JP2004135380A - 電動機及び回転式圧縮機 - Google Patents

電動機及び回転式圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004135380A
JP2004135380A JP2002294981A JP2002294981A JP2004135380A JP 2004135380 A JP2004135380 A JP 2004135380A JP 2002294981 A JP2002294981 A JP 2002294981A JP 2002294981 A JP2002294981 A JP 2002294981A JP 2004135380 A JP2004135380 A JP 2004135380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
coil
tooth
permanent magnet
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002294981A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ida
井田 一男
Ryuichiro Amano
天野 龍一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2002294981A priority Critical patent/JP2004135380A/ja
Publication of JP2004135380A publication Critical patent/JP2004135380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】固定子コア(41)及びコイル(48)を有する固定子(31)と、永久磁石(58)を有する回転子(32)とを備える電動機について、固定子コア(41)の構造に改良を加えることで、電動機の性能を大きく低下させないで電動機の騒音を低下すると共に、製作コストの低減を図る。
【解決手段】固定子コア(41)のヨーク(42)から回転子(32)側へ延び、コイル(48)が取り付けられる複数のティース(43)に対して、ティース(43)の先端部(43a)を、左右両側へ突出して形成し、そのティース先端部(43a)の左右の少なくとも一方に、ティース(43)の片面から他の片面に向かう穴部(46)を形成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機及び回転式圧縮機に関し、特に、電動機の固定子の構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、永久磁石が埋め込まれた電動機として、ブラシの代わりに電子整流回路を有する直流モータであるブラシレスDCモータは、広く知られている。ブラシレスDCモータは、高効率かつ長寿命という優れた特性を有しており、近年、その開発が進められている。
【0003】
ブラシレスDCモータは、固定子(ステータ)と、該固定子の内側で回転自在に配設された回転子(ロータ)とにより構成されている。回転子は、永久磁石と、該永久磁石が埋め込まれる回転子コアとにより構成されている。一方、固定子は、コイルと、該コイルを取り付けて支持するための固定子コアとにより構成されている。回転子コア及び固定子コアは、それぞれ多数の磁性板が積層されて構成されている。
【0004】
固定子コアは、環状の本体部と、該本体部から内側に突出する複数のティース(巻線装着部)とにより構成されている。各ティースは、本体部の周方向に均等に設けられている。コイルは、巻線がティースに巻き付けられて構成されている。巻線の巻き方式としては、電動機の高出力化の観点から、各ティースに個別に巻き付けてコイルを形成する集中巻方式が望ましい。そして、コイルに通電して固定子内に回転磁界を発生させることにより、回転子を回転させる。
【0005】
ところが、このブラシレスDCモータでは、各コイルへの通電状態が切り換わる毎に、回転子に働く力が急激に変化するため、比較的大きな脈動トルクが発生する。その結果、この脈動トルクによって騒音が発生するという問題がある。
【0006】
そこで、従来より、集中巻きのブラシレスDCモータについて、回転子コアの各磁性板に、磁束を遮断する貫通孔である磁気バリアを形成すると共に、該磁気バリアの位置を回転子の軸方向に対して連続的に変化させることが知られている(例えば、特許文献1参照)。このことにより、コイルの通電状態の切り換え時に、回転子に働く力の大きさの変化を緩やかにし、脈動トルクを低減するようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−278895号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記モータの性能である出力や回転子の減磁耐力等は、永久磁石に対する磁気バリアの位置や、磁気バリア自体の形状によって、非常に大きく変化する。つまり、通常、モータの性能を最大限に発揮させるために、磁気バリアは最適な所定の位置で所定の形状に形成されている。
【0009】
しかしながら、上記特許文献1に示される従来のモータでは、磁気バリアの位置を回転子の軸方向に対して連続的に変化させるようにしているため、モータの性能が大きく低下するという問題がある。
【0010】
また、上記特許文献1のものでは、実際には、上記回転子コアを母材をプレス加工することで成形するために、磁気バリアを打ち抜くための金型部材を、回転子コアの軸に対して回動可能に構成する必要がある。しかしながら、この場合、金型自体の構成が複雑になるため、コストが高くなってしまう。さらに、磁気バリアの位置を変化させる毎に、上記金型部材を高精度に回動して固定することは難しいため、製作された各回転子コアの形状精度が低下することは避けられない。
【0011】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的とするところは、電動機の固定子コアの構造に改良を加えることにより、電動機の性能を大きく低下させないで該電動機の騒音を低下すると共に、製作コストの低減を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、固定子のコアのティース先端部における左右の少なくとも一方に、穴部を形成するようにした。
