JP2013195781A - 撮像光学系及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

撮像光学系及びそれを用いた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】Fナンバーが小さく、かつ光学系の全長を短く保ち、広画角にしながら、諸収差、特にコマ収差や球面収差の影響を抑えた撮像光学系を提供する。
【解決手段】物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、負の屈折力を有する第4レンズL4と、を有し、第1レンズL1は、両凸形状であり、第2レンズL2は、像側面r5が像側に凹面を向けた形状であり、第3レンズL3は、少なくとも像側面r7が像側に凸面を向けた形状であって、最も物体側に絞りr1が配置され、以下の条件式(1)を満足する。0.9<f1/f(1)ただし、f1は第1レンズL1の焦点距離、fは撮像光学系全系の焦点距離である。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像光学系及びそれを用いた撮像装置に関するものである。
近年、携帯電話や携帯端末機、あるいはノートパソコン等の薄型化に伴い、光学系の光軸方向の長さを極限まで薄くしたカメラモジュールが求められている。この要求に応えるために、2〜3枚の非球面レンズで構成された単焦点の光学系が数多く提案されている。
また、近年、撮像素子に関する技術進歩と市場のニーズの高まりから、小型でありながら、多画素で、広角で、低価格なカメラモジュールが求められている。結像性能を高めながら全長の短縮を図った光学系として、4枚のレンズで構成された単焦点の光学系が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特開2008−158413号公報 特開2008−268946号公報
特許文献1、特許文献2の光学系は、小型でありながら、多画素化に対応した高い解像力を得るために色収差が良好に補正されているが、画角が大きいとは言い難い。具体的には、これらの光学系の半画角は33°以下である。上記の特許文献の光学系において画角を広げようとすると、諸収差、特にコマ収差が大きくなる。そのため、特許文献の光学系では、小型でありながら高解像力な光学系を実現するのは難しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光学系の全長を短く保ち、広画角で、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。また、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、球面収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像光学系は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、を有し、第1レンズは、両凸形状であり、第2レンズは、像側面が像側に凹面を向けた形状であり、第3レンズは、少なくとも像側面が像側に凸面を向けた形状であって、最も物体側に絞りが配置され、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.9<f1/f (1)
但し、
1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
また、本発明の撮像装置は、上記の撮像光学系と撮像素子を備えることを特徴とする。
本発明によれば、光学系の全長を短く保ち、広画角で、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置を提供することができる。また、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、球面収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明の実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明の実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す図である。 本発明による光学系を組み込んだデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図である。 デジタルカメラ40の後方斜視図である。 デジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。 本発明の光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図である。 パソコン300の撮影光学系303の断面図である。 パソコン300の側面図である。 本発明の光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である携帯電話を示す図であり、(a)は携帯電話400の正面図、(b)は側面図、(c)は撮影光学系405の断面図である。
実施形態の撮像光学系について説明する。本実施形態の撮像光学系は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、を有し、第1レンズは、両凸形状であり、第2レンズは、像側面が像側に凹面を向けた形状であり、第3レンズは、少なくとも像側面が像側に凸面を向けた形状であって、最も物体側に絞りが配置され、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.9<f1/f (1)
但し、
1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
