JP2010148161A - 電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機 - Google Patents

電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】性能及び信頼性を向上させた電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機を提供する。
【解決手段】電動機は、磁石挿入孔42の各端部に回転子鉄心41の外周面近くまで延び、軸方向に貫通させた空隙部45を形成することによって、空隙部45の回転子鉄心41側の端部と回転子鉄心41の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部46を形成し、少なくとも回転子40のブリッジ部46に対向する外周面に複数個の凹部47を形成していることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和装置や冷凍装置等の各種産業機械に用いられる電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機に関するものである。
近年、各種産業機械に用いられる電動機には、省エネルギーや環境保全等の観点から高効率化や省資源化(小型、軽量化)が求められている。その実現方法のひとつとして回転子に磁石が内挿される永久磁石形電動機が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1記載の電動機は、固定子鉄心に複数相の固定子巻線を装着して構成された固定子と、回転子鉄心の内部に径方向と直交する形態でほぼ板状の永久磁石を装着して構成され、固定子の固定子鉄心内部に回転可能に配設された回転子とを備えた永久磁石形電動機で回転子鉄心における永久磁石の各端部部分に、それぞれ回転子鉄心外面近くまで広がる空隙部を形成し、この空隙部内面と回転子鉄心外面との間の部分(ブリッジ部)の厚さ寸法を、永久磁石端部側から隣合う永久磁石側に向けて減少するように設定されている。
特開2000−217287号公報(第6頁、第1図)
特許文献1記載の永久磁石形電動機は、回転子鉄心における永久磁石の各端部に、それぞれ回転子鉄心外面近くまで広がる空隙部を形成し、隣接する永久磁石の端部間での磁界の短絡を防止している。この結果、固定子巻線を鎖交する磁束量が増加し、電動機の性能向上が図れるようになっている。しかしながら、回転による永久磁石や回転子鉄心自身の遠心力に耐えうるために永久磁石端部側から隣接する永久磁石側に向けて減少するように設定したブリッジ部の厚さ寸法が、永久磁石部側では厚く、磁界の短絡防止効果が薄れてしまっている。ブリッジ部を薄くすると機械的強度を保つことができなく、ブリッジ部の疲労破損を招いてしまう。そのため、回転速度変動回数や最大回転速度の制限が必要になり、信頼性が低下することになる。
ところで、一般に回転子鉄心は、電磁鋼板であるケイ素鋼板の薄板をプレス型で打ち抜き、積層することで形成されている。このケイ素鋼板の疲労強度に対しては、打ち抜き剪断断面の状態や打ち抜き時の歪による残留応力の影響があることが一般的に知られている。そのような製造バラツキ要因を踏まえ、ブリッジ部の厚さを設定する必要があり、結果的にブリッジ部が厚くなってしまう。そうすると、ブリッジ部での磁界の短絡防止効果が薄れてしまうことになる。薄板の打ち抜き加工でのブリッジ部の厚さ限度は、一般的に板厚程度であり、ケイ素鋼板厚さ0.2〜0.5mmがブリッジ部の厚さの限度になる。その場合、強度的な制約ではなく加工上の制約で、ブリッジ厚さが決定され、磁界の短絡防止のための最良の設定ができない場合もある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、性能及び信頼性を向上させた電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機を提供することを目的とするものである。