【0013】
具体的に、請求項1に係る発明は、コア(41)及びコイル(48)を有する固定子(31)と、上記固定子(31)に対して回転自在に配設されると共に、永久磁石(58)を有する回転子(32)とを備える電動機が対象である。そして、上記固定子(31)のコア(41)は、環状の本体部(42)と、該本体部(42)から上記回転子(32)側へ延びてコイル(48)が取り付けられる複数のティース(43)とを備え、上記ティース(43)の先端部(43a)は、左右両側へ突出し、該ティース先端部(43a)の左右の少なくとも一方には、ティース(43)の片面から他の片面に向かう穴部(46)が形成されている。
【0014】
上記の発明によると、固定子(31)における各コイル(48)の通電状態を切り換えることによって、ティース(43)先端側に回転子(32)を回転させるための回転磁界が発生する。すなわち、回転子(32)の永久磁石(58)には、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、該コイル(48)へ向かう吸引力や、コイル(48)から離れる反発力が働く。
【0015】
このとき、ティース先端部(43a)の左右の何れかに位置している永久磁石(58)と、コイル(48)との間の磁束の一部は、上記穴部(46)によって遮断されるため、上記永久磁石(58)に働く吸引力や反発力は、該永久磁石(58)がティース先端部(43a)の中央に位置しているときよりも小さくなる。その結果、コイル(48)の通電状態の切り換えに伴って、回転子(32)の永久磁石(58)に働く力の変動が緩やかになるため、脈動トルクが抑制され、電動機の騒音が低減される。
【0016】
請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、上記穴部(46)は、ティース先端部(43a)の左右のうち、回転子(32)の永久磁石(58)をティース(43)先端側へ引き寄せる側に形成されている。
【0017】
この発明によると、所定のコイル(48)の通電状態を切り換えると、例えば、ティース(43)の基端側から先端側へ向かう磁界が発生する。この磁界によって、回転子(32)の永久磁石(58)のS極には、上記所定のコイル(48)へ向かう吸引力が働く。このとき、ティース先端部(43a)の左右のうち、上記永久磁石(58)のS極を引き寄せる側に穴部(46)が形成されているので、該穴部(46)により上記ティース(43)の基端側から先端側へ向かう磁束の一部が遮断されて磁束密度が小さくなる。
【0018】
その結果、引き寄せられ始めた上記永久磁石(58)のS極に働く吸引力は、比較的小さくなる。すなわち、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、回転子(32)には、コイル(48)側への吸引力が衝撃的に働かないため、脈動トルクが抑制される。
【0019】
その後、上記永久磁石(58)のS極は、ティース(43)先端の左右中央側へ引き寄せられると、穴部(46)により磁束が遮断されないので、比較的大きい吸引力が働いて大きな出力トルクが得られる。
【0020】
請求項3に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、上記穴部(46)は、ティース先端部(43a)の左右のうち、回転子(32)の永久磁石(58)をティース(43)先端側から引き離す側に形成されている。
【0021】
この発明によると、所定のコイル(48)の通電状態を切り換えると、例えば、ティース(43)の先端側から基端側へ向かう磁界が発生する。この磁界によって、回転子(32)の永久磁石(58)のS極には、上記所定のコイル(48)から離れるように反発力が働く。このとき、ティース先端部(43a)の左右のうち、上記永久磁石(58)のS極を引き離す側に穴部(46)が形成されているので、該穴部(46)により上記ティース(43)の先端側から基端側へ向かう磁束が遮断されて磁束密度が小さくなる。
【0022】
その結果、引き離され始めた上記永久磁石(58)のS極に働く反発力は、比較的小さくなる。すなわち、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、回転子(32)には、コイル(48)側からの反発力が衝撃的に働かないため、脈動トルクが抑制される。
【0023】
請求項4に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、上記固定子(31)のコア(41)は、多数の磁性板(40)が上下に積層して形成され、穴部(46)は、コア(41)の上側積層部分(41a)において、ティース先端部(43a)の左右の一方に形成され、コア(41)の下側積層部分(41b)において、ティース先端部(43a)の左右の他方に形成されている。
【0024】
上記の発明によると、コア(41)の上側積層部分(41a)では、ティース先端部(43a)の左右の一方に穴部(46)が形成されているので、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、例えば、回転子(32)に働く吸引力が小さくなる。一方、コア(41)の下側積層部分(41b)では、ティース先端部(43a)の左右の他方に穴部(46)が形成されているので、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、例えば、回転子(32)に働く反発力が小さくなる。
【0025】
その結果、全体として、コイル(48)の通電状態の切り換え時には、回転子(32)に働く吸引力及び反発力が減少するため、脈動トルクが抑制される。さらに、このとき、ティース先端部(43a)の左右の何れか一方にのみ穴部(46)を形成することにより、回転子(32)の永久磁石(58)とコイル(48)との間の磁束が適度に維持されるため、必要な電動機の出力トルクは、充分に確保される。
【0026】