本実施形態の撮像光学系では、屈折力配置が、物体側から順に正・負・正・負となっている。このような屈折力配置を採用することで、撮像光学系の主点の位置を物体側に位置させることができる。その結果、撮像光学系全系の焦点距離に対して、光学系の全長を十分に短くすることが可能となるので、光学系の全長の短縮が実現できる。
また、本実施形態の撮像光学系では、第1レンズは、両凸形状であり、第2レンズは、像側面が像側に凹面を向けた形状であり、第3レンズは、少なくとも像側面が像側に凸面を向けた形状である。
また、本実施形態の撮像光学系では、最も物体側に絞りを配置することで、射出瞳を像面から離すことができる。これにより、軸外主光線の光軸に対する角度を小さくすることができる。その結果、光学系をテレセントリックな状態に近づけつつ、光学系全長の短縮化と、撮像素子周辺部の感度低下を回避することが可能となる。
さらに、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(1)を満足する。
0.9<f1/f (1)
但し、
1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像光学系全系の焦点距離、
である。
条件式(1)は、光学系の全長を短くし、Fナンバーを小さくしたときに発生しやすい球面収差を良好に補正するのに好ましい条件式である。
条件式(1)の下限値を下回ると、第1レンズの焦点距離が短く(屈折力が大きく)なってしまう。第1レンズではマージナル光線の光線高が高いので、第1レンズの屈折力が大きくなると、諸収差、特に球面収差が大きく発生してしまう。また、撮像光学系全体の屈折力が第1レンズに集中するため、第1レンズの製造時の誤差に対する感度が高くなってしまう。
ここで、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満足することが好ましい。
1.2<f1/f (1’)
また、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’’)を満足することがより好ましい。
1.9<f1/f (1’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
2.4mm<f12<9.2mm (2)
但し、
12は第1レンズと第2レンズとの合成焦点距離、
である。
条件式(2)は、第1レンズと第2レンズの合成焦点距離に関するもので、光学系を広画角にするのに好ましい条件式である。
条件式(2)の下限値を下回ると、コマ収差やメリジオナル面での像面湾曲の補正が困難になる。一方、条件式(2)の上限値を上回ると、入射瞳位置を物体側へ位置させることが困難になる。その結果、光学系の画角が小さくなってしまう。
ここで、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を満足することが好ましい。
3.7mm<f12<6.5mm (2’)
また、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’’)を満足することがより好ましい。
4.0mm<f12<5.5mm (2’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
−0.9<(r1o+r1i)/(r1o−r1i)<−0.2 (3)
但し、
1oは第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
1iは第1レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(3)は、第1レンズの面形状に関する条件式である。
条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズの物体側面の近軸曲率半径が小さくなる。この場合、物体側面に入射する光線の角度が大きくなるので、コマ収差の補正が困難になる。
一方、条件式(3)の上限値を上回ると、第1レンズの物体側面の近軸曲率半径は大きくなり、像側面の近軸極率半径は小さくなってしまう。この場合、光学系全体の主点位置を物体側に位置させることが困難になる。そのため、光学系の全長を短くすることが難しい。
ここで、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満足することが好ましい。
−0.6<(r1o+r1i)/(r1o−r1i)<−0.3 (3’)
また、条件式(2)に代えて、以下の条件式(3’’)を満足することがより好ましい。
−0.5<(r1o+r1i)/(r1o−r1i)<−0.35 (3’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(4)を満足することを特徴とすることが好ましい。
0.5<(r2o+r2i)/(r2o−r2i)<1.7 (4)
但し、
2oは第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
2iは第2レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(4)は、第2レンズの面形状に関する条件式である。
条件式(4)の下限値を下回ると、第2レンズの像側面の近軸曲率半径が大きくなる。この場合、第2レンズから出射する光線の角度を大きくすることができないため、光学系の全長の短縮化が困難になる。一方、条件式(4)の上限値を上回ると、第2レンズの物体側面の近軸曲率半径は大きくなるので、軸上色収差の補正が困難になる。
ここで、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満足することが好ましい。
0.8<(r2o+r2i)/(r2o−r2i)<1.1 (4’)
また、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’’)を満足することがより好ましい。