本発明に係る電動機は、固定子鉄心に複数相の固定子巻線が装着された固定子と、永久磁石を装着するための磁石挿入孔が複数形成された回転子鉄心と前記磁石挿入孔に挿入された永久磁石とを有し、前記固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設した回転子と、を備え、前記磁石挿入孔の各端部には、前記回転子鉄心の外周面近くまで延び、軸方向に貫通した空隙部が形成され、前記空隙部の端部と前記回転子鉄心の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部が設けられており、少なくとも前記回転子の前記ブリッジ部に対向する外周面に複数個の凹部を形成していることを特徴とする。
本発明に係る電動機は、固定子鉄心に複数相の固定子巻線が装着された固定子と、永久磁石を装着するための磁石挿入孔が複数形成された回転子鉄心と前記磁石挿入孔に挿入された永久磁石とを有し、前記固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設した回転子と、を備え、前記磁石挿入孔の各端部には、前記回転子鉄心の外周面近くまで延び、軸方向に貫通した空隙部が形成され、前記空隙部の端部と前記回転子鉄心の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部が設けられており、前記ブリッジ部を塑性変形していることを特徴とする。
本発明に係る電動機は、
固定子鉄心に複数相の固定子巻線が装着された固定子と、永久磁石を装着するための磁石挿入孔が複数形成された回転子鉄心と前記磁石挿入孔に挿入された永久磁石とを有し、前記固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設した回転子と、を備え、前記磁石挿入孔の各端部には、前記回転子鉄心の外周面近くまで延び、軸方向に貫通した空隙部が形成され、前記空隙部の端部と前記回転子鉄心の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部が設けられており、前記回転子の外周面に研削加工を施し、表面粗さを前記回転子鉄心を構成する電磁鋼板の結晶粒径以下にしていることを特徴とする。
本発明に係る冷媒圧縮機は、上述の電動機を搭載したことを特徴とする。
本発明に係る電動機によれば、ブリッジ部に圧縮の残留応力を予め与えておくことができ、ブリッジ部の持つ磁界の短絡防止効果を高めることができるとともに、ブリッジ部の引っ張り応力に対する機械的耐力を向上できるので、高効率かつ高強度な電動機を得ることが可能になる。また、本発明に係る冷媒圧縮機によれば、上述の電動機を搭載しているので、電動機の有する効果を全部有することになる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機が搭載される冷媒圧縮機100の断面構成の一例を示す縦断面図である。図1に基づいて、冷媒圧縮機100の構成及び動作について説明する。この冷媒圧縮機100は、スクロール式圧縮機である場合を例に示しており、たとえば冷蔵庫や冷凍庫、自動販売機、空気調和器、冷凍装置、給湯器等の冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)の構成要素となるものである。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
この冷媒圧縮機100は、冷凍サイクルを循環する冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態として吐出させるものである。そして、冷媒圧縮機100は、圧縮部16と駆動部17とに分類できる。この圧縮部16及び駆動部17は、密閉容器(シェル)10内に収納されている。この密閉容器10は、圧力容器となっている。図1に示すように、圧縮部16が密閉容器10の上側に配置され、駆動部17が密閉容器10の下側に配置されている。この密閉容器10の底部は、冷凍機油1を貯留する油だめ11となっている。また、密閉容器10には、冷媒ガスを吸入するための吸入側配管12と、冷媒ガスを吐出するための吐出側配管13とが連接されている。
圧縮部16は、吸入側配管12から吸入した冷媒ガスを圧縮して密閉容器10内の吐出空間15に排出する機能を有している。この吐出空間15に排出された冷媒ガスは、吐出側配管13から冷媒圧縮機100の外部に吐出されるようになっている。駆動部17は、圧縮部16で冷媒ガスを圧縮するために、圧縮部16を構成する旋回スクロール24を駆動する機能を果たすようになっている。つまり、駆動部17がクランクシャフト21を介して旋回スクロール24を駆動することによって、圧縮部16で冷媒ガスを圧縮するようになっているのである。