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4の何れか1つの電動機と、上記電動機(30)を固定して収納するケーシング(10)と、上記ケーシング(10)内に固定して設けられ、電動機(30)により駆動される圧縮機構(20)とを備えている。
【0027】
上記の発明によると、固定子(31)のコア(41)におけるティース先端部(43a)に穴部(46)が形成された電動機(30)が駆動することによって、該電動機(30)の騒音が低減されているので、圧縮機構(20)による圧縮等の騒音が低減される。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】
図1は本実施形態の回転式圧縮機(1)を示している。圧縮機(1)は、空調機などの冷凍装置の冷媒回路において、冷凍サイクルの圧縮行程を行うものである。この圧縮機(1)は、いわゆるスイング型(揺動ピストン型)の圧縮機であり、全密閉型のケーシング(10)と、該ケーシング(10)内に固定して設けられ、冷媒ガスを圧縮するための圧縮機構(20)と、ケーシング(10)内に固定して収納され、圧縮機構(20)を駆動する駆動機構としての電動機(30)とを備えている。
【0030】
ケーシング(10)は、円筒状の胴部(11)と、この胴部(11)の上端部に溶接された鏡板であるトップ(12)と、胴部(11)の下端部に溶接された鏡板であるボトム(13)とから構成されている。胴部(11)には、下方寄りの所定の位置に、この胴部(11)を貫通する吸入管(14)が設けられている。また、トップ(12)には、該鏡板(12)を上下に貫通する吐出管(15)が設けられている。
【0031】
一方、トップ(12)には、電動機(30)に給電するターミナル(16)とターミナルカバー(17)とが設けられている。このターミナル(16)は、図示しない外部電源と、上記電動機(30)とに接続されている。
【0032】
上記圧縮機構(20)は、シリンダ(21)と、このシリンダ(21)のシリンダ室(25)に収納された揺動ピストン(26)とを備え、ケーシング(10)内の下部側における上記吸入管(14)と対応する位置に配置されている。シリンダ(21)は、円筒状のシリンダ部(22)と、このシリンダ部(22)の上部開口を閉塞するフロントヘッド(23)と、シリンダ部(22)の下部開口を閉塞するリヤヘッド(24)とから構成され、上記シリンダ部(22)、フロントヘッド(23)及びリヤヘッド(24)がボルトなどで締結されて一体化している。また、上記シリンダ(21)は、シリンダ部(22)を胴部(11)に溶接することで、ケーシング(10)に固定されている。
【0033】
上記電動機(30)には、永久磁石埋め込み型の同期モータの一種であるブラシレスDCモータが用いられている。この電動機(30)は、固定子(31)と回転子(32)とを備えている。固定子(31)は、圧縮機構(20)の上方位置でケーシング(10)の胴部(11)に固定されている。回転子(32)にはクランク軸(33)が連結されている。クランク軸(33)は、上記シリンダ室(25)を上下方向に貫通している。そして、上記クランク軸(33)は、フロントヘッド(23)とリヤヘッド(24)により回転可能に支持されている。
【0034】
クランク軸(33)には、シリンダ室(25)の中に位置する部分に偏心軸部(33a)が形成されている。偏心軸部(33a)は、クランク軸(33)よりも大径に形成され、クランク軸(33)の軸心から所定量偏心している。この偏心軸部(33a)は、圧縮機構(20)の揺動ピストン(26)に摺動自在に嵌め込まれている。
【0035】
シリンダ部(22)には、吸入管(14)の一端が接続されており、この吸入管(14)がシリンダ室(25)内に連通するようになっている。なお、吸入管(14)には、ケーシング(10)に固定されたアキュムレータ(50)が接続されている。一方、フロントヘッド(23)又はリヤヘッド(24)には図示しない吐出口がクランク軸(33)の軸方向に貫通する形で形成され、シリンダ室(25)と連通している。吐出口には、該吐出口を開閉する吐出弁(図示せず)が設けられている。
【0036】
揺動ピストン型の圧縮機構は従来より周知のものであり、具体的な構成について、これ以上の説明は省略するが、以上の構成において電動機(30)に通電してクランク軸(33)が回転すると、シリンダ室(25)内で揺動ピストン(26)が旋回し、冷媒の吸入、圧縮、吐出が連続的に行われる。そして、吸入管(14)からシリンダ室(25)に吸入された冷媒ガスが圧縮されて高圧になったときに上記吐出弁が開き、該高圧冷媒がケーシング(10)内に充満した後に吐出管(15)から流出する。
【0037】
次に、本発明の特徴である電動機(30)の構造について説明する。
【0038】
この電動機(30)は、上述したようにブラシレスDCモータにより構成されており、磁極集中巻方式を採用したモータになっている。図2に示すように、ブラシレスDCモータ(30)は、固定子(31)と、該固定子(31)に対して回転自在に配設された回転子(32)とを備えている。
【0039】
上記回転子(32)は、図2及び図3に示すように、固定子(31)の内側に設けられ、回転子コア(51)と永久磁石(58)とを有している。回転子コア(51)は、多数の薄い磁性板である電磁鋼板(50)が上下に積層し、これらを一体化することにより、全体として、上下に延びる略円柱状に形成されている。回転子コア(51)には、中心に上記クランク軸(33)が連結され、その周囲には薄い板状の四枚の永久磁石(58)が正方形の四辺に沿った配置となるように埋め込まれている。
【0040】
回転子コア(51)を構成する電磁鋼板(50)には、上記クランク軸(33)が嵌合する中心孔(52)と、上記永久磁石(58)が嵌合する四つの永久磁石装着孔(53)とが形成されている。また、電磁鋼板(50)には、各永久磁石装着孔(53)の両端部から該電磁鋼板(50)の外周縁部までの領域に放射状に広がるバリア空間(S1)が形成されている。このバリア空間(S1)により、隣り合う磁石(58,58)の磁束が回転子コア(51)内で短絡するのを防止ないし抑制する磁気バリアが構成されている。上記バリア空間(S1)は、電磁鋼板(50)の外周縁部に形成されたブリッジ(54)により閉塞されている。
