処理手段51にはメモリ等が配置され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、このメモリは画像処理手段51と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上には、ファインダー用対物光学系53が配置されている。このファインダー用対物光学系53は、カバーレンズ54、第1プリズム10、開口絞り2、第2プリズム20、フォーカス用レンズ66からなる。このファインダー用対物光学系53によって、結像面67上に物体像が形成される。この物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポロプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40によれば、撮影光学系41の構成枚数を少なくした小型化・薄型化の撮像光学系を有する電子撮像装置が実現できる。なお、本発明は、上述した沈胴式のデジタルカメラに限られず、屈曲光学系を採用する折り曲げ式のデジタルカメラにも適用できる。
また、撮影光学系41に一体化されたオートフォーカス機構500を備えている。オートフォーカス機構500を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
また、撮影光学系41と電子撮像素子チップ(電子撮像素子)とを一体化したことが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択し、小型且つ高性能なデジタルカメラ(撮像装置)を提供できる。
次に、本発明の撮像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンを図15〜図17に示す。図15はパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図、図16はパソコン300の撮影光学系303の断面図、図17は図15の側面図である。図15〜図17に示されるように、パソコン300は、キーボード301と、情報処理手段や記録手段と、モニター302と、撮影光学系303とを有している。
ここで、キーボード301は、外部から操作者が情報を入力するためのものである。情報処理手段や記録手段は、図示を省略している。モニター302は、情報を操作者に表示するためのものである。撮影光学系303は、操作者自身や周辺の像を撮影するためのものである。モニター302は、液晶表示素子やCRTディスプレイ等であってよい。液晶表示素子としては、図示しないバックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示素子がある。また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター302の周囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
この撮影光学系303は、撮影光路304上に、例えば実施例1の撮像光学系からなる対物光学系100と、像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。これらはパソコン300に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮像素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に入力される。そして、最終的に、物体像は電子画像としてモニター302に表示される。図15には、その一例として、操作者が撮影した画像305が示されている。また、この画像305は、処理手段を介し、遠隔地から通信相手のパソコンに表示されることも可能である。遠隔地への画像伝達は、インターネットや電話を利用する。
また、対物光学系100(撮像光学系)に一体化されたオートフォーカス機構500を備えている。オートフォーカス機構500を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
また、対物光学系100(撮像光学系)と電子撮像素子チップ162(電子撮像素子)とを一体化したことが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択し、小型且つ高性能なパソコン(撮像装置)を提供できる。
次に、本発明の撮像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持ち運びに便利な携帯電話を図18に示す。図18(a)は携帯電話400の正面図、図18(b)は側面図、図18(c)は撮影光学系405の断面図である。図18(a)〜(c)に示されるように、携帯電話400は、マイク部401と、スピーカ部402と、プッシュボタン403と、モニター404と、撮影光学系405と、アンテナ406と、処理手段とを有している。
ここで、マイク部401は、操作者の声を情報として入力するためのものである。スピーカ部402は、通話相手の声を出力するためのものである。プッシュボタン403は、操作者が情報を入力するためのものである。モニター404は、操作者自身や通話相手等の撮影像や、電話番号等の情報を表示するためのものである。アンテナ406は、通信電波の送信と受信を行うためのものである。処理手段(不図示)は、画像情報や通信情報、入力信号等の処理を行うためのものである。
ここで、モニター404は液晶表示素子である。また、図中、各構成の配置位置は、特にこれらに限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上に配された対物光学系100と、物体像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。対物光学系100としては、例えば実施例1の撮像光学系が用いられる。これらは、携帯電話400に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮影素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、図示していない画像処理手段に入力される。そして、最終的に物体像は、電子画像としてモニター404に、又は、通信相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、処理手段には信号処理機能が含まれている。通信相手に画像を送信する場合、この機能により、電子撮像素子チップ162で受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換する。
また、対物光学系100(撮像光学系)に一体化されたオートフォーカス機構500を備えている。オートフォーカス機構500を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
また、対物光学系100(撮像光学系)と電子撮像素子チップ162(電子撮像素子)とを一体化することが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択し、小型且つ高性能な携帯電話(撮像装置)を提供できる。
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
以上のように、本発明は、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、光学系の全長を短く、レンズ径を小さく保ち、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置に適している。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
CG カバーガラス
I 撮像面
S 開口絞り
40 デジタルカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
43 ファインダー光学系
44 ファインダー用光路
45 シャッター
46 フラッシュ
47 液晶表示モニター
48 レンズ
49 CCD
50 撮像面
51 処理手段
53 ファインダー用対物光学系
55 ポロプリズム
57 視野枠
59 接眼光学系
66 フォーカス用レンズ
67 結像面
100 対物光学系
102 カバーガラス
162 電子撮像素子チップ
166 端子
300 パソコン
301 キーボード
302 モニター
303 撮影光学系
304 撮影光路
305 画像
400 携帯電話
401 マイク部
402 スピーカ部
403 プッシュボタン
404 モニター
405 撮影光学系
406 アンテナ
407 撮影光路
500 オートフォーカス機構

Claims (11)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、負の屈折力を有する第5レンズと、を有し、
    最も物体側に絞りが配置され、
    前記第3レンズの像側面は、中心部の屈折力に比べて屈折力が小さくなる領域を周辺部に有することを特徴とする撮像光学系。
  2. 前記第2レンズの像側面は、物体側に凸面を向けた形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
  3. 前記第4レンズの物体画面は、光軸中心から周辺にわたって物体側に凹面を向けた形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像光学系。
  4. 以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    0.1<f1/f3<0.8 (1)
    但し、
    1は前記第1レンズの焦点距離、
    3は前記第3レンズの焦点距離、
    である。
  5. 前記第3レンズの物体側面は、物体側に凸面を向けた形状であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  6. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    −2.6<IH/EXP<−0.5 (2)
    但し、
    EXPは前記撮像光学系の射出瞳位置、
    IHは像高、
    である。
  7. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    1.8<f3/f4<16.2 (3)
    但し、
    3は前記第3レンズの焦点距離、
    4は前記第4レンズの焦点距離、
    である。
  8. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    1.4<EA5/EA4<1.9 (4)
    但し、
    EA4は前記第4レンズの有効口径、
    EA5は前記第5レンズの有効口径、
    である。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の撮像光学系と、撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 前記撮像光学系と前記撮像素子が一体化していることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像光学系がオートフォーカス機構と一体化していることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の撮像装置。
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