圧縮部16は、旋回スクロール24と、固定スクロール28と、フレーム31とで概略構成されている。図1に示すように、旋回スクロール24は下側に、固定スクロール28は上側に配置されるようになっている。固定スクロール28には、一方の面に立設された渦巻状突起であるラップ部29が形成されている。また、旋回スクロール24にも、一方の面に立設され、ラップ部29と実質的に同一形状の渦巻状突起であるラップ部25が形成されている。旋回スクロール24及び固定スクロール28は、ラップ部25とラップ部29とを互いに噛み合わせ、密閉容器10内に装着されている。そして、ラップ部25とラップ部29との間には、相対的に容積が変化する圧縮室18が形成される。
固定スクロール28は、フレーム31に図示省略のボルト等によって固定されている。固定スクロール28の中央部には、圧縮され、高圧となった冷媒ガスを吐出する吐出ポート30が形成されている。そして、圧縮され、高圧となった冷媒ガスは、固定スクロール28の上部に設けられている吐出空間15に排出されるようになっている。旋回スクロール24は、固定スクロール28に対して自転運動することなく公転旋回運動を行うようになっている。また、旋回スクロール24のラップ部25形成面とは反対側の面(以下、スラスト面と称する)の略中心部には、中空円筒形状の旋回スクロールボス部26が形成されている。この旋回スクロールボス部26には、後述するクランクシャフト21の上端に設けられた偏心ピン部22が嵌入(係合)されているのである。
フレーム31は、密閉容器10の内周面に固着され、中心部にクランクシャフト21を貫通させるため貫通孔が形成されている。また、フレーム31には、旋回スクロール24のスラスト面27側から軸方向下側に貫通する排油穴32が形成されており、スラスト面27を潤滑した冷凍機油1を油だめ11に戻すようになっている。図1では、排油穴32が1つだけ形成されている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。たとえば、排油穴32を2つ以上形成してもよい。なお、フレーム31は、その外周面を焼き嵌めや溶接等によって密閉容器10の内周面に固定するとよい。
駆動部17は、クランクシャフト21に固定された回転子40と、密閉容器10に収容され、固着保持された固定子20と、回転軸であるクランクシャフト21とで構成されている。回転子40は、クランクシャフト21に固定され、固定子20への通電が開始することにより回転駆動し、クランクシャフト21を回転させるようになっている。また、固定子20の外周面は焼き嵌め等により密閉容器10に固着支持されている。すなわち、回転子40及び固定子20でモータ(電動機)を構成しているのである。なお、電動機については、以下で詳細に説明するものとする。
固定子20は、固定子鉄心(図示省略)に複数相の固定子巻線(図示省略)を装着して構成されている。クランクシャフト21は、回転子40の回転に伴って回転し、旋回スクロール24を旋回させるようになっている。このクランクシャフト21の上端部は、旋回スクロール24の旋回スクロールボス部26と回転自在に嵌合する偏心ピン部22が形成されている。また、クランクシャフト21の内部には、上端面まで連通している給油流路23が形成されている。この給油流路23は、油だめ11に貯留してある冷凍機油1の流路となるものである。油だめ11に溜まっている冷凍機油1は、クランクシャフト21の回転に伴い、冷凍機油1を吸い上げて給油流路23を流れて圧縮部16に給油されるようになっている。
旋回スクロール24と固定スクロール28との間には、旋回スクロール24の偏心旋回運動中における自転運動を阻止するためのオルダムリング33が配設されている。このオルダムリング33は、旋回スクロール24と固定スクロール28との間に配設され、旋回スクロール24の自転運動を阻止するとともに、公転旋回運動を可能とする機能を果たすようになっている。つまり、オルダムリング33は、旋回スクロール24の自転防止機構として機能している。
ここで、冷媒圧縮機100の動作について簡単に説明する。