【0041】
上記電磁鋼板(50)は、中央のボス形成部(55)と周辺部の四つの磁気ブロック形成部(56)とにより構成されている。これらボス形成部(55)と磁気ブロック形成部(56)とは、ボス形成部(55)から放射状にのびるリブ(57)と、リブ(57)の先端に連接するブリッジ(54)とにより接続されている。
【0042】
一方、向かい合って配置されている一組の永久磁石(58)は、固定子コア(51)の径方向外側の磁極がN極になっており、他の一組の永久磁石(58)は、外側の磁極がS極になっている。したがって、これらの永久磁石(58)により、向かい合う一組の磁気ブロック形成部(56,56)は、N極に磁化される一方、他の一組の磁気ブロック形成部(56,56)は、S極に磁化されている。
【0043】
上記回転子コア(51)は、図1に示すように、軸方向の両端部に端板(61,62)やオイルセパレータ(63)などの部品を配置した状態で、これらを締結ボルト(66)により一体化することで、組立部品である回転子(32)となっている。回転子(32)に固定されたクランク軸(33)は、上記圧縮機構(20)に連結されている。そして、回転子(32)は、固定子(31)で発生する回転磁界により、図2で例えば時計回り方向に回転するようになっている。
【0044】
回転子コア(51)は、電磁鋼板(50)の母材となる長尺のストリップを、中心孔(52)、装着孔(53)、磁気バリア(S1)などを個別に加工する複数の加工ステーションに順送りしながらこれらをプレス加工で打ち抜いて行き、さらに、各電磁鋼板(50)をカシメ接合することで製造するようにしている。
【0045】
上記固定子(31)は、図2及び図4に示すように、固定子コア(41)(固定子鉄心)とコイル(48)とを有している。固定子コア(41)は、上記回転子コア(51)と同様に、多数の薄い磁性板である電磁鋼板(40)が上下に積層され、これらを一体化することにより構成されている。固定子コア(41)は、円環状の本体部であるヨーク(42)と、このヨーク(42)から内側の回転子(32)側へ延びる例えば6本のティース(43)とを備えている。各ティース(43)の先端部(43a)は、その左右両側(つまり、回転子コア(51)の外周方向)へ突出する突出部(44)が形成されている。そして、固定子コア(41)の上下の端面に絶縁材からなる上端板(45)及び下端板(46)を配置した状態で、各ティース(43)に個別に巻き線を巻き付けられることでコイル(48)が取り付けられている。そして、コイル(48)は突出部(44)により係止されている。これらのコイル(48)は、互いに対向するコイル(48)同士が同一相に設定される。
【0046】
そして、ティース先端部(43a)の左右の少なくとも一方には、ティース(43)の片面から他の片面に向かう穴部(46)が形成されている。この実施形態では、穴部(46)は、各電磁鋼板(40)において、各ティース先端部(43a)の左右の一方を貫通する貫通孔によって形成されている。上記穴部(46)は、突出部(44)の基端部分から突出部(44)の先端部に亘って形成されている。
【0047】
図5に示すように、上記穴部(46)が形成されるティース先端部(43a)上の位置は、固定子コア(41)の上側積層部分(41a)と下側積層部分(41b)とで異なっている。すなわち、穴部(46)は、上側積層部分(41a)において、ティース先端部(43a)の左右の一方に形成され、下側積層部分(41b)において、ティース先端部(43a)の左右の他方に形成されている。尚、図5では、ティース(43)の外観を概略的に示しており、各電磁鋼板(40)の図示は省略している。
【0048】
図2及び図5に示すように、上側積層部分(41a)では、穴部(46)は、各ティース先端部(43a)の左右のうち、回転子(32)の永久磁石(58)をティース(43)先端側へ引き寄せる側(回転子(32)の移動方向の上手側)である右側に形成されている。該穴部(46)は、上側積層部分(41a)においてティース(43)の上側面から上下方向の中央位置(M)まで連続して貫通している。
【0049】
一方、図4及び図5に示すように、下側積層部分(41b)では、穴部(46)は、各ティース先端部(43a)の左右のうち、回転子(32)の永久磁石(58)をティース(43)先端側から引き離す側(回転子(32)の移動方向の下手側)である左側に形成されている。該穴部(46)は、下側積層部分(41b)においてティース(43)の下側面から上記中央位置(M)まで連続して貫通している。
【0050】
固定子コア(41)は、上記回転子コア(51)と同様に、電磁鋼板(40)の母材となる長尺のストリップを部分的に打ち抜くことで、ヨーク(42)や各ティース(43)をプレス成形すると共に、ティース先端部(43a)の左右の何れか一方に穴部(46)を打ち抜かれた各電磁鋼板(40)をカシメ接合することで製造するようにしている。
【0051】
そして、この固定子(31)のコイル(48)は、圧縮機(1)の外部に設けられている図示しない三相交流電源に上記ターミナル(16)を介して接続されており、交流電流から変換された直流電流が供給されるようになっている。
【0052】
−電動機の作動−
次に、電動機の作動について説明する。各コイル(48)には、固定子コア(41)の径方向に対向する一組のコイル(48)毎に、位相の異なる電圧が印加される。そして、そのコイル(48)への通電状態が周期的に切り換えられることにより、固定子(31)内で回転磁界が発生する。すなわち、永久磁石(58)及び磁気ブロック形成部(56)には、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、該コイル(48)側へ向かう吸引力や、コイル(48)側から離れる反発力が働く。その結果、回転子(32)の回転力が生成され、圧縮機構(20)が駆動される。
【0053】
図6は、固定子(31)及び回転子(32)の上側部分を一部拡大して示している。同図では、永久磁石(58)のS極に磁化された磁気ブロック形成部(56S)が、所定のティース(43N)の先端部(43a)の右側(回転子(32)の移動方向上手側)に位置している。このとき、コイル(48)の通電状態が切り換わることで、上記ティース(43N)の基端側から先端側へ向かう磁束が発生する。発生した磁束により、磁気ブロック形成部(56S)及び永久磁石(58)は、コイル(48)へ向かう吸引力を受ける。