0.85<(r2o+r2i)/(r2o−r2i)<1.0 (4’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
2.0<r3o/r3i<8.0 (5)
但し、
3oは第3レンズの物体側面の近軸曲率半径、
3iは第3レンズの像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(5)は、第3レンズの物体側面の近軸曲率半径と像側面の近軸曲率半径の比を取ったもので、物体側面と像側面の屈折力の配分を規定するものである。この条件式(5)は、光学系の全長を短くしつつ、像面湾曲を良好に補正するのに好ましい条件である。
条件式(5)の下限値を下回ると、第3レンズの物体側面の近軸曲率半径が小さく(屈折力が大きく)なりすぎる。そのため、像面湾曲の補正が困難になる。一方、条件式(5)の上限値を上回ると、第3レンズの物体側の近軸曲率半径が大きく(屈折力が小さく)なりすぎる。そのため、光学系の全長の短縮が困難になる。
ここで、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’)を満足することが好ましい。
2.5<r3o/r3i<6.0 (5’)
また、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’’)を満足することがより好ましい。
3.0<r3o/r3i<5.0 (5’’)
また、本実施形態の撮像光学系は、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ及び第4レンズは、いずれも樹脂により形成されていることが好ましい。このようにすることで、撮像光学系を安価に提供することができる。
また、本実施形態の撮像装置は、上記の撮像光学系と撮像素子を備えることを特徴とする。光学系の全長を短く保ち、広画角で、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像装置を提供することができる。また、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、球面収差が良好に補正された撮像装置を提供することができる。
また、本実施形態の撮像装置は、撮像光学系と撮像素子が一体化していることが好ましい。撮像光学系と撮像素子を一体化させることで、撮像光学系による光学像を電気信号化することができる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択することで、小型且つ高性能な撮像装置を提供できる。
また、本実施形態の撮像装置は、撮像光学系がオートフォーカス機構と一体化していることが好ましい。オートフォーカス機構を一体化させることで、あらゆる被写体距離において、合焦することができる。
以下に、撮像光学系及び撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、屈折力の正負は、近軸曲率半径に基づく。また、絞り(実施例では開口絞り)は最も物体側に位置している。ここで、絞りは第1レンズの像側面よりも物体側、より具体的には、第1レンズの物体側面と像側面の間に位置している。このような絞りの位置も、「最も物体側に絞りを配置する」に含まれるものとする。
次に、実施例1にかかる撮像光学系について説明する。図1は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。
図2は実施例1にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図であって、”FIY”は像高である。なお、収差図における記号は、後述の実施例においても共通である。
また、これらの収差図において、(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示している。
実施例1の撮像光学系は、図1に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、を有している。なお、以下全ての実施例において、レンズ断面中、CGはカバーガラス、Iは撮像素子の撮像面を示している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は、両凹負レンズである。第3レンズは像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
第1レンズL1は両凸形状である。また、第2レンズL2は、像側のレンズ面が像側に凹面を向けた形状である。また、第3レンズL3は、像側のレンズ面が像側に凸面を向けた形状である。また、第1レンズL1〜第4レンズL4は、いずれも樹脂により形成されている。
非球面は、第1レンズL1〜第4レンズL4の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、実施例2にかかる撮像光学系について説明する。図3は実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。また、図4は実施例2にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図である。
実施例2の撮像光学系は、図3に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、を有している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は、両凹負レンズである。第3レンズは像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
第1レンズL1は両凸形状である。また、第2レンズL2は、像側のレンズ面が像側に凹面を向けた形状である。また、第3レンズL3は、像側のレンズ面が像側に凸面を向けた形状である。また、第1レンズL1〜第4レンズL4は、いずれも樹脂により形成されている。