モータを構成する回転子40は、固定子20が発生する回転磁界からの回転力を受けて回転する。それに伴って、回転子40に固定されたクランクシャフト21が回転駆動する。旋回スクロール24は、クランクシャフト21の偏心ピン部22に係合されており、旋回スクロール24の自転回転運動がオルダムリング33の自転防止機構によって公転旋回運動に変換される。このクランクシャフト21の回転駆動によって、密閉容器10内の冷媒ガスが固定スクロール28のラップ部29と旋回スクロール24のラップ部25とにより形成される圧縮室18内へ流れ、吸入過程が開始する。
圧縮室18内に冷媒ガスが吸入されると、偏心させられた旋回スクロール24の公転旋回運動で、圧縮室18の容積を減少させる圧縮過程へと移行する。つまり、圧縮部16では、旋回スクロール24が公転旋回運動すると、冷媒ガスが吸入口となる旋回スクロール24のラップ部25及び固定スクロール28のラップ部29の最外周開口部から取り込まれて、旋回スクロール24の回転とともに徐々に圧縮されながら中心部に向かうようになっている。なお、冷凍サイクルを循環してきた低圧状態の冷媒は、吸入側配管12から密閉容器10内に流入するようになっている。
そして、圧縮室18で圧縮された冷媒ガスは、吐出過程に移行する。つまり、冷媒ガスは、固定スクロール28の吐出ポート30を通過し、吐出空間15を経由してから冷媒圧縮機100の外部へと吐出されるのである。冷媒圧縮機100の吐出側配管13から吐出された冷媒は、高温高圧の状態となって、まず冷凍サイクルを構成する凝縮器に流入するようになっており、その後冷凍サイクルを構成する各機器を循環して、再度冷媒圧縮機100に吸入される。それから、固定子20への通電を停止すると冷媒圧縮機100は停止する。
図2は、実施の形態1に係る電動機を構成する回転子40を説明するための説明図である。図2に基づいて、回転子40について詳細に説明する。また、図2(a)が回転子40の平面図を、図2(b)が回転子40の側面図を、それぞれ示している。上述したように、回転子40は、クランクシャフト21に固定され、固定子20及びクランクシャフト21とともに電動機(永久磁石形電動機)を構成するものである。この回転子40は、固定子20を構成する固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設されるようになっている。
図2(b)に示すように、回転子40は、複数枚のケイ素鋼板(電磁鋼板)41aを積層させた回転子鉄心41と、回転子鉄心41を軸方向に貫通させた磁石挿入孔42に装着した永久磁石43と、で構成されている。回転子鉄心41には、回転軸挿入孔49と、磁石挿入孔42と、が貫通形成されている。回転軸挿入孔49は回転子鉄心41の中心に、磁石挿入孔42は回転軸挿入孔49を囲むように、それぞれ形成されている。また、回転軸挿入孔49は略円形状に、磁石挿入孔42は略矩形状に、それぞれ構成されている。
図2(a)では、4つの磁石挿入孔42が90°おきに形成されている。磁石挿入孔42の形成位置は、磁石挿入孔43の個数に応じて決定するようになっている。たとえば、図2(a)に示すように4つの磁石挿入孔42を形成する場合には、360°を4で割った90°ごとの径方向の軸を定め、その軸上であって対向する位置を磁石挿入孔42として決定すればよい。また、3つの磁石挿入孔42を形成する場合には、360°を3で割った120°ごとの径方向の軸を定め、その軸上の位置を磁石挿入孔42として決定すればよい。
そして、磁石挿入孔42のそれぞれには、板状の永久磁石43が装着されている。これらの永久磁石43は、N極とS極とが交互となるように装着されている。また、磁石挿入孔42の各端部には、回転子鉄心41の外周面近くまで延び、軸方向に貫通させた空隙部45を形成している。つまり、磁石挿入孔42の各端部に形成された空隙部45は、回転子鉄心41の外周面に向かうように回転子鉄心41を軸方向に貫通させて形成されている。したがって、空隙部45の回転子鉄心41側の端部と回転子鉄心41の外周面との間には、一律に所定の厚み(0.2〜0.5mm)となっているブリッジ部46が形成されることになる。