【0054】
ところで、この固定子コア(41)の上側積層部分(41a)では、ティース先端部(43a)の右側に穴部(46)が形成されているので、該穴部(46)によって、ティース(43)の基端側から、先端側の磁気ブロック形成部(56S)へ向かう上記磁束の一部が遮断され、磁束密度が小さくなる。したがって、コイル(48)の通電状態が切り換わったときに、上記磁気ブロック形成部(56S)に働く吸引力は、比較的小さくなる。
【0055】
その後、この吸引力によって、磁気ブロック形成部(56S)は、ティース先端部(43a)の中央へ向かって移動する。ティース先端部(43a)の中央では、磁束を遮断する穴部がないため、上記磁気ブロック形成部(56S)及び永久磁石(58)には、比較的大きな吸引力が働く。その結果、回転子コア(51)が受けるコイル(48)への吸引力は、コイル(48)の通電状態の切り換えに伴って比較的緩やかに大きくなる。
【0056】
尚、ティース先端部(43a)の右側に位置し且つ永久磁石(58)のN極に磁化された磁気ブロック形成部(56)についても、同様に、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、比較的小さい吸引力が働く。
【0057】
一方、図7は、固定子(31)及び回転子(32)の下側部分を一部拡大して示している。同図では、永久磁石(58)のS極に磁化された磁気ブロック形成部(56S)が、所定のティース(43S)の先端部(43a)の左側(回転子(32)の移動方向下手側)に位置している。このとき、コイル(48)の通電状態が切り換わることで、上記ティース(43S)の先端側から基端側へ向かう磁束が発生する。発生した磁束により、磁気ブロック形成部(56S)及び永久磁石(58)は、コイル(48)から離れる向きに反発力を受ける。
【0058】
ところで、この固定子コア(41)の下側積層部分(41b)では、ティース先端部(43a)の左側に穴部(46)が形成されているので、該穴部(46)によって、ティース(43)の先端側から基端側へ向かう上記磁束の一部が遮断され、磁束密度が小さくなる。したがって、コイル(48)の通電状態が切り換わったときに、上記磁気ブロック形成部(56S)に働く反発力は、比較的小さくなる。
【0059】
その後、この反発力により、磁気ブロック形成部(56S)は、さらに左側へ向かって移動する。その結果、回転子コア(51)が受けるコイル(48)からの反発力は、コイル(48)の通電状態の切り換えに伴って比較的緩やかに大きくなる。
【0060】
尚、ティース先端部(43a)の左側に位置し且つ永久磁石(58)のN極に磁化された磁気ブロック形成部(56)についても、同様に、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、比較的小さい反発力が働く。
【0061】
以上のようにして、回転子(32)は、コイル(48)の通電状態の周期的な切り換えにより、磁気ブロック形成部(56)及び永久磁石(58)に吸引力又は反発力が働いて回転する。
【0062】
−実施形態の効果−
以上説明したように、この実施形態によると、固定子(31)及び回転子(32)の上部において、ティース先端部(46)の磁気ブロック形成部(56)を引き寄せる側(右側)に穴部(46)を設けたので、回転子コア(51)が受けるコイル(48)への吸引力を、コイル(48)の通電状態の切り換えに伴って、比較的緩やかに変化させて大きくすることが可能となる。
【0063】
一方、固定子(31)及び回転子(32)の下部において、ティース先端部(46)の磁気ブロック形成部(56)を引き離す側(左側)に穴部(46)を設けたので、回転子コア(51)が受けるコイル(48)からの反発力を、コイル(48)の通電状態の切り換えに伴って、比較的緩やかに変化させて大きくすることが可能となる。したがって、固定子(32)の全体には、コイル(48)の通電状態の切り換え時に、大きな吸引力や反発力が急激に働かないため、脈動トルクを抑制し、騒音を低減することができる。
【0064】
そのことに加えて、ティース先端部(43a)の左右の何れか一方にのみ穴部(46)を形成するようにしたので、回転子(32)の永久磁石(58)とコイル(48)との間の磁束を適度に維持することが可能となる。その結果、必要な電動機の出力トルクを充分に確保することができる。
【0065】
ところで、電動機の性能である出力や回転子(32)の減磁耐力等は、永久磁石(58)に対する磁気バリア(S1)の位置や、磁気バリア(S1)自体の形状によって、非常に大きく変化する。これに対し、この実施形態では、回転子コア(51)の磁気バリア(S1)を最適な位置に所望の形状で形成する一方、固定子コア(41)に穴部(46)を形成するようにしたので、回転子コア(51)に、軸方向の位置が連続して変化する穴部を設ける場合に比べて、電動機(30)の性能の低下を効果的に抑制することができる。
【0066】
さらにまた、ティース先端部(43a)の左右の少なくとも一方に穴部(46)を形成するようにしたので、回転子コア(51)や固定子コア(41)を成形するための打出金型に可動部分を設ける必要がない。その結果、プレス加工して製造するための打出金型を簡単な構成とし、騒音低減のために要するコストを低下させることができると共に、回転子コア(51)や固定子コア(41)を高精度に製造することができる。
【0067】
【発明の他の実施の形態】
請求項1に係る発明の他の実施形態としては、図8に示すように、穴部(46)を、上側積層部分(41a)において、ティース(43)の上側面から例えば1/3の高さ位置(K)まで連続して形成すると共に、下側積層部分(41b)において、ティース(43)の下側面から例えば1/3の高さ位置(L)まで連続して形成するようにしてもよい。つまり、この場合、ティース(43)の上下方向の中央部分には、穴部(46)が形成されていない。
【0068】