非球面は、第1レンズL1〜第4レンズL4の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、実施例3にかかる撮像光学系について説明する。図5は実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時の光学構成を示す光軸に沿う断面図である。また、図6は実施例3にかかる撮像光学系の無限遠物点合焦時における収差図である。
実施例3の撮像光学系は、図5に示すように、物体側より順に、開口絞りSと、正屈折力の第1レンズL1と、負屈折力の第2レンズL2と、正屈折力の第3レンズL3と、正屈折力の第4レンズL4と、を有している。
第1レンズL1は両凸正レンズである。第2レンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズは像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
第1レンズL1は両凸形状である。また、第2レンズL2は、像側のレンズ面が像側に凹面を向けた形状である。また、第3レンズL3は、像側のレンズ面が像側に凸面を向けた形状である。また、第1レンズL1〜第4レンズL4は、いずれも樹脂により形成されている。
非球面は、第1レンズL1〜第4レンズL4の全てのレンズの両面に設けられている。
次に、上記各実施例の撮像光学系を構成する光学部材の数値データを掲げる。なお、各実施例の数値データにおいて、r1、r2、…は各レンズ面の曲率半径、d1、d2、…は各レンズの肉厚または空気間隔、nd1、nd2、…は各レンズのd線での屈折率、νd1、νd2、…は各レンズのアッべ数、*印は非球面、焦点距離は結像光学系全系の焦点距離、fbはバックフォーカスを示している。また、全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。fb(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。
また、非球面形状は、光軸方向をz、光軸に直交する方向をyにとり、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10としたとき、次の式で表される。
z=(y2/r)/[1+{1−(1+k)(y/r)21/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
また、eは10のべき乗を表している。なお、これら諸元値の記号は後述の実施例の数値データにおいても共通である。
数値実施例1
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.09
2* 2.010 0.73 1.53048 55.71
3* -5.281 0.07
4* -65.243 0.29 1.63415 23.96
5* 3.951 0.41
6* -3.315 0.73 1.53048 55.71
7* -0.785 0.15
8* 77.011 0.56 1.53048 55.71
9* 0.911 0.69
10 ∞ 0.30 1.51633 64.14
11 ∞ 0.20
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.535
A4=-4.96626e-02,A6=1.18041e-01,A8=-7.02397e-01,A10=1.52056e+00,A12=-1.47391e+00
第3面
k=-14.994
A4=-3.78236e-01,A6=4.01220e-01,A8=1.48936e-01,A10=-7.71833e-01,A12=3.81019e-01
第4面
k=600.009
A4=-3.65299e-01,A6=3.18357e-01,A8=4.59328e-01,A10=-8.32873e-01,A12=3.81838e-01
第5面
k=-7.367
A4=-2.52226e-03,A6=-1.23429e-01,A8=3.40938e-01,A10=-3.39698e-01,A12=1.46071e-01
第6面
k=-3.374
A4=1.56848e-02,A6=8.59184e-02,A8=-2.82576e-01,A10=2.61161e-01,A12=-1.32553e-01
第7面
k=-3.080
A4=-1.35188e-01,A6=2.00467e-01,A8=-2.56587e-01,A10=1.63897e-01,A12=-3.78814e-02
第8面
k=-484.059
A4=-1.65248e-02,A6=-7.64057e-02,A8=4.52041e-02,A10=-9.59837e-03,A12=7.38350e-04,
A14=1.68384e-06
第9面
k=-5.612
A4=-6.25306e-02,A6=1.72608e-02,A8=-4.60407e-03,A10=5.41991e-04,A12=-3.96526e-05,
A14=2.26417e-06

半画角 77.4
焦点距離 2.98
fb (in air) 1.09
全長 (in air) 4.03
数値実施例2
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.08
2* 2.060 0.72 1.53048 55.71
3* -5.059 0.07
4* -81.306 0.29 1.63415 23.96
5* 3.733 0.41
6* -3.376 0.73 1.53048 55.71
7* -0.792 0.16
8* 22.199 0.54 1.53048 55.71
9* 0.922 0.73
10 ∞ 0.30 1.51633 64.14
11 ∞ 0.20
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.502
A4=-4.92101e-02,A6=1.04726e-01,A8=-7.28218e-01,A10=1.51279e+00,A12=-1.41668e+00