なお、ブリッジ部46の厚みは、電動機の性能との兼ね合いにより決定する。ブリッジ部46の厚みを大きくなると、磁束の漏れも大きくなり、電動機の性能が落ちることになり、電動機の有する性能の許せる限りがブリッジ部46の厚みの上限となる。また、基本的には電動機の信頼性でブリッジ部46の厚みの下限を決定し、電動機の信頼性を損ねない必要最低限がブリッジ部46の厚みの下限値となる。
ブリッジ部46は、永久磁石43を内装する回転子40の永久磁石43から発生する磁界の短絡を防止するものである。したがって、電動機の性能を向上させるためにはブリッジ部46が薄い方が好ましい。その反面、ブリッジ部46には、回転することにより発生する永久磁石43や回転子鉄心41自身の遠心力が作用するため、薄くしすぎてしまうと機械的強度が低下してしまう。特に、変速制御される電動機においては、ブリッジ部46に繰り返しの応力が作用することになる。そこで、少なくとも回転子40のブリッジ部46に対向する外周面には、ショットブラスト加工が施され、複数のディンプル状の凹部47が形成されている。
このように構成された回転子40では、回転子鉄心41のブリッジ部46に対向する外周面に複数の凹部47を形成し、ブリッジ部46の厚みを一律に薄くしているので、ブリッジ部46全体におけるケイ素鋼板41aの磁気特性(透磁率)を悪化させることができる。すなわち、ブリッジ部46において磁界が通りにくくなるため、ブリッジ部46の持つ磁界の短絡防止効果を向上できる。また、回転子鉄心41のブリッジ部46に対向する外周面に複数の凹部47を形成することで、ブリッジ部46に圧縮の残留応力を予め与えることができ、圧縮時の回転によって発生する繰り返しの応力によってのブリッジ部46の疲労破損を抑制することができる。すなわち、ブリッジ部46に圧縮の残留応力を予め与えることで、ブリッジ部46の引っ張り応力に対する機械的な耐力を向上できる。
以上より、回転子40にショットブラスト加工によるディンプル状の凹部47が形成されていない電動機に比べて、性能及び強度の双方を向上させた電動機を得ることができる。なお、凹部47の個数や大きさ、間隔等を特に限定するものではない。また、ブリッジ部46の厚みを回転子鉄心41を構成しているケイ素鋼板41aの厚みと同程度である0.2〜0.5mmにする場合を例に説明したが、これはケイ素鋼板41aの打ち抜き加工での限度から厚みを決定したものであり、今後の技術の進展に伴って更に薄くするように形成してもよい。
図3は、ショットブラスト加工の一実施例を説明するための説明図である。図3に基づいて、ショットブラスト加工の一例を挙げて具体的に説明する。図3(a)がショットブラスト加工中の回転子40を側面から見た状態を、図3(b)がショットブラスト加工中の回転子40を上から見た状態を、それぞれ表している。ここでは、ショットブラスト装置50のショットブラストノズル51より0.1mm程度の粒径のブラストを噴射させ、回転子40の側面に衝突させる場合を例に説明する。
まず、回転子40を用意し、この回転子40を少なくともブリッジ部46に対向する位置にブラストを衝突させるようにブリッジ部46に対向する位置より広い範囲にマスキング52を施したショットブラスト装置50にセットする(図3(b))。そして、回転子40を軸中心に回転させるとともにショットブラストノズル51からブラスト(矢印)を噴射させる。こうすることにより、ブリッジ部46に対向する位置に複数のディンプル状の凹部47が形成されることになる。残留応力を制御するためには、ブラストの初速(v)やショットブラストノズルと回転子40の外周面との距離(l)、ショット時間(t)等を調整すればよい。そして、材料(回転子鉄心41を構成する材料)の持つ降伏点を超えないように圧縮残留応力を与える。
たとえば、300MPaの降伏点を持つ材料に150MPa程度の圧縮残留応力を与えておくと、引っ張り応力として−150MPa分の耐荷重が増加することになる。300MPaの降伏点を持つ材料の疲労限は一般的に約半分の+150MPaであるため、−150MPaから+150MPaまでで300MPaの耐荷重となる。よって、凹部47を形成することで、残留応力がない場合に対して2倍の耐荷重を持たせることが可能になる。したがって、ブリッジ部46の厚みを薄くすることができるので、電動機の高効率化に繋がり、長寿命化も実現できる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る電動機を構成する回転子40aを説明するための説明図である。図4に基づいて、回転子40aについて詳細に説明する。図4では、回転子40aの平面図を示している。回転子40aの基本的な構成は、実施の形態1で説明した回転子40と同様である。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