また、請求項1に係る発明の他の実施形態としては、図9に示すように、穴部(46)を、上側積層部分(41a)の右側にのみ形成し、ティース(43)の上側面から上下方向の中央位置(M)まで連続して貫通するようにしてもよい。
【0069】
また、上記実施形態では、固定子コア(41)の上側積層部分(41a)と下側積層部分(41b)とで穴部(46)の形成する位置を異なるようにしたが、請求項2に係る発明の他の実施形態としては、図10に示すように、上記実施形態について、穴部(46)を、上側積層部分(41a)及び下側積層部分(41b)の全体に亘って、ティース先端部(43a)の左右のうち、永久磁石(58)をティース(43)の先端側へ引き寄せる側(つまり回転子(32)に向かって右側)のみに、連続して形成するようにしてもよい。
【0070】
また、請求項3に係る発明の他の実施形態としては、図11に示すように、穴部(46)を、上側積層部分(41a)及び下側積層部分(41b)の全体に亘って、ティース先端部(43a)の左右のうち、永久磁石(58)をティース(43)の先端側から引き離す側(つまり回転子(32)に向かって左側)のみに、連続して形成するようにしてもよい。
【0071】
そして、請求項1に係る発明の他の実施形態としては、ティース先端部(43a)の左右両方に穴部(46)を形成することで、電動機(30)の出力向上よりも騒音の低下を優先させることも可能である。
【0072】
また、上記実施形態では、回転子を固定子の内側に回転自在に設けるようにした、いわゆるインナーロータ型の電動機について説明したが、本発明の請求項1に係る他の実施形態としては、固定子の外側に筒状の回転子を回転自在に配設するようにした、いわゆるアウターロータ型の電動機について、各ティースに上記穴部を設けるようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によると、固定子のコアは、環状の本体部から回転子側へ延びてコイルが取り付けられる複数のティースを備え、ティースの先端部は、左右両側へ突出し、ティース先端部の左右の少なくとも一方に、ティースの片面から他の片面に向かう穴部を形成することにより、ティース先端部の左右の何れかに位置している永久磁石と、コイルとの間の磁束の一部は、穴部によって遮断されるため、永久磁石とコイルとの間に働く吸引力や反発力を、永久磁石がティース先端部の中央に位置しているときよりも小さくすることが可能となる。その結果、回転子の永久磁石に働く力の変動が緩やかになるため、脈動トルクを抑制して、電動機の騒音を低減することができる。さらに、固定子のコアに穴部を形成するようにしたので、回転子に位置が変化する穴部を設ける場合に比べて電動機の性能の低下を効果的に抑制することができる。さらにまた、ティース先端部の左右の少なくとも一方に穴部を形成するようにしたので、回転子や固定子のコアを成形するための金型に可動部分を設ける必要がない。その結果、プレス加工して製造するための金型を簡単な構成とし、騒音低減のために要するコストを低下させることができると共に、回転子や固定子のコアを高精度に製造することができる。
【0074】
請求項2に係る発明によると、穴部を、ティース先端部の左右のうち、回転子の永久磁石をティース先端側へ引き寄せる側に形成することにより、永久磁石とコイルとの間の磁束の一部が、穴部によって遮断されるため、引き寄せられ始めた永久磁石に働く吸引力を、比較的小さくすることができる。すなわち、回転子には、コイルの通電状態の切り換え時に、コイル側への吸引力が衝撃的に働かないため、脈動トルクを抑制して騒音を低減させることができる。
【0075】
請求項3に係る発明によると、穴部を、ティース先端部の左右のうち、回転子の永久磁石をティース先端側から引き離す側に形成することにより、永久磁石とコイルとの間の磁束の一部が、穴部によって遮断されるため、引き離され始めた永久磁石に働く反発力を、比較的小さくすることができる。すなわち、回転子には、コイルの通電状態の切り換え時に、コイル側からの反発力が衝撃的に働かないため、脈動トルクが抑制して騒音を低減させることができる。
【0076】
請求項4に係る発明によると、穴部を、コアの上側積層部分において、ティース先端部の左右の一方に形成し、コアの下側積層部分において、ティース先端部の左右の他方に形成することにより、コアの上側積層部分及び下側積層部分の一方において、コイルと永久磁石との間の吸引力を低減させることができるとともに、他方において、コイルと永久磁石との間の反発力を低減させることができる。その結果、コイルの通電状態の切り換え時には、コア全体として、回転子に働く吸引力及び反発力の双方が減少するため、脈動トルクを抑制することができる。そのことに加えて、ティース先端部の左右の何れか一方にのみ穴部を形成することにより、回転子の永久磁石とコイルとの間の磁束を適度に維持することが可能となるため、必要な電動機の出力トルクを充分に確保することができる。
【0077】
請求項5に係る発明によると、穴部により脈動トルクを抑制した電動機を回転式圧縮機に適用することにより、回転式圧縮機の騒音を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る回転式圧縮機の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】電動機を示す横断面図である。
【図3】回転子の磁性体を示す平面図である。
【図4】固定子の下側積層部分における固定子コアを示す平面図である。
【図5】ティースの外観を拡大して示す概略斜視図である。
【図6】ティース先端部に近付く磁気ブロック形成部の一部を示す説明図である。
【図7】ティース先端部から離れる磁気ブロック形成部の一部を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態のティースを示す図5相当図である。
【図9】本発明の他の実施形態のティースを示す図5相当図である。
【図10】本発明の他の実施形態のティースを示す図5相当図である。
【図11】本発明の他の実施形態のティースを示す図5相当図である。
【符号の説明】
(10) ケーシング
(20) 圧縮機構
(30) 電動機
(31) 固定子
(32) 回転子
(40) 電磁鋼板(磁性板)
(41) 固定子コア(コア)
(41a) 上側積層部分