第3面
k=-6.822
A4=-3.83845e-01,A6=4.03800e-01,A8=1.23798e-01,A10=-8.19376e-01,A12=3.99327e-01
第4面
k=600.283
A4=-3.66039e-01,A6=3.08151e-01,A8=4.65487e-01,A10=-8.25242e-01,A12=3.51559e-01
第5面
k=-8.086
A4=-1.01925e-03,A6=-1.09544e-01,A8=3.47752e-01,A10=-3.43013e-01,A12=1.41171e-01
第6面
k=-2.479
A4=1.38070e-02,A6=8.36183e-02,A8=-2.77508e-01,A10=2.69411e-01,A12=-1.27419e-01
第7面
k=-3.164
A4=-1.47836e-01,A6=2.01287e-01,A8=-2.55000e-01,A10=1.64134e-01,A12=-3.80057e-02
第8面
k=-95.838
A4=-1.63747e-02,A6=-7.64721e-02,A8=4.51689e-02,A10=-9.60983e-03,A12=7.35634e-04,
A14=9.73765e-07
第9面
k=-5.412
A4=-6.12020e-02,A6=1.71576e-02,A8=-4.66505e-03,A10=5.34481e-04,A12=-3.95340e-05,
A14=2.56067e-06

半画角 77.4
焦点距離 2.98
fb (in air) 1.13
全長 (in air) 4.04
数値実施例3
単位mm

面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1(絞り) ∞ -0.08
2* 2.047 0.69 1.53048 55.71
3* -5.055 0.07
4* 276.963 0.29 1.63415 23.96
5* 3.548 0.43
6* -3.202 0.67 1.53048 55.71
7* -0.780 0.17
8* 22.445 0.52 1.53048 55.71
9* 0.895 0.71
10 ∞ 0.30 1.51633 64.14
11 ∞ 0.20
像面 ∞

非球面データ
第2面
k=-0.588
A4=-5.04076e-02,A6=9.75853e-02,A8=-7.39906e-01,A10=1.47729e+00,A12=-1.37301e+00
第3面
k=-2.368
A4=-3.87571e-01,A6=4.02763e-01,A8=1.16895e-01,A10=-8.18779e-01,A12=5.54961e-01
第4面
k=-600.013
A4=-3.63604e-01,A6=3.11746e-01,A8=4.88576e-01,A10=-7.81590e-01,A12=3.78510e-01
第5面
k=-8.695
A4=-3.52627e-04,A6=-1.00398e-01,A8=3.60016e-01,A10=-3.32795e-01,A12=1.42762e-01
第6面
k=-2.634
A4=1.41051e-02,A6=8.27404e-02,A8=-2.77046e-01,A10=2.70587e-01,A12=-1.26407e-01
第7面
k=-3.247
A4=-1.48572e-01,A6=2.03044e-01,A8=-2.53803e-01,A10=1.63841e-01,A12=-3.88678e-02
第8面
k=-268.707
A4=-1.91158e-02,A6=-7.65146e-02,A8=4.53976e-02,A10=-9.54247e-03,A12=7.42199e-04,
A14=-5.01033e-06
第9面
k=-5.539
A4=-6.35676e-02,A6=1.70837e-02,A8=-4.67532e-03,A10=5.35311e-04,A12=-4.04026e-05,
A14=3.35478e-06

半画角 77.4
焦点距離 2.99
fb (in air) 1.13
全長 (in air) 3.98
次に、各実施例における条件式(1)〜(5)の値を掲げる。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(1) f1/f 0.95 0.96 0.95
(2) f12 4.61 4.80 4.72
(3) (r1o+r1i)/(r1o-r1i) -0.45 -0.42 -0.42
(4) (r2o+r2i)/(r2o-r2i) 0.89 0.91 1.03
(5) r3o/r3i 4.22 4.26 4.11
さて、以上のような本発明の結像(撮像)光学系は、物体の像をCCDやCMOSなどの電子撮像素子で撮影する撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ、情報処理装置の例であるパソコン、電話、携帯端末、特に持ち運びに便利な携帯電話等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図7〜図9に本発明による結像光学系をデジタルカメラの撮影光学系41に組み込んだ構成の概念図を示す。図7はデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図8は同後方斜視図、図9はデジタルカメラ40の光学構成を示す断面図である。
デジタルカメラ40は、この例の場合、撮影用光路42を有する撮影光学系41、ファインダー用光路44を有するファインダー光学系43、シャッター45、フラッシュ46、液晶表示モニター47等を含む。そして、撮影者が、カメラ40の上部に配置されたシャッター45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1の撮像光学系48を通して撮影が行われる。