回転子40aは、回転子40と同様に、クランクシャフト21に固定され、固定子20及びクランクシャフト21とともに電動機(永久磁石形電動機)を構成するものである。また、回転子40aは、固定子20を構成する固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設されるようになっている。この回転子40aは、少なくとも回転子40aのブリッジ部46を塑性変形させている点で、実施の形態1で説明した回転子40と相違している。つまり、回転子40aを構成する回転子鉄心41のブリッジ部46(以下、ブリッジ部46aと称する)を、外周面側より加圧して塑性変形させているのである。
このように構成された回転子40aでは、回転子鉄心41のブリッジ部46aを塑性変形し、ブリッジ部46aの厚みを一律に薄くしているので、ブリッジ部46a全体におけるケイ素鋼板41aの磁気特性(透磁率)を悪化させることができ、また、ブリッジ部46aを塑性変形させることで、磁路を長くすることができ、ブリッジ部46aの持つ磁界の短絡防止効果を更に高めることができる。すなわち、ブリッジ部46aにおいて磁界が通りにくくなるため、ブリッジ部46の持つ磁界の短絡防止効果を向上させることができる。
さらに、回転子鉄心41のブリッジ部46aを塑性変形させることで、ブリッジ部46aに圧縮の残留応力を予め与えることができ、圧縮時の回転によって発生する繰り返しの応力によってのブリッジ部46aの疲労破損を抑制することができる。すなわち、ブリッジ部46aに圧縮の残留応力を予め与えることで、ブリッジ部46aの引っ張り応力に対する機械的な耐力を向上できる。
以上より、回転子40aのブリッジ部46aを塑性変形させていない電動機に比べて、性能及び強度の双方を向上させた電動機を得ることができる。なお、図4では、ブリッジ部46aを外周面から軸中心に向かって加圧し、軸方向に直線上に延びる凹部を形成して塑性変形させた場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、回転子40aの大きさや回転子40aを構成する回転子鉄心41の材料等に応じて決定すればよい。また、ブリッジ部46aの塑性変形の形状や大きさ、間隔等を特に限定するものではない。さらに、回転子鉄心41の形状を予め図示した形状としておくことも可能であるが、予め残留応力を与えるために形成後に塑性変形させることが望ましい。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係る電動機を構成する回転子40bを説明するための説明図である。図5に基づいて、回転子40bについて詳細に説明する。また、図5(a)が回転子40bの平面図を、図5(b)が回転子40bの側面図を、それぞれ示している。回転子40bの基本的な構成は、実施の形態1で説明した回転子40と同様である。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
回転子40bも、回転子40と同様に、クランクシャフト21に固定され、固定子20及びクランクシャフト21とともに電動機(永久磁石形電動機)を構成するものである。また、回転子40bは、固定子20を構成する固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設されるようになっている。この回転子40bは、回転子40bを構成する回転子鉄心41の外周面を研削加工している点で、実施の形態1で説明した回転子40及び実施の形態2で説明した回転子40aと相違している。
回転子鉄心41の外周面の研削加工は、回転子鉄心41となるケイ素鋼板41aの打ち抜き後にされているものとする。こうすることで、ケイ素鋼板41aの打ち抜き工程で制約されたブリッジ部46(以下、ブリッジ部46bと称する)の厚さ寸法を強度的に必要最小限の厚さにすることができる。一般的に、ケイ素鋼板41aの打ち抜きの制約とされている厚さ寸法は、ケイ素鋼板41aの厚さ(0.2〜0.5mm)までである。そこで、ケイ素鋼板41aの抜き打ち加工後に研削加工することにより、ブリッジ部46bの厚みを0.2mm以下に加工することができる。