(41b) 下側積層部分
(42) ヨーク(本体部)
(43) ティース
(43a) ティース先端部
(46) 穴部
(48) コイル
(58) 永久磁石

Claims (5)

  1. コア(41)及びコイル(48)を有する固定子(31)と、
    上記固定子(31)に対して回転自在に配設されると共に、永久磁石(58)を有する回転子(32)とを備える電動機であって、
    上記固定子(31)のコア(41)は、環状の本体部(42)と、該本体部(42)から上記回転子(32)側へ延びてコイル(48)が取り付けられる複数のティース(43)とを備え、
    上記ティース(43)の先端部(43a)は、左右両側へ突出し、該ティース先端部(43a)の左右の少なくとも一方には、ティース(43)の片面から他の片面に向かう穴部(46)が形成されている
    ことを特徴とする電動機。
  2. 請求項1において、
    上記穴部(46)は、ティース先端部(43a)の左右のうち、回転子(32)の永久磁石(58)をティース(43)先端側へ引き寄せる側に形成されている
    ことを特徴とする電動機。
  3. 請求項1において、
    上記穴部(46)は、ティース先端部(43a)の左右のうち、回転子(32)の永久磁石(58)をティース(43)先端側から引き離す側に形成されている
    ことを特徴とする電動機。
  4. 請求項1において、
    上記固定子(31)のコア(41)は、多数の磁性板(40)が上下に積層して形成され、
    穴部(46)は、コア(41)の上側積層部分(41a)において、ティース先端部(43a)の左右の一方に形成され、コア(41)の下側積層部分(41b)において、ティース先端部(43a)の左右の他方に形成されている
    ことを特徴とする電動機。
  5. 請求項1〜4の何れか1つの電動機と、
    上記電動機(30)を固定して収納するケーシング(10)と、
    上記ケーシング(10)内に固定して設けられ、電動機(30)により駆動される圧縮機構(20)とを備えている
    ことを特徴とする回転式圧縮機。
JP2002294981A 2002-10-08 2002-10-08 電動機及び回転式圧縮機 Pending JP2004135380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002294981A JP2004135380A (ja) 2002-10-08 2002-10-08 電動機及び回転式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002294981A JP2004135380A (ja) 2002-10-08 2002-10-08 電動機及び回転式圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004135380A true JP2004135380A (ja) 2004-04-30

Family

ID=32285375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002294981A Pending JP2004135380A (ja) 2002-10-08 2002-10-08 電動機及び回転式圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004135380A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990065131A (ko) * 1998-01-08 1999-08-05 구자홍 매립 영구자석 동기전동기의 회전자
JP2006230116A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型モータ及びその製造方法
JP2009171775A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Daikin Ind Ltd 回転子、モータ及び圧縮機
JP2010068595A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Mitsubishi Electric Corp 同期電動機の固定子
JP2010148161A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Mitsubishi Electric Corp 電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機
JP2011067090A (ja) * 2010-11-22 2011-03-31 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型モータ及び永久磁石型リニアモータ
WO2011064834A1 (ja) * 2009-11-24 2011-06-03 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
WO2015022804A2 (en) 2013-08-14 2015-02-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Synchronous drive motor
WO2015022803A2 (en) 2013-08-14 2015-02-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Synchronous drive motor
CN110546857A (zh) * 2017-03-31 2019-12-06 日本电产株式会社 马达和电动助力转向装置
CN111628581A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 罗伯特·博世有限公司 电机的定子

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990065131A (ko) * 1998-01-08 1999-08-05 구자홍 매립 영구자석 동기전동기의 회전자