撮影光学系41によって形成された物体像は、CCD49の撮像面上に形成される。このCCD49で受光された物体像は、画像処理手段51を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、この画像処理手段51にはメモリ等が配置され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、このメモリは画像処理手段51と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路44上には、ファインダー用対物光学系53が配置されている。このファインダー用対物光学系53は、カバーレンズ54、第1プリズム10、開口絞り2、第2プリズム20、フォーカス用レンズ66からなる。このファインダー用対物光学系53によって、結像面67上に物体像が形成される。この物体像は、像正立部材であるポロプリズム55の視野枠57上に形成される。このポロプリズム55の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系59が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ40によれば、撮影光学系41の構成枚数を少なくした小型化・薄型化の撮像光学系を有する電子撮像装置が実現できる。なお、本発明は、上述した沈胴式のデジタルカメラに限られず、屈曲光学系を採用する折り曲げ式のデジタルカメラにも適用できる。
また、撮影光学系41に一体化されたオートフォーカス機構500を備えている。オートフォーカス機構500を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
また、撮影光学系41と電子撮像素子チップ(電子撮像素子)とを一体化したことが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択し、小型且つ高性能なデジタルカメラ(撮像装置)を提供できる。
次に、本発明の撮像光学系が対物光学系として内蔵された情報処理装置の一例であるパソコンを図10〜図12に示す。図10はパソコン300のカバーを開いた状態の前方斜視図、図11はパソコン300の撮影光学系303の断面図、図12は図10の側面図である。図10〜図12に示されるように、パソコン300は、キーボード301と、情報処理手段や記録手段と、モニター302と、撮影光学系303とを有している。
ここで、キーボード301は、外部から操作者が情報を入力するためのものである。情報処理手段や記録手段は、図示を省略している。モニター302は、情報を操作者に表示するためのものである。撮影光学系303は、操作者自身や周辺の像を撮影するためのものである。モニター302は、液晶表示素子やCRTディスプレイ等であってよい。液晶表示素子としては、図示しないバックライトにより背面から照明する透過型液晶表示素子や、前面からの光を反射して表示する反射型液晶表示素子がある。また、図中、撮影光学系303は、モニター302の右上に内蔵されているが、その場所に限らず、モニター302の周囲や、キーボード301の周囲のどこであってもよい。
この撮影光学系303は、撮影光路304上に、例えば実施例1の撮像光学系からなる対物光学系100と、像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。これらはパソコン300に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮像素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、パソコン300の処理手段に入力される。そして、最終的に、物体像は電子画像としてモニター302に表示される。図10には、その一例として、操作者が撮影した画像305が示されている。また、この画像305は、処理手段を介し、遠隔地から通信相手のパソコンに表示されることも可能である。遠隔地への画像伝達は、インターネットや電話を利用する。
また、対物光学系100(撮像光学系)に一体化されたオートフォーカス機構500を備えている。オートフォーカス機構500を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
また、対物光学系100(撮像光学系)と電子撮像素子チップ162(電子撮像素子)とを一体化したことが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択し、小型且つ高性能なパソコン(撮像装置)を提供できる。
次に、本発明の撮像光学系が撮影光学系として内蔵された情報処理装置の一例である電話、特に持ち運びに便利な携帯電話を図15に示す。図13(a)は携帯電話400の正面図、図13(b)は側面図、図13(c)は撮影光学系405の断面図である。図13(a)〜(c)に示されるように、携帯電話400は、マイク部401と、スピーカ部402と、プッシュボタン403と、モニター404と、撮影光学系405と、アンテナ406と、処理手段とを有している。
ここで、マイク部401は、操作者の声を情報として入力するためのものである。スピーカ部402は、通話相手の声を出力するためのものである。プッシュボタン403は、操作者が情報を入力するためのものである。モニター404は、操作者自身や通話相手等の撮影像や、電話番号等の情報を表示するためのものである。アンテナ406は、通信電波の送信と受信を行うためのものである。処理手段(不図示)は、画像情報や通信情報、入力信号等の処理を行うためのものである。
ここで、モニター404は液晶表示素子である。また、図中、各構成の配置位置は、特にこれらに限られない。この撮影光学系405は、撮影光路407上に配された対物光学系100と、物体像を受光する電子撮像素子チップ162とを有している。対物光学系100としては、例えば実施例1の撮像光学系が用いられる。これらは、携帯電話400に内蔵されている。