また、研削加工を施すことにより打ち抜きせん断面の疎密状態を改善することができる。研削加工後のケイ素鋼板41aの表面粗さを、研削加工前のケイ素鋼板41aの表面粗さよりも小さくすることで、打ち抜きせん断面に発生する小さな亀裂を除去することができ、かつ、結晶粒の界面の割れが見られなくなる(図6参照)。ケイ素鋼板41aは、打ち抜きせん断面の状態が機械強度に大きく影響を与えることが一般に知られている。これは、ケイ素鋼板41aの打ち抜きせん断面に小さな亀裂が入っていることが原因とされている。また、ケイ素鋼板41aの結晶粒の界面は、結合力が弱く割れやすい。これらの要因が総じて、特に繰り返し応力への耐力低下に影響を与えている。そこで、回転子40bでは、抜き打ち後のケイ素鋼板41aに研削加工を施すようにしているのである。
このように構成された回転子40bでは、回転子40bの外周面を研削加工しているので、回転子鉄心41のブリッジ部46bを強度的に必要最低限度の厚さに設定することができ、かつ、打ち抜きせん断面の亀裂や結晶粒界面の割れを除去することができる。よって、機械的強度を増加できるとともに強度のバラツキを抑えることができるので、更にブリッジ部46bの厚みを一律に薄くできる。したがって、ブリッジ部46b全体におけるケイ素鋼板41aの磁気特性(透磁率)を悪化させることができ、ブリッジ部46bの持つ磁界の短絡防止効果を高めることができる。以上より、回転子40bの外周面を研削加工していない電動機に比べて、性能及び強度の双方を向上させた電動機を得ることができる。
図6は、回転子鉄心41を研削加工したことにより生じる効果を説明するための説明図である。図6に基づいて、回転子鉄心41を研削加工したことにより生じる効果について具体的に説明する。図6(a)がケイ素鋼板41aを抜き打ち加工した状態の断面状態を、図6(b)がケイ素鋼板41aの断面を拡大した状態を、図6(c)が研削加工したケイ素鋼板41aの断面を拡大した状態を、それぞれ表している。
まず、回転子40bの回転子鉄心41を構成するケイ素鋼板41aを用意する。このケイ素鋼板41aをプレス機にセットする。このとき、ケイ素鋼板41aの不要な部分を台に載置する。そして、図6(a)に示すように、数10〜数100トンのプレスで金型パンチを押圧し、製品(回転子鉄心41となる部分)と不要な部分とが抜き分けられる。その際、製品には、過大な荷重及び衝撃が与えられることになる。ケイ素鋼板41aは、図6(b)に示すような微小な結晶で構成されている。したがって、ケイ素鋼板41aを抜き打ちすると、結晶粒の間が微小な切欠きとなってケイ素鋼板41aの外面に露出することになる。
このような切欠きが露出すると、たとえば特開2001−234303号公報(明細書段落[0009]等参照)に記載されている通り、疲労源が低下することになる。すなわち、微小な切欠きが起点となって、ケイ素鋼板41aが破壊され易くなってしまい、疲労寿命が短くなるのである。そこで、回転子40bでは、回転子鉄心41を構成するケイ素鋼板41aを研削加工することによって、微小な切欠きを削り取ってしまうようにしている(図6(c))。これが結果的に粗面粗さを小さくすることになり、ケイ素鋼板41aの強度を向上することになる。なお、研削加工による削り代は、ケイ素鋼板41aを構成する結晶の粒径以上(たとえば、100μm程度)とすれば、欠損を少なくすることもできる。
実施の形態1に係る電動機が搭載される冷媒圧縮機の断面構成の一例を示す縦断面図である。 実施の形態1に係る電動機を構成する回転子を説明するための説明図である。 ショットブラスト加工の一実施例を説明するための説明図である。 実施の形態2に係る電動機を構成する回転子を説明するための説明図である。 実施の形態3に係る電動機を構成する回転子を説明するための説明図である。 回転子鉄心を研削加工したことにより生じる効果を説明するための説明図である。
符号の説明