JP4684677B2 (ja) * 2005-02-18 2011-05-18 三菱電機株式会社 永久磁石型モータ、永久磁石型リニアモータ及びその製造方法
JP2006230116A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型モータ及びその製造方法
JP2009171775A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Daikin Ind Ltd 回転子、モータ及び圧縮機
JP2010068595A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Mitsubishi Electric Corp 同期電動機の固定子
JP2010148161A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Mitsubishi Electric Corp 電動機及びそれを搭載した冷媒圧縮機
JPWO2011064834A1 (ja) * 2009-11-24 2013-04-11 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
WO2011064834A1 (ja) * 2009-11-24 2011-06-03 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
JP5518092B2 (ja) * 2009-11-24 2014-06-11 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
US9350204B2 (en) 2009-11-24 2016-05-24 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet rotating electrical machine and electric power steering apparatus having a stator core with supplemental grooves
JP2011067090A (ja) * 2010-11-22 2011-03-31 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型モータ及び永久磁石型リニアモータ
WO2015022804A2 (en) 2013-08-14 2015-02-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Synchronous drive motor
WO2015022803A2 (en) 2013-08-14 2015-02-19 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Synchronous drive motor
CN110546857A (zh) * 2017-03-31 2019-12-06 日本电产株式会社 马达和电动助力转向装置
CN110546857B (zh) * 2017-03-31 2021-07-13 日本电产株式会社 马达和电动助力转向装置
CN111628581A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 罗伯特·博世有限公司 电机的定子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004096978A (ja) 永久磁石埋め込み型電動機及び回転式圧縮機
KR100524544B1 (ko) 회전자 및 이를 갖춘 압축기
JP5337769B2 (ja) 電動機、これを備えた密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫
US11050335B2 (en) Transverse flux type linear motor and linear compressor having the same
JP2004135380A (ja) 電動機及び回転式圧縮機
JP2007315377A (ja) 密閉型圧縮機及びその製作方法
US20180219444A1 (en) Transverse flux reciprocating motor and reciprocating compressor including a transverse flux reciprocating motor
EP2203644B1 (en) Reciprocating compressor
JP5061576B2 (ja) アキシャルギャップ型モータおよびそれを用いた圧縮機
JP2001218409A (ja) モータの固定子
JP2004301038A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2001218398A (ja) 永久磁石型モータの回転子
JP3877620B2 (ja) 集中巻式dcモータ及びそれを搭載したコンプレッサ
JP4988232B2 (ja) 密閉型回転圧縮機
JP6297220B2 (ja) 圧縮機用電動機、圧縮機、および冷凍サイクル装置
KR100565011B1 (ko) 밀폐형 압축기
JP2003083251A (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2012124976A (ja) 永久磁石型電動機及び圧縮機
JP3747881B2 (ja) 電動機及び圧縮機
JP2005341749A (ja) インバータ駆動装置
JP2009103134A (ja) 圧縮機
JP3485879B2 (ja) 圧縮機用電動機の回転子
JP4109250B2 (ja) 往復動式圧縮機の固定子固定装置
JP3485909B2 (ja) 密閉型圧縮機
KR102056733B1 (ko) 리니어 압축기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090707