鏡枠の先端には、対物光学系100を保護するためのカバーガラス102が配置されている。
電子撮影素子チップ162で受光された物体像は、端子166を介して、図示していない画像処理手段に入力される。そして、最終的に物体像は、電子画像としてモニター404に、又は、通信相手のモニターに、又は、両方に表示される。また、処理手段には信号処理機能が含まれている。通信相手に画像を送信する場合、この機能により、電子撮像素子チップ162で受光された物体像の情報を、送信可能な信号へと変換する。
また、対物光学系100(撮像光学系)に一体化されたオートフォーカス機構500を備えている。オートフォーカス機構500を搭載することによって、あらゆる被写体距離において合焦することができる。
また、対物光学系100(撮像光学系)と電子撮像素子チップ162(電子撮像素子)とを一体化することが望ましい。
電子撮像素子を一体化することで、撮像光学系による光学像を電気信号化することがでる。また、画像中央部と周辺部で画像の明るさの変化を軽減できる電子撮像素子を選択し、小型且つ高性能な携帯電話(撮像装置)を提供できる。
なお、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形例をとることができる。
以上のように、本発明は、光学系の全長を短く保ち、広画角で、諸収差、特にコマ収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置に適している。また、比較的小さいFナンバーの光学系でありながら、球面収差が良好に補正された撮像光学系、およびそれを用いた撮像装置に適している。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
CG カバーガラス
I 撮像面
S 開口絞り
40 デジタルカメラ
41 撮影光学系
42 撮影用光路
43 ファインダー光学系
44 ファインダー用光路
45 シャッター
46 フラッシュ
47 液晶表示モニター
48 レンズ
49 CCD
50 撮像面
51 処理手段
53 ファインダー用対物光学系
55 ポロプリズム
57 視野枠
59 接眼光学系
66 フォーカス用レンズ
67 結像面
100 対物光学系
102 カバーガラス
162 電子撮像素子チップ
166 端子
300 パソコン
301 キーボード
302 モニター
303 撮影光学系
304 撮影光路
305 画像
400 携帯電話
401 マイク部
402 スピーカ部
403 プッシュボタン
404 モニター
405 撮影光学系
406 アンテナ
407 撮影光路
500 オートフォーカス機構

Claims (9)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、負の屈折力を有する第4レンズと、を有し、
    前記第1レンズは、両凸形状であり、
    前記第2レンズは、像側面が像側に凹面を向けた形状であり、
    前記第3レンズは、少なくとも像側面が像側に凸面を向けた形状であって、
    最も物体側に絞りが配置され、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とする撮像光学系。
    0.9<f1/f (1)
    但し、
    1は前記第1レンズの焦点距離、
    fは前記撮像光学系全系の焦点距離、
    である。
  2. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
    2.4mm<f12<9.2mm (2)
    但し、
    12は前記第1レンズと前記第2レンズとの合成焦点距離、
    である。
  3. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像光学系。
    −0.9<(r1o+r1i)/(r1o−r1i)<−0.2 (3)
    但し、
    1oは前記第1レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    1iは前記第1レンズの像側面の近軸曲率半径、
    である。
  4. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    0.5<(r2o+r2i)/(r2o−r2i)<1.7 (4)
    但し、
    2oは前記第2レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    2iは前記第2レンズの像側面の近軸曲率半径、
    である。
  5. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像光学系。
    2.0<r3o/r3i<8.0 (5)
    但し、
    3oは前記第3レンズの物体側面の近軸曲率半径、
    3iは前記第3レンズの像側面の近軸曲率半径、
    である。
  6. 前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ及び前記第4レンズは、いずれも樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像光学系と、撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 前記撮像光学系と前記撮像素子が一体化していることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像光学系がオートフォーカス機構と一体化していることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の撮像装置。
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