1 冷凍機油、10 密閉容器、12 吸入側配管、13 吐出側配管、15 吐出空間、16 圧縮部、17 駆動部、18 圧縮室、20 固定子、21 クランクシャフト、22 偏心ピン部、23 給油流路、24 旋回スクロール、25 ラップ部、26 旋回スクロールボス部、27 スラスト面、28 固定スクロール、29 ラップ部、30 吐出ポート、31 フレーム、32 排油穴、33 オルダムリング、40 回転子、40a 回転子、40b 回転子、41 回転子鉄心、41a ケイ素鋼板、42 磁石挿入孔、43 永久磁石、45 空隙部、46 ブリッジ部、46a ブリッジ部、46b ブリッジ部、47 凹部、49 回転軸挿入孔、50 ショットブラスト装置、51 ショットブラストノズル、52 マスキング、100 冷媒圧縮機。

Claims (10)

  1. 固定子鉄心に複数相の固定子巻線が装着された固定子と、
    永久磁石を装着するための磁石挿入孔が複数形成された回転子鉄心と前記磁石挿入孔に挿入された永久磁石とを有し、前記固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設した回転子と、を備え、
    前記磁石挿入孔の各端部には、前記回転子鉄心の外周面近くまで延び、軸方向に貫通した空隙部が形成され、前記空隙部の端部と前記回転子鉄心の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部が設けられており、
    少なくとも前記回転子の前記ブリッジ部に対向する外周面に複数個の凹部を形成している
    ことを特徴とする電動機。
  2. 前記凹部は、
    ショットブラスト加工によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 固定子鉄心に複数相の固定子巻線が装着された固定子と、
    永久磁石を装着するための磁石挿入孔が複数形成された回転子鉄心と前記磁石挿入孔に挿入された永久磁石とを有し、前記固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設した回転子と、を備え、
    前記磁石挿入孔の各端部には、前記回転子鉄心の外周面近くまで延び、軸方向に貫通した空隙部が形成され、前記空隙部の端部と前記回転子鉄心の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部が設けられており、
    前記ブリッジ部を塑性変形している
    ことを特徴とする電動機。
  4. 前記ブリッジ部を前記回転子の外周面側より加圧して塑性変形させている
    ことを特徴とする請求項3に記載の電動機。
  5. 前記ブリッジ部の厚みを、前記回転子鉄心を構成する電磁鋼板の厚みと略同等としている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動機。
  6. 固定子鉄心に複数相の固定子巻線が装着された固定子と、
    永久磁石を装着するための磁石挿入孔が複数形成された回転子鉄心と前記磁石挿入孔に挿入された永久磁石とを有し、前記固定子鉄心の内周面側に回転可能に配設した回転子と、を備え、
    前記磁石挿入孔の各端部には、前記回転子鉄心の外周面近くまで延び、軸方向に貫通した空隙部が形成され、前記空隙部の端部と前記回転子鉄心の外周面との間に所定の厚みのブリッジ部が設けられており、
    前記回転子の外周面に研削加工を施し、表面粗さを前記回転子鉄心を構成する電磁鋼板の結晶粒径以下にしている
    ことを特徴とする電動機。
  7. 前記研削加工による削り代を前記回転子鉄心を構成する電磁鋼板の結晶粒径以上にしている
    ことを特徴とする請求項6に記載の電動機。
  8. 前記回転子の外周面の研削加工は、
    前記回転子鉄心を構成する電磁鋼板の抜き打ち工程後に行なわれたものである
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の電動機。
  9. 前記ブリッジ部の厚みを、前記回転子鉄心を構成する電磁鋼板の厚みよりも薄くしている
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の電動機。
  10. 前記請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動機を搭載した
    ことを特徴とする冷媒圧縮機。
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